「葉鍵」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 葉鍵とは

2024-02-21

anond:20240221161549

同級生2とかONEもだけど、元取れるんかね?

リアルタイムではまってた人間とか最低でも40、下手したら70行ってる。

葉鍵全盛期に青春を過ごした私からみても同級生2化石だったのに。

2024-01-17

anond:20240117221136

嫌儲民増田民は既に一定数いて、そいつらは元々は虹裏民だったりVIPPERだったり葉鍵民だったりいろいろな経歴があったりするわけだし

2023-08-30

anond:20230830130459

少なくとも、葉鍵全盛期級のヒット作が出ないと無理よね

その上で、そこに4クール予算が出るのか?

みたいな話とか

せめても2クールで綺麗にまとめて面白い作品が出来るのか?

とか考えると、お手軽ななろう系ピックアップの傾向は変わらんだろうなって思う

スマッシュヒットくらいじゃ見向きもされんだろう

2023-08-08

anond:20230807180915

私は40代キモいオタクオッサンラノベTRPGエヴァ葉鍵ミリタリから始まって今でもsteamdlsiteやfantiaで課金しまくってる異常独身男性)だけど、若い子がそうやってくれるのは嬉しいけどなあ。

2023-04-28

キャラダウン症ヒーローモノを最初に作った会社が本当のヒーローになれる時代

だが誰もその勇気がない。

批判を恐れて、助けを求める誰かを見殺しにすることを選んでいる。

AED問題と同じだね。

悲しいね

この世界にいる全ての創作者が口先だけの平等を叫ぶ。

そんな世界に舞い降りた一筋の光こそが『特別支援地下アイドルユニットハッピー障害ガールズ』(以下、ハッピー障害ガールズ)である

気になる人は今すぐ読もう https://seiga.nicovideo.jp/comic/60379 

ハッピー障害ガールズとは、特別支援学級に通う3人の美少女障害児が日本最高のアイドルユニットを目指す物語である

最終到達目標は126代続くアイドルユニットたる天皇を超えることであり、その未来は実現することが語られている。

あるものは両手両足が、あるもの視覚が、あるものは知能がない彼女たちが障害児でありながら日本の頂点へ到達する物語

この物語の主役は彼女たちだけではない。

サバトに集うギリギリ健常者たるファン達の捧げる狂気血税によって帝位簒奪までの道が切り拓かれる超最新型神話なのである

真の愛国者として日々、過酷陛下ニーに励むものならば絶対にハマってしまう超ド右翼最右端の特急呪物だ。

最初期はジャンプルーキー活躍していたが、あまり危険から切り離され、今はネット無法地帯たるニコニコ静画で連載している。

今はまだただの色物漫画だが、きっといつかこ漫画新時代進撃の巨人となり、追放したジャンプルーキー編集者無能は、皇家が、日本が、地球が滅びる日まで語り継がれることだろう。

身長2桁cmの女でしか抜けないペドフェリアも、ヨダレを垂らして暮らす低IQ美少女を求めてやまない葉鍵難民も、障害者というだけでヤバイ奴らに囲まれしまった可愛そうな美少女しかシコれない異常者も、もちろん陛下ニーへの理解が薄い世間の風で凍死寸前の極右の皆も、きっとこれを読めば幸せ気持ちになれる!

まり全日本国民が読むべき漫画だってこと!!

読もう!

特別支援地下アイドルユニットハッピー障害ガール!!!

