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2024-04-21

anond:20240421194537

恋愛ADV主人公なんかもれなくイケメンリア充なんだから参考になるところなんかないと思うが...

[]4月21日

ご飯

朝:納豆たまごかけご飯豚汁。昼:お菓子。夜:餃子長ネギ人参キノコの鍋。間食:柿の種チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすすー。

臨時終電

携帯電話専用ゲームとして発売されていたADVニンテンドースイッチ移植版。

千羽鶴シリーズ第三弾と銘打たれているが、特に繋がりはない。

終電を逃した主人公が何故か臨時運行している臨時終電なる謎の電車に乗り込むことから始まるホラー

いつまで経っても駅につかない、応答がない車掌、次々起こる怪奇現象で恐怖を煽ってくる。

これらの恐怖体験を乗り越えつつ、この電車が何故このような奇妙なことになっているのかを解き明かすちょっとした謎解きパートもあるのが良き。

今まではルート毎に大きく異なる設定の妙が面白かったが、今作は一本大きなメインルートがありそこから分岐を楽しむスタイルに変わっている。

ホラーだけ一辺倒というわけではなく、数個のコメディも用意されているがオマケ程度。

あくまで謎の電車に閉じ込められてのホラー展開を楽しむ作品になっている。

特徴的なのは視点乗り換えシステムと名付けられたザッピングシステム

普通会社員主人公の他に、メーンヒロイン大人しいあかりインテリながら失業中でやさぐれ気味の幸子、シングルマザーで色々と疲れているめぐみ中年男性記者の南武、ヤンチャな若者吾妻と言った他のキャラ視点ルートも楽しめる。

彼らのルート独自エンディング独自世界観も用意されているのが良かった。

特にシングルマザーとして子育て仕事の両輪に疲れてしまった烏山めぐみさんのルートでは、女性から男性アプローチをかけるシーンなんかもあったりして興味深かった。

本筋を追う場合には、主人公だけでなく彼らのルートでも電車の謎を追うための行動を成す必要がある。

そうして、6人それぞれが臨時終電にまつわる手掛かりを持ち寄り、最終的に立ち向かう構成シッカリしている。

今までの二作品は低予算なりの試行錯誤を小さな良作だったけど、今作はそれらを踏まえての王道ホラーものとして規模感関係なくちゃん面白かった。

フローチャート既読スキップ高速化などのシステム面の成長もありがたい。

特にフローチャートは、前作までと違いフラグ立て概念がある本作には非常に嬉しい仕組み。

ルートを制覇すると見れるオマケシナリオを読むためにも、このフローチャートを見ながらの穴埋め感は楽しいシステムだった。

プレイ時間は2時間ほどと短いものの、メインストリーに集中できる時間がしっかりあるので物足りなさはなく良い塩梅

ただ、その分ルート分岐のしっちゃかめっちゃかさや、キャラクタの面白い出鱈目さ加減など、前作までのふざけた部分がかなり控えめなのは寂しくもある。

特にキャラクタの個性は、各位のルートがあるだけに、もっとはっちゃけても良かったかもしれない。

逆にここまで真面目なら真面目なりに、例えば実は彼らにミッシングリンクがあるなんて展開でも良かったかもだ。

とはいえ、謎の電車に閉じ込められるをベースホラー作品をしっかりやり切っており、楽しいゲームだった。

オタクといえば「漫画アニメゲーム」という謎

もちろんそうじゃない○○オタクはいくらでもいるが(たとえばある漫画には「信長の強火オタ」である輝宗が出てくる)、

単に「オタク」と名乗る人達は、あるいは、「オタク」と聞いて連想するのは、漫画アニメゲームの同時の愛好家であるというのが一定数ある。

乃木坂春香の秘密とか、我が愛しのオタ彼女とかのヒロインはそういうキャラであって、彼女らは作中で「オタク」と設定されていた。

あるいは昔NHKで「MAGネット」なる番組をやっていたことも、オタクという概念をそういうものとみなすの一定数あるという裏付けになっているだろう。

私が思うのは、漫画アニメはともかくゲームはこれら二つに対して接点が少ない仲間外れではないのかということだ。この三者で一つ仲間外れをあげよという問題が出たらゲームと答える。

オタク」という言葉とそれに伴う概念、すなわち「オタクとはなんであるかということのよりどころになる『オタク像』」を広めたのは宮崎勤だったと訊く。

しかし彼がはまっていたのはアニメ特撮であって、ゲームは入っていなかったと思う。

また電車男オタクイメージ伝搬に一役買っているはずだが、彼もゲームはやってないような気がする(MMOとかやってたっけ?)

