「2次方程式」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 2次方程式とは

2023-06-01

数学行列はぜひ学んでほしいが、2x2の行列だけやるくらいならむしろやらんでよい

他の、それこそ2次方程式とかの関連で2x2行列くらいしか接点ないねえという感じだったと思われるのだが、削って正解である

2022-01-19

放送大学CS勉強してんだけど数学にぶつかった

2次方程式ぐらいまでの知識しかないんだが、誰かおすすめ数学勉強方法おしえてくれー

働きながら1から数学勉強すんのきちー

2021-02-23

anond:20210217233449

東大理科I類に入れるような奴は皆がんばれば数学研究者になれるし

東大理科Iなら研究者として生存競争参加資格を得るくらいはできるだろうけど、まともなポジションを得て成果を出し続けるような、食っていける研究者になれるのはその中でも一握り。上位大学数学博士でもたいていは自分はその一握りにはなれないと痛感して研究者の道を諦める。

数学2次方程式を解ける程度の実力あるなら、そこから大学受験数学までは努力参考書次第と思う。

これはそう。ただし数学思考やひらめきのスキルと暗記スキルがあって受験数学は両方が必要2次方程式は得意だけど数学全般は苦手という人は前者だけがアンバランスに高いことが多い。

2次方程式までどうしても辿り着くのが難しい人

IQテストで測れるような知能が平均より劣る人はどうしてもいる。あとは、なんの役に立つのか分かりづらい抽象概念を扱うのを面白いと思うかどうか、というのがすごく重要で、これはひとつの才能だと思う。

2021-02-17

「ここまで出来れば十分数学の実力あるよ。後は努力だよ」のライン

勉強に関して才能だの環境だののお話が多いけど、自分もそれが重要なのは否定しない、本当に否定しないが、

じゃあ何処まで到達出来る事に才能や環境重要になってくるのか話してる人はあまり見かけない気がする。

借金が無い・親に邪魔されない等の金銭的・家庭環境重要さは何処までも必要だけど

別にそれって金持ちが有利って話とは違って、はてなにいる奴の殆ど努力の方が重要になる話だよね)

たとえば数学とか何処までも才能が重要かって言われたら将棋と違ってそんな事ないし、

数学研究者になるような人はみんなフィールズ賞とか取れるチャンスはある。

ぶっちゃけ研究内容の選び方や運によるもんがデカくて才能とか環境等は微妙である

個人的には遡って東大理科I類に入れるような奴は皆がんばれば数学研究者になれるし

いや更に遡って数学2次方程式を解ける程度の実力あるなら、そこから大学受験数学までは努力参考書次第と思う。

ただ2次方程式までどうしても辿り着くのが難しい人がいるのは確かだろうし

そこら辺までの学習環境はかなり重要なのは間違いないとも思う。

2020-09-24

[] #88-7「マスダの法則

≪ 前

「カジマ」

しかし呼ばれたのは、その視線を突き抜けた先、俺の真後ろの席にいたクラスメート名前だった。

「お前がやってみろ」

「えー、自分っすか?」

目が合ったというのに、明らかに俺を当てるのを避けた。

何らかの力が働いたってことだ。

再現の失敗に落胆こそしたが、結果として大きな成果を得られた。

ここに来て明確な謎が、ようやっと目の前に浮かび上がったんだ。

「はあ……カジマ、もう書かなくていい。前途ある若者の手を、無駄チョークで汚したくない」

「えー、まだ書ききってないっすよ」

そもそも2次方程式で、その問題は解けない。更に言うと計算も間違ってる」

…………

前回と同じように行動したにも関わらず、全く異なる結果。

これは何らかの要素、或いは条件に過不足があるからだろう。

ここから特定のために、前回との差異を比べる必要がある。

まずは不確定要素となりやすい外的要因の精査だ。

休み時間、すぐさま俺はシマウマ先生のもとへ向かった。

ちょっと、よろしいですか。先ほどの授業について質問があるのですが」

「ほう、質問しなければ分からないような教え方をした覚えはないが、君の向上心尊重して貴重なハーフタイムを割いてあげよう」

ありがとうございます。では先ほどの問題をカジマに答えさせたのは何故ですか。直前で俺と目が合ったのに」

シマウマ先生怪訝な表情をすると、これ見よがしに大きい溜め息を吐いてみせた。

教師人生20余年、生徒が私にしてきた質問の中でも五指に入るナンセンスさだな。大した意図目的もなく人にモノを尋ねるのは無知無学以前の問題だ」

よほど俺の質問が期待はずれだったらしく、彼は嫌味たっぷり説教披露する。

「ちなみに1位は『バナナおやつに入りますか』だ。おやつに入らなかったら遠足で1房もってくるのか? それ全部、食べきれるのか?」

こんなことを喋ってるくらいなら、さっさと答えた方が手っ取り早いだろうに。

まあ、彼の反応も分からなくはない。

科目に関する補足説明を求めてくるかと思えば、直接的には関係のない質問をしてきたのだから

俺が教師仕事邪魔する、大人おちょくるしか能がない不健康優良児に見えたのだろう。

だが俺にとっては、この質問重要ファクターを占めている。

否が応でも答えてもらわねばならない。

先生、どー、どー」

捲くし立てるシマウマ先生の顔前に、俺は勢いよく手を突き出し、彼の言葉を無理やり静止した。

「な、なんだそれは」

「落ち着いてください。あなたにとってクダらないことも、誰かにとっては意外と重要だったりするんです。俺の向上心を本気で尊重するつもりがあるのなら、皮肉じゃなく回答に言葉を尽くしてくれませんか」

