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2024-04-05

私の中国武術の調べ方

# 私の中国武術の調べ方

## 文章の集め方

### 日本の本・雑誌

本屋古本屋図書館Amazonメルカリヤフオクなどで根気よく探します。

特に雑誌は出回っている時期が限られるものがあるので、定点観測必要です。

日本における中国武術1990年前後流行していたので、新しいものより古いものの方が情報が充実しています

### 海外文章

最低、簡体字繁体字英語の3つの言語検索して、探します。

本土だけでなく、香港台湾米国しか伝承されていないものがあるためです。

ヨーロッパなどにもあるかもしれませんが、探すのが大変で自分はそこまで手が回っていません。

できれば信頼できるサイトから文章を探します。

### 海外の本・雑誌

神保町に置いてあることがありますが、基本は輸入します。

自分で輸入するか、難しければ代行をお願いしましょう。

孔夫子逸文武術文化有限公司の2つのEC特に珍しいものがあります

書籍自炊してPDFにして、OCRをかけた方が取り回しやすいのでおすすめです。

### 文章の集め場所

集めた文章適当ナレッジツールに整理します。繁体字簡体字が混在すると検索に不便なのでどちらかに寄せることをおすすめします。

人物別に整理しつつ、著作時系列順に並べておくのと研究に利があると思います

同じ人物でも初期の著作と後期の著作では異なる内容があり、そこが研究の要点になるためです。

また経験的に、武術には地域性があるため、どこで書かれたかも分かれば研究一助になります

横断的な論点については、タグを付けたり、記事をまとめたりして整理します。

## 翻訳

DeepL、ChatGPT、Claudeなどの選択肢があると思いますが、今であればClaudeが有力です。

真面目に研究するのであれば、有料版以外の選択肢はないというのが個人的感覚です。

事前整形、翻訳翻訳チェックの3つのプロンプトがあれば、作業が便利になると思います

もっと便利な翻訳専門のツールもありそうですが、自分は使っていません。

## その他

動画であれば、YouTubeか优酷を探せばほぼ足りるでしょう。調べ方は文章と同じです。

最近字幕を出す方法がいくつもあるのでそれを使って研究すると楽でしょう。

また、中国武術文化的背景には道教儒教仏教中医学が深く関わるため、日本語でいいのでこの辺りの知識を押さえておくと、理解やすくなります

## 総論

現在技術サービスの発展で誰でも中国武術研究できる時代になったと思います。ぜひ、ご自身研究してみてください。

2024-03-01

anond:20240229223449

東京テーマ/トピックごとにそれに特化した街があるので、自分の興味があるトピックを決めてそれが盛んな街がどこかを調べるとよい。

例えばライブサブカル系なら高円寺下北沢など、カチッとしたビジネス街なら丸の内虎ノ門多国籍陽キャ)なら六本木多国籍アングラ)なら大久保、本や文化系なら神保町上野あたり、下町っぽい情緒が好きなら浅草人形町谷中根津あたり、オシャレカフェは無数にあるが最近なら蔵前とか、完璧に正しいファミリー市民を見たいなら二子玉川武蔵小杉など。

2024-02-22

インターネットが褒めるので

松屋のシュクメルリ一年越して初めて食べたんだけど、言うほどそんなに今市市だった…。味がとにかくしょっぱくて食べきれなかった。

インターネットサイゼリヤも褒める。サイゼリヤ飲みを絶賛する人もいるが酒を飲む器がプラスチックなのが、それが色々一番良いのだろうことは分かってはいるが、どうにも慣れなくて1度で断念した。

料理についてイタリア人も絶賛!とか言うけど、「そうなのか…(そうかなぁ…)」という感じ。値段に比しての大絶賛だとは分かってはいる。ミラノ風ドリアの器がいつの間にか樹脂製になっていてグツグツしなくなっているのも、値段に比してだと分かってはいても、子供のころに食べたサイゼリヤでは無くなっていて困った気持ちになる。サイゼリヤについては子供のころによく食べたのちに10数年のブランクがあっての今なのでギャップに驚いてるのが大きいな。

ギャップといえば、肉の万世ネットの人たちは褒めがち。実は万世子供の頃に家族でよく行ったおなじみの店で美味しいのは確かだが、ロイヤルホストぐらいのイメージの「肉を気軽に美味しく食べられる店」だと思っていたので、ネットでわっしょいわっしょいする感じでもないというか…あれは「秋葉原」にある「肉ビル」という面白さでオタクが食いついてるってことなんだろうか。パーコーメン旨いし肉タワー(一番上の階だけ入ったことがない)も楽しいが、平成・令和になると、こう、「もっと新奇に美味しい店」は山ほどあったりするので、ノスタルジー肉ビルという面白さ以外は、どちらかと言うと、高いファミレス的な店(気軽に肉が食べられる)だよなぁと思う。ちなみに、比較で出したロイヤルホストも、美味しいけどお値段ほどではないよなと思ったりもする。

私は「インターネット味覚」とはイマイチ意見が違うみたいだ。

インターネットで、ということだとビリヤニ個人的にはハマれなかった。●●ック●●スも、並んで食べるほど美味しいとは感じなかったんだけど、これはまぁインターネットがさんざんスゴイ旨いというから脳が過大に想像しちゃってたかもしれない(普通には美味しいと思う)。南インド料理もよく分からんかった。スパイスカレー(関西に色々あるよね)とスープカレー(北海道に色々あるよね)は好き。あとカレーだと銀座のナイルレストランはなんだかんだで好きだ。あそこ全然変わらなくてすごいな。神保町行列してるカレー屋さんいくつかは「行列するほどか…」と思う。ナイルはそんなに行列しないのも良い。

北海道に行ったときにはぜひとネットで話題になる回転寿司チェーンも、この行列で…と考えるとそうでもない気持ちになる。あとインターネットが大好きな某ホテルチェーンももちろんステキなのは理解してるのだが個人的にはむしろちょっと苦手(清潔感というか清掃が甘い感じがあるので)。あとコメダいまいちからない。特に変な形のグラスにジュースが入っているメニューを見ると尻の座りが悪くなる。

唯一、ネットが大好きなさわやかのハンバーグだけはすごく美味しい。静岡に行く用事がある時、近くにさわやかがある時には1回転目に入れそうな整理券をゲットするためにスケジュールを逆算する。さわやかは旨いよね!

