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はてなキーワード: EMIとは

2010-02-01

今更気づいたけど、音楽CDって

それを売ってるレーベルが購入の判断材料になる事ってほとんどないよな。

仮にマイケルジャクソンがまだ生きていて、別のレーベル(EMIとかワーナーとか)に移籍しても、それ自体はニュースになってもレーベルの違いを理由に購入をためらったり購入を決心したりする人ってほとんどいないと思う。

これが工業製品(自動車とか家電)だと、メーカーで選んでる人は結構いそうな気がする。食料品(の原産地や原産国、ブランド)の場合は重要な判断基準だよね。

2009-09-06

結局ビートルズって何が凄いのか

日本ビートルズは誰か、という質問にリットーミュージック社長が「フリッパーズ・ギターだ」と確言したというニュースを見たことがある。発表した曲群に駄作が1曲もない、というのがその理由だったと思うが、実は俺もそう思う。無論フリッパーズが「バンド」なのかと言われると躊躇するところがない訳ではないが、俺の主観でも、彼らの作品には駄作がない。アルバムたった3枚で解散しちゃったけど。

しかし再度「日本ビートルズは誰か」という、どうでもいい人にとっては本当にどうでもいい質問に立ち返ってみると、リットーミュージック社長さんは重要な観点に触れていないことに気づく。音楽クオリティ、これはもちろん重要だが、実はビートルズビートルズたらしめているのは、4人のキャラ立ちの凄さだ。ジョン・ポールジョージリンゴ、という4人の住み分け具合は見事だ。

例えば、ビートルズより格好いいバンドというのはいる。俺にとってはザ・クラッシュだ。特にジョー・ミック・ポールの3人が革パンで立った時の格好よさは異常。或いはビートルズより演奏が上手いバンドというのも結構いるだろう。レッド・ツェッペリンを始めとするハードロック勢やヘビメタなんかにうようよいそうだが、俺の好みでもザ・ポリスは上手かった。さらに、ビートルズより芸術的なバンドというのもいただろう。ピンク・フロイドなんかのプログレ連中もそうだろうし、最近ではレディオヘッドなんかもそれっぽいが、ブライアン・ウィルソンが神がかっていた時のビーチ・ボーイズは、俺の感覚ではビートルズよりも真に美的だったと思う。前衛的、と言い換えてもベルベットアンダーグラウンドフランク・ザッパがいる。ビートルズよりノれるバンド、などと言ったらそこかしこで手が挙がりそうだし、ビートルズより現代的なバンドは、という問いには答える必要もないぐらいだ。(余談だがローリング・ストーンズは実に興味深い立ち位置にいることに気づいた。いずれ考えてみよう)

ここで「しかしビートルズほどメンバーキャラ立ちしているバンドはいない。その意味で真の日本ビートルズはっぴいえんどYMOなのだ」なんて阿呆なことを書こうと思ってたのだが、もっと重要なことに気づいた。結局ほとんどのロックバンドビートルズの影響を受けているのだ。格好よさや上手さや芸術性など、どの特性においてもビートルズを上回るバンドは現れたのだろうが、ビートルズほど人々の支持を得て、生活様式(a way of life)に広く深く影響を与えたバンドはいない。

例えばアメリカ人ならニルバーナは凄いとか、イギリス人ならザ・スミスは素晴らしいとか、ヘビメタ好きならメタリカは偉大だとか、ヒップホップ好きならATCQ完璧だとか、歴史家ならバディ・ホリー&ザ・クリケッツの先進性はどうなんだとか、それこそカウント・ベイシー楽団は、とかそういう話にもなりそうだが、とにかくそれらを一掃できるのが「だってビートルズほど影響与えてないんじゃん?」という一言だ。

まあだから、結局ビートルズが凄い理由は、その影響力だよね。訴求力と言い換えてもいいかも。ポールメロディアスな名曲群はアジアを中心にいまだに根強い人気があるし、ジョンの野太い傑作群に対しては皮肉屋のイギリス人もいまだに評価せざるを得ない。そして多分3日後に世界中で同時発売される全作品のリマスター盤も売れるのでしょう。この人気・影響力がいつまで続くのかは、神のみぞ知るということだろうが、2009年9月の時点でビートルズより影響力を持ったバンドは出ていない。