俺がそう言うと、彼はバツが悪そうに「ふん」と鼻を鳴らし、渋々と理由説明し始めた。

次 ≫

2020-08-22

歴史」という概念が大嫌い。歴史を学ぶなんてコスパが悪い

学問フィクションだ。それなのに、無加工なまま偉そうな顔をして現実居座り続ける「歴史」というものが大嫌いだ。

だって2次方程式の解が、実数で2個存在するとか存在しないとか心の底からどうでもいい。

虚数と重複度を適切に定義したフィクションの中では、常に解が2個存在するのだから

まり歴史現実イベントに引っ張られてしまう。そのイベントの繋がり方は、論理的でも公正でも、ましてや最良でもないのだ。

フィクションであれば、その繋がりを必要な形に変形して、その結果を想像することができる。そこから教訓とすべき事項がわかる。

それなのに、単なる偶然の産物しかない「歴史から学ぼうとする奴らは、むしろオッカムの剃刀で斬り捨てたいその人名年号情報量の多さに比して、与えられる教訓の少なさに不満を言うべきだ。

そういった、こなれてないという点で、歴史はまさに「雑」学であり、学ぶにはコスパが悪すぎる。歴史を学ぶと言わず歴史趣味としています、とこれからは正しく呼称すべきだろう。

anond:20200815151055

2020-07-17

何事も、センスの無い奴は駄目

以下、センスという言葉字義通りの意味、つまりテクニカルな要素に先立つ感覚的な要素の意味で用いる。

センス知識技術に先立つ

これは考えてみれば当然だ。

たとえば力学質量や速度などの概念理論的に定義されるから存在するわけではなく、それに対応するもの感覚認識として存在しており、理論はそれを上手く反映したモデルなのだ

いくら数式の変形が得意でも、速度という概念日常的な感覚として理解できていなけれは、力学理解することは不可能だろう。

もちろん、知識によって補強されるセンスもある。たとえば電磁気学概念の多くは、力学概念アナロジーであるから力学を正しく理解していることが、ここでいうセンスに該当する。

なお、センスというのはプラスアルファ特別な才能ではなく、必要条件に過ぎない。

どうしようもなくセンスが無い人たち

センスの無い人には話が通じない。だから困るのである

彼らは、自分理解できないことを話し手説明のせいにしたがるが、ほとんどの場合、彼らのセンスが無いのである

普通の人に何かを系統立てて説明する場合、以下のような手順を踏めば、よほど前提知識が足りていない場合を除いて、おおよそ通じる。

  1. それを考察する経緯、それによって解決される問題などを示す
  2. 一般的原理解決法を示す
  3. 具体的な状況への適用例や、注意すべき事項・例外などを示す

2番目と3番目は入れ替えても構わない。これは演繹的に考えるか、帰納的に考えるかの違いであり、どちらか一方が優れているというものではない。

およそどんな分野にも、異常にセンスのない

奴は存在して、奴らは、どんなに言葉を変えて説明しようが、具体例を示そうが、たとえ話をしようが、絶対理解しない。

何せ、センスの無い奴は上の工程のどの箇所も、特に(1)すら理解していないからだ。奴らはたとえば、「2次方程式を解くのは1次方程式を解くよりも難しく、別の方法必要になる」というところからまず理解していない。こういう奴らに平方完成とか教えても無意味である

よくある勘違い

教育ナイーブ幻想を抱いている奴は、適切に教えれば誰でも理解できると思っている。特に、分からない原因を突き止めて改善すれば分かるようになると思い込んでいる。たとえば、微分法で接線の方程式が分からないのは、2点を通る直線の方程式の立て方が分からいからだ、とか。

もちろん、これは原理的には正しいのだろうが、ほとんど現実的ではない。おそらく、小学校低学年まで遡らないと、そういう原因を解消することは不可能だろう。

センスの無い奴に欠けている能力

センス問題を感じる奴の多くに欠けていると思うのが、言語的なセンスだ。

たとえば、プログラミングを教えていると、「ソースコード」や「オブジェクト」という言葉意味が分からなかったとか、フィードバックしてくる奴が結構いる。もちろん、一部はやる気が無くてそういうことを書いているのだろうが、数が多いので実際にそういう奴はいるのだろう。

普通の人はそんな感想は抱かない。その話の中でそれらの語が何を指しているのかは明らかであるし、そもそも「それらの語の厳密な定義を知らなくても内容は理解できる」ということは分かるからだ。

このレベルの話で、そういう人たちが各々納得する説明を考えていたら、何も教えることはできない。

2020-07-14

高校数学は教える意味があるのか?