2024-02-14

anond:20240213121144

[B! 増田] ティーバッグでの紅茶の美味しい淹れ方と紅茶党の鬱屈

https://l.pg1x.com/CmcimHx8FsoyGHjY8


なんつーのか。

紅茶党の人たちの何割が『銀英伝からうなっちまったのかって思いを馳せるよね(笑)


銀英伝同人誌の四分の一ぐらいは「美味しい紅茶蘊蓄」本みたいな記憶

昔の俺だったら素直に「神保町のTAKANO行くわ」と言ってるところ。

移転してから本当に行かなくなった。ミリタリー書籍資料不要になったのと重なっている。

2024-02-08

小学館本社のある街

神保町も30年後には古本屋ほとんど無くなって再開発されてるんだろうなあ

2024-02-05

詐欺られた(注意喚起拡散希望

訪れたサイトが扱っていた商材はかなりマニアックもので、その商品以外の商品もたくさんあってページもひとつひとつしっかりしていて特集バナーなども作ってあり自然な作り

しか実態ヤフオクスクレイピングで大量に商品登録されているだけの中古ショップ風のただのダミーフィッシングサイトだった

自分が買おうとした物があまりマニアックだったため、そんなマニアックスーパーニッチものまさか詐欺の商材としようとする人間がいるとは思わず、全く警戒してなかったため、サイトの細部までよく調査をせず普通に振り込んでしまった

しかし振り込んだあとは待てど暮せど発送されず連絡も取れない

主犯受け子かしらないが口座名義はおそらくタイベトナム風名前(←これについてもこの時点でん?と思ったがスルーしてしまった心境は後述の追記トラバ参照。この時点では全ての警戒センサーオフになっていたのでよく考えたらタイベトナム名前だよなと思ったのも後からである

その買おうとした物に設定されていた商品名でぐぐったらこういった部類のダミーサイト複数存在するようだ

後で気付いたが特集バナークリックすれば中身はなくトップページに行くだけ

しかも上手いのがヤフオクより安い割引の値段で売っていることだ

まりヤフオクで見かけて、さらに掘り出し物を狙ってたどり着いた人はお得感でこっちのダミーサイトで購入してしま可能性がある

自分場合検索でたどり着いたのでそもそもヤフオク大本があるとは知らなかったし、割引関係なく探していたもの存在するという感動で買った)

大量出品でロングテールSEO対策はばっちり

探している商品マニアックであればあるほど競合が少ないため検索普通に上位にヒットしてくるのでおそらく他にも被害者が多数いると思われる


この手口はあまり周知されておらず、少なくとも自分は知らなかったので、まさかこんなマニアック商品詐欺の商材にするとは思わず警戒心も下がりがち

反社資金源にならぬよう、被害防止の注意喚起のためにこの増田をぜひ拡散してくれ

もはやGoogleフィッシングサイトへのリーチサイトみたいになってて、これは本当にGoogle責任でもあると思う

ダミーサイトはどれも共通の特徴があるからアルゴリズムで弾いてくれよ


追記

どういう商品サイトかはトラバにヒントや追跡調査を書いてるので探してみてくれ→20240205154918

ヤフオクから転載と知らないと一見普通のストアのようにしっかり作ってあるように見える

ちなみにクレカ決済ではなくメールした後に振り込み先を送られてくるから注文時点でお金をとられることはない

(振込しないなら捨てアド適当個人情報を用いて相手使用している銀行口座までの調査ができる)

追記

有能なサイトトラバで教えてもらったのでどういうサイトサンプルを知りたい人はこちらを見るのがよい

すべて特徴が共通しているため、一度手口を知った後であれば容易に判別できる

特に会社情報のページがゴミみたいなメールアドレス、適当電話番号等、特徴的で共通項が多い

https://www.neo-blood.co.jp/

追記

どうしても自分ケチをつけたい人間がいるみたいだが、「マニアックすぎる商品」という所が味噌

マニアックなお店で神保町にいるような高齢店主、PCは独学でいじれるが最先端ではない人を想像したらドメインデザインUI諸々が洗練されてないのは逆に納得感が出てきてしまった

この「スーパーニッチマニアックすぎる商品である」という一点が、エアポケットに陥り自分のあらゆる警戒センサースルーさせた

リテラシーマウンティングはいいから、論旨を汲み取って人の陥った心境に想像をめぐらせてみよう

追記

アクティブ増田は口座凍結に協力を→anond:20240206175039


>kazuhix

転売屋ではないしただの消費者。商材=転売かいう謎の角度からの難癖をやめろ 

サイトからの主格でそう書いただけ

よく何の確度もないたったひとつ単語から勝手にこっちの背景を自己完結できるな

たまにいるんだよなこういう予想だにしない確度から非生産的な反応を示すやつ

こちらが追跡調査してまで二次被害を止めようとしてるのに、余計な難癖つけてこちらの情報を軽んじようと目論むのはお前が詐欺グループに与する一味だからか?ってお前の真似したろか