まあとにかく、アニメ漫画というクラスタとしてその距離を考えるなら、ゲームよりはラノベとかフィギュア収集の方が近かろう。

なぜ「漫画アニメゲーム」なのか皆目見当がつかない。

ゲームっていうのは恋愛ADVという前提なんだろうな?eスポーツ勢は旧来のオタク像がしてそうなゲームとは明らかにマッチしてないし。

2024-04-01

やたらと時間のかかるエイプリルフール消費者への礼儀がなってない

今、家に帰ってきた。

新年度早々の飲み会、非常にだるかったぜ。

そして4/1の残り時間はもうほとんどない。

つうかもう寝たい。

時間のかかるゲーム動画なんてやってられん。

画像だけで終わるエイプリルフールをサっと流して終わらせたい。

いつからか知らんが、エイプリルフール企画にやたらと時間のかかるものを持ち込むバカが出てきた。

時間ぐらいかかるゲームイベントだとか、2時間かかるようなゲームだとか、ブラウザポチポチさせるADV、とにかく消費者時間無駄に使わせるエイプリルフールの数々。

技術的に凄いことをやっていたり、以外な会社が超ガチでやってる場合面白いが、単なるエンタメ業者広告の一環で雑におふざけをしているのはいい加減見飽きてきた。

それに何時間も使ってられない。

画面の向こうにいる消費者、その人生に対して経緯を払えるかどうかの指標エイプリルフールコンテンツ必要時間だと思う。

ぶっちゃけな、画像1枚でいいんだよな。

コンセプトが画像1枚でまとめて、ツイッターでさっと流す。

これだけでいいんだ。

新年うそう対して面白くもない一発ギャグみたいなゲームを何時間もやりたくないわけだな。

そこが分かっている会社は信用できるし、駄目な会社は信用できない。

聞いてんのかFGO

毎年毎年ダルいんじゃ。

anond:20240401180159

毎年思うけどGIGAZINEのやつって一覧性が悪すぎるよね

から見出しだけ一覧化してみた

亀田製菓ハッピーターン つらターン」
サブウェイ脳波オーダー開始
日本郵政が「速達」でお肌に潤いを届ける「ゆうぱっく」を発表
タイトー新人Vtuber阿波野 八四八」登場
幻日ヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE-
◆「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」実写化決定
◆新作は学園恋愛シミュレーション💕『ぱる♡わーるど! ~もう友達(パル)じゃいられない~』
大阪環状線で有料座席サービス「Aぇシート」が開始
デイリーポータルZ記事七五調
ドスパラ公式AI「Chotto GPU
ご注文はうさぎですか?
ボボボーボ・ボーボボ実写化
アニメ黒子のバスケ公式サイトがお仕事仕様
ダブル主人公で描かれるにじさんじ発のゲームにじさんじファンタジー-勇者魔王エイプリル-」の制作が決定!?
BLEACH THE HIGH SCHOOL WARFARE
電子チラシサービスでチラシが浮世絵風に&ポイントの代わりに小判を配布
ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」がランニングアプリ「hashiru&(はしると)」へ大型リニューアル
響け!ユーフォニアム ~誓いのダ・カーポ
パインアメ味のパイナップル
◆「推しの子有馬かなが「すしのこ」のイメージガール就任
マンガ推しの子公式Xアカウントが【ぴえの子公式Xアカウントに変化
キムワイプカフェオープンパティシエ募集
ウマ娘プロジェクト宇宙走娘<コスモピュエラ>」
エバラの便利な「プチッと鍋」がバケツサイズの「ドカッと鍋」に
キッコーマン豆乳から豆乳とうふ」が登場
エイプリルフールといえば、こじらせハラスメント
◆「プロジェクトセカイ」に限定ストーリー特別チーム登場
◆「ブレイバーンフライパーン」新発売
世界初男性イケメンvtuber
わかさ生活
エイプリルフールに生まれた「重音テト」が16周年のお祝い中
◆「勝利の女神:NIKKE」の続編ゲームリリース決定
◆雀魂-じゃんたま-
◆超高級リゾート列車「GRAN HERMES - グランヘルメス
ドミノ・ピザがいつでもどこでもピザチャージできる「ピザタブレット販売開始
◆最強のアクトレス麻雀チームを決めるアクトレス競技麻雀リーグ開幕
◆「真夜中ハートチューン」楓林女子高校放送部による#告白代行
◆「ONE PIECE バウンティラッシュ」にニセルフィが登場
キャプテン石崎〜たたかドリームチーム
◆飲むサクマドロップス
テレビアニメ「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」の主演声優ハリウッドザコシショウ就任
サクレまるごとレモン
国産AIチャット「CyberMates」に関西弁翻訳関西風要約の新機能が追加
劇団四季ミュージカルアナと桜の女王」を上演決定
◆ロボ子さんが「はげーぼー」さんに
カルピス菌の保存方法
カフェ・ベローチェのネコ肉球コーヒーゼリー
フラガリアメモリーズALL SO BAD」MVのはぴだんぶいバージョンが公開
◆【機密解除】航空自衛隊協力による特殊備品概要について
Kanon 16bit Edition
◆低音ボイスが特徴の音声読み上げソフト「フリモメン」が「魔法少女☆フリモ」に大変身
チョーヤ梅酒からチョーニャ「ウオッシュ」登場
◆「ぬきたし」アニメ化中止?!
Fate/Dream Striker
にゃんこ大戦争恋愛リアリティ番組「バチェニャーCATS」を配信決定
◆「東京ばな奈VRヘッドセット」登場
◆鷹嶺ルイプロデュース恋愛シミュレーションゲーム「ホロに恋する」新作が登場
◆特大サッポロポテト
◆暗黒議会で「アサギ」をあらゆる世界に登場させる議題が投票受付中
◆このチャンネルはぺこらマミーが乗っ取ったぺこ♪
カスピ海ヨーグルトパーク
フィギュア造形やガレージキット制作に行き詰まったらコレ!「ウマクデキィルEX
キングジムが「保存ボックス」型クーラーボックスを発売
◆あすけんのお姉さんが人事異動でムキムキのお兄さんに
◆疑似ハーレム声優が入れ替わる
アニメくそみそテクニック」が阿部さんのフリーアイコンを配布してみんなも阿部さんに
◆消音機能や暗視機能などあらゆる機能を詰め込んだ「多機能マルチサイレンサー」登場
恋愛ADVこの青空に約束を」の続編制作が決定?
◆巨大マジカすごろく展示会
CAPCOMがこれまでのノウハウを生かした「CAPCOMヘリコプター」で航空事業に参入
◆ついに宇都宮餃子会が「餃子のなる木」の開発に成功
シャニソンで「4lternative 1dentity」イベント開催
◆キャル&ヤバイバル
◆「魔法少女にあこがれて」に登場したホテルワンナイト建設決定
◆「シュガーバターの木」収穫時期到来
アース製薬開運ホイホイ」
ねこ育成ゲーム「パラねこ
◆「SHY -シャイ-」の各国ヒーローが「シャイレンジャー」としてチームアップ
◆INTI CREATESが新作ゲーム精霊機(スピリットマシン)フレイリート」を発表
マジック:ザ・ギャザリングサンダージャンクション無法者
まいまいまいごえん
◆虎杖と東堂が高校野球全国大会優勝するまでの軌跡を描いたドキュメンタリーブラザーズ ~全国優勝への道~」
ドラゴンクエストウォークが超大型イベント「スラミチチャンピオンシップ 〜導かれし競走馬たち〜」を開催
◆あのソニックマンセガ入社して「ソニックアンバサダー」に就任
◆「白猫プロジェクト」が10周年で実写化
ソードアート・オンライン インテグラルファクター
◆VKC48
ポケモンGO
◆「僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT」の主人公が洸汰くんに
TVアニメ変人サラダボウル」が岐阜駅前の信長像を乗っ取る
◆博衣こよりがAIこよりに乗っ取られる
ブルーシール
◆QBBベビーチーズのアソートタイプが登場
clusterが「1億人が同時接続できるワールド」を公開
青鬼オンライン映画化
◆陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン
ゲームメーカーのエフアンドシーが飲食業進出スタッフ募集
◆「にゃっにゃーにゃんにゃにゃぁにゃんにゃー」発売
保健医レクスの青春カルテ
◆「明恋夢想」発売決定
◆猫の鳴き声対応AIボイスレコーダー「オートメャオ」発売
◆みみちゃんが美味ちゃん
カスタムキャスト3Dモデルを歌って踊らせる機能が追加される
パックマン食べ物が変化
Deep One 虚無と夢幻フラグメント
スイートホームメイドメイドが2人追加
◆「サシュウから世界を救え!「IRODORIMIDORI FANTASY VII」発売決定
VTuberのぽんぽこさんがヘアスタイルを大胆変更
VTuber・もこ田めめめ、お姉さんになる
恋愛ゲームブランドイケメンシリーズ」が新種の花粉発見
◆BUSTAFELLOWSからスケアクロウYouTuberデビュー
◆「エルフさんは痩せられない。」初のトレーディングカードが登場
恋愛アドベンチャーゲーム「時空の絵旅人」に限定SSR画霊「毛糸だま遊び」が追加
◆「B-PROJECT 1/2 -half-」始動
◆OMENから純金のゲーミングPCが登場
◆「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」で称号「この背徳騎士にご褒美を!」などがもらえるパネルミッション開催中
モンカフェからディフューザーが登場
◆「救世少女 メシアガール おかわり」に「ぞぬー」が侵略
旅行ガイドブックるるぶ」の人型キャラクタープロジェクト「連れてって!るるぶさん」が始動
テレビアニメラーメン赤猫」従業員募集
◆「俺は全てを【パリイ】する」実写映画
マリオンクレープから激辛唐辛子クリームクレープ」が登場
スマホゲーム感染×少女」が「感染×少女 パンツゲーム」を発表
マクセルが「インプレゾンビ消滅祈願」を実施
スマホゲーム魔法使いと黒猫のウィズ」が本格格闘アクションゲームスピリットファイター -The World of Mystic Wiz-」の開発決定を報告
はてな匿名ダイアリーに巨大な検索フォームビッグ検索」が登場
オンラインRPGラグナドール」がイベント「らぐにゃどーる」を開催
◆子ブタの「ぷーとん」のぬいぐるみにXXXXXXXXXXLサイズが新登場
マウスコンピューターからネコハラ対策グッズの「猫収納BOX」が登場
◆平安伸銅工業から画期的収納グッズ「浮いてる棒」が登場
くりーむパン八天堂が「銭湯八天堂」をオープン
◆爽やかに「ウノ!」と言うためのウノ専用ミントが登場
◆「ぷよぷよ!!クエスト」ですけとうだら特集
◆「実況パワフルサッカー」の期間限定イベントに「矢部坂秀人」ルートが登場
◆「BanG Dream!」がカップ麺ラーメン銀河」を発売
戦艦バトルゲーム「蒼焔の艦隊」でバイオレンス劇画海戦ゲーム世紀末漢伝」がスタート
美少女ゲームブランド「CRYSTALiA」が乙女ゲーム乙女ゲーム世界に転生したけどカップリング厄介オタクなのでヒロイン辞退します!!」を発表
◆「Tokyo 7th シスターズ」にエイプリルフール限定タイトル画面が出現
◆「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」でエイプリルフール期間限定スキンが登場
◆「エーテルゲイザー」×「焼肉ゼンキ」コラボが決定
◆ゲーミングブランド「G-Tune」がソーラーパネル充電対応ゲーミングPC「G-TUNE HIKARI」を発表
◆「ニノクロ」のミニゲームポンポンゲーム」がウェブサイトで遊べるようになり公式プロゲーミングチームの「ニノクロゲーミング」が復活
Live2D公式キャラクターわんころもち」がモデルアップデート実施
チロルチョコが食べられる将棋駒「DECOチョコ将棋」を発売
◆「ねこのしっぽ」がアニメ
テレビアニメ弱キャラ友崎くん」新PV公開
◆「ダーツライブ」が渾身のダーツを開発
◆「ケロロ軍曹アニメプロジェクト始動
ビートまりおさんが新曲を発表
新曲「QUATTUORUX / 打打だいず Vs. Tanchiky Vs. からめる」公開
ツキノ芸能プロダクションが「ピュアラビ」をアニメ
◆「カピバラさんゴワッとぬいぐるみ」新発売
回転ずしくんとドコドコうさぎ、入れ替わる
フリー素材キャラクター「つくよみちゃん」を未来から召喚する企画実施
◆「ゾゾゾ」の落合平氏政治へ挑戦か
◆「ガルスマから木村良平岡本信彦両名の超特大アクリルスタンドが登場
中学生イラストレーター・さくしゃ2、将来の目標を語る

