「息遣い」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 息遣いとは

2012-02-07

今更になって『あの花』をクリティークしてみる

 俺はあんまりあの花』好きじゃない

 ラストシーンが期待通りのものじゃなかったっていうのが大きいね。期待外れと言うか、それまでの文脈にそぐわないラストというか


 しかしそれでも俺は『あの花』に対してある種の好意を抱いてもいる

 というのも、『あの花』という作品がある特定の人々を傷つけるようなシロモノであるからだ。

「傷つける」ということは一体どういうことなのか? ということはこの場では一旦後述に回すとして、まず、『ある特定の人々』が一体何を指すのか、について言及することにする。


『ある特定の人々』。それは誰か?

 スタッフ


 特に、中心的なスタッフであればあるほど、あの作品によって多かれ少なかれダメージを受けているに違いないと私は思っている

 何故なら、あの作品がいわゆる商業ジュブナイル作品であるのが一つ。そして、もう一つはあの作品が失敗作だから

 あの作品は商品であると同時に、ある種の内的な息遣いというか、核となる生命力のようなものを欠いた作品だから


 あの作品において核となる生命力が欠如していることは、そもそもの作品のコンセプトを省みれば一目瞭然である

 というのも、あの作品のコンセプトが如何なるものかと言えば、

“何か特別な力を持っていない虚しい人間でも(まあ霊視のことはさておき)、人生を肯定するに足る思い出なり価値なりを享受できる”

ということに尽きるのである

 つまり、『あの花』はその基底となるコンセプトから言っても、中心的な何かを欠いた、ある種の虚しさを湛えた作品であるといって差障り無いのだ。

 ただ、ドラマツルギーとは往々にしてそういうものだ。それ単体ではさしたる価値を持たない物事の羅列が、ある種の偶然によって価値を持つようになるのは、ドラマツルギーの特徴だ。

 私は別に、そのようなドラマツルギー全般のことを空虚なシロモノだと言って否定しているわけではない。


 しかし、あのスタッフたちは、特にその中核的なスタッフたちは、あの作品によって生み出されたドラマに、どれほどの価値を感じているだろうか?

 恐らく大した価値を感じてはいるまい。私はそう思う。

あの花』とは、その程度の作品だ。


 しかし、私はそれ故に、その不甲斐ない出来の故に、『あの花』にある種の魅力が芽生えるのを感じるのだ。

 それは、あの作品が製作者たちのジュブナイルを、多少なりに切り売りした形で生み出された作品だからである

 そして、そのように思い出を切り売りしてまで作った作品に、あの程度のドラマしか付与できなかったということが、恐らくは中核的なスタッフの心をえぐり、ダメージを与えているかである

 ジュブナイル――つまりは彼らの思い出そのもの――というものを、はした金の為に切り売りして、そして結局あの程度のドラマしか作れなかったという事実は、恐らくスタッフの中の数人の、ナイーブで温かく息づいていた部分を傷つけたことだろう。


 そしてそのような失敗作としてのダイナミズムを持っているからこそ、私は『あの花』に対して好意を抱いているのである

 スタッフの方々、貴方達の後悔はすぐに貴方達本人によってさえ忘れられてしまうだろうが、しかしそのひとときの味わいが甘美であることには、間違いあるまい。

2011-08-18

満員電車で一番怖いのは痴漢じゃない

満員電車が嫌いだ。好きな人はいないと思うけど。それこそ痴漢行為をたしなむ方くらいだと思うけど。

わたしの人生に満員電車が登場したのは12歳のときで、私立の中学に通うための行き帰りだった。

それから6年間、片道1時間ちょっとかけて通い続けたわけだけどもうそれはそれはつらかった。

毎朝それだけでぐったりだ。疲れてしまうし、気が立つ。

体力的にもつらかったし、女子校に通っていたことに加えて、この6年間の途方もない電車での息苦しい時間の積み重ねがわたしの男性への超根本的な嫌悪感を刻みつけたような気がする。

 

いつも嫌な想いをしててでも言えなくてつらかったんですぅ、とかそういう感じでもない。

わりと気が強かったし(女子高生特有の世界に対する恐れのなは今思い出してもすごいと思う)「ちょっとやめてもらえますか?」って言い放って駅員さんに引き渡したこともあったけど、

わたし(あるいはもしかしたら「わたしたち」)がこわいのは痴漢をしてくる男の人じゃない。

もっとなにか、大きなものへの恐怖だった。男の人に囲まれると今もすごくこわくてこわくてたまらなくなる。接触がこわい。そんなこと言ってると電車乗れないんだけど…。

もちろんそんな下衆な犯罪行為におよぶひとはほんの一部だってことはわかってるし善良な市民のみなさんがほとんどだってことはわかってる。それでも怖い。恐怖の対象は一握りの犯罪者だけではない。

 

そういう人が近づいてくるとすぐにわかる。空気が淀む。ああ、と思う。

例えばその人は電車のゆれのように思わせて体を密着させてきたりする。

例えばその人は体をすきまにねじこむように見せかけて胸元をのぞきこんできたりする。

例えばその人はおしりやもものあたりにあたってしまった手をあえて動かさずにそのままにしてたりする。

例えばその人はわたしの腰のあたりに何か体温の高いもの押し付けて(あるいは、押し付けざるをえなくなったように見せかけて)きたりする。

例えばその人はわたしの首筋や髪の近くで少しだけ荒い息遣いをしたりする。

もしくは、すべてわたしの電車やだ、って気持ちが産む錯覚かもしれない。

 

別にわたしはお世辞にもかわいくはなくて露出が多いわけでもなくてもうとにかく平凡だ。

電車のなかでは熱心にケータイを触ってるか一心不乱に本を読んでるかどちらかなので、下を向いて没頭してて外部のことに鈍感なように見えるんだろうと思う。

で、身長は160センチくらいで、平均身長くらいの男性目線クロスするほど近い身長ではないし、かといって小さすぎて表情が見えないわけでもない。

そういう平凡な理由で狙われ…というか巻き込まれるのだと思う。そしてそんな特徴の女の人は掃いて捨てるほどいるだろう。わたしではない誰か。

 

腰にあたる温度の高い何かはわたしに対しての欲情ではなくて電車中吊り広告柏木由紀ちゃんのグラビアを見た結果かもしれないし、

もしくはわたしの自意識過剰なだけで家族おみやげに買ったたい焼き天津甘栗や石焼きいもかもしれない(と、一応考えを巡らせる)。そんなのよくわからない。というか知りたくもない。

ほんとに絶望的な気持ちになる。とにかく不愉快だ。意図も実態もわからないけど、そして、だからこそ。

わたしはどろどろしたものに包まれながら平然と本に没頭する「ふりをする」。

なぜならばそこであたふたするのが癪だからだ。お前みたいなやつにわたしの精神や行動を左右されなくなんてないのだ。

とか思うと同時に本当にどうしようもなくみじめな気持ちになる。早く離れたい。気持ちが悪い。

そういうときに頭をよぎるのは相手への怒りではなくて、今自分がここにいることへの苛立ちなのです

消えたい、と思う。こいつを降ろしてやりたい、ではなくて、早くここから逃げたい。

急行電車は次の駅までが長くて、なんとかして降りる。追ってくることはまずない。気付かれてると思ってるし。

顔は絶対に上げない。目を合わせたくない。彼らはわたしを見下ろしている。それがまた気持ちが悪い。


電車を降りて、同じ電車の隣のドアか車両にまた乗り込む、その絶望感は何度やってもやばい

わたしはなにから逃げていてなにに耐えていて何に向かっているのか。

 

痴漢行為として突き出すためには、そうだな、具体的に言うと、手の甲ではなくて手のひらのほうが明らかに意志を持って体の部位に触っていたり、

欲情の矛先が明らかにこちらを向いていてかつ増強していたり、何かしら確信を持てないと断定できない。

そういうのやめてもらえますか、の「そういうの」がお互いにわからないと告発にならない。

さっきの例はまた別だけど「妙に体を近づけてくる」とかはそんな確信は持てない。

混んでるのですみません。おわり。まあ、そうなるよね。言ったことないし言うほどじゃないよ。

冤罪だってわんさかある昨今ですから、こちらだって無責任にわめきたてるわけにもいきません。

でもね、わかるんだ、そういう人は、女というよりもメスだと思って物理的な接触をしようとしてくる人は、わかるんだよ。具体的な行動でなくたって、わかるんだよ。

もうどうしようもない不愉快さに包まれるんだよ。まなざしで、息遣いで、手への神経の集中具合で。

 

女性という生きものの持つプラス恍惚感はよくわかる。

わたしも電車に乗っている近くで、透き通って白い肌の人だったり上品な香りを漂わせてたりきれいな髪の毛をしていたりシャンプーのいい匂いを漂わせていたり

うなじのラインが見える髪型だったりする人がいるととまじまじと見たり、ああ女の子かわいいなあ、すてき、とうっとりしたりするもん。それは男女関わらずまったくふつうのことだと思う。

でもそれとはまったく異質だ。わたしが怖い人たちは。

まったく異質だけどたぶんそう遠いものでもないんじゃないかってなんとなく思う。わかんないけど。わたしは女だし。

 

電車が怖いです。男の人は(基本的に)怖いです。無言で負けるしかないんだな、って思うからかな。

恐怖症というまででもないけど。恋人が作れないほどひどくはないけど。でも電車で、男の人に囲まれる状況には極力なりたくない。女の人の近くに立ちたい。

今日すごく、嫌なことを思い出してしまったので勢いに任せて一気に書いてしまいました。

もうすぐ引っ越せる。そしたらずいぶん、毎日を生き延びるのが楽になるような気がする。がんばれわたし。

2010-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20101202014231

あー、あの飲食店としてしか営業許可のないとこね。

定期的に「仕事してまっせー」アピールやってるじゃないか

そりゃリスクあるよ。この手のは、古株のソープくらいしか安全といえるとこはないんでね?