>poppo-george

高額商品ではなく数千円

自分被害は数千円でも高額をだまし取られてる人もいるだろうしこいつらを許すわけにはいかない

からこそ話の芯がわかってない勝手人物像を設定して勝ち誇りたいだけの人間ノイズであり、プライド問題ではなく、どうせバカが騙されただけでしょと軽んじられれば拡散という目的達成の邪魔なので否定する

この記事人物像など本来どうでもいいのにそこを見下しやす人物に設定して本質情報を軽んじようとする人間が多すぎ

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-25

若手芸人オタク自分アカウントでつぶやかなかったつぶやきを放流

まっちゃんの件は個人的にはm1とkocと水曜日さえ続くのであれば問題ない気がしてきた。自分世代ちゃうし好きな芸人ダウンタウン信者とかじゃなさそうだし

TLに流れてくるオタクたちのこの件へのツイート倫理観とかより結局はもともと好きだったかどうかでスタンス変わるよなあという感じ

今回ポリコレぶって怒ってる人の中にも、例えばパーケンが捕まったときはそんな反応じゃなかったよね?という人もいるし、もし粗品あたりが今後やらかしたら同じこと言えないだろうねって人もいるし

粗品がやらかすと思ってるって意味じゃないよ、粗品ごめんね)

自分まっちゃんにも優しくなれないし、被害訴えている女の人たちにも優しくはなれないな、まあでも「事実無根」はないでしょとはおもう

あと小沢だけかばっているオタク多いけど、小沢っていうほど性的な面で「小沢さんだけはやってないに違いない」って妄信できるタイプか?

若手芸人オタクって意外とポリコレ意識高いことを自認している人多いけど、結局は自分好き嫌い価値判断変わるってことは自覚しておいたほうがいいと思うよ


吉本鎖国している件、別に今回だけじゃなく昔も神保町芸人がムゲンダイにすら出られないみたいなことあったしまちゃん云々よりただ定期イベントが起こっているだけな気もする

川瀬名人がさっき「ネットで言われてる理由と本当のは違う」的なの匂わせてたし

そもそもK-proライブとかは数年前からまた出られなくなっているしな

個人的K-proはここ数年あまりよく思っていない(なんでかは書かないので、私怨と思ってもらっていい)から別になんとも思ってなかったが、全て出れないとなるとさすがに異常だと思う

ただ、自分の好きな芸人に関してはこれちょっと得なんじゃないか、というか

というのも、ここ数年吉本と他事務所交流が盛んだったのって、結局大学お笑い出身吉本芸人大学時代の仲間を呼んだりしてそっからコミュニティ作り上げたってのが大きいんだけど、自分推しはその輪のなかにいる人とたちではないのでそこでなにか利益を得られる身分じゃなかったわけですよ

からこれから事務所呼べなくなったときに、空いた穴に推しが入る可能性は全然ある、というかこうなることが決まった以上好きな人たちが利益を得られるよう祈るしかないってのはあるが

芸人以前の経歴で踏める場数が変わる現状、正直あんまりきじゃなかったからね、しょうがないと思ってたからそんな意見発信したことはなかったけど

吉本で固まるのと学生時代サークル仲間で固まるの、本質は一緒だしそしたら吉本はそりゃ自分利益になりそうなほう選ぶよね

あとこの話題で「他事務所」って言葉にキレてるオタク、あれ何?吉本の話してるんだからその他の事務所は他事務所問題ないやろがい


・なんかずっと裏垢で吉本批判してる某芸人、なんであの人裏垢でやってんの?

忖度せずに言ってやるぜ」スタンスなら芸人名でやってるアカウントでやったほうがいいよ

まじでなんで裏垢でやるのか、本人なりの理論を聞かせてほしい、これで「自分事務所の人に怒られるから」とかならウケる

さっきミュートしちゃったから最新のツイート見てないが、さっきおすすめツイートで「このアカウントではこの人格でいく」的なこと呟いてた

いやそっちは人格分けてるつもりでも見てるほうは同一人格として見るからね?「裏垢での発言が気に入らなくても表の芸人人格は愛してほしい」みたいなのは通らないんだけど、本当にわかっているんだろうか

あと「10年前に吉本スカウトされたけどやばい事務所と思って断った」話してるの何回か見たけど、あれ普通にシンクロニシティ批判と思っていいの?


芸人オタク始めた学生のころは吉本しか知らなかったから「吉本世界一悪い事務所」くらい思っていた(芸人、平気で所属してるとこの悪口うから)けど、途中違う事務所芸人オタクとかもやって「結局完璧事務所などなく『みんな違ってみんな悪い』な」というところに落ち着いた

