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2024-01-13

2024 年 10リスク

https://www.eurasiagroup.net/siteFiles/Media/files/Top%20Risks%202024%20JPN.pdf

リスク No.1 米国の敵は米国

米国軍事力経済力は極めて強力なままだが、米国政治システム機能不全は先進工業民主主義国の中で最もひどい……そして今年はそれがさら悪化するだろう。

大統領選は、米国政治的分裂を悪化させ、過去 150 年間経験したことのないほど米国民主主義が脅かされ、国際社会における信頼性を損なうだろう。

リスク No.2 瀬戸際に立つ中東

今、確かなことがひとつある。この地域はもはや平穏ではない。何年もそれが続くだろう。

一方ではイスラエル米国、他方ではイランとその代理組織、そしてその間の湾岸諸国という抑止関係ネットワークがあり、今のところ戦争ガザに封じ込められている。

どの国も地域戦争が勃発することは望んでいない。しかし、火薬は乾いており、マッチを持った参加者が多いため、エスカレートリスクは高い。

従って、現在ガザでの戦闘は、2024 年に拡大する紛争の第 1 段階に過ぎない可能性が高い。

リスク No.3 ウクライナ分割

ウクライナは今年、事実上分割される。

ウクライナ西側諸国にとっては受け入れがたい結果だが、現実となるだろう。

少なくとも、ロシア現在占領しているクリミア半島ドネツクルガンスク、ザポロジエ、ヘルソンの各州(ウクライナ領土の約 18%)の支配権を維持し、支配領域が変わらないまま防衛戦になっていくだろう。

しかし、ロシア現在戦場での主導権を握っており、物的にも優位に立っている。今年さら土地を獲得するかもしれない。

2024 年は戦争の転換点となる。

ウクライナ人員問題解決し、兵器生産を増やし、現実的な軍事戦略を早急に立てなければ、早ければ来年にも戦争に「敗北」する可能性がある。

リスク No.4 AIガバナンス欠如

AI は「灰色のサイ」(注・高い確率で発生し、かつ大きな影響を及ぼすが、しばしば無視されがちな明白なリスク)だ。

そのプラス面はマイナス面よりも予測やすい。

今年、AI市場地政学破壊的なインパクトを与えるかどうかはわからないが、遅かれ早かれそうなるだろう。

AIガバナンスされていない状態が長引けば長引くほど、システミックな危機が発生するリスクは高まり政府がそれに追いつくのは難しくなる。

リスク No.5 ならず者国家の枢軸

ロシア北朝鮮イランという世界で最も強力なならず者国家 3 カ国は、2022 年 2 月にロシアウクライナに侵攻して以来、協力関係の強化に努めてきた。

彼らを結束させているのは、厳しい制裁米国に対する憎悪、自らの犠牲の上に西側利益を得ていると考える世界の現状を破壊するために国際法違反しようとする意思だ。

彼らは今日地政学的秩序を混乱させる存在であり、既存制度やそれを支える政府原則を弱体化させようと躍起になっている。

リスク No.6 回復しない中国

経済的制約と政治力学が持続的な成長回復を妨げているため、中国経済に緑の芽が生じても、回復へのむなしい期待が高まるだけだ。

ユーラシアグループの 2023 年トップリスク第 2 位だった)権力集中は、中国過去の成長エンジンが使い果たされたのと同時に、政策論争アニマルスピリットを消し去り、政府はどちらの傾向も逆転させることはほとんどできない。

成長モデルの失速、金融脆弱性、不十分な需要景況感危機対処できないことは、中国共産党の正統性の不足を露呈させ、不安定社会リスクを高める。

リスク No.7 重要鉱物争奪戦

重要鉱物は、クリーンエネルギーから先端コンピューティングバイオテクノロジー輸送防衛に至るまで、21 世紀の成長、イノベーション国家安全保障を推進する事実上すべてのセクターの上流に位置する。

これらの必須原材料生産地は一部の地域に偏っており、リチウムオーストラリア)、コバルトコンゴ民主共和国)、ニッケルインドネシア)、レアアース(希土類、中国)は、世界採掘量の半分以上が一つのからのものである

