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はてなキーワード: tipsとは

2024-02-25

anond:20240223223202

現在介護のやり方(家庭でも施設でも)は頭打ちなんだよ

絶望的。だから(介護の)暗い話にばかりやたら詳しくなる。そんなもんを楽しいインターネッツに載せてもなってのがある

関係ないやつは見ないし(若くても何故か志がある人は別だけど)

あと、御存知の通り老老介護がメインだから。ほんと利用者家族自体が老人だからね。要介護状態でないだけで既にアミロイドβまりまくってる感

そういう人達ネット見るかいな?

みんなスマホ持ってるけど、それで介護情報仕入れる様な人は意識高い系だけじゃないか(そして余計厄介な感じになる)

ゆうて現在でもソレ系の動画を見ればソレ系の動画ばかりサジェストされるようになるし、結構情報溢れてると思う

介護職の介護tipsが多いけど、親を看てる人のやつもある

医者から提言もある(主にシビアな話)

役人政治屋先生方が描く様なお花畑世界に早いとこ見切りつけねーともう立ち行かないよ

現代的な介護2000年から始まってるけど、スタートが悪かったと思うわ

理念からして間違ってると思うね

ほんで20年以上経過して、年金問題と同じく悪化の一途を辿っている

見通しが甘かったんだよ

そりゃあ、IOT導入だので多少の変化はあれども「却って面倒が増えた」なんてこともあるしね(成熟してないか使用に耐えない)

でもまあ正直、いま政府が目指している方向性ある意味良いのかもしれんと思うね

「老人は家で看ろ」「介護度1.2の人は総合事業に移行(介護保険のサービス使わせない)」

認知症の老人を施設に預けると、そりゃまあ症状進む進む

なんつったって、施設というところは「危険が無いように座らせておく」もんだから

もし家に居られるなら、コケまくりだとしても家の中を彷徨きまくるし色々なとんでもねーアクティティを行っているじゃない

それが施設に来たら全く何もしないで一日中座ってるだけだから

そら、体操だの歌だの塗り絵だのくらいはするさ。でもさ、そんなもんは家での自由活動に比べたら天と地ほどの差があるわけよ

ま、施設もさ、コケようが放尿しようが壁に糞便塗りたくろうティッシュ食おうが好きにせい!という感覚で面倒見れるならいいけどね

そんなわけないじゃん

とにかく座ってろだからね。QOLがどうたらなんて臍で茶が沸くっつー話

老人自身も家に帰ることしか考えてねーし。そりゃ当然だわ。こんな監獄みてえなところに人生終盤で放り込まれたくはねーわな。自分だってゴメンだね

なんの罪科があってそんな目に遭うのよ。真面目に働いて子育てして立派にやってきた挙げ句が家追い出されて見知らぬ他人と寝起きして。起きろだ寝ろだ風呂入れだ飯食えだ指図されてよ

挙げ句「具合悪い」つっても(病院じゃないから)治療して貰えるわけでなし

こんな話を見聞きしたい人間差し迫って介護やるやつだけ

「良い病院施設【も】ある」裏を返せば「ほぼ無い」

だって負荷が尋常でないもの本来業務である利用者をよく知ってQOLを高めるべく介護を行う」なんてこと「出来ない」もの

雑務多すぎ

単純にさ、完全分業すりゃあいいだけの話なのよ

「おじいちゃんおばあちゃん相手だけをする職員」「掃除洗濯その他諸々だけをする職員

でもその人材が確保出来ない。後者に関してはパートで入ってくれると思うけど、そもそもそのパートを雇う体力が無いのよ

なんかもう「認知症治療ケア」についてのドラスティックな変化が無いかぎり

この泥縄式介護未来はねーのよ

施設だろうが家だろうがね

2024-02-23

介護についてのインターネッツ

いまはネット上に結婚や家庭の運営子育てについての知見があふれていて、1020年前にくらべてみんなの理解度がぐんと上がっている感じ。

それにくらべて介護に関する言葉はぜんぜん少ない。

いずれは自分がしたり、されたりする可能性が高い、もしかしたら子育て以上に?避けがたみの強い人生イベントなのに。

  

ネットヘビーユーザーネイティブ世代がもう少し年とってきたら、もっとみんな漫画とか体験談とかTipsとか、愚痴とか怨嗟とか笑い話とか可愛い話とか泣ける話とか、いっぱいあげてくれるかな??

それとも、もうそういうインターネッツある??(あんま見ないけど小町とか??

そんで介護が身近になって、理解度もあがって、社会のしくみとか空気も変わって、楽しい介護ショップジーチャン&バーチャンホンポみたいな?)とかもできて、

そしたら、もう少しみんなでラクに、楽しく乗り切れるようになる部分もあるんじゃないかな〜〜、なってくんないかな〜〜と淡い期待をしている

  

もちろん介護にまつわる悲惨事故悪辣事件ヤングケアラー問題介護従事者の就業環境とか、問題は山積みだ。

そーゆーことの報道絶対必要。でも、そこだけが広まって、介護3Kの極みみたいな、ざっくりしたマイナスイメージ不安ばかりが先行してる気がする。

  

子育て同様、介護エクストラハードモードから比較イージーモードである

頼りにならない病院や、クソみたいなやべー施設もあるけど、いい病院とか素晴らしい施設、先人たちが積み上げてきた知識とか知恵、活用できる制度とか親身になってくれる専門家、めちゃんこ助けになってくれる人もいる。

やってられっか!!くそが!!みたいなことも多いし大変だけど、かけがえない言葉も、忘れたくない瞬間もある。なくはない。

すくなくとも3Kだけで切って捨てられるような営みではない。

命とか人間尊厳についてしっかり考える機会になるし、自分自身に向き合うことでもある。

     

ただ良くも悪くもとてもプライベート体験だし、千差万別で、一般化して語ることは難しい、 

あと、子育てほどポジティブシェアできないってのはあるかなあ?

  

でも、みんな介護についてバンバン語ろうず〜〜〜

そして今まさに介護に悩み、苦しんでいる人には、とりあえずひとりじゃないよって伝えたい!

ひとりじゃないよーー!!!

  

  

  

2024-02-18

辛い死にたい そんな時にガチで役にたつtipsを教えてくれ

趣味だったことがどうでもいい、面白くない

掃除炊事洗濯 几帳面な方なのに手がつかず汚部屋

・服?ジャージというかパジャマ兼用のやつしか着ない

・酒が美味しくない

LINE 消した。

なんか、生きてる意味が分からない。

とにかく人に会いたくない。友人から誘われるディナーとか

旅行とか、引きこもってやろうとしたゲームも頭に入ってこない。

私は病気なのだろうか?