ただ、そういうとこだって背後の人達警察の関係が悪くなればしばかれるし。

まーでも、ごく普通の優良ソープいっとけばまず大丈夫だろう。

でも、ネット関係はなんか殺人事件とかあるいは未成年売春とかが多発してると

「そろそろシメっか!」って流れになるかもしれないんで、まぁその風の息遣いを感じろよ。

2010-11-12

夏休みは好きだ。

子供たちは朝早くからラジオ体操、昼になればプール

いくらでもその肢体を楽しむことができる。

さらに夏休みには子供の警戒心もゆるむ。 そして子供が被害に会う性的な事件も夏に多く起こる・・・。

 

朝早くから外回りの営業をしているわたしは、その日の出まわり先を少しはずしたところで

標的を見つける。 ラジオ体操を終えた子供たちの集団を車の中から観察し、

好みの子を見つけるのだ。 中々うまくいかなかったりすることも多いが、

肉食獣だって半分以上は狩りをしくじるのだ。 わたしは決して焦らない。この狩りのためにわたしは人並み以上に

仕事を早く済ませるすべを身につけていた。 すきこそものの何とやら、だ。

この日は本社から結構離れた場所が出回りさきだった。 こういう時はチャンスである。

今日はうまくいく予感もしていた。 狩りを続けていくと狩人のかんみたいなものがついてくる。

わたしは前の晩ゆっくり寝ていつもよりかなりはやく家を出た。 目的地に着くころにはちょうど6時半だった。

おー いるいる。半ズボンランニングシャツが・・・。

しかし中々好みの子がいないなー。 どーしよっかなー。

迷っていると一人の子が目にはいった。 三年生くらいだろうか、身長は130あるかないか、細身でおれ好みだ。

さらさらしたおかっぱ頭のような髪型だな。 めがねをかけているが顔立ちは幼くてかわいい

よく見るとあまり友達がいないようだ。 他の子は連れ立って帰っているのにこの子だけひとりで家に向かっている。

しめしめ。 こういった子はねらい目なのだ。いじめがいがある。

この日は営業の成績はゼロということにしてこの子に張り付いてみることに決めた。

7:30父親出社。 8:45母親出社。今ひとりだな。 しかしここで焦らない。プールがあったりして

かってに休むと親に連絡があるかもしれないからだ。 10:00だいたいこの時間には出るはずだ、プールにいくなら。

ブリーフケースの中身を確認する。 わたしは常に二つのケースを持ち歩いている。

とうぜんその一つは狩り用であるのはいうまでもない。 中身はペンチ、ボールギャグ(口にはさむ機具)、低温ろうそく、

リットル入りの浣腸器、手錠3ヶ、目隠し、ローション、1メートルの細縄5本、アナルイブ大、小それぞれ一本。

そして待ち針30本

わたしはケースを閉じた。

大きく深呼吸して集中力を高める。

忍び込むか、正面突破か・・・・。 この日のかんは正面突破を指示していた。

玄関ドアの呼び鈴を押す。 この時点で人影を見つければその時点で中止だ。永久に長い一瞬がたつ。

かちゃり・・・ドアが開いた。 チェーンは・・・つけていない。

わたしはすばやく中に入り後ろ手に鍵を閉めた。 チェーンもかける。退路を自分で断つようだが、

時間が稼げる。 みぞおちに軽くこぶしを入れる。小さな体が崩れ落ちた。

めがねをしていない顔は思ったとおりかわいい。 長いまつげにすじのとおった鼻。薄めだがきれいなピンク色をしたくちびる

じゅうぶん合格だ。

 

外はまだ昼前だというのににわかにかきくもってきた。

部屋を探してこの子をかつぎこむ。 口にボールギャグをかます。両手に手錠をはめ、ひもでベッドのシャフトに括りつける。

これでうつぶせにも仰向けにもできる。

かっ・・・ かなり大きな雷とともにバケツをひっくり返したような雷雨がふってきた。

わたしは凶暴性に火をつけられた。 いつもならねちっこく楽しむのだが今日はいきなり挿入したくなったのだ。

仰向けに縛られた少年の半ズボンとしたのブリーフを一気に引き降ろす。 わたしのものはすでに破裂せんばかりに勃起している。

ローションのびんは先が細くなっており、穴の奥からローションをたっぷり塗ることができるようになっているのだ。

少年の小さな小さな菊門にローションの細長い口を突き刺し、たっぷり出しつつ引き抜く。

穴の周囲にもたっぷり塗り込める。 それにしても小さくいたいけな菊門だ。わたしの肉棒に耐えられるかな。

自分自身にもたっぷり塗り先端をそこにあわせる。 両足を持ち上げ、一気に腰を突き出す。

ぶつっと何かが裂けたような感覚が伝わる。 かまわず奥まで突き刺す。

そのしゅんかん少年が目を見開いた。 一瞬何があったかわからなかったようだが、状況はかなり衝撃的だったらしい。

「う”-っつ ・・・ぬぐーっ・・」

必死に身をよじり逃れようとする。 しかし両足を持ち上げられ、両手が自由にならないのではどうしようもない。

そのあいだもわたしはピストン運動を止めていない。 少年の肛門からはローションと血の混じった

ピンクの粘液が流れ出ている。

「い゛-っ・・いぎひーっ!・・」

声にならない絶叫を上げる少年。 しかし外は雷雨。誰もその声を聴くものはいない。

小さな肛門は哀れにもわたしが挿入するたびに腸内に飲み込まれ、引き出すたびにめくれあがった。

わたしはリズムを遅くしその代わりストロークを大きくした。

「う゛・・・ん・・・うあ・・・ん・・・・」

わたしが動くたびに声を上げる少年。 必死に耐える目からはいつしか涙がふきこぼれていた。

やはりいじめられて色気を出すタイプのようだ。 わたしはますます狂暴に、冷酷なっていった。

だいぶ抵抗する力も薄れてきたので、少年の体を横向きにさせ片足を自分の足のした、

もう片足を上に抱え上げてさらに突いた。 新しい体位はわたしに新たな快感を、少年に新たな痛みを与えたようだ。

「う”あっ・・・あ゛・・・あーーーっ」

尻の谷間から液体とも粘液ともいえない桃色の物体が少年の陰のうを伝って流れ落ちる。

”にゅぐ・・・ぐちゅっ・・・にちゅっ・・・”

雨音と雷鳴のあいだから2人の陰部がこすれあう音がひびく。

わたしは少年アナルを貫いたまま彼をうつ伏せにさせた。 両手を手錠で固定してあるためわたしにバックを

犯されながらひれ伏すような格好になる。 凶悪なペニスが小さな菊門をえぐるたびに少年の体はのけぞった。

”ぱんっ・・・ぱんっ・・じゅぷっ・・ぬちゃっ・・・”

「ふぐーっ・・・・うい゛-っ・・う”あっ」

太股を伝わって流れ落ちたローションと血の混合液は純白のシーツに二つの紋様を作っていた。

さすがに耐え切れなくなってきた。 わたしは少年の細い腰を持って激しく突く。

頭の中に白い閃光が走る。 大量のザーメン少年の腸内に送り込まれる。一滴残らず注ぎ込んだ後

わたしは血に染まったペニスを引き抜いた。

体のサイズに比べてあまりにも大きな物を突き刺されていた菊門はすぐにはとじず、白濁液を垂れ流していた。

「うっ・・・ふぐっ・・・ううっ・・・」

よだれと涙を大量に流しながら泣きじゃくってきた。 わたしは少年の犯されて惨めなしかしみだらな肢体を

ビデオに収めていった。 ティッシュで肛門まわりを丁寧に拭いてやる。しかしそれすらも痛みになるようだ。

菊門は裂けてみじめな姿になっていたが、今日のわたしはこれで勘弁してやるほどやさしくなかった。

雷雨はまだ激しく降り続いている。 時計を見て驚いた。まだこの少年を犯し出して15分しかたっていないではないか。

こんなに早く出してしまうとはよっぽどこの子とは相性が良いようだ。

これはもっと可愛がってやらなくてはね・・・。

そうだ。 いい方法があるぞ。わたしは浣腸器をもって階下の台所にいった。

あ あったあった。 わたしはその液体を洗面器にとり浣腸器いっぱいに充填した。

少年はぐったりしている。 ボールギャグをはずしてやる。

「気分はどうだい?」

「どうひて・・・・」

ずっと口をふさがれてすぐにはちゃんとしゃべれないようだ。

「そりゃ君がかわいいからだよ。」

さらさらした髪の毛をもてあそびつつわたしはやさしく言った。

「もうやめてよぅ・・・」

ふたたび少年の目に涙がこぼれる。 わたしはそのかわいい口に指を入れた。

「おぐっ・・」

がりっ・・・・・

あれあれ、こうした時そういうことをするなんて・・・。 お約束まで知ってるなんて君は上級者だね。

もっといじめてほしい時は反抗をやめないことはSMの鉄則だよね。

「じゃーもっとあそぼうか」

わたしは陽気に言いつつ再びボールギャグをかます。

両足は大きく開かせてほそなわでベッドの足に縛る。 身動きの取れない少年に液体のたっぷりはいった浣腸器を見せる。

「これ何が入ってると思う?」

少年の顔は恐怖にこわばっている。

「わからない? じゃ教えてあげよう。」

「これはねー お酢・・・でしたー」

少年ひとみが大きく見開かれいやいやをするように首を激しく振る。

もうこれをどうするかはわかっているらしい。 期待にはこたえるのがわたしの主義だからね。

小さな亀頭のような浣腸器の先を痛々しい菊門にあてがう。

少年の体が縛られながらも激しくはねまわる。 すでに傷に染みるようだ。

わたしは自分の太股の重みで細い太股を押さえながらゆっくりシリンダーを押した。

「うわ゛--------っ!!」

これまでにない絶叫が不自由な口からもれる。

「ふわっ・・・・ふぐぐーーっ・・・うぎひーーーっ!」

酢酸が直腸の粘膜にしみこむたびに少年は身悶えする。

その表情を楽しみつつゆっくりゆっくりシリンダーは液体を直腸に送り込む。

わたしは浣腸器を指したままにしてケースからアナルイブの大きい方を取り出した。

異物をひり出そうとする強い圧力に勝つには大きい方が良いと思ったからである。

少年はそんなこと目にも入らないようであった。 わたしはバイブをかたわらに置き、

ふたたび注入作業を始めた。

「あううううっ・・・ふおっ・・・」

少年の荒い息遣いと時折もれるもだえ声だけがくらい部屋にひびく。

ようやく、1リットルのお酢は少年の腸内に収まった。 浣腸器の先を抜いたとたん

ぴゅるるる、と液体がほとばしる。 わたしはすぐにバイブで栓をした。

排泄を止められた液体は少年の排便中枢を激しく刺激する。

しかし出口にすえつけられた大きな栓がそれを許さない。

少年の顔と体に冷や汗が吹き出してきた。 身悶えが一層激しくなる。わたしは低温ろうそくに点火した。

くれない色の蝋が一滴、少年のすべすべしたおなかに垂れ落ちる。

「・・・・・っ?!」

ぽたり、ぽたり、

熱い蝋が少年の肌に足跡をのこす。 排泄を耐える苦しみと熱さで少年はそのきゃしゃな体をよじっていた。

十滴ほど垂らした後、わたしは少し待った。 火元にろうが溜まっていく。

大さじいっぱいほども溜まったろうか。 少年の小さなつぼみの上に垂らし注ぐ。

「ああああーーーーっ・・あぎぎいいいっ・・・」

小さなペニスがろうで真っ赤にそまる。 これは刺激が強かったかな?