https://seiga.nicovideo.jp/comic/60379

2023-04-03

anond:20230403094122

初代ときメモ

というけっこうなシミュレーションだったもんな。てか初期のギャルゲーはだいたい似たような感じ(というかときメモに影響受けたからだけど)だった。

葉鍵ブームギャルゲーというとシナリオメインということになってガラっと変わった。

そしてギャルゲーの育成要素は実は18禁調教ゲームに形を変えて残った。

2022-08-05

anond:20220805115012

西又葵あきたこまち2008年かぁ

Kanon泣きゲ一世風靡したのが1999年

存外10単位で動いてんだなぁ

葉鍵当時現役の人らは、いま還暦とかが普通にいる

エヴァンゲリオン1995年って、そんな前かぁ・・・

2021-12-07

anond:20211207090329

割としっくりきたまとめ。

萌え絵って何か?というと、自分にとってはまず条件として「デフォルメの強さ」があって、

特に「目がでかい」、「髪型(色)が特徴的」、そして「性的」なことが思い浮かぶ

やっぱり、「萌え」って言葉が急速に普及・浸透したのが90年代なので、

葉鍵とかぴあキャロとかシスプリとか90年代エロゲ

あるいはときメモとかサクラ大戦とかデジキャラットとかその辺のイメージが強い。

ある程度「記号であること」が萌えの条件かなと思うので、

漫画でも『ラブひな』とか『ToLOVEる』なんかは萌え絵って感じするんだけど、

『I"s』や『BOYS BE…』なんかを萌え絵とは感じないんだよな。

この辺の感覚個人差も世代差もあると思うんだけど。

そうだ、エロゲに加えて、自分の中の「萌え」のイメージとして大きいのは「電撃」レーベルかもしれない。

元増田は「ガンガン」が萌えイメージ強いって言ってたけど、俺はスクエニよりKADOKAWAの方が萌えイメージある。

あとは近年で言えば「まんがタイムきらら」とか「百合姫」とかは言うまでもないか…。

2021-11-18

anond:20211118132059

当時葉鍵とかのキャラ紅茶コラボしたとしても、検尿カップに入れて喜ぶようなオタクはいなかっただろうしその発想もなかったと思うんだよね

絶対おったやろ。ヒロイン非処女というだけでCD割ってメーカーに送りつける連中やで。

2021-11-11

anond:20211111114554

まぁそこまでかどうかはわからんけど、

ドラクエFF・サガ・メガテンテイルズなどご長寿シリーズはもちろん、

ライブアライブとかクロノ・トリガーとかポポロクロイスとか幻想水滸伝とかゼノギアスとか、

長期シリーズにならんかったRPGストーリー重視のものが多かった

弟切草かまいたちみたいなサウンドノベルもあったし、

葉鍵を中心とした「泣きゲー」と呼ばれるジャンルエロゲーも隆盛してたし、

今はそういうとこよりオープンワールドとか、細かいクエストのやり込みとか、ハクスラの爽快感とか、

シナリオよりそういうとこが重視されるようになったんじゃないのって話。

ゲームの傾向としてRPGADVみたいな一人用より、

バトロワFPSTPSみたいな対人ゲーの方が流行ってる感じもするし。

2021-10-04

anond:20211004091354

関係ないけど全盛期の葉鍵ゲーム購入してプレイしてた奴少数派だと思う

2021-05-15

セカイ系オタク最後楽園BTSかもしれない

この自粛間中BTSにハマった。

様々な人がBTSの魅力や人気を集めた理由を語っているが、俺と同じ切り口で論を進めているものがないように思ったのでn=1の感想を書いておく。

BTSの魅力としてよく挙げられるのは曲や高度なパフォーマンスなどだが、俺はやはり、根本にあるのは高いエンタメ性だと思う。

そもそも、彼らのプロデューサーであるパン・シヒョクは日本アニメマンガ等のサブカルチャーに造詣が深い。新海誠の「彼女と彼女の猫」「君の名は。虚淵玄魔法少女 まどか☆マギカ」などに対する感想を本人のTwitterで呟くほどだ。

そんな彼が発展途上の少年達をプロデュースしたらどうなるか? 簡単である

完成度の高い「セカイ系MVが出来る。

これは俺が語るよりも実物を見た方が早いので一度見てみてほしい。最初は誰が誰だか分からないと思うが、全体の雰囲気だけ感じてくれたらそれでいい。歌詞英語字幕をつけられる。

RUNofficial mv

https://youtu.be/wKysONrSmew

一言でいえば「無力で無鉄砲少年たちが若さだけを武器にわちゃわちゃするmv」だ。

Dynamite」の堂々たるスター感とはほど遠く、顔つきも体つきもまだ幼い。それもそうだ、冒頭で水に潜っているテヒョン(BTSでの活動名はV)はまだ19歳、最年少のジョングク(活動名はJung kook)は17歳だ。若い……!