フリーランスなので、仕事ガンガン入ってくるが

それも返事が早くできなくて謝ってばかりいる

2024-02-07

クズの酒飲みTips

※以下は特に医学的根拠のない個人的見解です

飲む前に食物繊維豊富ものを食べておく。翌日、すっきりうんこが出て毒素が体から出ていく(気がする)。

ちゃんぽんしてもいいが、いったりきたりするのはやめよう。焼酎サワー同類なのでいったりきたりしてOK

朝起きて白米を食べよう。日本人の体は白米でできてるので、食べとけば元気になる。

2024-01-30

メイク苦手な女が自分人生を語る

当然ながらn=1の隙自語。

原風景ひとつは母が洗面台で化粧をしている姿。BBクリームをペタペタ塗っている。なんで化粧をするのかわけを尋ねると「化粧をしたという事実を作るためだよ」とめんどくさそうに答えていた。BBクリーム口紅を塗った母の姿に、なるほど化粧をした姿だ、と思った。美しいとも醜いとも思わない。憧れるでも羨むでもない。それはたとえば「大人になれば働かなければならない」なのと同じように、やがて自分がせざるを得ない、めんどくさいなにか、それ以上でもそれ以下でもなかった。

そんなわけなので、身だしなみにに対してうっすら苦手意識を抱いたまま小中高と進んだ(無論、二次元オタクにもなった)。大学生になって一人暮らしを始めたが、身だしなみのレベルは依然として低かった。髪を根元から乾かすと寝ぐせがなくなる、ということさえサークルの先輩に教わるまで知らなかった(実家家族はみな、わたしのことをくせっ毛だと思っていた)。母は化粧は嫌いだが服を買うのは好きで、セールで買い込んだ服を段ボールいっぱいに詰め込んで、コメ野菜と共に仕送りしてくれた。不十分な身だしなみに、試着もしないまま買い与えられた服を身にまとうわたしは、今思えばいかにもちぐはぐだった。自分で服を買うようになったのは社会人になってからだ。余談だが、その後わたしは服を買うことにすっかり目覚め、母に似た服道楽の道を歩むことになる。

化粧っ気のないわたしの周囲には、化粧っ気のない友人が集まり心地よく過ごした。たまに接触する化粧っ気のあるひとびとは、おおむねみな優しかったが、話していると気づまりすることも多かった。オフ会でお会いした年上のお姉さんは、髪にパーマをあてたわたしを見て「それなら、せめて眉は整えた方がいいよ」と優しく言った。サークルの先輩は「このメイクポーチ(の中身)でどうやってメイクするの?」と不思議がった。今思えば、それはどれも本心から心配や優しさからのものだったが、わたしのなかの「やっぱり化粧って苦手だ」を補強するには十分だった。

その頃わたしは、十代ゆえの傲慢偏見ゆえにすっかり「化粧」そのものを敵視するに至った。化粧とは、無知不器用自分の前に立ちはだかる、理不尽に高い壁に見えていた。それを強要する(ように見えた)社会も、それに迎合する(ように見えた)化粧上手な美人も、みな嫌いで、自分を害する「なにか」に感じられていた。

就活時は化粧をしたが、化粧下地なんて知らなかったので素肌にREVLONのリキッドファンデーションを塗った。

そんな自分も少しずつ変わっていった。転機は判然としない。

大学院に進学し、尊敬できる先生や先輩、同期に出会えた、卒後も専門性を活かせる職に恵まれ、「クラスルームの隅」以外に自分の居場所を見つけられたこと。自分で服を買うようになったこと。そしてなにより、年を追うごとに性格が丸くなり、「十代ゆえの傲慢偏見から解き放たれ、化粧上手な美人を見て素直に尊敬できるようになったこと。

化粧が苦手だったが、でもそれが悔しくて、無知なりに調べては挫折してを繰り返した。独学だったのでひどく回り道をしたが、ほんの少しずつだが経験値は積みあがった。またインターネットが発達し、「周囲の人」以外からTIPSを学ぶ手段が飛躍的に増えた。コンタクトマツエクも試してみた。気になることはひととおり勉強した。

それでも、「上手」には程遠い。

あるとき、一念発起して資生堂銀座本店の「メイクアップレッスン」に申し込んだ。一時間半くらいつかって、マンツーマンメイクを教えてもらえるやつだ。理想顔面比とは、という話からまり、「あなたは少し目と目の間が離れているから、目の間隔が縮まって見えるように、このように陰影を入れましょう」などとしっかり教えて頂ける。説明理論だっており、納得できるものだった。そして完成した自分の顔を見て、「ふうん。わたし顔面ベースだと、プロ技術でもこれが『限界』か」と理解した。

そしてわたしは化粧から「降りる」ことに決めた。

化粧とはふたつの側面があると、わたしは考える。

①「己の顔面を“理想顔面比”に近づけること」。そして②「化粧した顔になること」。

①の理想顔面比は残酷なまでに「正解」が存在する。①の達成難度はそのひとの持って生まれた骨格に依存する。美容整形はそれを打破する有効手段だが、高価だ。

②は一種符丁のようなものだ。この記事は、この増田https://anond.hatelabo.jp/20240129142710

きっかけに書いたものだが、勝手想像だがその元増田筆者はおそらく自他問わず「化粧をした顔」が好き(=かわいい、という認識)なのではないかと思う。なので「化粧をしたらブスでもかわいい、ブスなんていない」という結論になるのではないかわたしは考える。対照的に、わたしは化粧をしたひとの顔を見ても「化粧をした顔だな」とは思うは、「=かわいい」とは思わない。「化粧をした顔」そのものに美を感じるのは、それは一種価値観であり、文化的ものである。ゆえに符丁、と書いた。(関係ないが、化粧っ気のない人間は、他人の化粧に鈍感だ。化粧を自らして初めて、他人の化粧を認識できる、ところがある)。

今のわたしは、眉はしっかり整える。ファンデはしないか、してもごく軽く。アイメイクはたまにする。常にマスクマスク社会万歳!)。美容室には定期的に通う。服はそれなりに気を遣う。メイクした方が似合う服、というのはぜったいにあるので、それが着られないのは少し残念ではある。

WEARでたまにファッションスナップを上げる。画像加工で顔は消す。プライバシーのあれもあるが、己の顔は別に好きではないからだ。首から下は、まあ悪くはない。

クレ・ド・ポー・ボーテの化粧品の見た目が好きだ。でもお金時間アテンションも有限だから、優先度をつけてやるしかない。わたし人生において、化粧は、優先度はあまり高くない。

以上、化粧が苦手改め、化粧が苦手なりに愛憎入り混じった女の人生語りでした。

--

【余談①】化粧の文化的側面については興味があるので、もし良い書籍を知っている人がいたら教えてください。文化史などの側面から語っているややお堅い雰囲気書籍だと嬉しい。

【余談②】メガネについて。化粧をするなら大前提として、メガネを外せ、コンタクトしろ、というのがあると思う。自分は(何言ってんだと思われそうだが)自分メガネ姿にアイデンティティを感じているが、近眼メガネ族は化粧界においては驚くほど透明化されている。自分が「化粧はだいたいでいいや」と思う理由ひとつがこれだ。