一方、重要鉱物の 60%から 90%は中国で加工・精製されている。

リスク No.8 インフレによる経済的逆風

2021 年に始まった世界的なインフレショックは、2024 年も強力な経済的政治的足かせとなるだろう。

しぶといインフレに起因する高金利世界中で成長を鈍化させるだろう。

マクロ経済政策はほぼ使い果たされ、各国政府が成長を刺激したりショックに対応したりする余地は限られ、金融ストレス社会不安、政情不安リスク高まる

リスク No.9 エルニーニョ再来

4 年ぶりの強力なエルニーニョ現象は、今年前半にピークを迎え、異常気象により食糧難、水不足物流の混乱、病気流行移民や政情不安をもたらす。

リスク No.10 分断化が進む米国ビジネス展開する企業リスク

米国では政治政策二極化が進み、党派によって国内市場が分断されつつある。

LGBTQ の権利教育政策さらには企業現場従業員予防接種義務付けることができるかどうかなど、さまざまな問題共和党州と民主党州がますます対立し、企業がすべての州で事業を展開するためのコストが高くなっている。

例えば昨年 3 月、ウォルグリーン中絶ミフェプリストン販売を一部の州で見送った後、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、同州は今後この薬局チェーンとは取引しないと発表した(最終的に脅しを実行することはできなかったが)。

その数カ月後、共和党の七つの司法長官が小売り大手ターゲット社に書簡を送り、プライド月間の商品が各州の児童保護法に抵触する可能性があると警告した。

2021 年以降、18 の州で人種ジェンダーセクシュアリティーの問題学校で教えることを禁止制限する法律が可決されたり、命令が出されたりしている。




リスクもどき

米中危機

世界で最も重要地政学関係基調敵対であり続け、不信感が際立っている。

2024 年を通じて、いくつかの火種両国間の緊張を悪化させるだろう。

しかし、今年は安定を維持する方が双方にとって好都合であり、どちらにも大きな離反や衝突のリスクを冒す気はない。

予想される波乱を切り抜けつつも、関係悪化を慎重にコントロールするだろう。

ポピュリストによる欧州政治乗っ取り

多くの欧州諸国極右政党ポピュリスト政党への支持が急増しており、欧州戦後秩序を規定してきた中道コンセンサスが 2024 年に崩壊するのではないかという懸念が高まっている。

しかし 2024 年、欧州中道は持ちこたえるだろう。

BRICS 対 G7

1 月 1 日、BRICS はサウジアラビアイランエジプトアラブ首長国連邦UAE)、エチオピア新メンバーとして迎えた。

BRICS が G7欧米諸国への対抗軸になると主張する向きもある。また、中国BRICS を取り込み、BRICS を通じてグローバルサウスへの影響力を拡大させるという見方もある。

我々はそうは考えていない。

要するに、BRICS が中国に主導されて G7ライバルになることは、今年も、あるいは近い将来もないだろう。

2023-12-25

ロシア人気持ちフル無視

日露ミックス、幼少期からロシア人コミュニティに属していて親しい友人の半数以上がロシア人なんだけど

自分欲求を満たすためにロシアロシア人をモノ感覚で利用している反日親露日本人モヤモヤする

ロシア大国、むしろロシアから離れたら困るのは西側諸国」「BRICSをはじめとしてロシアの味方はたくさんいる」「経済制裁を受けてもロシアスーパーからものは消えないし何も残ってない」とか言って喜んでるけどさ

こういう人たちってロシア人がみんなそうやって考えてロシア最高!ってなってると思ってるのかな

それらは全部データとしては事実ではあるかもしれないけど、それで万事解決ロシア最高国民安心安全ハッピーってそんなわけないじゃん

なんだかんだいってアメリカヨーロッパ韓国日本文化的に惹かれて好きだったり就職仕事で関わることを望んでいるロシア人は多いし、戦争のせいでそれが困難になって悲しんでる人がたくさんいるってわからいか

自分中国好きだけど、純ロシア人って内心中国人というかアジア人見下してるし

我が国中国北朝鮮中東アフリカと仲良しです!🤝🏻って言われても、は…はあ…ってなるわけ

かに資源やらなんやらでは心強いかもしれないし国としてはいいかもしれないけど文化的国民的にははっきり言ってつまらないし憧れでもないし別に嬉しくないし仲良くしたくないんだよ

例えばさ、日本アメリカヨーロッパの敵になってその国との交流薄まったけど北朝鮮が守ってくれるし北朝鮮アフリカのものはたくさん入ってくる ご飯にも仕事にも困らない!ってなるとして

これ嬉しいの?

例えが悪いかもしれないし自分はかなり北朝鮮アフリカ文化に興味あるけど一般的にはうーん…って感じじゃない?