そんなことを考えながらわたしは今度は小さな乳首に交互にろうをたらしていく。

 

外のますます風雨が激しくなっていく。 まるで台風のようだ。

少年の体に蝋を垂らしつつテレビをつける。 おっと本当に台風だったとはね・・・。

少年の下腹部も雷のようにごろごろとなっている。 さてそろそろ出させてやろうか。

手錠を引きずるようにして風呂場に連れて行く。 たった12段階段を降りるだけでもういきもたえだえだ。

風呂場にいき股を大きく開かせ、ひくひくしている菊門からバイブを引き抜く。

「ひぐうううううーーーっ」

壮絶な音とともに腸内の内容物が肛門から飛び出していった。 最初は透明な酢。

次は血とわたしの精液、そして腸内に蓄積されていた糞便。 ぜんぶ出し終えたかと思うとへたり込んでいた。

すっかり無抵抗になった少年の口を開けさせ、ふたたび怒張したものをくわえさせる。

小学校三年生の小さく暖かい口の粘膜がペニスをこすり上げる。

「ううっ・・・うぐっ・・・・げぼっ・・・」

口とペニスのあいだから吐しゃ物が流れ出る。 わたしはかまわず少年の頭を激しく前後に動かしぜんぶのませた。

両手を突いて激しく嘔吐する少年を見て欲情したわたしは再びかわいそうな菊門を貫いていた。

程よく広がったアナルはきつきつの時よりも帰って具合が良く、おえつする少年が吐しゃ物の中で

突っ伏す中を激しくつきまくった。

づぱんっ・・ずぼっ・・・ずぬっ・・・

しとどに放ったわたしは、もよおしてきたため少年アナルを犯しながら腸内に放尿した。

さすがにこれは気持ち悪かったらしく、逃げようとしたがわたしはその細い腰をもってはなさない。

けっきょく身をふるわせている少年の中にいってき残らず注ぎ込んだあとようやく引きぬいた。

少年の両足を背後から抱え上げて シーシーのポーズを取る。

肛門からわたしのにょうがながれでるさまはなかなか新鮮なものだ。

お湯浣腸をして腸内を洗浄する。 二回ほど1リットル浣腸をするときれいなお湯しか出てこなくなった。

たびかさなる浣腸攻撃に少年の足腰はへろへろになっている。 そんな体をわたしは丁寧に洗った。

 

雨と雷鳴は少しおさまった。 しかし今度は風音が強くなってきたようだ。

まだ1時間ちょっとかー。 あんがい楽しめるものだ。

きれいにした体は先ほどまでの恥辱がうそのように清らかに見える。

かしこの子はすでにわたしによってすみずみまで犯されているのだ。 哀れ

みを請うようなぬれたひとみと震える体はまだまだわたしの嗜虐心をそそった。

体をふかせ、ふたたび部屋に戻る。 もう抵抗する気力もないようだ。

こうなると面白くなくなる。 もっと激しい責めをしてやるか・・・

 

両手を手錠で固定し、今度はうつ伏せにさせる。 目隠しをして口をふさぐ。

これからの責めは少しつらいかもしれないよ・・・・。 とかたりかけながら・・。

わたしは浣腸器を携えて台所を物色した。 冷蔵庫の中によーく冷えたあれがあるじゃありませんか。

お、あれもあるぞ。

一つを浣腸器の中に満たし、一つを容器のままへ屋にもって帰る。 少年の身悶えも先ほどよりは大分緩慢になってきていた。

目を覚ますために浣腸器に入れた良く冷えた白い液体、牛乳をつかれきった直腸に注ぎ込む。

その冷たさと予想外のことに少年は再び勢いよく体をびくつかせた。 緩んだアナルは入れたその場からミルクを吹きこぼす。

アナルイブを入れてもすこしづつもれだしてくるようだ。

わたしは再びろうそくを手にし、息づくように収縮を繰り返すそのひだに蝋を垂らした。

「はう・・・ふああっ・・あふあーーっ」

敏感な粘膜につめたい牛乳、熱い蝋と立て続けにやられてはたまらない。

「あひーっ・・あふいいいいっ・・・」

大量の蝋で小さな菊門をふたしたわたしはいよいよ仕上げにとりかかった。

ケースから待ち針の刺さったスポンジを取り出す。 一本の針先で少年のしみ一つない背中をなぞる。

しかし針先の感覚よりも再び高まる排泄への欲求の方がとりあえず最大の苦痛になっているようだ。

針先が白いお尻の丘の上でとまる。

ぷすっ。

「う”うううううーーーーーーーーっ!!」

「動くと痛くなっちゃうよ?」

わたしの忠告が聞こえたのか必死で動きを止める少年。 待ち針は半分まで少年のお尻に埋まっている。

スポンジからもう一本針を手に取った。 ぎゃく側のお尻で針先を止める。

ぷつりっ

「あ”あ”ああああっ!!」

ぷすっ

ぷすっ

ぷつっ

たてつづきに三本、やわらかなお尻のスロープに刺し込む。

「いうあああーっ」

お尻の谷間にはろうが固まり、白いお尻には針が五本突き立っている。

針の刺さった辺りに赤い蝋を垂らす。 白い肌にまたあかいしずくが広がっていく。

わたしは少年を裏返して仰向けにした。

半分ほどでとまっていた待ち針が少年自身の体重で針止めのところまでぜんぶ埋まってしまう。

「・・・・・っ!」

お尻をあわてて浮かそうとするがわたしはふとももの上にのって押え込んだ。

びくんびくんとけいれんした少年は勢いよく放尿した。 もろに体にかけられて少しむっとした

わたしはお仕置きすることにした。 針はまだまだ残っているんだから・・・。

わたしは両手を挙げて固定されているためあらわになっているすべすべのわきに左右一本づつはりを挿入した。

そして柔らかく細い二の腕、赤く上気した耳たぶに銀色の針を植え込んでいった。

「・・・・っ! ふぐうんっ・・・!」

針が刺し込まれるために声にならない叫びをあげる少年

小さな乳首には横から刺し込む。 そしていよいよかわいいそこにさそうとした時、最後の抵抗をするように

彼は身をふるわせた。 その抵抗を楽しみつつ、かわいらしい陰茎をゆっくりと貫いていった。

「きやあああああああっ・・・」

けいれんするか細い肢体。 のこった針をすらりとした太股に刺し込んでいく。

わたしはいとおしくなって少年の小さな体にのしかかった。 体の表面に半分ほど刺し込まれた針がすべて、

わたしが抱きしめることによって彼の体に潜り込んでいく。

「うぎぎぎっ・・・!」

 

風がごうごうと窓の外でとどろく。 もう大丈夫だろうと思って少年の口を解放する。

がちがちと少年の歯がなる。 さむいのだろうかと思って強く抱きしめる。

ますますはりが深く少年の体を犯す。 わたしはアナルをふさぐろうをはがし、

イブを引き抜いた。 ぷしゃー、っと暖かくなったミルクが吹き出す。

わたしはそれを下腹部に浴びつつ正常位の状態からペニスを彼の暖かい菊門にねじ込んだ。

ペニスを出し入れするたびにミルクがこぼれ

彼の声からはひっきりなしにあえぎごえがもれる。

少年を体の上に乗せ、下からずんずん突き上げる。

ぐぽっ・・・じゅぽっ・・・ぐちょっ・・・

湿った音と2人の荒い息だけが聞こえる。

わたしは向かい合って座るようにして少年の体を貫いた。 そして陰茎に刺した針を抜き、

突き上げスピードを速めながら少年の肌をくまなく刺していった。

ぐちゅっ・・ぷすっ・・ぎゅにゅっ・・ぷつり・・・

粘膜のこすれる音と皮膚を突き破るかわいた音が交差する。

そしてついに最高潮がやってきた。

わたしは彼の乳首に強くかみつき、尻っぺたに深く針を刺し込みつつ射精した。

 

わたしはぐったりしたおさないからだから針をすべて抜き、

消毒をしたのちその家を去った。

訴えられないように少年を犯している途中のスナップを何枚かリビングにおいておいた。

外はますます風が強かったが、わたしは欲望のすべてを幼い体に吐き出したことによって

ある種爽快な気分だった。

 

当分は「狩り」に出なくてもよさそうだ。

腹の満ちた肉食獣は無駄な狩りをしないものだからね。

 

おしまい

2010-10-26

僕と彼のあのときの言葉真実だったことの証明ではない

そうだ、手のひらから。そう思った僕は、足元のぬめぬめと黒光りする草原の花を踏みつけながら引きちぎり地面を探した。子供たちが邪魔をしに来たが無視してむしる。しかし次々と生えてくる薄紅色の指先が僕の指を絡めとって終わりがない。ああ、やっぱりだめだ。そうつぶやくと一瞬だけ彼らの動きが止まる。でも僕が動き始めるとまた艶かしく体をくねらせてまとわりつく。何を探していたのか忘れかけたころ、幼なじみだった女の子面影が脳裏をよぎった。どうしているだろうかと思ったが、知る術なんてないので諦めた。そもそもそれが本当にあの子だったのか、それとも幼なじみだったのか、僕の記憶程度では判断ができない。足が、不意に笑いはじめた。地面と空が上下に重なり、緑色の空間が左側に生まれた。子ども、大人、老人、3人がそれぞれ独特の歌を歌いながら舞い踊る。僕は大人の側に行って鉛筆をねだった。300本から何本欲しいか、と問われ答えに窮する。その間にくるくると回りながら円形から三角になって飛んで行ってしまった。残ったのは小さなカンテン状の箱。中身が透けているが震えていてよく見えない。触ってみると生暖かい感触に我に返った。時間時計の中で巡る。ゆっくりと右のまぶたが落ち、小さな妖精みたいなものが虫になって皮膚の上を這いずりまわる。手で払いのけると赤色の粒になって消えた。黒い斑点が残っていたのがすごく不快だった。そこに伸びてきたフェンス越しの午後の光が浅い水底を照らしていた。いたたまれなくなって走りだそうとした僕のかかとをとうとう奴が捕まえてしまった。喉が潰れて声が出ない。だから歌を歌った。その歌が小鳥たちを呼び、落とした。風がぐるぐると回って小さな家の中に入っていく。僕もそれについて中を覗くと、巨大な顔が拒否した。いらだち紛れに右手の棒を振り回したら、頭の上の電灯が砕けて七色に輝いた。粉が舞い、僕は病いにおかされるのを恐れて頭を抱えて転がった。床のガラス片が全身に突き刺さったが、そんなことを気にしていられない。小さな兵士たちが銃口を向け、僕の行く手を阻む。こいつらもか。僕はうんざりしながら大きく息を吸い込んで止めた。バットボールを忘れて来たから今日は遊べないよ。そう言って僕は嘘をついて適当にやりすごそうとしたのだけど、彼は僕の友達になりたいらしく、いつまでも影を踏みながらついてきた。しかしそれは失敗だった。右と左を入れ替えることで、猟奇的な欲求が満足させられることに気づいたときには手遅れだった。鏡越しに覗いていたもうひとつの外側が、部屋の寸法を歪めていることに気がつかなかった。空にある丸いものがゆっくりと落ちてきていたので、飛び上がってどうにかしようとしたが、足にからみついた動植物のせいで逆に身長が縮んでいく。けっきょくこうなるんだろ、僕は知っていた。手帳を取り出して知っていたということをメモしようとした。しかし書くものがない。辺りを探してみると、木の上にちょうどいい木の実がなっていたので取ろうとしたら、刺が突き刺さって激しく出血した。痛い痛い、泣きながら誰かを呼んだら、一番来て欲しくない人が来た。仕方なく自分の醜態を見せ、代わりに金貨を貰った。そんなもの欲しくないのに、と相手に言ったが、聞こえなかったようで、黙って背中を向けたまま眠ってしまった。チャイムが鳴ったので恐る恐る地下室へ降りていくと、壁一面に斜めの文字が刻まれていた。これか!ようやく僕は理解し、ふらつきながら背負う。マナーがなってない、と叱られ続けた日々が嘘のようだ。激しい息遣いが心地いいと思っていたが、それもまた幻想だった。天上から吊り下がる無数のロープがそれを証明している。どれを選ぶかによって僕の残りの人生が決まるのだ。でも迷っているほど真剣になるようなことではない。青から黄土色に変わる瞬間に飛び乗ると、六角形のコマが巨大化してテントの上で回転しはじめた。あるいは三半規管錯覚か。全てが一瞬のうちに明らかになり、コタツの中に潜り込む。いやだ、見たくない。小さすぎるサングラスが頭をしめつけて苦痛でしかたがないが、今はまだ外せない。許可を求めて外に出てみるが、回廊が長すぎて断念。温めすぎて柔らかくなったバナナが少し臭う。しかしこれを消化しないと、来るべき明日への障害になる。無理をするな、誰かが言ったような気がしたが、地震の予兆だったのかもしれない。