まず、ほとんどの人は学校を出たら数学なんて使わない。

まあ、使ったとしてもせいぜい2次方程式くらいだろう。

だったら要らないんじゃないか

その時間もっと有意義なことに費やした方がいい。

よくありそうな反論は、大学理系に進む人には必要というものだ。

しかし、そういう人は数学物理なんか学校で習わずとも自分勉強しているだろう。

コンピュータプログラミング好きな人は、別に誰に教わらずとも自分でどんどん進んだことを勉強するのと同じだ。また、そういう人でなければ、少なくともプロ技術者としては役に立たないだろう。

これに関する反論は、学校で教えているから、それをきっかけに興味を持つ人が出てくる、というものだ。

これは以下の点から現実的にはほとんど効果がないと思う。

まず、数学をきちんと教えられる教師なんてほとんどいない。小学校で掛け算の順序問題みたいなくだらないことをやっているようだが、中学校以上でも似たようなものだろう。そこまでひどくないにしても、現在数学教師数学最先端研究あるいは工学物理への応用などを理解して教えている人はほとんどいない。

これがまさに小学校へのプログラミング教育の導入に、多くの現役エンジニアが反対した理由だ。実用的な技術を伴ってプログラミングを教えられる教員なんていないし、プログラミング本質関係のない用語の暗記や穴埋め問題テストで、生徒はむしろプログラミングが嫌いになることが容易に想像できるからだ。数学もこれと同じじゃないだろうか。

そして、そもそも学校の授業がきっか数学に興味を持って、将来数学関係した専門職につく生徒なんて、日本全国で数えても誤差の範囲だろうと言うことだ。

これは、これだけプログラミング流行っていて、プログラミングスクールなどがあっても、実際にプログラミングを身につける人がほとんどいないことからも分かる。数学プログラミングなんかよりもずっと難しい。

また、高校数学専門家が使う数学は、本質的に異なる。高校数学入試問題は、言ってしまえば限られた知識たまたま上手く解ける問題を集めただけであり、それができたからと言って数学能力があると言えるわけでもない。

高校数学問題が良くできたところで、それは専門家にとってはよく知られた理論特別場合に過ぎなかったり、あるいはただ上手い解き方が存在するだけで専門的な数学とは何の関係も無かったりする。

要するに、高校数学きっかけに数学に興味を持ってもらうには、高校数学の水準に留まらず、自分でどんどん勉強してもらう必要があるが、そういう人は現実的ほとんどいない。自称数学好きの人でさえ、多くは入試問題マニアになるのが関の山である

そもそも小学校レベルの読み書きそろばんはともかく、それより上のレベル教育なんて、上流階級のごく一部の国民にだけ開かれていればいいのではないか。その他の連中に教育提供しても、どうせ卒業したら忘れる。そういうもの税金を使うのは無駄である

大学教授とかキャリア官僚とかの学歴を見れば、ほとんどが有名私立進学校出身である。つまり田舎下流国民教育の機会を与えていただいても、勉強して社会に貢献するなんてことはほとんど無いのだ。無駄投資である。やめるべきだ。

2020-06-10

基本的数学で覚えなければいけないことは無い

たとえば、数学がまともにできる人で、(a + b)(c + d)の展開公式を覚えている人はいないだろう。分配法則を知っていれば計算できるからだ。そして、多項式に対して分配法則が成り立つことは(もちろん厳密に証明することはできるが)自然感覚であり、これも覚える必要はない。

こんな自明な例に限らず、数学で何かを覚えることが、遠回りであり、本末転倒であることを説明する。

また、読解力の低い奴のために補足しておくが、「覚えなくていい」というのは「勉強しなくていい」ということではない。まあ、こういう勘違いをする奴らはこの一文自体読めないか無駄なんだが、少なくとも俺が「ここに書いてあるだろボケ」と言うための根拠にはなる。

定義は覚える必要があるか

無い。

定義公理は他の事実から導かれないので覚える必要がある」という意見があるが、間違いだ。

それは単に論理的に導かれないというだけであって、考えている問題に対してそのように概念定義すべき理由存在するからだ。

たとえば、複素数実数係数の2次方程式の解として生じるからi^2=-1と導入するのは自然であるし、三角形は2角と1辺の長さが決まれば決定されるから三角比定義自然ものである

そもそも、どのような経緯でそのような概念が導入されるのか理解することは、別に数学に限らず重要である

定理公式は覚える必要があるか

無い。

数学公式はすべて論理的に導出できるのだから、覚える必要はない。特に高校数学程度の定理公式などに大して証明が難しいものは無いのだから、瞬時に正しく導けなければいけない。

また、大抵の公式は、その意味理解できていればいくつかの具体例で試せば分かる。たとえば、三角関数加法定理は、cos(π/2+θ)とsin(π/2+θ)さえ分かれば求められる。

用語を覚える必要があるか

無い。

用語などはどうでもいい。

たとえば、平方完成という名前を知らなくても、二次方程式の解の公式の導出や、二次関数極値問題が解ければ全く問題ない。

問題の解き方は覚える必要があるか

無い。

そもそも数学理解度を確かめるために具体的な問題があるのであって、問題の解き方を覚えるのは完全に本末転倒である

その問題で使われている概念定理、解答の論理展開などをしっかり理解することが本質的である

2020-06-05

Galois拡大って何?

分離的かつ正規代数拡大のことです。

集合Kが2つの二項演算+: K×K→K、*: K×K→Kを持ち、以下の性質を満たすとき、Kは体であるという。

  1. 任意のa, b, c∈Kに対して、(a + b) + c = a + (b + c)
  2. ある元0∈Kが存在して、任意のa∈Kに対して、a + 0 = 0 + a = a
  3. 任意のa∈Kに対して、ある元-a∈Kが存在して、a + (-a) = (-a) + a = 0
  4. 任意のa, b∈Kに対して、a + b = b + a
  5. 任意のa, b, c∈Kに対して、(ab)c = a(bc)
  6. 任意のa, b, c∈Kに対して、a(b + c) = ab + ac、(a + b)c = ac + bc
  7. ある元1∈Kが存在して、任意のa∈Kに対して、1a = a1 = a
  8. 任意のa∈K\{0}に対して、ある元a^(-1)∈Kが存在して、aa^(-1) = a^(-1)a = 1
  9. 任意のa, b∈Kに対して、ab = ba

