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はてなキーワード: 理想の世界とは

2024-04-23

アークナイツ、2部になってシナリオ面白くない、ロドスとロンディニウム自救軍の行動がひたすらに不快で、ずっと「何でこいつらさっさと死なないんだろう。プレイアブルを殺せないのはともかく、クロヴィチアとかステイレスの婆さんくらいさくっと殺せよ」って思ってた。今日ふと、あいつらのやってることって、意識けが無駄に高くていろんな問題に頭突っ込んで的はずれな理想論開陳するけど、自分達以外には理解されず、今ある問題解決する能力もまるでない日本リベラルそっくりだと言うことに気がついて全て腑に落ちた。

 

思い返せば一部でも感染問題解決と言う理想論をかかげながら、ウェイの手駒になって感染者掃討に従事してたし、イベントでは大抵手遅れになってから現地入りして、暴徒化した感染者をボコってるし、言ってることとやってることがチグハグなんだよ。少数の思想エリートに率いられた思考停止集団が、人権人権とまくしたてるのに、他者には自由意思を持つ権利すら認めず、意見が異なるもの集団ネットリンチする日本リベラルそっくり

 

2部になってから製薬会社本業をそっちのけで重役総出かつ個別行動でロンディニウムサルカズに殴りかかって返り討ちに合ってるし。掲げる理想能力が追いついてないし追いつけることもないので、余計なことには手を出さず、自分達の理想の世界に引きこもって純金でも作りながら慎ましく生きれてればいいのに。

 

相変わらずゲームとしては面白いけど、今後はストーリーを読むことはないかな。理想論だけは立派だけど、実力が全く伴わない馬鹿お話なんかリアルだけで十分だわ。

2024-04-21

anond:20240421231923

ちょっと誤解させちゃってる。すまん。

私はそもそも店主の態度はよくないと思ってる。

増田(20240420191507)にも書いたけど、日本語しか対応しないのは自由なんだけど、私が思い描く理想的な店主なら、ニコニコしながら「ごめんなさいねぇ、うちは海外のお客さんだと難しいんですよねぇ」と伝えてほしい。

これはちょいと尊大表現だけど、仮に相手傲慢カップルだったとしたらなおのこと、むしろ太陽のような日本人の柔和で温厚な品位を見せつけて、なんなら相手自分たち傲慢さを恥じ入るレベルにまで感化してほしいとさえ思ってる。

私は脳天気なので、登場人物が全員温厚で平和理想の世界が大好きで、店主もお客さんも善良であってほしい。

でもあいにく、店主のツイートの、特に後半の「日本語で答えてやった。ここは日本だ。俺も英語の国に行ったら英語を喋る。日本では日本語を喋る努力しろ。無理なら通訳を連れて来い。」からは、善良な人物像は描けなかったんだよ。

でも、あなたの言う「さんざん迷惑外国人に苦労させられた挙げ句可能性」は、店主に対する思いやりを持ったあなたの立派な解釈だと思う。

それでも、「ひどい仕打ちを受けてきたから、それを他の外国人にもぶつけてしまう」ストーリーより、「ひどい仕打ちを受けてきたのに、それでも外国人に親切に接しようとする日本人ホスピタリティってなんてすばらしいんだ」みたいなストーリーのほうが、みんな大好きだよねぇ?(それはそれで卑屈な奴隷根性だと批判するのかもしれないし、その気持ちもわかるけど…)

2024-04-18

anond:20240418114405

妬ましいなら子供産んでクッキー配りやがって妬ましい〜

って素直に言ってる方が面白いのに

日本では嫉妬はいけません!綺麗な感情だけじゃないといけません!ってメディア押し付けてくるから

幼児的な理想の世界内面化されてしまうんだよな

2024-01-30

エロい服を着ると性被害に遭いやす

被害にあった人にエロい服を着てたからだと言うと必ず現れる頭の悪い過激フェミニストエロい服を着ていても誰も何もしないという理想の世界を前提に話を進めるから現実的人達と話が合わない。そして現実的人達を責め始める。お前はこの酷い現実世界を望んでいるのかと。現実的人達はただ現実を前提としてどうすれば被害に遭う確率を下げられるかという話をしているため過激フェミニストの言うことが理解できない。理解できるほうが頭がおかしい。お前は森に入って生肉を体にまとわりつけるファッションをしている奴が熊に襲われた時に何と言うか。

2024-01-29

女って男体化願望ないの?

ジェンダーか抜き理想の世界スペックでなれるとして

男性向けだとメジャーになってきたけど女性向けの男体化モノあんま見んよな

BL文脈だとよく見るけど

追記

みんな意外と現実的ね…

平和世界に獣耳ロリに転生してお姉ちゃんに甘えたいとか考えてる俺が馬鹿みたいじゃん!

追記2】

めっちゃ盛り上がっててうれしい

俺みたいに欲望ベースで男体化したがる女性ってあんまり居ないんだな不思議

2024-01-17

障がい者子供を産むなという話

障がい者子供を産むなという思想を振りかざすのではなく、障がい者が辛さを感じない社会を作ることが大切←わかるよ。理想を語るならそうなるよね。

でも冷静になって今の社会を見てほしい。一例ではあるが、少子高齢者社会若者負担は増え続けるし、物価も税率も上がり続けてる。

いわゆる定型でも生きづらい状態なのに、マイノリティかつ労働力等の価値が低い傾向の障がい者のために社会全体が動くか?という話。

辛いけれど現実を見てほしい。日本資本主義社会なんだ。

もちろん理想を掲げて問題提起を続けていくことは大切だと思うが、社会障がい者にとっての理想の形になるのにはかなり時間がかかると思う(もしかしたら無理かもしれない)

理想世界になるまでに時間がかかるということは、その間、苦しむことになる子供がたくさん生まれるということ。

そんな中、自分の子供を産み落とせるのか?現実を見ないで理想論を語っている場合なのか?と考えてしまう。

障がいにもよるが、障がいは親から子に遺伝するものが非常に多い。

現在障がいがあると判定されている人間というのは、多かれ少なかれ苦しむことがあって検査を受けた人間ほとんどなんだと思う。

自分と同じ苦しみを、自分の子供に味合わせる覚悟はあるのだろうか。

年々生きにくくなるこの世界で、子供を一人前に育てられるのだろうか。(この文での一人前とは、親等がいなくても一人で生活できる状態を指す)

子供の命への責任はあるのか。

自分がいなくなった後でも子供仕事をせずに過ごせるくらい潤沢な資産がある障がい者や、今のこの辛い世界でも理想論に逃げず、障がい者が生きやす世界を目指して論理的かつ建設的な思考を持ちつつ前に進むことができる障がい者しか子供を産むべきではないと思う。

2024-01-11

やっほー!わたしロマンチスト

ロマンチストなんだけど、こわい人の話もいっぱい見たから一応現実も見るようにしてるの!