【余談③】メイクアップは嫌いではないが、スキンケアははっきり言って嫌いだ。詐欺まがいの商売が多すぎる。ひとの悩みに付け入って高いものを買わせる不健全業界だと思う(本当に人体に対し効能があるもの薬機法下では医薬品なので、そもそも医薬品ではないスキンケア商品の段階でどんぐりの背比べだろって思う)。日本皮膚科学会ホームページにある「皮膚科Q&A」だけ読んでれば十分や……まあ高いスキンケア用品つかってプラセボで良くなる可能性もあるとは思うが。

2024-01-27

テキサスホールデムは忍耐のゲーム

ひたすら「勝てそうな手」になるまで待ち、そのような手になったらチャンスを逃さず、いい手になっているときに敵がそれよりもいい手になっている可能性にも着目し、「いい手」であるようなブラフかましていることも見抜く

だがテキサスホールデムはすこし考察すると、単調なゲームだとわかる

カードの並び順は固定であり、手札入れ替えなどの機会もないので、すでに勝敗自体最初から決まっている

から駆け引きの部分が重要になるわけだが、ブラフが良く機能するのはせいぜい1対1になったときであり、他の場合ブラフリスクが高すぎてできないだろう

「あ、こいついい手もってんな」とバレるとみんなフォルドして利益が減ってしまうので、良い手がきたら敵にできるだけ多く賭けさせなければならい

ここで一つワンポイントTipsだが、自信がある時にあえて賭けの最小額を出す。すると「見え透いたハッタリを!」といって誰かが低くない確率で少し多めのレイズをしてくる。そのあとでオールインすると、サンクコストバイアスオールインに乗ってくるので、大金を得られる

でもやっぱりチェス囲碁のほうが面白いな。テキサスホールデム心理要素が大部分を占めていて胃に悪いんだよ。金も賭けるしな

2024-01-20

辛い死にたい そんな時にガチで役にたつtipsを教えてくれ

趣味だったことがどうでもいい、面白くない

掃除炊事洗濯 几帳面な方なのに手がつかず汚部屋

・服?ジャージというかパジャマ兼用のやつしか着ない

・酒が美味しくない

LINE 消した。

なんか、生きてる意味が分からない。

とにかく人に会いたくない。友人から誘われるディナーとか

旅行とか、引きこもってやろうとしたゲームも頭に入ってこない。

私は病気なのだろうか?

フリーランスなので、仕事ガンガン入ってくるが

それも返事が早くできなくて謝ってばかりいる

2024-01-18

anond:20240118114636

資産を減らさないため、にしてはオルカンリスクを取りすぎであるし、当然その目的に鑑みれば最適からは程遠い投資先だわな。その目的であればNISAにこだわらず資産の一部でTIPSでも買っておいた方がよほどいい。

2023-12-31

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.6/7

前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221404

最後に六つ目だ。特別警報級の問題職員を取り上げる。

本章は、マジメに仕事をしてる人にとっては厳しい描写がある。F君が4年目の頃で、福祉課では「コミュ障だけど実力者」という位置づけになっていた。いや、実はコミュ障じゃなくて、そういう演技をしてるだけなんだが、とにかく皆飲み会ではそんなことを話していた。

この頃、福祉課が所管となる新しい公共施設を作ることが決まった。立ち上げの意思決定は偉い人がやって、後は福祉課という単位で内容検討及び整理(企画運営内容、スケジュール職員体制間取り地元の関わり、国や県の補助金、外部識者を交えてのミーティングその他多数)をすることになってた。

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(Tips) 行政職員の昇進と権力その他

エピソードの前に話しておくことがある。

地方公務員場合は、民間企業に比べて権限を持つのが遅い。行政権力を持つのベテランになってからでないと危険、という考え方による。地方公務員場合物事を決裁する権限の最低役職課長である民間でいう部長ほどの位置づけになるのは50代半ばか、早くても50代になってからだ(役職に年齢要件がある。課長は満45才など)。

民間だと、できる人は40才くらいで部長になるわけだろう。遅すぎるとは思うが、でも30代の人が生活保護適用とかの決裁権を有するのは怖いような気がする。正直何とも言えない。

ところで、当時の福祉課長(ハムスターの人)も、民間業界で例えると部長クラスだ。といっても、本人は会議で下の職位の人間が言うこと(各グループリーダーやF君の企画案を含む)を代弁するだけで、本人は大したことは考えてなかったと断言できる。

ただ、見た目は貫録があった。それで、偉い人が集まる会議でドーン!! と意見を言ってくれるのはありがたかった。しかし、難しい仕事になると部下に丸投げだった。課長としての実力はなかった。

ではなぜ、ハムスター課長職というランクが充てられたかというと、平成の大合併の際に福祉課長がいた自治体が当市とくっついたのだが……市町同士の合併協定の中に「○○町の出身者は、別表に従って一定の職位に就かせる」というのがあった。ハムスター課長もその例により昇進していた。

例として、合併直後は十人以上を管理職に就かせる決まりで、合併から10年後は五人以上を管理職に就かせるみたいな感じだ。当市の共有フォルダの隅っこにあった合併時の協定書(スキャンデータ)に書いてあった。

このルールは、個人的にはアリだと思う。というのも、吸収合併されるくらいの自治体から、力がないわけだろう。でも当市の一部ではある。放置はまずい。よって、その自治体出身の人を一定数昇進させることで、まちづくりの力がダウンするのを防ぐことを狙う意味では、妥当措置だと感じる。

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話を進める。

上で述べた新しい福祉施設関係で、福祉メンバー建築系の部署がある階に行くことになった。建築部署(住宅グループ)に今後の施設設計の予定とか、議会説明用の視点とか、入札スケジュールとか、いろいろ打ち合わせる必要があったのだ。

戸籍課とか市民税課は市民でごった返してるけど、土木建築フロアはそこまで客がいない。市民というよりは業者がメインだ。

その話し合いの際、Dさんという建築専門職の人が打ち合わせに出てきた。50代前後の人で、役職なしだった。ここに来る前に聞いたところだと、建築職も事務職もできて、土木建築系のプロ資格をたくさん持っている。入庁3年目で一級建築士試験合格したらしい。これまで市内の公共施設設計をいくつも手掛けた、と本人が言ってた。

近年だと、自治体職員じゃなくて建築コンサル公共施設の基本設計・詳細設計をする(※職員は最低限の図面だけを描く)ようになっている。そんな世の中の流れが悔しいと漏らしていた。

このDさんという人だが、これまでに見たことがないタイプの人だった。悪い意味で。この打ち合わせには、俺以外に総務グループリーダーと、そしてF君が施設管理部門代表として来ていた。F君がいるグループリーダーは、訳あって病気休暇に入っていた。一応犯罪がらみだ。詳細は述べない。