ちなみに以上の話はあくまでバンドの話。影響力の話を持ち出すならバンドに限る必要はあまりない気もする。アメリカ人ならエルヴィスの影響力は強大だと言いたいだろうし、少なくともビートルズボブ・ディランより影響力があったという結論に素直にうなづいてはくれないだろう。個人的には、それでもビートルズはその両者より影響力を持ったと思っているが、じゃあJ.S.バッハはどうなんだと言われたら平伏するしかない。

しかしバンドと、アーティスト個人とは、何かが違うのだ。もしかするとこの違いに同意してくれる人でないと、俺の考えるビートルズの本当の凄さは共有できないのかも知れない。何が違うのかと考えてみると(考えるものでもないのかも知れないが)、結局は最初に話した4人のキャラ立ちとか、そういう話になる気がする。ジョンのソロである「イマジン」と、ポール中心とはいえ4人のバンドで作った「ヘイ・ジュード」のあいだに決定的な差異を見るのは、もしかしたら単なる思い込みかも知れない。メンバー人生ストーリー比重を置いたロマンティックすぎる見方なのかも知れない。

それでも、一人のソロアーティスト助っ人を雇って作った作品と、たとえ名義上であれ、複数のアーティスト協働して作り上げた作品を同質のものだとは考えたくない。ビートルズキャラ立ちしたソロアーティストが、ひとつの曲に対して、自らのアイデアをぶつけ合って作品を作り上げていくタイプアーティストだった。本人たちの言葉によれば、スタジオでのアイデアは誰が提案したものであれ全く公平に扱われ、有効なものであれば必ず採用されたという。特に後期、そして特にジョンとポールの間ではアイデア競争のような状態になっていたようだ。

アップルEMIの企画次第ではあるが、将来、ビートルズの人気が落ちることもありえるだろう。しかし音楽好きの間では、彼らの音楽は愛され続ける気がする。その理由が結局、ビートルズの何が凄かったかという問いに対して、自分が最も満足できる答えでもある。つまり、曲から聞き取れるアイデアの豊かさが半端じゃない、ということだ。ビートルズは結局、アイデアが凄い。

2009-01-18

OPUS OF THE YEAR 2008

bounceが選ぶ、2008年の50枚

1.LIL WAYNE「THA CARTER III」○

2.Perfume「GAME」×

3.KATY PERRY「One Of The Boys」○

4.FLYING LOTUS「Los Angeles」△

5.ESTELLE「Shine」○

6.T-PAIN「Thr33 Ringz」○

7.T.I.「Paper Trail」○

8.Anarchy「Dream and Drama」×

9.ミドリ「あらためまして、はじめましてミドリです。」×

10.TV ON THE RADIODear Science」○

11.YOUNG JEEZY「The Recession」○

12.GONZALES「Soft Power」×

13.RAHEEM DEVAUGHNLove Behind The Melody」○

14.SNOOP DOGGEgo Trippin'」○

15.THE TING TINGS「We Started Nothing」○

16.MACHINES DON'T CARE「Machines Don't Care」×

17.GYM CLASS HEROES「The Quilt」○

18.SANTOGOLD「Santogold」×

19.capsule「MORE!MORE!MORE!」×

20.JAZMINE SULLIVAN「Fearless」○

21.BLOC PARTY.「Intimacy」○

22.PLIES「Definition Of Real」○

23.VYBZ KARTEL「The Teacher's Back」×

24.THE COOL KIDS「The Bake Sale」○

25.RAPHAEL SAADIQ「The Way I See It」×

26.FOALS「Untidotes」○

27.SEEDA「HEAVEN」×

28.AL GREEN「Lay It Down」○

29.DE DE MOUSE「sunset girls」×

30.DUFFY「Rockferry」○

31.Saori@destiny「JAPANESE CHAOS」×

32.BENGA「Diary Of An Afro Warrior」×

33.MGMT「Oracular Spectacular」×

34.DJ BAKU「DHARMA DANCE」×

35.GHISLAIN POIRIER「No Ground Under」○

36.SAM SPARRO「Sam Sparro」○

37.THE MARS VOLTA「The Bedlam In Goliath」○

38.QUANTIC PRESENTA FLOWERING INFERNODeath Of The Revolution」×

39.METRONOMY「Nights Out」×

40.EMI MARIA「A Ballad Of My Own」×

41.PRISCILLA AHN「A Good Day」○

42.FLO RIDA「Mail On Sunday」○

43.電気グルーヴYELLOW」×

44.PLANTLIFE「Time Traveller」×

45.neco眠る「ENGAWA BOYS PENTATONIC PUNK」×

46.CSSDonkey」○

47.有坂美香「Aquantum」×

48.JOSE JAMES「The Dreamer」○

49.VAN SHE「V」○

50.THE BIRD AND THE BEERay Guns Are Not Just The Future」○

(2009/01/18調査)