それにロシア経済は順調だ!とか言う人いるけどそれ戦争資源だけじゃん 原油死んだら死ぬ

汚い顔のEV出して喜んでるしさ

なんかイライラしてわけのわからない文章になったけど

自分に置き換えて考えるとかしたらどうなの

自分気持ちよくなるために他国民感情をフル無視しないでほしい

2023-12-16

イスラエル西側から離脱してBRICs側につくという未来

イスラエル中東国家から蛇蝎のように嫌われており、中東孤立状態にある。

かつてアメリカを中心とした西側陣営サウジアラビア西側へ引き込もうと様々な援助を行ったが、結局今年八月にサウジアラビアBRICs(中露陣営)への帰属を発表し、アメリカ中東におけるパワーゲームは見事に失敗した形となった。

その失敗によって苦境に立たされたのはどの国だろうか? イスラエルである

イスラエルを掲げる武装組織複数あり、BRICs陣営某国がそれら武装組織支援しているというニュース公然の秘密である。一機数十万~数百万のドローンによって数億円の戦車破壊される映像が今回のガザ動乱では世界に向けて発信された。Poor warとでも言うべきか、武装組織安価かつ強力な兵器武装することに成功しており、毎年数千億円の軍事援助をアメリカから受け続けるイスラエルとは言えど、その対応には苦慮している。海外ニュースソース(アルジャジーラ)によれば、ガザ地区に投入された機甲戦力の23%に及ぶ九十台近い戦闘車両が現時点で破壊されており、その苦戦の色は濃い。また、前線で指揮を執っていた機甲部隊司令官の一人であるシェルダグ・ジオール大佐戦死したとのニュース11月に入って舞い込んできた。繰り返す通り、イスラエル孤立しており、支援された武装勢力によるPoor war果たして今後二十年三十年耐え続けられるかというと疑問であるイスラエル孤立している。


さて、そんな中で、今年の九月に入って、イスラエルサウジアラビアとの国交を回復させる政治交渉を開始していた。

これは、一度は西側勢力から離脱したサウジアラビアを引き戻すという意味での交渉であると、世界中の人々が捉えていた。

しかし、本当にそうなのだろうか?

勿論、この交渉十月に入って行われたハマスによる奇襲攻撃によって立ち消えとなり、サウジアラビア公式にこの国交正常化交渉を凍結したのだが、この2023年に至るまでの経緯を考えれば、イスラエルが本当にサウジアラビアに対して『西側に引き戻す』という悠長な交渉を仕掛けようとするだろうか?

寧ろ、イスラエルの人々に必要なのは、明らかに中東BRICs陣営に対する恒久的な平和条約であり、和解であり、友好関係である。勿論、歴史的経緯を考えれば、そのような友好関係を取り結ぶことは難しいものの、しかBRICs勢力が伸長していく中で、表立って彼らを敵に回すことは避けたいはずだ。わざわざ敵対的な態度を中東BRICs陣営に対して取り続ける意味は無いはずだ。


いや、一つだけある。そのような行動を取り続ける理由が一つだけある。

それは、西側陣営に対するアピールである

私たちあなたがたの予想通り、想像通り、BRICsの人々と対立していますよ』というメッセージは、西側イスラエルに対する友好的な態度を引き寄せるはずだ。というか、正直なところイスラエルBRICs陣営に対して強硬的な態度を取り続ける理由は、それ以外に無いのである

想像してほしい、周囲の国々を数十年に渡って侵略し、殺戮し、強権を奮い続けてきた国家で生きるということを、その国の為政者であることを。想像して欲しい。それが、どれほど心胆を寒からしめる事実であることかを。四方八方の国々が自国憎悪している、その渦中の国家為政者であることを想像して欲しい。彼らが喉から手が出るほど欲するであろうものが何であるかは、火を見るよりも明らかだ。それは恒久的な平和条約だ。


