はてなキーワード: 一世代とは
30代中盤、男。
フォーマルとカジュアルを両立させつつ、少し前の流行りであるワイドパンツでもあるという隙のないアイテム。
それでいてユニクロらしく生地感がよくザ・無難という感じもあるので、どんな場面でも使えるポテンシャルを持ってるところが好き。
これさえ履いとけば上半身は何を着てもいいという自由度もある。
とにかく履き心地がよくて歩きやすい。アディダスのスニーカーとかと比べたら勝負にならないレベルで満足感ある。
それでいてあまり主張しない見た目なので、どんな服にも合わせられる。これも仕事と普段使いの両方で使ってる。
リピート確定。
仕事用。
とにかく安くてガシガシ使えるものを選んだ。
特筆すべき点は何もなく、収納面は甚だ不足しているが、毎日使って摩耗しても少しも惜しくないという点では強いし、
外見的にはロゴも何もなく主張しないのでおっさんとしては使いやすい。
以前は13だか12だかのiPhone miniを使っていたけれど、バッテリーの持ちがあまりに悪いので、最もバッテリーが持ちそうなこれを選択。
結果としては大正解で、休日に1日弄っていてもバッテリーが余裕で持つし、画面が大きいので漫画や動画を見る時のストレスのなさが凄い。
デメリットとしては大きさと重さだが、これはすぐに慣れた。iPhoneProほどは重くないので、男性なら問題なく使えるレベルだと思う。
椅子選びは間違うといろいろ苦労しそうなので、一番無難そうなメーカーを選択。
注意してほしいのは座面がメッシュとクッションの二種類あるという点で、自分は座り易さを優先してクッションを選んだ。
座り心地がとてもいい上に、部屋とも合わせやすくて気に入ってる。
以前はWindowsユーザーだったので移行するのに多少苦労したが、総合的には満足してる。
撮った写真や動画を編集するという用途ではほぼほぼ不満のないPC。
コストパフォーマンスという面ではWindows機より断然上という感覚がある。
ただファンレスで熱を持ちやすいので、ガチのクリエイターが使うと寿命が短くなるかもしれない。
欲を言うともう少し軽いと助かる。
最初はサードパーティ製の安めのレンズを検討していたが、どうにも欲しくなって購入に至った。
撮れる絵は解像感がとにかく高くて使いどころを選ばない一級品だが、値段が高いのでそれに見合うかというとアマチュアレベルでは判断できない。
これさえ持っておけばもう他の標準ズームに目移りしなくていいという利点はある。
BMWの2シリーズは色々混在していて分かりにくいが、FRのクーペというニッチなモデル。
最初は6気筒のエンジンを積んだ240iを検討していたが、そんなヤンチャな車に乗る年でもないし、より長く乗れそうな車ということで220iを選択。
BMWなのでぶっちゃけ人には勧めないが、BMWに魂を売り渡している人間なので他の選択肢は無い。
見た目のヤンチャさとは裏腹に、走りはとにかく上品で、それでいて鼻先も軽く動く。
他の車とは違うという所有欲を満たしつつ、どこにいっても控えめで恥ずかしくないというバランスの良さはかなり気に入ってる。
外見は若干好き嫌いがある挑戦的なタイプ。一世代前のトヨタ86の匂いを感じさせる。
とりあえず1年の上限額いっぱい買った。
このツリーもまた、元増田の「後方互換性」の表現のまずさのせいで誤解させてしまっているかもしれないので確認しときます。
元増田のアイディアは「機械で旧紙幣をつかえるままにする」じゃなくて、「古い機械のままでも使えるような新紙幣にする」というものね。元増田に追記もあるし、別ツリーでも同じ誤解を解きほぐそうと奮闘してるので見てみてね。すまんね。
偽造リスクの高い旧紙幣をいつ切り捨てるかの判断は、(元増田が提案する互換性を実現した世界でも)現実世界とまったく変わらず、各企業が自由に決めてもらっていいのよ。
その上で、最大限に都合の良い(?)シナリオとして、「新紙幣が流通し始めた瞬間に、偽造技術がちょうど一世代分遅れで発達して、旧紙幣の偽造が爆増」という世界においては、結果として、券売機を新しくしながらも新札旧札両対応を当面続けるつもりだった大手チェーンも、互換性のおかげで古い券売機でも大丈夫と思っていたラーメン店も、しぶしぶ旧紙幣を切り捨てざるを得なくなるだろうね。
10個上の兄がいるから自分の世代よりちょっと上の漫画とかアニメは昔から知ってて
スラムダンクとかるろうに剣心とかガンダムSEEDとか で、まあ面白いから全部好きだった
(少なくとも高校時代までの)同い年の友達でこのへんの作品好きな人はまずいなくて、話題に上がっても皆ふーんって感じだった オタクっぽい子でも
漫画に詳しい男子とかお兄ちゃんいる子とかは読んだことある!とか言ってたかな
高校のときスラムダンク全然分からないみたいな感じだった友達も、なんか「昔から大好き!」みたいなこと言ってるんだよ
そんでスラムダンクの映画4回も5回も観に行って最高!って言ってるんだよ
あれ?私が知らなかっただけで皆好きだったの?って
でもあのとき、「知らない」「名前だけ知ってる」って言ってなかった?
本当に「昔から大好き」?
でも私と同じ年なら世代ちょっとずれてるよね、流行りも過ぎたあとだし
皆意外と古いアニメ見てるのかな
それとも、本当は最近リバイバルブームで知ったけどなんとなくで「昔から」って言ってるだけ?どっちなんだ
気になるよーーーー
https://note.com/magic_clover2991/n/n0ec2827346af
割と的を射ているnoteだが、もう少し踏み込んでほしかった。
そもそもすべてのクリエイター職をナンセンスではあるが実力ごとに数直線上に並べたとして、
資本主義の世界は非常に歪んでるので、同じ位置にいる人間でも食えたり食えなかったりする
例えば世界で10本の指に入る刀鍛冶は、山崎パンの深夜ライン工より遥かに食えない
SNS全盛期ですぐ目に見えるイラストが強いこと、skebやソシャゲやVtuberでブーストされたこと、
サウンドだとこうはいかないわけ。サウンドでバリバリ食ってて一世代築いてるような人でもSNSでは精々数万フォロワーだけど、イラストレーターは本当に大した事ない奴でも10万とかいくわけ。
で、こうして生まれた「本来食えるほどのセンスはないけど時勢的に食えてしまってる」クリエイターこそ、
AIが本当に脅威になるし、
多くの人は気付いてると思うけど、昨今のAI紛争は「AIにかこつけてこういう絵師を叩きたいルサンチマンの塊」と「AIに職を奪われると思い込んでるただ一時的に食えてるだけの絵師様」だからな。
企業に囲われてるような実力あるイラストレーターは心底どうでもいいと思ってるし、AIの最前線で技術探求をしている人も「イラストレーターの職業を奪いたい」とは思ってないわけ。
放っておけば淘汰される人は淘汰されるし、i2iで煽りまくってるような奴は民事で訴えられるだろうし、その泥沼の紛争を見てても暇つぶしにしかならんわけ
・予想よりよかった
・インサイド・ヘッドとかソウルフルワールドみたいな今作とかの
・夜の仲間たちが見限るとことか仲間達にオリオン君が
馴染むところとか他