○:Napsterで定額配信あり (27/50)

△:Napsterで購入専用 (1/50)

×:Napster取り扱いなし (22/50)

邦楽全滅かー

2008-09-26

Muxtape物語

オンラインで流せるテープ」 を提供していた muxtape が閉鎖して一月。昨日出た、運営者からのメッセージを勢いで翻訳する。


http://muxtape.com/story

http://muxtape.tumblr.com/post/51762430 ←反応

僕は音楽を愛している。

音楽を愛している人にとって、そして音楽そのものにとって、音楽を共有するという欲望は、本質的でかかせないものだと信じている。

愛すべき音楽に出会ったとき、僕たちは友達をターンテーブルの前に集め、CDを貸し、カーステレオで鳴らし、ミックステープを作る。

僕たちは、音楽から感じるものを知っているから。他の誰かにも、それを感じてほしいから。


Muxtape物語が始まったのは、僕がオレゴンでやっていた、週一の大学ラジオ番組だ。

その番組で流した曲の記録のかたわら、そのプレイリストウェブに上げていた。ひとつのブロックが、その週の番組記録したカセットに対応するというものだ。

当時、ミックステープ斜陽の時代に入っていた。でも、あのプレイリストのページは、ミックステープと同じ役割を、そして多くの点でよりよい役割を果たすはずだ。僕は番組を終えてからも、そのことをずっと考え続けた。

ミックステープのように、プレイリストはある意図を持って集められたものであって、その価値は単なる足し算にとどまらない。

ミックステープとは違って、プレイリストには物理的に届けるための制約がない。でも同時に、そこには実際の楽曲がない。

誰かがそのページを見にきてくれても、知っている曲があれば共感してくれるだろうが、 本来リスナーである人たちにミックスを実際に編集する手間を押し付けるのは、もともとの目的ダメにしてしまう。