そして、それは許されないことなのだ。

西側陣営の一国であるというアイデンティティが、彼らに年間数千億の軍事援助を提供し続ける某国が、そのような願いを許すはずがないのだ。

2023-12-07

anond:20231207141037

中露制裁あたりの影響なのかドル依存減ってるしBRICs中東が元でええよってなってきたらヤバいと思う

2023-11-26

anond:20231126013108

ハマスとか並みに女子供ぶっ殺して良いんならイスラエル圧勝なんだよね

BRICS側にいくならポリコレ要らないから狂犬放つようなもんだよ

2023-10-21

anond:20231021121833

君のいうように先進国の真ん中より日本の2/3が上と考えても日本底辺はせいぜい世界の上位10%になっちゃうんですよね

さら人口の多いBRICSあたりにも生活水準高い人はいるわけで2%とか3%のオーダーで捉えてるのは脳みそ足りてないよね

2023-10-15

ロシア中国の躍進について

 ロシア中国の躍進は著しい。


 彼らは民族主義アイデンティティ歴史的経緯、更には政治的アイデンティティを背景に、中東南米の主要国家を糾合することに成功した。

 中東においてはサウジアラビアイランアラブ首長国連邦の三ヶ国が今年八月にBRICs入りを宣言し、中東の主要国の大半が事実上中露陣営への参加を表明することとなった。

 また、南米においてはブラジルに次いでアルゼンチンBRICs入りを果たし、南米の二大巨頭が中露への支持を表明した。更には、政治的アイデンティティを背景にベネズエラニカラグアキューバなどの中南米諸国ロシアに対する支持を表明するに至っている。


 成功著しい南米中東に加え、欧州圏やアフリカアジアにおいてもその影響は波及している。


欧州事情ウクライナ戦

 欧州においては、ウクライナ戦争の背後でハンガリーロシア側への支持を表明している。ロシアハンガリー間のガスパイプラインの破壊に、ウクライナ(と恐らくはアメリカ)が大きく関わっていたことが、ウクライナ支持から離脱きっかけになったようである

 また、ポーランドも同じくして、ウクライナに対する嫌悪感を露わにしている。ポーランドウクライナの西に隣接する旧東欧諸国代表する国家であるが、これまでウクライナに対する大体的な支援を行ってきた。歴史的ポーランドロシアとの関係は決して穏当なものではなく、今年に入り米国から数兆円相当の軍備を購入することを宣言するなど、ポーランドロシアに対する危機感は大きなものであった。

 しかし、国連総会においてウクライナ農作物の輸出を巡るポーランド姿勢批判し、実質的に「ロシアの犬」呼ばわりしたことからその対立は鮮明になっていく。ポーランド外相ウクライナへの軍事支援の停止を一時宣言するなど、ウクライナに対して明確な嫌悪を表明したのである。また、NATO及び欧州内での外相会議において、前述のハンガリーと共にポーランド外相は欠席しており、ここからポーランド西側諸国に対する距離感が読み取れる。

 加えて、これはあくまで噂であるが、ウクライナにおいて不足している将兵を補うために、ポーランド軍が水面下で参戦しているとのことであるウクライナの開戦当初の軍備は二十万人程度であったにも関わらず、ニューヨークタイムズなどの報道機関によると、ウクライナ軍での現状の死傷者数は二十万人を超えている。つまり、元々ウクライナ存在していた常備軍はほぼ機能不全になっていると考えてよい。そのような軍備の不足を補うために、外国義勇軍(要するにNATO軍)が投入されていることは周知の通りであるが、その中でもポーランド軍が大きな割合を占めているとの情報がある。

 そのように実質的欧州各国とロシアとの防波堤であり緩衝国を自認するポーランドに対して告げられた、「ロシアの犬」扱いに等しい発言は、ポーランド民族的アイデンティティを大きく傷つけたと言える。このようなことから欧州においても、ベラルーシハンガリーポーランドを中心に、中露への支持を表明し始める国家は徐々に増え始めている。

 また、これは穿ち過ぎた見解かもしれないが、ドイツもまた潜在的な中露シンパとしての可能性を持っている。ドイツの直近六年間における最大の貿易相手国は中国であり、ドイツ経済面貿易面において国策として米国依存からの脱却を推進していた。つまり、少なくとも経済面貿易面においては露骨中国への接近を示唆していたのであるドイツは周知の通り第二次世界大戦における敗戦国であり、その国内には日本同様に米国の大規模な軍事基地存在している。あるいは、そのような現状に対してドイツが何らかの歯痒い思いを抱えているのではないか、という想像は、現実から乖離した妄想なのだろうか。


アフリカ国家傭兵の暗躍

 アフリカにおける影響力も多方面に渡っている。アフリカ歴史的経緯において欧米からの甚大な搾取を受け続けた国家が多く、潜在的反欧米の機運を抱えている。現状アフリカ大陸における経済大国と言えば、エジプトナイジェリア南アフリカ共和国三国であるが、その内エジプト南アの二ヶ国はBRICsへの帰属宣言しており、ここからアフリカ親中露の機運を読み取ることができる。

 また、アフリカにおいては2020年代に入って以来軍事的クーデターが頻発しており、その結果として親中政権樹立されることが珍しくない。そのようなクーデター当事国としては、マリギニアニジェールスーダンガボンブルキナファソなどが挙げられる。このような南アフリカの構成国においては、ロシア傭兵部隊であるワグネルの影響が大きいと見られており、クーデター軍の支援としてワグネル部隊戦闘を行うケースも散見されている。このように、中露はアフリカ諸国に対して軍事的な影響力を増しつつある。