心境の変化に至るまでの説得力がちょっと弱いな…という気になる点は
天候?水墨画みたく空が闇に滲むように塗り替えられ
立て続けにみている…
・最後の夢シーンのcgアニメと子供のいたずら書きが動く表現の組み合わせよかった
・セワシ君か?ってなった
何億年?も生物に寄り添ってる「昼と夜」という概念が人間の一世代という
短い「時間」の話の中だけで語られ尽くしたような顔されたら
困りますなぁ!って思ってたしこういう話の構造初めてだったので
とてもよきだった それはそれとして
「家賃がエグい高いNYにこんな立派な家を持てるプラネタリウム職員…?」と
ちらついた
・チェーンソーマンの闇の悪魔思い出した 滅茶苦茶強い概念やんな
・オリオン君と夜さんの体格差持ち運び感、ワンピースのコラさんと子供ロー思い出した
・昼だけになっちゃったターンの「明るい悪夢感」、滅茶苦茶説得力あった
昼だけターンで明るさにうんざりした人々をみて
昼と夜の気付きにくい表裏一体感を的確に表しとる〜
インサイド・ヘッド(悲しみがあるから喜びがある)感あって良〜ってなった
・夜、いいよね…ポエムで不覚にも涙ぐんだ
歳で涙腺弱くなっとる
・「やることやるんだよ!ホラ動け!」ラストが好きなのでニッコリ
一昔前は九州から東京に行くのはエリート層が多かったからと思う
エリート女は社会として不要、不要どころか不穏分子なので追い出せ、みたいな雰囲気は割と強く残ってると思う
あとは庶民の家庭はそこまで強くないけど、進学に関してはお金がないから地元にしてねって雰囲気は男女共に結構あり、その時に優先されるのは一昔前は男性だったとは思う
多子世帯が多く金がないということも結果として男尊女卑になってしまった原因の一つだったかなとも思う
下手に東京に行くと、特に女子は地元の働き口がないから、男性優先というのもある
ということで一世代前は、ガチガチの男尊女卑を経験した人だけが東京に行ってたから、実態以上に東京人は、九州人は男尊女卑が強いという印象を抱くようになった、というのはあると思う
今の若い世代は多子世帯も減り、東京へ行くのは別に高学歴やエリートだけじゃなくなってきてるからこれから九州観も変わってくると思うよ
現地に行くと九州のアップデートが遅れてるかというと、世間で言われてるほどではない(東京よりは遅れてるが、日本の平均レベル)って感じが強いと思う
だって関西人から見て九州人は男尊女卑なんていう言葉あんま見ないもん
ちなみになんでエリート層が男性優先なのかは自分は九州で働いてないからよく分かっていない
おそらく仕事が酒の場で何かと決まる、仕事が効率的にできるか否かより、長時間労働ができるかどうかを見てる、出世するのなら現場のガテンの仕事も経験して欲しい
この要素が大きいのかなぁと思う
でもこの要素、女にとって悪いことばかりではないし、部下からしたら酒はともかくとして上司は長時間労働で現場経験者の方がいいに決まってるんだよね
長時間労働を重視したら女はやっぱすぐ病気になるし、ガテンはさせられないという保護要素もあるから
ガテンも長時間労働もやるから出世させてくれって女性ほとんどいないと思う
だから、九州人からすると九州は九州でうまくやってるので、外野がガミガミいうなって感想になりがちなんだけど、そうなると男尊女卑を九州人は肯定してるって外野は言って対立しがちなんじゃないかと思う
なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社は市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西のメーカーでAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話や基地局の生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。
で、よく知られているように日本の携帯電話は1999年のiモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯は日本メーカー以外どこも作れなかった。
まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモはガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外の携帯キャリアにガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモの進出と同時に日本メーカーは高機能な携帯を世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外に地盤を築いていたのはソニー・エリクソンと三洋くらいで、三洋はアメリカのスプリントにCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスンの携帯を買って研究していたのが懐かしい。
後にAndroidやiPhoneがすごい勢いでエコシステムを世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外ではいまいち受けなかったし、ドコモにおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。
当時すでにスマートフォンは海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外のビジネスマンは使っていた。しかし日本ではいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープがWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。
で、2010年(追記:2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhoneが日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本のガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章のコピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいものが日本の携帯に勝てるもんかと思った。しかしソフトバンクがiPhoneの未来イメージとシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、auやdocomoは対応せざるを得なかった。
まもなくシャープや富士通東芝、ソニー、NECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアがワンセグやFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフトは不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾に在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場は悲惨だったようだ。
それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidとiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホのシェアはあっという間にAndroidがiPhoneを抜き去っている。しかし日本のAndroid勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauがiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンとソニーのスマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年にAppleに屈した。その契約は屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費を負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとauやdocomoがiPhoneのCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。
結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててAppleを推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホを日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリアも消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCMと提灯記事とキャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。
もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでAppleと契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアはAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSのシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhoneを最先端で最高性能と信じ続けた。
結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhoneは日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道でカップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から「家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。
とにかく日本のキャリアは総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleのポチになってしまった。auもdocomoも傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢でクズな会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原の日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇としか言いようがない。一社が支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません。
俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門のDDIポケットの本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本の携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品も日本製が多かったが、今や台湾や韓国にも負けてしまった。スマホのCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代で消滅。メモリも液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。
なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社は市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西のメーカーでAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話や基地局の生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。
で、よく知られているように日本の携帯電話は1999年のiモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯は日本メーカー以外どこも作れなかった。
まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモはガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外の携帯キャリアにガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモの進出と同時に日本メーカーは高機能な携帯を世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外に地盤を築いていたのはソニー・エリクソンと三洋くらいで、三洋はアメリカのスプリントにCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスンの携帯を買って研究していたのが懐かしい。
後にAndroidやiPhoneがすごい勢いでエコシステムを世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外ではいまいち受けなかったし、ドコモにおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。
当時すでにスマートフォンは海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外のビジネスマンは使っていた。しかし日本ではいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープがWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。
