■結局あなたも私の体が目当てだったのね!
乱暴に衣服を剥がれては、真っ白なシーツの上につきたてられる毎日。
研ぎ澄まされた神経は、すぐに磨り減って。
ぼろぼろになったら私を捨てて、新しいのに取り替える。
私が安く売られているからって、大量に買いあさるなんて最低よ!
と、鉛筆さんに訴えられたのですが、どうしてよいか分かりません。
しつこい奴は嫌いなので次からはボールペンを買おうと思います。
ですが、時折自動販売機の後ろから鉛筆さんがこちらをにらんでいるような気がして夜も眠れません。
仕方が無いので今晩、僕と踊ってくれる万年筆さんを探しています。
ツイートシェア