結局管理する側も人間から、もうしょうがないんだろうね

そもそも芸能って人を売ってんだよ、そんなの異常なんだから

から芸能界が正常化することもお笑い界が正常化することもないと思っているし自分自身はあまり倫理観が高いほうではないからそれでもいいかなと思っている

まあでもつぶれてほしいわけじゃないしつぶれないためには今の世の中に適合する必要絶対あるから吉本君には頑張ってほしいよ、ほんとうに

2024-01-23

東京の人はいいな

東京に行ってみたい。

都会なんだろうな。満員電車があるんだろうな。

ひよこお菓子があるんだろうな。パンダもいるんだろうな。

テレビでやっている店にすぐ行けるんだろうな。

芸能人も見かけるんだろうな。

でも写真撮ったりしないんだろうな。

いいないいな。

渋谷もあるんだろうな。

新宿で迷えるんだろうな。

神保町古本買うんだろうな。

秋葉原行って「昔とは変わったよな」とか言えるんだろうな。

いいないいな。

東京の人はいいな。

スカイツリーに登れるんだろうな。

ディズニーランド日帰りで行けるんだろうな。

お台場で遊べるんだろうな。

お台場ってもうさびれてるのかな。

それすら知らないよ。

いいないいな。

テレビ東京見れるんだろうな。

タワーレコードがあるんだろうな。

ライブも行き放題なんだろうな。

音楽と共に生きてるんだろうな。

羨ましいな。

オタクがいっぱいいていいな。

コラボカフェも行きまくれるんだろうな。

コスプレ仲間もたくさんいるんだろうな。

ずるいな。ずるいな。

行きたいな。

行こうかな。

2024-01-05

anond:20240105150852

投稿主だけど、自宅や図書館で読むのはわかるよ。俺もそうすることのが多いし。

でもブックカフェっていう雰囲気と美味しいコーヒーのなかで読むのも好きなんだよ。神保町純喫茶とかで購入した古本読書するのは体験として良いものだろ。

ブックカフェって結局のところ自宅読書図書館読書代替であり無駄のものなんだけど高層階みたいな地価の高い場所無駄用途に割り当てるって贅沢だし文化レベル高くないとそういう発想にならんと思うのよ。

近視眼的な経済的利益優先みたいな思想で埋め尽くされた東京という街ではおおよそ実現しえない事だろうし、文化レベル超低いじゃんって思ったわけ。

2023-12-30

逆に東京文化はなんだと思っているか

スーパーセンタートライアル増田がバズってるけど、東京に住みたくて住んでる人間としてどの辺に東京文化的な良さを感じているかを書いてみたい

美術館とか博物館とかそういうのじゃないやつだ 東京/都市部文化という話になると馬鹿の一つ覚えみたいに美術館博物館を挙げてきてそれはただの消費だろバーカバーカみたいに言ってくる奴が後を絶たないが、はっきり言って意味不明ですね

言うてまあ、ノアスミスがだいたいのところは説明しちゃってんだけどさあ ここでは彼が語っていない部分を俺の主観に従って書きたい

参考: 「東京は新しいパリだ」/ノアスミス https://note.com/econ101_/n/nc0b8535512ac

俺が思う東京文化はなんと言ってもまずは地形だ

東京っつうのは江戸の跡地だから江戸時代の街の構造現代まで影響を残している まあ当たり前のことだけど、当時は基本的高台武家だの大名だのの屋敷があって低地には庶民生活の場があったわけだ(上野とか入谷とか鶯谷とかがきったねえ街になってるのはそういうことだよね)

東京高台っつうのはいわゆる武蔵野台地のことで、これは江戸城つまり皇居を端として西側に広がっている 台地と低地の境目部分は坂の多い街になっていて、そのへんはたぶん武家庶民生活が混じり合う地域だったんじゃねえかなという気がする そういうところは面白い街が多いように感じる 上野もそうだし、神保町とか御茶ノ水とか飯田橋のあたりとか、汚ねえけど日暮里の方とかだ 街ごとに個性と特徴がある 歴史を調べると色々な人間エピソードが出てくる そういう街にある商店街構造とか神社とか古い建物とかがどうしてこうなったんだろうと考えながら歩いてる文化っぽい気がするわけだ

あと武蔵野台地でも神田川目黒川が入り込んでるあたりは川に向かって低地になっていて、その周辺にはやっぱり下町と同じ町民文化臭いが残っているように思う 中目黒とか江戸川橋とかだな

完全に高台の方で旧東京市に含まれるあたりは分かりやすハイソな街が多くて、土地持ちの家に生まれただけの勘違いセレブママみたいなのがベビーカーチワワで風を切って歩いてたりしててまあいけすかない でも旧華族庭園屋敷に由来する施設がたくさんあってそれはそれで文化だなとは思うわ

江戸城の下町や旧東京市を越えた地区における文化はおそらく近代というか戦後にできてきたところなんだろうと思う その中でも、どっかのデベロッパー計画して作った街じゃないところは文化を感じますね 中央線沿線とか蒲田とかの大田区の方ですね ちょっと左巻きがキツいところもあるけど独自文化歴史になってるのはいいですよね

逆に東急とかがデザインした系の街はいまいち気に入らないんだよなあ 最近湾岸エリア再開発系もそう あんなの地方ロードサイドジオラマ東京近郊に持ってきただけだろって思う 麻布台ヒルズとかも同じだ 高級ロードサイドしかないだろ 文脈がないロードサイドなんてマジで文化の欠片もないと思うわ

あと東京郊外ダメっすね 歴史を上書きしてニュータウンを作りまくったけど新しい歴史根付くことはなかったって感じがする

要するに、歴史裏付けられた発展が俺に響くんですよ

その中のカスみたいな一部として自分がいると実感できれば、その流れに貢献しようとか思えるわけです

そういう意味では東京である必要特になくて、西日本の方とか、やっぱ何かしらの城下町が多いけど、東京に比べると規模は小さくてもそういう街ってたくさんありますよね そういうところも興味深いんですよ そういうところに住んでたらそれはそれで俺は満足だし文化的だなって感じると思う

でも仕事がないとか関東実家事情とか考えると住めなくて、結局東京以外に現実的選択肢がねえなってなる そういう感じなわけです

東京に住んでても美術館だの博物館だのにはたまにしかいかねえけど、かといって文化摂取してないとか郊外暮らしと変わらないとかは全然思わないんです

2023-11-13

anond:20231112174203

毎度ながら文化美術館なの笑える

そして美術館が1番充実している県は東京じゃないというオチつき

個人的には、東京に「文化」があると言うときは、例えば高円寺は(好き嫌い別にして)街自体文化の塊だと思うし、分かりやすキラキラフィナンシャルディストリクトであるところの丸の内大手町とか、治安やばいけど歌舞伎町大久保の独特の文化とか、なぜか創価実効支配されてる信濃町とか、神保町古本街とか、上野日暮里あたりは昔の名残で布関係の店が今でも多いとか、蔵前清澄白河にオシャレカフェが集まってきてるとか、渋谷はいまいちでもセンター街を抜けて松濤の方に行くと色々面白い個人店があるとか、そういうもんをイメージするんだよな。

