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はてなキーワード: 大きな物語とは

2024-02-17

anond:20240217184402

ダンジョン飯のイヅツミは作者が構想の段階、連載前から登場させることを予定していたキャラクターなのでダンジョン飯という大きな物語の中に最初から組み込まれている存在必要キャラなのだ

(と思う)。

今、大きな物語と書いたがダンジョン飯は大きい。

ある程度読み進めているなら理解していると思うがダンジョン飯は思いの外広がりのある世界観を持っていることを知っていると思う。

そして、その世界は巻数が進むごとにますます広がるし、そしてそれは単なる設定ではなく、大きな物語を描くための構成要素として活かされているのだ。

イヅツミがその中でどのような役割の担ったのか?それは読んでみて判断して欲しい。

2023-11-15

anond:20231113225309

きらら批判常套句「中身がない」とは、「強い物語性ではない」ということであり、そのこと自体作品として低劣ということにはならない。


ある作品で、登場人物死ぬとすれば、制作者は悲劇として、感動的な演出を施すだろう。見る者は感動し、涙を流すかもしれない。

しかし、それはある意味では暴力を受けたことで流した涙ではないだろうか。

人が死ねば悲しいに決まっている。それが心からの感動と言えるだろうか。

感動とは、あからさまな演出によって生み出されるものとは限らない。

誰かが死ぬ必要もなく、あらゆる困難を必死で乗り越える必要もない。何らかの試合を勝ち上がる必要もない。

きらら作品は、何かを成し遂げなければ人間価値はないという観念否定した、真に人間肯定した物語だった。

こうした物語を作るために、多くの漫画家は細心の注意を払ってキャラクター創造する必要があった。

何気ない描写を気に入ることができれば、それだけできらら読者としての立派な作品鑑賞であり、感動だ。

かにきらら作品に強い物語性のあるものは少なかった。しかしそれは悪ではない。単にそういう作品が好きか嫌いかという問題しかない。

「中身がない」とは大味な物語に慣れた者の麻痺しかないと言いたい。


ところで、近年のまんがタイムきらら組織レベルで、「中身がない」という意見肯定し、批判を乗り越えたということを定説にしようとしている。


「「かわいい女の子が出てくるだけだ」「読めるレベルではない」などと、ネット上でたびたび批判されていた」

「そんなイメージを覆し、現在の「きらら」は読み応えのある漫画を連発するに至っている」

https://news.yahoo.co.jp/articles/91bde76822f54bdad7f6fc68a5375aa384b2b494

漫画家ヒロユキ、今だから話せる「きらら黎明期同人誌制作秘話


――今では考えられないことですが、2010年前後までは「きらら」は漫画好きから蔑視されていた印象もありますよね

古口:そうしたイメージを覆す作品を立ち上げたいと思っていました。

https://realsound.jp/book/2023/03/post-1277885.html

ぼっち・ざ・ろっく!』担当編集・瀬古口拓也インタビュー4コマ雑誌きらら」の固定観念払拭する企画を出し続けてきた」


「中身がない」という固定観念払拭した代表的作品として、公式祭り上げたいのは『ぼっち・ざ・ろっく!』にほかならない。

ぼっち・ざ・ろっく!』には確かに物語が(比較的)あるし、登場人物の成長だってある。それは確かに重要な要素だが、問題は他にもある。

ぼっち・ざ・ろっく!』の作者・はまじあきと担当編集・瀬古口拓也は、近年インターネットにおいて当たり前の語彙となった、「陰キャ」という言葉を前面に押し出すことによって、多くの人の共感を集めることに成功したのだ。

