■今日から新しい人を探す。

「彼女と別れた」と書くのがなんか前向きでないので、

タイトルだけでも前向きにしてみた。

今日、１年３ヶ月付き合ってきた彼女と別れた。

喫茶店で話し合って、もうダメだと感じていたところに

「終わりだね」という彼女の言葉が発せられた。

僕からはその言葉を言えなかった。

「愛しているという気持ちが自然と伝わってこないし、

普段の言動や態度にも納得できないところがある」

それが喧嘩の理由のひとつだ。喧嘩はたいていメールのやり取りの中で勃発し

数週間続くので、いい加減疲れる。

彼女は強情で口喧嘩が強い。「ああいえばこういう」タイプだった。

僕が反論しても「何それ、意味わかんない。」とこちらを困らせようとする。

こちらの気持ちを汲もう、歩み寄ろうという態度をなかなかとらない。

友達やネットでの意見を駆使して「自分が一番正しいんだ」と言わんばかり。

ボーっと見ていたら、職場の口うるさい上司に見えてきてしまったよ。

喧嘩の中で指摘されることの中には、確かに図星で耳の痛いこともあった。

指摘されたことのうちいくつかは素直に受け入れ、自分で直せたけど、

全てにはとても応じられなかった。

総じて感想は「気が休まらない」。そして、自分で言うのも情けないが、疲れてしまった。

「自分には責任があると一度も感じたことはないのか？」と問い質したかったが、

平気で反論してきて「全てお前が悪いんだ」という趣旨の発言で一点張り。

そして、既に済んだことをひっくり返してさらに自分を追い込もうとする。

喧嘩をし続けていても非生産的で、いずれどっちが悪いのかわかんなくなってきてしまうので

僕がいつも一歩歩み寄っていた。でもその歩み寄りが尋常でなく数多くなったとき、

僕はこの人と、夫婦としては仲良くやっていけないだろうと感じてしまった。

先日弟の結婚式に出席したのだが、これが別れの決断に追い討ちをかけた。

自分の姿と重ねてしまった。式で彼女が、そして彼女の親族が、

弟の奥さんやご家族のような笑顔・涙を浮かべてくれるようにはとても思えなかった。

自分にはもっと愛し合える人がいるのではないかと感じてしまった。

別れる前に、彼女が僕のことを友達や親に相談したという話を聞いた。

過去の僕からのメールを引用して

「彼は努力しないと恋愛ができないらしい。そんなんで彼は楽しいんだろうか？」と話したらしい。

（努力しないと愛せない状況を作ったのは彼女にも一因があるんだけどな・・。）

そうしたら皆、口を揃えて「二股かけてんじゃないの？」と言ったという。

今まで一途だったのだが、そんな風に言われてしまうとさすがにへこむ。

彼女との仲を何とかして回復しても、そういう風に思われてしまったご両親や友達には

とてもじゃないけど会いづらい。そんな印象をひっくり返すだけの愛とパワーを

今後彼女に注ぎ込む気力がなくなってしまった。

そんなこんなで、別れたあと、家に帰ってきて、

今までのメールを消しながら少しだけ泣いた。

この文章を見ることはないであろう彼女へ。

こんな僕に付き合ってくれて今まで本当にありがとう。

お互いいい人を見つけて、幸せになりましょう。

気持ちを切り替えて、僕は今日から新しい人を探す。

Permalink | 記事への反応(8) | 18:32

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