美術館だとかはそれはそれでもちろん文化だけど、東京文化として真っ先にフォーカスするものではないと思う。

2023-11-05

人混み平気なタイプ陰キャにとって最強な街

神保町上野が二大巨頭ってことでよろしいか

2023-10-18

anond:20231018234928

神保町でみかけたけどくっそオラついたスタッフ従えてて物々しかった こえーよあいつ常に真顔だし

2023-10-11

anond:20231010172556

アホくさ

書店が売りたいものを置いてるだけのスペースから出会えるものなんてねーよバカ

知能がチンパンジーか?

ジュンク堂とか丸善とか神保町古本街とか無い人?

2023-10-06

anond:20231003174019

アメリカだとこれはThanksgivingなんだよなあ。

同時期の勤労感謝の日は季節的なイメージ無いし、あんまりこれといったもの存在しないよな。

個人的には神保町古本まつりが冬の始まりイメージと結びついてる。

2023-08-28

2023/08/28(月)

背脂ラーメンを食いに(手袋を買いにみたいに言うな)神保町に行った。予想通りの味がして感動はなかった。

神保町新宿から都営新宿線に乗って行った。本とカレーの街らしく、本屋カレー屋が多かった。正しく行けば駅出口から30秒の立地だったが、正しく行かなかったので15分位かかった。

その後、新宿ニトリに行った。ようやくフライパンの蓋を買えた。道中の高級店が詰まってるでっかい建物打ちっぱなしみたいな壁を通りに向けていて、たまにキラキラした高そうなバッグのショーウインドウがある。入り口は少なくて小さく、入って一歩のところにコンシェルジュみたいな人が居るのが見えて、一生俺には縁がなさそうな場所だと思った。

ちょうどルイヴィトンショーウィンドウを過ぎた辺りで、小さい出入り口からレディーガガみたいなでっかい金髪白人が出てきて、ルイヴィトンはお前の国でも多分買えるだろ、とか思った。

ダイソーに用があったので、せっかくなので東京モード学園建物?(コクーンタワー)の地下にあるダイソーに行った。コクーンタワーに辿り着いてからアクセスが悪すぎたがなんとか見つけた。東京都庁地下のパスポート交付ができる場所みたいな暗いところにダイソーがあった。5月に見たきり、最寄りのダイソーには無かった商品が取り揃えられて居てよかった。

はじめて一人で百貨店に行った。手土産を買う。良いのが見つかって購入したら、「包む以外に何かしますか?」って聞かれた。意訳なので実際はもっと丁寧だったはず。リボンとかつけてもしゃーないので、いいですと断った。その3秒後に、包まれお菓子PS4本体みたいにそのまま渡される心配が生まれたので、「手提げみたいなのも貰えますか?」って聞いた。そしたら「無料でお付けいたしますよ。」って。そーですか。

一瞬、聞いてしまった自分を恥じたけど、こういう分からんことは絶対に聞いたほうがいいから、恥じなくていい。まだ若いし。でも30代中盤になっても、紙袋付くか不安テンパる自分想像すると少しきついかも。

2023-08-17

田舎でフルテンでギターかき鳴らしてたら「答え」はここにあったんじゃないかって思った。

田舎給料安いらしいけど、欲しいもののために金が必要なんであって金そのもの必要な訳じゃないしな。

西東京郊外には絶叫できる道だってありゃしないね。家ばっか建ちやがってよ。

図書館美術館も興味ない。ライブとかも行かない。欲しいものネットで買える。どうしても現物見たきゃその時だけちょっと足を伸ばせばいい。

でもちょいと電車に揺られて都心フラフラ歩き回るのは楽しいんだよなあ。神保町界隈やアキバから上野にかけてをフラフラ歩き回ってると、くるりフジファブリックが歌ってる「東京」ってこういう事なんかなあって思う。

夜通しフラフラして始発で帰る時、早くから出勤の会社員もいれば学生だかフリーターだか分からんおれみたいなのもいる。疎外感だったり、寝ぼけてるのと浮かれてるので薄まった焦燥感だったりはあるけど、ウチん中で一晩中悶々としてる時よりは心地良い。

ネットの皆様が大好きな文化がどうのとかはどうだっていい。おれが歩き回ってて楽しいかどうかが全て。

現実逃避にとりとめもない事考えたりボーっと音楽聴いたりしながらフラフラ歩き回ってる時が後になって案外強く思い出に残るんだよなあ。

でもやっぱりデカい音を出すのにも金がかかるのは世知辛いぜ。

2023-08-05

東京文化

東京にいわゆるサブカルチャー的な(本屋が多いだのライブが、コンサートが多いだの美術館ギャラリーがうんぬん)リソースの集積があるのは、まぁそう。

でも、東京には歴史あんまりないし、色んなお国から集まってきている人の集まりの街なので「東京のくらし」という共通認識あんまりない。

増田東京まれ・育ちなのだが、東京には割と潤沢にあると言われがちなサブカルチャーサブカルチャー的な”文化”よりも、人の生活に根差し文化がある地域が素敵だと思うのだ。この間はTVを見ていて、青森には「普段は別の仕事をしている市井ねぷた絵師」がいる、というのを知って、何だよそれめちゃステキじゃないか。と思った。

東京は、色んなお国から人が集まってきていて、そういう暮らしに根差し市井文化は割と薄まってしまやすい。まぁ薄まっているところも「東京らしさ」でもあるのだけれど、市井ねぷた絵師のような存在文化だなーうらやましいな、カッコいいな、と思う。

