平凡な高校生・通りすがり君(仮名)の日課は、はてブの注目エントリをチェックすることである。
ある日、いつものように注目エントリを見ていた彼は、とある興味深いエントリに辿り着いた。
説得力はあるものの、どこか引っかかる文章である。
彼はコメントを書き残すことにした。
さらさらと感想を書いてさて投稿というとき、名前欄に何も入力していないことに彼は気付いた。
さて、どうしよう。
しかし、今後も偶然にしか訪れないであろうこのブログのためだけに、はたして気合の入ったHNを新しく考える必要があるだろうか。
迷う時間ももったいないので、通りすがり君は真っ先に思いついたHNを使うことにした。
すなわち「通りすがり」である。
こういった経緯を考えれば、「通りすがり」というHNなんて、「山田太郎」か「鈴木一郎」のようなものにしか思わないけど。
なにを目くじら立てることがあるだろう。