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2020-10-18

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 8)

承前 : Part-7 https://anond.hatelabo.jp/20201014091325

次回 : Part-9 https://anond.hatelabo.jp/20201101061517

前提

交渉DOs/DONTs

前回までで収入構成要素については大体解説を終えた。細かいところまで含めればESPPだとかRoth IRAだとかまだあるが、大した違いにはならない。今回はその収入源となるサラリーやRSU、ボーナス入社時あるいは入社後に交渉する段において、やるべきこと(DOs)、やってはいけないこと(DONTs)を解説する。最初に言っておくが、今回のトピックオファーを受けた後の交渉だ。オファーを受けるための準備や面接心得などについては扱わない。

DO : RecruiterとHiring Managerは誰で、何ができるのかを把握する。

これは交渉以前の常識だ。応募者の交渉はRecruiterとHiring Managerが二人三脚で行う。

会社部門、応募者のランク等々によって、この両者の関わり方は動的に変わる。

一般的には低ランクの応募者の場合ではRecruiterの裁量が大きく、高ランク場合では逆だ。

自分が聞き及んだ、そもそもレベル換算すら不可能な大物のhire時などはRecruiterがまったく絡まなかった。面接さえ行われなかった。VP達が低姿勢でselling modeの会話をするのを面接と呼ぶのでなければ。Blank checkが送られたという噂もあったが、流石に誇張だろう。

Recruiter

彼ら彼女らは大抵技術素養特定のチームとの関連も無く、最終的な決定権を持つことはほぼない。専任仲介役である

しかし、仲介役を侮るなかれ。Recruiterが交渉の主導権を握ることもある。Recruiterが頑迷給与交渉無視すれば応募者はなす術もないし、こんな奴へのオファーはrescindしろと言えばhiring managerも大抵心を変える。Hiring managerの中には、交渉をRecruiterに丸投げする者もいる。Hiring managerとは違い、特定のチームの事情を勘案しない代わりに会社全体の利益を代弁するのでlow-ballオファーから始めてくる者もいる。まさにペーター危惧したとおりだ。

それでも、Recruiterが出来ることには大きな制限がある。最終的にはHiring managerあるいはその上のVPから承認必要となる。

Hiring Manager

大抵、彼ら彼女らは入社後、応募者の上司となる。非常に重要交渉相手だ。

  • そもそも入社後に上司となる相手に無理目の交渉をするのは得策でない。嫌われたらどうするのだ。
  • 彼らにとって採用業務のごく一部でしかない。我々と同じなのだ。手間がかかりすぎる案件は嫌われる。
  • 応募者を直接欲しがっているのは彼らであり、TCを大幅に上げる交渉は彼らを説得することなしにはありえない。

但し、会社によってはhiring managerと入社後のチームに関りがないこともある。L3/L4などのspecializedでない段階の入社、あとはfacebookなど入社後にbootcampで配属先を決める方式の所だ。しかし、Facebookでさえも近年、高ランク技術者とくにinfra側ではheadcountをpreallocateする場合が多い。専門性を買って高ランク応募者を雇ったのに、入社後に目的のチームが定員過多で入れなければ宝の持ち腐れだ。

さて、hiring managerもランクによって出来ることと出来ないことがある。応募者のランクによって定められたバンド幅を超過するような変更は大抵VP以上でなければ出来ない。そのほか、特例となるような変更は大抵VPから承認必要になるので、下のランクのhiring managerは大抵考慮すらしないだろう。

DONT : 不可能要求はしない。

先述のバンド幅超過の例など、採用からすれば馬鹿らしい手間でしかない。そもそも(ほぼ)不可能なのだ

また、一旦ランクが決まった後のランク上昇交渉も多くは不可能である

例えばL6 loop面接を受け、オファーをもらったとしよう。これに対してL7にup-levelしろなどというのは全く不可能要求だ。L6とL7では面接内容からして違うので、最初からやり直しでもしなければどうしようもない。但し、低ランク場合会社によってオファー後のup-levelもある。

こういった理不尽要求をし続ければ採用側は諦めて他の応募者に行く。

verbalオファーは無かったことにされ、オファーレターさえrescindされることもある。

例えrescindされなかったとしても、入社してどんな顔をしてその上司と働き続けるというのか。

ペーターにはこれを知っておいてほしかった。

DO : バンド幅を調べる。

オファーをもらったら、或いはその以前から、そのランクバンド幅を調べると交渉がうまく行きやすい。

levels.fyi等で調べることもできるし、recruiterに聞けば教えてくれる場合も多い。

もしもバンド幅の下限でのオファーであれば交渉をしない理由がない。オファーを出す側からしても、そんなオファーで応募者が交渉をせずにacceptしたらgood for meだ。自分はそういったオファーはunethicalだし長期的にその社員の意欲を削ぐと思っているが、残念ながら多々ある。

DO : Competing offersを得る。

オファーが一つしかなければ交渉は非常に難しくなる。採用側にオファーを変更する動機が薄い。

そのため、交渉で最も重要なのは複数オファーを得ることだ。すべてのオファーが魅力的である必要はない。とにかく複数あることが重要である。それらのオファーが競合他社からのものであればなおよい。当然、現在勤めている会社からのcounterも含まれる。

DONT : 複数社で時期をずらして面接する。

しかし、この条件を満たすためには数社で面接し、かつオファーがほぼ同時期に出される必要がある。

多くの会社ではオファーは2週間以内にexpireする。業界によっては極端に早い、いわゆるexploding offer(2-3 days等)もあるそうだが、シリコンバレー上場IT企業では寡聞である会社の評判に影響する。

もしもオファーが同時期に出されなければ、先にオファーを出した会社に延長交渉をしなければならない。

応募者がどれだけ求められているかによって、この交渉も難しい時がある。採用側としてもheadcountの制約がある以上、他に行きそうな応募者へのオファーをずっと延長し続けたくはない。応募者が口で言う通り自社のオファーにexcitedなら何故他の会社オファーを待っているのか、と。応募者の中には苦しい言い訳を並べ立てるものもいる。

ある例では「両親と相談しなければならないので」と言う。2週間で相談できない両親は一体どこにいるのだ。大体、子供就職に親が本当に決定権をもっているのか?ちなみにこれを言った応募者は延長後に貰った他会社オファーを受けた。

こういった苦しい交渉を避けるためにも面接時期を大体合わせてオファーETAを調節することをお勧めする。

ちなみに、今まで見た中でもっと効果的なオファー延長理由two-body problemであった。つまり配偶者やsignificant otherも同時期に職探しをしている。住む場所を合わせなければならないので、そちらの進展を待つ必要がある、と。採用からすればぐうの音も出ない。進展の詮索すらできない。しかし、卒業時や移住時などにしか使えない理由だ。

DO : 適正な金額を正直に、理由を明確にして要求する。

RSUをあと1000株寄越せというにしても、その数字がどこから来ているのか説明できなければ響かない。採用側がどうしてもその応募者が欲しい状況でなければ、単に現在オファー数字が如何に適正なのか繰り返すだけだろう。

それに対し、応募者側から数字の明確な説明があれば採用側がdecision makerとなって悩むことになる。Turn the tables! また、hiring managerがその上を説得する材料となる。

例えば、「X社のオファーTCに合わせるため」、「Y社のRSU Refresher方式との違いを考慮し、同額になるためのRSU量」などは説得力が高い。「バンド幅のmedian」も成功例だった。

