http://anond.hatelabo.jp/20070117155554
中二病(だか暗黒エネルギーだか)的な素材ってのは、手に入りやすい食材なわけであるな。
で、金(発想力とか)のない料理人(クリエイター)の卵が持っているのは、殆どがそういう素材だ。
別にそれはそれで当然であり、中二病素材をこねくり回して料理の腕を鍛え、金を溜め、いずれは中二病的でない素材と中二病的な素材を上手く組み合わせて上手く料理できる立派な料理人になる、というのが妥当な成長なのだろう。
もちろん、中二病素材しか持っていない状態からいきなり超上手い料理を作れる人もいる。
しかしここで、中二病食材を使っているだけで馬鹿にされる・見下される・見透かされるという風潮がある。
これでは、中二病食材しか持たない料理人の卵たちは、自分は不味い料理しか作れないのだ、料理の才能はないのだ、手を出しても馬鹿にされるだけだ、と感じ、料理を志さなくなってしまう。それは、とても悲しいことだ。
「食材を誇(誹)らず、料理を誇(誹)るべし」は非常に正しいが、それに料理人の卵たちが気付かず自ら道を断ってしまうのは見過ごせない。
……ということをリンク先の人は言ってるんだと思うが。あと概ね俺も。
自分から「食材を誇(誹)らず、料理を誇(誹)るべし」「中二病と言われようと今ある食材で料理するしかない」に気付けたりとか、「それでも料理をしたいんだ」と思えるような人間だけが料理人になればいい、という考え方もあるのだろう。
でもそれは、料理(創作)に対する考え方の違いな気がするので、どうとも言えない。
とりあえず俺は、料理を嗜む人も創作を嗜む人も、下手の横好きでも何でもいいから増えればいいと思う。特に創作は。何故なら俺も創作をやりたいけど中二病って貶されるのが怖くてすぐにくじけるワナビ未満の人間だから。
ふと思い出したが、羽生名人だったかの、「情報化時代で簡単にトップの人間が見えてしまうため、御山の大将になれずに物事を努力するモチベーションを保ちづらくなっている」とかいう話にちょっと似てるかも。
※追記)
羽生名人の話は俺の勘違いだったっぽ。はてブでツッコミ受けた。あと名人じゃないとかナントカ。将棋って名人という称号があるのか。
たとえば料理が上手な人が、ウィスキーを使ってなにか料理を作ったとする。隠し味程度に使えば、食べた人は「美味しいなあ、変わった風味だな」としか思わないだろうし、ある程度の...
中二病(だか暗黒エネルギーだか)的な素材ってのは、手に入りやすい食材なわけであるな。 で、金(発想力とか)のない料理人の卵が持っているのは、殆どがそういう素材だ。 別にそれ.