というわけで、まずは協議机に座ってF君が挨拶をすると、Dさんも話を始めた。

「Fといいます今日よろしくお願いします」

「お疲れさん。あんたとは初めてだのう」

はい。初めてです」

あんた、出身はどこなん?」

都内です。23区じゃなくて西の方」

「ほー、都内か。ええとこじゃの。ワシは和歌山よ」

はいありがとうございます……」※何かを察して表情が曇る

「緊張すなよ。共通点を探しとるんだから大事じゃろ。あんた、前はどこで働いとったん?」

広告代理店です」

「ほー、うちの息子も広告業界で働いとる。どこの会社におったん?」

電通です」

電通!! やるのお。うちの子アサツーよ。ちょっとは繋がりがあるのう」

ADK面白い会社ですよね。夢があって、挑戦的で。キャラクター版権仕事とかされてるんです? 息子さんは」

「それが教えてくれんのよ。親に仕事の話を。あんたは何をしとった?」

キャラクタービジネスをしてました。日曜朝にやってるアニメとかの」

面白そうじゃの~。ところで、F君は大学はどこなんじゃ?」

早稲田です」

「ワシといっしょじゃないか! 仲間じゃの。学部は?」

「○○学部です」※法文系

「そうか。ワシは○○で○○をしとった」※理工系

建築を専門に勉強されてたんですね」

「F君は早稲田第一志望か?」

第一志望です」

「ほうか。東大の滑り止めで入ってくるヤツも多いからの。これは……意外と繋がるのう」

はい」※F君が照れ笑い

それから公共施設の話はスムーズに進んだ。Dさんは頭の回転が速かったし、知識教養もすごかった。含蓄に富んだ話をしていた。ただ、役職はなかった。いわゆるヒラだった。一応は主査級だったが、ここまでは年齢で自動昇進する。役所内だと主査はヒラ扱いである。

話はサクサクと進んだ。Dさんの上司も同席してたけど、口を挟むことは一切なかった時間が経って、打ち合わせが無事に終わって雑談をしていると、同じ建築部署(住宅グループ)の年配女性職員がDさんが座っているところに来た。

「すいません、割り込んで。○○会社さんが急ぎということで電話を」

「あ……? 何を言うとるんじゃ。ワシが今何をしとるかわかっとんか?」

「先方に説明したんですが、急ぎということで」

「何をしとるかわかっとるんかっ!! なんで打ち合わせの時にっ!!」

 ※ここで、Dさんが持ってた筆箱で協議机をガンガンやりはじめた

「なんで邪魔をするんならぁっ!! お前、自分がなにしとんかわかっとるんかーー!!!!」

「……」

Dさんの上司が、「うん。Dさん。では、後でかけ直してください」と諫めたが、「あ!? かけ直すじゃと……? 協議が終わったんだろうが、じゃあ向こうが優先に決まっとろう、すぐ出るわ……おい、お前はアホなんか?」と、Dさんが上司に食って掛かった。

ちょっと沈黙があって、Dさんが女性職員を睨みつけた。

「お前、何もわからんのじゃのう。いかんど?」

「すいません……」

「二度とすなぁよ」

「すいません」

そそくさと、席を立って俺達は帰ろうとしてたが、F君がDさんに「ちょっと。怒っても何にもならないんじゃないですか?」と言った。

「なにが、どうにもならんのじゃ!!」

「怒っても、Dさんの……」

「あ?」

「Dさんの」

あぁ!? 若造が。なんならあ、お前。ボケじゃのう。おみゃあ、○○○でも○○○○でもなかろうが。まともにせえや。ワシは仕事をまともにやっとろうが」※差別的言葉のため伏せている。

「話を聞いてください!」

F君がヒートアップしはじめて、Dさんがさらに激昂したところで、無理やり席を立って帰った。フロアを見渡すと、お客さんであろう業者の人は……ほかの部署フツーに接客対応を受けてた。取り乱した様子はない。

また別の業者は、汚いものでも見るような視線でこっちを見ている。きっと、帰りの車の中で噂をするのだろう。

市営住宅管理システムと思しきパソコン保守点検していたベンダー会社の人は、落ち着かない様子で「どうしよう……」とまごついていた。

少数いた一般市民の人は、「なにがあった?」とこっちの方を遠目で眺めていた。やはり、家に帰って噂をするのかもしれない。



それから何度も建築部署に行くことがあった。できれば行きたくなかったが。打ち合わせに行かざるを得なかった。

多くの地方自治体ではそうだと思うが、建築部署というのは花形ひとつだ。なんたって公共施設を作るわけだから。この部署で「まちづくり計画」とか「都市計画マスタープラン」とか「○○市総合計画」みたいなものの骨子が作られて、後は企画調整課みたいなところが関係課を周って肉付けして、最後に専門コンサルに投げて、その自治体行政計画(プラン)が出来上がる。

そういうわけで、偉い人が承認した都市計画ひとつである福祉施設の着工にあたっては、この部署と話し合わないわけにいかない。絶対的必要ステップだった。ただ、次の話し合いからはDさんは混ざらなかった。建築部署配慮してくれたのだろう。

以後、建築部署に寄った際にDさんのヒドイ光景を何度も見ることになった。最低でも三度は見た。上司とか、同僚とか、市民(業者含む)に対してとんでもない発言をしていた。5つだけ抜粋する。

職員同士の雑談時)

「私は出世はしなかったし、今後もしない。市が自分に一体何をしてくれたのか。私はヒラだから、ここに尽くす義理はない。それは出世した人間仕事である

(〃)

「この部署(住宅グループ内の一般住宅担当の意)は、どの職場でも相手にされない人間が配属される掃きだめである箸にも棒にもかからない連中が集まっている」※真偽不明。俺に言わせると違う。

上司の机の前で)

「ワシはやる気はないんじゃけ、もう難しい仕事とか振るな。時間無駄よ。早期退職も考えとる。定年までゆっくりさせてくれ」

(連絡や報告をして、と言う同僚に)

「何を言うとる。自分判断せえ。必要情報はぜんぶお前らにやっとる。ワシが嫌いなら話しかけるなや……」

業者一般住宅下水道?の施工変更で窓口に来た時)

「なんで変更するんな。ちゃん二次製品使えや!! 出入口にブイユー(?)だと車が通ったら潰れようが。このままだと建築確認下ろさんけえの。やり直しよ、こんなん……」「あ? 利益にならん? お前の会社利益と、棲む人の利益とどっちが大事なんじゃ。言うてみい」

こんな醜い光景を、廊下で見てる人がいた。当市に部長待遇採用された人だった。Dさんとそこまで年齢は変わらない人で、苦虫を嚙み潰したような顔で眺めてた。人事のプロらしく、以前に庁内回覧で読んだところだと、前はリクルートで働いてたらしい。それだったら多分すごいのだろうが、でも俺はこの人が嫌いだった。

というのも、Cちゃんが試用期間で切られたのって、この部長の人が関係してると思う。これまではそんなことなかったのに、なんであの年度になって、急に試用期間でクビなんてことが起こるのか? 当市は間違った方向に舵を取ってるんじゃないかと弱輩ながらに感じた。

ところで、やっぱりDさんも不思議だったよ。あの後、Dさんがキレた女性職員にも、F君にも、ほかの職員にも、ニコニコしながら話してるのを見た。「さっきはすまんのう。怒鳴ったりして、ごめんの!」とニコニコしながら言ってた。到底同じ人とは思えなかった。人間というのは、こういうものなんだろうか?