Wrapping up

まだまだ書きたいことはあるが、長くなってきたのでここで切り上げる。

さて、大体の要素は網羅したのであと1,2回でこのシリーズを終わらせる予定だ。

後は何を書こうかと思って今までの回のブクマ数を見てみると:

なんということだ、前途有望な若者調子に乗って痛い目を見る話の方が受けが良いのだ。

やはり人間は糞である古今東西Reproducible。そんな増田住人のため、次回は皆が不幸になる胸糞の悪い話をする。路頭🙏おじさんも大満足だろう。

次回「恐怖のPIP。Coasterは生き残れるのか。屑社員と糞マネジメントの大決戦!」

2020-10-11

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 6)

承前 : Part-5 https://anond.hatelabo.jp/20201008100556

次回 : Part-7 https://anond.hatelabo.jp/20201014091325

前提

収入詳細: Xさんの例

前回、AmazonL7で行ったXさんの例が出た。実際に彼がどれだけの収入を得たのか、株価がそれにどう影響したか、詳細を見て行こう。

人物特定を避けるため時期や額について多少の変化をつけていることを注意しておく。

彼のTCは$700k。以前のせたlevels.fyiでの数字はSeattle等ほかのworking siteでの数字(1-2割低くなる)も含めた平均であり、かつ彼は交渉をうまくしたのでこうなった。内訳は4年間の平均で、一年毎にサラリー165k、RSU 420k, sign on bonus 115kだ。

これを実際の時系列でみてみるとずいぶん印象が変わってくる。Amazon場合、RSUのvestingが少々特殊であるためだ。

Income\Year Year 1 Year 2 Year 3 Year 4Total
Salary $165k$165k$165k$165k$660k
RSU $84k$252k$672k$672k$1,680k
Bonus $253k$207k00$460k
TC$502k$624k$837k$837k$2,800k

上記のように、AmazonはRSUを3-4年目に集中的にvestする。一年目終了後に5%, 二年目終了後に15%, 以降半年ごとに20%だ。

RSU-heavyなことと相まってこのままだと一,二年目に社員が困窮する可能性がある(特にmortgage!)。そのためsign on bonusを1-2年目に配布する。

最終的な総計は変わらない。四年間で$2.8M、TC一年毎に$700kだ。

Target compensation vs Realized compensation

しかし、彼の実際の収入はそれよりもかなり高かった。Amazon株価が高騰したのだ。

仮に彼が2015年初頭にオファーを受け取ったとしよう。そのオファーレターにはRSU報酬の「金額」は当然書いていない。代わりにRSUの「株数」が書かれている。このRSUの株数は通常、TCとその時点の株価から逆算してTCがその額に「なるように(target)」株数が決められる。((あるいはそのように交渉する、といったほうが正確か。RSUの総配布数は組織ごとに予算決定時にあらかじめ決められ、その枠の中からオファーを出す。これが尽きてオファーを出せなくなることをRSU depletionと呼ぶ。)) 2015年初頭の$AMZNは$312。なので彼は5,400株のRSUをGrantされたことになる。

そして、実際にRSUがvestされ社員が売却した時の総収入株価に影響される。彼の場合、vest直後に売却したと仮定すると、

2016年一月末、2017年一月末、2017年七月末、2018年一月末、2018年七月末、2019年一月末の株価重要となる。

Income\Year Year 1 Year 2 Year 3 Year 4Total
Salary $165k$165k$165k$165k$660k
$AMZN $587$823$988(Jul), $1,451(Jan)$1,777(Jul), $1,718(Jan)
Realized RSU $158k$665k$1,064k, $1,563k$1,914k, $1,850k$7,213k
Bonus $253k$207k00$460k
Realized Comp$576k$1,037k$2,792k$3,929k$8,333k

なんと、彼の実際の収入(Realized compensation)は三倍に膨れ上がったのだ。四年間で$8M以上。

プロ野球選手でもこれだけ稼ぐ人は少ない。これが一技術者しかもまださらに上がいるL7で起こるというのがシリコンバレーの狂っている所だ。

このように、TC議論するときに「オファー時の額」「実際に入った額」を区別してtarget compensation, realized compensationと呼ぶことがある。

通常使うのはtarget compensationである。少なくとも自分の周りでは。未来のことは誰にもわからないのだから複数からオファーを比べるためにTCを導出するときはその時点の株価を使うしかない。

Crystal ball

しかし、世の中にはそう考えない人もいる。自分がある企業からオファーを受けたとき、対面交渉の段階でそのhiring managerがこう言い始めた。

「確かにうちのオファーはあちらの企業よりもTCが低いね、でもexpected stock appreciationのことを考えてみよう.」

自分は少し戸惑った。彼がStock Appreciation Right (SAR, ストックオプションのようなもの)のことを言っていると思ったのだ。

RSUに加えてSARを配布するのか?聞いたことがない。

「うちはRSUが多いから、うちの株価が今後四年間、年間 Y%で上がっていくと仮定すると君のrealized compensationは...」

といって目の前で電卓アプリをたたき始めた。なんと、この人は株価の将来のappreciationが分かるというのだ! しかもY%はその時のNASDAQ compositeの平均成長率よりもかなり高い数字だった。Stonks only go upとでも言うのか、このGen-Zめ!

上場企業株価が今後どうなるか、確実にわかるはずがない。わかるならば仕事などせず株取引だけで暮らしていける。

自分はその人の交渉手法危険だと感じた。自分が同じことをしようとは思わない。その言葉につられて応募者が入社した後に株価が下落したらどうするのだ。

訴訟はいかないまでも、その社員HRやLegalに苦情を持ち込んだとしたら。

オファーレター等、証拠が残るところに一切そんな言葉がなくても、複数社員が同様の苦情を入れたら、HR自分を守ってくれる自信はない。

定期的に行われる、たるいクリック連打訓練は社員教育のためではなく、不祥事の際に全責任社員におしつけるためのものだ。

Legalは自分のterminate letterを発行するのに微塵の躊躇もないだろう。それこそseveranceがもらえるかさえもわからない。

自分はそのhiring managerに不信感を抱き、最終的には他のところに行った。

Concluding remark

自分は他の人に転職の助言をする際、株価の下落リスクを考えるように強調している。

Tech株が近年好調であるのは確かだが、一寸先は闇であるIBMを見よ、一昔前のMSFTを見よ。

株価が上昇することを前提に将来を決めるのは非常に危険だ。実際、IBM2010年ごろに移った知人は後悔しきりであった。

さて、自分オファーを断ったその企業であるが、その後、Y%を遥かに超える株価成長を続け、自分の心を削った。

所与の状況で自分が間違った選択をしたとは思っていないが、それでも時折そのオファーレターを見返すことがある。

シリコンバレーではよくある話であるGoogleの早期社員になりえたひと、FBの早期社員であったかもしれない人、

そういう人はたくさんいるが、別に彼らが不幸そうには見えない。彼らにその時のオファーレターについて聞くと、

みな同様に時折見直す、という。人生大事選択をするまえに、来し方を見返し、自分の心が均衡を保っているか

何があっても後悔をしない心構えができているか自分人生は何のためにあるのか、心をはせるツールである

これは、シリコンバレーにおける般若心経なのだ

次回はRSU Refresherについて。

2020-10-08

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 5)

承前 : Part-4 https://anond.hatelabo.jp/20201006121559

次回 : Part-6 https://anond.hatelabo.jp/20201011065246

前提

前回、交渉すればL4になれたのに交渉しなかった学生の例を紹介した。あまりのnaiveさに周りのgrown upは頭を抱えたが、ある意味で微笑ましい事例とも言える。

