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はてなキーワード: 斎藤とは

2024-04-24

   数学的帰納法はそれ自体が光殺法なんだよ。それも知らないとは可哀想な奴。 数論でも組み合わせでも、これで出来る場合がある。詳細は宮地先生とか斎藤先生質問しないと

  分からないが、カールソンの概収束定理定理であって驚愕されるものにすぎない。証明とは違う。証明スマートに実行されていて、凄いところはどこにもない。

   複素数デカルト座標の座標を決定してしかも回転させられるなどするが、これは、驚愕の一要素から出ている技術であって、驚愕のものであるかどうかについては争いがあるしまだ判明していない。

    

2024-04-20

   興味がない者に対してどうやって好悪の前者の感情が成立するのか理解できないという他がない。 やはりそのかたちをするしかないのだろうか?

                                                                結論構成する理由

        興味がないかそもそも見ていない         好             悪

            斎藤秀司               ×             〇                 意味不明目的のない授業の垂れし。

                                                        幼稚で臭いし何の参考にもならない。

          8000円の黒の自転車          ◎                           もう2年乗り回している。

            笹目橋                              ×

            秋ヶ瀬橋               ◎

            小島博史警視総監                        ◎               新聞に載ってるだけの意味不明な糞

            品田幸男                            ◎             くそまらん決定文の理由

             おぺち               ◎                            Twitterを見る限りでは、というだけ。

             ぺこーら               ◎

            彦田まり恵                            ◎              ゴミ

            健康管理小島            ×             ◎              経過票に相当悪いように記録している。

             乙黒                                        まだ見てないし見る気もない。

             高橋                              ◎

             宮脇               ◎

             中谷               ◎

             立野玄一郎            〇

             木田

2024-04-13

数理談話

日時: 2024年4月12日(金) 16:00-17:00

会場: ハイブリッド号室(大学院理科学研究科 大講義室+zoom

演者

斎藤 秀司 氏(東京大学大学院理科学研究科)

講演題目

フェルマーの最終定理

© 2024 東京大学大学院理科学研究科 ビデオアーカイブプロジェクト

  講演題目

    フェルマーの最終定理は、 x^p+y^p=z^pには解がないという定理として確立したもので、不定方程式素数という一見無関係ものの間を統一する定理である

  しかし、不定方程式に対する解の不存在性は、無限降下法の他に、まどろっこしい方法しか知られておらず、初等数学界では、どのようにしたらいいのかが知られていない。クンマーのイデアル理論は、z^p-y^pを因数分解して迫る理論であるしかし、それによっても、全部を解くことは出来なかった。1つの考え方として、国際数学オリンピックの問題作成者、解答作成者たちに解答を求めるという方法もあるが、

  東京大学を含む学会では、そのアプローチを試みた者は誰もいない。そこでこの講義では、高校生向けに、なぜこの問題が解けないのかの様々な理由を紹介することとしたい。

2024-04-09

   フェルマーの最終定理が最終と言っているのはその定理自体が最高であってそれ以上のものがないかになんで神がこんな初等的で小学生でも扱える問題について証明を用意しなかったのか

  分からないが幾何学者で有名のポールエルデシュによれば、整数論の中でもどうでもいい問題で取り組む価値がない、興味がないというのが言明だった。

   しかし、n≧3で、適当整数のn乗はに、 2つのべき乗に分けることができないというのは、孤立した骨董品でというのはまだ答えがない。

  有名な2ちゃんねらーによると、 「違うぞ、頭が悪いからだぞ」という見解も出ている。それゆえなんでこの問題が出来ていないのかはまだはっきりした答えが出ていないが、バカしかいないか