何をもって「陽キャ」「陰キャであるかという議論を超えた、曖昧かつ乱暴な分類によって性格評価されることに人は慣れすぎた。

今や「チー牛」「弱者男性」という言葉いくらネット上で言い放っても、誰も怒らないし、誰にも怒られない。

これは「淫夢」や「ハセカラ」のような人権侵害コンテンツによって育まれた、感覚麻痺と考えることができるが、ここではこれ以上語らない。

いついかなる局面においても物怖じすることなくいられる人間などまずいない。

誰もが自らの陰気な心を自覚しているために、「陰キャ」という言葉を捨て去ることができない。

こうしてインターネットを超えてメディアでも当たり前のように用いられるようになった「陰キャ」という語を、『ぼっち・ざ・ろっく!』は目ざとく早くに見つけた。

(もちろん「陰キャ」が純粋ネット由来の言葉であるとは言っていない。ただ十年前の「インターネッツ」において「陰キャ」という言葉が今ほどに使われていただろうか?)

まんがタイムきららは、確実に存在して容易に解消することのできない劣等感を獲得することで、「中身のある」ものになれた。


まんがタイムきららは「中身がない」から乗り越えたことを定説化しようとしている。それはかつてのきらら作品否定だ。

現在きららは、かつての遺産を裏返すことで生まれ変わろうとしている。

まり「あのきららが今ではこんなに中身のあるものに変身している」ということだ。

ただしその手段が、「陰キャ」という借り物であり、上品とは言えないネットスラングの中から穏当なものを選んだに過ぎないものであることを忘れてはならない。

2010年代のきらら作品アニメ化ラッシュは、いつしか昔のこととなっている。

もはやきららに中身がなかったという記憶すら、かつてのアニメ漫画ファンにとっての認識として忘れ去られるのではないか

例えば今(またはこれからの)中高生が、「昔のきららはつまらなかったが今では面白くなった」という認識を実感できる保証はあるだろうか。

まんがタイムきららは、雑誌という全体のレベル大きな物語を作り上げていったわけではない。

あるいはこれからきららは新たな方向へ進み、さらなる成長を遂げることができるかもしれない。

ただしその体力はどれくらい残されているだろうか。

まんがタイムきららからアニメ化の発表が絶えてどれほどの時が経っているだろう。

今もまだアニメ放送されている『星屑テレパス』は、どれほどの脚光を浴びるだろう。

いずれにしても、仮に中身がなくとも良い作品だと感じることが読者がいたことは、もう過去ことなのだ。

2023-07-09

[]7月9日

ご飯

朝:なし。昼:チャーハン。夜:くるくる寿司。間食:ポテチ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみん。

○ 超探偵事件簿 レインコード

・はじめに

ダンガンロンパシリーズで有名な小高和剛さんが6年間作り続けてきたらしい完全新作ADV

雨が降り止まない街カナイ区を舞台に、超常現象的な能力を持った超探偵達と様々な事件解決していく。

ADVだがカロリーの高い作りになっていて、街を自由に歩き回ったり、3Dキャラクタが演技をしたりと、ゲーム的な表現映像的な表現豊富に楽しめる。

あくま主体文章なので、じっくり文章を読みながら自分の中で咀嚼していくパートもしっかりある

同社のAI: ソムニウムファイルシリーズでは3Dの演技が小慣れていないというか、演技で表現できないパートではカメラキャラから外して文章に寄る表現で補足するような少し不自然パートが多かったのだけど、レインコード文章と演技をしっかり擦り合わせていて、そのような不自然カットがなく、3Dキャラクタの演技と文章表現がしっかりと融合していた。

(念のため補足するとAI: ソムニウムファイルシリーズライターの癖の強すぎるギャグパートがあまりにも多く、かつそれが本編といっさい関係がない上に、そのギャグシーン一回のためだけに3Dモデルを作ったり、キャラに演技をさせるのがあまりにも大変すぎて、それが表現されたか別にプレイヤーが楽しめる訳でもないので、あれはあれで良いと思っていますEver17から続くこめっちょパートそもそもの是非は置いておくけども)

この文章と演技の融合はかなり力が入れられていて、2Dイラスト豊富に使うのではなく、3Dモデリング豊富に使う方向へ進化したADVの形としてかなり満足度の高いボリュームクオリティも抜群の素晴らしい出来だった。