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221406

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.1/7


今はしがないフリマアプリ事務スタッフ(カスタマーサポート)だが、昔は関東にある地方自治体役人をしていた。年末ということで、その頃の思い出を振り返ってみたい。

ちょっと気になる同僚がいたのだ。その人をメインにしてエピソードを書いていく。できるだけ穏便に書かせてもらうが、かなり前のことだしぶっちゃけるかもしれない。

関東地方の比較田舎にある自治体だった。当時の自分は、26才になる年だった。福祉部署……『福祉課』としようか(もう少し洒落名前)。俺はそこにいた。

4月の年度初めだった。同い年の新入職員が配属になった。民間企業に3年勤めて、地元に帰ってきたらしい。

その職員を観たことがあった。何を隠そう、彼と俺は同郷であり、大きい山の上にある公立中学校に通っていた。どちらも地元育ちだ。ただ、当時の彼のことはあまり思い出せなかった。見た目がもっさりしているのは変わらずで、ちょっと日に焼けたかなって感じだった。肥満ではないが、ガリガリというわけでもない。中ほどの体型だ。

自分はというと、専門学校を出て新卒採用後、福祉課に配属されて6年目だった。そろそろ中堅として難しい仕事を~というところにきてた。課のメンバー、という意味ではベテランだ(地方公務員は3,4年で異動が一般的国家公務員場合による)。社会福祉法人指導する仕事の(先輩や上司の)お手伝いをしてたんだが、いよいよ自分が主担当になった。

前年度は、40代主査級の職員がその仕事を担っていた。20代自分に務まるか不安だったが、何とかしてやろうって気概に満ちていた。

ところが……上で話した同郷の職員というやつが、いわゆる問題職員だった。福祉課だから、F君としておく。彼は年度当初から、とにかく先輩や上司に怒られていた。同じ課でも違う業務グループだったから(※課の中に係ではなく業務グループがある制度。係制との違いはよくわからん)、そこまで状況は把握してないが、こんな行動傾向だった。

なお、これを書いている時は、はてな匿名ダイアリーで「Bさん」なる概念流行っていた。Bさんというのは、葬送のフリーレンでいうところの『魔族』である。F君は、その仲間かもしれない。ただ、後で述べるがBさんとは違うような気がする。

ほうれんそうしない

判断がつかないことでも押し進める

・わからないことは質問するが、なんか不自然な感じ

・注意してきた先輩や上司を睨む

感情を顔に出さない。サイコパス

ミスをしても謝らない

会議や打ち合わせでしゃべらない。二言三言はしゃべる

尊大というほどではないが、堂々としている

飲み会に出たがらない

・かと思えば、窓口に来る市民業者には丁寧

具体的なエピは、すまないが出せない――まあ、部分的ならいいか。F君が電話を受けて、必要な事項を先輩の人に共有しておらず、叱責を受けていたのを覚えてる。

「おいF。なんで共有しなかった?」

「今回は、まあいいかと思って」

「お前、どういう感覚仕事してんだ?」

別にフツーです」

普通って何なん?」

「わかりません」

「あ!? もっぺん言ってみろや」

ここで先輩が立ち上がった。F君の椅子の前に行って、「きちんとしゃべれや、おい。もしかして、お前障害とかある? 俺のガイジーカウンターが反応してんだよ。正直に言われても、身障みたいには扱えんけどな」みたいなことを言った。そしたらF君は、「怒っても何も解決しないのではないですか?」と確かに言ってた。で、また先輩が「お前、このままやったら駆除すんぞ!! ゴキブリが……」と怒りの声を発した。

惜しむらくも、この当時は職場でのこういう記録をメモしてなかった。上のやり取りはうろ覚えだ。これ以降は、自分の身を守るためにも一応メモするようになった。

で、厳しいやり取りが続いていたが、誰も止めに入らなかった。単純に面倒くさかったのかもしれないし、関わり合いになりたくなかったのだと思う。ある1人の女性職員が、気持ち悪そうな顔をして席を立って、どこかに行った。おそらくストレスなのだろう。

よくキレることで知られた先輩だった。実をいうと……F君がいる施設グループというのは、問題職員が6人中4人(F君含む)を占めていた。人事課からマークされた職員が配属されやすい。

それらの先輩方は、仕事能力問題なかったが、勤務中にキレたり怒鳴ったり、仕事道具を机の上に叩きつけたり、所得が少ない市民とか、病気障害がある市民侮辱する発言を繰り返していた。

いかげん、上の2人がうるさくてしょうがなかった。先輩はやいのやいの騒いでいるし、F君は不気味なほど冷静にボールを撃ち返している。その内容は覚えてないけど、アドラー心理学の本(岸見一郎が書いた『嫌われる勇気』)みたいだった。「それはあなた課題でしょ。私の課題じゃないでしょ」みたいな。

嫌われる勇気』って、すでに嫌われてる人が自分肯定するために読んでる印象がある。本の表題は『嫌われ続ける勇気』が妥当だろう。

あと、『エッセンシャル思考とか』とか『限りある時間の使い方』みたいな本ってさ、基本は自己中な人が書いて、同じく自己中な人が愛読してる印象がある。合理的なのがそんなに大事なんだろうか。人生には無駄必要なんじゃないか自分らしく生きるのが一番いいって、おかしくね? 自分らしくなくても、社会のために生きることって大事なんじゃないかな。こういう本が流行っていると、古来から伝統的な価値観解体されてるみたいで気分が悪い。

さて――この『先輩』というのはマジでキレやすい。役所内でも札付きだった。思ったことを何でも口に出す。例えば、福祉課の小さい事業で「特定高齢者向け福祉用品を買うと2/3を市が負担~」みたいな制度があった。

そんな制度があるのはいいのだが、たまに悪質な業者がいて……社会経験豊富増田読者なら想像がつくと思うが、例えば小売価格10万円の品を「自治体補助金があるからお得!!」ということで、市民の人(高齢者が多い)に10万円……ではなく、なんと15万円で売るのだ。業者補助金なしの場合と比べて5万円儲かっている。ひどい業者だと20万を超える。要するに、市のお金業者にもっていかれている。

その『先輩』は、ある時そんな事案を見つけて、業者電話してケンカになった。渡り廊下の向こう側まで聞こえるほどの声で、電話口で業者と争っていた。

「お前が(市民から)金を出さそうとしとるんだろうがっ!!」

これを三回くらい叫んでいた。凄まじい勢いだった。相手方の声は聞こえないが、ベイブレード同士がぶつける以上に激しい戦いなのはわかった。

戦いの最後になると、「お前。武蔵野市会社だったな。都庁武蔵野市情報共有しとくからな。覚悟しとけよ、ボー―――――ケッ!!」と叫んだ。そして、ひと呼吸おいた後で、「……お前はもう申請しちゃだめ。申請があっても、受付せずに却下するから市民の○○さんにはこっちから連絡しとくね」と告げて電話は終わった。