    バカを騙すためだと最初結論でいいことになっている。なお、さいたま県の女性によると、 解く必要性がないか証明がない、 2説は沈黙、ということになっており、

  はっきりした答えがなく、東大総長理工学研究科藤井輝夫や、整数論で有名な斎藤秀司からも明確な答えはない。

2024-04-07

はてな匿名ダイアリーユーザー増田と呼ぶのがなんかめっちゃ嫌いで、普通に私は増田じゃなく◯◯なんですけど……って言いたくなる

名前くらいで特定なんかされないし、特定された所で別に……って感じだけど、マイナー名字からなんか憚られる

高橋とか斎藤とかなら言ってたと思う

2024-03-09

  実を言うと小橋輝彦がクソと指定している場所で歌を歌って満足したら近くにあるトイレでクソをすることしか出来ない。そういうときはかなり積極的にままがトイレにいくような指令が出るし

  拭いているときもかなりママが拭いているという気がする。それをしていたり、斎藤先生から、食べたら寝なさいという指令が来るうちに、よく分からなくなる。

   LIFEに買い物に行っているときは誰からの指令もないように思う。デリルヘに関しては誰も指令を出していないし、自分気合を入れて意匠を作ってから行ったら成功

  何も考えないで言ったら失敗したという経験則がある。

2024-02-27

AIどもが語らないAI欠点コンテキスト不足

――斎藤さんの絵は構図も印象に残ります。僕が好きなのはラブライブ!スーパースター!!』の声優ユニット、Liella!の2ndライブツアーの絵で、傑作だと思います

斎藤:もともと一枚絵を描くことに苦手意識があるのですが、いざ描き始めるとき時間を考えるようにしていますアニメーションの中では強制的時間が流れますし、漫画もページが進むと時間が流れますよね。でも、イラストは1枚なのです。その中にも僕は前後時間を盛り込んで、描かれたキャラクターがこれまでどんなやりとりをしてきたのか…… と、枠外を想像できるような内容を描くことが多いです。

[ラブライブ!プリキュア手がけるアニメーター斎藤敦史 キャラを魅力的にするデザイン論|Real Sound|リアルサウンド ブック](https://realsound.jp/book/2024/02/post-1581975.html)

あいつら絵が書けない上に審美眼が1ミリも無いことがミエミエで笑っちゃうんですよね

AI絵が既存ハイクオリティイラスト全てを代替するだろうと勘違いしてやがる

実際はAI絵にコンテキスト(枠外)が無いのが最大にして覆せない欠点 一枚絵は最も総合的な技量必要な分野だから

でも反AIには指摘できない

想像力が毛ほどもないから枠外を想像できず、それがAI絵への恐怖に繋がってる

AI絵と人力絵が一緒に見えるほどだもんなあ ひでえ脳みそ

2024-02-19

例のたまげた人ってもう亡くなってたんだな

この人の発言次第では今のネット文化は全く異なるものになっていただろうな

斎藤章児・元立大監督死去 元日ハム多田野指導

[2019年4月4日18時32分]

https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904040000677.html

anond:20240219152258

いやー義元生きてたら三河今川側だっただろうし、当時ノッブは斎藤とも揉めてたし信玄も甲相駿三国同盟優先して信長に近づくことはなかっただろうし割と詰んでる気がする

頼るとしたら浅井

anond:20240219145759

斎藤義龍六角と組んで浅井を攻めていたらしいからノッブがいないなら浅井朝倉vs六角斎藤で手一杯だっただろうから尾張今川のものになる?

もし今川義元桶狭間で死ななかったら

確定事項

起こりそうなこと

よくわからないこと

このシナリオエンディング

2024-02-08

所得上限を設けて再分配って、そこまで批判される事か?

