■美男美女は顔に硫酸かけられて顔面大火傷して絶望して自殺するべき
美男の一撃がついに非モテをとらえた。
べきべきっ！
肋骨が粉々に砕ける感触。
こみあげる激痛を、非モテは歯を食いしばって堪える。
勇んで距離をつめる美男。
その美男に向かって、非モテが何かを投げた。
美男は思わずそれを払いのけてしまう。
べしっ！
非モテはにんまりと笑った。
彼が投げたもの――瓶の中に入っていた液体は――。
「くぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ」
声にならない悲鳴が上がる。
非モテは満足げに、かつての“美男”を見つめていた。
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