五年後、インターネット技術が格段に進歩していた。

僕はウェブサイト実験的なUIを試す仕事をしていた。

プレイリストのことをまた考えはじめ、ついにそれに命を吹き込んだのは、その頃のことだ。

僕の音楽を(ミックステープ的な意味で)共有するという欲望はなくなってはいなかった。

だけど、その行き場はなくなりつつあった。

大手のブログサービス音楽ファイルを短期的に置けるようにしていたけれど、

そういう場は僕が求めていたものではない。

カセットテープを手に握ったときにうまれる、突き動かされるような感覚

それを手にしただけで、プレイヤーを探してそいつの使命を遂げさせたくなる。

Muxtape設計目標は、そういう実感ををデジタル世界翻訳してやり、音楽生命の火花を散らして、持つ人を聞かずにはいられなくするということだった。



最初のバージョンは僕のtumblrに載せた一枚のガジェットだったけれど、後の姿と本質的に変わりはない。

フィードバックはすごいものだった。

「俺の分も作ってくれないか」という質問が次々と来た。

最初は、ソースコードパッケージ方法をあれこれ考えていた。

でも考えが進むにつれ、それはひどくもったいないことだと気づいた。

ソースで配布すると、到達できる範囲はせいぜい自前のサーバーを持ったニッチクラスタだけになってしまう。

音楽発見するための、もっと大きな機会をすべて閉じてしまう。

ミックステープの抜け殻に見えていたそれは、すぐにミックステープ進化形に見えだしてきた。

作ってやらなければならない。

三週間の夜をけずった結果、僕はMuxtapeを公開した。



成功はすぐに目に見えて現れた。

24時間で8685人の登録があり、

1ヶ月で97748人の登録と1200万ユニークアクセスがあり、

さらに順調に伸びつづけた。

ニュースサイトへの露出も多数。

行き過ぎた予想。技術オタクは賛美するか、すぐに失敗すると断じるかに分かれた。

誰もがどきどきしていた。

僕はぞくぞくしていた。



Muxtapeは「レーダーの視界の下を飛んでいる」からなんとか生き残っているだけだ、という誤解は多かった。

いわく、メジャーレーベルに見つかれば、閉鎖させられるだろう、と。

実際には、レーベルRIAA普通の人と同じようにウェブを見ている。

僕も一週間かそこらで、連絡を受けた。

RIAAからの通告が、メールと書留郵便FedEx夜間便(紙とCD)の三点セットで届いた。

彼らは、権利侵害に当たるらしい6つのmuxtapeを止めるように求めてきたから、僕はそうした。



同じ頃、あるメジャー著作権問題(anti-piracy)担当者からの連絡を受けた。

電話をとって最初に聞いた一言は、「教えていただきたいんですが、召喚状と訴状は、どこに送ればいいんですかね?」

対話はそこから始まった。

召喚状は送られてこなくて、それは雰囲気を新規ビジネス立ち上げの会議にふさわしいものにしようとする彼の脅し戦術だった。

本当の狙いはビジネスだった。

同じ頃、別のビッグフォーの企画担当者からもコンタクトを受けた。



次の一月、僕は聴き続けた。

頭のいい法律家、この手の問題について傾聴すべき意見を持つ人々と話し、

Muxtapeの合法性について合意を得ようとした。

得られそうな合意は、合意がないということだけだった。

Muxtapeは100%合法で何の心配もない」から「Muxtape違法コピーの宝庫。十億ドルの訴訟ライカー島(Riker's Island)での服役の覚悟はあるのか?」までのあいだで、二十以上のすこしずつ違う意見をもらった。



結局Muxtapeの合法性は法律的に曖昧(moot)だった。

正当性があろうとなかろうと、訴訟で戦う費用はない僕の上に、メジャーレーベルは斧を振りかざしていた。

僕はいつも、アーティストレーベルが連絡してきて問題を訴えたなら、削除をすると、自分の中で決めていた。

でも、誰からもそういう疑義はなかった。

ひとつも、なかった。

逆に、僕が聞いた範囲では、どのアーティストもこのサイトのファンで、その可能性にわくわくすると言っていた。

そこの親会社は怒っているに違いない大きなレーベルマーケティング担当から電話を貰い、最新の情報ホームページに反映させるにはどうすればいいかと訊かれたことも何度かあった。

