2008-03-12

地方の道路切り捨て

もともと全国的な設計図があるはずなんだよね。

全国の高速道路網はこのように形成しようと。

当然一度には作れないから、優先順位が高いところから作る。

道路鉄道は、ある程度までは人を集めて産業を集積させる。

元々優先順位が高かったところはさらに発展し、地方は衰退する。

あるところを過ぎると、道路鉄道は、地方から都市に人を吸いあげる働きをする。

距離が障壁になって地方から飛び出せなかった人が、いとも簡単に都市に出て行ってしまう。

地方はますます衰退する。

そして、もともと優先順位が低かった地方の道路は、さらに優先度が低くなる。

なにせ、全国的なプランを描いたときよりも採算性はさらに悪化してるんだから。

ようやく自分の番が回って来たと思ったら、既に周辺人口は減少し、

優先順位が高くて先に開通した道路によって流通形態は変動し、

採算性が見込めない道路になってしまっている。

でもさ、後回しにされた地方の人は、元々のプラン通りに作られるという前提で、

待っていれば自分たちの番が来ると思って税金払ってたわけだよね。

自分たちには全く恩恵のない道路に、自分が払った税金が使われるのを我慢してたんだよ。

都市に住んでるお前ら、お前が走ってる道は、地方で順番待ちをしてる人たちの税金も使われてるんだぞ。

今になって、地方の道路無駄だっていうのはむごくないか?

(確かに無駄道路があることはまちがいないが)

もしかすると優先順位が違ってたのかもしれないね。

大都市渋滞させたまま、住みにくいままにしておいた方が、全国的に発展できたのかもしれない。

今となってはもう遅い。都市への集中は止まらない。

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