・魅力的がすぎる超探偵

ゲーム開始早々からこの贅沢なゲーム部分、それと超探偵達のキャラクタの魅力さが両輪となってレインコードは進んでいく。

探偵とは現実離れした超常現象じみた能力事件解決に活かす探偵たち。

主人公のユーマは彼らと協力しながら事件解決していくのだけど、この超探偵たちが全員可愛いし格好いいしで最高。

この超探偵能力事件解決する前提として利用されるもので、それぞれの探偵達の能力はかなり早めに共有される。(公式サイトにも書いてある)

どのキャラエピソードが進むごとに明らかになるネタバレ注意的な展開が多いため、あまり個々人の良かったシーンなどを詳細に感想を書くのはやめておく。

簡易に少しだけ紹介すると、時戻しという世界干渉するチート級の能力者でありながら世間知らずで無知な様が可愛いフブキが僕は好きになった。

上述した通りカロリーの高い3Dモデルでの演技と、しっかり読み応えのある文章キャラクタを本当に魅力的に表現してくれる。

捜査が本格的に始まるまでの僅かな時間でまずは超探偵との交流パートがあってから事件に挑むという構成になる。

この交流パート、それと捜査パートでの会話の応酬が短いながら過不足なくしっかりとキャラの魅力が伝わってくるものになっていて、この辺はダンガンロンパシリーズで出席簿会話のあの短さの中で瞬時にキャラを立てて、プレイヤーキャラの魅力を伝えてきた小高さんらしさを強く感じた。

そこに加えて今作では3Dモデルの演技もキャラの魅力を引き立てていて、胸や太ももがムチムチな様が可愛いフブキが僕は好きになった。

この魅力的な超探偵達と力を合わせるからこそ、主人公二人も輝く良い循環が楽しめる。

・ユーマと死に神ちゃんの分かち難さ

記憶喪失見習い探偵のユーマと、彼に取り憑いた人魂幽霊死に神ちゃんコンビ主人公となる。

探偵達に負けない魅力があるのは勿論ながら、なんと言ってもこの二人の分かち難さが大好き。

ユーマは記憶喪失なため探偵としての能力は今ひとつ死に神ちゃん死神なので死体に関する捜査はお手のものながら探偵ではないので推理は苦手。

そんなわけで、凸凹というよりは凸凸とか凹凹のような割と似たもの同士のコンビ

ユーマも突然人魂に取り憑かれているため彼女のことを信頼できるのか悩む上に、彼のことをご主人様と慕いつつも残酷死神としての責務を真っ当する人間とは異なる倫理観死に神ちゃんに振り回され続ける。

死に神ちゃんはユーマ以外とは会話もできないため、彼らのシーンは二人っきりが多いのだけど、本当に少しづ距離が近づいていき、バディとして成長していく。

ミステリとは探偵役と助手役のイチャコラを楽しむ要素もあるけれど、この二人のそれは本当に分かち難く、二人が二人だからこそ、レインコードオリジナリティを感じさせられるシーンがたくさんあった。

・良い意味でも悪い意味でも贅沢な作りの謎迷宮

そんな死に神ちゃん能力、謎迷宮

かなり複雑な設定なのでざっくり要してしまうと、発生した事件の謎を遊園地のようなアトラクション満載のミニゲーム集に具現化する能力

容疑者目撃者証言証拠を剣にして戦う推理デスマッチや、犯人防衛する謎の城を巨大化した死に神ちゃんに乗って攻める大進撃死に神ちゃん、などかなり多くのミニゲームが遊べる。