2010-08-11

Love Is A Number

 部屋に戻って来ても、僕と彼女に会話はなかった。部屋の利用方法に関する質疑応答はあったが、それ以外は本当に何もなかった。パーティ感想すら、なかった。

 僕達はシャワーを浴びてしまうと何もする事がなかったので、早々と眠る事にした。まだ23時だった。

 僕は彼女に会うのは2年振りくらいで、彼女大学を退学してから何をしていたのか知らなかった。病気治療だと噂で聞いていたが、真相は判らなかった。現に、目の前の彼女は以前と変わっていないように見えた。髪型も体型も変わっていない。

 彼女の友人らしいが、僕と全く面識のない人物の誕生日パーティに一緒に行こうと誘われたのは一週間前だった。僕は彼女に誘われた事が嬉しくて、何も考えずに承諾してしまった。今、後悔している。彼女と同じ部屋で近い距離で眠る羽目になるとは思わなかったのだ。泊りがけだとは聞いていなかった。全く眠れる気がしない。

 遠慮せずにアルコールを飲むべきだったと僕は思った。もともと下戸なのだが、こんな事になるなら悪酔いしていた方がマシだった。

 僕は寝返りを打つことすら出来ず、小さく息を漏らした。

「なあ、サツキ彼女が背後で囁く。背後といっても、勿論1メートルくらい離れている筈だ。「一緒に寝てもいいか?」

寒い?」

「うん」

 彼女はグラスに2杯ほど日本酒を飲んでいた。僕よりは酔っ払っている。酔った振りをして僕をからかっている可能性もある。

 彼女は僕のベッドに遠慮なく潜り込んで来た。僕は彼女に背を向けたまま、更にベッドの端に身を寄せる。後ろからくすぐったいような甘い花の香りがした。

「あの、俺は」と僕は言った。いつになく緊張していた。「以前みたいな事になっても責任は取れない」

 言ってしまってから、こんな突き放したような喋り方をしたかった訳じゃないと思う。

「私が誘ったらまた抱いてくれる?」

 彼女は抑揚のないひくい声で言った。

 僕は答えなかった。

 2年前、彼女セックスをしたのは夢だったんじゃないかと半分疑っていた。僕の記憶に残っている、彼女の骨張った体の感触も、それでいて冷たく滑らかな皮膚も、温かく湿った性器も、全部僕が捏造したものだったらいいと思っていた。

 僕の方から誘ったなら、僕は僕だけを責めていられただろう。

 彼女はその翌日から大学に来なくなった。数週間後に退学したと聞いた。本当に病気だったのか、別の分野を学びたくなったのか、就職でもするつもりなのか知らないが、僕の事が気に入らなくて当て付けに辞めたとも思えるタイミングだった。

 2回メールを送ったが、返事はなかった。

「俺、付き合ってる人がいる」

「前も聞いた」

「以前とは違う人だけど」

 彼女は黙った。

「君に振られてから、俺は君の事を諦めたつもりだった。君は俺の大切な友人で、それ以上でも以下でもない。そう思ってた。でも、俺は、君を性欲の捌け口に出来る。高校の頃、君に言われた通り、君への好意だと信じていた物は純粋愛情じゃなくてただの性欲だったのかもしれない」

愛情も劣情も継続する物ではないから、例えばセックス最中にお前が私を3分くらい愛してくれたらそれでいい」

 彼女冗談めかして言う。

「俺をからかって面白がっているんだろう?」

「私はもう十分苦しんだ。そして、諦めた。私は男を愛せない。だが、お前は私が女である限り私に欲情し、それを愛情だと勘違いする。生まれてくる性別を間違えたな、サツキ

 彼女が僕の事を少なからず好いてくれている事は気付いていた。だが、僕達が愛し合うには性別という壁があった。それだけだが、我々には一生掛かっても取り除けない厚い厚い壁だった。

 もし仮に僕達が女同士だったとしても、愛し合った末に性行為をしたかもしれない。そして、彼女はそれを自然な事として受け入れるだろう。彼女はただ、男に性欲の矛先を向けられるのがとても不愉快なのだと思う。

 僕が彼女を愛する上で、彼女性的嗜好正義であり、彼女不快だと言えば僕は身を引くしかない。

「何で、俺としようって思ったんだ?」

「男とするセックスは気持ちいいと思った事がないが、お前が望むなら我慢しようと思った。今だから言うが、私は愛情表現のつもりだった。お前を独占したかった。たとえ3分でもな」

 彼女は僕の腕の辺りを探り、湿った小さな手で僕の手を握った。

 僕はどう反応していいものか迷った後、軽く握り返した。自分の掌に汗をかいているのを感じた。

 彼女のつるりとした手の甲の感触で、僕はあの日のセックスの一部分を鮮明に思い出す。

 今すぐにでも彼女を抱き締めたかった。

言葉では何とでも言えるけれど、俺は、君の事を愛している」

言葉は信じない」

 彼女はそう言い、ふっと鼻で笑った。

「今の俺には言葉で伝えるしか、術がない。それに、君は今だって俺を独占しているじゃないか」

「うん。その通り。ただ、もっと、満ち足りた気持ちになるんじゃないかって、期待してた。今も、してる」

 僕の脚に、彼女の足が触れ、すぐに離れた。

 僕は彼女の手を強く握ったまま、ただ、自分彼女息遣いを聞いていた。

 何度交わっても、彼女を落胆させるだけだと僕は思った。彼女の真意も、今どうするべきなのかも判らなかった。

おやすみ」と彼女は小さな声で言った。そして、更に声をひくくして付け加える。「有難う。からかって悪かった」

 僕は何も言えず、唾を飲み込んだ。握った手を緩める。

 彼女は僕が手を離すまで、動かなかった。

おやすみ

 彼女は手を引っ込めた後も、ベッドから出て行ってはくれなかった。

 僕は勃起した性器を意識から追い遣り、目をかたく瞑った。

2010-08-04

あねきす

中学生の頃、部活で疲れ果てたので居間で横になっていた。

瞼を瞑っているが、眠っているわけではない。

動く気力がなく、ただぼーっとしているだけ。

しばらくそのままでいると、襖が開けて姉が居間に入ってきた。

俺はそのまま動く事なく、ただじっとしていた。

姉が動く。足音が大きくなる。俺に近づいてきているようだった。

すぐ側に濃密な気配は感じる。

姉のつま先が俺の横腹にあたっている。

顔がむずむずする。恐らく、姉が俺を見下ろしているのだろう。視線を感じる。

その視線がゆっくりと強くなっていく。

姉が姿勢を四つんばいのような形にして、俺の顔を覗き込んでいるのが気配でわかった。

何故か俺は瞼を開けようという気にはならなかった。

眠ったふりをしているつもりはないけど、でも姉は俺が眠り込んでいると思っているだろう。

姉の長くて黒い髪が垂れて、鼻先と頬をくすぐる。シャンプーの匂いがした。

閉じられている瞼を姉が指で触れた。軽く押し込むようにしている。眼球がその感触を感知する。

指が動いて、瞼から鼻の脇を通って、頬にくるくると渦を描いたあと、唇の上に乗った。

ふにふにと唇がいじくられる。つままれたり、開けられたり、くすぐられたり。

寝てるの? と姉が言った。

俺は答えなかった。

疲れてるんだね。最近凄くがんばってるもんね。

姉の独り言。俺が眠っているという前提が呟かれた言葉

少しばかり気が咎めた。これは盗み聞きと一緒ではないだろうか。

でも俺は胸が熱くなるのを感じた。あぁ頑張ってて良かったなぁと思った。

頑張りを誰かが見ていてくれて、それを労ってくれるのは、何よりも有難いものだ。

そろそろ目を開けて起きよう。そして今日は姉に感謝の気持ちを込めて、何かしてあげよう。

何がいいかな・・・と考えていると、唇に触れていた指が動いて、顎に添えられた。

くすくすと、姉の小さな笑い声が聞こえた。

そんな頑張ってる君に、お姉ちゃんがご褒美をあげます。

え?

と思うまもなく、顔一杯に何かが近づくような気配が膨らんで、唇に柔らかいものが触れた。

すぐにそれが姉の唇だとわかって、つまり俺は姉にキスをされているんだとわかって。

身体全体が緊張するのを自覚した。でもそれを姉に悟られてはいけないと何故か強く思った。今、俺が起きてはまずい。

緊張の時間が過ぎていく。顔が熱い。心臓がばくばくいっている。あぁこの心臓の激しい鼓動は自分ではどうしようもない。

姉は気づくだろうか?

姉の髪が俺の頭から首元までかかっている。鼻が姉の匂いを吸い込んでいる。鼻息が荒くならないようにしないと。

ふとそういえばと思った。そういえばこれが俺のはじめてのチュウだなぁ。でも家族とのチュウってありなの?

唇の表面が触れるだけのキスは一分ほど続いて、姉は顔をあげた。

俺の顔の色の変化に気づいただろうか。きっと真っ赤になっているだろうから。

すると突然姉が笑い出した。

うふふっ。

という感じの姉の笑い声に次いで、ばしばしと床を叩く音が聞こえた。

あーもう、本当、何やってんのよ。こんな事しちゃって。もー。

姉は床を叩きながら、小声で独り言を呟きつつ、身をもぞもぞとさせて、悶えているようだった。

俺はといえば、

・・・もう駄目だ! 起きようっ! 