今回紹介するのはその逆で、ダメ交渉をしてしまい彼自身を含め関係者に苦々しい思いを残した。この例は今でも自分に怒りと後悔を覚えさせる。

増田にこのシリーズを書いた動機にも関わる。長くなるが、事の始まりから書いていく。

導入

ある時、自分はある会社のある部署で働いていた。高ランク技術者ばかりがいる部署で、非常に刺激的、かつ全員がいい人であった。

自由雰囲気で、ランクや年齢に関わりなく皆が家族のように親しんでいた。その時の同僚とは今でもつながっている。COVIDが来てもZoom乾杯をする仲だ。

ある年、その部署新人が来た。仮に彼をペーターと呼ぼう。ペーターの雇い方は稀とは言わないが少し特殊であった。

ペーターは、やたら押しの強い人が多い気がするある国の出身で、やたら社交的な気がするある国の有名工科大でポスドクをしていた。

そして、その部署のあるmanagerがあるプロジェクト必要技術下調べをしているとき、彼の論文が目に留まった。

その論文を皆で議論しているうちに、著者のホームページを見てみるとポスドクであることが判明した。ということは求職中の可能性がある。専門家がいるならその人にそのまま実装してもらえばいいし、その後も戦力になるだろう。

そのmanager、のちにペーター上司となる、が早速彼と連絡を取り、面接をすることに。自分面接に加わった。高ランク技術者たちとの質疑でも物怖じせず、専門分野でもかなりいい線を行っているという感触を得た。

ほかの社員も同様だ。すぐさまL4オファーが出され、彼は渡米することになる。

我々はペーターを温かく迎え入れた。家族の一員であるビザGCのことでいろいろと相談にも乗ってあげた。

彼の専門分野は自分も興味を持っていたところなので議論も多くした。彼から学ぶことも多く、利発で高生産性という印象を強めた。春秋に富む若者だ。

ペーター、残される

さて、そうこうしているうちに彼とは無関係にその部署であることが起き始めた。人が辞め始めたのだ。

その部署は非常に心地よいところだったが、高騰を続けるシリコンバレー給与水準(と家の価格)についていけていなかった。

ある程度の期間であれば仕方がないが、長期間続けばやりがい搾取である暖かい家族のような、アットホーム職場、日々新しいことを学べますしか給与は奮わない、ブラックフラグ満貫である

最初に辞めたのはアメリカ人であった。彼は利に聡く、情勢に通じ、交渉も上手であった。多くのオファーを得て、その中からさらに値を吊り上げ、TCを大幅に上げて出て行った。

そして我々は家族なので、そういった情報が共有された。なんというoutside world! 一人、また一人と彼に続いた。みなL7付近オファーを大量に得、上手な交渉をしていった。

彼らの情報手法は我ら家族に惜しみなく共有され、非常に学ぶところが多かった。交渉成功例として次回以降にいくつか取り扱いたい。

また、彼らがうまく各企業に散らばってくれたおかげで、自分はいろいろな企業情報を得ることができている。

そして自分も辞めた。しばらくしてペーター上司も辞めた。

ペーターは、一人残された。

ひどいな、と思ったが新しい職場で忙しく、どうすることもできない。ただ、機会があれば何かしてあげたいとは思っていた。

アルムさんとの邂逅

さて、自分は次の会社で忙しく働いていたのだが、他部署のある技術者と知り合いになった。仮に彼をアルムさんと呼ぼう。

アルムさんは年季の入った技術者で、ちょっと頑固なところはあるが自分コードに誇りと情熱もつ好漢だ。

自分が長年L6であることに不満は覚えつつも、金は求めない自分プロジェクト成功させたい、と邁進していた。肩書上managerではあるが、軸足は今もコードに置かれている。

自分はそういう人が好きであるので、すぐに仲良くなった。

そんなアルムさんが自分プロジェクトを加速させたいと願い出、無事に追加のheadcountが付与された。そして、いい人いないか、と自分に尋ねてきた。彼のプロジェクトペーターの専門分野と少々重なりがあったので、自分はすぐにペーターのことを思い浮かべ、彼に連絡した。彼は他に行きたがっていた。渡りに船だ。

この時、自分ペーターのreferを正式にはしなかった。大抵の会社ではreferral bonusがあるが、自分はそんなことよりペーター

助けになりたかったのだ。単に知り合いの中継ということにしてペーターアルムに引き合わせ、自分はそ知らぬふりでアルムからどんな面接を予定しているかどんな素養を見ているか聞き出し、秘密裏ペーター面接対策を施した。もちろん面接者は何人もいるが、最も重要なのはアルムさんの心象だ。

それがどれぐらい奏功したかからないが、無事にアルムさんはペーターを気に入った。彼がペーターのことを褒め称えているのを聞いて、自分の責務を果たした気がした。

オファーが出され、1週間ほどたった。さてどうなったかアルムさんに聞いてみた。

彼は苦虫を噛み潰したような表情で言った。

「なんなんだあいつは。自分VPだとでも思っているのか」

一週間前とは真逆の反応である。何があったのだ?詳しい話を聞き、自分は非常に混乱した。

アルムさんが出したL4オファーを、ペーター報酬が低すぎるといって、最低でもRSUがこれだけなければ、という数字を出してきたのだ。

その数字というのがL7に相当するものであった。なんだそれは。

経験のない人によくある、4年分のRSUと1年分のRSUを取り違えたのでは?自分若いころ勘違いして舞い上がり、その後でがっかりしたことがある。恥ずかしい。アルムさんに質したが、ペーターは確かにこの数字を出したという。

ペーターの誤解

訳が分からないのですぐにペーターを捕まえ、なぜそんなことをしたのか聞いた。自分は聞き役に徹した。

「あのオファーは安すぎるよ」

そうは思わなかったが・・。彼はL5を希望していたのか?交渉次第ではありえなくもない。転職ランク上げの好機である

「...だってRSUから収入サラリーよりも低いじゃないか

聞き役に徹するまでもなく、この時点で自分は声を失った。

TCの大部分はRSUになるんだろ?Xさんはサラリーなんてpeanutだって言ってたよ」

XはL7Amazonに行ったんだ。Amazonサラリーが早々に頭打ちするためにRSU-heavyの特殊場所だ。大体お前はL4じゃないか

この時点で全容が大体見えてきた。彼は高ランク技術者に囲まれ、彼らの武勇伝を、分け隔てない風潮の中で

聞いているうちに、とんでもない期待を持ち始めたのだ。以前の回で書いたようにランクが上がれば確かにTCの大部分がRSUになる。しかL4やL5の段階ではまだまだそんなことはない。そもそも彼はL4などという用語さえ知らなかった。

「わかってるよ、交渉大事なんだろ?discountしたオファー最初に出すのは交渉なんだ。」

そんなことはない。アルムさんがdiscountをする動機が全くない。彼は小さなチームのmanagerであってRSU depletionを心配するのはもっとずっと上の人々である。彼はheadcountを埋めてさっさと仕事に戻りたいだけだ。大体今回の件はrecruiterの関与が最小限の、ほぼ直接hiringである。お前はそもそもrecruiterとhiring managerの違いが分かっているのか。

交渉の仕方はわかっているよ。買う方が$10っていったら、売るほうが$100って言って、買う方が$20って言って・・・徐々に双方の提示を近づけていくんだろ。常識だよ」

