「いまの若い子は幸せだよなあ。毎月国産ミステリの新刊が出て、その気になれば海外新刊ミステリの原書だってすぐ買える」という知り合いの古参ミステリファンのさびしげな呟きを思い出す。しかしその文翻訳ものは低調だし、SFもマイナージャンルに安住しているので、禍福はあざなえるもんだと思わなくもない。
あとanond:20070628150015の増田の言う「大人になってから読み返したほうがいいもの」に『三銃士』と『ロビンソン・クルーソー』を追加したい。冒険ものではなく、自意識ばっか強い若者の上京物語としての『三銃士』(しかもヒロインは人妻)、成功を夢見て色々な事業に手を出すが結局20年以上島での過酷な一人暮らしを強いられる男の物語としての『ロビンソン・クルーソー』(ついでにフライデーとキリスト教問題)というのは、大人になってからこそ楽しめるものだと思う。
私が本にのめり込むきっかけとなったのは、小学二年生の時に親から買い与えられた江戸川乱歩だった。題名は覚えていないのだが、怪人二十面相シリーズのどれかだったと思う。それま...
「いまの若い子は幸せだよなあ。毎月国産ミステリの新刊が出て、その気になれば海外新刊ミステリの原書だってすぐ買える」という知り合いの古参ミステリファンのさびしげな呟きを思...
あなたほどじゃないけど自分も小学生??中学生のころは良く本を読んだ。 親の仕事の都合で転校を何度かやったので、そのたび友達が増えるまでは毎日図書館通いの日々だった。 といっ...
乱歩はともかくアルセーヌ・ルパンシリーズ(訳者限定)は、大人になってからこそ読むべきものだと思う。あれは名作だ。 いますぐとってかえってあの分厚いシリーズを図書館で借り...
子供の頃、親に進められてアルセーヌ・ルパンを読んでみたけど、当時の私はまったく関心がなく、夏休みの読書感想文のように無理やり一読した程度だったな。 20を過ぎて、ここ1,2年...
私は小学校低学年のころ、ドリトル先生シリーズに夢中だったよ。 いまも大好きだ。井伏鱒二も大好きだ。 乱歩は当時、表紙が怖くて怖くて…でもいまは大好きだ。