2024-03-31

[]3月30日

ご飯

朝:目玉焼き定食。昼:沢庵パスタコーンスープチーズ。夜:なし。間食:スナック菓子芋けんぴ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすー。

○ いづみ事件ファイルVol.3湯宿編

携帯電話専用ゲームとして発売されていたADVニンテンドースイッチ移植版。

お馴染みのいつもの面々でいつもの通りの推理クイズに勤しむシリーズ第三弾。

構成はいつも通りだが、シリーズキャラとなる鏡月正宗容疑者になる少し捻った展開。

それに応じてストーリーらしいストーリーが今作にはあり、30分ほどの中でちゃん起承転結が付くし、人間情緒を描くシーンなんかもあったりして、それなりに社会的作品になっている。

シリーズを通した展開なんかもあり、通してプレイする意味があった。

根底にあるスナック感は否めないが、今作は推理クイズっぽさもありつつ、小説っぽいこともやろうとする気概は感じられるので、毎回この打点が出せるなら、これはこれでそれなりに好きなシリーズになれるかもだ。

特にヒロインのいづみを敵視する真澄が少しデレるシーンなんかもあって、キャラクタ部分の楽しみも出てきたのも良い点だった。

シリーズはこの後も幾つかリリースされているが、2024年現在復刻されているのはここまで。

実はDS版も買ってあるのでいつかプレイしようかな。

2024-03-03

[]3月3日

ご飯

朝:朝マクド。昼:豆菓子チョコ。夜:ほうれん草にんじんきのこ豚肉の鍋。ネギポン酢のつけ汁。たまごおじや。間食:アイス

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみー。

ナイトハイク

携帯電話専用ゲームとして発売されていたADVニンテンドースイッチ移植版。

千羽鶴シリーズ第二弾と銘打たれているが、前作千羽鶴との関連は非常に薄く、小ネタが一つ二つある程度なので順番通りにプレイする必要はない。

システム的には似通っているが、既読スキップクリア済みルートにあらすじが付いたりと遊びやすくなっている。

前作は病院という閉じた世界舞台ホラーだったが、今作はタイトルの通り夜の登山を題材にしたアウトドアの開けた世界舞台だ。

アウトドア初心者ながら取材に来た新人ライター主人公慶太が、ツアーの案内人で山男の桧山メーンヒロイン健康的なアウトドア大好き女子こずえ、その友達恋愛脳なチカ、嫌味な態度ながらインテリ向井キャンプ場の管理人達と交流しながら、キャンプナイトハイクを楽しむのが導入。

陰鬱とした雰囲気も薄く、キャンプ飯に舌鼓をうったり、雄大自然を堪能したりと、アウトドアを楽しむ描写が沢山楽しめる。

キャンプ場の施設は充実しているので、かなり贅沢な食事が楽しめてて羨ましい限り。

選択肢によってリアルティラインが大きく変わり、伝記物、スリラーサスペンスホラーラブコメコメディなど色々なシナリオが楽しめるのは前作と同じ。

ただ、今作はホラーよりも伝記やスリラーサスペンスめいたシナリオが多めだった。

超常現象が起きるエピソードもあるにはあるが、どちらかというと人間の悪意が恐ろしいサイコエピソードなので、なんでもありのごった煮感は薄めだが、キャンプ場や夜の登山との雰囲気マッチしていて今作らしさに繋がっている。

さら一人称キャラ女性キャラこずえになるルートが全体の半分ほどを占めているため、ルート数は前作と同じだが、今作の方が文章の幅が広かった印象。

選択肢毎に世界観が大きく変わるため、慶太ルートと、こずえルートでのマルチサイト感が薄いのは少し物足りなくはあった。

個人的に好きなルートは、まずは慶太こずえの二人だけの関係値が積み重なるサバイバル編。

スリラー展開で右往左往せずにじっくりとこずえの魅力的なシーンが描かれていてラブコメとして面白かった。

次に今作屈指のサイコさを誇る、なかよし編。

勝手理由でめちゃくちゃなことをするキャラ大勢いるが、このルートのあのキャラの言い分は自分勝手にもほどがあり恋する乙女の無敵さを感じれて面白かった。

そして、コメディ大好きな僕としては秘密温泉編と秘密の森編も笑えて好きだった。

夏の登山で起こる事件なので、全体的に良い意味で明るく分かりやすい話が多かったは、かなり僕の好みにあっていた。

余談になるが、夏のアウトドアから女性キャラがそれ相応に蒸れるシーンがあるのはとても好印象で個人的には大好きな表現だった。

シャワー浴びるルートを通ると必ず主人公メーンヒロインが結ばれないのも、男女の恋愛には多少の香りスパイスであることの証明だろう。

携帯電話アプリという小さいゲームながら、文章の幅広さで様々な展開が楽しめて、ノベルゲームらしい良いゲームだった。

2024-02-24

[]2月24日

ご飯

朝:柿の種チョコ。昼:キムチチャーハンラーメンビール。夜:麻婆豆腐丼。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみ

千羽鶴

携帯電話専用ゲームとして発売されていたADVニンテンドースイッチ移植版。

主人公恋人のお見舞いに病院に行くところから始まるホラーストーリーで、システム選択肢を選ぶだけのノベルゲーム

基本的には病院舞台にしたホラーで、おどろおどろしい雰囲気から奇妙な恐怖体験が幾度と発生し、それぞれのルートに入ると大きな事件が発生するのが基本的構成

この奇妙な恐怖体験ちゃんと怖いうえに、臭いや小さな傷などの、現実想像できる範疇嫌悪感入口になってるのは引き込まれる。

緩急の使い方がうまく、1ルートは短いながらも一息付く場面があって、そこから急展開が始まったりと、ホラーの楽しさが小さいながらもちゃんと詰まっている。

また選択肢によっては様々な展開になっていき、ホラー以外にもサスペンスSFコメディ、お色気と多様なストーリーも楽しめる。

ルートごとに根本的な世界観が変わっていき、リアリティライン現実とはかなり乖離したものが続くので、なんでもありでオモチャ箱をひっくり返したような良い意味でのごった煮感が楽しい

弟切草や、かまいたちの夜のようなサウンドノベル彷彿とさせられるが、プレイ時間は3時間ほどでコンパクトにまとまっている。

文量は流石に物足りないが、それぞれの起承転結がハッキリしているのでショートショートを読む感覚でお手軽に遊べる楽しいゲームだった。

タイトル千羽鶴が多様な意味を持って度々オチに使われるのも、今回のストーリーはどうくるかと想像する楽しさがあった。

かなり強引な使い方や、言いたいだけの無理やりな展開もあったが、こういうのは繰り返してこその面白さなので僕は好きだった。

個人的には、コメディが大好きなのでピンクの栞ならぬピンクカードで入場する「秘密のお店編」と、メタネタ満載に脱力オチが良い後味になっている「おまけ編」の二つがお気に入りだ。

これらに登場するナースさんのイラスト可愛いのも好印象。

携帯電話ノベルゲームなので、アプリ容量などに苦戦しそうだが、ホラージャンルにすることで良い意味で全てを描く必要がなく美味しとことをいっぱいに出来る工夫が面白い小さくもちゃんとしたゲームで良かった。