どこの常識だ。

大阪のおばちゃんの値切り方か。お前の国は確かに南のほうだが、ミナミ次元トンネルでつながってるのか。いつからだ。

「値切り交渉になるだろうから少し高めの額を言っておいたよ。返事を待ってるんだけどなかなかこないんだよね、せかしてくれない?」

もう二度とアルムさんはお前と連絡を取らないよ。

彼は自分が忙しい中でお前のために面接をこしらえて、上司交渉して迅速にオファーを作ってきたんだ。

オファーの作り直しにどれだけ手間がかかるのかわかってるのか。なぜ交渉の向うに自分と同じ、忙しい一人の人間がいることに気付けない。

自分のfair valueを事前に調査しておくことすらしなかったひよっこ技術者になんでほかの人間が汗をかかなければならない。

交渉をするにしても相手迷惑をかけないやりようがいくらでもあっただろうが。大体お前competing offerもないのに交渉することの意味理解しているのか。

自分は怒りと絶望で頭がおかしくなりそうだった。なんなんだこいつは。自分を何だと思っているんだ。

Naive greedy ignorant selfish tard. Do ur f-ing DD or never leave your mom's basement!!!

そして、自分やほかのgrown upどもが転職経験の彼に不完全な形で吹き込んでしまった情報が遠因であると知り、なんてやつを紹介してしまったんだ、自分が関わっていることを知られるとまずい、と思い始めた。

まず、アルムさんにはペーターと連絡を取っていることは以降も完全に秘密とした。馬鹿げたやつもいるもんだ、彼のことはよく知らないけどびっくりだね、と同調に回った。

アルムさんはペーターからメールは全部無視するよ、と言っていたので多分ばれてはいない。

そして、ペーターには、以降連絡を取らなかった。残念だったね、どうしてだろうね、とだけ言っておいた。

その後、ペーターがある会社L4で移ったのを知った。いい会社だし失敗しなければ彼ならL6まではいけるだろう。

今回L5になる可能性もあったのをふいにしたが、長い目で見れば大した影響はないのかもしれない。ただ、自分は彼と金輪際関わり合いになりたくない。

教訓

ペーターへの怒りは絶えないが、時間をおいて何が悪かったのか冷静に分析してみた。

  • 彼がnaive greedy tardであったのは確かだ。しかし、それがすべての原因だったか?誰しも最初世間を知らないし、馬鹿な期待を抱いたりすることってないか
  • 彼はselfishであった。しかし、経験のないことをする際に、その周囲の人々の事情をすっぽり見過ごしてしまうことはないだろうか?

自分にはあった。では違いは何だ。due diligenceだというのが私の結論だ。

からないなら調べろ。levels.fyiでもTeamblindの糞に塗れた情報でもいいからとにかく集めて分析しろ

どこで情報を集めるのかわからないなら人脈・Google何でもいいから駆使して聞きまわれ。

人生重要な転機なんだから当然する。ペーターはしなかった。そしてそれがほかの要素と相まってこんな結果となったのだ。

こういったことに強いのはいつもアメリカ人だ。日本人やそのほか外国人は開始地点からして遅れている。悲しい。どうすればせめて開始地点を近づけられるか。

情報だ。自分はそれを伝えたかった。できれば不完全でない形で。相場機微常識も、USに行く前に最低限抑えておいて欲しい。

TCの大部分がRSUになるのか、ふむふむ」とだけ受け取る人を少なくしたい。これが増田投稿した理由の一つである

もう一つの理由は、誰にも言えない怒りを周囲の誰も見ないところに便所の落書きとして吐き出したかったのだ。すっきり快感である

次回は株価上下による収入への影響について。

2020-10-04

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 2)

承前 : Part-1 https://anond.hatelabo.jp/20201002000619

次回 : Part-3 https://anond.hatelabo.jp/20201005082738

前提 (再掲)


前回に引き続いてlevels.fyiから例を取ろう。今回はFacebook

TitleSalaryRSU etc (/year)Bonus
E3 (L3) $119,919$43,253 $15,838
E4 (L4) $159,690 $80,076$18,804
E5 (L5) $196,671$151,000$31,090
E6 (L6) $228,755$284,358$51,717
E7 (L7) $268,933$502,667$91,333
E8 (L8) $298,000$738,500$238,250

levels.fyi信頼性

最初にlevels.fyi信頼性について。自分の見聞と比べてみたところ、levels.fyiに乗っている情報は少なくともL3-L6ランクまでよく合致する。

もちろん、自己申告制なので明らかに嘘の情報もあるが、少数である平均値として見れば確かにこの程度である

ただし、L7以降になると途端に参考にならなくなる。そもそも報告されている数字の間で違いが大きすぎる。

理由はいくつか考えられる。

RankとBand

経験年数やランクで一概にTCがこの程度、という議論は間違いのもととなることがある。

場合によってはBandが極端に広い、つまり会社・同部署・同ランクであっても報酬下限・上限に開きがあるのだ。

特にランクが上がっていくと多くの会社でRSUのバンド幅が極端に広くなる。

ランクが下の技術者ランクが上の技術者の倍を稼いでいるということもよく見聞きする。

自分の周りでは大抵その「ランクが上の技術者」は在社年数が長く、あまり活躍していない。

老害、とまではいかないが「報酬が低くても他に行かないだろう、行っても痛手でない」とマネジメントに思われているからこその現状である

日本ではシリコンバレー雇用ドライ合理的、という記事をよく見かけるが、現実的には制約が多くある。

降格などというのは極端に寡聞であるし、あまり活躍してなくてもすぐに解雇、とは大抵ならない。

ただし、部署会社全体でのlayoffは話が別だ。一旦経営層が腹を決めれば容赦は無い。

話をランクに戻す。上記から推測できるであろうが、ランクが上になるとDependsの一言であって、そもそも会社の間で

「この会社のこのタイトルはL6に相当する」「いやいやそれはL7だ」という議論もよく起こる。

levels.fyiはまるでランクの真の対応関係が分かっているかのような図を表示しているが、特に上のランクでは眉唾だと思っていい。

最終的に公平な比較基準はやはりTCであるが、バンド幅が大きいので個々人の比較はできてもランク比較対応までは不可能である

L3ぐらいまでの実情

今回は最後に低ランク、L2/L3についてもう少し詳しく語ろう。

まず、FBのL3の数字、上で述べたようにlevels.fyi数字は私が多数の学生応募者から直接聞き・交渉した数字と非常に合致する。

数年前からFBではstandard packageが大体$180-200kというのはよく言われていた。

このL3向けのstandard packageは未経験学生学部修士卒業後に就職するUniversity Hire向けのものである

考えてみてほしい。彼らはMIT/StanfordIvy卒業するが、実務はほぼまっさらの、まともに使えるコードなどまだまだ書けない子供たちである

そんな彼らが初任給でまず間違いなく年収千万円は行くのだ。また、彼らの全員が有能な技術者に育つかというとそんなことは全くない。

また、育ったとしてもattrition rateGoogle/FBのような会社であっても高く、ほかの会社により好条件で移っていくことが多々ある。

この状況を見て、シリコンバレーcrazyと考えるか、日本を出てこちらに来よう、と思うかは人次第である。まず隗より始めよ

ともかく、FB/AWSを筆頭に景気が良くなってきた数年前からはこれが水準であるので、どの会社もこれに近い数字を出すか、或いはほかの条件で

competitiveになろうとしのぎを削る。

ただし、高ランク場合と違い、個々の学生からバンド幅を極端に広くするような交渉はあまり行われないか成功しない。

せいぜい、RSUを少し積むか$10-20kのボーナスが出るくらいである。ほかの会社との競争上、全体の水準は上げざるを得ない。

しかし、それはある程度の人数を一流大学から採用するためのものであって、個々の学生をどうしても欲しいという状況はあまりない。

実務経験がなく修士の授業を取っただけの学生にそんな能力があるのは稀だ。

中にはとびぬけて有能な例外もいるが、そういう学生の多くはPhDに行くか、こんなstandard packageではunderpaidだ見縊るな、とスタートアップに行く。