 余談であるが、CNN報道によれば、アフリカで暗躍するワグネルとの戦いにおいて、ウクライナ特殊部隊が参戦しているとのことである

 これは陰謀論などではないhttps://www.cnn.co.jp/world/35209273.html

 何故アフリカ戦線ウクライナ特殊部隊存在しているのか? という率直な疑問を抱く人々は多いと思う。とは言え、このような疑問に対する回答は極めて明瞭であり、要するに、アメリカ軍部はウクライナ軍人を訓練し、傭兵部隊としてアフリカ戦線派遣しているのである。これは決して珍しいことではなく、ウクライナ部隊欧州各国で訓練されており、例えば複数レオパルド2戦車構成される第三十三機械旅団などは、典型的西側諸国の影響下で訓練されたウクライナ戦闘部隊であり、このようにウクライナ人を欧米諸国で訓練して戦線に投入する事例は、今回のウクライナ戦争において事欠かない。つまり、やっていることは元スペツナズ部隊出身兵士らによって構成されるワグネルと同様で、傭兵部隊組織アメリカもまたロシアに対抗するべく率先して行っているのであるアメリカ人口が多い割に経済規模の小さく、また今回の戦争において国力を大幅に減退させることが決定づけられているウクライナという国家特産物として、実質的兵士を挙げているのである


アジア地域

 アジアに関しても中露の影響力は増しつつある。中東に関しては上述の通りであるが、例えばベトナムベトナム戦争という歴史的経緯から米国に対する不信感が強く、ロシアとの協調路線が強く窺える。中国とは歴史的経緯文脈対立することが多いが、軍備面でロシアへの依存を強めるなど、ベトナムロシア中国を中心としたBRICs陣営との親和性は決して低くない。

 欧州との接続地点であるトルコも、2016年クーデター未遂以来、親露的方針を採ることが目立ち始めた。まことしやかに、当時のエルドアン政権に対して、クーデター示唆する情報が内々にロシアから提供されていたのではないか、という噂が囁かれている。

 また、見逃されてならないのが、インド存在である2000年代中盤には世界二位の経済大国地位約束されているインドは、中露に対して融和的路線を採ることが多い。2000年代世界経済において確固たる存在感を示しているインド立場は幾分流動的であり、必ずしも中露に対して全幅の信頼関係を結んでいるわけではないものの、少なくともBRICsや上海協力機構といった枠組みの中でインドは中露との連帯志向しており、決して欧米との完全な協調路線を歩んでいるわけではない。

 アジアと言えば当然日本もまた中国の大きな影響を受けた国家である。勿論、日本国内には米国の大規模な軍事基地が点在しており、明らかな西側国家としてのアイデンティティを持っているが、ここ数年の日本における最大の貿易相手国が中国であることは周知の通りである。少なくとも、貿易経済の面において、日本中国との距離を縮めると同時に、アメリカから距離を置きつつある。


まとめ

 また、極めつけにと言うべきか、中国による一帯一路構想において、アフリカアジア諸国に対する多額の資金援助が行われている。中国からの貸付によって財政破綻を起こしたスリランカのような不幸な例はあるものの、これまでのところこの一帯一路構想が完全に破綻したという情報は無く、徐々に中露シンパに傾きつつあるアジアアフリカの国々は増加傾向にある。

 更には、中国2030年代には実質的世界一位の経済大国地位を獲得し、その後長らくそ地位を独占し続けることが、各国のシンクタンクにより報告されている。一部日本シンクタンクなどはそのような中国経済事情に対する楽観的な予想に疑義を投げ掛けているが、しかし大筋で中国存在感が2000年代中盤において増していくことは、明白であろうと思われる。中露の躍進は、更に強まりつつある。

