2007-10-16

今回のTBS初音ミク騒動について

どうもこの件に関しては、「TBSネットでの盛り上がりなど新しい流行を正当に評価できず、いつもの調子でオタクオモチャにした放送しかできなかった」という単純な論調が散見される。が。

甘い。甘すぎる。

TBSはともかく「彼ら」は、初音ミクを正しく評価している。これは、あちら側からの明確な意思と目的を持った先制攻撃である、とはっきり認識するべきだ。

初音ミク流行はさまざまな将来の可能性を示唆している。その中のひとつが「アイドル」の新しい形だ。

現実人間ではないヴァーチャルアイドルは、過去に何度も模索されてきた。「アイドルはウンコしない」の名言が示すとおり、アイドルとは純粋な可愛さの記号であり、人間的な生活臭は時として欠点となるのだ。しかし過去ヴァーチャルアイドルは、どれも品質や方向性がファンを満足させるものではなく、失笑とともに無視されていたのが現実だ。

だが、この流れは技術進化とともに確実に変わってきている。少なくとも外見に関しては、THE IDOLM@STERがひとつの完成形を見せた。しかし「歌については人間歌手が声をあてなければいけない」という最大の問題は解決されずに残っていた。

初音ミクは、この最後の砦が攻略可能であるという道筋をはっきりと示したのだ。

これにより将来を脅かされるのは誰か? 人間女性アイドルたちであり、それにより商売をしている事務所。そう、ホリプロだ。

アッコにおまかせ」は、ホリプロが最も直接的にその内容をコントロール可能である番組だということを忘れてはいけない。あの放送の真意は、「初音ミクみたいなものを好きになるということは、こんな気持ち悪いオタクたちの一員になることですよ」という印象操作なのだ。

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