体の例
  • 有理数全体の集合Q、実数全体の集合R、複素数全体の集合Cは、通常の和と積について体になる。一方、整数全体の集合Zは体にはならない。
  • 素数pについて、整数をpで割ったあまりの集合Z/pZ := {0, 1, ..., p-1}は、自然な和と積によって体になる。

代数拡大

K, Lを体とする。K⊂Lとなるとき、LをKの拡大体という。L/Kが拡大であるともいう。もちろん、これはLの部分群Kによる剰余群のことではない。

C/Rや、C/Qは体の拡大の例である。K(X)/K(X^2)なども体の拡大の例である

L/Kを体の拡大とする。任意のa∈Lに対して、K係数の多項式f(X)存在して、f(a)=0となるとき、LをKの代数拡大体、またはL/Kは代数拡大であるという。

そのような多項式存在しない元が存在するとき、LはKの超越拡大体、またはL/Kは超越拡大であるという。

代数拡大の例

C/Rは代数拡大である

なぜならば、任意のz∈Cはz = x + yi (x, y∈R)と表わせ、z* = x - yiとおくと、zは二次方程式

X^2 -(z + z*)X + zz* = 0

の解だから

Kを体とする。K上の任意多項式F(X)に対して、Fの根を全て含む体Lが存在する。言い換えれば、FはLで

F(X) = a(X - a1)...(X - an)

と一次の積に分解する。このようなLのうち最小のもの存在し、Fの(最小)分解体という。Fの分解体はKの代数拡大体である

最後の一文を証明する。

LをFの分解体とする。Lの部分環Vを

K[X1, ..., Xn]→L (f(X1, ..., Xn)→f(a1, ..., an))

の像とすると、VはK上のベクトル空間である。各aiはn次多項式の根であるからaiのn次以上の式はn-1次以下の式に等しくなる。従って、VはK上高々n^2次元の有限次元ベクトル空間である

Vは整域であるから、0でない元による掛け算は、VからVへの単射線形写像である。したがって、線形写像の階数と核の次元に関する定理から、この写像全射である。よって、Vの0でない任意の元には逆元が存在する。つまり、Vは体である

Lは、Kと各aiを含む最小の体であり、V⊂Lなので、L=Vである

さて、Lの元でK上のいかなる多項式の根にならないもの存在したとし、それをαとおくと、無限個の元1, α, α^2, ...は、K上一次独立となる。これはVが有限次元であることに矛盾する。□

上の証明から特に、KにFの1つの根αを添加した体K(α)は、Kの代数拡大体である。このような拡大を単拡大という。


拡大次数と自己同型群

L/Kを代数拡大とする。LはK上のベクトル空間となる。その次元をL/Kの拡大次数といい、[L : K]で表す。[L : K]が有限のとき、L/Kは有限拡大といい、無限大のとき無限代数拡大という(上の証明でみたとおり、超越拡大は必ず無限次拡大である)。

M/K、L/Mがともに有限拡大ならば、L/Kも有限拡大であり、[L : K] = [L : M] [M : K]。

α∈Lとする。K上の多項式fでf(α)=0をみたすもののうち、次数が最小のものが定数倍を除いて存在し、それをαの最小多項式という。

[K(α) : K]は、αの最小多項式の次数に等しい。なぜならば、その次数をnとするとαのn次以上の式はすべてn-1次以下の式になるため、[K(α) : K]≦n。1, α, ..., α^(n-1)が一次従属だとすると、n-1次以下の多項式でαを根に持つもの存在することになるので、[K(α) : K]≧n。よって、[K(α) : K]=n。

Lの自己同型σでKの元を固定するもの、つまり任意のa∈Kに対してσ(a)=aとなるもの全体のなす群をAut(L/K)と書く。

任意の有限拡大L/Kに対して、#Aut(L/K) ≦ [L : K]。


Galois拡大

L/Kを有限拡大とする。#Aut(L/K) = [L : K]が成り立つとき、L/KをGalois拡大という。L/KがGalois拡大のとき、Aut(L/K)をGal(L/K)と書き、L/KのGalois群という。

Galois拡大の例

L/Kを有限拡大、[L : K] = 2とする。#Aut(L/K) ≦ [L : K] = 2なので、Aut(L/K)に恒等写像以外の元が存在することを示せばよい。

[L : K] = 2なので、α∈L\Kが存在して、1, α, α^2は一次従属。したがって、α^2 - aα + b = 0となるa, b∈Kが存在する。解と係数の関係から、α, a - α∈Lは、2次方程式X^2 - aX + b = 0の異なる2解。