 今回のイスラエル動乱の背後には、BRICs参加国であるイランロシアの影があると言われており、ここにもその影響力の一端が覗える。

2023-10-10

夫消えて欲しい

夫がドル米国株と積み立てNISA投信を全部売っていた。

夫の投資用口座は当然夫が管理しているけど、投資にあまり興味がない人なので勝手に売買しないでほしいと言っていたのに、春にドル米国株を全て売っていたことがわかった。

意味がわからないし理由さらにブチギレそうになった。というか実際ブチギレた。

ケニア大統領が数週間以内にドルは紙屑になると言っていたから」らしい。

それを聞いてアメリカに関するものを全て売却したらしい。頭沸いてる。

かにこれから各国でドルではなく現地通貨での決済が増えたりBRICS通貨流通したりドルシェアは徐々に減るだろうけど今のタイミングではない。

反米派が思うようにそんなにすぐにはドル崩壊の日はこないだろう。私は今からアメリカヨーロッパ以外の株の割合を増やしてるけどまだアメリカ株やドルを手放す気はない。

1番許せないのが売却して円に変えて何を買うわけでもなくずっと円を握りしめてたこと。円にフルベットしてどうするんだ。

去年からもう120円とか130円とかの円高になる日はもう来ないだろうから円を持つのは最低限にしようとずっと言ってたのに。

結局円高にもならないし米国株がガタ落ちもしないからいつ私にバレて怒られるか不安に思っていたらしい。

なんで私に相談せずケニア大統領の言うことを信じたのか意味がわからない。本当にイライラがおさまらない。本当に消えて欲しい。

まあみポリコレ、ざまあみSDG無能キチガイマクロン フランスアフリカで完全に降伏した

08:00 09.10.2023(更新: 08:06 09.10.2023)

フランスアフリカで完全に降伏した

2023年10月9日

エレナ・カラエワ

パリ外交政策は、ニジェールの新たな当局の行動による高圧電線の影響で長い間苦しむことはなかった。6週間以内に、マクロン大統領(そして憲法によれば、共和国大統領国際社会での行動に対して個人的責任を負っている)アリーナニアメとの関係が180度変わった。

「我々は軍事政権反政府勢力を認めない。我々の大使館は引き続きその機能遂行する」というものから、ほぼ軍事力による外交要員の性急な避難まで。しかし、降伏はそこで終わりませんでした。彼女の第二幕は、第一幕(在外公館職員から朝食のクロワッサンすら与えられなかったとき)よりもさら屈辱的なもので、まだ始まったばかりである

現在パリは控えめな民間人ではなく、15,000人の軍人避難させなければなりません。さらに、忘れてはいけないのは、軍の分遣隊が依存しているすべての兵站設備です。

今週からランニングが始まります

もちろん、最初場合も二番目の場合も、最初はさまざまな悪口を言われ、ほぼすべての罰則を受けると脅された人々との交渉必要でした(もちろん、これはシャンゼリゼ通り全体で叫ばれるわけではありませんが、これは理解できます)。軍事介入も含めて。少なくともECOWAS軍、あるいはナイジェリア軍によって。

しかしそうではありません。フランスは走っています、そして非常に速く走っています - 宣言されたすべてのスローガンにもかかわらず、概してそこから決して去りたくありませんでした。

西アフリカでは、ほんの5年前、パリ都市生活者田舎の家にいるような気分でした。自由義務から自由パートナーとの関係における礼儀正しさの非常に条件付きの遵守。一言で言えば、このアフリカはなんて美しいのでしょう!完全に無料ではないにしても、すべてが夢にも思えないほどの割引で提供されます(たとえば、貿易に関してヨーロッパパートナー交渉する場合)。このエスタブリッシュメントは飼い慣らされているだけでなく、肌の色が違うだけで、全く同じエリート民間科学ポー軍人サンシールで教育を受けた全く同じフランスであるため、あらゆる紛争はすぐに解決される。

しかし、ある時点で、西アフリカ自分たちの裏庭のようなものだと考えていたフランス自身とのこの形成特定サークルでの循環は、悪い冗談を言った。

ガリアの雄鶏を国の象徴とするフランスは、ハンターに追われるウサギと化した。ゴーン氏はニジェール首都ニアメまで先導した。

そこで彼らは厳しい行動をとり、州兵はモハメドバズー大統領追放した。そして彼女フランス人たちに出ていくように頼んだ――バイバイ。彼らは顔をしかめ始めましたが、一ヶ月間は十分な勇気を持っていました。ニジェールに続き、ガボンパリに対して反乱を起こした。リーブルヴィルニアメと同様、パリが常に正しいという関係をもはや好まない。

アフガニスタンの大失敗から2年間、フランスはただ逃げ続けるだけだった。政治学用語定義すると、逃亡は影響力の喪失と呼ばれます心理学的に言えば、面子喪失

多かれ少なかれ成功を収めながら、たとえ倫理的に欠陥があったとしても、実用的な観点から正しいものであっても、ガリア主義政策遺産として保存されていたものはすべて失われてしまった。まあ、日常にたとえると、酔っ払いが飲み代を稼ぐために家宝を売り飛ばしたようなものです。