その後、先輩は本当に、同じ県内都内地方自治体で、うちと同じ制度をやってるところに注意喚起電話をしていた。

※数年後にわかったのだが、その先輩は後天的精神病だった。若手職員の頃に、反社対応仕事で無理をしすぎて、頭がおかしくなったという話を年配職員から聞いた。現在退職している。

それはさておき、F君と先輩職員のバトルに戻ろう。俺は、あまりにうるさかったので止めに行こうと思った。先輩職員ヒートアップしていて、口汚い言葉すら発していた。増田では書けないほどの。「お前みたいなゴミゴミ処理場で引き取ってもらえや」くらいのことは言ってた。

「うるさいぞ、黙れ!」

ようやく止めに入ったのは、F君がいる部署グループリーダー、係制でいうところの係長だった。民間企業でいうと課長くらいか普段はマジメで寡黙な人だが、怒るとコワい。例えば、福祉課にいる若い女の子目当てで、弱者男性職員とか、チャラい見た目の職員とか、おじさん職員とかが話しかけにくることがあるんだが、そのグループリーダーが「お前、職場になにしに来とるんだ。キモイんじゃ帰れ!」と一喝すると、みな一目散に逃げていく。

ハラスメントですよ」とそんな人達の一部が言い返すと、「じゃあ、人事に行けや人事に。なあ、お前がキモイことしてたの、お前の上司に共有するからな。それでいいな?」と睨み返すのだ。

でも、基本は頼りになる上司だった。普段事務仕事でも、打合せや会議でも、公式行事イベントでもマジで頼りになるグループリーダーだった。

先輩職員は、そのグループリーダーから一喝されると押し黙った。F君に向かって「ボケ!!」と叫んでトイレに向かった。F君の顔を見ると、いつものぶっちょう面だった。よく言えばクールで、悪く言うと人間味がない。この時になって、F君の中学校時代を思い出したんだっけ。

当時もこんな感じだった。スポーツは◎で、勉強も○で、家柄も○なのだが、いかんせん、こいつ本当に人間か? というくらい協調性がない。言いたいことをストレートに言い過ぎるのだ……。それでいてわがまま

先生もよく怒らせていた。もちろん生徒だってそうだ。彼はクラス中に嫌われていた。キャライメージで言うと、ひろゆきがもうちょっと謙虚になった感じのキャラクターだった。プチひろゆきだった。

しかし、本人自体は何かに本気で取り組んでいる。実際、F君は剣道が強かった。関東大会まで勝ち抜いていた。市役所内で後に聞いたところだと、大学剣道部ではインカレに出場したらしい。

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(Tips) 問題職員一般的な扱い

官公庁税金追い出し部屋を作るのは実務上難しい。よって、いろんな部署にある程度の人数の問題職員を押し込めてバランスを取っている。現場に行くタイプ部署や、窓口対応をする部署に多い。優秀な職員は、企画政策室とか財政課とか人事課とか監査室とか議会事務局に行く。一般向けの窓口部署に配属されるのは稀だ。え……心当たりがある?

当時の福祉課は、『陸の孤島』に準ずる部署だった。陸の孤島というのは公務員業界俗称で、いわゆる水道局とか教育委員会とか支所機関とか、こぢんまりとした事務所がポツンとあるタイプ職場だ。福祉課は、内部に福祉事務所を抱えてるから本庁舎の中にあるが長い廊下で隔てられている。怒号もあまり市民には聞こえない。いや、福祉課に来客中の人には当然聞こえてしまうが、そこは愛嬌だ。

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F君は……今思えば、そこまで悪くなかった。あの当時は悪い奴だと思っていたが。実際、勤務態度は悪かったよ。ほうれんそうしないし、自分判断とか解釈を押し通すスタイルだし、上司上司とも思ってないし、仲間を仲間とも思ってない節すらあった。でも、彼なりに仕事にマジメに取り組んでるのはわかったし、広告代理店で働いてただけあって、公務員側の人間感性が違うのはしょうがなかった。

ただ、やっぱり協調性はなかったな。人間味もなかった。あれは、なんというんだろう。発達障害とは違う気がする。というのも、職場ヤバい(※業務グループピンチの意)となった時だと、ほかの職員以上にリーダーシップを発揮したり、イベント参加者を取りまとめたり、困難な事態を打破するような企画を考えたりしていた。その意味では、ちょっと前に増田流行ったBさんとは違う存在だと思う。仕事ができるBさんだ。人格や人柄は悪いけど。

シロクマ先生ブログを読んでる限りだと、人格パーソナリティ障害みたいな扱いになるのだろうか。

(当時のF君の印象)

オフィスソフトの腕に覚えアリ。VBAAccessちょっとはイケる。

・筆が立つ。公文書が読みやすい。

・窓口のお客さんと難しい局面になっても諦めない。

・彼をよく思わない職員はいたが、市民取引業者とはトラブルを起こさない。

この時点のF君は、1年目でまだ実力がなかった。別の問題職員からロジハラみたいなのを受けることもあった。とある女性職員(30代半ば。未婚。以下♀とする)がいたのだが、これがまた辛辣だった。

公務員というのは、『様式の中に生きる動物』といっていい。F君の発した伺文書(民間でいう稟議書)を事細かに見て、ミスがあった時はF君を詰っていた。あとは、やっぱり意思決定か。F君の担当業務は、新人らしい、基本的かつ奥深い仕事だった。ジャンルでいうと設備管理とか財産管理だった。その関係で、F君の行動や意見に甘いものがあると、その♀職員が詰ったり、怒ったりするわけだ。

これらはメモに取っている。全部♀の発言にしてるけど、F君は相手にしてなかった。ポツリとは発言してたが、聞き取れなかった。方言は一応そのままにしている。

♀「どうして○○ができひんの?」

♀「それはなぜ?」※何度も繰り返し「なぜ」と訊く

♀「お前、今なにしてた?」

♀「あんた、保育園児みたいやな」

 ※F君が相手にしないとこう言うことが多い

♀「お前に指導して、金がもらえるんか! おい、私に金払え」

♀「日本語しゃべれや、日本語。○○○症でも話せるで!!」

♀「お前の私に対するハラスメント女性部で問題にしよか? いい?」

 ※労働組合女性部。よからぬことをする職員がいると、組合新聞さらし者にする。ひどい時だと本人の写真付きで紙面を配布する。

♀「おい、今お前の仲間が来はったで。一緒に帰らんでええの?」

 ※精神障害者が窓口から帰った後。

話を聞いてる途中、俺はずっとイライラしてた。繰り返すが、この人は女性だ。増田読者の溜飲を下げるために言わせてもらうと、この人には約二年後に罰が下った。後述。

繰り返すが、この福祉課は陸の孤島に準ずる存在だった。やりたい放題する職員が昔から一定数いたらしい。例えば、市内の製造メーカー市役所に対して、専門機器や専門器具卸売価格で売ってくれる制度があった。それを悪用して、自分が購入した後にヤフオクメルカリ転売する人がいたり……あとは、行事イベントで大量に余った弁当お茶コーラアクエリアスを、箱単位で家に持って帰る人もいた。