この世界観は「花様年華」という彼らの一大コンセプトだ。「RUN」だけでなく、様々な曲で共有されている。全然関係ないが同タイトル台湾映画面白いのでオススメ

BTS花様年華トラウマを持つ弱い少年たちが出会い交流を深めることによって傷を癒していくというストーリーだ。完全にフィクション世界観だが、メンバーはそれぞれの本名で役を演じている。

それぞれの役も、ナルレコプシー、代理ミュンヒハウゼン症候群(おそらく)、親殺しなど、往年の葉鍵ヒロインのような重い家庭事情のもとで育っている。

そんな彼らのトラウマ描写した映像作品として「Wings short film」シリーズがある。一本が3分ほどで、メンバーが7人なので7本ある。どれも面白いが、特にお気に入りの一作を貼っておく。ティムバートンとかシャフトとかの悪夢っぽい世界観が好きならおすすめだ。

面白いと思ったら他のメンバーのやつも検索してみて欲しい。

Short film jimin

https://youtu.be/_y8-HD5O69g

林檎マリア像、風景画、烏の刺青など複数メンバー映像共通する小道具も多く、#7のソクジンの回まで通して見れば、ちょっとした達成感を抱ける。

この辺りまで見れば、少しずつメンバーが見分けられるようになっているのではないだろうか。

見分け方は他の方のブログに詳しく書いてあると思うが、花様年華に限って書くと、ガソスタにいたらナムジュン(活動名はRM)、車を運転していたらソクジン(活動名はJIN)、火を見ていたらユンギ(活動名はSUGA)、寝てたらホソク(活動名はJ-HOPE)、溺れてたらジミン(活動名はJIMIN)、血を浴びてたらテヒョン、殴ったり殴られてたらジョングクだ。見てれば慣れる。

例えば「I NEED U」は花様年華シリーズ第一作の自己紹介ソングだ。登場人物が何に悩みどう生きているのかが分かりやすい。本当はこれを一本目に勧めるべきなんだが、俺はRUNの荒々しさや青さやスピード感が好きなので。

他のブログを読めば詳しく知れるが、この曲はBTSスターダムの第一歩を踏み出したきっかけになったらしい。こちらのmvはVの怪演が光っている。今の19歳ってあんな感じなのかな? 怖いな。

『I NEED U』 official mv

https://youtu.be/jjskoRh8GTE

下の動画なんて、12分の動画のうちドラマパートが8分あり、エンドロールでようやく曲が流れる。曲を売る気があるのか。

ドラマパートスタンドバイミーとかが好きなら気に入ると思う。歳をとったからか、最近こういう一瞬の青春みたいなやつに弱い。そしてこの動画を見れば、やけに意味深描写が多いことに気づくのではないだろうか。

Butterflyofficial mv(花様年華prologue)

https://youtu.be/Bt8648TNX1M

そう、この花様年華、ただのボーイミーツボーイではない。タイムリープものだ。

花様年華シリーズは様々なメディアミックスがされている。主なもの小説マンガだ。(CGアニメや実写ドラマ化などが進行中らしいが詳しくは知らん)余談だが、この辺りパン・シヒョクPDはとても商売うまいMV意味深ストーリーをチラ見せし、全貌が見たければ小説を買わせる。ようつべで聞ける曲ばかりが収録されたCDを買うのはよほどのファンだけかもしれないが、小説なら比較的敷居が低い。よく出来た予告映像を見てつい劇場アニメを観てしまうようなものである

さて、マンガ/小説花様年華ストーリーは以下のようなものだ。

トラウマを持つ少年たちが学校出会い、仲を深めるが、様々な理由軋轢が生まれ、海に行ったある日、決定的な仲違いをし、離れ離れになってしまう。3年後、留学に行っていたソクジン韓国に帰ってくると、かつての友人は死んだり、人殺しで捕まったりシンプルに困窮していたりで、めちゃめちゃに不幸になっている。ソクジンタイムリープを繰り返し、彼らを救おうとする。

