■なんとも思わない (Sonnet)
増田を見ながらごはん食べていたら舌を噛んだ。
食器を舐めたら血が付いた。
でも、あまり痛くなかったのでそのまま食べ続けた。
血は、じきに止まった。
最近特に、血を見てもなんとも思わない。
痛いのは嫌いだ。そういうことで言えば、血が出るような事態は避けたい。
血を見るのが好きなわけでもない。
ああ、栄養分が、もったいない、ぐらいにしか思わない。
よく言う。血を見てびびるのは女の子よりも男の子のほうだと。
理由は、女の子のほうが見慣れてるからだ、という。
でも、怪我や傷の血はどうなんだろう、これはイーブンなのではないか。
私は、怪我も傷も見慣れてしまった。
体を巡る血が生きる証だとするならば
体の外へ流した血は死の予行演習
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