自分が知ってる年配の男性職員にも、そういうことをしてる人がいた。でも、やっぱり天は見てるんだろうな。その人は、飲み会の帰りに酔っぱらって、どっかの店で万引きして捕まってた。で、その年度末に当市から消えることになった。

ところで、変な職員のことばかり書いてきたけど、もちろん大多数は普通職員だ。人柄がキチンとしてる。あなた過去に、市役所とかで接客を受けたことがあるような。そんな普通の人たちだ。これだけははっきり言わせてほしい。

序章の締めになるが、増田読者の皆様も、どうか悪いことはしないでほしい。世の中はうまくできている。天は見ている。ぜんぶ自分に跳ね返ってくるのだ。

ここから先は、F君と俺を中心に、記憶に残っているエピソードを述べていく。すまないが、全部で二万字以上はある。まさかこんな文章量になるとは思ってもみなかった。

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221401

2023-12-11

アスペ東大卒明暗

東大卒社会人7年目。

新卒一年目の時にASD(あと多少ADHDグレーゾーンであることが判明した。

特性もあって一社目はそれなりに苦労したが、そのおかげで得意不得意が明確化され、それを参照して選んだ二社目はなんとかハイパフォーマーとしてサバイブし、順調に給料も上がっている。

そして、プライベートではグレーゾーンであることをそこまで隠していないので、たまに同じく発達障害で悩む人間からキャリアに関する相談がくる。

とはいえ自分起死回生できたのは

自分男性かつ既婚者で、働いて稼がないといけないという強迫観念モチベーションになったこ

ASDの中でも所謂受動型と積極奇異型のミックスで、コミュニケーション矯正比較的容易だったこ

発達障害とはいえベースIQは高めで、過集中などのブースト恩恵を受けやすい知能であること

そもそもグレーゾーンであってそこまで重い症状ではなく、日々のTipsである程度カバーできる範囲であること

このあたりの、自分努力以前の生まれ持っての気質や外部要因がかなり影響していると考えている。

一方で、相談してくる人間たちは自分に「一発逆転の魔法発想の転換」を求めてくることが多い。

これを言ってしまえばおしまいだが、自分発達障害の中ではかなり恵まれている方なので、正直ロールモデルにはなり得ない。

一口発達障害と言っても症状が多様すぎて、正直全員に当てはめられる納得の解なんてない。

支援機関から講演だかなんだかの依頼が来たこともあるが、同じ理由で断った。

東京一工早慶くらいならともかく、そうじゃない「一般的能力デバフとしての発達障害」とか、ますます自分体験カバーできる話ではない。

最近ブームもあってから発達障害をまとめて語ろうとし過ぎている気がする。

弱者男性議論と同じで、このままだと救えるものも救えないので、もっと分化した概念として世の中に浸透させた方がいいと思う。

2023-11-25

世界一エンジニア思考法のさくらレビューやばい

一言からマイクロソフトマイクロソフトマイクロソフト

ブログもまずそこから書籍もまず肩書からで有名な人の書籍

虎の威を借る狐、ここにあり

でも評価めちゃくちゃ高い。え?

べた褒めレビューだらけ。まじで引くくらいべた褒めだらけ

dicelog.

5つ星のうち5.0 応用の効く思考

2023年11月19日日本レビュー済み

Amazonで購入

本を読んで久しぶりに「効いた〜」って感じがしました。

私自身がたまたまタイミングが合っていただけで、他の方が同じような印象を受けるかは全く分かりません。

ただ、今の私にはものすごく刺さる本でした。

本書はタイトル通り、世界の一流とされるエンジニアがどう考え行動するかを「思考法」という言葉でまとめて紹介してくれています

具体的なTipsのような内容からマインド、そしてAIとの関わり方など、多岐にわたる一流エンジニアの捉え方を垣間見ることができます

私自身はエンジニアでもなんでもなく、デザインを主軸とした小さな個人自営業者なのですが、畑違いの仕事をしている私にも本書の内容は非常に参考になり今後の仕事に活かせると感じましたし、子育て人間関係などにも活用していこうと思います

何より心打たれたのは、本書の最終章、締めとなる文章言葉です。

「私の人生は私のもの。働き方は自分で決めて、もっと楽しもう。自らの手で選択して、幸福になろう。」

たまたま仕事人生とのあり方に悩んでいた折に出会い、色々と考えさせられました

Amazon カスタマー

5つ星のうち5.0 初めて腑に落ちた

2023年11月18日日本レビュー済み

Amazonで購入

この手の書籍は無数にあるが、最も心の底から理解できたと思う。

Masafumi330

5つ星のうち5.0 根本的な価値観が180度変わる、素晴らしい本でした

私自身、周りの人は上手くやっているのに、なんで自分は上手くできないんだろうという自己否定にとらわれたソフトエンジニアでした。

ただ、自分が上手くできないと感じる理由は、脳の使い方にあるということが分かって一気に視界が開けたように感じます

また、最後の章で、日本批判文化についても言及されてて、ここが一番私には刺さりました。

自分自身、他人や他の物事の悪い部分だけをクローズアップして揚げ足取りをする部分があるかもしれません。

1人じゃこの国の批判文化を変えることはできないかもしれませんが、まずは自分の手の届く範囲で、失敗を受け入れる習慣をつけていこうと思います

まじでソフトエンジニア必読です。

ほんまか?

フェイスポットAmazonレビュー分析したら最悪のF評価

Fって中華製品以外で始めてみたぞ。。。

ブレないなあ。。。

2023-11-05

草津冤罪オープンレターを乗り越えるためのTips

草津町議が虚偽を認めたこから草津冤罪事件オープンレター問題が再度注目を集めている。

これまでの議論から加害者側は謝罪反省が出来るほど人格成熟していない」と想定して、

ではどうすればこのような問題が再発しないかを考えてみた。みんなも知恵を貸して欲しい

1.日本人の文系大学人を減らす

今回の事件では両方とも、日本人中年以上の文系大学教員の加害性が目立った。

そこで、明治時代のお雇い外国人のように、文系教員若い外国人比率を上げていくのはどうだろう。

外国博士号だけ取ってきました」程度の日本人ではオープンレター解決したり反省する教養が身につかないと思われるので、日本人場合は、学部から日本の外で学んだ者を優先する。国際化の観点からも良いと思う。

2.記録を残す

草津への暴言はまだまだ残っているが、オープンレターのようにサイトを閉鎖し、加害の事実をなかったことにする動きがあるので、年表やら何やらでどんな発言がいつ行われたのかって記録は大事なのでは。

一部の人は、本人が何をコメントしようと、リーガルハラスメントを何回も繰り返した加害者として、名前も出されない程に毛嫌いされているが、これだと5年後には忘れられる危険性がある。

2023-10-26

スメィフォンの電池を長持ちさせるTIPS

ソシャゲアプリ立ち上げたまま寝て起きたら電池残量40%になるので

SE第3世代に機種替えました~!