葉鍵であり、シュタゲ要素もある。盛りだくさんだ。ちなみにマンガ版はLINEマンガというアプリ無料で読めるが、ただでさえ見分けがつきにくい少年たちがさらに絵で描かれている。俺は読み進めるのに根気がいったが、顔認識能力が高い人はいけると思う。

さっきメンバー紹介のところでわざわざ、アルファベット活動名とカタカナ本名併記したのは、このマンガではキャラクター名が全て本名で表されているからだ。

本名ではジミン、ジョングクなどJがつく名前がやたら多いのに、J-HOPE本名はホソクである。なんでだよ。一番Jであるべきだろ……!

マンガは興味ない、ただただエモい映像が見たいという人にはこっちを見て欲しい。

Spring day』official mv

https://youtu.be/xEeFrLSkMm8

バラード曲。「八月でも(あなたに会えないなら)冬だ」という一節が印象的。RUNで後先考えずにその辺を散らかしまくった彼らがパーティの後始末をしていて、青春永遠に続くものではないことを描いている。全体的に褪せた雰囲気で、オレンジと青が強い独特の色味のpvになっている。安全ピンでピアスホールを開けてあげるシーンがあるのだが、国が違ってもエモ仕草は変わらないんだなと感心した。

Euphoriaofficial mv

https://youtu.be/kX0vO4vlJuU

花様年華シリーズノーマルエンド分岐って感じ。

比較的新しいmvなので、みんなスタイリングも服も普通なのに、めちゃめちゃ垢抜けている。幼さや青さというより、思春期を越えた7人が二度とは戻らない日々を愛おしむ話。撮影してるの明らかに真冬なのに、半袖のアロハ着せられてる子がいてかわいそう。

花様年華面白い。確かにストーリー展開自体王道で、言ってしまえばどこかで見たことがあるようなものばかりかもしれない。彼らの演技も、本業ではないから当たり前だが、全員が素晴らしいというわけではない。ぎこちなかったり、ムラがあったりする。だが、その未完成さが、若さが、今の俺には一番眩しい。

2019年に「天気の子」、2021年に「シン・エヴァンゲリオン」が上映され、かつての「セカイ系作家たちは次々と己の世界観ピリオドを打っている。さらに、まどマギピンドラなど、壮大な世界観ファンを魅了したアニメも新作の公開が決定した。

2021年、俺たちが愛したあの頃の「セカイ系」はもうどこにもないのかもしれない。

そんな中で、かつて俺たちと同じようにアニメゲームを愛したオタクが、革命前夜の少年たちを巻き込んで、今も続くストーリーを紡いでいるというのは、なにかとても尊いことのように思える。

タイトル花様年華、これは「人生で一番美しい瞬間」という意味らしい。BTSのこのプロジェクトは間違いなく、俺にとっての花様年華を思い出させてくれた。

ありがとうパン・シヒョクプロデューサー

ありがとうBTS




どうでもいいがこのテンションのままボン・ボヤージュ(メンバーたちによるゆるい旅番組)を見ると、辛い展開に耐えられないオタクが作った日常系同人誌っぽくて面白い。こっちもおすすめ