正直、ここはかなり賛否が分かれると思う。

とても贅沢ななんだけど、ここのパートは正直その贅沢さが面白さに寄与していない。

それどころか、ロード時間が長すぎて不快に感じることも多かった。

おそらく遊んだ人誰もがツッコミを入れたくなる、謎迷宮という名の一本道をただ歩くパートはかなり虚無感がした。

事件の謎自体は魅力的だし、証拠証言からトリックを暴いていく基礎の部分は面白いのだけれど、それをこうしてミニゲームで遊ぶのはちょっと違うかもだなあ。

ミニゲームが本当にミニゲームになっていて、謎解きやってる感が薄いシステムが多いのも、良くない点。

それぞれの事件の謎を解き明かす解決パートになるのだから、もう少し自分が謎を解いている感覚を楽しませて欲しかったなあ。

この謎迷宮でそれぞれの事件解決しても、あくま犯人とそのトリック主人公のユーマが理解するだけで、死に神ちゃんと二人で議論していただけのように思えてしまうのもしっくりこなかった。

とはいえ事件の謎を理解することで、もっと大きな物語が見えてくる構成面白かった。

迷宮のその先にも謎がある。

・カナイ区の物語

幾つかの事件解決していくと、徐々に縦の筋となる今作の舞台カナイ区に潜む謎が見えてくる。

街そのものに潜む特大の謎解きはかなり衝撃的で痺れる熱い展開が待っている。

その展開そのものについても感想を書きたいが、流石にまだ発売一週間でそこまでネタバレを書くのもどうかと思う。

なので、少し目線を変えて、何故僕がこの謎解きをこんなにも魅力的に感じられたのかを書きたい。

それはレインコード3Dマップを探索しながらお使いイベントをこなすサブストーリーも楽しめるゲームだったことが大きく寄与している。

舞台となるナカイ区はずっと雨が降り続けている奇妙な街で、そこを大企業アマテラス社が一方的かつ暴力的支配している。

アマテラス社に近しい人間理想的生活を送っているが、彼らに反抗的な態度をとっていると乱暴なことをされてしまう。

そんなカナイ区を自由に探索できるのだけど、ここの作り込むが本当にすごい。

ただ町並みが作り込まれているだけじゃなく、依頼というサブイベントを通じて、カナイ区とそこに住む無辜の人々を好きになっていく。

ここにも短いテキストキャラの魅力を伝える小高さんの特徴が生かされている。

勿論、超探偵達とコンビを組んで挑む本丸のメインストリーからもこのカナイ区のエピソードはいっぱいあるのだけれど、サブイベントを遊ぶことでより一層カナイ区を好きになれた。

僕は全てのサブイベントをこなしてからクリアしたのだけれど、これは大正解だったな。

クリア後にまとめて遊ぶとダレるし、何よりカナイ区にまつわる謎解きに際にきっと悩まなかったと思う。

今作のテーマを十分に楽しむためには、舞台となるカナイ区を好きになれた方が良かったんだろう。

探偵真実を暴くことの是非を問う

そんなわけで、謎迷宮以外は褒め続けているレインコード感想だけど、一番楽しめたのは今作のテーマ

引用でなく自分言葉で書くと「探偵真実を暴くことの是非を問う」がテーマだと僕は感じた。

今作の事件はどれもトリック犯人を暴いたその先にまだ物語が残っている。

動機と言ってしまうと十分じゃなくて、本格ミステリでいうホワッツダニットもののような展開だ。

この謎解きの先を用意している展開、そして探偵をもその謎解きに組み込むような自己言及的な自覚のある展開。

それを個々の事件を通じて学んでいく、最終的に大きな縦の線となって問いかけられる。

(後期クイーン問題と評する人もいるかもかな)

探偵真実を暴いても良いのか? 真実にどれほどの意味があるのかを。

探偵という超常現象を用いてまで謎を解かなければいけないのか、ユーマは何故記憶を失い死に神に取り憑かれているのか、謎迷宮では本当に謎を解けているのか、そもそもナカイ区の人々は真実を求めているのか。