小さめのレーベルからは、彼らのコンテンツを別のクリエイティブな仕方でアピールできないかと言われた。

明らかに、Muxtapeリスナーにもアーティストにも、同じように価値あるものだった。



五月、メジャーレーベルのひとつ、ユニバーサルミュージックとの最初の会議をした。

僕は、最悪の扱いを覚悟して、一人でそこに行った。

この十年、インディーの界隈に片足を突っ込み、そこで大きなレーベルが彼らの利益になるものも知らず、頑固にラッダイトしているのをみたからだ。

ここで言っておきたいのだけど、レーベル自分自身のビジネスを、ふつうの人が疑っているレベルよりはずっとよく知っている。

ただし、未来へのアプローチに関しては、個々のレーベルによって驚くべき違いがある。

ユニバーサルで僕が会った紳士たちはすごく柔軟で機転が効いていた。

僕は、彼らにMuxtapeが与える利点を売り込む必要はなかった。

彼らはMuxtapeの素晴らしさを知っていて、ただ、支払いを欲しがっているだけだった。

その点については同情する。

僕は、共同で提案を行うにはまだいくらか時間が必要だと伝え、決定を先延ばしした。



数週間後、EMIとの会議をした。

彼らは大きく違ったタイプだった。

僕は会議室に入り、8、9人と握手をしてテーブルの前に着くと、目の前に "Muxtape" と題された電話帳並のファイルがあった。

彼らは半円状になって左右の脳のように僕の回りに陣取った。片方は法律、もう片方はビジネス企画

会議の相手は交互に切り替わった。

貴方意図的に権利侵害をしている、サービスを止めるまでに数時間の猶予は与える」という法律サイドハードな尋問と

「仮にサービスを止めさせられなかったら、どのような協力がありえると思うか?」というおずおずとしたビジネスサイドとの議論。

僕は提案を作るのに二週間を求めたが、二日と告げられた。



決断をしなければならなかった。

僕がみるに、選択肢は三つ。

第一は、全てをやめること。これはずっと考えていなかったことだ。

第二は、メジャーレーベルコンテンツを全て禁止すること。これなら、直近の危機を回避することができそうだが、二つ大きな問題があった。

ひとつは明らかなことだけど、ユーザーがミックスに使いたいと思う大半の音楽を禁止することになってしまう、ということ。

もうひとつはメジャーレーベル以外に関して、楽曲所有権と利用をどう扱うべきかという重い問題についてなにもやらないに等しい、ということ。

中規模のレーベル独立アーティストにも、彼らのコンテンツがどのように使われているかについて、それほど圧力は使えないにしろ、大企業と同様の基本的な権利がある。



第三の選択肢は、完全にライセンスを受けるモデルにすること。

これは、ユニバーサルの人に会ってからずっと挑戦していたことだ。

他のサービスライセンスを受けているものは、いろいろな理由でうまくいっていることを知っていた。

同時に、Muxtapeの場合は違うということ、少なくとも模索する価値はあることを知っていた。

レーベルがそこに価値見出しているかどうかという疑問の答えは得られていなかったが、次の疑問は、それにどれだけの費用がかかるか、だった。



六月。

僕は五番街の法律事務所に、メジャーレーベルとのライセンス交渉の代理人をつとめることを求めて、彼らは承諾した。

二週間後、今度は弁護士を同席して、僕は四レーベルに会った。

そして、取引をするための遅々としたプロセスが始まった。

第一回は、堅苦しく複雑だった。だけど、思ったほど悪くはない。

僕は彼らを説得し、Muxtapeがこのままサービスを続けることが皆にとっての最良の利益になる、と納得させた。

これでうまく行きそうだった。

さらに二ヶ月、投資家と会合を持ち、サイトの次のフェイズ設計し、交渉監督した。

困難が予想されたのは、Muxtapeが単純なオンデマンドサービスではない、という点で、オンデマンドよりは支払いが低くて済むはず、という点を考慮に入れてもらえるかどうかだった。

ライセンスの条件からはじめたかったのは、めずらしいwin-winになると思ったからでもある。

僕は、どんな通達があっても(at any given notice)、楽曲検索して再生する機能を持たせたくはなかった。

一方、彼らもそういう昨日にあまりいい顔はしない(少なくとも、今の価格では)。

Muxtapeの特徴的な機能は、複数の意味で強みになった。



最初の危険信号は八月に来た。

それまでは、すべての議論は数字に関するものだったが、

合意に近づくにつれて、掲載位置の販売とかマーケティングの方向性に話が移ってきた。

Muxtapeモバイルバージョンを提案したが、否定された。

僕の柔軟性は身動きできなくなっていた。

Muxtapeに対して公正な取引をすることに心を割いてはいたけど、僕がずっと持ちつづけていた最大の関心は、サイトの統一性と使用感を保つことだった。

(それはライセンスを求めはじめた元々の理由のひとつでもある)

Muxtape経済面での各種の侵略に合意したのも、動かしたい(play ball)からだった。

だけど、編集創作についてコントロールを手放すのはものすごくつらいことだった。



これと格闘している最中MuxtapeサービスホストしているAmazon Web Servicesから通告を受けたのが、8月15日

RIAAからの訴状AWSに届いている、と。

Amazon規約によれば、とんでもなく長い一覧に挙げられた楽曲を一営業日以内にすべて除去しなければ、

サーバーを止められて全データ削除されることになっていた。

これはかなりの驚きだった。

RIAAからの連絡はずっと途絶えていたのだけれど、僕はこれをレーベルの理解が得られたためだと思っていた。

パニックになりながら何度かAmazonメールを交換し、

僕はライセンス交渉最中にあること、これは事務的な間違いじゃないか、夏の金曜日の午後をとりもどせるようにするためにはなんでもしよう、ということを説明しようとした。

営業日どころか、週末を越えて月曜日までやり続けても、結局、Amazonが要求する文書を作ることはできなかった。RIAA電話で連絡したけれど、受けてもらうことさえできなかった。