2024-02-21

成人向け恋愛ADV『同級生2』リメイク版発表、PC向けに発売へ。elfの手がけた名作美少女ゲームが、攻略しやすい新モードや追加CGを収録して蘇る - AUTOMATON

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豪華版には初代DOS版『同級生2』が付属

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懐かしいな nanpa2コマンドが令和になっても打てるのか

DOS/Vのパッケージ版まだ家にあるんだよな

そう言えば初代キャラデザの竹井正樹氏って今何してんだろ

エロゲオワコン」おじさんたちが言っていたことはなんだったのか、、、



ゆずソフト美少女ADV『千恋*万花』全世界セールス50万本突破。勢いを増し続ける美少女ゲームの金字塔

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20240221-283175/

2024-02-18

[]2月18日

ご飯

朝:ポロイチ醤油おじや。昼:ばかうけアルフォート。夜:豚肉おじやネギ。間食:ばかうけアルフォート

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみー。

○ いづみ事件ファイルVol.2黄昏

携帯電話専用ゲームとして発売されていたADVニンテンドースイッチ移植版。

非常にコンパクト作品で30分以下で最後まで遊べる。

美女を自認する編集木戸いづみが、担当作家事件に首を突っ込みたがる鏡月正宗作家業に専念させるために、事件捜査をする。

今回は自殺と見られる変死体が本当に自殺なのかを追う。

現場捜査関係者の聞き込みをした後、真実推理する流れだ。

30分もかからないボリュームなこともあり、物語ミステリというよりは、脱出ゲームなどにおける”謎解き”やクイズ領域評価した方が良いかもしれない。

主人公木戸いづみの奇妙な言動や、シリーズを通して出演している容疑者の滑稽な挙動などコメディとしてクスッと来る場面はそれなりにあって、独特の味になっている。

肝心の謎解きパートはこのボリュームなら仕方ないとはいえ、流石に議論余地が残る大雑把なもの

ミステリと、脱出ゲームなどにおける”謎解き”やクイズとの大きな差はまさにここで、唯一無二の絶対真実なんてもの絶対性の保証されなさからミステリ議論を尽くす、即ち謎解きに費やす文量こそが最大の魅力だと思うが、本作はまあクイズ寄りだろう。

ジャンルを包括した何か大きなことをどうこう言うような規模の作品ではないが、自分の好みが謎を解く過程議論にあることを再確認できた。

勿論、好みの大小に過ぎずこれはこれで嫌いではなく、プレイ中は楽しく遊んでいた。

2024-02-12

[]2月12日

ご飯

朝:スナック菓子。昼:なし。夜:ハンバーガー。間食:なし。

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみ

眠い。めちゃくちゃ眠い

睡眠のことしかえれない。

平日はそうでもないから、なんなんだろう、怠惰かなあ。

探偵・癸生川凌介事件譚 泣かない依頼人

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第十二弾にあたる。

癸生川探偵事務所小学生依頼人が訪れることからまり、幾つかの謎が同時並行的に展開していく。

学校に来ない小学生ウサギ殺害事件、数ヶ月前のプールでの事故死、そして殺人事件

目まぐるしく次々と事件が起きていくが、シリーズいつもの面々が事件解決のために右往左往するオーソドックスシナリオになっている。

小学校中学校が主な舞台になるので、聞き込みの対象も生徒や先生学校関係者が中心となる。

生徒サイドは良い意味で今までのシリーズらしくない、キャラクタの可愛らしさが強調されたパートもあり、この辺は結構好みな展開。

個人的には、ウサギアクセサリーを弄る癖がある北村ちゃん可愛いと思ったのでもっと出番が欲しかったところ。

何故ウサギが殺されていたのか、という魅力的な謎が開幕早々に提示されるので開幕の引きはバッチリ

ただ前作と同様にトリックらしいトリック、興味深い論理の飛躍などはないのは好みが別れそう。

この魅力的な謎も、解決を読んだときの納得感は薄く、腑に落ちなかった。

地に足を付いた聞き込みと証拠から犯人を少しづつ浮き彫りにしていく様はゲームにはなっているが、探偵・癸生川凌介事件譚らしさがあるかと言われると悩ましい。

しかし、トリックロジック以外の、小説的な情緒を語る部分もまた探偵・癸生川凌介事件譚のらしさが映えるポイント

そちらの方面バッチリ決まっていた。

今作は人の身勝手な悪意に文量がしっかり割かれていて、犯人が最低で嫌なヤツだからこそ、憤りつつ読み進められた。

小学校中学校舞台なので序盤は朗らかで可愛らしい雰囲気で進み、殺人事件が起きてもなおどこか優しい空気感がある。

ところが、それらの可愛らしさがとある証拠発見を境に一転するのが恐ろしい。

この人間の底知れぬ悪意を端的な文章で切り込んでくれるのは、興味深く楽しめたポイントだった。

シリーズとしては、シーズン2はこれで終わりで、13作目からシーズン3としてまた別のライターさんが手がけることになる。

前作あねの壁も今作も、ミステリとしてはあっさり目ながら、情緒的な部分で探偵・癸生川凌介事件譚をやろうという気概は感じられて、これはこれで楽しめたシリーズだった。

2024-02-02

昔のフリーゲームは良かった。

作者の意欲に溢れた伝説的な傑作がいくつも存在し、人々はその熱意に熱狂したものだ。

インディーズゲーム開発というもの一般化していく内に、本当に熱意がある人間インディーズに行った。

フリーゲームという空間は「ユーザーにカネを払わせるだけの覚悟」のない人間のたまり場となっていった。

有名作品パロディギャグ頼みのADVばかりが増え続け、フリゲ界隈に集うプレイヤーもそれを求めるものだらけだ。

悲しい。

若き才能の煌めきを感じられる場所は失われた。

本当に才能がある人間は若くしてインディーズゲームの開発に着手し、20歳前後でそのゲームを発表して一躍スターダムを駆け上がるのである

もう時代フリーゲーム必要としていないのだ。

川に橋がかかれば渡守が失業するようにだ。

フリゲ2023の店仕舞が決まった。

かにそれでいいのだと思う。

もうフリーゲームという時代じゃない。

今年、RPGアツマールが終了したというニュースを知っている人間はこの世界の何百人に一人だ?

最近はもうフリーゲーム話題になっても10分で終わるような一発ギャグしか受けない。

もうフリーゲームなんてその程度の立ち位置なんだ。

画期的アイディアはそれなりのサイズゲームとして組み上げられ、使い古されたアイディアと有名キャラクターの融合はMOD再現すればいい。

もう誰も必要としてない。

しかった時代があった。

失われた時代だ。

かに今でも往年のフリーゲームみたいな作品STEAMで500円なり2000円なり出せば買える。

簡素グラフィックの数時間で終わるADVいくらでも売っている。

でもなんだろうな、人に薦めるときの気軽さが違うんだよな。

無料なんだからやってみろよ!俺は超面白かったから!」と言えないんだ。

たとえ100円だろうと有料だとな。

最近フリーゲームで『未来都市の氾濫』が面白かったんだが、コイツ無料なのでぜひやってみて欲しい。

有料にするには見てくれがシンプルすぎて、でも間違いなくこういうアイディアゲームがこの時代存在していいはずのゲームだ。

フリーゲームという立ち位置が担う役割は本当に狭くなった。

役割を負え始めた未開の荒野

でもまだ全てが終わったわけじゃない。

しかにまだ存在する。

フリーゲームという発表方法があったからこそ」の作品が。

今もまだそこに残っている。

フリーゲームという究極のインディーズけが持つ味わい深さ」が。

しろ、変に「商業でも行けそうなゲーム」が消えていってより先鋭化したのかも知れないな。

今のフリーゲーム楽しい

インディーズゲーム楽しい

いい時代なんだと思う。

ただ、俺がその時代の速さに追いついてないのでたまに脳がバグる

2024-01-28

[]1月28日

ご飯

朝:ナポリタン。昼:チキンラーメンポテチクッキー。夜:りんごヨーグルト大根玉ねぎキノコたまごスープ。間食:なし。

○調

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみ

○ サスペクツルーム警視庁門前署取調班~

すっかりお馴染みになっている株式会社オレンジが定期的にリリースしている低価格DL専売テキストアドベンチャーゲーム

警視庁の取り調べ専門の部署に配属になった女性刑事真野ハルカ主人公に仲間達との事件捜査を描く短編形式シナリオになっている。

シナリオライターがTHE鑑識官シリーズの方という売り文句なだけに、1話完結の短編集、主人公若い女性、相棒AIマスコットキャラがいるなど外枠の部分に共通点がある。

システム株式会社オレンジ恒例のそれで、オーソドックスADV形式容疑者との対峙、聞き込み、捜査などを行う。

(捜査箇所や移動場所を選ぶ際、カーソル移動の挙動がよくわからない点もここまで変わらないと愛おしくなってくるね)