α∉Kより、K⊕KαはK上2次元ベクトル空間で、K⊕Kα⊂LなのでL=K⊕Kα。

σ: L→Lをσ(1)=1, σ(α)=a-αとなるK線形写像とすれば、σは全単射であり、Kの元を固定する体の準同型でもあるので、σ∈Aut(L/K)。□

C/RはGalois拡大。

Gal(C/R)={id, σ: z→z*}

平方因子のない有理数αに対して、Q(√α)/QはGalois拡大。

Gal(Q(√α)/Q) = {id, σ: 1→1, √α→-√α}。


正規拡大

L/Kを有限拡大とする。任意のα∈Lに対して、αのK上の最小多項式が、Lで1次式の積に分解するとき、L/Kを正規拡大という。

L=K(α)とすると、L/Kが正規拡大であるのは、αの最小多項式がLで一次の積に分解するときである

K(α)/Kが正規拡大で、さらにαの最小多項式重根を持たなければ、αを他の根に写す写像がAut(K(α)/K)の元になるから、Aut(K(α)/K) = αの最小多項式の次数 = [K(α) : K]となり、K(α)/KはGalois拡大になる。

nを自然数として、ζ_n = exp(2πi/n)とする。ζ_nの最小多項式は、Π[0 < m < n, gcd(m, n)=1](X - (ζ_n)^m)であり、Q(ζ_n)/QはGalois拡大である


分離拡大

L/Kを有限拡大とする。任意のα∈Lの最小多項式重根を持たないとき、L/Kは分離拡大という。

体Kに対して、1を1に写すことで一意的に定まる環準同型f: Z→Kがある。fの像は整域だから、fの核はZの素イデアルである。fの核が(0)のとき、Kの標数は0であるといい、fの核が(p)であるとき、fの標数はpであるという。


Q, R, Cの標数は0である。Z/pZの標数はpである

標数0の体および有限体の代数拡大はすべて分離拡大である

F_2 = Z/2Zとする。F_2係数の有理関数体F_2(X)/F_2(X^2)は分離拡大ではない。

実際、XのF_2(X^2)上の最小多項式は、T^2 - X^2 = (T - X)(T + X) = (T - X)^2となり、重根を持つ。

Galois拡大であることの言い換え

有限拡大L/KがGalois拡大であるためには、L/Kが分離拡大かつ正規拡大となることが必要十分である


Galois拡大の性質

L/KをGalois拡大、Gal(L/K)をGalois群とする。

K⊂M⊂Lとなる体Mを、L/Kの中間体という。

部分群H⊂Gal(L/K)に対して、L^H := {a∈L| 任意のσ∈Hに対してσ(a)=a}は、L/Kの中間体になる。

逆に、中間体K⊂M⊂Lに対して、Aut(L/M)はGal(L/K)の部分群になる。

次のGalois理論の基本定理は、L/Kの中間体がGalois群で決定されることを述べている。

L/KをGalois拡大とする。L/Kの中間体と、Gal(L/K)の部分群の間には、以下で与えられる1対1対応がある。

  • 部分群H⊂Gal(L/K)に対して、K⊂L^H⊂L
  • 中間体Mに対して、Aut(L/M)⊂Gal(L/K)

さらに、以下の性質を満たす。

  • H'⊂H⊂Gal(L/K)ならば、K⊂L^H⊂L^H'⊂L
  • K⊂M⊂M'⊂Lならば、Aut(L/M')⊂Aut(L/M)⊂Gal(L/K)
  • 中間体K⊂M⊂Lに対して、#Aut(L/M)=[L : M]。つまり、L/MはGalois拡大
  • 部分群H⊂Gal(L/K)に対して、#H = [L : L^H]、#Gal(L/K)/H = [L^H : K]
  • 中間体K⊂M⊂Lに対して、M/Kが正規拡大(L/Kは分離的なのでM/Kも分離的であり、従ってGalois拡大)であることと、Gal(L/M)がGal(L/K)の正規部分群であることが同値であり、Gal(L/K)/Gal(L/M)〜Gal(M/K)。同型はσ∈Gal(L/K)のMへの制限で与えられる。

K=Q, L=Q(√2, √3)とすると、Gal(L/K)はσ√2→-√2とする写像σと、√3→-√3とする写像τで生成される位数4の群Z/2Z×Z/2Zである

この部分群は{id}, {id, σ}, {id, τ}, {id, στ}, {id, σ, τ, στ}の5種類があり、それぞれ中間体L, Q(√2), Q(√3), Q(√6), Kに対応する。

2020-05-25

anond:20200525212450

数学科では、Galois理論の応用例として作図可能性を論ずるが、これも高校入試に出てくるようなマニアックな作図問題分からんでも、「円と直線の交点の座標は、与えられた座標を係数に持つ2次方程式の解」ということが分かってればいい。

そもそも、こんなんや必要すらない。天才数学者志村五郎もそう言ってた。

2019-11-27

2次方程式がやっととけるていど

行列は2x2の内積

 

離散コサイン変換を教えてくれって言われて

自動ソフトの使い方ならそりゃ数週間だけど

むずかしいよな

2019-01-10

anond:20190110142434

まー簡単なところだと、2次方程式の解の公式をシュワッチって感じでキラキラ輝いてキュピーンって感じで書き直せ

2018-10-19

anond:20181019095515

証明なー

アンケートでもすればいいのかね

https://anond.hatelabo.jp/20181019094229

■道具や手段名前をしらなくても使うことは出来る

とある記事2次方程式という名前を知っていなければ2次方程式を解くことが出来ないブコメがあり星が集まっていた。

トイレの詰まりを直すあの道具の名前を知っている人は少ないと思うが(ラバーカップと言う)使うことは出来る。

背理法(帰謬法)の名前を知っている人は少ないだろうが日常生活でよく使うだろう。

名前がわからなければ使うことが出来ないという考えがどこからくるのか謎。

この増田は、2次方程式を知らなくて負け惜しみで書いたなんて、思う?