30分がたったので今回はここまで。次回は一回昇進して「一人前」と扱われるL4あたりを取り扱いたい。

2020-10-02

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 1)

自分シリコンバレーで働き始めて随分になる。エンジニアである

それなりの数の会社職種ランク経験してインタビューされたりインタビューしたりの回数は数えきれない。

さて、かなりの乖離があるのだ。そんな自分の知るシリコンバレー事情と、はてな投稿コメントから伺える日本在住の方々の憶測との間に。

なので何回かに分けて自分の見聞きしてきたことを書いていこうと思う。

自分時間の制約もあるので一回を30分以内で書けるものにする。

前提

TCとSalary

一回目はこれについて。まずはAmazonの以下の例をlevels.fyiから見てみよう

TitleSalaryRSU etc (/year)Bonus
SE 1 (L4) $121,380$16,348 $22,471
SE 2 (L5) $150,236 $59,151 $13,373
SE 3 (L6) $162,503 $137,231 $5,923
PE (L7) $165,000 $338,000$66,125

稼ぐ、という日本語はTotal compensation (TC)に相当する。

How much do you make?と聞かれてサラリー数字だけ言うのは意図的に逸らす場合を除いてまれだ。

TC計算方法は人による。RSUやストックオプションは1 year cliffの後の4 year vestが主流だし、sign on bonusをどう扱うか、ということもある。

Amazonのようにvest scheduleが偏っている場合もある。自分の周りでよく聞くのは、4年間の平均をとるものだ。以下この方式を前提とする。

上記テーブルに明らかなように、ランクが上がるにしたがってTCの大部分はRSUとなる 。Amazon場合はこれが極端だが、ほかの多くの会社でもこうなる。

当然だ。サラリーは削れないのでその人がダメだと判明した時にマネジメントが取れる対策が限られてしまう。

Performance-based layoffは、存在するが日本で推測されるほど気楽にできるものではない。特に直属のマネジメントにとっては。

Fireは猶更だ。自分の周りで見聞きしたのは醜聞に類する場合だけだった。

結局はRSUを削るか、PIPに押し込んだり(この時点で普通は辞める)、そして最後にWFRをこしらえるというのが普通事情だ。ここら辺については以降の回で取り扱う。

日本エンジニアにとって、スタートアップでもないのに稼ぎの大部分が株、というのは聞きなれないことかもしれない。

実際、ある日本の知り合いか

あなたはあの会社で働いているんですね。すでに上場しているから株はもらえなくて給料だけ?堅実だけど華がないね

といわれて愕然したことがある。いやいやそんな訳があるか。

ただし、誤解をしてほしくないのは。会社部署によって事情は大きく異なりうる、ということだ。

例えば、RSUをほぼ出さないけち臭い会社存在する。当然目ざとい人はほかに移る。しかし全員がそうか?

他に移れないような能力の人だっている。シリコンバレーで働く人の大部分が有能かのような記事

よく見かけるのだが、自分の実感とはかけ離れている。これについては以降の回で。

また、自分がunderpaidだとしっていても他に移る手間や人間関係、あるいはやりがい搾取のような特殊な状況も

多く見てきた。米国でもすべての人間が即座に市場原理に即するわけではないのだ。

なので、驚くほど低給の会社部署存在する。そういう場所での事情と大多数の会社での事情は分けて考えるべきだ。

また、未上場スタートアップ場合、株を換算できないのでサラリーだけ言う場合もある。

そういう場合をとって「これがシリコンバレーの水準」というのは非常に誤解を生む。

余談だが、未上場スタートアップオファー上場企業のオファーを比べるのは難しい。

応募者が自分仮想株価を置くことになる。直近のfunding roundでの水準を使う人もいるし、諸々の目算をそれに加味する人もいる。

うまくいく場合もあるし、がっかりすることもある。

さて、30分経ったので以降は次回。

次回 : Part-2 https://anond.hatelabo.jp/20201004112526

2015-02-10

京都ingressオワコンだった話

そうだ、(イン活しに)京都行こう

都内で日々人類啓蒙すべくイン活ingress活動)に勤しんでいるENLエージェントが期待を胸に京都イン活に行ったら期待はずれでがっかりした話をちょっと聞いてくれ。

先週の金曜に名古屋実家に帰る用事があったので、折角の機会だということで、土日を利用して京都イン活に行ってきた。

京都といえば、寺社とお地蔵様に代表される無数のポータルが街中に乱立する ingressメッカ

街を歩けば途切れることなポータルが立ち並び、辻斬りならぬ辻ワンコが至るところで発生。その余波で周囲は白ポータルばかりとなり、Unique Capture も取り放題。観光地ならではの格好いいメダルに彩られたミッションも目移りするほど。

これぞまさにエージェントにとっての天国

・・・というのが俺が想像していた京都だったし、実際、それに近い評判は以前からネット上で目にしていたように思う。

緑に染まる京都タワー

この日のために蓄えたX8数百発を携えて土曜の午前に意気揚々京都に乗り込んだ俺を待っていたのは、一面緑に染まる京都駅だった。

新幹線ホームから見えるポータルが全てENLのL7やL8ばかりで、その間には綺麗にCFが敷き詰められている。休日にこれほど大きな駅の周辺がこれだけ見事に一色に染まっているというのは、都内ではなかなかお目にかかれない光景である

まあそういうタイミングもあるか、と思いながら、とりあえずミッション一覧を眺める。

都内と同様、駅周辺のポータルを数か所回るだけのお手軽ミッションが幾つか見つかり、とりあえず京都タワーとその横のヨドバシカメラをハックするだけのミッションをさくっとクリア

京都タワーもその周囲も、見事にENLのL8である

京都駅ポータルを Capture or Upgrade しろというミッションもあったが、その状況下でENLの俺にクリアできる見込みはない。帰り際には状況も変わっているだろうと期待して、京都駅を後に。

緑に染まる京都御所

事前にネット京都ポータル密集地を調べたところ、京都御所北野天満宮嵐山という名前が挙がっていたので、その中で京都駅から地下鉄一本で行ける京都御所にまず行くことにした。

実際、京都御所ポータル密度はなかなかのものであった。上野公園にも負けていないかもしれない。

ただ、これもまたほぼ全て緑なのだしかもご丁寧にCFも張られていて、本当にやることがない。

せっかくなので1時間ほどかけて御所巡りミッションをやりながら Unique Visit を稼いだが、ここまで Unique Capture はゼロである。というか青いポータルほとんど見ていない。