取り調べ専門の部署という特異な設定があるにはあるものの、よくある推理ADVの通り現場にも行くし、聞き込みもあるしで、ゲームプレイ感としてはそこまで大きな違いは感じなかった。

登場人物達も良い意味でも悪い意味でも癖がない良い子ちゃんが揃っており、引っかかるポイントがなかった。

例えば、海外飛び級義務教育を終えているため16歳の若さで働いているミズキなんかは、いかにもな設定だが、彼女を掘り下げる具体的なエピソード駄菓子の酢イカが好きなところぐらいで、かなり薄味。

芝犬渾名がついているワンコ青年の小柴レオとは、犬猿の仲ながら実は内心で通じ合っていそうな関係値も、それらしさがあるだけで深掘りはされていない。

このキャラクタの描写の薄さは明確に欠点だったと思う。

短編集で5編入っているのだが、肝心の事件の方は最初の3編はかなり薄めの作り。

三つともかなり真っ直ぐな事件になっている上に、取り調べ専門の部署という縛りのせいで、フーダニットが謎の主題に置けないのが窮屈そう。

リニアで一直線の謎解きが続き、作中人物達があたか最初から今回の事件のページ数を把握しているかのように、序盤のこれがミスリード、終盤のこれが本丸区分けしていくような、非常にモドカシイ作りになっていた。

スチル絵が被害者容疑者のそれしかなく、遊びの文章が無いのは、流石に硬派がすぎる。

というように、三つ目まではかなり褒めるポイントが少なく厳しい出来だったのだが、四編目と五編目は前後編になっていて文量が確保出来たからか、面白かった。

レギュラー登場人物それぞれに活躍の場面があり、事件も二転三転しつつ容疑者も多め、さらに内輪に犯人いるかもしれない疑惑が盛り上がりを感じた。

取り調べ専門の部署という設定も、最終盤の展開を考えると腑に落ちる部分があり面白かった。

ミステリ的な薄味感とキャラクタ描写の少なさはは最後まで変わらなかったものの、取り調べ専門の捜査官が目指す場所情緒たっぷりに描く最後の取り調べは面白かった。

全編このクオリティであればより良かったのだろうが、終わりよければ全て良しだ。

クリア後のおまけエピソードも数分で読み終わるものとはいえ脱力ものの緩いコメディとして普通に楽しめた。

続編も作れると思うので末長く続いて欲しいし、できれば主人公にもカップリング相手が出てくるとそういう楽しみ方も出来てより良いと思った。

なお、三話でとある人物が夜中に同性の家に招待されジャグジーに入るシーンがある。

トリックの都合でジャグジーに入れたい気持ちはわかるものの、夜中に金を返すと言われて呼び出されたのにジャグジーに入る必要性がない上に、それなりに関係性が悪化している以上、どうやってジャグジー誘導したのかの詳細が明らかになっていないのが気になって仕方ない。

いや、要するにエッチ関係性を示唆しているとしか思えずムラムラしたのに、何も触れられなくてイライラした。

2024-01-21

[]1月20日

ご飯

朝:袋ラーメン。昼:カレーパン唐揚げ。夜:豚肉白菜にんじんしめじの鍋。たまごおじや。沢庵。間食:チョコ柿の種アイス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

腹ペコな上に眠くて眠くて仕方ない。

○幽限御界堂探偵社 1章

ロケットスタジオが開発したコマンド選択アドベンチャーゲームで、死相を見ることが出来る御界堂守丸が同級生巫女桜子が取り憑かれていることを知り、彼女を助けるために調査を始めるあらすじ。

幽霊怪異実在する設定で、主人公の守丸は高校生ながらそれら専門の怪異探偵として活躍しているので、話はかなりスムーズに進む。

相棒フェレットの大善も元人間で、それなりに優秀な怪異探偵であるため、事件捜査怪異との対峙パートもお手のものだ。

オカルト的な導入だが、怪異と立ち向かうために図書館資料を読んだり、街の人に聞き込みをして情報収集する流れはオーソドックス探偵が登場するアドベンチャーでお馴染みの流れ。

怪異対峙するくだりが容疑者証拠矛盾を叩きつけるパート対応しているのも、特殊な設定のミステリADVらしい展開。

低価格かつボリュームも短いが、勘所は抑えられており、特殊な設定を利用した“サプライズ”的な展開もあって小さいながらもシッカリなくまとまっている。

資料探しや、怪異の正体にアタリをつけるのが早いのは怪異探偵としての実力の高さを表現していて、工数の兼ね合いを感じさせない良い展開だった。

謎解きパートも読んでいれば大体の想像は付くが、怪異探偵らしくオカルト知識を踏まえた補足が入るのが、この作品らしさがある興味深い部分。

ただ、流石に道中の捜査パートテンポが良すぎる上に、そのテンポの良さに探偵としての技量があまり関係ないシーンもあるのが気になるところ。

アタリを付けた後の捜査では、たまたま近くに落ちていたとか、たまたま遊び道具にしていた子供に聞き込みを行えたとか、流石に話が早すぎた。

キーアイテムの一つが実は開幕から言及されているくだりなどは“伏線”として無理のない範囲かつ、テンポの良さが面白味に繋がるから良かったので、ボリューム工数をかけれないなりの工夫をしたい気持ちは伝わってくる部分もあった。

それだけに、工夫が薄い箇所は投げやりな偶然を強く感じてしまった。

また、ヒロイン主人公ボーイミーツガール描写も、例えば主人公の方が背が低いところや、ヒロイン友達が多い陽キャだけど主人公友達がいるシーンがないところなど、掘り下げると味がしそうな部分は多そうだが全部あっさり目。

シリーズ1作目をうたっているので、この辺は後にとっているのかもしれない。

値段相応といえばそうなのかもしれないし、対象年齢も少し低めに設定されていそうなので、これらの良し悪しは難しいところだ。

2023-12-31

[]12月31日

ご飯

朝:なし。昼:バターロールチーズ。夜:ほうれん草豆苗ウインナースープマグロイカ刺身。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。13連休5日目。

ダラダラしてる。連休最高!

探偵・癸生川凌介事件譚 あねの壁

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第十一弾にあたる。

姉の壁という伝承調査にやってきたライター弥勒院蓮児とその助手十六夜彩子が殺人事件に巻き込まれる。

今作からシナリオライターさんが変わっておりシーズン2と括られている。

登場人物もいつもの面々の出番は控え目で、五作目昏い匣の上で登場していた弥勒院と十六夜が主役になっている。

作風的にも新本格の流れの影響をバリバリに受けていたシーズン1とは少し異なっていて、どちらかというとミステリよりサスペンスな趣きで、謎解きはあまり話の主題ではない雰囲気だ。

伝承についての調査パート、その伝承になぞらえた奇妙な殺人事件を追う調査パート、そして謎解き編という構成だが、ボリュームはかなり控えめで謎らしい謎の提示が無いので引っかかるところがなかった。

この謎らしい謎の提示の弱さは短編ミステリとしては物足りなさを感じた。

フーダニットが絞り込めないことを作中では度々繰り返しているが、そもそもそれらしい謎の提示が無いから、ただ悩んでるだけでもう少し前向きに進められるところの議論が欲しかった。

とある解釈を序盤に深い理由なく除外していたり、科学捜査の基礎中の基礎をとある人物理解していなかったり、医療従事者に金を握らせて隠蔽していることがすぐバレたりと、そもそもクローズドサークルが閉じている中で謎解きをする意味が見出せなかったりと、なんというか“ぎこちなさ”が目立った。