理論上は保存されるはずの全く同じ遺物に、我が国とのつながりが含まれていた。

しかし、そうではありません。アフリカで打撃を受けたパリは、同時にモスクワとの関係を裏切ることに成功しました。あちらこちらの地上への橋を破壊した。

今日フランスは追い詰められ、国際舞台でのあらゆる駆け引きの場を奪われているが( BRICSサミットへの招待拒否はその一例にすぎない)、それはひとえに自国の過失によるペルソナ・ノン・グラータである。彼自身の臆病さと政治的近視眼が不治の段階に入ったことに、すべて感謝させてほしい。

RIA

Франция капитулировала в Африке — полностью и окончательно

2023-10-06

anond:20231006161505

俺は親露派じゃないけどロシア孤立してるなんていうのは嘘やぞ

実際は資源持ってるBRICS勢力がこれから西側諸国を超えてドル威力も弱まるからアメリカとその子分どものほうがやばいかもしれん

でもまあロシア少子化やばいのに若者徴兵して死なせてさら徴兵してるからその点では普通にやばい

しかロシア人ってあんま頭よくないし

2023-10-05

ロシア株で2000万損してる人に出会ったんだけど

ロシア経済って別に悪くないんじゃないの?

ネット民によるとBRICSはすでにG7抜いてるしロシア経済制裁なんか屁でもないんだよね?

2023-09-18

anond:20230918020512

から申し訳ないんだけど、G7BRICSGDP比較チャートたまに見るんだけどあれは捏造だと思う?

2023-08-27

anond:20230827063044

中国政府水産物禁輸により、あるいは日本原発再稼働プロセスを妨げたいらしいのは、次のような理由が考えられます

  1. エネルギー貿易で優位に立ちたいロシアへの協力
  2. 中露はBRICs+7になることになったばかりなので、ここで日本に対する政治力を示しておきたい
  3. 日本化学製薬業界のヤバさ

アステラス製薬社員中国スパイ容疑で拘束されたが、この会社イギリスでもやらかしていた

世界で警戒されている企業がまた原発を手に入れたら…という不安

2023-08-24

なんで親ロシアの国ってロシアを援助しないの?

無知申し訳ないんだけど

BRICS周辺の親ロシアの国はロシアに加勢しないの?

ウクライナなんてすぐぶっ潰せそうじゃん

2023-08-10

よくわからないんだけどさ

アメリカ大嫌いなBRICSが集結して金を基軸としたBRICS通貨作るらしいけど

一番金持ってるのってアメリカだよね

そこはいいの?

2023-08-05

そろそろジャニーズは全員親露派になったほうがいいと思う

具体的にはジャニーズBRICSに参加する。

国連はくだらない人権ビジネスババアの集まりなのはわかるでしょう。

ソババアが嘘を言えば大儲け。

こんなばかな話はない。

BRICSの方が将来性はある。

まあイスラム教とは相性悪いのが難点だが。

少なくともこんなばかげた嘘はない。

あとロシアの方が検閲ないし、基本放置から。今のマスコミは大体捕まる。嘘を流したらアウトだから

親中になれとは言わない。

中国ロシアは基本別だから、あまり気にしない。

2023-08-04

BRICS通貨の話なんで今更盛り上がってんの?

まだ決定じゃないしこの話昔からあったよね

というかアメリカに貸してもらった金踏み倒したい連中が騒いでるだけな件

2023-07-20

プーチン氏、BRICS首脳会議欠席へ

南アICCに加盟しているため、同氏が入国すれば拘束する義務があった。

プーチンビビってる!ヘイヘイヘイ!

2023-07-15

これ南アどーすんのが正解なの

【速報】南アロシア大統領ジレンマ

18時08分

 【ナイロビ共同】南アフリカのマシャティ副大統領は14日、地元メディアインタビューで、中国ロシア南アなど新興5カ国(BRICS)の8月の首脳会議を巡り、ロシアプーチン大統領の欠席を提案したものの、ロシアなどが拒否したと明らかにした。南アには、ウクライナ侵攻に関して国際刑事裁判所逮捕状が出ているプーチン氏が入国した場合、拘束する義務がある。