道具や手段名前をしらなくても使うことは出来る

とある記事2次方程式という名前を知っていなければ2次方程式を解くことが出来ないブコメがあり星が集まっていた。

トイレの詰まりを直すあの道具の名前を知っている人は少ないと思うが(ラバーカップと言う)使うことは出来る。

背理法(帰謬法)の名前を知っている人は少ないだろうが日常生活でよく使うだろう。

名前がわからなければ使うことが出来ないという考えがどこからくるのか謎。

2018-05-14

anond:20180514002022

T = 2A/(B+TC)

T(B+TC) = 2A

BT+CT^2 = 2A

CT^2+BT-2A = 0

2次方程式形式になったので公式を使って

T = (-B (±) SQRT(B^2+8AC)) / (2C)

2017-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20170528175740

徳川将軍については
教科書に載ってた(授業で触れた)なら必ず覚えてて正しく認識してるわけじゃないでしょ?」
ということの例えとして挙げただけで決して生理徳川将軍重要度の比較をしたかったわけではない

生理に関する知識は小中学校の保健体育。

徳川歴代将軍名前が全て出てくるのは高校日本史

から例としては不適切かな。

わり算とか分数とか、百歩譲って2次方程式とか関係代名詞くらいを例にとって、

「ほら、覚えてないでしょ?」とやれば伝わったかもしれない。

まあ、元増田が「その程度も覚えてないの?」と思われて恥をかくだけかもしれんが。

2014-10-31

義務教育ってなに?

>> 泥水を飲む大学

学業における選別は単純で、せいぜい4つしかない。

英語数学も出来る

数学は出来る

英語は出来る

④どちらもできない

たったのこれだけだ。 <<

http://anond.hatelabo.jp/20110220183706

上記のURL から引用をした。

はてな記法引用表記をしたが、これでもいいだろうか。

さて、この4つの分類は、確かに高校卒業時点で大学進学するとき基準となるだろう。

そもそもなんでこの場合の4のような人に、大学へ進学することができるのか?

義務教育は、何をしていたんだと言いたい。

義務教育では、小学校で言えば、1年生はひらがなカタカナ、そしておよそ80文字の漢字を習う。

算数なら、足し算、引き算だろう。

2年生になれば、倍の160文字の漢字を習うことになっている。

算数なら、掛け算の1×1から、9×9までを暗記する。

このようなものは、3年生以上から中学卒業まで、全科目で基準があるはずで、それができる人が中学校卒業するはずだ。

例えば、中学校卒業した時点で、都道府県がそれぞれ立てた県立高校の県内共通入試が60パー正答できる学力がつくはずではないのか?

実態は、二極化している。

全くできないものは、九九や分数からからないし、できるもの漢字検定3級かそれ以上を持っていたりする。

義務教育で果たすべき役割を、果たせているだろうか?

そしてもし、中学卒業時点で、2次方程式の解の公式が適切に使えたり、漢字検定でいえば3級相当の文字を適切に読める(音読できるだけでいい)など、主要5科目において一定レベルが満たされないと卒業できないようになるなら。

上記の大学存在しないことだろう。

2014-08-20

ケチだった親父の話

俺の親父はドケチだった.

とにかくドケチだった.

口を開けば「カネがない」とグチった.

貧乏だった.

お袋は貧乏が嫌で俺を置いて出て行ったらしかった.

食う物と言えばパンの耳,着るものと言えばボロ雑巾みたいな古着だった.

ガキだった俺は友達が持っているスーファミが羨ましくて親父にせがんだ.

帰ってきたのはゲンコツだった.

そんなカネねえ,と.

ケチなクソ親父め.

でも俺はあきらめなかった.

キャラクターテレビの中で自由に動かせるのに,熱中していた.

根負けしたのか,なんとかしてやると言い出した.

俺は興奮で眠れぬ夜を過ごした.

翌週親父が持ってきたのは,中古PC98だった.

どうやら友人から譲ってもらったらしい.

なんだか嫌な予感がしながら電源を入れたら,文字しか出てこねぇし,なにすりゃいいのか分からないし,

まさに「コレジャナイ~」と泣きながら手足をバタバタさせてダダコネたい気持ちになった.

やっぱりクソ親父はクソ親父だった.

曰く,

「これさえあればゲームを作れるらしい.そんなに欲しいなら自分で作れ」

そして俺とPC98とBASIC生活が始まった.

始めはとっつきにくかったが,やってみると面白かった.

ゲーム自分で作れる」という魅力的な言葉に酔っていたのかもしれない.

まだ習ってない漢字の入ったマニュアルも苦にならなかった.

これでいつか俺も,F-ZEROを作ってやるぞと,本気で思っていた.

ゴミ捨て場から拾ってきた古いベーマガを読みながら,小さなゲームを作っては楽しんでいた.

始めてジャンケンができるプログラムを作った時の感動は忘れられない.

グラフィカルなゲームは作れなかったが,友達も一緒になって楽しんでくれた.

だが中学2年に上がるころ,長年連れ添った俺の愛機が突然動かなくなった.

ついに寿命が尽きたのだ.

俺はこの世の終わりのように感じた.

まるで愛犬に死なれたような気持ちだった.

しばらく学校も休んだ.

今思えば前の持ち主から数えて10年近く,よく動き続けたものだと感心する.

ケチな親父は,当然だが新しいPCを買ってくれるわけはなかった.

帰ってきた言葉

「そんなに欲しいなら自分で作れ」

次の日からジャンクめぐりが始まった.

新聞配達で稼いだ金で少しずつパーツを買い集めた.