からダメなんじゃなくて、こういう部分が気になるぐらい魅力的な大きな謎がないことが評価に繋げられなかった。

名探偵癸生川凌介最後最後まで登場せず、ためにためて出てくるシリーズお馴染みの構図は、謎が謎だからこそ輝くのだが、今回は頼るのが早すぎて語り手の弥勒院の情けなく思えてしまった。

小説的な情緒を語るパートは文量をしっかり割いていて、こちらは面白かった。

伝承現代感情リンクするところは特に良く出来ており、パズラー的な見立て殺人の妙でなく、小説らしい物語構造としての比較の妙が決まっていて面白かった。

この辺はシーズン1から2へ切り替わってライターの好みも変わったことを強く感じて面白かった。(石川さん情緒面のエピソード主題にした作品はあったけどね)

ミステリのぎこちなさと比べると、姉弟感情の揺れ動きや、残酷大人無垢子供の対比など、情緒面の文章の筆の乗り方はかなり好印象。

本格やパズラー的な要素が好きな僕の好みとは違っていたが、見るべきポイントはしっかりあって面白かった。

2023-12-24

[]12月24日

ご飯

朝:なし。昼:牛丼サラダ豚汁たまご。夜:袋ラーメンタマネギ生姜ニンニク炒め。間食:なし。

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

刑事J.B.ハロルドの事件簿 マーダー・クラブ

1986年に発売されたコマンド選択ADVSwitchリメイク遊んだので感想を書く。

根幹は80年代に発売されたゲームから変わっておらず、とにかくコマンドを総当たりで試していき、容疑者達に聞き込みを繰り返していくゲームだ。

20人以上の容疑者が街に点在しているので、ひたすらに彼らと何度も会話していき事件概要を少しづつ浮き彫りにしていく。

殺人事件犯人を追う王道ミステリだが“謎解き”の部分は主題に置かれておらず、推理よりも聞き込みで情報を足で稼ぐ過程ゲームになっている。

この辺は、かまいたちの夜以前とか、逆転裁判以前などとADV歴史をそれらしく語ることもできるが、そもそもこの辺は近似ジャンルである本格ミステリ小説やパズラー小説本格ミステリ冬の時代(この用語の是非についてもそれはもう語るべき内容が山のようにあり、あたか自明のごとく使うことはよくないのだが、あくまで近似ジャンル話題なので勘弁して欲しい)と呼ばれていたことと無関係ではないだろうし、エンタメとして包括した考察必要なので大仰な歴史の話はやめておく。

そんなわけで、ひたすらに聞き込みを繰り返しながら事件捜査していく。

大勢登場人物に加えて、動機ライン複数本あるのでそれらを整理しながら徐々に情報が集めていく。

情報が積み重なっていけば容疑者重要参考人として取調室へ連行できるので、そうやって少しづつ街から容疑者が減っていき情報の整理が目に見えてわかるのが楽しいポイントだった。

しかし繰り返しになるが解くべき謎が提示されるわけではなく、淡々情報収集を繰り返していくと、容疑者たちが自発的に口を割っていくので、読み物としての物足りなさは否めない。

登場人物写実的フィクションらしいキャラクタの肉付けもないので、本当に淡々と進んでいく。

古いゲームを少し古い言葉で評してしまうが、キャラ萌え要素は全くない。

決してそれが面白くないわけではなく、捜査と聞き込みの繰り返しがコマンド選択ADVの魅力であり、動機ライン複数ある中からそれを選定していくのは物語ではなくゲームとしての楽しさ、面白さにはなっている。

主人公JBハロルドについても作中で人間性がわかるような描写ほとんどないものの、それだけにエンディングの一枚絵で酒とタバコを嗜む姿がハードボイルド大人の魅力を感じられていいスチル絵だった。

歴史の雨風に負けない風化しない面白さの強度がテキスト重視のゲームは強い傾向にあるが、テキスト面白さをシステムと密接な関係にある今作は、やっぱり少しゲーム歴史のお勉強感というか、義務感というか、セールで安かったし感というか、そういう少し本筋とは外れた部分での満足感の方が強かったかもしれない。

(なお、完全に余談だが冒頭で書きかけた新本格の隆盛についてを小説ではなくエンタメとして包括したときに、名探偵コナン存在を軽視する私の有り様を強く批判するもう一人の私がいるので、どこかで名探偵コナンの振り返りを行いたいと考えているが、これこそお勉強として読むコナン面白くないだろうし、僕はミステリ歴史家になりたいわけではないので、うーむと思っているのだが、名探偵コナンの家庭用ゲームを追うのは有りな気もしており悩ましい)

2023-12-13

anond:20231213204955

分かるわ。

ゲーム小説漫画は何時間でも延々と続けられるけど、アニメ映画を見るのは結構苦痛

ゲームでも演出過多でサクサク読み進められないADVは辛いから、自分で速度を選べないのが辛いんだろうね。

2023-12-10

[]12月10日

ご飯

朝:なし。昼:おにぎり。おみそ汁。夜:牛丼サラダ豚汁たまご牛皿。間食:豆菓子イカフライ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

○探しものは夏ですか

スマートフォン向けアドベンチャーゲームとして高評価だった作品ケムコADVチームと手を組んでリメイクした家庭用ハード向けの移植版を遊んだので感想

昔お世話になっていた駄菓子屋のおばちゃんが亡くなったことを知り、久々に母方の実家帰省する大学生主人公の空木恭平、そこで何故か主人亡き駄菓子屋生活をしている謎の女子高生織原真琴出会い、一夏の青春が始まる。

メーンヒロインとなる真琴はかなり気が強く物怖じしないが、主人公恭平は人付き合いが苦手で知らない人に話しかけるのも苦手だし家族とすら上手く会話ができない。

しかし、真琴真琴で考えなしに突っ走しり失敗するところがあるし、恭平には慎重に物事を下調べしたり考察を巡らせる良い点がある。

二人の凸と凹がハマっていき特別関係値が生まれていくストーリーだ。

当初は真琴のビー玉を探すという素っ頓狂なお願いを叶えるために街を歩き回るのだけど、徐々にこの田舎町で何かが起きていることを知っていく。

神隠しや町に伝わる伝承などが雰囲気を盛り上げて行き、物語への期待度が少しづつ高まって行く。

中盤明らかにギアが変わるエピソードがあり、そこからはウジウジしていた恭平が男を魅せるシーンや、勝ち気な真琴の裏にあるもう一つの一面が見えるなどの、良きシーンで盛り上がっていく。

この辺は主要な登場人物を絞っているからこそ、やりたいことが強く伝わるし、スチル絵もしっかり用意されていて好きなシーン。

ただ、それらに至るまでの序盤のあっさり目な文量は惜しいところだ。

タメがあるからこそ、中盤のそれを覆すシーンが燃えるのだけど、そこが物足りなかった。

恭平がウジウジ、真琴がハキハキというのも、具体的なエピソードは数個で、あまり対比になっていない上、恭平は割と真琴には早々に強気な態度を取るので、そういう設定だが実態表現する量が物足りなかった。

文量の少なさは終盤の謎が解決していくシーンでも感じられる。

序盤のビー玉探しパートで振られていた謎が解かれていくのだけど、複雑な構造の割にスムーズに話が進んでいき、それらに対する悩みもあっさりと踏み越えてしまう。

しろ主要な登場人物が二人しかいないのだから、深く濃厚な描写を期待したくなるのだが、あらすじ感が強くもっとボリュームが欲しかった。

恭平真琴共にそれぞれのルートでとても大きな決断をするのだけれど、覚悟の決まり方が早く、話がサクサク進んでいってしまう。

真琴の方はまあそういう性格だと割り切れるものの、恭平の方はもっと色々と策を講じても良かったんじゃないかなと思ってしまった。

ストーリーテンポが良いのは悪いことではないのだけれど、中盤から登場するとあるSFガジェットを利用した展開は様々な活用方法が考えられるので、二人しかいない主要人物同士でそれらを議論して段取りを立てるシーンをたっぷりたかったのは、僕の好みで一般論とは違うかもだけど、そう思えてしまうほど文量が物足りない。