そしてサーバーは止められ、アカウントは停止された。

僕はドメインネームを新しいサーバーに移して、

これを解決できるはずだという、ほんとうに感じていたままの期待をそこにメッセージとして残した。

僕はまだ、これがなにかのひどいミスだと思っていた。

でもそれは間違いだった。



事態がすこし把握できてきた次の週。

RIAAの動きは、レーベル親会社とは別の、自律したものだということ。

レーベルとの間で得た理解は、RIAAには継承されないということ。

どのレーベルも、僕を助けることに特に興味を持っていないということ。

彼らの見かたでは、交渉には影響しない、という。

僕は納得しなかった。

取引にはまだ数週間か数ヶ月(インターネット上では永遠に等しい)はかかる。

つまり、Muxtapeはすくなくとも年末までは止まったままということだ。

また、どうやって支払うかという問題も残っていた。

この変わりやすい世界では、急成長するウェブサイトがある場合でさえ、投資を受けるのは難しい。

サイトがまったくない状態では、筋違いもいいところだ。



だから僕は、これまでの人生で一番つらい決断をした。

ライセンスの取引すべてからの撤退。

どの取引も、単純さを信条とするこのサイトに対しては複雑過ぎるものになりつつあり、

僕がやりたい方向のイノベーションにとって、制約が強すぎ敵対的すぎるものになりつつあった。

開発にほとんど注意を向けられなくなってしまった結果、僕は自分モチベーションに疑問を感じはじめていた。

僕は、すべてを犠牲にして急スピード大会社を建てるために、これをはじめたんじゃない。

僕がこれをはじめたのは、音楽を愛する人たちのために単純で美しいなにかを作りたかったからだ。

だから、またそこからはじめたいと思う。

約束したとおり、サイトは復帰させる。

でも、いままでどおりのものではない。

ある、開発初期段階にある機能を取り入れるからだ。これからはその機能に中心的な役割を持たせたい。



Muxtapeは、バンドだけのためのサービスとして再出発する。

インターネットで活動するための、これまでにないシンプルで強力なプラットフォームとしての機能を提供する。

2008年ミュージシャンは、ウェブ開発者と手を組まない限り、オンラインで地位を確保する手段はほとんどない。

しかし、彼らのニーズは、実は共通の問題の中にあることが多い。

あたらしいMuxtapeは、バンド自分楽曲アップロードして、それを埋め込みプレイヤーとして提供し、

もともとのMuxtapeの形式に加えてウェブのどこででも動かすことができるようになる。

魅力あるプロフィールを取り付ける機能、さらに、カレンダー写真コメントダウンロード、販売、あるいはニーズのある他の全ての追加機能のモジュールを提供する。

システムは0の段階から無限拡張することができ、CSSデザイナーが使えるようなテンプレートシステムの層を設ける。

詳細は追って公開する。

ベータ版はいまところ非公開だけど、数週間以内に変更する予定。



これは機能の点でかなりの大きな転換だということは、意識している。

でも、Muxtapeの核となる目標は、変わっていない。

僕はいまも、音楽オンライン経験する方法を変革したいと思っている。

僕はいまも、相互接続された音楽のもっとも興味深い側面、新しいものをみつける、という側面を実現したいと思っている。




第一フェイズMuxtapeをこれだけすごい場所にしてくれた皆さんに感謝します。

皆さんのミックスがなければ、ありえなかったことです。

音楽業界はいつかついてくるでしょう。ぜったいに、そうすることになるはずです。


Justin

2008-01-29

Qtraxって知ってる?

Qtraxって知ってますか?

私はついさっき知ったのですが、合法・無料音楽ダウンロード出来るP2Pソフトらしいですよ。


Qtrax

Qtrax is the worlds first, 100% legal and free Peer-2-Peer music application.

Qtrax works directly with record labels and publishers, licensing their content for distribution online. When you download and play music,

the support of advertisers allows Qtrax to compensate artists for their work. There's no cost to download and use the software, there's no

hidden charges, membership fees, or per song costs.


Qtraxは世界初の、合法なP2Pアプリケーションです。

Qtraxはレーベルレコード会社から直接のライセンス契約を行って配信を行います。

ダウンロード時と再生時に広告が表示されることによって、アーティストに報酬が支払われる仕組みです。

ソフトウェアダウンロードや使用には費用は一切かかりません。

会員費、または1曲あたりの課金、その他請求は一切ありません。


とまぁ結構画期的に見えるサービスです。


広告付き合法P2P音楽サービス、Qtraxが開始 - ITmedia News

 同社はVivendi傘下のUniversal Music Group、SONY BMG Music Entertainment、Warner Music Group、EMI Groupの4大レーベルすべてと契約を結んでいる。


