その結果、指導側が期待した知識が身につくことは期待できない。
分かるところが分かり、分からないところは分からない。
望んだ結果が得られなかったからといって、責めることはできないのは分かってる。
誰もその人の人生を強制することはできないのも当然だ。
でも、僕と話をして欲しかったから、
そして、僕がいかに優秀であるかを認めて欲しかったから。
僕は君に教材を与えてこう言うんだ。
「とりあえずやってみて、わからないところがあったら質問して。」
こちらが期待したのとはまるで違う質問ばかり投げかけられて、思わず肩透かしを食らう。
最低だ。
でも、僕は耐えられなかった。
誰も、僕が優秀であることを認めてくれない。
そうだ、みんなは僕より優秀でないから、僕がいかに頭がいいのか分からないんだ。
「違う違う。そんなことも分からないの!?」
ああ、みんなが僕から離れていってしまう。
僕から目を逸さないで。
僕のこと、すごいって褒めてよ。
お願いだから。