無駄に高レベルのENLポータルばかりハックするせいで、使い道もないのに溜まっていく高レベルバースター。何に使えばいいのか・・・

京都駅京都御所惨状を見てだんだん焦りを覚えてくる俺。

けれどまあ流石に次は有名観光地からここまで酷いことはないだろう。

緑に染まる北野天満宮

だがその希望すら無情にも打ち砕かれる。

同じ内容の繰り返しになるので詳細は省くが、ここでも俺にできることはミッションを一つクリアすることだけだった、と言えば十分であろう。

ミッションも長時間ものが多い

まりにも緑一色に染まる京都の現状を知った俺は、これは方針を切り替えてミッションメダルを集めることに重点を置くべきかな、と考え始めた。

ところが、そのミッション微妙なのだ

都内ミッション状況と比較して顕著な特徴、それは15分ミッションの数がとても少ないということ。その貴重な15分ミッションも、「駅の記憶シリーズだったりするので(コンセプトもアイコンも)、これをやるのは俺の美意識が許さない。

それ以外ほとんどのミッションが1時間コースである

下手に歴史があるせいで、その歴史と絡めた長距離ミッションが作られがちなのかな、という気がした(信長のやつとか新選組のやつとかやりたいのはやりたいのだが、流石に4時間とか急に言われても困る)。

聖地巡礼もいくつかあったが、それも時間かかりそうだった。

もうちょっとお手軽ミッションがあってもいいと思うよ(お手軽ミッションに慣れてしまった都民感想)。

まあ少ないながらも繁華街でいくつかお手軽ミッションを見つけたので、それをこなしながらホテルチェックイン

Intel マップで知る京都の現状

普段見る機会がないものから今回もすっかり忘れていたのだが、世界各地のポータルの状況を見られる Intel マップあるじゃん、ということをようやく思い出し、ホテル備え付けのパソコン京都ポータル状況をチェックすることに。

結果。

京都一面、緑一色

すでにそんな予感はしていたのだが、実際に見ると言葉を失う。

L8ポータルだけを表示させてみて更に驚いたのだが、なんと京都にはRESのL8ポータルほとんど無い。郊外に1つ2つあるぐらいで、市内中心部には文字通ひとつ存在しない。

なんだこれは。

もしかして京都にはRESエージェントはいないのでは? と本気で心配するほど。

ただ俺にとっては喜ばしいことに、嵐山の方は多少青も多く、水抜きのし甲斐がありそうだということが分かった。明日嵐山に行こう。

その後、こってりスープラーメンを堪能し、ホテル周辺の弱い青ポータルを見つけては蹂躙してこの日のイン活は終了。

青い嵐山を緑に染める

日曜。

朝一で何に驚いたかって、昨夜俺が Unique Capture したポータルが全く攻撃されていないどころか、地元ENLエージェントによって迅速に補強がされて、既にR8が6本も差さっていたことであった。もちろんCFも隙なく張られている。

このRESとENLのスピード感の差が今の圧倒的な差に結びついているのだろうという気がした。

さて、出発前に再度 Intel マップを開いて嵐山の状況に変化がないことを確認した俺は、朝から嵐山に向かった。

嵐山を巡るミッションをやりながら天龍寺嵐山公園を歩き回り、弱そうな青をどんどん緑に染めていく。休日観光地だけあって、途中一度ワンコにもなった。

それなりのポータルが密集していて、一本差しや低レベルポータルも少なくなく、Unique Capture が捗る。まさに俺が期待していた ingress 天国京都の図がそこにはあった。

幾つかミッションを始めてみたものの案外遠いことが判明してキャンセルしたりという無駄時間もありつつ、昼過ぎまで嵐山イン活湯豆腐を満喫したのであった。

地元エージェントとの出会い

さてそろそろあと1エリアぐらいしか回る時間もないし、どこがいいかなあと調べていたときのことだった。

こんにちはingress されてます?」

突然知らないおっさん(←失礼)に声をかけられる。

都内でも何度かこの手の経験はあり、そのたびに適当に誤魔化して避けてきた俺だが、ちょうど次の目的地を決めかねていたこともあって、地元エージェントであれば渡りに船だと考えて「はい」と答えた。

相手は地元ENLの二桁レベルの方で、俺と同じく Unique Capture を稼ぎに嵐山の方に来ていたところ、俺の存在気づき、俺が東京から来てること、それも Darsana メダルを持ってることに気づいて話しかけてきてくれたのだという。

そういえば3月には京都で Darsana みたいなことやるんだったっけ。

それで俺の Darsana 体験を聞きたいようだった。まああの日はひたすらレゾ差してただけで何も語るような経験はしてないんだがw

京都ENLは今からそのイベントの準備に取り掛かっているようで、最近は何やら秘密兵器実験をするために頻繁に会合を開いているらしい(秘密兵器の詳細はここで書くとまずいだろうからぼかしておく)。

まあそんな入念な準備なんてしなくても、市内のポータルのENL占有率を見れば今回もENLが勝つことはやる前から明らかだろうという気がするが。

なぜ京都緑一色なのか

そのおっさんとはかれこれ1時間ほど雑談をした。市内が緑一色なのでおっさんもやることがなくて困っているようだった(だからわざわざ嵐山なんかに遠征してきたのだ)。

そもそも、どうしてこんなにENLが強いのかも聞いてみた。

おっさんが繰り返し言うには「青がやる気ないから」だそうだが、話の端々から得た情報総合するに、いくつか構造的な問題がありそうだった。

というわけでここからようやくこの日記の本題。

原因の一つには、京都市内のプレイ人数が(都内とは比べ物にならないほど)少ないので、ポータルつの破壊であっても、一人一人のエージェント負担(貢献度)がそのままチーム全体の趨勢に跳ね返るということがありそうだ。

都内特に山の手線内)のように、それぞれが適当に出歩いた先で適当に壊してたら知らないうちに全体としてはいい感じに均衡する、というバランスにはなっておらず、強い意志目的を持って壊して回らないと、すぐに均衡が崩れてしまう脆さが京都にはある。

さらに、そのような少人数のエージェント(どのくらい少ないかというと、RESの二桁レベルエージェントエージェント名と活動地域をだいたい把握しているという。都内では考えられない)しかいない中で、現状、RESよりもENLのほうが多い。

おっさん曰く、新人が緑を選択することが多いせいなのか、それともENLの新人サポートが手厚いために定着率が良いせいなのかはよく分からないようだが、ともあれ、L8以上のアクティブエージェントの数で言うと、倍とまでは言わないにしても、相当の差がついているとのことである

第三に、バースターの補給場所京都市内はENLのP8ばかりで、ENLは補給場所に事欠かない。では市内に一つもP8を持たないRESはどうやって補給しているのか。というかそもそもなぜ市内に青ファームがないのか。

おっさんが言うには、RESのP8が立つとHOで連絡が回って瞬時に壊しに行くことになっているらしい。またFFも察知するとすぐに妨害に行く。そのせいで最近FF妨害するのはマナー違反だとかRESに抗議されたらしい(苦笑)。

仕方なく、RESはENLファームをしぶしぶ利用するか、あるいは大阪琵琶湖の方にファームを作ってそこに通っているようだ。

さて、そうなると何が起こるか。

RESは人数的に不利な中、武器補給にも苦労している。なのでENLの高レベルポータルを満足に壊すこともできない。そうするとそのポータルは次々に Upgrade されていき、ますます固くなる。

他方ENLは安定的武器が手に入るにも関わらず、それを使うチャンスがない。実績も稼ぎたいのに何もできない(まさに前日の俺のように)。そうすると、時々RESが壊してくれると、ここぞとばかりに喜んで奪い返しに行くことになる。