ということで、品揃えにも期待出来るということで、わくわくして待っていたのですが、

何やら権利関係にもめているようで、サービス開始が延期されているようです。


Music file-share site Qtrax forced into humiliating U-turn - Times Online

Today it emerged that none of the four major labels had done deals with the site,


Qtraxは4大レーベルのうち1つとも契約を結んでいないことが本日判明した。


雲行きが怪しい。

面白そうなサービスだけに、是非頑張ってほしいところ。

またQtrax関連で新しいニュースを見つけたら紹介しようと思います。

2008-01-24

Last.fm音楽を解き放て」

はてブ付いてたので見直してみたら、誤訳や抜けが複数箇所。微妙な違いは印なしで訂正、意味が変わった部分は削除・挿入をマークアップしました。(2008-01-24 20:30)


Last.fm が「定額購読」「再生の度にアーティストに支払い」な音楽ストリーミングサービスを始めると発表

定額購読はnapsterとかと一緒だけど、アーティストに直接払うというのが新しい。


頑張ってかなり適当に訳してみたよ。


数日前に報道関係者に謎めいた招待状を送ったあと、

我々は、噂や推測がそこらに飛び交うのを楽しんでみていたのですが、

そろそろお伝えしてもいいでしょう。


本日をもってLast.fm では、トラックの長さ制限がなくなり、

アルバムまるごと無料再生できるようになります


どんな曲でも無料で聴きたいという我々の、そしてリスナーたちの積年の願いがついに実現しました。

これはEMI, Sony BMG, Universal, Warner,そこに所属するアーティストたち、

そして無数の独立アーティストレーベルの協力のおかげです。

我々は、世界最大の合法的な音楽コレクションを、無料で提供できることになりました。


長さ制限がなくなったのは米国英国ドイツだけですが、

他の国にも順次広げるべく努力しています。

最初のベータ期間では、3回まで無料で聴くことができ、

それ以上は購読サービスの加入が求められます。

それ以上聴こうとすると準備中の購読サービスへの案内が表示されます。

この購読サービスはもうすぐ発表されますが、

完全に無制限な再生機能とともに他の追加機能を含んでいます。

デスクトップクライアントにも同じ機能を搭載する予定です。


長さ制限の撤廃はリスナーだけでなく、アーティストレーベルにとっても朗報になるでしょう。

アーティストたちには、再生のたびにお金が入ります。

Last.fmに置かれた音楽は永久にお金を産み続けます。

これにより、人気のあるアーティストほど、多くのお金を手にできるようになります。


我々はアーティストに直接支払います


我々はすでにいくつもの権利団体からの許諾を買っていました受けていますが、

これからは楽曲が再生されるたび、独立アーティストが直接にお金を手にできます。

これにより公平な競争が可能になり、あなたも音楽を作り、アップロードして、収入を得ることができるのです。音楽を作れる人はこちらへどうぞ。参加は無料です


お金がいったいどこから出てくるのかというと…

広告収入の一部をアーティストレーベルに支払う―これがビジネスモデルです。


我々は音楽経済を再設計します。近年、音楽経済は再設計されつつあります。

Last.fmにはすでに数百万のトラック再生可能な状態にあり、

日々追加されていきます。

世界のすべての人々にこれを届けるべく、これからも頑張ります。


一曲どうですか?

公式ブログに掲載された元記事

Last.fm ?? the Blog ?? Free the Music

Diggの反応

Digg - Last.fm frees the music


蛇足

カナダ人の不遇さに泣いた

http://blog.last.fm/2008/01/23/free-the-music#c001934 カナダに愛を!

http://blog.last.fm/2008/01/23/free-the-music#c001945 なんでカナダダメなんだよ。カナダなめると痛い目会うお(AA略

http://blog.last.fm/2008/01/23/free-the-music#c001949 相変わらず、真北なのにも関わらずカナダのスルーされっぷりは異常

2007-04-10

「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

 

学生時代と比べると、CDなんて無くても全然平気だ。

CCCDで"レコード会社"に嫌気がさしたってのもあるけど、

音楽を楽しむだけならCDじゃなきゃいけない理由はないからだ。

 

その分ライブに足が向かう様になった気がするよ。

ラジオも昔以上に聴いてるし。

- 転職ならen
- 派遣ならen
 
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