で、2010年(追記:2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhoneが日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本のガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章のコピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいものが日本の携帯に勝てるもんかと思った。しかしソフトバンクがiPhoneの未来イメージとシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、auやdocomoは対応せざるを得なかった。
まもなくシャープや富士通東芝、ソニー、NECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアがワンセグやFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフトは不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾に在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場は悲惨だったようだ。
それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidとiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホのシェアはあっという間にAndroidがiPhoneを抜き去っている。しかし日本のAndroid勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauがiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンとソニーのスマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年にAppleに屈した。その契約は屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費を負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとauやdocomoがiPhoneのCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。
結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててAppleを推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホを日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリアも消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCMと提灯記事とキャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。
もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでAppleと契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアはAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSのシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhoneを最先端で最高性能と信じ続けた。
結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhoneは日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道でカップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から「家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。
とにかく日本のキャリアは総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleのポチになってしまった。auもdocomoも傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢でクズな会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原の日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇としか言いようがない。一社が支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません。
俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門のDDIポケットの本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本の携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品も日本製が多かったが、今や台湾や韓国にも負けてしまった。スマホのCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代で消滅。メモリも液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。
一世代前ならパワーカップルも産んでたし保育園死ねとかいってたんだけど
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/1b094d06b12d71234fbb537ba7bb6e12a772c716
ほんで私立なんか少子化で適当な偏差値の大学がバカスカ潰れてるし。
コロナで遠隔授業しろといわれると「きれいな校舎、安くておいしい学食、たのしい実習旅行」をそろえて学生を勧誘する意味もない。
本来なら大学生にやってもらいたい仕事は外国人留学生だの高齢独身派遣だのがやすい給料でしている。
ほんだら、全員入学できるのに、しないわ。
バイトの片手間にネットみて親の金(元学資貯金)でゲームのガチャでもまわしてたほうがいい、賢くなれるし。
親も鬱にでもなられるよりそっちのほうがいい。
キャラに金は出すが現実同士ではおごりおごられもないガチャ厨同士がどうやって恋しろっていうんだ