今作の魅力的な部分が全てこの一点に集約されていく。

そして、ユーマと死に神ちゃんのバディが二人だからこそ辿り着ける結輪。

レインコード面白かったです。

・さいごに

探偵とは? を問い続けることで、二人の主人公が出した結論を尊く思い、レインコード終わらないでくれ、もっと遊びたい、俺はカナイ区に住む、ユーマと死に神ちゃんをずっと見ていたい。

そんな読者として色々な気持ちをいっぱい感じることができた本当に楽しいゲームだった。

続編がもしあるなら、ユーマと死に神ちゃんとまた会える日を楽しみにしている。

まずは毎月配信される超探偵達の番外編DLCを楽しみに待とうと思う。

2023-07-04

anond:20230703220445

昔はJASRAC規約で5分超えると2曲分もらえたので、ダラダラ長くするために大きな物語になっていた。今はストリーミングで30秒聞いてもらえないとカウントされないので、切られないようにとにかく詰めてロケットスタートかまさないといけない。

売り上げ下降は大衆文化パイが減ってるのに取り合う人が増えてるだけ。シティポップだってランキング海外チャート上位独占って話じゃないでしょ、ストリーミング対策の中身が詰まった曲だけでは満足できない音楽好きに引っかかってるだけじゃないの?

2023-01-22

SFは好きだけど、SFに出てくる仰々しいギミックには興味がない

私が読みたいのは、大きな物語というか、今までに見たことのない驚きのある結論を持つ物語であり、

SFというジャンルが好きなのも、物語フレームとして、そうした驚きある結論へのシラバスとなりやすいからというだけ。

から、そこに登場する仰々しいギミックには、そうした結論への素材以上の興味が持てない。

数学書でいうところの、レンマ補題)くらいの興味しかない。

それは、大きな定理を導く一過程しか過ぎず、その導出の自然さに納得したら、あとは忘れてしまうようなもの

から数学書はなるべく短い方が読みやすいように、SFも「オッカムの剃刀」的に、ギミックは少ない方がむしろ好み。

同じ結論をもたらす物語なら、ギミックが少ない物語の方が読みやすいわけであり、個人的には素晴らしいSFだと感じる。

あと、キャラクターについてもそう。

大きな物語のためなら、別にキャラクターはどんな目に合っても構わないと思っている。

(それは逆に、物語コミットしないキャラクターの悲哀は描かない方がよいと個人的には思っている、ということでもある。)

なので、キャラ萌えとかは、個人的にはよくわからない。

キャラクターは、驚きある結論に仕える舞台装置しか思えないので、先の仰々しいギミックと同じ意味で、興味が持てない。

ギミックキャラクターも、面白い物語を成立させるための具材しかないと、個人的には思ってしまう。

それゆえ、自分でもこうして、増田などに自分で考えた文章を多々投じているのだが、毎回、ギミックキャラクターが無い文章を書いているなぁと思う。

ただ、それでもある程度はブックマークしてもらえるので、そこを見直そうという意欲は薄いのだが、

そこを押さえたら、もっと幅広い人に読んでもらえる文章になるんだろうなとは思う。

なので、今年はギミックキャラクター舞台装置以上の興味(好奇心愛情というのか)を持って、文章を読んでいきたい今日このごろ。

いつかは、こういう散文でなく、流れある小説を書いてみたいと思うので、そういうところも押さえいくようにしたい。

2022-12-08

anond:20221208104654

統一教会に関しては、「戦後東西対立、対共産主義のための政治宗教の結びつきが、元総理の孫の代で宗教2世による復讐という形で表面化した」というストーリーが成立すると思う。

現在日本が抱えている大きな課題現在進行形の物語と言えるから、「少子化問題海外移民の受け入れ是非」「経済的な縮小、先進国からの脱落とその先」「国内での静かな対立激化」のような事象大きな物語になり得るんじゃないかな。

日本の「大きな物語」ってなんだ?