ちょっと批判的なコメントが多くて驚いている。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/times.abema.tv/articles/-/10090085


というよりガッカリだよ、お前らヤフコメの奴らと同じだな。

金持ち課税しろって話題になると、なぜかみんな富裕層経営者視点成功者の超高額報酬は当然と言う。

そいつらに搾取されてる側なのにな。


お前ら会社社員経営視点求めるの嫌いじゃん。

これも同じじゃね?(少し違うか…)

特権階級が国の実権を握っているのに、それに対して庶民所得上限を設けたら国が産業が発展しないとか言って。


そもそもお前ら庶民はいくら頑張っても1億円稼げねえだろ。

だったら庶民らしく意地汚く金持ちを妬み奪い取れよ。

革命しろよ。


あっそれは無理か。

革命とかってブルジョワ階級の人が先導するイメージだし。

その点、斎藤氏には適性があるんじゃないか

ただ、共産主義は駄目だ。

統制型の資本主義よろしく


革命うんぬんはさておき、

私は前提として共産主義脱成長も反対だ。

でも、これと所得上限の設定は両立するだろ。


いきなり1億円の所得上限でなくても、段階的に昭和の超絶所得税なみに1億円以上は75%みたいにすればいい。

事実上所得上限だ。

ついでにキャピタルゲイン所得に含めればいい。

分離課税20%とかおかしいだろ。

お前らの大好きな累進課税だぞ。


そんでもって、社長給料株式込み)は平社員の平均年収20倍までとかにする。

そうすると社長自分給料を上げるため社員給料を上げる。

みんな大好きインセンティブ


所得制限制限があると産業は成長しない?

1970年代所得税の最高税率は75%(所得区分8000万円超の部分)住民税を合わせた最高税率はなんと93%!

それでも高度成長期1955年1973年)だったぞ。

まぁ人口ボーナス勝手に成長しただけだけど。

だったら、今さら所得上限を制限しようがしまいが人口増えないんだから成長しないっしょ。


富裕層海外に逃げる?

だったら逃げたやつらは日本入国の際に高額な入国金をかせばいい。


抜け穴抜け穴言ってる奴は、抜け穴がふさがれば文句ないのか?

今後、国が紙幣じゃなく電子マネーを発行して、AI監視させれば大半は解決するだろ。


なんなら、足並み合わせて資本主義国同士で一斉にやればいい。

無理だけど。


富裕層が可哀そう。

だったら、インセンティブとして名誉公共機関特別待遇医療費無料ディズニーアトラクションフリーパスもつときゃいい。


とは言っても、年収1億円の富裕層23,000人)から超絶累進課税で金を徴収しも多くて年間数兆円。

1億人の庶民にばらまいても数万円程度…たかがしれてる額だ。

でも、少子化対策に数兆円を使えるのだとしたら…

大学完全無償化 3兆。

出産したら一律1000万給付 8兆。


もし、私が貧乏だったら自民党には入れないし再分配の強い党に入れるだろう。

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-17

日本将棋連盟は「棋譜著作物はある」を主張して欲しい

「なるほど棋譜著作物だ」と思ったのは山口恵梨子女流二段が以下のようにワイドショーで語っているのを聞いたとき

将棋って、けっこう強くなるにつれて、見えてくる世界が変わってくるんですよ。

私たちこれ物語みたいにけっこう見えていて、その自分の作ってるストーリー相手の作ってるストーリーをつなぎ合わせて一つの本にするみたいな感じのイメージです。

なので強い人が見えてる世界と私とかが見えてる世界将棋知らない人が見えてる世界全然のものが見えてるんですよ、木なんですけど、ただの。

棋は対話なり。二人の棋士が死力を尽くして一つの物語を紡いでいる。その結果として残る棋譜著作物でなかったらなんなのか。

第4回ABEMAトーナメント チーム稲葉VSチーム斎藤の最終戦久保九段と都成七段の熱戦。

観た人すべてが感動すると言われる一局でした。

都成七段が投了したとき、その心情が痛いほど伝わり、勝者も敗者も解説聞き手視聴者も、誰も声を上げることができませんでした。

試合後のインタビューで勝った久保九段は以下のように語りました。

一生懸命やってるんだぞっていうのが

将棋生命を賭けてるんだぞっていうのが

棋譜で見せられたんじゃないかと思うので

その点では良かったかなと

棋士が命を賭けて残す棋譜。それが著作物でないとしたらなんなのか。

棋譜著作物でないが、「日本語という普遍的文字を並べたもの」や「普及しているキャンパス一般販売されている油絵の具をのせたもの」を著作物として保護するのはどうしてなのか。

