2007-04-24

グレンラガンの騒動から、僕がアニメでいいと思うところ

 グレンラガンの4話が作画崩壊だとか、作画監督の演出で味が出てるとか、争論になってることについて。こんなこと日本芸術作品とかではあんまりないよね。スポーツについても言える。個々の主観による批判、賞賛っていうのが出てる。作品を作る人たちを二人称として捕らえて、より良い作品を、感動を、面白さを要求する。この構図があるから、日本アニメはこんなに進歩していったんだと思う。


 サッカーなんかはヨーロッパの影響があるのか、その色は強くないと思われるが、野球とかはプロに対して「頑張れ」という。プロに「頑張れ」ってなんだ?「Do your best!」なんて、全力出そうとしない奴なんか応援しないっての!プロに対しては華麗なプレーと勝利を要求しないと、プロに対する侮辱だ。日本的な風土、心とか言うけど、実際、日本は最低2度はリセットボタンが押されてる。明治維新と第2次世界大戦。せいぜい日本的な風土、心なんてのの歴史は60年くらいしか培われていない。人の一生より短い。野球の応援って・・・試合観ろ、そこまで盛り上がられると付いて行けない、引く。素晴らしいプレーしたら拍手。見っとも無いプレーしたらブーイング。あんな応援じゃ、できないだろ?  あ、ちょっと熱が入ってしまった(汗  あんま気にしないで下さい。


 それで、グレンラガンの話に戻るけど、こうした主観のぶつかり合いがあるから、客観性が生まれる。いろんな人の意見が飛び交うことで、個人の目利きが磨かれていく。そういう風に思う。だからアニメはいいんだよ。



 グレンラガン4話は観たけど、そんなにいうほど悪いとは思わなかった。一瞬、プレスコかな?とか、アメリカ的だなとか、感じ変わったなとか、は思った。そして、カミナの言動には理解しかねるところはあった。手を抜いてるかとも、若干思ったけど、乱れてるわけじゃなかったので、作画監督のお遊びというには若干失敗だったかな?ってところかな。まぁ、グレンラガンの3話(#1??4で3話以外は観た)を見逃した俺が言うことじゃないか。

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