と最早この異常な空気に耐えられずにいた。

そしてさぁ起きるぞと、身体に力を入れたところで、再び姉が顔を近づけてきてキスをした。

今度はさっきよりも強くて、お互いの歯と歯がぶつかりそうなぐらいで。

その勢いにのまれて、俺は起きる機会を逸してしまっていて、でもそれを残念だとは思えずにいた。

俺も姉も唇がめくられるように開けられていて、唇の表面が触れ合うだけのキスとは違う温かさと湿り気が感じられた。

口の中に味が広がった。それは微かに口内に流れ込んできた姉の唾液の味だ。

姉を抱きしめたくなった。

両腕を背中にまわして、もっと強く、もっと深く、身体を寄せて、唇を重ねてみたい。

その衝動をこらえるのが大変だった。何しろ俺は今、眠っている事になっているのだ。それをついつい忘れてしまいそうになる。

身体が強張る。それを姉に悟られてはいけない。なんか、これは拷問なのではないのだろうか・・・? ふとそう思った。

不意に姉の舌が俺の歯に触れた。

いや、舐めたのだ。

飴でも舐めるかのように、前後、左右に姉の舌が歯の上を這い回る。

前歯から歯ぐき、その脇、更にその奥へと進もうとし、舌が届かなくて断念したのか、今度は前歯に力を込め始めた。

まるで閉じられている扉をこじ開けようとするかのように。

俺は努めて顎に力を入れているわけではなかった。ただぴったりと上下の歯を揃えていただけだ。

だから姉の舌が口内へと入ってくるのを止められなかったし、止めようともしなかった。

だって俺は今、眠っている。そういうことになっているのだ。仕方ないじゃないか。

ついに俺の舌と姉の舌が触れ合った。その瞬間、震えるようなくすぐったさが頭から足の先まで走った。

舌と舌の触れ合い、絡み合いは、唇だけのキスとはまるで違っていた。

どっと大量の姉の唾液が口の中に流れ込んできて、溢れそうになって、喉の奥へと飲み込まれていった。

姉の舌が口の中を探っていく。舌が口の中の何かに触れる、そのたびに俺はもうどうしようもない気持ちになる。

湿った音が口元から響く。その音に混じって、姉の断片のような声も聞こえてくる。

唇の橋から頬を伝って耳の辺りまで、溢れた唾液が伝っていくのを感じる。

姉の鼻息は荒く、荒く興奮しているのかのようで、貪るようにという表現がぴったりなほどで。

どれだけの時間が経ったのか、姉は唇を離した。

これで終わりか、ととろけて霞んだ頭で安心半分残念半分に思っていると、姉が立ち上がり、俺の身体を跨いで、覆いかぶさるようにしてきた。

驚愕する暇も無く、俺の頭の両脇に置いた両肘、ふとももの脇あたりに置いた膝、それらを支えにして、姉はキスを再開した。

今までの直角でのキスとは違う、真正面から向き合う形でのキス

額と額が、鼻と鼻が、髪と髪が触れ合っていて。

身体いっぱいに姉の気配を感じた。

このキスは二分ぐらい続いたのだろうか。

唇が離れると、姉の荒い息遣いが聞こえた。

姉は俺の下半身のあたりに座り込むようにし、むずむずと動き、しばらく何かを考えているようだった。

それから最後に名残惜しいという風に瞼の辺りに唇を軽く触れさせて、ようやく姉は立ち上がった。

服の袖で口元を拭うような音がして、姉はティッシュをもってくると俺の口と周辺を静かに丁寧に拭き始めた。

キスの時の荒々しさをまったく感じさせないその手つきの優しさとキスとのあまりの違いが奇妙におかしかった。

拭き終わると姉は俺の耳元に口を寄せて、ごめんね、と言った。

嫌いにならないでね・・・お願い。

それだけ言うと居間を出て、短い廊下を歩き、階段を上って、二階へと去っていった。

俺はしばらくそのままの体勢でいたが、やがて目を開けて、身体を起こした。

姉は俺が起きていることに気づいていた。当然だろう。でもいつから気づいていた? 最初から?

分からない。なぜ姉があんな事をしたのかも。

俺はじっと考え込んでいたが、そこで自分の股間が膨らんでいるのが目に入った。

あっと思った。さっき姉が俺の下半身の上に座り込みながら何か考えていたのを思い出した。

たぶんあの時に、俺が起きていたのを確信したんだな・・・。

俺はなんか物凄く恥ずかしい気分になって、その場でじたばたともがいてから、立ち上がり、自分の部屋へと戻った。

お姉ちゃん、俺は嫌いになんてならないよ。

2010-06-14

あのずーっとブオブオ言ってる土人楽器何とかしろよ

旋律どころか緩急も粗密もなくずーーっとブオブオ言ってるだけ

蜂の巣に近付いて一斉に威嚇してきたときああいう感じだ

ゲームの展開に対するどよめきや息遣い、歓声・悲鳴も全部土人の威嚇音で聴こえなくなってる



虫か

2010-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20100413225553

なるほど。何をやるにしてもガチじゃないと駄目だということだな。

一時期はやったクロロホルムレイプ物はどうだろうか。

あれは逆に薬が効いて動けないフリをしなきゃいけないのに体が小刻みに動いたり息遣いが荒くなったりするから、結構いいんじゃないか?

2010-02-28

変態電話をかけられた

昨日、変態電話携帯電話にかけられた。

非通知着信は普段は拒否設定にしてあるけど、色々事情があってそのときは解除してあった。

第一声は若い男性の声で「オナニー聞いて」




  • 電話かけた相手が女性とは限らないだろうになぜ?

(特に私は声が低くて知らない人だとご本人様ですか等と訪ねられたりもする位)

  • 「聞いて」って聞いてどうにかなるものなのか?
  • なんか女性がキャーとかいうのを期待しているのかもしれないが普通に切るぞ

等など脳裏を駆け巡り、

結局、すぐ通話を切ろうとしたけど、相手がムキになってずっと電話をかけ続けられても困るので

通話状態でしばらく放置しておいた。

電話代は相手持ちだからそのまま携帯電話を机の上に置いておいた。




電話が遠いらしくあまり音はしないけど、息遣いが荒くなっている。

ハァハァ言っているのを人に聞かせて何が楽しいのだろう。

こっちの反応がないので「聞こえる?」って尋ねてきたけど放置したら通話が切れた。

約3分間の出来事だったがあっけにとられてしばらく茫然とした。

そのあと、失敗したラジオドラマみたいだって可笑しくなって脱力してしまった。



固定電話変態電話をかけられた時は名指しで呼ばれて(まず知らない人は私の名前は読めない)、

当時、学生だったが通っている学校やら通学路や通る時間まで言われて、

セックスしようと誘われて怖くて一週間位電話が鳴るとびくびくしていたし電話も取れなくなったのと違って

今回は恐怖感はなかった。

2009-11-19

彼氏に、服の中を見られるのが怖い

街中を普通に歩いている女の子たちは、当たり前に受け入れ、やりとげていることなんだろう…

私は彼氏の前で服を脱ぐことができない。

いつ、ドッキリカメラ!みたいな感じで外に放り出されても大丈夫な姿しか、父親以外の異性に見せることができない。

性的虐待とかは無いよ?ファザコンっていう訳でもないです。トラウマとか、何も無い。

でも、父親orその他全ての男性、の間にものすごく開きがあるんだよね。

父親の前では、風呂あがりに、かえの下着持ってくの忘れたーって全裸でうろちょろして、呆れられるくらい。

父親にはどんだけぶっちゃけても、私が娘である以上、愛着を持ってくれるだろうっていう信頼感があるのかな。

父親以外の全男性の前では、気を抜いたら叩かれる?みたいな恐怖感があります。

 

彼氏DQNなのでは、とか、ヤリチンなのでは、…そういうことはないです。

そういう人じゃないことは、自他共に認めている真面目な人物。

普通彼氏普通彼女に対して抱くような愛着は、感じてもらえてるだろうと思う。

友情・人間的な愛着と、同時に性欲も持ってもらえてるんだと思う。

 

服を脱ぐのが怖い。中身を晒すのが怖い。服の中身に触れられるのも怖い。

彼氏を拒否している訳じゃなく、ちゃんと好きだと思っていて、

でも私は他の女の子たちと比べて相当なビビリで、だから行為自体を受け入れるのに時間がかかってしまう。

そう、彼には説明している。

嘘はついてない。

 

二人でいると手をつなぐし、キスもする。ディープキスもする。

耳や、首筋、指、服に隠されていない部分を愛撫される。

気持ちいいし、ぼーっとする。彼の行為に対応する正常な性的興奮が、私にも起こっていると思う。

でも、服の内側を知られるのが怖いという大きな壁が、絶対的に立ちはだかる。

興奮のゲージが1cm、2cmと上がっていっても、恐怖の壁は10億光年って感じ。

父親の前では0mmの壁。父親以外の前では10億光年

間に位置する存在があるべきだろ!?と自分でも思うのに、コントロールがきかないんだ…

彼には「ちょっと待ってくれ」と言って時間稼ぎをしているけど、

私の中の実感としては、永久に前に進めないような気がしてる。

 

 

私はだめなんだろうか。

 

 

嘘はついてないけど、この「永久に進めない予感」を彼に告白していない。

正直めんどうくさい女だなと思われるか…

お前、俺のこと本当は好きじゃないんだろ、ってなるか…

結婚しても服を脱げない、触られることができないとしたら、おそろしい。

私自身も本当に恐ろしいって思ってる!!!!!!!

彼は、私が感じているような未来への不安ではなく、

リアルタイムに不満を蓄積しているんじゃないか?

だから、現状への問題意識は私より強いんじゃ!!??

 

現状を説明してませんでした。

彼が私の、服で隠れていない部分にキスし、服の上から触ったりします。

ディープキスしながら、お互いの体を触ったりします。

彼が勃起しますが、はじめの頃は、それ以上何もしないで終わってました。

でもセックスさせない女って糞だよな、的なブログ記事をネットで見て、

不安になって、今の私なりに何ができるだろう?と考えて、

手を使って、射精まで導いています。

導いていますてw なんかまわりくどい言い方になってしまった。

 

はじめは機械的にゴシゴシやってて、

射精に対してもビックリ現象みたいにしか思いませんでしたが、

ディープキスしながらとか、彼氏乳首を触りながらとか(これはくすぐったいって言われましたが)、

色々と、やらしい雰囲気になるように考えて、工夫しています。

 

それに彼氏息遣いや表情に欲情するようになっていると自覚があります。

じわじわ来てるところが我ながらボンクラだなあと思いますが。

私の中にくすぶるような性欲は確かにあります。

彼があんまりにも可愛くて、なんかガツンとくることもあります。

 

でも、その変化が些細すぎて無意味に感じられるくらい、服を脱ぐのがこわーーーーーい!!!

 

10 億 光 年 怖 い ! ! ! !

 

彼氏は怖い人じゃないのに、どうして私はこうなんだろう?

あー!!!彼氏は何も悪くないのに!!!

彼は開示してくれているのに。

私は何がそんなに怖いんだろう???