一手、一手、たとえば初手7六歩を著作権保護してはいけないけど、それらが連なった一局は、棋士が命を賭けて紡いだ物語であり、著作権保護すべきと考えています

2024-01-08

anond:20240105205026

メジャーな悩みじゃないなら、列記されて無くて当然だと思う。あと、病院って「病状に対処」するとこだから、なんていうか「なにかおこったあと」の人に強いんだけど(対処)、起こる前の人(予防)には弱い。そこは家庭でってなりがちよね、わかる。

一つアドバイスすると、精神科は「確定した症状を緩和(治療)するために薬を出したり、物理的な対処をする機関」で

心理科が「心の病の状態を探り、症状を見定める機関」と思っているので

まずは心理士を訪ねることをおすすめする

個人的にくすのき心のクリニックの斎藤先生推す。患者ファーストものすごいんで。(愚痴といえば患者に横暴な同僚の話しかいくらい)(私が彼女と同僚だったのはかなり昔ですが)

2023-12-21

anond:20231221180034

日本語祖語は偏堡(Pianpu)文化紀元前2700年頃の遼西地区東部もしくはマンチュリア南部遼河流域に起源があり、

紀元前1500年頃に朝鮮半島北部中央部ゴングウィリ(Gonggwiri)式土器を介して朝鮮半島南部の無文(Mumun)文化形成し、

この頃に磨製石器を伴う稲作など灌漑農耕が山東半島から遼東半島経由で朝鮮半島南部へと広がり、

紀元前9世紀に九州北部へと広がり弥生文化形成に至って、日本列島在来の「縄文語」系統を(北海道を除いてほぼ)やがて駆逐した、とされます(Miyamoto., 2022)。

一方、朝鮮語祖語もマンチュリア南部とその周辺に起源があり、現在北京付近位置した、いわゆる戦国の七雄の一国である燕の東方への拡大に圧迫されて朝鮮半島へと移動し、

その考古学指標紀元前5世紀頃の粘土土器(rolled rim vessel、Jeomtodae)文化になり、やがて朝鮮半島から日本語系統駆逐した、と指摘されています(Miyamoto., 2022)。

まりマンチュリア南部とその周辺から、まず紀元前二千年紀半ばに日本語系統朝鮮半島へと到来し、その後で九州北部に広がったのに対して、朝鮮語系統紀元前千年紀半ばに朝鮮半島へ到来した、というわけです。





参考文献:

Cooke NP. et al.(2021): Ancient genomics reveals tripartite origins of Japanese populations. Science Advances, 7, 38, eabh2419.

doi.org/10.1126/sciadv.abh2419

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Harris EE.著(2016)、水谷淳訳『ゲノム革命 ヒト起源真実』(早川書房原書刊行2015年

Huang X. et al.(2022): Genomic Insights Into the Demographic History of the Southern Chinese. Frontiers in Ecology and Evolution, 10:853391.

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Miyamoto K.(2022): The emergence of ‘Transeurasian’ language families in Northeast Asia as viewed from archaeological evidence. Evolutionary Human Sciences, 4, e3.

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安達登、神澤秀明、藤井元人、清家章(2021)「磯間岩陰遺跡土人骨のDNA分析」清家章編『磯間岩陰遺跡研究分析考察』P105-118

大西秀之(2019)「アイヌ民族文化形成における異系統集団の混淆―二重波モデル理解するための民族史事例の検討」『パレオアジア文化史学人類集団拡散と定着にともなう文化・行動変化の文化人類学的モデル構築2018年研究報告書(PaleoAsia Project Series 21)』P11-16

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一(2021a)「佐賀県唐津市大友遺跡第5次調査出土弥生人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P385-393

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一(2021b)「鳥取県鳥取市青谷上寺遺跡出土弥生後期人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P295-307

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一(2021c)「香川県高松市茶臼山古墳出土古墳前期人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P369-373