でもでも、そうしてたら自分の色んな理想幻想だった!?とか、実現するのは不可能なんじゃない!?って思うようなニュースばっかりなの!

辛い時にはキラキラとした理想の世界にいつかたどり着けることを考えて頑張ってきたのに、それが無理だってなったら、わたし一体どうなっちゃうの〜〜!?!?

次回!

放送は未定です

2023-12-18

正義の味方はいつも感情的

うちはマダラが達成した無限月読による苦しみのない理想の世界

サノスが達成した知的生命体を半減させて作ろうとした平和世界

シス卿が作り上げた秩序の保たれた世界

だいたいにおいて巨悪の方が合理的なんだけどいつも正義の味方根拠不明感情論世界をめちゃくちゃにする。現実世界と一緒ね。いい加減にして頂きたい。

2023-11-30

未来永劫来ないであろう私的マイノリティにとって理想の世界

いきなりだが、俺はバイだ。といっても俺がそう思っているだけだが。

俺は今の特に気になる人はいないが、そういう人が見つかったとして、それが男性でも女性でも気にしないってことで、バイと思っている。(まぁ昔咥えたことはあるんだけど)

これぐらいでいいんじゃないかと思う。

本題だが、日本左利き割合10%程度らしい。

そしてマイノリティ割合10%程度らしい(統計局が調べてないから正しいかは知らんが)

さて、自分左利きであることを相手に伝えるのを「カミングアウト」という人はあまりいないだろう。

そして知り合いが左利きであることを勝手の話すのを「アウティング」とも言わないだろう。(怒るやつもいそうだが)

俺はマイノリティもそんな感じになればいいと思っている。

「Tはこのグループの中で誰が好きなの?」

「あー、俺ゲイなんだよ〜」

「あ、そうなの、じゃあいっか」

こんな感じ、伝えることにも伝えられることも全く重いことではないカジュアル世界

そんな感じになったらいいなとカジュアルバイの俺は思っている。

まぁ100年後もなってないだろうけど

2023-11-19

anond:20231119092029

国民無責任弱者ぶりながら、いちいちアスペ的"正しさ"で公的機関とかを苛め抜いた結果だよ

よかったね~理想の世界になったじゃん

2023-09-23

最近異世界転生したがる若い人が多すぎる

タイトル通りなのだが、最近自分も含めて異世界転生したがる若い人が多すぎる気がする。


私は高校の頃からアニメが好きだったのだが、突然「Reゼロ」「このすば」などが人気になり始めたあたりからアニメを見なくなり始めた。

氷菓」や「TARITARI」といった日常感あるアニメが好きだった自分には、この異世界モノは受け入れにくかったのだ。

SF系の面白い設定のアニメ流行るのは分かるのだが(翠星のガルガンティアとか好きだった)、なぜ「転生」したがるんだろうと疑問だった。


次第に社会に出て、自分より若い人と働くようになって感じたのは、若い世代の「幼さ」だ。

自分も含めてなのだが、上の世代に比べて、若い世代というのはあまり精神が幼いまま社会に出ていると感じる。

上の世代若い頃の話をよく聞くと、当時苦しい生活をしながらも、現実を楽しく生きていたのだなと感じる。(ローンで車買ったり、無茶な恋愛ナンパしたり、社員旅行で騒いだり)

若い世代は、ネット世代なので、無理に人間関係を構築せずとも、スマホの中に「そこそこ楽しいひまを潰せる世界」が広がっているため、現実社会で無理に人付き合いしなくても生きていけてしまうのだ。結果としてそれが、「幼さ」に繋がっていると感じる。


精神が幼いまま社会に出ると、当然最初挫けることになる。

昔は半径100mしか視野が見えていなかったので、挫けてもそこで頑張るしかなかった。

ただ今はYoutube動画時代自分が今まで見たことない世界について、簡単に肌で実感することができる時代になってしまった。

隣の芝生は青く見える。自分が今の環境で挫けてしまうと、別のキラキラした世界に行ってみたくなる。

から異世界転生のような、無茶な行動をして、結果としてより傷ついてしまうのだ。


例えば、転職転職は上を目指すために悪いことではないが、自分能力に見合わない転職は不幸になるだけだ。

なのに自分には力があると勘違いしてコンサルにいき、結果ダメになった人間を何人か知っている。


例えば、整形。自分の見た目を少し上げるために、プチ整形レベルなら否定しないが、

ネット美人を夢見て何百万円と投資して、おかしな顔になった女性ネットでバズってしまっている。


例えば、ワーホリ海外だと日本より何倍も稼げるとニュースで聞いて、英語も喋れるようになってお得だ!とオーストラリアに飛び出して、

結果的カフェ肉体労働し、ビジネスでは使えない少し日常会話ができるレベルの、1年間キャリア空白期間がある人が出来上がり。


例えば、婚活。30歳になるまで遊び続けて結婚しなかった女性が、従来どおりのスペックの人と付き合えなくなって、結婚相談所で沼にハマる。

社会的に30歳が女性結婚の1つのラインになっているのに、自分モテるから大丈夫勘違いした結果、なかなか結婚に折り合えない女性は多い。


例えば、うつ病。年上の精神科医の友人がいるが、近年若い人にうつ病が多いのは、昔に比べて精神的に幼くなってしまっているのが1つの原因だとよく聞く。

自分の心の中で思い描いた理想の世界と、厳しい現実とのギャップに耐えられなくなる人が多いのだ。


令和の時代は「何でもあり」な雰囲気がある。何をしても良い。これはチャレンジを促す環境と捉えれば悪いことではない。

ただ何をやって良いが、そこで生まれた結果はすべて自己責任ということを理解した上で、地に足のついた次の一歩を踏み出してほしい。

自戒も込めて、投稿させてください。

2023-08-31

「君はどう生きるか」すごく面白かったぞ?!

聞いてた評判と全然違うんだが?

 

宮崎駿自伝映画と聞いてつまらなさそうだな見ないでもいいかと思っていたけれど、いや普通に面白いよこれ

話も特段難しいわけでもない。千と千尋よりはわかりやすエンタメ寄りの映画だと思う

話の展開も早くてアクションシーン多め。話の構成がうまくて序盤から引き込まれる。ポップコーン食べる暇がなかった

 

感情描写ジブリ映画の中で過去一繊細かもしれない。劇中3回くらい泣いた

セリフではなく表情のみの演技だし、セリフと心情が違う(キャラクターが嘘をついている)ので見誤る人もいるのかもしれないと

他の人の感想を見て思った


以下見た人向け(ネタバレあり)

 

 

はてブスター集めてた感想、それは読み誤っているだろと思ったものをここに書くよ

 

 

「助けに行くのが父の好きな人から、は弱いよね」

 

違うよ!ほんとうは主人公はお継母さんのことが好きなんだよ!でも言えないんだよ!!!

 

お継母さんが頬に手を差し伸べた瞬間の主人公の表情を見ろよ!動揺し混乱した表情を。そしてすぐに無表情の仮面を被るさまを。

自分のことを愛してくれるお継母さんが本当は好きなんだ。でも近づけないんだ。あまりにも似すぎていて産みの母と混同しそうになるから

 

主人公は賢い子だから自分の態度が継母を傷つけていることはわかっている。継母が自分を愛してくれているのにそれを返せない罪悪感、でも本当は愛したいという気持ちが継母を追う原動力なんです

 

主人公は産みの母が亡くなったことを理解していると口では言いますが、本当のところは受け入れきれていません。だから何度も火事の夢を見るしアオサギにつけ込まれしまうわけです。

 

「その人が好きなのか?」

・・・父の、好きな人から

 

本当は”好きだ”って答えたい。でも言えないんだよ!

 

「なんで継母は帰ろうとしなかったの?」

 

継母がいってたでしょ!あの塔は一族のものを取り込むんですよ!

継母は自分犠牲になって主人公を助けようとしているんです

継母は「嫌いだ」といいながら泣き始めます。つまり嫌いというのは本心ではなく、自分を見捨てて帰って欲しいからそう言っているわけです

主人公はここではじめて「お母さん」って呼ぶんですよ・・・お母さん、お母さんって(号泣

 

画面では明確には描かれませんでしたが、継母をだまして塔に連れ込んだのはたぶんアオサギです。

主人公が「今日アオサギを見なかった」と言っているので多分そう)

おそらく主人公が塔にいると嘘をついて誘い出したのではないか

 

 

触ってはいけない人形に触ったのに何も起きない?

ちがーーーーう!そこのセリフ重要なのは「お前を守っている」だよ!

お前を守っているから壊すな(触るな)

 

ばあやたちが主人公を守っているという台詞は劇中3回くらいでてきたよ!

塔の中に生きている人間は5人

叔父、継母、産みの母、主人公の四人は石との契約により神のような力を持ちます。彼らは外の世界の記憶を失っていません

一方、巻き込まれしまったばあや(キリコさん)は記憶を失ってしまます自分あの世界で生まれたと認識しているようです

 

叔父仕事を継ぐのを拒絶すると

事前に聞いていたけれど、想像してたのとは全然違っていた

 

叔父戦争に明け暮れる人類絶望理想の世界を創ろうとしています。でも創った世界もまた罪に汚れてしまいました。

主人公に続きを託そうとしますが拒絶されます自分もまた罪に汚れている、そう言って額の傷を指し示します。

いじめっ子を陥れるためにつけた頭の傷。継母に嘘をつき悲しませた原罪

自分の弱さを受け入れた主人公現実に戻る選択します。外の世界に戻り友達を作る努力をすると。

 

展開的にはEnd of Evangelion ですね。人類補完計画の拒絶。現実に戻ろう。

でも創生神になるのを拒絶する理由自分もまた罪に汚れた人間から

 

うおーーすっごいな。庵野監督宮崎監督の違い!すっごいおもしろい!

 

 

あとアオサギよかったよ

 

じゃあな、友達

2023-08-11

化学桃源郷関係: 執心と稚拙なる探求

人間の探求心は、古くから稚拙方法からまり、時と共に老獪になってきた。私たち知識技術を計る上で、化学はその顕著な例である化学は、素材や物質ペアにして反応させ、新しい物質エネルギーを生み出すもの。このペアリングの奇跡は、まるで桃源郷のような理想の世界想像させる。

桃源郷理想場所純粋なる幸福巣窟として語られる。しかし、私たち現実世界で求める桃源郷は、科学的な発見技術的な進化を通じて手に入れようとするものである私たちが執心するこの探求は、化学進化を通じて実現されることが多い。新しい薬の開発や、再生可能エネルギー研究など、化学私たち生活の質を向上させるためのキーとなっている。

しかし、稚拙な試みから学び、老獪な方法を編み出してきた私たちであるが、完璧ではない。化学進歩による環境への影響や、未知の物質安全性への懸念など、遺憾な点も多い。しかし、これは私たちの成長の一部であり、過ちを犯すことでより良い方法模索し、進化していくのだ。

化学ペアリングの中には、私たち身体や心に影響を与えるものもある。例えば、食品添加物化学薬品など。これらの物質は、私たち健康幸福を計る上での重要な要素となっている。しかし、これらの物質に対する知識理解が不足していると、桃源郷を求める私たちの探求は、遺憾な結果を招くこともある。

私たちの探求は終わりがなく、常に新しい技術知識を求めて進化していく。しかし、その中で私たちが忘れてはならないのは、探求の本質目的である桃源郷を求める私たちの心は、化学だけでなく、他の多くの分野でも顕著に表れている。私たちの探求心は、遺憾な結果を生むこともあるが、それを乗り越えて更なる進化を目指すことが大切である

結局、私たちの執心する探求は、桃源郷を求める心の表れであり、化学はその一つの手段に過ぎない。しかし、その探求の過程私たちが得る経験知識、そしてその成果は、私たち生活を豊かにし、より良い未来を創り出す原動力となっている。

※ChatGPTで作成

2023-07-23

君たちはどう生きるかネタバレ考察感想

塔は「ご維新」の頃落ちてきたという。

その塔の主人となる大叔父は「本を読み過ぎておかしくなってしまった」という。

どんな本を読んだのだろうか?

 

「ご維新」の頃というのがいつか? というと、例えて言えば黒船がやって来たのが1853年だそうである

マルクスの「資本論」の初版1867年だそうだ。

叔父マルクスの「資本論」を読んだだろうか。おそらく読んだであろう。

 

君たちはどう生きるか」の主人公父親戦時下において軍需産業で儲ける男である

国教育を行っているであろう学校に対して300円寄付をして「学校なんて行かなくていい」とも言う。

 

叔父は塔の中で理想の世界を作ろうとしているのに対して、

父親はそれとは正反対の男かもしれない。

 

塔の中の「理想の世界」には連れてこられた存在がある。

である

ペリカンはどんなに羽ばたいてもその「世界から逃れることができない。

死を予期したペリカンは「ひとおもいに殺してくれ」と言う。

 

インコ大王と一緒に大叔父のいる場所に行ったモブインコ2匹は、

その場所を見て「ここは極楽ですか?」という。

しかし、そこは極楽などではなく、まさにいま崩壊しようとしているのである

そして、その世界の存続を願っているはずのインコ大王暴走によって崩壊してしまうのだ。

 

塔の世界は石の意思支配されていて、

石によって、世界を司ることができるのが大叔父血縁でなければならないとされている。

支配層が「血縁でなければならない」というのは、

例えば北朝鮮のような国であったり、もしくは江戸時代日本かもしれない。(あるいはもしかしたら戦争以前の天皇制かもしれない。)

そして、支配層が「血縁でなければならない」理想の世界は、崩壊するのである

 

君たちはどう生きるか」は広告を一切しなかった。

広告というのは、資本主義象徴のようなものかもしれないと考える。

北朝鮮旧ソ連のような共産社会主義的な「"理想"の世界崩壊する」が、かといって「資本主義象徴」を使用しないという選択をしたのだろう。

 

川上量生は一時期ジブリ所属していたが(宮崎駿に怒られているシーンの動画が有名だけれど)、

川上といえばニコニコ動画であり、今回はニコニコ出身といっていいだろう「米津玄師」の曲を主題歌として起用した。

ネット出身の米津を主題歌歌手として起用するというのも「資本主義象徴」を使用しないという選択かもしれない。

 

君たちはどう生きるか」はそういった作品であった。

2023-07-18

君たちはどう生きるか」の好きなシーン7選

まり同じような感想レビューが無かったので共感できる人を探している。

この作品からは、幻想理想の世界から現実に引き戻そうというメッセージ性を感じた。「意味がありそうなことも重要ではなかったりする」、「価値観は人それぞれ正義も悪もない」、「個人想像力努力世界に大きな影響を与えることはない」。こんなメッセージが散りばめられているのに、重く押し付けるわけでもない。そんな雰囲気がとても心地よかった。私が好きだったシーンを挙げる。

1. 我を学ぶものは死す

門と墓があり、墓には「我を学ぶものは死す」と書かれている。ファンタジー世界では危険オブジェクトであるペリカンという不可抗力に巻き込まれて門を開けてしまった。門を開けてしまったがゆえに何か恐ろしい者が目覚め命からがら逃げ出す、という鉄板な流れを期待するものの、そうはならない。キリコが炎を使った謎の儀式をして、墓を見た方向のまま後退する。結局何も起こらない。

ここで最初メッセージを感じた。

「門を開けてはならない」、「怒りを鎮めるには儀式必要」、「儀式には細かい作法がある」、現実にもこんな類の知らない人には全く理解できないルールが沢山ある。守ってもいいし守らなくてもいい。世の中には様々な価値観がある。眞人は肯定否定もない。そんな世界で生きていくことを考えさせられる。

2. 触れてはいけない人形

眞人は何故か机の下で寝ている。自分の周りには人形が置かれていて、何故か触れてはいけないというルールがある。しかし眞人はルールを破って触れてしまう。この時点で薄々勘付く。何も起こらないと。

これは子供1人遊びだ。

何故か自分自分によくわからない制約を課す。理由はない、面白いからだ。狭い空間人形に触れないで外に出られたら面白い成功したら自分を褒める。失敗したら悔しがる。それだけ。

墓のシーンと似ている。子供1人遊び大人儀式も根は同じか。そんな感覚を持った。

3. ヒミ対ペリカン

ワラワラという赤ちゃんの源である可愛いキャラクターペリカンに食べられそうになる。そこにヒミがやってきてワラワラもろとも焼き尽くす。全滅するより誰かが助かった方がいい。ペリカンは生きるためにワラワラを食べるしかない。

小学生の授業でやるような道徳的なシーンだ。

ありきたりな童話のシーンといえばそうなのだが、個人的に好きだったのは焼き尽くしているのが母親のヒミということだ。

戦争で言えば爆撃機もしくはアメリカイメージするその役割を、空襲死ぬ予定の母親がやっているのだ。本人に悪気は無い。良かれと思ってやっている。将来の生命のために、今ある生命を焼いている。その先には因果応報のような結末が待っている。このバランス面白い

4. 裂けた羽根

アオサギの弱点は羽根であるアオサギ自身がそう言っていた。羽根を見せられると慌てた雰囲気になる。そんな中唐突羽根が裂けてしまう。しかし何も起こらない。心の中で突っ込んだ人は多いんじゃないだろうか。

「それも嘘なんかーい!」

弱点が本当だったのか嘘だったのかはよくわからない。眞人もアオサギもそれに言及しない。そう、この時点で2人はすでに仲良くなっていて、弱点ゲームをずっとやっていたのだ。懐かしい気持ちになった。

5. 理不尽な産屋不可侵ルール

ここまではフラグが立ったのに何も起こらなかったというものだが、産屋に入ってはいけないという制約は、入った後に知らされた。今度は過剰な罰を受ける。もはや謎なレベルだ。このシーンは最も現実に近い。よくわからない知らない人が考えた謎ルールで特大の罰を受けてしまう事が現実にはたくさんある。

「知らんがな」

眞人はそんかセリフを心で叫んだかもしれない。眞人には同情するが、そうやって大人になっていくんだよ、頑張れ!と応援したくなる。これは眞人の成長ストーリーだ。現実というファンタジーの中でどう生きていくのかを考えさせる。構造面白い

6.意味の無い努力をしている叔父さん

この叔父さんは可哀想だ。理想的世界自分が維持していると思っている。私のおかげであと1日保つ事ができる。そう言う使命感を持って積み木をしてたらしい。しかし、彼の努力誰も知らないし、現実世界には何も影響を与えていない。そのことに本人は気がついているのだろうか。ぶっちゃけ小学生でも悪意のない積み木を積み上げても理想的世界にはならないことは容易にわかるだろう。

その後、ファンタジー世界崩壊しても、世の中は変わらなかった。戦争が始まりやがて終戦する。1人の想像力努力だけでは世界は変わらない。そんな世界でどう生きるか。そんな事を考えさせられる。眞人の目にはどう映ったのだろうか。尊敬軽蔑、哀れみ、複雑な感情があっただろう。

7. 無駄のないエンディング

ファンタジー世界崩壊してからの流れは早い。

ファンタジー世界崩壊と、終戦後の家族の様子を見れば、メッセージは全て受け取った気持ちになった。もうこれ以上のメッセージはいらない、そんなタイミングでのエンドロール。たまらん!

皆さんはどのシーンが好きでしたか

女って「腐女子」ですら嫌がるの?

https://anond.hatelabo.jp/20230718071051


率直に言って「へーあいつら腐女子って言われるのも嫌なんだー」って思った

別に女子でもねー年齢の女が大半の癖に何カワイぶってんだとも思ってたけど腐った女という意味では納得

あーでも嫌なんだ、腐女子蔑称なんだって

だったらセクマイの一人として新たに名前をつけてみようか、例えば「差別ソマン子」とかな


今はセクマイである事に何とか折り合いをつけて生きてるけどさ、別にセクマイに成りたくてなってる訳じゃないんだよね

普通セクシャルで生きてけるのなら生きていきたかったよ

セクマイだけどカムアウトなんてしてないし、今はパートナーもいないから本当に孤独

一人息子でさ、「モテいかしょうがない結婚は諦めてる」なんて言ったけどごく普通の善良な両親の事を考えると気がすごく重いよ

この先一般的な形での家族を持てる事なんて絶対あり得ないんだから、両親は俺が妻と子と一緒に家庭を築く事を期待していた筈なんだから

ある人と一緒に暮らしていた時もさ、部屋狭いし散らかってるから呼べないなんて嘘ついて外で食事なんかしてさ、こんな事も嘘つかなければいけない自分セクシャルを呪ったよ

ハッキリ言って死にたくなるし希死観念は強いよ

セクマイ自殺率が高いのもこういう悩みが原因の一つだと思う

そういうコミュニティとも繋がりは殆ど無く、社会の片隅でひっそりと生きてひっそりと死ぬ

この先も良い人と縁があるかも分からないし、仮にあってもずっと一緒にいられるとは限らない

世間的な事情で別れる事もある、ぶっちゃけ前のパートナーと別れた原因はそれだ

どうしようもない孤独が、延々と続いていく


差別ソマン子の糞な所って、さもセクマイセクマイである事を望んで生きてる様なフィクションを好むじゃん?

セクマイノンケに近づいてセクマイ落ちさせたり、堂々とカップルで一緒に暮らしてたりな

何食べだっけ?あんなのは「ワタシの理想とするゲイカップル」を描いただけ

別に否定はしないけど、セクマイである事をロクに悩んでも無いような奴らや、女の理想の世界で理想的に生きてるカップルを描いたフィクション享受して

セクマイの事を分かっている、知っている、ワタシ達は味方だよね~なんて思ってる差別ソマン子共

俺はその無恥と傲慢さが何よりも嫌いだ、虫唾が走る


以前縁のあった人がそういう漫画も読んでたから、いくつか読んだ事もあるが、上記の様な敵意を持ってしまった為、あまり楽しめなかった

それはそれで俺がセクマイの中でも底辺だし卑屈になってるのもあるし何より趣味嗜好の違いだからしょうがねー

でも差別ソマン子共のあの「私達は正しい事をしている」感じは何なの?

セクマイのどこが良いの?お前らはセクマイでも無い癖に

未来が無い事に悩んで死にそうになるし実際にひっそり死んでいる、俺等みたいなセクマイは頭の片隅にも入ってない癖に!

せいぜいBLドラマだかジャニだか韓国アイドルの連中みたいなのぐらいしか入ってないだろ?

後は都合の良いフィクションの中の、とってもとっても綺麗なセクマイだけだ


テメーの理想と性欲の塊で肉体的か精神的にオナってる癖に、ワタシ達は正しい事をしている、正しい考えを持っている善き人間だって面が気色悪い、醜過ぎる

お前ら差別ソマン子がやってる事は糞クズロリコン男が「僕ちゃん幼女を愛してレイプしたいのは正しい考えであり、僕は善き人間でちゅ~」なんてほざいてる様なもの

違う!!!とでも否定したいだろうけど、俺らみたいなセクマイからしたらマジで同じにしか思えん

自分勝手欲望理想勝手にぶつけて気持ちよくなってる癖に世間から否定されたく無いが故にどこまでも正当化しやがる


罵声罵倒はまだわかりやすいんだよ

言ってくる方は敵意持ってるってハッキリ伝わるし相手まさか喜んでると思ってやってるバカはそうそういないだろうし

でも差別ソマン子共は何故か「理解あるワタシ達」をセクマイも歓迎していると思っている節が強いんだよな

やってる事の気持ち悪さは大差無いのに、何故か正しい事をしている善き人間の面で、糞みたいな醜悪ヘイトぶっかけてくる

こんなん差別だし差別ソマン子と言われたってしょうがないだろうが

せめて差別者の顔ぐらいしろゴミクズ共が

2023-07-17

物語わたしたちの中にある(君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか、をみた。

自分ジブリファンではないので、物語の先にある「モデル」や「元ネタ」までは考えが及ばないのだが、

「こんなお話だと解釈したぞ〜」ってのを書きたい!(ネタバレあり)



大まかなストーリー

ライフステージ転換期の、戸惑いと受容を描いたお話」だと思った。

・眞人:少年から青年期への変化(ヒミ=ヒサコも同年代

・ナツコ:青年から母親への変化

転換期の渦中、心や体の変化に戸惑いを抱える者たちが神隠しにあった〜みたいな。

キリコに関しては、次のステージに引き上げてくれるキャラに感じた。

ちょっと悪知恵をくれる先輩だったり、手助けしてくれる産婆さんみたいな(実際物語では船頭や見守り役に徹するし)。





以下、私の解釈をつらつら書く



1.変わりたくない眞人とナツコ

戦時中だが暮らしには困ってなさそうな眞人。

だけど眞人はこの先の人生に興味がなさそうで、疎開先の学校も嫌、新しいお母さんも嫌、

気持ちはこれから先の「生」よりも、死んでしまったお母さん、つまり過去」に向いている。

しかし体や心は先へ先へと成長していて、ナツコや父親の「性」に触れて戸惑い、怒りを感じている。

塔への侵入が失敗に終わった後の眞人の声の低さに驚いた。

「塔への侵入を試みる=精通メタファー?」なのかな。

2次成長の強調を感じて、眞人は少年青年になりかけている状態なんだなと思った。

初期、アオサギヘ異常な攻撃性を持って接しているのも思春期のあまりあるパワーを感じたw

自傷行為は、クラスメイトへの嫌がらせではなく「こんな環境に送り込んだ父親」を責めたい面もありそう。

自分拒否しているんじゃない、周りが自分拒否しているんだ」という状態を作り出したい、

社会への拒絶を相手のせいにしたい…という受け身な心の表現のように思えた。

アオサギはそんな「社会的死を望む眞人の心の表れ、葛藤」なのかなと。

成長なんかしないでずっと自分の中にいたい!ずっと子供でいたい!みたいな願い。

眞人はずっとお母さんの子供でいたかった。

異世界に行ったのもの「ナツコを取り返しにいくぞ〜!」みたいなモチベがあったわけではなく、

ただただお母さんに会うために、流されるままにいった印象。

なんなら「お母さん=過去」に向かって、成長したくない〜〜みたいな思いも抱えながら向かっている感じ。

門をあけるのもペリカンの力だし、船をこぐのもキリコの力。

まだまだ与えられる存在の「キッズ」なんだよね。

同様に、ナツコもつわりに苦しみ、出産が怖かった。いきなりできた息子(眞人)が怖かった。

言われなきゃ妊娠中なんてわからない、母親感のない妖艶なお姉さんビジュ。

そんな、変化が怖い!変わりたくない!状態の眞人とナツコが、同じく殻に閉じこもった大叔父に導かれて異世界へ行ったのかな〜というのが物語の始まりの捉え方。


2.大人のヒミツを知ってしまう眞人

ヒミとの出会いは、「自分の中の母親像に別の面を見つける」という体験だったんじゃないかなあ。

母親元少女だったことを知る、そして少女母親になるということのヒミツを知るというか。

産屋に入る=禁忌を犯す…というのは、「性行為」を知る?とかなんじゃないかなと。

(ナツコとヤったとか、ナツコで抜いたとかじゃなく、どうやったら子供ができるか知っちゃう…みたいな)

ヒミ/ヒサコ、ナツコ、眞人は性行為を知っているか楽園から追い出される…みたいな見方もできるのかなあ。大叔父はそれを知ることを拒んだからずっと楽園にいる。

血の表現の多さや、おどろおどろしいジャムパン処女性の喪失のようにも思えたし、ジャムパンキリスト教で言うワイン(血)とパン(肉)にも思えた。

(あの食事シーンでキリストとの契約人類繁栄させ続けることを約束させられたのかな?とも思ったり。)

精子っぽい表現の多用、「命を奪う、頂く」「命が死ぬ、命をつくる」みたいなモチーフも多くて、全体的に「命の受け継ぎ」が描かれてる感じがした。

ワラワラ邪魔をする老ペリカンたちは、戦争によって死んでしまった人や今で言う氷河期世代なんかの

「そう生きざるをえなかった人々=命を繋げなかった人々」なのかなあとも思えて、

その選択や悲しみを否定する気にはならず、敵キャラだとは思わなかった。

このへんは私が出産適齢期を過ぎつつある未婚女性からそう感じ取ったのかも。

そしてこれだけ性的な印象を感じておきながら、物語全体を通して「子を産め」というメッセージだとは思わなかった。

というか、大叔父世界で作り出されるワラワラたち=精子たち?は…なんか受精しなさそうな感じがするw

殺生もせず、無垢もの加害意識を持たざるもの)の精子放出は、オナニーなんでないかい…?と。。

ナツコが「あんたなんて大嫌い」みたいに言うのは、眞人だけに向けられた言葉じゃなくて

子供を産み育てることへの恐怖、与えられる存在から「与える・守る存在」に変わらなければならない、母になることへの恐怖の表現なんじゃないかなと。

眞人が「お母さん」と呼びかけることでやや柔和な表情に変わるのは、眞人への好意ではなくて覚悟が決まったような、我を取り戻したような感じがした。

あのシーンでナツコは母になる覚悟、眞人は大人になる覚悟母親の死を受け入れ新しい母親を受け入れる、実社会と向き合う覚悟)が決まった感じ。

そういう意味ではこの物語神隠しではなくて、「ナツコの出産」の寓意でもあるのかな?


3.世界への責任に気付く眞人

13個の石の積み木が駿の作品数を意味しているとは思いもしなかった〜!(というかそんな知識なかった!)

英語12まではeleven…twelve…て数えるけど、13からはteenで数え始めるので、そういうキッズティーンの境目に留まる…みたいな意味なのかなと思って見てた。

叔父キッズにしがみついて、1から13まで積み続けるが13を超えられない(13個詰むとバランスが崩れてしまう)

知識自分想像の中だけで楽園を作り上げ、維持している。

眞人にとってのアオサギは、大叔父にとってのインコ大王なんじゃないかな。大叔父は、インコ大王と共に自分楽園に閉じこもることを決めた。

眞人はアオサギを説得し、社会と向き合うことを決めた。13よりその先の世界を作っていくことを決めた。

(この異世界聖書楽園だとしたら、キリコは蛇の側面もあるのかな…)

叔父もけして悪役とは思えなかった。

本をたくさん読んで知識理想社会への願いはたくさんあったんだろう。だけど実社会で石を積むことを選ばず、自分楽園を"理想世界"にすることを選んだ。

叔父は眞人を楽園に閉じ込めようなんて思ってなくて、世界へ送り出すことを心から喜び、希望を託しているように思えた。

このシーン、これが駿からメッセージなんだろうなと思って見ていた。

自分理想知識教養を大切に、でも自分の中だけでもなく、血縁でもなく、半径5mでもない、外の世界と折り合いつけて"よく生きてくれ"みたいな。

いつまでも誰かの作品や誰かに庇護される世界に留まっているなよ〜みたいな。

私たちはみんな14個目のブロックを渡されていて、この世界をよくするためにそれを投じる責任がある。そんなことを思った。


4.じきに忘れていく

神隠しのような、蘇りのような、胎内回りのような鑑賞体験を通して自分が感じたのは「やだ〜〜思春期追体験みたい〜〜〜」という感想

アオサギが言ったように、私たちはじきにこの感情を忘れてしまう。

だけど異世界は石のカケラと、キリコ人形を残してくれた。

成長と共に、私たち世界への意志理想希望や野望)はどんどん弱まってしまう。だけどカケラぐらいはみんな持っている。

自分が忘れても、キリコ私たち思春期を見守っていてくれた少し上の先輩)はうっすらとその青い時代を覚えていてくれる。

私たちはいつかの眞人でありナツコでありキリコなんだろうな。

この社会の暖かさと、この社会大人として生きていく自分責任…みたいなものを感じらせられて、鑑賞後はなんだかじんわりと涙目になってしまったのだった。


感想おわり

アッ…そういえばこの映画には「おわり」がなかった。たぶん。

監督から後世を生きるわたしたちに対して「社会と関わること」「命を紡ぐこと」「ものをつくること」のバトンを受け渡されてるような気がして、

この世界はおわらない、つづいてく…さぁ、君たちはどう生きるか?みたいなメッセージを感じた。(タイトルのまんまァ!!)




さいごに

この映画難しいなって思ったのは、小さな感情の動きやメタファーっぽいものバラ撒かれていて、

それらが調理されて最終的にハンバーグやらカレーになって出されるでもなく、そのまま終わるところ。

見る人は、物語カケラ自分なりに取捨選択して、頭のなかでそれぞれのストーリー調理しなければいけない。

それゆえ、ジブリや駿ファンはそれを彼らの社史や人生だと捉えるし、そうでない人は何か別のものに捉えるのかも。

(当然"カケラ"だけ渡されるわけなので「なんのストーリーもなかった…なにこれ?」となるのも当たり前。)

私は出産適齢期を過ぎつつある未婚女性なので、どうしてもカケラの拾い方や積み方にクセがあると思う。

でもそういう、「見る人によって様々なミスリードが生まれる=見る人の中にいろんなストーリーが生まれ作品」って本当に面白いと思うんだよね。

結局この映画が見せているのは映画ではなく、自分自身のような気がする。

私の勝手解釈を読んでイラだった人もいるかもだけど、もしよかったら他の方が感じたストーリーも教えてほしい!

▼楽しかった解説メモ

先人の皆さんたちの解説も楽しく読みました〜!!(ジブリいろいろ未視聴なのでほ〜そう読み取ると確かにおもろ〜と勉強になった…

https://anond.hatelabo.jp/20230714205336

https://anond.hatelabo.jp/20230716093137

https://anond.hatelabo.jp/20230715212033

2023-06-10

そりゃ守るべきものがなくヒャッハーな世の中にしたい人と家族を守りたい人では理想の世界が違う。当然だ。それが社会だ。

意見が違う者同士の議論は、義務教育でじっくり取り組む課題だと思う。

親や先生の言うことを聞け、だけでは絶対に育まれない。

2023-05-22

人類規模における理想の世界って

何なんだろう?

岸田総理は、核のない世界だというが。。。

アメリカ閣僚は、人間労働から解放される世界だというが。。。


俺は、もしかしたら今が理想の世界なのかもしれないと思うのだよ

2023-03-18

anond:20230318214612

もっともらしく言っている

or

理想の世界が描かれている

or

創作物人物になりきる楽しみ

or

創作物世界しか知りようがない

ありがちなパターンだと、現実を元にした創作物はどこまでが現実で、どこから創作なのか線引きがないから、ひっくるめて真実と思いこむパターンは多いな。例えば、三国志演技を知ってる人は多くても、正史を知ってる人はそこまで多くないから。

2023-02-22

「公平(フェア)である」というのは想像よりもずっと高度な技術なのかも知れない

賢い人にとっては当たり前のことなのかも知れないが、私は最近になってようやく気付いた。

そもそもの発端は周囲にいるアンフェアしか言いようがない人間思考について様々な考察を重ねたことにある。

とにかく奇妙なほどに身勝手人種がいて、それでも彼らと何とか交流して仕事を進める必要があるために、その生態について推理する必要があったのだ。

彼らは子供のように駄々を捏ねているだけなのをさも「自分の正当な主張が通らない。不当な権力勾配や多数決原理に苦しめられている」と言わんばかりに主張するのである

我田引水を主張し合うことを社会の基本構造と捉える、アメリカ式勘違いしたような世渡り術なのかと思ったが、どうもそもそも自分の状況を理解していないようなのだ

我田引水という慣用句世界観を流用すると、他人が共有水路の水を使えば自分田んぼの水が減ることは認識できても、自分が共有水路の水を使うことで他人田んぼから水が減ることが認識できないようなのである

単に近視眼的と言えばそれまでだが、近視眼なりに他者自分と同じ状態になっていないか想像することが出来ないのだ。

他人自分が両者にとっての赤の他人から見れば等しく同じ重さであることが想像できず、自分にとっての自分自身の重要性を他人から見た自分に対しても平気で適用し続けている所がある。

これこそがまさに「世間はお前のママじゃない。お前のママみたいにお前を特別扱いしたりしない」という奴なのだろう。

自分の両親が自分特別扱いしてくれたのを、人生のあらゆる所で繰り返し、その面倒臭さから大目に見てもらってきた日々を成功体験とし、自分は常に特別扱いされるのが当たり前だと信じている永遠プリンセスなのだ

こういった身勝手クソ野郎共を「ただのバカ」で終わらせるのは簡単だし、実際彼らはその分野において明らかにバカなのだが、ソレ以外の分野においてもバカかと言うと意外とそうではない。

十二分な経歴と思考力を持った人の中にも、このような自己思考回路を世渡りのためのロールプレイでもなく本気で正しいものと思っている狂人が混じってくる。

ある種の得手不得手として、自分が公平に振る舞えているのかを客観的想像する能力があるようなのだ

そう考えてみるとこの能力は意外と奥が深いことに気づく。

自分特別扱いしない客観的発想

自分価値基準絶対化しない多様な価値基準

他人の側に立って状況を考える想像

人間が陥りがちな思考の癖に関しての知識

複数の重み付けが絡み合った状態計算するだけの思考メモリ

自分過去にした発言を振り返れるだけの記憶

個人認識している世界には歪みや限界があることを理解するだけの思考

「出来るやつは幼稚園の段階でもなんとなく出来るだろ。出来ないやつは小学生未満のカス」の一言で終わらせたくなってしまうのをグっと堪えて考察を深めると驚くほど多様な前提能力を要していた。

「公平であるかどうかを考える」というのはこれらの能力の掛け算に寄って成立しており、どこかにボトルネックがあるとそれだけで一気に習得が難しくなる。

ただこれらの能力の多くが知識獲得によるブースト可能であるため、生まれつきそれらの能力が弱くても学習意欲や偏りのない好奇心があればいつの間にか習得できてしまう。

逆に言うと、勉強が嫌いで特定分野に対してだけ強い興味をもつような人間として産まれしまうと、まともな共感能力を持つこともないまま一生を終えかねないのだ。

しかたらこ世界にある「人格破綻しか思えない言動」も、大抵の場合は「特定能力ボトルネックがあることによって、それに関連する思考に至ることが出来ていないだけ」なのではないか

そう考え出すと途端に恐ろしくなる。

ぶっちゃけしまえば、生まれつき知能に関する能力バランスが悪い、ないしは知能に関してあらゆる面で劣っている場合、本人の意思とは無関係人格破綻者としての道を転がり落ちるということじゃないか

こんなに恐ろしいことがあるか?

私はどこかでノートルダムの鐘のような「グズでのろまに見えるが、心はきれいな人物存在する」という物語を何処かで信じていた。

だがそうではないのだ。

知能が低いものは、人生において一時的に極めて優れた人間性を見せることはあるかも知れないが、その知性の低さゆえに何が正しいのかを判断する能力をいつ失ってもおかしくないのだ。

公平とは「天秤を正常に傾かせることが出来る」という状態なのだが、この重み付けは簡単ではない。

身近なもので天秤をモチーフにしているものと言えば裁判所があるが、あの中でメインキャストとして働くために求められる頭脳労働能力の高さたるや。

だが、「あらゆるものの重み付けを正しく行う」ということを目指せば、自然とあれだけの学習が求められてしまうのだろう。

地獄だ。

「身勝手自分の都合や価値観を押し付けずに公平に物を見るだけのことがなんで出来ないの?」という私の今までの思考もまた、その難易度の高さに対しての無自覚から来ていたに違いない。

まり、私もまた誰かからみてひどく不公平ポジショントークを繰り返す異常な人物として映っていた可能性があるのだ。

なんてことだ。

ただ誠実にフェアに生きていくというただそれだけのことがなんでこんな難しいんだ。

「こうあって欲しいを押し付け理想の世界」と「人間の思い通りになんて全くいかない現実世界」の乖離が激しすぎる。

2023-02-19

anond:20230219151825

漫画を80ページも描けるなんてすごくない?理想推しカップリング生活をずっと描いける人生でありたかった。

原作が終わって立って推しカプの人生はずっと続くのだからあなたはそれを描いたらいいじゃない。

自分にとって理想の世界を描いて生み出せるのって素敵なことだと思いました。なんなら余暇もっとストーリーや絵の描き方などの創作テクを磨いたっていいんじゃない

自身パートナー選びのことは二次創作と別の軸で考えなさったら。それはそれこれはこれで。だいたい現実少女漫画みたいな美しい大恋愛をしてる人なんてそんなにいるのかしらね

そうやって考えると相手の方のこともフラットに見れるようになって悪いところばかり目につくこともなくなるのではないかな。

とりあえずクチャラーは指摘していいと思います。(お相手の方のためにも。)

2023-02-16

anond:20230216221901

何が言いたいのかよくわからないんだが学問は体系を組み立てて最終的には真理を追求するためのものやろ

数学数学という体系の中でほとんど完璧に無矛盾に成り立っているものの一つ その世界ではそう、ではなく公理系では普遍の真理だ

工学理学人類可能範囲内で無矛盾に体系立てて理屈を整理する試みだし広く一般的に成り立っていることが期待されてる

理想のために結論を捻じ曲げるのはどの分野であっても忌避されるものだし、理想世界のために体系そのものを捻じ曲げているのならそれは科学ではない

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