これをRESから見れば、頑張って壊してもすぐに修復され、補強される、というわけである。そしてRESにはそれを再度壊す武器はない。再度武器を貯めて壊してもまたすぐに修復される。これを繰り返すうちに心が折れて、アクティブエージェントますます減っていく。

このような悪循環の果てに、俺が見た「緑一色に染まる京都市内」という図が出来上がっている。

これが京都 ingress の現状である

次のイベントではENLが完勝するだろう。いや、もしかするとRESが巨大CFで覆うなどして奇跡的な勝利を収めるかもしれない。でもそれがどうしたというのだ。はっきり言って、どちらが勝とうとも、この先に未来はない。

このプレイ人数の不均衡が解消されない限り、賽の河原のような苦行に耐えかねて、RESはますます減るであろう。やることがなくなるENLも飽きて減っていくだろう。

俺のような観光エージェントが多数訪れることでカンフル剤となるのではないか、というアイディアもありそうだ。しかし俺の例が顕著なように、都民ENLがわざわざ京都に行ってもやることは何もない。魅力的なミッションも少ない。Unique Visit が欲しいなら都内でまだ行ってない場所がいくつもある。都民RESはどうか。Unique Capture 稼ぎをするにも大変だ。たいていシールドが4枚入ったL7以上の緑ポータルを際限なく破壊するだけのバースターを持っていくのは現実的ではないし、それが用意できるくらいならやはり都内のまだ行ってない場所に行って使う方が経済的だ。

京都ingress 天国と言われたのも今は昔。

都内と比べてポータル特に多いというわけでもなく、それらは緑でガチガチに固められていて、たとえRESエージェントでも壊して回るのは一苦労。市内に青ファームが作られる気配も全くなく、現地での武器補給も困難。

ミッション特に魅力的というわけでもない。

そうなると都民エージェントがわざわざ出向くだけの価値は無いと言わざるをえない。

かくして、京都ingressオワコンである

そしてもちろん、これは京都特有問題ではない。

俺は結局、京都駅の Capture ミッションに挑戦することもできず、数百発の使い道のなかったX8とともに東京に戻り、東京駅を緑に染め上げた。それが攻撃され青くなったのはその数分後のことだった。

2013-01-23

SI土方からWeb行ってみます

試験業務中心だった。

その中でもシステムテストとかやったりしてるのでネットワークサーバーアプリは商用の状態に近い環境試験をしている。

具体的にはサーバーはLB使って冗長化/スケールアウトされていたり、クラスタリングされていたり、データセンターにあるサーバーリモートログインして試験をしたりとか。

rebootコワイヨーとかHW障害うざいよーとか思いながら。

ソフトウェア受託開発の会社で、Javaの業務アプリ設計・開発・試験していた様な人達が集まっているので、ネットワークLinuxなどアプリよりは低レイヤなところに詳しい人が地味にいなかった。

システムテストの項目書をExcelで作るお仕事や、試験実施するお仕事は凄くやる気しなかったが、試験実施方法検討するお仕事や、試験をするための環境を構築したり、仕様書を読んでミドルウェアアプリコンフィグを投入する仕事は楽しかった。コンフィグを投入する作業をスクリプト怠惰自動化したりするのは、けっこー楽しかった。

リグレッションテストや、バージョンアップでの改修テストなどで環境を再構築する際に、作成した自動スクリプトは腐らさせずに誰かに展開することが出来たので、自動化した工数無駄にはならなかった(ちゃんと効率化に!)大量にデータを投入するとき、さすがにだるい。ツールも使えば使うほどバグなくなるし良い感じ。PerlBashを覚えるきっかけにもなるし。

今思うと出向も楽しかった!メーカーSI会社社員食堂とかあったので、うわすげぇドラマみたい!とか朝はエレベーターの前に人が並ぶのでうわすげぇ人多い!とか。(最初だけだけど)

後はサーバー室でサーバーとかLBとかを目の前で見れたのがテンション上がった。うわこれF5じゃね?うわこれJuniperやん…いくらすんだよ…HPブレードサーバーだ!いくらするのかググった。

まぁ、普通に誰も興味示さないw あの時は商用ネットワーク機器という物に憧れている少年だったw

作業で疲れたときはぶらぶらして眺めてた。

何かの見学の時は「おいふらつくな」とか誰かに怒られそうだけど、仕事で来てると誰も何も言わないので見たい放題。転んでケーブル抜いた日には大問題になりそうなので、さすがにそこは気をつけた。

あの1UサーバーRHELインストールするとか、少年には楽しすぎた。でも手順はMacVirtualBoxCentOS入れるのと変わりはなかった…。ただ、仕事として1UサーバーRHELインストールした、という経験を持つことが嬉しかった(少年から

でもいいさ。

F5なんか使わずLVSやUltraMonkey-L7で負荷分散すればいいし、商用のアプライアンス機器なんか使わずオープンソースで解決してしまおう。AWS使うならELB使えばいいし。そういう環境行ってみようぜー。

2010-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20100919013805

昔かも知れないけど、

たしか、自作サーバーでちょいちょいとやってたはず。

http://d.hatena.ne.jp/hatenapr/20091005/1254714849

まともなサーバー見たことある人なら、ファン足りなくねーか? 密閉しないと気流がバラバラになる関係で冷えないよねぇ・・・

開放で冷えるのは普通の部屋だけ。サーバールームで高密度化しているときに、開放したら熱が他のサーバーに回り込みやすくなるだけ・・・。

とか、当時、あぽーん。って見てたよ。

あとは、電源もイーサもリタンダントには見えなかったしね。

マシン自体を切り替える設計なんだろうけどねぇ・・・落ちてること多いし・・・切り替わってないっぽいよね。

 

ソフト的にもなんだか、普通OSS使っていて、おっとり、切り替えてたとかそんなんじゃなかったっけ?

Linuxカーネルパッチ当てて、カーネルレベルL7 Proxy化したとか、そういうレベルの話は聞かなかったように思う。

 

ハードなんて5年使うことを考えたら、IBMのHAサーバー買ったほうが遥かに安上がりだと思われる。

けど、やりたかったから、やりましたと。・・・

言うのを見ると、趣味レベルなんじゃね?

2010-02-23

第50回PHP勉強会いってきました

ブログとかもってないんでanondメモメモ

はてな記法とか無視で読みにくいですがゴメンナサイ。

かいたひと→http://twitter.com/chobi_e

follow/unfollowはご自由にどうぞ。

うん、次なんか書くまでにはブログ用意しておこう。

第50回PHP勉強会

===============

会社としてもOpenSocialに関わってるし、個人でもちょいちょい

勉強がてらに手を出しているので参加させていただきました。

会場を提供してくださったコンテンツワンさんありがとうございました。

http://www.contents-one.co.jp/


ほいではメモの公開。

聞き逃しや誤記もあるかと思うので参照はほどほどに。

mixiアプリについて(@Weboo)

=============================

mixi機能の紹介とOpenSocialAPIリファレンス的な説明。

技術的な情報についてはほぼ公開されている範囲内なので、

mixiデベロッパーページを参照ください。

あとは公開するのは微妙なので割愛。

PHPWEB開発を行うようにしてオープンソーシャルアプリを作る(@KuniTsuji)

=======================================================================

CodeIgniterを使ってのmixiアプリ構築についてのお話

OpenSocial開発しているので全て既知の情報だったので

メモがありません。ゴメンナサイ。

要約するとPCはつくるのめんどいけどモバイルだとぺらいちで済むし、

ユーザー認証mixiが全て受け持ってくれるので楽よね!