https://www.47news.jp/9592611.html

2023-07-12

ASKAさんのブログヤバい

https://www.fellows.tokyo/blog/?id=3948

社会的立場があろうと、なかろうと、公だろうが私だろうが『性暴力』を容認するわけないじゃないか

ほんと何回繰り返されても結局視線逸らしにまんまと乗せられるんだな日本人は。

今、注目すべきは政治だろ?外国人犯罪ほとんどが『不起訴』って変じゃないか

BRICS』だぞ。増税だぞ」

やはり薬物の影響か。

2023-06-09

天才なら中学で気づく。まぁ僕も高校生で気づいたけどね」

https://www.youtube.com/watch?v=zhtoCmE-lxE

ノルウェーは「石油国だけど石油依存しないことで成長できた」という話を聞いて、【石油ってプランテーション2.0だったんだ】って気づかせてくれた動画

これ、今の石油、昔のプランテーションにも言えることだけども…投資多角化しないと外国投資に頼ることになる。

から、色んな産業規制緩和必要だし、ぼくは

経済生態系

というフレーズでしつこく言ってるんだけども…これは利権組織票に阻まれる。

頭いい人なら中学生でも気づく

「頭いい人なら中学生でもわかる」

と言ったのは、中学生でもプランテーションという言葉はともかく、世界史さわりの部分は教わるから

そこで、頭いい子なら

「これ、今でも農業国や資源国、世界工場であっても自分たち製品を作れない国は存在するんじゃね?」

と仮説を立てるだろうね

ぼくこの間、「BRICsなんか来ないよ。高校生の時にはもうわかってた」と言ったのはそういう理由

かに人口が多い国、大国から技術支援がある国は「世界工場」までは来れる。でも、

技術資本を与える側に回れるのか?」

という疑問を高校生ぐらいで持ってた。

天才なら中坊で気づく

厳密には「来ない」というよりも、

金額が大きくて、雇用もたくさん作るようなお仕事世界工場になるような国に取られていくが、それ以上上に行こうとすると、高度人材最先端の分野で勝つ必要が出てくる」

が、より正確かな。

例えば、半導体はその国の得意不得意が分野で明確にわかれてるし

先進国本来国内工場で作るのが難しい、設計や開発の技術革新が頭打ちしてきたら、

「もうそ産業は、違う国にやってもらって、自分たちは別の分野でがんばろう」

というふうにスライドしないといけないんだが…今ある仕事にしがみついたり、新しい教育が受けられない人は…抵抗ちゃうのよね

良くも悪くも、先進国多角化できるし、多角化していかないといけないのは、

「モタモタしていると、賃金が安い・人口が多い国に、仕事を取られてしまう」

ということなんだが…日本でこれがほとんどの人にわかるようになってきたのは、けっこう最近

今でもわかっていない人が偉い人にもいるけど

本来、偉い人こそもうわかってないといけないんだけどね。

かつては「労働者VS経営者」みたいな構図だったけど、労働者同士でも産業多角化で折り合いがつけられなくなり、副業をする人も増えたか労働者でも経営者でもある人が増えた。

労働者政党からこういう分析いたことないけど

偉い人が、産業多角化理解できてるのか疑わしいと書いたのは「8時間働けば普通に暮らせる世の中に」というスローガンを令和になってから政党が掲げていたから。

副業する人が増えたり、逆に仕事によっては境目が難しい人も増えた今、「8時間」とくっきり区切れないよ…。

お仕事多角化は何もフリーターIT系に限ったことじゃなくて、地方で畑持ってる会社員とか、高齢者職場から賃金が少ない人とか…色々いる。

逆に、すでに仕事の土台を作り上げて労働時間が少ない人もいる。

それを「8時間働けば」と言うのは、産業多角化について考えてないか逆行してる

ただ、政治情勢のややこしいところは

政治家本人はわかっていても、今ある組織票利権配慮しないと当選できない」

ため、先進国の肝である産業多角化、それに必要規制緩和を止める側になること。…歴史ある政党であるほどね。

から新しい政党が出てきてるわけだが…理解できてるのかしら




大した事言ってないのに、ちょくちょく挟まる自己満足ドヤがめっちゃ面白い

2023-04-07

BRICsVisaとかMasterCardとか停止して独自経済圏を作ろうとしてるけど

日本じゃ全然騒ぎにならないね

大事だと思うんだけどな

2023-04-06

人民元ドルはどうなっていくのか

ロシア取引に使われる人民元ドルを上回ったり

ASEANドルユーロ、円の放棄検討してたり

BRICS独自通貨を作ろうとしてたり

もうドル時代は終わりだ!これから人民元時代だ!って言われてるけど

正直あんまり変わらない気がしてるんだけどどうなんだろう

中国金持ちほど外貨(つまりドル)を欲しがるし

一気にでなくても徐々に脱ドルするとしても社会が変わりすぎてしまうし

結局なあなあになる気がする

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