2021-01-22

anond:20210122081958

葉鍵型月を知らない・・・

いわゆるギャルゲ二次創作が少ないのは、単純に元となるPCエロゲというジャンルが衰退したからだよ

ギャルゲ的なスマホアプリ二次創作は今でも盛んでしょう

2021-01-03

anond:20210103222922

逆にエロゲ脳だと思ってたけど、俺ぜんぜんエロゲ脳じゃなかったわ。葉鍵にハマりまくったのにな。

天気の子どこで感動していいのかわからんくて、後半の勢いだけのアホ展開にめまいがする思いしたわ。

俺の大好きなエロゲってこんなもんだっけ。

2020-11-20

ポストノクチルのシャニマス

トレイライト実装の頃からその兆候はあったけれども、ノクチル以降一層顕著になった。

自分サービス開始当初からそれなりにシャニマスは楽しんでいたが、最近では話題にするのもはばかられる。

解釈とか感情解像度とか尊さどこかで聞きかじったようなフレーズ

面倒くさいアイドルを愛でる自分いかに面倒くさい人間であるかをアピール

競うかのような文化(少なくとも自分にはそう見える)に辟易してしまった。

二次でも三次でもドルオタが厄介なのは当然の話だが

ライトかつフラットに楽しみたい立場からすると、今かなり居心地が悪くなっている。

エロゲ全盛時代葉鍵厨・月厨を見てるような気分になってきて大変しんどい

当然765にもミリにもデレにもこういう傾向はあるはずなのだ

就中シャニマスにそうした厄介さを感じるのは何故なんでしょうね。

2020-11-08

オタク文化の中心がホロライブ一強過ぎる

葉鍵時代あたりからしか知らんけど、

こんなにオタクの注目が一か所に偏ってる時代は初めてな気がする。

いまリアルコミケが開催されてたらホロの親とか関係者サークルは凄いことになってたんだろうな。

オタク文化の中心がホロライブ一強過ぎる

葉鍵時代あたりからしか知らんけど、

こんなにオタクの注目が一か所に偏ってる時代は初めてな気がする。

いまリアルコミケが開催されてたらホロの親とか関係者サークルは凄いことになってたんだろうな。

2020-10-14

anond:20201013155752

ブコメ見ながら思ったんだけど

こういうの、なんかずれてるよね

俺は葉鍵覇権取ったことでエロゲが終わったといまだに思っている エロゲーム性市場原理でどんどん排除されていったからな そりゃアニメに取って代わられるわ

流れとしてはこんな感じなんよ

泣きゲー流行って

誰も彼もが泣きゲーを求めて

作り手も参入障壁が低いからどんどん増えて

18禁PCという縛りもなくなって

あっという間に消費されつくし

サブカル連中には「美少女を消費」と揶揄された

これで終わったのは「泣きゲー」だ

初手からエロゲー」など求められていない

そもそもこれで「終わった」というためには、泣きゲーブームの前に、種種雑多なエロゲーが隆盛を誇らなならんが、そんなこともない


アニメでも、「オタクのせいで萌えしか作られない」みたいなこと言うやつがいるが

その理屈なら、硬派な作品市場を作ればいいだけだろ

自分が好きな作品布教して、市場を支持し、買い支えればいい

それが出来てないのは、自分が好きな作品を見向きもしないオタクのせいとか言ったら

バカジャネーノってなるだろ

伝統文芸みたいに「面白さは支持されないが文化を残そう」ってわけでもないのなら

面白いのを作ればいいだけ

anond:20201013155752

 あまりに同世代ヲタク過ぎて笑ってしまった。スルーするつもりだったが、いいものを読ませて貰ったので俺も勝手に当時のことを語ろうと思う。


 といっても、大筋の所では同意するし否定するようなところもない。

 「ネットに対する信頼があったから」なんてのは、まさにそんな感じだよなぁというところだ。

 だからまぁ、あんたよりもう少しだけ型月の方にいたヲタクとしていくつかの補足をしようと思う。


 まず抑えておきたいのは、月姫からFate/Snの間にいくつかファン流入してくる導線があるところだ。

 言及されているうちの一つとしては、空の境界。これがライトノベル同人小説を読む層、つまり小説読みのヲタクリーチしていた。参考リンクとして以下。ttp://maijar.jp/word/serifu/ka-1.htm#kara

 文脈簡単解説するが、当時Webにあったライトノベルクラスタのうち最大規模の感想サイトで取り上げられていた、という理解をして欲しい。もちろん規模は"当時としては"だ。ユニークユーザは今とは比べものにならないくらいの身内感だった。が、そういう層にも確かに届いていたし、そこのファン層がFateを買った、というのは事実だ。

