2008-01-10

[]大人になりきれない、大人の舞台に立った人の話

ちょうど、1年前に7年ぶりに彼女ができた。

成り行き自体に問題があったが、普通恋愛をしたと思った。

ウソ」で始まった恋愛は、ウソがばれるたびに脆く崩れていくように二人の距離は開いていった。

彼女が最後に残した言葉が、

「見栄なんかはらなくてよかったんや…」

…ホントはしんどい、ホントは出来もしないことを

出来る!絶対する!と言葉にし、疑い半分ながらも彼女に期待を持たせ、

挙句、何もできずに弱音を吐いてしまった。

最初から期待はされていなかった。

お願いされてもいなかった。

でも、彼女のことを思うあまり無謀にも出来もしないことに首を突っ込み

そして結局無謀なまま、現実を痛感し、元よりひどい結果でその場をやり過ごす…

そんなことを繰り返しているうちに、彼女に愛想を尽かされた。

…また、恋愛において失敗という歴史を築いてしまったのだった。

失敗を重ねて、人は成長するものだと…

そう甘んじていたのだろうか…。


またそのちょうど1年後の話である。

素敵な女性に巡り合えた。

前の恋愛を引きずってはいなかったが、

前回のような失敗をしたくはないと…心に強く決意し、

迎え入れてくれた彼女との日々を過ごし始める。

今度は、ウソで始まったわけでもなく、

ちゃんと自分の気持ちを伝えてのスタートで、マイナス要素は特にないと思っていた。

しかし、たった1ヶ月で二人の仲に溝ができ始めた。

1年前の痛い思い出で、成長した!変わった!…同じ失敗を繰り返さない…

そう信じていた自分がホント情けなかった。

…そう、1年前のつらい思い出は、つらい思い出なだけであって、

なんでそうなったかなんて、ちっともわかってなかったのである。

知らず知らずのうちに、同じ失敗を繰り返していたのだ。

彼女に、一言一言指摘されるにつれて、

過去の出来事と全く同じようなことを繰り返していることに気づいた。

言うに、子供っぽいと言われたわけなのだが、

歳相応の考えが出来ていない…そう指摘されたのだが…

ちっとも成長していなかったんだと

ほとほと情けなく思った。

何かのせいにする癖…なおさなきゃな…。

運が悪かったんだな。

厄年だったから…

出会い方が悪かった

仕事における環境が原因だ。


理由はいくらでも思いついた。

改めて、ごめんなさい。

早く大人になれるように頑張ります!

…って何回言ったかなぁ

いつまでたっても…変わらないなぁ…

明日は、笑って話せるかな。

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