NDA的に微妙なので詳細割愛

運用した気になるモバイルオープンソーシャル (@cocoitiban)

=========================================================

ウノウさんは社員募集中、@cocoitibanは彼女募集中

@cocoitibanのお仕事

・緊急案件ネガティブ発言

・社内案件で困ると一緒に頭抱えるのがお仕事

会社でもここいちばんと呼ばれているそうです(ココイチ

ウノウサービス

映画生活(ピアに売却)、フォト増、clipp、まちつく

・まちつくについて

位置ゲー、もともとふつうモバイルアプリとして提供していた。(ユーザー数非公開)

http://mt9.jp/

mixiアプリ まちつく(ユーザー数250万人くらい)

 ・リリース

  ・社長がやりたい→同僚がすごい勢いで作成。@cocoitibanは横で傍観

  ・mixiアプリ開発工数がえらい少ない。

モバイルOpenSocialって元のサービスがあれば結構勢いですぐ作れるんですよね。)

  ・mixiアプリオープン日に各社アプリ大盛況

   ・開始数分でロードアベレージが100とかのサーバーが発生

   ・ロードアベレージ1000でも登録できるんだー

   そして、当然のように他社を含め登録ができなくなるw

   ・初日から1週間は1日10万のペースで増えた

    ・mixiに登録しているユーザーだからまちつくに登録という意識は低いっぽいですが

   ・画像生成用のサーバーパフォーマンスが最大の問題に。

    ・ウノウには3時間画像生成をキュー処理に書き換えたやつがいる

    ・ボトルネックになりそうなものを全部退治

    ・できる限り愛されゆるふわコーディング

    ・ハードウェア確実に足りないので購入進める

     ・二日目、三日目と同じように+10万人ってトラフィックをさばかなきゃいけない

   ・リリースから今まで

   ・初期(パフォーマンスアップ)

    ・回線が足りなくなりつつあることに気がつく100Mなのに・・・

    ・画像サーバーを外部へ→ AmazonS3

  ・サーバー間に合わないので一部の機能をEC2

   ・決めてから1週間くらいでリリース

  

  ・ユーザー数が数万想定のコードを書き直し

  ・Memcached適用範囲を増やす

   ・一部機能を企画レベルで見直しふかがひくなるかつ、よりよい動作へ。

  ・初期パフォーマンスアップ

    ・L7ロードバランサふやす

    ・DBマスタ分割

     クエリチューニングされていてCPUやDisk ioのreadはすかすかだけどWriteが痛い事に

    ・ORMの機能をつかって分割

     ・トランザクション上影響ないものを分割

      ・2層コミットとか。、XAトランザクションは適用せず。

    ・サーバー台数的にはそんなにない。

   ・中期

    ・DBサーバ分割も厳しくなってきた

     ・ちょっとだけいいサーバーに置き換え

      →あっさり解決

    ・本格的な機能改善

     ユーザーに不便かけてる機能とかを大幅見直し

    ・社員数増員

     ・8Fに追加して4Fに事務所を移すことに

     ・引っ越し大変でした

    ・課金等をリリース

     ・可能な限り早くしたかったがユーザーに不便をかけている段階ではリリースできなかった。

   ・中期

    ・一部処理をQ4Mに置き換え

     ・EC2とはおわかれできた

     ・EC2は悪くないがサーバーがある現状ではコスト間と運用の体制のにゃー(メモ終わる前に次のページへ)

   ・まとめると

    ・数ヶ月、数人のエンジニアでおこなわれたので長短納期

    ・力業だが安定志向を目指す方がいい

    ・変わったことやると大体トラブって死ぬ

     ・しかし新しい事やらないと間に合わない

  [そのほかメモ]

PHPキュー処理って何使ってます?

   ・Q4M

   ・Gearman

   ・ActiveMQ

 

   ・ワーカーのPHPdaemon化ってどうしよう?

    ・daemontools

    ・自前で実装

    ・そのほかいいのがあれば

   ・キュー処理っているの?

    ・実装クイズ

    ・Friends1000人いて全員取りに行く場合どうする?

    ・本サイト側では追加更新もあるし

    ・キャッシュとして定期的に削除しなきゃだめ

    ・ユーザー数分パッチでとってくる?

    ・いや1000人とってきちゃおうよ

    ・FRIENDSランキング

    ・PCだと事情は違うかもしれない

   ・トラフィックの波が激しい

    ・流入云々でかなり違う

    ・コスト意識的にどう設定したらいいのかが難しい

    ・分散のネックはやはりデータベース

    ・ORMは使うべき

    ・流行るか流行らないか分からないサービスをつくる場合には必要

     ・はやった場合にすぐ分割できるか

      ・トランザクションがネックになる

      ・DBが分かれた場合に二層コミット的なものが必要になる。

       ・XAトランザクション

      ・普通に書いただけでそのコードになるか

      ・トランザクションを正しく処理できるか

    ・KVSとの透過性

    ・逆をいえば上記はコードを綺麗にかけるかどうかなので使わなくてもいいと思う

   ・エンジニアとして思ったこと

    ・EC2はありだけど運用がイントラで運用するのとは違う形になるので経験が必要だと感じた。

    ・AmazoRDSが別の地域で使えるようになるといいなぁ。

   

   ・どきどきするのが課金コストをいやいやでもエンジニア意識せざるを得なくなる

   ・mysql

     ・かなりはやい

   ・半年1年後、国内レベルトラフィックであれば大半のWEBサービスは1台でおk

     ・別案件inno db pluginつかったら半分に

   ・ip_conntrack/iptable

   ・ulimit

   ・Symfony

    ・Symfony使ったけどそんなボトルネックにならなかった的な話。

   ・バッチ処理とかforkで悩むことが多い

# 総評

最近はめっきり大きなトラフィックを扱うことがなかったからちょっと刺激もらえました。

前の会社ではサーバー200台くらい管理してたけど今の会社では数十台程度だし、

そこまでトラフィックもこないのでサーバーエンジニアとしては体たらく気味。

まぁ、業務的には様々な方面でやっているので仕方のない事ですが。

とりあえず現状で出しておいて流行したら確実に死ぬ&寝れなくなるので事前に

コードレビューと対策だけはとっておこうかしらん。

懇親会ももちろん参加させていただきましたが非コミュの私は

震える子鹿のようにただビールをひたすら飲むのでありました。

そんな私に声かけてくださった皆様、ありがとうございます。

名前/ID出していいのか微妙なので割愛させていただきますが、感謝感動雨あられでございます。

そうそう、個人的には今の流行がTwigなので@cocoitibanともうちょっと

お話したかったですが懇親会LTもありーの、飲み過ぎて気持ちわりーので実現せず。

Twigすごく良いとは思うんだけどいまいちドキュメントが少ないので

本当にこれでいいんか?て思うことが結構あるのよねー。

Node周りの実装がぱっと見分かりづらいので難儀。

そいじゃ会社いってきまー

2008-07-20

この場合のNetworkとは何を指すの?

なんか、もやもやした定義で話が進むのがキモイ

L2.L3あたりの話?それともL7の話?

それともJP1とかの話?

エンタープライズ向けのスイッチは、日立NEC合弁でアラクサラを立ち上げたけど、どうだろ?

たいていCISCOかExtreamじゃないか?最近ジュニファーも参入してきたがどうだろ?

 
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