ところで、サブカルチャー的な文化ではない、市井文化も、薄まってしまっているとはいえ東京にも残っていたりする。

下町まれ育ちの増田が感じる、東京下町の、もうすぐなくなってしまうもしれないな…と思ったりもする、東京市井文化を紹介させてください。

祭り

そりゃ歴史のある他の街ほど立派なものではないが、東京はいわゆるお祭り結構かなり多い。

下町特に、もう数百年のあいだ狭い長屋に人がひしめき合って暮らしてきたところでもあって、人の数だけ「祈り」も必要とされてきたんだろうと思う、街ごとに小さいお社がある。小さいお社は普段町内会掃除とかの面倒を見ているが、このお社がお祭りに参加する。大きな祭り氏子だったり(例えば神田祭だと100個ぐらい神輿が出るらしい)、自分たちだけの祭りがあったり色々である

下町では、各町内ごとに「自分の町内は〇〇祭の神輿」がある。氏子という言い方なんだろうと思うんだが、かなり割とキッチリと、祭りの割り当て?範囲?みたいなものが決まっていて、町内ごとに神輿を持っている。まぁ他の街でも祭りってそういう感じだと思うので珍しくもないと思うけども。

下町祭り基本的には神輿がメイン、山王祭日枝神社祭り)は山車がメインのようだが、まぁあの辺は山の手だな。下町神輿。わっしょい、わっしょい。

隅田川より西側下町祭りは、春~初夏ににやるところが多い気がする。そして隅田川より東側祭りは夏にやるところが多い。夏にやる祭りは「水かけ祭り」といって、町内を練り歩く神輿に、宮入する神輿に近所の人たちが水をわっしゃーわっしゃーとぶっかける。手にバケツを持つおじいさん、ホースを持ち出すお母さん、金だらいにビールを浮かせながらひしゃくで水をかけるお父さんなど。担ぎ手もびしょびしょ、道路もびしょびしょになる。

神輿が出る日は一日中、町内が法被と脚絆、なんならふんどしの人がウロウロする。非日常ですごく楽しい普段ダラシナイ自分の親父殿が祭り衣装になると5割増しに格好よく見える。近所の、普段は古いビルの1階のすすけた喫茶店マスターをやってるおじさんが、祭り半纏めっちゃ粋に格好よく着こなしたり、新しいマンションの住人の若いお父さんの装束をきゅきゅっと直してあげてたりね。女も神輿担いでも全然オッケー。ただめちゃ肩が痛くなるので私はまぁ、雰囲気だけ味わって担ぎ手はあんまりやらない。子供神輿を持ってる町内もあるし、うちの町内は子ども山車が出る。

下町祭りは毎年はやらない、2年に1度とか3年に1度とか。本当のところは知らんけど「江戸っ子祭りお金を使いすぎるから毎年だと無理」だかららしい。馬鹿だな江戸っ子ときたら。

木遣

増田子供の頃は近所に「木遣りをうなる爺さん」というのが居た。「木遣り」と書くので、木にまつわる仕事をする人たち、材木関連、とび職さん、火消し(火消し≒鳶)の労働歌がルーツなんだろうと思う。よく知らないのだが笑。Youtubeなどを見るとうなってる爺さんの動画があると思う。

結婚式の時とか葬式の時に「木遣りを歌うじいちゃん」が何人かで来てくれて、家の前にずらっと並んで木遣り歌を歌ってくれるのだ。平成の半ばに亡くなった祖父の出棺の時にずらっと「木遣り爺さん」が並んで歌ってくれたのが良い思い出。ちなみにおじいちゃんはとび職ではなかったので木遣りは歌えなかった。

まぁでも、もうこういうのは無くなっていくんだろうなーと思う。数年前に祖母が亡くなった時は少し離れた町の老人ホームだったので葬式もその町でやったから、それ以来木遣りうちには来てない。マンションも多いしなぁ。

今は、正月とか区の祭りかに出くわすと「ずらっと並ぶ木遣り爺さん」が見られる。保存会伝承しなくては、とかそういう感じみたい。

ちなみに祖父母の家には、私が子供の頃(昭和後半)まで、年末になると上記の「木遣りのじいさん」が門松を立てに来てくれていた。その木遣りのじいさんのことを祖父母は「親分さん」と呼んでいた。今思うとあれは銭形平次的な何かの名残なんだろうな。昭和の頃まで、うっすら「江戸」が残っていたんだろうなと思う。バブルで全部洗い流されたけどね…。

寄席演芸相撲

東京には寄席がある。上野の鈴本、浅草演芸ホール新宿末廣亭池袋演芸場。あといくつかの落語演芸団体がある。落語家が多い街、東京

下町には落語家さんが結構たくさん住んでいたりする。私が初めて一人暮らしをしたマンションにも偶然かなり有名な落語家が住んでいて、すれ違うと気さくに挨拶してくれるおじいさんだった。

落語は、上記定席小屋毎日やっているし、〇〇市民会館、○○ホールみたいなところで独演会なんかたくさんやっているが、もっと小さい、近所の落語好きの蕎麦屋のお父さんが自分の店で若手を集めて落語会をする、みたいなことが、結構あちこちで見かける。

覚えている人もいるかもしれないが10数年前のNHK朝ドラちりとてちん」で(まぁあれは上方落語の話なんだけどさ)、アル中から立ち直った師匠を中心に一門の小さい落語会を近所の居酒屋で開くようになるのだが、その「寝床寄席」みたいなのが、蕎麦屋やら居酒屋やら和菓子屋やら、結構あちこちで見かける。神保町のらくごカフェとか日暮里ひぐらし亭とか、ミニ寄席最近ブームだったりするが、それよりももっと「地元落語好きの人が場所を貸す」みたいなのがあるんですよ。