 次に、格闘ゲーム。つまりMelty Bloodだ。

 当時何故かPCで出来る同人格闘ゲームが大流行していた。主要タイトル年代別に並べると、QOHEFZパブレ、そしてメルブラ、というところになるだろうか。昼はゲーセン格ゲーをやり、夜に集まってはPC対戦格闘ゲームを繰り返していたような層にもリーチしていた、という理解をしてくれればいい。クラスタとしては近いようで割と遠いのだが、そういう層にも届いていたのを観測した記憶がある。

 ここのところはあまり詳しくないので別の誰か補足してくれてもいい……が、本題から外れるか。

 もう一つは、2次創作同人誌やSSというところになろうか。

 感覚的には月姫からFateにかけてで一気に同人ショップの棚が型月で埋まったような記憶はあるが、流行廃りもあるしあくまで印象の域を出ない。というわけで探してみたところ、コミケジャンルコードサークル数を記録しているところを見つけた。ttp://myrmecoleon.hatenablog.com/entry/20071227/1198710524

 TYPE-MOONジャンルコード独立したのはC68(2005年夏コミ)。その時点で葉鍵に近いサークル数が参加していた、といえば当時の人気振りが分かるだろうか。

 また、SSでは全自動月姫Linksというものがありかなりの利用者がいたはずだが、記録が残っていないため登録されていたSS数やアクセス数というような指標を見つけることは出来なかったことのみ記しておく。


 上記のような流入公式作品の発売時期と集めてまとめると以下のようになる。

 2000年8月 月姫半月版)

 同12月 月姫(完全版)

 2001年8月 歌月十夜

 同12月 空の境界上下/同人書籍版)

 2002年12月 Melty Blood無印

 2003年4月 月箱

 2004年1月 Fate/Stay night

 2005年10月 Fate/hollow ataraxia

 こうしてみると、関連商品コンスタントに出ており着実にファン数を増やしていった、という風に見えるのではなかろうか。Sn発売日にはかなりに騒ぎになったが、そこまでに「これは確実に売れる」という感触ユーザーにも小売店にもあったのだろう。

 そういえばこんな広告も出ていた。ttps://twitter.com/kai_morikawa/status/1292650932866408453


 また、いくつか補足をしておくと……

 書籍版の空の境界はかなりの数が出たようだ。俺の手元にある物を確認すると、02年の5月に第4版が発行されている。その後、講談社ノベルス講談社文庫と発刊されていることも記しておく。

 月箱も、あくま月姫+歌月十夜+PlusDisc(厳密にはPLUS+DISC)という既に発表済みの物をまとめただけのこともあり、当時の雰囲気は「いやみんなバラでもってるからわざわざ買わんでしょ……」という感じだったのだが、最後に括弧書きで(まぁ俺は買うけど)とついていたのか、当時の時点で思ったより裾野が広がっていたのか、同人ショップ店頭に山積みになっていて「いやこんなに売れるんか?」と思ったはずの月箱が気付いたら売り切れてプレミア価格になっているのに首を傾げた記憶がある。つまり今思えば、そのくらい売れていたのだ。


 あとは何だろうか。

 個人的にはハブになるようなニュースサイトサイト運営者のようなインフルエンサーの影響もそうだが、口コミの影響というのはやはり大きかったなぁという印象がある。げんしけんのようなヲタサークル話題だったり、通っていたサイト日記だったり掲示板常連書き込みだったり、あるいはチャットソフト揶揄されたオンラインゲームの中の雑談だったり。自分としても、そういうなんとなく知っているくらいの人達から口コミで知った作品というのは数多いし、きっとそうやって月姫を、あるいはFateを知った人というのも数多くいたのではないかと思う。


 俺も葉鍵からこの世界に入ったクチだが、学生から社会人になって忙しくしてエロゲーがあまりできなくなったりしているうちに気がついたら祭りが終わっていた、という感じで妙に寂しくなったのを覚えている。でもまぁ、こうやって見も知らぬ誰かと当時のことを語り合えるのだから、案外まだ捨てたもんじゃないさ。