勿論、ストーリー主題SFガジェットを利用した段取り小説ではなく、一夏の青春、一夏の恋愛なのだから、この辺は好みの問題ではある。

ただ、この二人での議論シーンがかなり薄いのは、真琴の人の話を聞かない性質がかなり理由の一つに感じられたせいで、真琴への好感度があまり上がらず、恋愛ストーリーにも乗り切れなかった。

(これこそ好みの話だけども)

不平についての感想が続いてしまったが、良い点も沢山あった。

田舎町の夏を文章以外にも背景絵やBGMSEで彩っており雰囲気は抜群。

真琴立ち絵やスチル絵は水彩画風の色塗りが決まっていてキュンとする。

そして、最終ルート流れる主題歌のウエノレイさんのshyderはめちゃくちゃ決まっている良い曲だった。

物語主題歌としてキチンと話の筋を踏まえた歌詞になっており、恭平真琴関係値を端的に歌っていて素晴らしかった。

ストーリー面でも恭平が変わっていき、真琴だけでなく家族とも新しい関係値を結んでいくシーンは情緖豊かなシーンで印象的だった。

それと閉じないストーリーなのは好印象。

恭平真琴関係がこれから前向きに進んで行くところで終わるが、アレはどうなるんだ、こっちはどうなるんだと気になるところが多く、余韻が残るエンディングが好きだ。

決してストーリーが収まっていないわけではなく、物語上の謎はある程度しっかりと解決して、あくまで二人の恋愛関係が良い意味で先が気になり、今後の二人がどうなるのかを想像する楽しみがある終わりなのが良いバランス

また声優佐野裕理さんのイジけた恭平の隠キャ演技がバッチリハマっており、言葉面は肯定しているが内心は不平不満たらたらな本音が見えかくれするシーンを上手に演じてくれていてとても良かった。

好みの方向性こそ違っていたものの、一夏の青春恋愛ものノベルゲームとして小さく綺麗にまとまりつつ、彼らの先に広がる未来想像する楽しみもある良いゲームだった。

2023-11-24

Steamオススメ"しない"ゲー情報こそが真に今求められているもの

このゲームいいよ!圧倒的好評だよ!なんて情報ぶっちゃけあんまいらんのですよ。

ユーザーレビュー順で並べればそれは出てくるから(*分からん人は記事最後に書くからソレ読んで)。

じゃあ何が求められているか

それは「非常に好評」や「圧倒的好評」だけど実際にはこのゲームここがクソやぞという情報だ。

ページのレビューを読めば分かる?

まあそのとおりだね。

おすすめしないレビューを読んでその理由確認し、「これ俺に当てはまるかも?」と思ったらそのゲーム回避推奨だ。

オススメしない理由がむしろオススメする理由に感じるゲームを遊ぼう。

たとえばソウルライクゲームは「難しすぎます><なんやこれ全然TUEEEEEできない!」みたいなマイナスレビューがついてるけど、これはもうマジでハードアクションや死にゲーに耐性のない人からすれば圧倒的事実から。「は?俺はやればできる子だぞ?ゼルダだってクリアしてるんだ!」みたいなノリで安易に突っぱねない方がいい。

オススメしてる人が上げている「でもここはクソだわ……」も大事情報だ。

まりSTEAMゲームを探したいならネットの訳分からね―オススメリストよりもレビューを読めってことだ!

あとゲーム個別画面でレビューちょっと上にある「類似品」の情報は実際使えるぞ。

ジャンルの人気ゲーム類似した傾向のゲーム確認できる。

こっから辿っていくことで自分が今本当に求めているゲームに辿り着ける確率が大幅アップや!!!

ん?

オススメしないゲーの名前を直接言え」

だと?

OK

俺のオススメしないゲーは「Milk outside a bag of milk outside a bag of milk」だ。

理由を端的に言えば「想像していたほどに奇妙ではなく、RPGツクールで沢山見てきたホラーゲーム一種としての体験しかなかった」からだな。

圧倒的好評なら全部がいいわけじゃないというのは当たり前だが、やはりADV危険度が高いように感じるぜ。


ユーザーレビュー順のやり方

STEAMトップページ右上の「検索  🔍」の🔍をクリック

ちょっとしたに並び替え「適合性▼」というのがあるので、そこをクリックして下から二番目の「ユーザーレビュー」をクリック

ちょっとスクロールすると右側にタイプで絞り込む」がでてくるので「ゲーム」を選んでDLCサントラを除外

タグで絞り込む」があるのでそこからゲームジャンルを選んでいく

圧倒的に好評だらけの最高のリストから欲しいゲームを探そう!

2023-11-19

[]11月18日

ご飯

朝:お椀で食べるチキンラーメン。昼:カロリーメイト玄米ブラン。夜:人参大根スープ目玉焼きナポリタン。間食:チョコプリングルス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

○和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE

抽象化されたドット絵で謎解きの雰囲気演出する短編ミステリアドベンチャーゲーム

スマートフォンで展開していたエピソード3作に加えて新作エピソードを追加した移植版を遊んだ

まず目を見張るのがドット絵ビジュアル面。

昭和世界観レトロ雰囲気演出するためだけでなく、この作品独自演出ストーリー展開のためにもドット絵表現が生かされているのが面白かった。

タバコの煙が醸し出す昭和空気感に、キャラクタの顔がわからない程度のドットなど、なるほどこの作品はこのビジュアルじゃないと成り立たないなと腑に落ちるのが心地よかった。

システム面はオーソドックス探偵ものADVらしく、人への聞き込み、証拠品や現場調査を繰り返してキーワードを集めていき、それらから正しい選択肢として選んでいくお馴染みのそれ。

かなりサクサク進み、とんとん拍子に証拠証言が集まっていくので、いっさいだれずに捜査を進めることができた。

ほとんどミスリード捜査空振りする展開がないため、悪く言うと遊びがないとも捉えれるが、僕は無駄なく綺麗にまとまっていると感じた。

とはいえ文量のボリュームは少な目なので、ある程度は、そういうものとして前提を飲み込まないといけない部分もあった。

それが欠点ではなく、物語に良い意味で余白を残していたからだと思う。

表情がわからないほどに荒いドット絵ながら演技の表現が入るため、そこに見入るような熱があったのが余白を感じれた理由の一つ。

そして何より、今作最大の魅力である捜査終了後のサプライズ要素。

4作品全てでこのサプライズ展開が徹底しているのはお見事だった。

短編からこそ“お約束”として触れないと思っている部分に容赦なく触れていく、どんでん返し系の構図は驚かされた。

流石に3作目や4作目になると身構えるので、ネタ自体予測できたものの、魅せ方の工夫が効いていて面白かった。

どのエピソードも良かったけど、あえて一番を選ぶと、2作目の「隠し神の森」。

狭い村の人間関係調査するパート楽しいし、恒例のサプライズ展開もそこをズラすかあ、と感服した。

あと孫がいる年齢の男女が老いて尚お盛んな描写エッチなんだけど、ビジュアル面がドット絵なのでイヤラしくないのも抑え目な表現がいい味。

勿論他のエピソード面白く、1作目ながらシリーズの魅力が詰まっている自己紹介的な「処刑人の楔」、虚構真実の境目で迷う主人公俯瞰する楽しみがある変格っぽさもある「影法師の足」、オーソドックスな館物ながらシリーズを通して遊んだ後のご褒美的な側面も嬉しい「指切館の殺人」と、どれも楽しかった。

どのエピソードも、短編ながら捜査の楽しみと、謎解きからサプライズ展開と、文量という意味ではなく、体験という意味でのボリュームはしっかりあるので、プレイ時間(4時間ほど)の割には満足度は高い。

ただ、謎解き部分はかなり真っ直ぐな構成であり、謎らしい謎が少ないところは、少し僕の好みではなかった。

道中の捜査の楽しみも、勘所は抑えられているとはいえ、流石にボリューム的に遊びの文章が少ないのも惜しかった。

どんでん返し的なサプライズパートが優れていたのは間違いなく、この辺のバランスは好みの問題だと思うので難しい。

1作品1時間ほどのプレイ時間の縛りが良い意味でも悪い意味でもどう評価するのかの基準になるポイントだったかも知れない。

2023-11-09

「圧巻の画力

画力、というと絵の上手さを表現する言葉だと思うが

ジャニグループ名変えて表紙に初登場したもの

「圧巻の画力」と雑誌公式キャッチコピーつけて拡散

それでXのトレンドに上ってきたんだけど

「画面から伝わってくるパワー」という意味画力を使っている様子を見て

言葉が変容する時に立ち会うのは二度目だなと思った

最初壁ドン

あとジャニネット露出禁止芸でチュンソフトADVやるのってもうやめたのか?