歩道の植え込みの勝手花壇

これは良い文化ではないのだが、下町には、下町名物の、何て言うか「飛び地の庭」というか…歩道の植え込みを不法占拠して勝手に花壇を作っちゃう爺さん婆さんが生息している。下町の家は狭い。元々長屋だったところなのでとにかく家が狭いし庭なんてない。玄関を開けると2、3歩で歩道なのが下町建築

なので、下町園芸好きは、軒下などに細ーくプランターを並べて園芸を楽しむのだが、それが段々エスカレート過激になってくると、歩道を飛び越えて飛び地的に、街路樹が植わっている土や植え込みにも鉢植えやらを置きだす。通行の邪魔になりかねないのでなぁ…とは思うが、庭の無い下町まれなのに園芸を楽しみたいぐらいなので結構、きちんと管理されていてきれいな花が咲いたりする。逆ビッグモーターである

そういえば下町は庭がないからかもしれないが、結構園芸趣味がある。朝顔祭りなんてのは典型だし、少し大きい神社境内植木屋台が出ていたり。庭がない家が多いからね…せめて緑を。でも良くないんですよ。

ちょうどいい距離

これは、すべてがそういうわけではないと思うのだが、下町に暮らすために必要ものとして「踏み込みすぎない、ちょうどいい親しさを表す距離」を作るスキルがあると思う。

増田は4代前までさかのぼれる東京者だが、その前の先祖京都出身新潟出身。しょせんはよそ者同士。色んな理由で集まってきたよそ者が大きくしてきた街が東京である

例えば真逆存在として地方農業地域なら、農業という生計を近所で共に協力して行っていくという、関係を良くするための必然的理由があるが、東京にはその理由希薄である。だからこそ、隣近所とはそれなりに良い関係継続しておく必要があり、かつお互い踏み込みすぎない適切な距離を保つ必要もある。この辺は、下町育ち同士だとすごく「そう!」となるのだが、下町育ちじゃない人(山の手育ちの人や郊外地方の人)には、イマイチぴんと来てもらえないことが多い。都会に暮らすって、住み着いて何十年も経っても、少し緊張感のある交友関係必要になるんだろうなと思ったりしている。

手前味噌で恐縮だが、増田は、ご近所さんや、よく行く店の店員さんとかと、適切な距離を取るのが上手いと思う。近所の人におすそ分けをもらったり、差し上げたり、常連の店でひっそりこっそりオマケをしてもらったり。そういうのを目立たないように、踏み込みすぎないように、負担にならないように。数か月に1回程度なんだけどね。何かがあったら協力できる程度、でもプライバシーを保った距離というか。

やたら広い墓

これは下町に限らないのだが、東京文化的な特徴だと思う。墓が広い。というか「古い広い墓」がある。

前の項にも繋がる話だが、やはり東京に暮らす人は少し根無し草なのだ先祖代々の寺や墓がない。ある人ももちろん結構いるんだけど。

特に明治期以降は、仕事の都合で東京に出てきている人が山ほどいるわけで、そういう人に向けた公園墓地がたくさんある。古くは谷中墓地現代でも八王子とかちょっと郊外に「誰でも入れるでかい墓」がある。

やたらと広い墓には有名人の墓があったりするから趣味の人用の案内があったりするね。


このぐらい。

山の手の方に住んでる人や郊外の人、タワーマンションで暮らす市井の人のことはあんまりからない。

2023-08-02

東京が持っている文化勝手に付け足し

https://anond.hatelabo.jp/20230731103637

 

1.西武東急文化

電鉄会社は始発駅にデパートを持っているが、この二社はちょっと特別文化ブランド化している。

両社ともデパートの一部に美術館を持ち、古典よりも現代美術などを扱う傾向が強かった。

また西武レコード店WAVEや巨大書店LIBROなども併設して文化/流行の発信者立場であった。更にこれら文化/流行事業ブランドとなってルイヴィトンなどのハイブランドの出店の寄せ水ともなっていた。

現在ヨドバシ西武出店で豊島区クレーム出しているのはこういう背景があるから

 

2.本屋

巨大書店が何棟かあるが、神保町三省堂池袋LIBRO池袋ジュンク堂六本木青山ブックセンター新宿紀伊国屋などは毛色が違って、売れ線の本を並べるのではなくて「推し」を優先して陳列するという特徴があった。「話題の本」が話題になる前にそこにあるという感じだ。売っているのは本じゃなくて文化文脈という感じか。ヘイト本陳列などで紛糾しているのはこの辺の事を知っていないと理解が出来なかったかと思われる。池袋ジュンク堂以外は退潮傾向。

 

3.レコード屋

渋谷その他のタワーレコード西武系列WAVE各店、CISCO新宿/下北沢ディスクユニオン秋葉原石丸CD館など特徴的なレコード店があり、これらでは売れ線のJPOPなどは余り売っていない。これも流行アンテナショップ的な感じでマイナーシーンでこれから流行もの、ここでしか買えないものを揃えていた。

CDの退潮によりこれらも退潮傾向(石丸大火災)だが、CDにかわりビニール盤(レコード)が復活してきたのでタワレコなどは盛り返しつつある。

 

4.外国人文化

広尾六本木欧米系、新大久保韓国人西川口池袋中国人、など外国人が集中して居住する地域があり、彼ら向けの商店など外国の風が吹いてるかの如くの雰囲気がある。またその地域では国内で見かけない外国製品が売られているなどエキゾチック文化的な対立などの問題も起きるが都会や資本主義というのは異物に包容力があるのでなんとかやっている。外国人との対立問題刑事事件などが根拠にされる場合があるが根本原因ではない。文化間の接触域では「文化を浴びる」感が日常で起こり、それが浸食されるという不安を産んでいることを忘れている。