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一、斎藤成也(2021d)「島根県出雲市猪目洞窟遺跡土人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P329-340

国武貞克(2021)「中央アジア西部における初期後期旧石器時代(IUP期)石器群の追求と日本列島到来の可能性」『パレオアジア文化史学アジアにおけるホモ・サピエンス定着プロセス地理的編年的枠組みの構築2020年研究報告書(PaleoAsia Project Series 32)』P11-20

上峯篤史(2020)「存否問題のムコウ」『Communication of the Paleo Perspective』第2巻P24-25

佐藤宏之(2013)「日本列島の成立と狩猟採集社会」『岩波講座 日本歴史  第1巻 原始・古代1』P27-62

篠田謙一(2019)『日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造』(NHK出版

篠田謙一、神澤秀明、角田恒雄、安達登(2019)「西北九州弥生人遺伝的な特徴―佐世保市本山岩陰遺跡土人骨の核ゲノム解析―」『Anthropological Science (Japanese Series)』119巻1号P25-43

doi.org/10.1537/asj.1904231

瀬川拓郎(2019)「アイヌ文化縄文文化関係はあるか」北條芳隆編『考古学講義』第2刷(筑摩書房、第1刷の刊行2019年)P85-102

高宮広土(2014)「奄美沖縄諸島へのヒトの移動」印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(臨川書店)第3章「日本へ」第5節P182-197

松波雅俊(2020)「ゲノム検証する沖縄人の由来」斎藤成也編著『最新DNA研究が解き明かす。 日本人の誕生』第2刷(秀和システム)第5章

水ノ江和同(2022)『縄文人は海を越えたか 言葉文化圏』(朝日新聞出版

山田康弘(2015)『つくられた縄文時代 日本文化原像を探る』(新潮社

2023-12-16

岸政彦氏の「社会学における大風呂敷を広げた預言者批判について

人生を変える社会学──『岩波講座 社会学刊行にあたって

https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/7681


なんだか絶賛的な評価が多いみたいようだが、社会学門外漢だけに、個人的にはモヤモヤが残った。

前回は上野千鶴子吉見俊哉大澤真幸などが全体の監修者で、巻数も26あったと記憶しています。各巻のタイトルも凝ったものが多かった。執筆者社会学プロパーだけでなく、竹田青嗣などの周辺領域の方が入っていました。文体や内容も派手で、自由で、雑多で、それほど社会学とは関係のないものもたくさんありました。もちろんそれだけではなく、当時の最先端社会学的な議論をしている論文もたくさんあって、たとえば落合恵美子が実証的な観点から上野千鶴子を強く批判する論文なども収録されていたのですが。

 そのころから比べると、社会学も大きく変わりました。どちらかといえば、より地味な、地道な、実証的なスタイル調査研究をおこなう社会学が求められるようになったのです。今回の『岩波講座 社会学』では、そうした社会学者が中心となって執筆します。特定対象特定問題に、特定理論特定方法を携えて実直に調査研究を続けるような、そんな社会学者たちはこれまでたくさんいたし、いまもたくさんいます。いま、この社会にとってほんとうに必要なのは、「職人的」な社会学者なのです。

要するに、この講座のシリーズ全体でおこなうのは、社会学のものの再定義です。もっといえば、これは「本来社会学」へと立ち戻ろうとする試みです。社会学者は、大風呂敷を広げた預言者であってはならない。私はすでに、2018年有斐閣から出版された『社会学はどこから来てどこへ行くのか』という対談集で、そのような趣旨のことを述べています



まずここで説明されるべきは、「地味な、地道な、実証的なスタイル調査研究をおこなう社会学が求められるようになった」理由であり、そしてかつてはそうしたもの忌避(あるいは小馬鹿に)されていた理由である。例えば、社会学という学問の発展の結果なのか、社会経済的環境の変化や取り組むべき新たな社会問題の登場の影響なのか、社会科学研究全体のトレンドの変化の影響なのかが、きちんと説明されるべきである。上の文章はそうした説明が一切なく、以前の社会学は中身がからっぽだったが、自分たちが「地味な、地道な、実証的な」もの改善したという、それこそ中身が空っぽなことを言っているだけに過ぎない。


社会学者は、大風呂敷を広げた預言者であってはならない」というのも、別に社会学に限ったことではない。具体的には見田宗介宮台真司のことを言っているだろうが、30年以上前には「大風呂敷を広げた預言者」は、哲学者浅田彰など、社会学以外にも数多く存在していた。現在だと斎藤幸平や成田悠輔の名前が「現代預言者」として思い浮かぶが、彼らは経済学者である社会学者で思い浮かぶ名前はもういない(古市は軽薄ではあるが預言者的では全くない)。


そもそも、「地味な、地道な、実証的な」をくどいほど強調している点で、おそらくはSNS上の社会学バッシングを気にして怯えるばかりの、自分たちの中身のなさを暴露している感じがする。本当に「地味な、地道な、実証的な」人は、そんなことは口が裂けても言わない。ネット上の悪口など意に介さず、自分研究にコツコツと取り組むだけだ。「大風呂敷を広げた預言者」についても、そうした人がなぜ必要とされるのかの現代的な状況について丁寧に分析説明するだろう。

そして後半は、紙の本との出会い大事だというノスタルジック感情論に終始している。もちろん世代的に共感できなくはないが、30年前から情報環境の劇的な変化と今回のシリーズ編集方針との関係について、社会学者として何か分析的な議論があるべきだろう。


かいところだが、「巻数も26あったと記憶しています」って、なんですぐ調べないのだろうか。「地味な、地道な、実証的なスタイル」な人は、そういうところから絶対に手間暇を惜しまない。そもそも、岸氏はネット上の発言しか知らないのだが、それらを読む限り、経済政策論にも安易に口を挟んだりなど、「地味な、地道な、実証的なスタイル」の人には全く見えない。

2023-11-23

苗字ランキングで対戦しようぜ

このランキングで1位から眺めて、

日本人にいっぱいいるのに、自分の知り合いにはいない苗字」で順位が高かったやつが優勝。

https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm

 

ルール

1 令和生まれは参加禁止

2 海外まれ海外育ちは参加禁止

3 渡辺斎藤小沢(小澤)などの漢字違いは一致(知り合いにいた)とみなす

 ただし伊東伊藤とは別(知り合いにいない)とみなす

 他はまあ適当判断して。

2023-11-12

anond:20231111204346

あの中でやばいのは名古屋地方紙作ってる出版なんかに就職したりんちゃんで、40過ぎたころに現実を知ることになる。

トリマー斎藤やばいあいつは結婚できそうなので問題はない。

2023-11-06

やっと世界で戦える日本人が出てきて嬉しい

アニメ漫画言わずもがなポップカルチャーとして浸透してきてる

音楽だとYOASOBIはもちろん、フィッシュマンズシティポップも評価されてきている

小説川上未映子吉本ばななが売れて、東野圭吾が賞を取っている

映画だと是枝裕和濱口竜介新海誠

俳優役所広司渡辺謙普通にハリウッド映画に出演している

学者斎藤幸平や成田悠輔がアカデミアの最前線にいる

90年代若者だったけど、日本文化の扱いは国内でも本当に低かった

映画音楽小説海外は一流、日本は二流って評価が当然のように思われていた

二流の日本コンテンツに夢中になるのって恥ずかしいよね、大人なら海外のものしか見ないよね、って馬鹿にされていた

小室哲哉いいよね」なんて言おうものなら「皮肉で言ってるの?」って言われる扱いだった

それが今ではリアルタイム世界評価される日本人がたくさん

こんなにうれしいことはない

IT世界と戦うのは無理だったけど、日本クリエイターはこれからがんがん外貨を稼いで金持ちになっていくだろうな

日本人としてほんとうに誇らしい

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