2020-10-13

anond:20201003105829

呼んだか?(当時エロゲオタだったやつが満面の笑みを浮かべながら

 

型月がヒットしたのはいくつも理由があってそれらの複合によるものだろうから一言ではとても説明できない。ただまあその「複合」を当たらずも遠からずぐらいで表現すると、「ネットに対する信頼があったから」ということになろうか。

自身はたしか2001年ごろにまんだらけで『月姫 完全版』を買った。なぜかというとネット話題になってたからだ。当時はまだtwitterがなくGoogleもこれからという時代情報仕入れ先は主に個人ニュースサイトエロゲレビューサイトだった。カトゆーだったかsawadaspecial.comだったか。他にもいくつかのサイトを見ていたが既に名前すら忘れたし、果たしてどこで知ったのか定かではない。ただネットで『月姫』が面白いという情報を得、当時学生だった身としては決して安くない金額を払って購入した。噂に違わず面白かった。ネットへの信頼性が増した。

他のジャンルでも同じことがあった。個人制作なのに映像がすごいらしいという情報をたよりにヨドバシまで『ほしのこえ』のDVDを買いに行ったのもそうだし、Sound Horizonの『Thanatos』をサンプルさえ聞かずにオフィシャル通販で買ったのも2ch話題になってたからだ。今ほど選択肢はなく、今ほど情報流通していない時代にあって、それでも取り立てて情報感度が高くない平均的なオタクのところまで到達するコンテンツはおしなべて面白い。そう無邪気に信じていい時代だった。

 

型月に話を戻せば竹箒時代に『空の境界』を出したときは6部しか売れなかったという。最初からビッグネームだったわけじゃない。だから拾い上げたやつらがいる。それが個人ニュースサイトやらエロゲレビューサイトやらそこからさら口コミやらで広まって葉鍵に並ぶ同人ジャンルまで成長していった。

コンテンツ人口膾炙するにはネットで語りたくなったり二次創作したくなる魅力がないといけない(こんにちにおいてオタクコンテンツの人気は≒同人人気とも言えるだろう)。そういう意味では型月の作品にそれだけの魅力があった(俺もネットでいっぱい語った)。

時代めぐり合わせが良かった面もあるだろう。サウンドノベルから派生したビジュアルノベル(『雫』、『痕』)によって“読むエロゲ”という文化はできていたし、葉鍵の隆盛によってネットエロゲについて語ることや、それらを題材にした同人文化もすっかり馴染み深いものになっていた。そんなコンテンツの“最低限”が低い玉石混淆時代月姫がブチ込まれればそりゃ話題にもなろうってもんである。型月は『Fate』で商業に移行したため同人ゲーム文化の爛熟は『東方』とか『ひぐらし』とかあの辺りによってピークを迎えるのだが。

 

ところでハード面の話としてパソコンの普及も個人的には見逃せないと思う。Windows95が出た頃はメーカーPCで50万とかくだらない時代だったが、00年頃になると自作PCも敷居が高くなくなり15万~20万ぐらい出せば一式組めるようになった。ネット回線ADSLFTTHみたいな定額かつ安価サービスが始まっていた。今の学生スマホを持つような気軽さはないが、それでも充分身近になった感はあったのである。俺のまわりはエロゲがやりたいかPC組んだやつ(俺)、『BM98』がやりたいから組んだやつ、『RO』がやりたいから組んだやつ、と概ねこの3つのパターンに分かれるのだが、いずれにしても(95年頃に比べれば)安価になったPC市場もそれらを後押ししたのは間違いない。

 

話がとっちらかった感はあるが、ざっくりまとめると…

月姫話題になるような魅力を備えていた

葉鍵を始めとした先行作品によって、エロゲを語ったり同人にしたりする文化が醸成されていた

個人ニュースサイトwebリングのようなハブとなるサイトインフルエンサーとなって上記を広めた

新規プレイヤーが入ってこれるぐらいにはPCが身近なものになった

・00年前後PCネットでできること、いける場所オタク文化最先端な感じがあった(2chエロゲネトゲテキストサイトetc…)

 