 

5.米軍文化

東京とその近郊は戦前は軍都でもありそれらが全部占領されたのでその基地居住付近米軍文化に染まった。

占領解除と基地返還でこれらは忘れられつつあるが、近郊には所沢横須賀などアメリカテイストが残り、それを維持しようとする住民がおり、ニューイングランド様式の家+アメ車などの組み合わせを見る事がある。東京郊外だが埼玉入間市には米軍住宅をそのまま残したジョンソンタウンという街がある。

 

6.裏原宿

原宿は西から原宿駅\竹下通り明治通り-渋谷暗渠地域青山(線の傾きは高低差)となっているが、この渋谷暗渠に沿って民家改造した古着屋、インポートショップが乱立した。両方とも若い経営者米国西欧に行って古着市場日本に入っていない若手ブランド服を買い付けて一般民家を簡易な改造した店舗で売るというモデル。全国展開しているBEAMSなども裏原出身。今では地方都市ショッピングモール観光地周辺でも見られる業態だが、わざと「簡易な内装」を作るのは裏原の文脈があるから若者のスモールビジネスからセレクトショップアンテナショップ業態に移行しつつある。なお、渋谷暗渠に密集したのは、暗渠沿いには高いビルが建てられず地下が低かったから。

 

7.お祭り

地方より東京の方が中間共同体が残っている事が多く、お祭りが維持できているケースが多い。

 

8.ストリートミュージシャンパフォーマー

道路上での演奏禁止なのだ路上演奏者は多く居て、警察が来るとダッシュで逃げるというのを繰り返している。特に外国人民族衣装を着て民族音楽演奏するものなどは人気がある。

 

9.コスプレ

単にオタクが好きなアニメの服着てるだけに留まらないレベルの人が結構いる。そういう人は総じて相当な美人/美男であり服の装飾や裁縫レベルも高くて高級感もある。文化文脈摂取貪欲外国に出かけて実際の文化を見て吸収しようとするし写真レベルも高く、サブカルなのにハイカルチャーの趣きがある。SNS過去ログを手繰ると、昔から美人だったのではなくて文化の吸収や意識の向上に従って外見が変化している。だとするとそれを生ぜしめたコスプレという行為文化現象として上等と結論づけるしかない。

 

10.クラブ

クラブ遊びもちゃんとやろうとすると音楽知識海外文化現象理解などが必要になる。カッコだけの真似だとダサイ、浅いという評価になる。

 

11.環八

環状八号線の世田谷地区には外車ディーラーが並ぶ。外車は単に高級品というだけではなく、その国の文化というものを纏っているもので、特に米国イタリアフランスがその傾向が強い。故に環八外車ディーラーが並ぶ風景は車好きには外国風が吹いているように見えるものである

 

12.画廊/ギャラリー

ビル内装はがして壁も天井も配管も白いペンキ塗っただけ」みたいな小さいギャラリーが多くあり、マイナー作家マニアック展覧会が催されている。その辺の敷居の低い部分があるのを利用してお上りさんオタクつかまえてサブカル絵やラッセンの絵を高額ローン組ませて売りつける商法をしていた連中は万死に値するな。

 

13.商店

地方ではすっかり衰退してしまった商店街が東京では幾つか健在で、若者文化を取り込んで混在する下北沢とか吉祥寺とか買い物以外でも面白いところがある。増田のおススメは赤羽で、昭和マーケット形式商店、カゴに小銭入れてゴムで吊るしている八百屋とかも健在で、新しい飲食店も沢山あって混在している。更に飲食店にやたらとテラスがあるのが特徴で日本じゃないみたいな感じになっている。小奇麗なカフェから昭和立ち飲み焼き鳥屋はしごとか出来る。

 

14.モグリ

人気講師がいる大学には偽学生モグリが発生する。在籍していないのに勝手講義を聴きに来るやつだ。大学によってはそれを止めるつもりもない。更に学外者が立ち入るのが当然のように大学内で展覧会を開催したりする。

 

15.TV

テレビ局は働く人が多いので企業城下町的なもの形成していたりする。いけ好かないギョーカイ風でもあるがTV地位低下とオフィス街と一体になった再開発などによりオフィス街と混じる形になって衰退傾向(例:TBS赤坂TV朝日谷町六本木

 

16.建築

近代建築も多く残り、有名建築家の作品も多い。中に入って素材の質感、施工の程度などを触って確認できる。隈研吾のなんか食傷気味でもういらねぇとか思ったりする。但しザハ・ハディッドのは無い…。

 

17.ホコ天

今までも歩行者天国は色々なサブカルチャーを生み出してきた。だが加熱しすぎて警察禁止されたり通り魔が起きたりと都度潰されるという道を辿ってきた。今ではフェアなどで自治体大道芸支援するような動きがある。

 

18.大学

身も蓋も無いが地方大学東京大学では学生生活の質が違うというのはある。東京大事なのは同質性の低さで、地方から出てきた者、エスカレータ組、留学生帰国子女が混在している。特に帰国子女は「似た外見を持った異人」であって同質的学校空間で育った学生異化作用を齎す。概ね彼らはその異文化経験によって判断基準を「みんながそう言うから」に置かず、成熟して大人びていている。帰国子女とも留学生とも邂逅しない大学というのは大学と呼べるのか。

 

19.ホームレス自殺

ホームレス日常的に遭遇し、自殺現場居合わせるなどの経験鉄道など)により、落伍への強烈な強迫観念が刷り込まれる。当然これはいいことではない。だが影響を強く受ける文化現象として外せないと思われる。

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