ゴミ捨て場からまだ使えそうなモニタを拾ってきた.

OS友達Linuxを用意してもらって入れた.

始めて自作PCが立ち上がった時は感動した.

Linuxに移行したのをきっかけに本格的にCを始めた.

親父に本を買ってくれと言ったら,始めは渋っていたが,ボロボロ技術書を何冊か古本屋から調達してくれた.

ヴォルトのアルゴリズムデータ構造と,クヌースのThe Art of Computer Programmingもあった.

難しすぎたし技術的なところが足りないから,遠くの図書館までわざわざ出かけて技術書を借りてきては読みふけった.

学校の授業中にも読んでいた.

プログラミング技術はもちろん,画像処理のための数学の道具についても勉強した.

同級生2次方程式因数分解をやっている横で,三角関数行列計算をしていた.

特にアフィン変換には感動させられた.

こんな風に言うと,さぞ数学の成績がよかったのだろうと思うのかもしれないが,テストの点はそこそこだった.

コードを書くのに必要概念として知っているだけで,証明問題は苦手だった.

特に幾何学はさっぱりだった.

それと,古典社会時間は全部すっぽかしてノートコード書いてたから散々だった.

高校に入ったあたりでX windowシステムを使ったグラフィカルなゲームを作れるようになった.

出てきた敵を撃つだけの簡単なインベーダーゲームに始まりオセロブロック崩しウィザードリィみたいな迷宮探索ゲーム,思いつく物何でも作った.

時代はWin95が出たあたりで,パソコンブームだった.

友達の家にもPCがあるところが多くて,Windows移植して簡単なネットワーク型対戦ゲームなんかを作ったりもした.

ここまで本格的にゲームプログラミングをやっていると,さすがにジャンクパーツを集めただけのPCでは性能に不満が出ることが多くなってきた.

ビルドの待ち時間が長くていらいらしたり,友達の家で動くゲーム自分PCで動かなかったりした.

ダメ元で親父に相談してみたら案の定,

自分で稼いで買え」

親父はどこから取ってきたのか,俺でもこなせる程度の仕事を持ってきた.

始めはパソコン教室バイトだったり,ゲームデバッグだったり,まともなバイトだったのが,

ある日学校から帰ってくると,何に使うのかは知らないが,明日までにこういうコードを書けと言われて徹夜プログラミングしたりするようになった.

時々は他人の書いたコードを別環境移植する仕事をやった.

プロの書いたらしいコードを読んで書き直す作業は,かなりの勉強になった.

給料は親父から手渡しで貰ったが,今まで見た事もないような額になった.

その金で新しいマザーボードPentium IIと32MBメモリを何枚かと,自分の開発環境用にWindowsPCを作った.

こんな感じで高校には通っていたものの,勉強らしい勉強ほとんどしないで過ごした.

当然大学入試は全部落ちた.

それでも,手に職はあるわけだし,しばらくは同人ゲームでも作って過ごそうと思っていた.

だけど親父は反対で,大学ぐらい入れと言い出した.

てっきり学費ケチれる分,喜ぶとばかり思っていた.

それでもやる気のなかった俺に,

大学合格できたら最新のMacintoshを買ってやる」

一体何が起こった,このクソ親父,脳の病気にでもかかったかと本気で疑った.

どうやら正気で言っているらしいと分かると,俺も必死勉強を始めた.

そうは言っても,中学時代から受験意識した勉強なんてさっぱりしてこなかった俺には,何をどうしていいのか分からない.

しかも,やっぱり親父はドケチで,塾や予備校なんていく金は無い.

しかたがないから高校時代友達で,頭のいい大学に行ったやつにお世話になることになった.

結局2年かかってしまったが,そいつと同じ大学に入れた.

厚かましくも,キャンパスにまでついていったりしていたから,新入生として入って行くと顔見知りに驚かれた.

親父は約束通りPower Macintosh G3を買ってくれた.

だが,俺の親父はドケチだった.

今回のドケチさはちょっと予想外だった.

「せっかくいいパソコン買ってやったんだからそいつ学費ぐらい稼げ」

さすがにそいつは無いだろうと思った.

自分で遊ぶ分くらいは当然稼ぐつもりだったが,学費丸ごととは.

お前が無理言って入学させた大学なのに,そりゃないだろと.

いくら国立大学とは言え4年分の学費となると200万ほどになる.

しか教科書代やもろもろを考えると300万円は無いと厳しい.

300万円稼ぐために俺ができることと言えば,やはりゲームを作るぐらいだった.

から大学ゲーム開発サークルに入ることにした.

志望動機を聞かれて,

ゲームを作って300万円ほど稼ぐためです」

と言ったら爆笑された.

金が必要理由を言ったら,一瞬でお通夜みたいな空気になったけれど.

先輩が相談に乗ってくれて,成績優秀なら学費免除になったり半額になったりすることを教えてくれた.

それならなんとかできそうな金額だった.

大学生活は楽しかった.

学校の授業でプログラミングをやるということに驚愕した.

プログラミングをしているだけなのに,「お勉強」として扱われるなんて.

情報科学の基礎を作る数学面白かった.

今まで何気なく使ってきた道具に,こんなに深い基礎理論があるなんて,知らなかった.

講義が終わったらサークル棟に入り浸って,入学祝いMacintoshで朝までゲームを作ったりしていた.

学費を稼ぐためのゲームだが,やはりエロゲを作ろうということになった.

ただし,そのためには絵師必要だということで,先輩が漫画研究会から絵師スカウトしてきた.