2023-11-05

[]11月5日

ご飯

朝:なし。昼:なし。夜:回転寿司軍艦祭り(納豆軍艦三つ。ツナマヨ軍艦二つ。オクラ軍艦二つ。温泉たまご軍艦一つ。カニカマ軍艦一つ。マヨコーン軍艦一つ)間食:アイス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、さんれんきゅーの最終日。

NG

・はじめに

DRPGの老舗エクスペリエンスが開発した心霊ホラーシリーズの第二弾。

前作の死印とは世界観が同じで仄めかすシーンはあるものの、別の街の事件を扱っているため、必ず順番通りに遊ばないといけない類のシリーズではなかった。

無頼漢で無愛想な喧嘩が超強い男子高校生の鬼島空良が主人公で、彼とその仲間と共に怪異蔓延る夜の街を調査するアドベンチャーゲーム

選択肢ポイントアンドクリックなどの基本的な要素に加えて開発会社エクスペリエンスらしいDRPGめいたフィールド移動のシステムなどは前作の死印と共有している。

とはいえ、かなり冗長だった前作と比較するとマップデザインは簡略化されているし、特定の仲間を連れていかないと詰む場面もシステムで補助が入るなど、かなり遊びやすブラッシュアップされている。

特にマップの簡略化は、正直ここまで簡略化するならもう移動システム自体がいらないんじゃ? と思わなくもないが、さくさく遊べたのでそこまで嫌うシステムでもなかった。

マップを探索して怪異に立ち向かうためのアイテム情報を揃えてから怪異対峙してそれらの情報アイテムを駆使して知恵と勇気で戦う構成も、前作のフレーバー的なHP攻撃力の表現は削ぎ落とされていて、文章ちゃんと楽しめるようになってて良かった。

・御伽話をモチーフにした怪異が怖い

浦島太郎モチーフにした「うらしま女」や、桃太郎モチーフにした「殺人桃」などの怪異が登場する。

怪異はどれもまず都市伝説としてのエピソードが紹介されてから、その現場に赴くと姿を現す。

まずこの、都市伝説としてのエピソードが怖い。

日常的な描写から一気のアクセル全開で恐怖描写が始まるので心の準備ができず毎回ビビりながら読んでいた。

そして、なにより怪異立ち絵が怖すぎる。

一目で人外であることがわかり、ディフォルメされていないリアル気持ち悪さが満載の恐ろしいデザイン

公称ジャンル心霊ホラーADVの通り、ホラーな恐ろしい表現が徹底されている。

怪異を自宅に持ち帰っちゃう主人公

特に今作のらしさを感じたのは、主人公の鬼島の自宅にまで怪異が付いてくるせいで、現場より自宅の方が危ない部分だ。

怪異を退治するために都市伝説情報を元に街を歩き回るのだけど、時間や諸々の都合でその日は切り上げお家に帰る展開が何度もある。

そしてものの見事に毎回毎回、怪異を家に連れ帰ってしまう。

最初の一回はまだしも、流石に繰り返されると、家に帰るなら怪異を倒してから、倒せないなら家に帰らず朝まで探索した方が良いのではと心配になるぐらい無警戒に怪異を家に持ち帰る。

そのため、本来なら一息付く自分の城である自宅こそが最も危険場所になっていく。

かいことを気にしない鬼島の“脳筋”な知恵より腕力性格故なので、テキストを読んでいてそこまで違和感はないものの、流石に毎回繰り返されると不憫可哀想になってくる。

風呂冷蔵庫ベットベランダキッチンといった日常を過ごす自宅に恐ろしい化け物が侵略してくる描写はかなり恐ろしいのに加えて、汚く嫌になる展開も多く心が削られる展開が多かった。

そのせいで、怪異が登場する事件現場に赴くのよりも、自宅に帰る方が恐ろしいという奇妙な逆転現象が起きていた。

鬼島はそんなことあまり気にせずに家に帰って、怪異を持ち帰ったことに気付いて毎回律儀に戦ってるので、良い意味感情移入できない独特な主人公だった。

親友の天生目聖司がいいヤツ

そんな“脳筋”な主人公を知恵の面で支えるのが、小学生から親友天生目聖司だ。

今作最大の魅力であり“カップリング”的な妄想も広がってしま相棒キャラ

無愛想で無頼漢な鬼島とは対照的に、社交的で仲間が大勢いる天生目。

しかし、それは表向きのペルソナで、本性は反社団体の偉い人の息子で、自身もその立場を利用して裏社会で暗躍している悪いヤツ。

鬼島も彼の裏社会の伝手を使って、喧嘩で金儲けしているため、二人してアウトロー自称している。

脅迫王子という異名すらあり、怪異よりもまず法で捌けるコイツらを対処した方が良いのでは感も少しある。

そんな悪いヤツながら、鬼島の親友であり、彼との関係値の揺るがなさは読んでいて気持ちがいいぐらい痛快なシーンが多かった。

反社会的な人間が身内には甘いというのは創作物テンプレートだけど、王道さをしっかり押さえていて、この二人の関係はかなり引き込まれた。

体力担当の鬼島と知恵担当の天生目という役割分担もしっかり決まっていて、怪異という人間社会立場関係ないエピソード故の苦難もありつつも、彼のサポートのおかげでサクサク話が進むのも良かった。

高校生たかる最低な中年男性の番直政はやる時はやる格好良さ

ルポライターオカルトにも裏社会にも詳しい番直政も格好良かった。

お金にだらしなく、高校生主人公お金をせびり、そのお金麻雀競馬などに注ぎ込むダメ人間

しかし、本業調査仕事や、根回しの技術は素晴らしく、やるときはやる男だ。

特に作中で、300万円を急遽作る必要がある場面での立ち振る舞いは、短い文量でサラッと流されたがかなり格好いいことをしていて惚れた。

くどくど自慢しないところも大人な態度で素敵だった。

後半は彼の調査と金調達能力が非常に頼りになる場面が多く、オカルト方面にも長けているため脅迫王子の天生目に負けず劣らずな有能なキャラだった。

・おわりに

恐怖と気持ち悪いの境目は難しいのだけれど、この綱渡りをしっかりこなしている良いゲームだった。

恐ろしいだけでなく、鬼島と天生目の熱い友情燃え沸るものがあり、恐怖描写を反発心に変えて奮起する展開も良かった。

なお男性キャラに着目して感想を書いたが女性キャラにも、天生目と対をなす相棒キャラオカルトゴスロリ好きの葉月薫、手先の器用さでストーリースムーズに進めてくれるお姉さんなムーランロゼ主人公保護者ホラー作家の那津美、愛すべき義妹の愛海ガハハ系の大江さんと魅力的なキャラ揃いだった。

怪異が恐ろしいからこそ、友情の尊さをはじめとする人間の熱が輝いて見える良いバランス感で、面白いゲームだった。

[]11月3日

ご飯

朝:朝マクド。昼:おにぎり。夜:ピザ。間食:柿の種チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、さんれんきゅーの2日目。

最近食事はっちゃけすぎてる。

そろそろまたちゃん野菜を食べる生活に戻したい。

NG

エクスペリエンスホラーADVシリーズの第二弾。

まだ遊んでる最中なので終わったら感想を書く。

2023-10-21

そういやADV以外のゲームで泣いたことねえな

感受性が弱いのか知らんけど、なんか泣けないんだよな。

「うおおおストーリーはいいから早くラスボスや隠しボスとバトルさせろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」みたいになっちゃうんだよな。

ゲームプレイ中は効率厨戦闘民族になってしまう。

ようやく強敵を倒した後の「楽しい戦いだったな……もう立ち上がってくるんじゃねえぞ……」という気持ちはあるけど、それは涙を流すタイプとは違う虚無感だからな。

まあつまり、「最後の一撃は切ない」ってキャッチコピーは色んなタイププレイヤーに刺さる概念からスゲーよってこと。

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