主な主用途ソシャゲなんだけど

・都度アプリを落とす

・20%くらいになるまで充電しない

・100%になったら充電外す

他にあるかな

2023-09-26

Mac海外勢が立ち絵解説動画を作れるようになった

DavinciResolveのプラグイン「りぞりぷと」がMac版に対応した

立ち絵+合成音声による解説劇場動画ってのは日本独自文化なんだけど、アプリ関係日本人のWindowsユーザーしか普及していない

それが「りぞりぷと」のMac対応ブレイクスルーが起こっている、と思われる

暫定的Macでも使えるようになったし、海外の人がちらほら使いだしている

Davinciは何でもできる反面、単純なアニメーション効果を手軽に行う手段が少なく、大量の図形を配置するなども苦手だ

そこはみんなわかっているけど、有料プラグイン簡単Tipsばかり

なのでりぞりぷとのような立ち絵ちょっとしたアニメ対応する無料プラグインは本当にまれ存在だと思う


Davinci自体は決してYMM4やAviutilに迫るものではないのだけど、そういう日本人好みにカスタマイズされたものじゃなく

Davinciという世界使用実績のある汎用的なソフトで使えるというのが大きいと思う

琴葉姉妹中国語英語版も出てきているし、海外勢のハードルもだいぶ下がったと思う


しかしたら、今後はずんだもんが英語でしゃべってる解説動画をあちこちでみるかもしれないね

2023-09-24

時代の流れがやってきて

子供の頃に受けた虐待の事を20年経った今になってようやく告白できるようになり

アイツを罪に問うことができるなら、俺は世間カミングアウトするのかな

それとも胸の内にしまっておくのかな

アイツは小学生の俺にはとんでもない暴君だった

力では逆らえないのは頭を踏んづけられて理解した

身体虐待だ!」と覚えたばかりの単語を言うと「うるさい」と言われて終わった

食事マナーに関してうるさかった

やってらんねーと反抗して飯抜きになった夜はいくつもあった

しかし学んだこともたくさんあった

反対意見を口にしないほうがよい

ただ相手要求に従っていれば物事は円滑に進み平和が訪れる

人の考えや行動を変えることは難しく自分が変わる方が容易である

相手のやりたい事をやれば得をする

アイツのおかげで、人生をうまく運ぶためのtipsがいくつも得られた

現在の俺を構成しているほぼすべてだと言ってもいい

いまとなっては感謝している

しかし当時はすごく不快だった

我慢ならず泣いてしまうこともよくあった

でもあん時の俺は小学生のガキンチョだったし

すこしつねられただけで泣き喚き

一週間ネトゲ禁止されたくらいで暴れるほどの弱さだった

俺も俺で結構問題児だったのではないだろうか

恨みに近い感情がないわけではない

それもまた今の俺を構成する要素の一つであるわけなので

永遠に晴らさなくてもいいかもしれない

まあ、こういう時は黙ってたほうが大抵うまくいくもんだ

2023-08-29

快便オリーブオイルの飲み方

オリーブオイルをそのまま大さじスプーンで口に運ぶのは気がすすまない人へ。結論から言うと豆乳とよく撹拌すると飲みやすくなる。以下、オイルを飲むときTips、ヒント、覚え書き。

なたね油、太白ごま油、こめ油、大豆油、えごま油亜麻仁油など、スーパーで買える植物油はだいたい試してるし、常備してある。お菓子作りもする人なので。オメガ脂肪酸摂取は別目的で心がけてる。


オリーブオイル毎日一杯飲みだしたら毎朝うんこが出るようになった

https://anond.hatelabo.jp/20230827232448

コメントへの反論など

2023-08-24

ポケモンスリープへの改善要望

ポケモンスリープを使い始めて1ヶ月くらい経った。今まで使ってた睡眠計測アプリと違って、まだ洗練されてないと感じる部分が多くて、そこそこストレスを感じているので、ここで改善要望適当に並べていく。

アニメーションの待ちが多い

ポケモンスリープはとにかくリッチアプリで、アニメーション豊富で画面を見ていて飽きないんだが、そのアニメーションによって生じる待ちが多くて個人的にはストレスが溜まる(私がせっかちなだけかもしれない)。

特にアニメーションが終わるまで次に進むボタンが現れないのが一番気になる。「次へ」ボタンを押せばキャンセルされるわけでもない。ほんの3秒未満程度でしかないが、ただアニメーションを見てるだけの待ちが生じているので、すぐに寝たい・すぐに起きたい時には苛立ちが生じる。

カビゴン評価のアップが強制的差しまれるのも不満。具体的には、カビゴンが大きくなるアニメーションカビゴン評価がアップしましたのアニメーション→見つかるポケモンが増えましたのアニメーションで、それぞれ数秒の待ちが生じる。

少しプレイすれば、カビゴン評価アップの意味はわかっているので、わざわざ強制的時間をかけて見せる必要は感じない。アプリを初回起動したとき強制チュートリアルが毎回生じているようなイライラ(伝わるだろうか?)がある。

UIが洗練されていない

私が過去に使っていたアプリ「Sleep Cycle」では、平日を設定しておくことで、月〜金は自動的アラームオン、土日は自動的アラームオフになる機能があった。(もちろん、アラームをかけたい・かけたくない時はスワイプ自由に調整できる)ポケモンスリープにも同様の機能がほしい。

あと、計測終了がタッチ式なのもいただけない。せめて不意な誤作動が生じにくい、スワイプなどの方式にしてほしい。夜中目覚めて時間確認し、伏せる時に知らずに触れてしまったせいで計測できてないことが一回あった。もちろんアラームも鳴らないので、その時は最悪だった。

上記睡眠計測アプリとしてのUIのいけてない点で、その他ゲーム部分にもいくらかある。

ポケモンからきのみを集める時、ポケモンタッチポケモンの周囲にきのみが現れる→きのみをタッチして回収、という流れがあるが、わざわざきのみをタッチさせるのは手間が多くなってるだけだと感じる。システム的なUIと被ってタッチしづらい場面も多くて、単純にストレスが溜まる。

料理を作ってカビゴンに食べさせることができるが、ここでも料理中は1分程度待ちの時間になる。タップで早めることができるが、わざわざ待たせる意味特に感じないので、なんのための時間なのかわからない。下にTipsが表示されるからそれを読むための時間なのだろうか?ローディング画面に表示してほしい。

画面の表示範囲ちょっと狭い。朝起きてポケモンの寝顔を集める場面、ポケサブレをあげる場面で、毎回縮小をしている。そうしないとすぐには見つけられない。スワイプして探す楽しさを味わってくれ、ということなのかもしれないが、朝起きてすぐにそれは(個人的には)つらい。

でもポケモン可愛い

そのため全てOKです。

2023-08-17

anond:20230816143751

AIなんて使わなくても…公式tipstwitterに載ってるだろ

本当に絵描きならそれくらいの情報得られたら

相手の素性を疑っておいて、分離方法を聞かれたら「ググれば」「載ってるだろ」

存在しない知識をひけらかしてマウント取りたいだけの半可通だとバレバレ

高名な絵描きでもなんでもない一介の匿名には何の信頼性もないのにね。

見てるこっちが恥ずかしいか反省しろよ、本当のボケ

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