って、聞かれても困る、自分で考えろって話ですよねー………

2009-10-07

非コミュ童貞の寂寥感と妄想(気をつけてね)

僕にはありがたいことに仲の良い親兄弟もいれば、週に一度は顔を合わせる友人もいる。

それでも何だかやるせなくなって、いつもベッドに潜り込んで妄想に身を委ねてしまうのは、異性を欲するが故らしい。



想定するのは、心から美しいと思える女性。ありがちかしら。

とにかくそんな女性に、ベッドの上で薄着のまま抱きしめてほしい。ああ、頭も少し撫でてくれると嬉しい。

そのまま何も見えないように頭から毛布にくるまりたい。

暖かくて柔らかな感触に浸りたい。心地よい香りに癒されたい。

何も聞きたくない…嘘つきました息遣い、いや正直言って甘い何かを囁いてほしい。



そういう状況が実現したとして、まあその、ちょっと言いにくいんだけど、局地的な、あの、生理的な反応、

つまりは勃起なんですけれども、それぐらいはするかもしれない。

だけど、少なくとも妄想のなかの自分はそこからどうこうしようとは思わない。

ただ心の底から安心しきって眠りにつければいい。

その時には、たとえ寝てる間にのどをカッ切られて永遠に旅立ってもかまわないと、割と本気で夢想している。



ねえキモい?ねえ。うふふ。うふふはずかしにてえ

2009-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20090312002037

ミクの歌唱力とかは特に求めていない。「歌詞が聞き取れればおk」ぐらい

こんな歌詞で人に歌わせらんないだろと言うようなシモネタな歌とかニッチな歌のカバーとかを気軽にバンバン聞ける状況が楽しいという感じ。

(シモネタ系だと「メンスでごめんね」とか「おちんちんランド」とか、ニッチ歌のカバーだと「チャージマン研」の主題歌を歌わせてみたとか。)


あと「それが魅力?欠点の間違いだろ」と言われるかもしれないが、歌詞と歌詞の切れ目の「息継ぎ」が無いのは個人的に大きい。

「息継ぎ」の度に、なんとなく冷めるんだよなあ。(ライブとかで歌っているときの息遣いとかは大好きなんだけど、イヤホンで聞く場合はどうしても気になる)


以上、「聞き手」としての回答になってない回答でした。

2009-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20090308153613

ついこのあいだまで音楽なんてものは、絵画や彫刻みたいに金持ち文化人のものだったんじゃないかなって思う。

音楽も録音できるようになって、大量生産できるようになって、いわゆる「作品」、「誰かのもの」じゃなくなったんじゃないかと。

CDなんてものはプレーヤーボタンを押すと曲が流れる、もはや「楽器」みたいなものだ。

電気ポットのデザイン意匠者の息遣いを感じられるほど、僕らは敏感ではなく、ただなんとなく生きてる。

同じように、音楽を聴くという行為に対して、コーラを選ぶかスプライトを選ぶかくらいの軽さくらいにしか曲そのものに考える部分はない。

俺の場合ね。

2008-08-03

http://anond.hatelabo.jp/20080802234000

はぁ、なるほどなぁ

それは俺とは違うんだなぁ

俺は、どんな体っていうより、どんなプレイって方に興味がある。どんなキスしてくれるんだろうとか、どんなフェラしてくれるんだろうとか。おっぱいで出来るかなとか。そりゃ体も気にはなるけどさ、ダルダルの体だってプレイがよければかまわないと思ってる。

プレイの内容>体。だから女子高生の体もすごいそそられるけど、30代の開発されきって、独自の変態脳を持ってる女性の方が、俺は好きだ。

ハグした時だって、その時の息遣いとか、伝わってくるドキドキ感とか、相手が変態だとその時ものすごいドキっとさせられるような事を言われたりするのがいい。お互いの心の中にある甘酸っぱいものを感じあい、高めあうあの感覚がいい。

でも、結果は一緒なのな。

女が言う「男なんてみんなおんなじ」って、そういう事なのかもな。

2008-07-04

名作改変

これはうまいと思った。

毎日新聞は購読したほうがいい?しないほうがいい?

うーん、今回は簡単だとぼくは思っていた。だって、毎日新聞クオリティペーパーで三大紙のひとつだものね。

これからもずっと購読しなければならないのだ。この質問のこたえなんて考えるまでもない。

けれど、最近若者新聞離れをを、みんながどんなふうに感じているのか、それが探りたくてこのテーマにしたのだ。

するとあらら、不思議。寄せられたのは厳しい反毎日新聞メールばかりだった。

なぜなのかしらん? というわけで、今回は多数を占める「しないほうがいい」派からいってみよう。

毎日新聞はいつも反日記事ばかりで、今回も変態捏造記事で日本人を貶めたのだから購読なんてする必要はない」(住所不明・ななしさん)。

変態記事で日本人アサヒる毎日新聞廃刊すべきです」(東京都・逝って義男さん)。

ふー、びっくりした。でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。毎日新聞反日変態新聞だから、

購読する必要はないというもの。それ、ほんとなのかなあ。賛成派のメールを読んでみよう。

毎日新聞を30年間購読しています。毎日新聞反日なんて嘘です。日本人変態性と歴史ごまかしを正直に問題提起していく事は新聞社として必要なことだと思います」

東京都世田谷区・風の息遣いさん)。

今回のこたえは数字のうえでは「購読しなくていい」派が圧倒的だったけれど、応募しなかった多数のサイレントマジョリティ考慮にいれて決定させてもらいます。

毎日新聞は購読したほうがいい。

あたりまえの話だよね。メールをくれた「多数派」はあまり2ちゃんねるなどのネット情報に踊らされないほうがいいのではないかな。

サイレントマジョリティって流行ったなそういえば。

2008-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20080616232058

確かに「教養」だと思って読んでる人もいることは認める。

だけど、その昔流行った本の文体の方がしっくり来る話や、昔の人の息遣いが好きな人もいる。

ドストエフスキーなんかは、舞台の設定はともかくとして、書かれていることはほとんど現代と変わらないし、その濃密さにかけては他の現代作家には及びもつかないほどだと思ってる。

楽しく読書できるのが一番いいんですけどね。現代小説にしても古典にしてもラノベにしても専門書にしても新書にしても。

2008-05-31

森博嗣が終わる2.1

最初の頃、私は自分のいいと思ったものをみんなに理解してもらいたいという欲求があり、それは当然ある程度の範囲である程度の理解でとまってしまう。私の快進撃は続かないのでしたのだ。

その後には、学問と相対した成果なのか、そういったことは途方もないことであり、全ての人がわかりあうのは無理だということを実感として強く思った。ネットが普及したあたりにやはりその思いは強くなり、個々の細々な意見を見るたびに当然と思うようにもなった。

だがそれで嬉しいということもなく、ただその広大さにぽかーんとしているだけだった。

今は自分がわかればいいと思うようになった。驚くべきことに私は自分の好きなものを追い求めるだけで幸せになった。

また、自分に合わないもの、未知なものについても濫読濫験の日々よりもずっと摂取できるようになった。もちろん濫読という方法が間違っているかどうかの判断をするには幾分足りない。

この幸せなさまをわかってほしいとたまに思うけれど、やはり不幸せに見えることもあるらしい。殻に閉じこもるように思えるのかもしれない。そうでないのかもしれない。

森博嗣スタイルに近づいたのかもしれないが、なんと言うかそれはどうでもいいし、スタイルに近づいても実質的にしょうがない。

作家になれるわけでもお金持ちになれるわけでも、有名になるわけでもないからだす。

それでも強く思うことは、まだ生きている人の歩みであるとか息遣いであるとか、そういったものを日記を通して感じていた私が、ある時期をもってまったくその消息を知りえなくなってしまうという。そのことを思うと、取り残されたような寂しさを感じる。寂しいかどうかもよくわかりません。わからないです。わかる気がしませんがそれほど大事でもないとは思う。時事のことに触れない、さらに最近は同じことを繰り返す比率も高くなっていて、さらに私は未読の作品を多く残していて、一体何の贅沢様での寂しさかと思う。

それでもなお毎日の中でその声に触れたいと思う。それでもなお毎日の生活を知りたいと思う。というわけでもなく

置いてかれる感じがあるような気もするが、じゃあ近くに住んでたまに会いましょうと言われてもあんまり魅力的には思えない。

どうなっているのか。

2008-03-01

YES,YOU ARE YOUNG.

 飛ぶ鳥を見ていた。大口を空けて、体を仰け反り阿呆のように空を舞う鳥を見ていた。鳥が自由の象徴だなんてステレオタイプに過ぎて笑い種かも分からないけれど、それじゃ、自由って何さ。何処へでも行けることだし、踏む二の足がないということだし、生まれ変わりを信じないということだ。必要がないということだ。

 仕事は至極簡単で、かつつまらないものだった。アルバイトのほとんどがつまらないのだろうけど、僕の仕事はその中でも群を抜いてつまらないものだと自負している。自信がある、雇用主には悪いが。

 客がひとりも来ないので、頬杖を突いて馬鹿みたいなエプロンを首からぶら提げて、馬鹿みたいなカウンター椅子を出して座っていた。店長が来ないのをいいことに、半分寝てもいた。実際見つかったらとんでもないことだ、僕はまだ辞めるわけにはいかないのだから。それがどんなに馬鹿みたいな仕事だとしても僕に金銭を齎すことには変わりがない。それに少々の借金もある。前のアルバイト先でのような失敗を繰り返すわけにもいかない。前の失敗というのは要は遅刻したのを咎められて店長を殴ったんだけれど。どん馬鹿みたいなエプロンだって、僕の馬鹿さ加減には適いやしない。

 僕の就業時間が終わる。深夜、空気が冷たくてシャッターを閉めるときに流れ込んだ外気が異様に硬かったのが印象的だった。吉田さんが僕に声を掛ける。

 「裏のダンボールも入れないと」

 とても澄んだ高い声が眠った脳に響く。

 「ああ、オレやるよ」

 「ありがとう」

 礼を言うようなことでもないのに、彼女は礼を言う。だって僕はここの従業員なのだから。僕は店の裏手に回り、高く積み上げられたダンボールのひとつを両手で抱えた。屈めた腰を上げると重量が膝まで音をたてるかの錯覚で、響く。腰にくる。以前、ヘルニア入院したことがあったので少し危惧した。視界の隅に、影。

 「んしょっ」

 少し喘ぐような、うめくような可愛らしい声を出して彼女ダンボールを持ち上げた。吉田さんだった。

 「いいよ、オレがやるから」

 僕は主張したのだけれど、彼女は持つのをやめない。

 「だって、前にヘルニアやったじゃない。ふたりで片付けた方が早いし」

 彼女はそう言う。それで、僕はそれ以上は何も言わなかった。ただ、感慨に耽っていた。

 「あたしの方が多分力あるよ」

 そう付け加えた彼女は月明かりに照らされて、美しかった。

 「まだ、腰かばう感じある?」

 吉田さんはそう尋ねた。

 「うん、まぁ、少しね。でも大丈夫だけど」

 隣を歩く彼女が覗きこむように僕の目を見る。実際、膝の皿の下あたりに水が溜まるという事態になり、注射でそれを取り除いたりもしていた。腰を庇う故の膝への負担である。自己紹介的に話した僕の入院歴を彼女はきちんと記憶し、また気遣ってもくれた。長女故の優しさか、あるいは他のもっと何か別の、よそう。

 彼女と初めて顔を合わせてから暫くが経つ。随分もう同じこのシフトで働いていた。僕としてはありがたかった、何しろ僕は人見知りが激しく、またぶっきらぼうな物腰のおかげでとても接し難い人物であるのだ。