かわいい女の子だった.

一目惚れした.

彼女の絵は綺麗で,エロかった.

こんなちっこくてクリクリして可愛い女の子が,こんなドエロい絵を描くなんて!

俺の頭はすっかり茹だって,も~だめだ~という感じになった.

それからなんやかんやあって,結果的彼女俺の嫁になった.

詳細は伏せるが,なかなかにこっ恥ずかしい青春を送った.

とにかく,彼女の絵を俺のゲームに入れると,

今まで○とか■とか,ちょっとしたドット絵しかなかったキャラクターに命が吹き込まれるようだった.

作った同人ゲームも,学費がまかなえる程度に売れた.

先輩たちが,売上金を快く俺にカンパしてくれたおかげでもある.

満ち足りた大学生活だった.

就職先には当然ゲーム会社を選んだ.

スーファミはもう時代遅れになったが,自分の作ったゲームが本当に発売されて,ゲーム機の中で動いているのを見た時は嬉しくて泣いた.

娘が生まれた時と,どっちがと思うくらい泣いた.

さて,俺のドケチな親父だが,娘が生まれてほどなくして死んだ.

あんなにドケチに金を惜しんでいたのに,財産も何も残さず死んだ.

遺書を読んだら,葬儀簡素親族だけで行うように,とあった.

最後最後までドケチなまま逝った.

親戚付き合いらしい親戚も居ないし,どうせ誰も来ないだろうと思っていたが,

葬式当日には呼んでもないのに大勢の参列があって,なんだこれは,人違いかなにかかと思った.

なんでも,親父の運営するNPO法人従業員だとか,親父の寄付金で建てた養護施設代表さんだとか,

親父とは無縁の世界の住人だとばかり思っていた,立派な善人ばかりだった.

家に居ないことの多い親父が外で何をしているかなんて興味なかったし,どうせ競馬かなんかで稼いでるんだろうと思っていた.

最後最後さら最後まで,面倒事を運んでくるクソ親父だ.

葬儀が終わって,ちょっとした額になった香典の山を眺めていると,

「さあ自由に使っていいカネだぞ.お前はそれで何をするんだ?」

そんな声が聞こえてくるようだった.

なんだかむかついたので,その金は今まで通った学校プログラミング関係の本を寄付するのに使うことにした.

一銭も残さずに,全部.

それでもなんだか負けた気分だったから,ボーナスをつぎ込んで,倍額にして寄付してやった.

ケチなクソ親父を,見返してやった.

最高の気分だった.

それが6年ほど前の話だ.

ところで最近小学校に上がった娘が,アニメに出てくるようなフリフリなドレスを着て学校に行きたいと言い出した.

うそんなお年ごろになったのか.

女の子の成長は早いものだ.

子供には不自由させたくないと思っていたが,調べてみると我が子の眼鏡にかなう服は,日常的に着る服にしては,ちょっと高い.

悩ましい問題だ.

家の家計は諸事情により逼迫している.

さて,どうやって安上がりにすませようか.

2013-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20130808212751

あなたが言っているのはロジカル。もしくはロジック

僕が言ってるのはロジカルに物事を考える。

 

すくなくとも、答えるなら

習っていないではなく、 習っていない未知の数学で出来ると思うと答えるべきだし

 

そもそも、それができないら、2次方程式の導出を自分で出来ないというのと同じようなことを言ってる。

2次方程式でとくなら、どうする?

 

まず2次方程式をたててみてよ。それがロジックでしょ。

2013-08-06

http://anond.hatelabo.jp/20130806220152

俺の感覚だと、東大入試問題を、それなりに時間掛ければ8割くらいは解けるってのが上から1%かなあ、というイメージだな…。

あなたの周りがすごすぎるけど、

東大入学者の中でもいくら時間かけても8割も取れる人は1%とは言わないけど、10%も居ないんじゃないか、と思う。

そもそもあれ、時間無くて出来ない、なんて人は殆ど居ないから、あまり時間かけても意味が無い。

(それこそ、8割超えるくらい取るには全部をちゃんと解くから時間結構大変かもしれないけど。)

東大生が全体の0.2%程度なので(雑多に見積もって同じ歳に(3千/(1億/80))~0.2%)で、例え東大生10%が出来たとしても0.02%とか。

そのレベルの人が東大以上に沢山居る学校殆どいから、いくら集めても1%にはならないだろうと。

(数学8割取れるなら他が殆ど駄目でも東大入れる確率結構あるし、それだけ出来るなら理科系物理なんかは結構出来るだろうし、全体的に他も多少は出来るだろうから結構余裕で東大くらい入れる)


で、2次方程式の方は、ある程度歳行った人で正確に暗記してる人なんて1%どころか殆ど居ないんじゃないかと思う。(数学先生とかしてない限り)

数学やら物理やってるひとでさえ、常に解の公式なんて使わないし、使わなければ忘れる。ただ、それらの人は導出はすぐ出来るけど。

ただ、高校生付近だとその時点で覚えてる人は数10%は居ると思うから日本全体だとよくわからないよね。

50代とかに聞けば1%なんてとてもじゃないけど居ないと思うけど。

2009-09-20

http://anond.hatelabo.jp/20090920175140

それなら「圧倒的多数」になるのかも。

俺なんか「この2次方程式を解いてみて」ってなったらダメだしね。

小学5~6年のレベルで止まってる。

数に弱過ぎるせいもあるだろうけど。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん