■彼氏の「かっこわるい」ところ　だ　け　が嫌い

というか、辛い。

「かっこわるい」とこ以外は好きだから別れる気とかは毛頭ないんだけど。

以外っていうのは、映画観て言う感想の中身とか、読む本の趣味とか、考え方とか、

引っ張ろうと頑張ってくれる心意気とか、純粋でときどきはっとするようなことを言うとことか。

ただ。

・とにかく自分に自信がないらしくてすぐおどおどする。

・リアルで「あ、あの、に、にじかんで…」とか「すすすすいませんっ」とかどもる。＞店員さんとかに

・待ち合わせで「おっはよーｖ」と寄ってくと、しょぼくれた様子で肩さげておじぎして挨拶してくる。　などなど

あのー…わたしたち付き合ってますよ ね ？

なんでそんなに怯えてるのだー！

私の場合、「かっこわるい」というのは単純なルックスよりも、姿勢・仕草・喋り方を重要視する傾向にある。

かっこいい・かっこわるい・ってのはあくまで主観の問題だからなんとも言えないけど、それにしても。

「かっこよく」なくてもいい、「ふつう」でいいの。

会って、ことあるごとに「かっこわるい」（と私が感じる）ところを見せられるとちょとつらい。「わ、かっこわるっ」って瞬間的に思ってしまうのがつらい。

こんなふうに思う自分が性格悪いと思うし、ダメだと思うけど、感情的なものだけに止められねえ……。

悩んでてもしょうがないので、とりあえず彼氏補完計画を実行した。

まず私が「かっこわるい」と感じる一番のポイントは、「猫背」。これがあるだけで情けなさ３倍。

しかし本人は無自覚と思われるので、「あ、いま猫背なってるよ！」と思ったらその場で指摘することにした。

でも傷つけちゃうといけないから、

「そーいえば、けっこう猫背だねーって言われる？」

「い、言われる…。ねこぜ、なって、る？」

「うん。ちょっとね」

「い、いや？」

「んー。まあ姿勢は大事だもんね。そうだ、あのね、次から猫背になってたらわたし『ニャーン』って言うから」

「え…えええ？」

「そしたら、あ、いま猫背なんだなってわかるじゃん」

「う、うん……わかっ　た」

とソフトな表現（？）にしてみた。

携帯画面を覗き込んで猫背だったら『ニャーン』、メニューを見て猫背になってたら『ニャン！』、

おかげで姿勢はちょっとずつ、直ってきた気がする。

しかし個人の根本的な表現方法ってのは、そうそう簡単に変わるもんじゃないしにゃー、とも思うわけです。

「かっこわるい」とこまで愛せない私のこれは、ほんとの好きじゃないのかも、とかもいちおう悩むわけです。

誰に対してだっていい部分があって、悪い部分があって、それで人間同士のお付き合いってことでよいじゃないか、というのが私の考え方で。

好き＝全部を全部許すことではないし、その必要はない、嫌いなとこもあってよい。

好き箇所が嫌い箇所より多いから続けるとか、嫌い部分が好き部分を凌駕して耐えられないから別れるとか、そういう話でもないんだよ。うまく言えないけど。

うまく言えないから、彼氏にもうまく伝えられないで傷つけてしまう気がする。ごめんね。

Permalink | 記事への反応(6) | 00:21

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