 「今日は家寄る?」

 彼女は尋ねる。

 「コーヒー飲ませて」

 僕は言う。僕は初めて彼女の部屋でコーヒーをご馳走になってから、いつもこの言葉を期待している。いつもだ。

 吉田さんの部屋は可愛らしい。余計な物がなくて簡素だけれど、可愛らしい。

 「まだ両親とうまくいってないの?」

 彼女は言う。

 「…うん、まぁね」

 言葉に詰る。僕が彼女の部屋に寄るのも深夜のアルバイトをしてそれ以外の時間は寝てだけいるのも、単に僕と両親の不仲によるものなのだ。彼女はひとり暮しだが、両親とも妹とも仲が良い。それはそうだろう、彼女を疎ましく思う人間などこの世にいる筈もない。忌々しい僕に限った話だ、そんな幼稚な事は。

 淹れたてのコーヒーが産声ならぬ湯気を上げる。どちらも湯のイメージ、下らない連想、下らないレトリック。僕の下らない悪癖、嫌気がさす。

 「暖房利いてきたね」

 紺色のニットカーディガンを脱ぎ、七部丈のカットソー姿になった彼女は暖房を切らずに言った。決して「暑い」と言ったり、「消す」と尋ねたりしない。だから僕は彼女が気に入っている。クソ忌々しい母親みたいなことも言わないし、親父のように小言も言わない。「親友」と呼びかけたりもしないし、「ちゃんとしなよ」と余計な心配もしない。彼女は全ておいて良い塩梅で、僕と付き合ってくれる。

 「ミルクある?」

 「あるよ」

 吉田さんは立ち上がり、台所からミルクを5つ持って来た。暗にもう二杯ばかし飲んでも良いということなのかも知れない。そういう暗喩なのかも知れない。

 僕は以前は部屋に貼ってなかった壁の数枚の写真を見咎めて言う。

 「あれ、これ何?」

 「ああ、それね。合宿館山行ったんだ」

 「合宿吹奏楽合宿?」

 「そうよ、どん部活だって合宿ぐらいあるわよ」

 「へぇ

 意外だった。彼女合宿なんて行かないと思っていたからだ。例え存在したとしても彼女は断るものだと思っていたのだ。はなから考えに入ってはいなかった、当たり前だと思っていた。

 「戻る気ないの?」

 「いや、まだなぁ」

 休学したばかりですぐさま復学するのはないにしても、いずれ、だとしても、まだそういう気にはなれないのだ。僕は「まだ」と言ったが、本当は戻るつもりはなかった。例えば彼女に会うためだけには学校に戻れない、こうして会えているからだけではなくとも。

 時計は4時を回った。

 「面倒なら泊まれば」

 僕は面食らった。予想外の言葉であったからだ。僕の家はここから歩いてだって15分くらいだし、帰れないということはありはしないのだから。電車だって使わない距離なのだから。彼女は恐らく僕の心情と事情を理解して、そういう彼女一流の許しと癒しを持って僕に接してくれたのだろう。

 「あ、もうそろそろ寝るの?」

 彼女は僕と違い、朝が早い。僕は1日ぶらぶらしているだけだから良いが、吉田さんはそうもいかない。

 「寝るけど、まだ平気だよ」

 「じゃぁ、寝るまではいる」

 僕はそう言った。

 「ちょっとトイレ入ってて」

 吉田さんはそう言った。僕は言葉に従い、取りあえずユニットバスの扉を開け中に入る。ガサゴソという何かをしている音が聞こえるし、胸が高鳴る。僕も馬鹿じゃないから。

 「いいよ」

 扉を再び開け外へ出る。彼女はゆったりとしたパンツに履き替えて、長袖の薄いTシャツに着替えていた。薄いTシャツの下は下着をつけていない。欠伸を隠す仕草で口を覆ったとき、薄いシャツに乳首の形が浮き出る。僕は心臓が破裂する。

 「何か貸そうか?」

 「いや、いいよ」

 「じゃ、寝るか」

 彼女はそう告げて、部屋の電気を落とした。

 凄い早さで胸が打つ。彼女が目を閉じ、それで僕は彼女が何かを待っているのだと確信して彼女を抱きしめた。更にドンドンと胸が打つ。僕は吉田さんの唇を塞ぎ、薄いシャツを捲り上げた。薄明かりの中、伏せたお椀型の暖かい空気な中では蕩けそうな胸の先に口をつける。ボタンのないゴムパンツに手を差し入れて、弄る。僕は荒い息遣いで全身を弄った。彼女は声を上げなかったが、気付かなかった。

 「あのさ…」

 吉田さんの声は「ああん」ではなく「あのさ」だった。聞き間違いではなく、「ああん」ではなかった。僕は突然我に返る。隆起したものも急速に恥ずかしさで萎える。似ているけれど「ああん」と「あのさ」ではすごく違う。

 「ごめん、嫌だった?」

 僕はわけが分からずに尋ねる。焦る。

 「いや、嫌じゃないけど、するの?」

 彼女はそう言った。僕は何て答えて良いものか分からない。「する」の反対は「しない」で、「するの」と尋ねるということは「しない」という選択肢もあるということで、果たしてそれは僕が選択することなのかどうか、もしくは「するの?」は「マジで?」ということかも知れない。彼女は僕を罵りはしないだろうが、そういう気持ちは存在するかも知れない。僕の唾液が付着した部分が光っていた。

 僕の借金の話をしようか。

 僕が少々の借金をこさえた事は話したけれど、一体どんな理由かは話していない。理由はいらないかも分らないが、簡単に言うと罰金刑だ。

 僕が学校を休学してはいないが事実的には進級が不可能になった頃、毎日繁華街で何をするでもなく、ぶらぶらしていた。その頃属していた劇団での立場が急激にまずい事になっていた時期で、役も貰えなかった。演出の奴を殴ったせいでもある。わざわざオーディション合格してまで属した劇団だし、それなりに楽しかったのだけれど、どうもうまくいかなくなっていた。その折、街で喧嘩になった。

 全く僕が悪い。何故なら僕が売った。3人組の若者がいたので、そいつらに聞こえるように酷い言葉を呟いた。彼らは一目見て良い恰好しいだと分ったけれど、人並み以上にプライドが高かったらしく応じてきた。3対1の殴り合いになり、勝てそうもなかったのと異常にムシャクシャしていたのとで、刃物を出した。刺してはいないし、少々斬りつけた程度だったけれど、そこで御用になる。実刑にならず、親に肩代わりして貰い今に至るということだ。それでも釈放されるまでは地獄のようだったが。

 そして僕は借金だけが残った。劇団は辞めた、留年した。

 「するの?」

 彼女が悲しそうな顔でそう尋ねた後、僕はまた急速に隆起していた。

 再び下着の上から当てた指を動かすと、彼女はとても大きい声を上げた。僕は勢いづいて下着の中へ指を入れて動かす。隣の部屋まで響くような声を、彼女は出す。それから僕は吉田さんの着ているものを脱がした。

 「あれ?」

 僕は自分のものを彼女入り口押し当てた瞬間、不思議感覚に襲われる。

 「あれ?」

 もう1度呟く。

 「あれ、あれ?おっかしいな、クソ、何でだよ」

 最早泣きそうだった。

 「気にしないほうが良いよ」

 そして彼女はこう言った。

 すごい、何もかもが嫌だった。生まれたことすら呪った。僕は学校も両親も兄弟も学友も教授店長災害も事件も平和も金も芸術も僕も、何もかもが嫌だった。一番は僕だった。クソ忌々しいアルバイトでこつこつ日銭を稼いで、こつこつ自身の一部分を削って量り売りするのだ。テレビをつければ、クソ忌々しいワイドショータレントセックスを追いかけて、クソ忌々しい番組馬鹿みたいな笑いを押し付ける。僕は可笑しいときには笑えないし、笑いたいときには笑えない。そういう風につくられているのだ、この国は。いやこの世界は。クソ忌々しい。

 爆発しそうだった。最早爆発しか許されていなかった。殺しは許されていなかった、だから爆発しかなかった。僕は何かを巻き込むことが許されていなかった。誰かを巻き込むことを望まなかった、だから、ひとりで、誰とも関係なく、たったひとりで、誰も知らないところで、生まれ変わることを決心した。

  弟に車を借りた。僕は免許を持つが車は持っていなかった。

 「明日、車貸してよ」

 僕は深夜にそう告げた。彼は良い返事で快諾してくれた。二階の自分の部屋で、服を数枚と現金をリュック仕舞い、地図を用意した。明け方、まだ誰も起き出さない時間帯に自動車のキーを握り締めて荷物を背負い、エンジンをかけて出発する。さらば、僕の生まれた町よ。

 国道を快調に飛ばす。明け方は車の数も少なく、頗る順調に進路を北へ向け走った。途中、お腹が空いてコンビニエンス・ストアでおにぎりを買い駐車した車の中で食べた。もう大分町からは離れた。僕は嬉しく思う。遣り直せる、僕のクソ忌々しかった人生はし切り直せる。ただ少しだけ違った、掛け違えたボタンを掛け直せるのだ。誰も知る人がいない町で、何も知らない町で、僕がどういう人間かを知る人間のいない町で。煩わしい些事や柵、絡め取られた手足の自由を、フルに、全開に、僕という人間の素を元を、僕を形作る構成する根の部分で、僕は生きることが出来る。下らないアルバイトともさよならだ。

 また休憩のためにコンビニエンス・ストアに立ち寄った。

 街灯が点る。

 僕は携帯電話を取りだし、吉田さんに電話を掛ける。出ない。もう1度掛ける。

 「はい、もしもし」

 彼女が出た。

 「あのさ、今何処にいると思う?」

 「何?何処?分らない」

 「なんと、××県にいます。さよなら言おうと思って」

 「え?何?何言ってんの?」

 彼女は本当に事情が飲み込めないようだ。当然と言える、何故なら僕は去るのだから。そういうものだ、別れとは。

 「オレねぇ、遣り直すよ。誰も知らないところに行って、何もかも全部遣り直すんだ。弟から車を借りてさ、ここまで来たんだよ。アルバイトは後で電話して辞めるって言うんだ。お金は心配ないんだよ、実はさ、オレ結構貯金あるんだよね。50万くらいはあるんじゃないかな。朝、銀行が開いたら一番に金おろして、それで、部屋借りるんだ。多分、足りるし、当座暮すには困らないと思う。親に払う借金を返済滞らせてさ、密かに貯めていたんだよ。それで、部屋決まったら仕事探すんだ。オレひとりが暮す分ぐらいは稼げるよ、オレ若いし。そしたら、遊びにおいでよ」

 僕は言いたいことを早口で、興奮しつつ一気に喋った。

 「車貰っちゃうの?」

 彼女は訊く。

 「いや、返すよ。だって維持出来ないし、可哀相じゃない。落ちついたら弟だけには連絡して、取りに来て貰うんだ。そしたらオレが生きてることも親には知らせて貰って、捜索とかも止めて貰う」