ちなみに俺自身典型的葉鍵厨で、型月にはそこまでハマらなかった。『空の境界』は講談社ノベルスを模した同人版が出たときにけっこう熱中した(腕に仏舎利を埋め込んで直死の魔眼無効化する荒耶宗蓮とかやっぱカッコいいでしょ)けど月姫はそれなりって感じ。『歌月十夜』はついぞ未開封で終わったなあ。そんな俺でも『Fate』の盛り上がりは覚えてるよ。発売日、日本橋に買いに行ったんだけどすごかった。どこのエロゲショップだったかフロア1つまるまる『Fate』売り場になってたとかね。なんかあの頃のエロゲオタにとって最後共通言語みたいな感じはあったなー。みんながやってみんなが語るエロゲはこれが最後だろうなっていうね、なんか祭りが終わるなーみたいな感じがね、何処かしらにあったよ。多分それは、俺の思い込みなんだろうけどさ。

anond:20201003105829

結論だけ書くと月姫Fateまでで10万本クラスの売上を出すKEYに並ぶブランド力をつけて期待通りの優れたゲームを出したから当然の売上だよねって感じ

当時ブームになるのを少し後から追った位の消費者側だから間違ってたらすまんが

そもそも月姫が評判が評判を呼ぶ大ヒット。当時はオタク界では美少女ゲームが一大ジャンルKanonAIRToHeartシナリオ重視の作品がもてはやされている所に同人界で注目を集める程の良いシナリオゲーを作ったら注目が集まらない訳がない。

Kanon教養だよね。みたいなシナリオ重視の美少女ゲーは皆やって当たり前な風潮もありブランド価値うなぎ昇りで型月は葉鍵に並ぶ美少女ゲーム界のトップTierに躍り出た。

長く続くアーケードにもなる傑作MELTY BLOODが生まれたりと作品供給継続され人気が維持し、月姫アニメ2003年10から放送されこれ以上ない注目を集めた後に

Fate/stay nightは2004年1月販売された。内容も当時のナンバーワン級と言ってもよい出来でKEYの名作CLANNADを上回る結果になった。

うまく表現しづらいんだけど、月姫ってエロゲ少年漫画っぽいよね

葉鍵エロゲ少女漫画みたいな感じ

2019-07-01

anond:20190630225930

今のライトノベル前身って、いわゆる「ギャルゲ」のシナリオのものなんじゃない?

ギャルゲは「選択肢」「マルチエンディング」「音楽」「セックス」などに依存するのでラノベが「ギャルゲのもの」ではありえないですね。

もちろんヒロインの造形やタイムループネタなどギャルゲに影響を受けているのは確かですが、まあそれは2000年代オタクコンテンツ全般に言えることではあります

あんまりそう指摘する言説を聞いたことがないけど、俺は絶対それだと思う。

しろ手垢のつきまくった言説ですよ。

まり大人向けのインテリ感をまとわせた一般小説とは対照的に、平易な文章若者の色恋などを中心にして萌えカルチャーを汲んだ娯楽的読み物。

一般向けの小説を「インテリ感をまとわせている」と言っている時点で読んでない感がありますが…。

そもそも萌えカルチャー」というもの漫画アニメゲーム小説が複合的に影響しあって育まれてきたものであり、ギャルゲだけに源流を求めるべきではないですよね。

それが90年代中~後半では葉鍵などのギャルゲという形で、00年代後半~現在では珍妙タイトルの今風ラノベという形で表れていると考えられる。

ギャルゲ文化の最盛期は90年代後半〜2000年代前半でしょう。

具体的にどういう形で表われていると言っているのか分かりませんが、現在ラノベにどういった作品があるかご存知なんですか。

というか90年代2000年代前半のラノベはどこに行ったんですか。

ライトノベル小馬鹿にする人の中にも、過去ギャルゲで涙を流した人が多くいるんじゃなかろうか。

どちらかと言えば「昔のラノベは素晴らしかったのにギャルゲ文化流入して変質してしまった〜」と根拠もなく語る懐古厨が多い印象ですね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん