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2021-07-12

アニメとは特に関係のないシティポップの再評価

なんかブコメがいっぱいついてるけど、この記述はいただけませんね…。これはほとんど偽史歴史改竄の類ですよ。

それはすべてアニメゲームライトノベルを筆頭とするおたくカルチャーに付随して流行したものだ。

40歳以上のおたくカルチャーを毛嫌いしている人が多い世代には理解しがたいかもしれないがそれ以外に原因はない。

Vaporwaveもシティポップも全部海外オタクカルチャーに興味があったり、オタクの人が広めたものだ。

https://anond.hatelabo.jp/20210710124113

そもそもvaporwave〜future funkで参照される日本シティポップ楽曲代表(たとえば『Plastic Love』、山下達郎『甘く危険香り』『Sparkle』、杏里『Remember Summer Days』など)とオタク文化との接点の薄さを考えれば、元増田の主張の信憑性が乏しいことはすぐわかると思います

海外でのシティポップ評価前史

まずシティポップの再評価についてです。日本シティポップは、海外の一部AOR好事家には20世紀から注目されていました。特に山下達郎吉田美奈子竹内まりや角松敏生-杏里ほかは、リズムセクションの黒さがエアプレイ向きな上に、和物ならではの楽曲の構築感(複雑な進行)に独特のエキゾチシズムがあって、2000年からJ boogieとかJ rare grooveって名前がついて評価されるようになりました。これはvaporwave云々の流れとは別の話です。日本GSグループサウンズ)にも昔からマニアがいて、海外では結構高値取引されてるけど、それと同じような現象ですね。

vaporwaveのアングラ

次に、そもそもvaporwaveとは何なのか、ですが。以下の記事にあるこの要約は、端的だけどとてもわかりやすいと思います

存在しない夢想バブル時代1980年代ネタをとにかくサンプリングカットアップや回転数を落として、ありえない1980年代表現した音楽ジャンル

https://note.com/myumafkd/n/nab12db7e40ca

この「存在しない夢想の」とか「ありえない1980年代」とかって感覚は、vaporwave系をリアルタイムで聞いてた人以外にはなかなか伝わらなくていつもモヤモヤするんだけど、vaporwaveは決して「埋もれてしまった良質な音楽を取り上げて、もう一度光を当てました」みたいな単純な再評価ムーブメントではなかったんです。あえて言うなら、皮肉っぽさ、諧謔性メタ性、対象を突き放しながら愛でる感じ、などがvaporwaveの肝でした。たとえば東芝EMIEmotionビデオのオープニングロゴもSparkleの輝かしいイントロ2010年代には壮大な冗談しかならないけど、でもこの時代錯誤感がいいんだよね…というような複雑な味わい方ですね。

そういう捻りを加えたミックスが、reddit4chanマニアックな裏路地で、人知れず生産され、密かに鑑賞されていたわけです。この頃は、そもそも著作権関係が真っ黒だったので、vaporwaveは決してメジャーシーンには出られないだろうと思っているリスナーが多かったと思います。そういうアングラムーブメントが、一部がFuture Funkに移行したり、アーティストとしてオリジナル曲を出すようになったりして毒気が抜けていくのと歩調を揃えて、徐々にオーバーグラウンド文化になっていったんですけど。

vaporwaveでのシティポップの取り上げ方

で、vaporwaveとその後継たるfuture funkでシティポップがよく取り上げられてたのは、シティポップがvaporwaveのレトロフューチャー的な世界観リンクしてたからなんですね。だから、単にサンプリングするだけじゃなくて、何らかの形で批評的・破壊的な引用をされていた。具体的には、リヴァーブをガンガンかけたり、コンプをかけたり、ノイズを入れたり、回転数を引き延ばしたりして、その喪失性や虚飾性が際立つような音響処理がされてました。エキゾチシズムと回顧と皮肉こそがvaporwaveの真骨頂で、そこにぴたりとはまるパーツがシティポップだったんです。だからvaporwave=シティポップ再評価みたいな雑な認識を読むと「結局日本スゴイかよ」と言いたくなる人の気持ちもわかります

vaporwaveとアニメの結び付き

vaporwaveの前身といえるseapunkでも、2011年頃の初期vaporwaveでも、アニメネタは主流じゃなかったです。一番使われてたのはメガデモwindows95amigaラインアート、粗いポリゴン椰子の木、TVCM、RGB情報が潰れたVHSビデオ動画などのコラージュ、(多くの制作者・消費者には読めないエキゾチック言語としての)日本語表記などなどじゃないかな。つまりオタク文化を参照してはいたけど、その多くは、アニメよりもコンピュータゲームなどの方に寄ってました。こういう経緯は、木澤佐登志氏が何度かvaporwave小史を書いていて、vaporwaveを理解するには一番バランスが取れた内容だと思っています

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59738

で、vaporwave界隈の映像アニメから引用が増えていくのは、後期〜Future Funk以降の話なので、シティポップへの参照の方がアニメの参照よりも先行しています。その点で、以下の増田自分認識は一致してます

おそらくvaporwaveから派生したfuture funkに対する影響のことを言ってるんだろうけど

future funkにおいてもジャンルから有名になったアーティスト(Night TempoミカヅキBIGWAVEとかのピンクネオン東京周辺etc.)

が多用しただけであって元々ジャンルとしてはシティーポップと呼ばれる音楽のほうがアニメよりも先にモチーフとして使われている。

元々vaporwaveは曲名等で変な日本語や全角アルファベットを使っていて

これはvaporwaveのニューエイジ茶化す側面のためにねじれた東洋感のモチーフに使っただけだと思う。

https://anond.hatelabo.jp/20210711135919

シティポップと街の関係

日本シティポップなんてあるのかね?

しいて言えば「東京は夜の7時」か。

あれはシティだわな。でも、日本人はあまりティであることを売り物に音楽活動はやってないと思うよ。

有楽町で逢いましょう」とかは、ポップじゃない。

https://anond.hatelabo.jp/20210710192009

70年代から80年代初頭のシティポップ(ス)って言われてた音楽「街」のことばっかり歌ってました。山下達郎吉田美奈子荒井/松任谷由実竹内まりや大貫妙子EPOも、みんな消費文化の極みともいえる当時の東京で生きる事への自負と強迫観念と焦燥と疎外感があったんでしょう。彼らの歌には、具体的地名を伴わない、抽象化された「街」この街」「都会」「ダウンタウン」などの言葉歌詞の中にバカスカ出てきますが、これはほぼ全部東京ことなんです(海外行って本格ファンク/RandB路線に転じた後の吉田美奈子は除きます)。シティポップ(ス)の名前伊達じゃないですね。

オレたちひょうきん族』がオープニング・エンディングシティポップを盛んに使っていたのも、今にして思えば、テレビ業界芸能界の内輪の目線を悪ふざけしながら曝露するという切り口が、虚飾の栄華に満ちた消費都市としての「東京」象徴しているようで、まさにvaporwave的な世界観体現する繋がりだなと思います

2009-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20090505055827

こちらこそ、いろいろ愚痴につきあってもらってスミマセン。

どちらに転んでも、難しい問題ですよね。

これって小説ならいわゆる編集作業であって創作とは通常はみなされないですよね。

それは確かに、そうなんですよね。ただ、その観点(編集者のセンス・出版社の構成/校正センス)

でもいろいろ議論はありますし、日本だと青空文庫さんなんかが先行的な深い議論をされていると思います。

それからクラシック畑の楽譜なら「○○版のコレコレという楽曲」という表現をするものも

ありますので、多少は編集者創作を加味されるのかもしれません。

といっても、ゲージツ的手書き譜の時代と、電算写植... もとい、DTP入稿の時代では、

重み付けも全然違いますが。

コピー機の普及によりもはや民間企業がやれることではないのかもしれませんね。それこそ元増田の言うように国立の音大や国会図書館がやるべきことなのかもしれません。うーん、でもそれも違う気がするなあ。

19世紀までの楽曲は、そういうスタイルも1案かもしれませんね。

吹奏楽の場合で、かつ特殊ケースにはなりますが、吹連が売ってる(権利を持っている)課題曲・楽曲は、

基本的には在庫が尽きるまでは原譜を販売、在庫終了後も権利者認定のコピー譜を販売、という

スタイルだったかと思います。

PDF配布なんかも普及してきましたし、昔のように在庫や原板の保管の障壁も下がってきていますので、

「権利者(or相当者)認定のコピー譜」という制度が普及してきても、いいかもしれません。

(追記)

というか、個人には大きすぎる・民営会社には少しキツい問題なので、

ほんとは真っ当な「権利者団体」が、利用者・著作権者・出版社のそれぞれに、

損は少なく得できる方策を提案すべきだと思うのですが、JASRACがなぁ...

DVD/CD-R/HDDであんな議論されちゃ、そのうち「コピー用紙にも楽譜コピーできるんだから」

などと言い出しそうで怖いです。ってか、コピーするのが前提かよ!みたいな。



お話も尽きませんので、いったんこんな感じで。

http://anond.hatelabo.jp/20090505065159

それもおっしゃる通りで。基本的には、著作権出版社譲渡...

つか、国内は基本的にJASRAC譲渡で、しかも取り返せない形になるんでしたっけ。

あと出版社も(在庫リスク付の)商売ですから、確かに出版社が力を持つのは

仕方ない側面もあるとは思います。

東芝EMIが、同じ内容のCDを数年毎にパッケージを変えて再版してるのを見て、

最初は「セコいなー」と思っていたものの、最近在庫調整&継続販売のためには

仕方がないのかなーと同情に思えてきたり、

NSBの旧版がde Haskeあたりで再出版されてる様子を見て、

国内版で出してくれないのもなんだかなーと思えていたのが、仕方ないなーと思えたり、

そんな気分になることに、年を取ったなーと思う今日この頃です。

2007-09-09

著作権についてここ数年の歴史をまとめてみる

ここ数年,いわゆる著作権に関する議論がネット上の各所で行われており,

その様相は混迷を極めている.

そこで,この日記では,著作権関連の議論がわき起こった経緯と変遷,

および現状についてのまとめを行い,著作権にまつわる議論についての概観を把握することを試みる.

日本インターネットが登場したのは,1980年代の半ばから後半である.

東京工業大学の助手であった村井純(現・慶應義塾常任理事)率いるメンバーはJUNETを作り上げ,

それらのメンバーが中心となったWIDE Projectが,日本へのインターネット導入を推し進めていった.

草創期こそ,インターネット社会への浸透はゆっくりな物であったが,確実に広まっていった.

インターネット登場からしばらく後の1995年NTT東西がテレホーダイと呼ばれる,定額制接続サービスの開始を始めた.

従来まで,エンドユーザにとって,インターネット接続は従量課金方式しか選択肢がなかったが,

定額制接続サービスの登場は日本インターネットに大きな追い風となった.

テレホーダイの始まった1995年代以降から既に,インターネット上に違法ソフトや違法MIDIファイル

違法MP3ファイルを配布するサイトが散見していた.

楽曲に関して言えば,1995年頃の日本においては,MP3はほとんど無くその大半がMIDIファイルであった.

そのMIDIファイルも違法とはいえ,本当に音楽の好きな者が趣味で作成した,同人的なものがほとんどであった.

しかし,その数年後には,楽曲の違法配信の主流はMP3へと移り変わっていく.

1997年,NullSoftは当時におけるMP3再生ソフトの標準とも言える,Winampリリースし,

その1年後の1998年には,フリーMP3エンコーダの代表と言えるLAMEの開発が始まっている.

MP3の普及には,これらMP3プレイヤフリーエンコーダの登場が背景にある.

(http://en.wikipedia.org/wiki/Mp3)

(http://ja.wikipedia.org/wiki/LAME)

一方,1990年代の中盤から後半にかけての日本音楽シーンは,盛況を極めており,

ミリオンセールスが当然といえる状況が続いていた.

参考までに,1990年代後半のCDセールス状況と,2006年前後セールス状況をいくつか記す.

ただし,売り上げ枚数は100万枚以下四捨五入した.

1990年代

globe / Departures (1996) - 累計売上229万枚 (オリコン)

(http://ja.wikipedia.org/wiki/DEPARTURES)

華原朋美 / Hate tell a lie (1997) - 累計売上106万枚(オリコン

(http://ja.wikipedia.org/wiki/Hate_tell_a_lie)

宇多田ヒカル / Automatic (1998) - 累計売上206万枚(オリコン

(http://ja.wikipedia.org/wiki/Automatic/time_will_tell)

モーニング娘。 / LOVEマシーン (1999) - 累計売上165万枚(オリコン

(http://ja.wikipedia.org/wiki/LOVE%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3)

2006年前後

KAT-TUN / Real Face (2006) - 累計売上105万枚(オリコン

(http://ja.wikipedia.org/wiki/Real_Face)

レミオロメン / 粉雪 (2005) - 累計売上85万枚(オリコン

(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%89%E9%9B%AA_%28%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%B3%29)

倖田來未 / 4 hot wave (2006) - 累計売上39万枚(オリコン

(http://ja.wikipedia.org/wiki/4_hot_wave)

それまでは,Webを利用したMP3ファイルの配布など,比較的細々とした配布が主だったが,

1999年Napsterの登場により,その様相は激変した.

NapsterP2Pネットワークと呼ばれる技術を基礎とした,分散型のファイル共有ソフトウェアである.

このソフトを利用することで,非常にたやすくMP3ファイルの交換を行うことが出来るようになったのだ.

しかしながら,登場してすぐの1年後には,Napster開発元のNapster社は全米レコード協会から提訴されることになる.

Napster社が提訴されてからも,しばらくサービスは続いていたが,2000年7月にNapster社が敗訴しサービスは停止した.

サービス停止後はWinnyなど別のP2Pファイル共有ソフトウェアに,その立場を譲ることになる.

なお,Napster現在,Roxio社に買収され,合法の音楽配信サービスとなっている.

ちなみに,2000年のオンラインソフトウェア大賞は,フリーMP3エンコーダである「午後のこ〜だ」が受賞しており,

この事実からも,MP3流行が読み取れる.

(http://ja.wikipedia.org/wiki/Napster)

(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%88%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%81%93%E3%80%9C%E3%81%A0)

(http://www.nmda.or.jp/enc/fsp/sjis/osp2000.html)

Napster等のファイル共有ソフトウェア原因かどうかは明確に分からないが,

このころから音楽業界の売り上げが世界的に低迷することになる.

当然,音楽業界音楽CDの売り上げ減少の理由を,インターネット上の不正利用に求めた.

その結果2002年に,AvexソニーBMG東芝EMIなど音楽レーベル各社は,

コピーコントロールCDCCCD)の導入に踏み切ることになった.

CCCDの導入は,音楽レーベルアーティストユーザを含む大論争に発展したことは記憶に新しい.

例えば,CCCD導入が原因による,アーティストからの音楽レーベル契約解除,

ソニーBMGrootkit問題に代表される,ユーザ音楽レーベルの対立など,様々な社会的な問題も引き起こしていった.

CCCDに関する議論・問題は非常に多くあり,全て取り上げることは困難なので,詳細はWikipedia等を参考にされたい.

(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%ABCD)

(http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20090811,00.htm)

2005年頃になると,CCCDリリースしていた音楽レーベルの一部はその有効性を疑問視し,

CCCDの利用を撤廃する方向に流れていった.

一方,このころ,アメリカ合衆国ではYouTubeとよばれる,動画共有サイトが登場しだした.

YouTubeサービス開始間もない2005年の12月にはすでに,NBCの人気テレビ番組である,

サタデー・ナイト・ライブNBCの許可無くアップロードされていた.

当時のYouTubeアメリカサイトであり,言語も全て英語であったが,日本からの利用も非常に多かった.

しかしながら,著作者の許可を得ずにアップロードされたコンテンツも非常に多く,

権利者の多くからは問題視されていたのも事実である.

多くのコンテンツが権利者に無断でアップロードされる中,2006年6月,

ついに日本の権利者からの依頼が理由で削除された動画が確認されている.

(http://www.youtube.com/watch?v=R-fjqo3dNhg)

(http://ja.wikipedia.org/wiki/Youtube)

(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/681572.html)

これと関連した事項として,2000年代前半から現在にかけての日本における,

テレビ放送のアナログ放送からデジタル放送への以降とそれに絡む問題がある.

デジタル放送の開始当時は,通常放送にはデジタル著作権管理(DRM)は適用されていなかった.

しかしながら,デジタル放送を録画したビデオテープが,インターネットオークションで出品されているのを問題視したテレビ局は,

2004年4月5日から,全ての放送に対してDRM技術のを用いたコピーコントロールを適用した.

デジタル放送DRMは,B-CAS社が提供するB-CAS方式を用いて行われており,

原則,私的利用であっても複製物からのコピーを一度しか許さないという,非常に厳重なDRMである.

コピーワンスは,ユーザHDDレコーダなどの製造メーカからの批判が非常に強いため,メーカなどからは,

9回までコピーが出来るコピーナインなど,より緩いDRM方式なども提案されている.

しかしながら,現在の処,前述したYouTubeなどの登場も受け,コピーワンスが変更される見通しがあるとは言い難いのが実情である.

B-CAS方式,コピーワンスについても,様々な議論が行われており,ここで全てを取り上げることは困難なので,

興味のある方はWikipedia等を参照されたい.

(http://ja.wikipedia.org/wiki/B-CAS)

(http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0511/21/news003.html)

(http://www.phileweb.com/news/d-av/200708/11/19076.html)

こうして,著作者と違法利用者のいたちごっこが続く中,

日本における著作権法は改正されていき,徐々に罰則が強化されていく.

2006年には,違法コピー等に対する罰則は,最大で,10年以下の懲役,又は1000万円以下の罰金に引き上げられている.

なおここで参考として,著作権法違反とその他犯罪の罰則の比較を載せる.

著作権法違反 - 10年以下の懲役または1000万円以下の罰金もしくはこれらの併科

窃盗罪 - 10年以下の懲役又は50万円以下の罰金

強姦罪 - 3年以上の有期懲役

強盗罪 - 5年以上の有期懲役

殺人罪 - 死刑または無期もしくは五年以上の懲役


これに加え,近年,著作権保護期間の延長も叫ばれている.

現状,日本での保護期間は著作者の死後50年と著作権法で決められているが,アメリカ合衆国では死後70年となっている.

アメリカ合衆国保護期間は,もともとは,もっと短いものであったが,

ウォルト・ディズニー社の保有する著作物ミッキーマウス」の保護期間がすぎようとするたびに,保護期間が延長されるよう法改正されきた.

この延長にウォルト・ディズニー社が絡んでいるかは明らかにはなっていないが,

状況証拠のみでアメリカ著作権法は「ミッキーマウス保護法」と揶揄されている.

現在著作権保護期間延長問題について,広く意見交換・議論が行われいるものの,議論は水平線を辿っており問題の解決には至っていない.

(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E3%81%AE%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%9C%9F%E9%96%93)

ここで,参考までに,著作権およびその他知的財産権保護期間について,列挙する.

特許権 - 出願日から20年

実用新案権 - 出願日から6年

意匠権 - 設定登録日から15年

商標権 - 設定登録日から10年 (更新可)

著作権 - 著作者死後から50年


YouTubeなど新たなパラダイムの登場は,非常にイノベーティブなものであるが,

一方で,従来の権利者を混乱におとしいれている.

今後も議論は続くと予想されるが,各々,著作権法の冒頭に記されている一文を決して忘れずに議論を行ってくれることを願うばかりである.

(http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html)

著作権法より抜粋

第一章 総則

第一節 第一条 通則

この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、

これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

 
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