 「心配してるよ」

 「あいつらの心配なんか関係ないよ。オレの気持ちは分からないんだもの。育てたのはあくまで「息子」であってオレじゃないんだから」

 「そんなに働けないよ、大変だよ」

 「大丈夫だよ」

 「腰は?痛くならない?」

 「それも大丈夫だよ」

 少しの沈黙があった。

 「何で何処かに行かなきゃならないの?」

 「同じ場所にいたら何も変われないからだよ」

 「違う場所に行ったら変われるの?」

 「多分」

 「あたしを嫌になっちゃった?」

 「そういうことじゃないよ。だから、生まれ変わるためには全部捨てなきゃならないんだって」

 僕は少々イラついていた。水を差された気になっていたのだ。 

 「この前のこと、気にしてるの?」

 「違うって!」

 つい怒鳴ってしまう。

 「オレの人生だ、オレの人生だ、オレの人生だ。好きなことをして暮すんだ、何も煩わしいことに関わらず、オレは本来のオレのままで、オレの人生なんだ!」

 僕は興奮していた。

 「今まで、本当じゃなかった?」

 また少し沈黙彼女は続ける。

 「あたしと会っていたのは違かった?それも本当じゃなかった?辛かった?」

 僕は答えられなくて沈黙した。そして重い口を開いた。

 「だって、付き合えないもん。彼氏いるもん、何も思い通りにならないもん、バイトして、家に帰って、寝るだけだもん」

 独りでに涙が流れた。意思とは関係なく、自動的に流れた。

 「あたしと付き合えれば帰るの?だったら、いいよ。付き合おう。だから帰ろう?」

 「彼氏は?」

 「別れる」

 「違うよ、違うもん。それじゃ、意味ないもん」

 涙が何故か止まらなかった。さえずる小鳥のように止まない。

 「ねぇ、好きなことって何?」

 彼女は尋ねる。

 「分らない」

 「見つからなかった?」

 「うん」

 「見つけようか」

 「うん」

 だけど涙は止まらなかった、ただ眩いコンビニエンス・ストアの明かりが滲むのを見ていた。彼女は静かに言う。

 「帰ってきて」

 「うん」

 僕は車の中に常備したティッシュペーパーの箱から数枚を抜き取り、思いきり鼻をかんだ。キーを回し、サイドブレーキを下ろす。ぼんやりと浮かんだ月から漏れた光りが白い車体を照らして、僕は誰も知らない土地で生まれ変わり損なった。

 吉田さんの部屋の前で車を止める。彼女は僕が車を着けるずっと前から部屋の扉の前で、二階の柵ごしに階下を見下ろしていた。車のドアを開けて体を半分出して見上げると彼女は真っ青な顔色で今にも倒れそうなぐらい儚げにその華奢でか細い体をやっとの思いで支えているように見えた。彼女の吐く息は白く、そしてまた僕の吐く息も白い。

 「おかえり」

 頬を紅く染めて、安堵した顔つきで吉田さんは言う。

 「ただいま」

 僕は言う。

 コインパーキングに車を停めて、彼女に連れられ部屋の中へ入る。力なく吹いた風の力ですら吹き消えそうな程彼女の体は軽い。よろける彼女を後ろから支えた僕は思う。そして驚く程冷たかった。暖かな暖房の利いた部屋で、紅潮した顔のまま彼女は熱いコーヒーを淹れてくれた。ぽつぽつと話し出す。

 「いいところだった?」

 「景色さえ変わらなかった」

 「そう」

 異変に気が付き、瞳の潤んでいた吉田さんの額に僕は手のひらを当てた。良い匂いがふわりと漂う。

 「熱あるじゃん

 「平気よ」

 彼女は笑って言った。

 「ただちょっと暑いだけ」

 「布団敷くから、横になりなよ」僕は慌てて布団を敷く準備をする。

 「ありがとう」

 彼女はにこりと朝露の弾ける様のような笑みを零した。苦しさは微塵も見せずに。

 薄明かりの中、彼女は僕の手を握る。

 「もし迷惑じゃなかったら、手を握らせていて」

 咳き込みながら言う。僕は首を左右に旋回させて、掛け布団を捲り体を滑り込ませる。彼女は「うつる」ことを危惧したが、僕はそんな些事を物ともしなかった。取り合わなかった。

 「不安だったの」

 弱弱しい声で彼女は言った。彼女の常は気丈で、ついぞ聞いたことのないような微弱な周波であった。彼女は僕のズボンの股間に手を這わせた。地形のアップダウンをなぞりひた走るラリーカーのように、布に浮き出た隆起を指で擦った。僕は何も言わなかった。ゆるりと伝わる快感に身を任せていた。布団の中の暗闇で、見えぬところで、僕のズボンボタンが外されジッパーが下ろされた。下着の上から力任せに擦る。

 彼女の手の平は汗がじっとりと滲み、湿気の多い指で、心得た動きで、僕を誘導した。短く空気を切るような吐息が僕の口から漏れる。奮い、僕は彼女の手の甲に自らの片方の手を添えて、静止した。

 「大丈夫だから、しようよ」

 彼女はまた咳き込み、言う。

 僕はゆっくり首を振った。

 「違うよ、あたしがしたいの」

 手の平を彼女の両目を覆うように翳して、僕は言った。

 「今は体が大事だよ」

 「大丈夫だよ、ねぇ、触って」

 彼女は明らかに何かを焦った。そして僕は告げる。

 「吉田さんが大好きです。何よりも好きです。眩しくて、頭の芯が痺れて、でも自分を省みたときに、だから嫌になる。だから変わろうと思った。でも実際は逃げただけだった」

 しばしの静寂が息を呑む。

 「オレ童貞なんだよ」

 彼女は目を丸くしていた。僕は笑わなかった。

 「分った、大人しく寝る」

 切迫感のない表情で静かに言った。閉じた目で何か考えた後、瞼を勢い良く開けて彼女は言う。

 「口か手でしてあげようか?」

 「え」驚き、躊躇する。

 「ご褒美」

 そう言って彼女は布団の暗闇の海、奥深くに身を沈めた。

 僕は演じていた。長い間、ずっと演じ続けていた。

 初めて物言えぬ恐怖を覚えてからというもの、中断なく設定した役でい続けた。その僕は、臆することなく人並み以上の胆力を持つ。髪の毛の色を奇抜にすることでピアスを沢山開けることで人々の好奇な視線に晒されることで、周囲の恐い視線に怯える僕を畏怖の対象へと格上げさせた。ケンカを振っかけることで、襲う側へ回ろうと思った。全ては遠ざけることで僕という個を見つけ易くする目的であった。本当の自分は分らなかった。奇しくもそんな僕が劇団に属し、役者という付加価値を欲した。僕は役者ではなかった。演じていたが、役者ではなかった。ラインが曖昧になり、殊更僕が分らなくなった。

 幕が降りた後も僕はステージに上がり続けていた。観客は帰り、拍手のないところで、僕は演じ続けた。

 ファッション、薀蓄、趣味嗜好、どれも僕は救ってはくれなかった。もがき、救いの船を待った。

 そして天啓、変わらなければ。

 この宇宙の下、僕はもがき続けた。

 下らない世界、下らない日常、思いは変わらない。無限の可能性を持たされて生まれた筈なのに、僕に出来ることはあまりに少ない。

 希望があった。

 それは小さくだが、微かに光を発した。

 この宇宙の下、僕は生きていた。

 下らない世界、下らない日常。固定された首も癒え、あたりを見回すと僕は生きていた。死んだ方がましだと思っていたことはそうでもなかった。死ぬ程ではなかった。何故なら僕は生きていたのだから、それを手放す程ではなかった。気持ちが良かった、気持ちが良かった。

 僕は自由に向けて旅立つ。野放図な精神が蔓延る地へではなく、自らの由に向かい、僕の僕の、僕へ。自由はアメリカにはなかった、自由はほかの素晴らしいくににもなかった。他の何処でもない僕の心の平原にあったのだ。生きるのならば、ここで生きる。理由が必要なら彼女のいるここで。

2008-01-09

戦火の中

墜落論を読んで。。。

 戦火の中、防空壕の中で震える体を抑えながら私は、ふと頭に過ぎる一抹の不安に心を揺らしていた。

(あぁ君よ、美しく死にたもうなかれ)死する事で世の中に別れを告げ、永久の時の中に己の苦悩を任せることで、

この世からの解脱を図るその事を美徳とするならば、人は何故に今宵の月の如く儚げに移ろい行くものなのか、

人の心ほど奥知れず君の心を理解しようとする試みすらも空虚で無垢な計らいの中に露と消えてしまうだろう。

 処女のままこの世を去りて、死に逝く乙女の純白の決意に、私は少しの喜びと理解の念を抱いていた。

私の従弟の娘が齢十八の時に自らの命を絶った時、どこか消え入りそうなほど美しかったかの娘が自らその美しさを永遠にする様を見て、

あぁ角も人とは儚さに自らの美しさを永久という時の中に映し出すのだろうかと、思いを馳せていた。其の時からだろうか、私は人とは、

途にも未熟であり続けるものなのであるという事も含めて考えていた。

 外では激しく爆弾が降り注ぎ、小笠原からやってきた飛行機の群れは、今は見るも無残に変わってしまった銀座の街並みを更に戦火の渦に巻き込んだ。

夜空は明るく照り返し、怒涛の如く大地を揺るがしていた。その中で私は、声にならない声を上げ、歯を食いしばりながらも、過の者が問う問いに答える。

「あれは照明弾なのだろうか、焼夷弾なのだろうか」

静かに口を開くそのものの問いを自問自答しながら、こういった時に人は本当に腹に力を入れ心から声を出さねば、声が出ないという事を知る。外から漏れる光と共に防空壕の中では蒸し返すような熱さと、外から聞こえる火鉢の音から私は絞るような声で、

「きっと焼夷弾だろう、そうに違いない」

と応えるので精一杯だった。

 嵐が静まり返り、静寂の中に人々の息遣いが微かに児玉していた。

何かを一心不乱のように探しているかの如く、どこか焦点の合わない目を馳せながら、崩れ去る栄光を惜しんでいた。

途にも角にも人とはいつか墜落してゆくのである。

2007-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20070907090603

男の人のオナニーと同じだよ。スポーツだと思う。

彼氏とのセックスは快感はあんまり重視しない。

ゴム一枚隔ててるけど、内臓と内臓が繋がってる感とか、必死な表情とか名前を呼ぶ声とか息遣いとか、そういう愛しいことを感じる為にあるんだよ。


でも男の人ってそういうことを気にするよね。

そりゃたまには誰かと死ぬほど色々してみたい気分っていうのもあるけど、その誰かは彼氏だし、言い出すのが恥ずかしいから言わないだけで。

そういうの察してくれたらなーと思ったりもするけど、ね。


あとオナニーの快感よりも、セックスのあとにクタッとしてるときに、頭なでられるほうがわたしは好きです。

他の女の子もそういう人多いと思うんだけど他の増田子はどうなんだろう。

- 転職ならen
- 派遣ならen
 
1ページ中1ページ目を表示(合計:21件)