日本テロだのクーデターだのが起こるほどの大きな物語、あるのかな

オウムみたいに自分らで大きな物語を作った奴らはいたけど、すでに社会存在している大きな物語をかけてのテロは起こりうるのか

たとえば白人至上主義という大きな物語を見ていたやつは黒人教会テロを起こした、Qアノンやそれに付随する物語をみてた奴らはトランプの号令で議事堂襲撃、そしてドイツクーデター未遂

安倍暗殺されたけど、あれはテロじゃなくて怨恨だしさあ

2022-11-11

anond:20221110214353

サブカルリベラルだって連中が罹患する病だな

んで、大抵の場合、【差別とは社会存在する構造的なものを指す】と切断する

そうでないものは、区別だと

からオタク偏見から犯罪者予備軍と切って捨てても、それは差別ではないし、悪い事でもないが

被差別者偏見から犯罪者予備軍と切って捨てる事は許されざる巨悪となる、差別から

差別から差別しちゃいけない

みたいな事を平気で言う

結果生み出されるのは

シーライオニング

マンスプレイニング

ご飯論法

ウイグル論法

みたいな定義

「僕の事は問題にするな、大きな物語を話しているのだ、話を逸らすな」と自分に目をつぶる

BLMともなれば、その暴動は抑圧の反動、致し方ない犠牲被害報告した人を晒上げ

その晒上げた同じ口で、いかなる暴力も許されないと嘯く



ルッキズムに反対し、女の若さスタイル、胸の大きさで評価されることを唾棄しながら

イケメンを消費しキモオタが「外見によって」嫌われるのをヨシとし

それを「最低限の身だしなみ」「清潔感」などと正当化する



世間はそういうクズの集まりから何も気にせず忘れて生きるか

自身正当化して赦すために

宗教思想的な党派も含む)で「正しく」なるか

好きに選べ

2022-10-30

ディテールにこだわるのがいわゆるオタクだったはずだが、大きな物語に巻き込まれているように感じる

それでいいのかな

オタクにおける中庸あるいは保守とは

2022-08-14

anond:20220814234726

なんか普遍的神話ベース大きな物語を語らずにマーケティング表象戦車×女子高生競馬×女体化戦艦×女体化、みたいな表面的な掛け算で細分化して切り取ったマーケットから製作費回収できればいいや、みたいなの

そりゃ石油自動で湧いてくる土地でも持ってないとそんな道楽はできんだろ現代では。

anond:20220814233201

それがつまんないんだよな。なんか普遍的神話ベース大きな物語を語らずにマーケティング表象戦車×女子高生競馬×女体化戦艦×女体化、みたいな表面的な掛け算で細分化して切り取ったマーケットから製作費回収できればいいや、みたいなのってなんかショボくね?やっぱり手塚治虫にしても宮崎駿にしてももっと大きな絵を描いていたんじゃないかな思えるので偉大と言われるんだろう。

2022-07-09

安倍襲撃事件を考える(雑味あり)

お前ら政府自民党に騙され過ぎだよな

安倍を殺した犯人安倍広告塔をやっていた統一教会によって彼の家族

破壊されたか統一教会 安倍を殺しに行ったんだ。つまり単なる復讐戦として安倍を殺しに行ったわけ。

(その殺人行為自体は全く正当化できない)

しか政府自民党はこの事件を最大限利用して「安倍の死(殺人)=民主主義の敵」と説明して

与野党わずすべての政治勢力と多くの国民がそれに同意してしまったんだ。

それが今回はかなりヤバイ

政府自民党統一教会に対する復讐戦であったに過ぎない彼の安倍への殺人行為

民主主義へのテロ行為」と結論づけてその大きな物語安倍に対する復讐殺人

政府自民党への支持を増強させるため最大限利用した。

まりこの安倍襲撃事件政府自民党は自勢力拡大を目論見

最大限プロパガンダとして利用しているのだよ

NHKからすべてのメディアもすべての政党もみーんなグルなのか

政府自民党だまされているのか知らないけれど、、、

安倍礼賛報道安倍襲撃犯人民主主義の敵でテロリストだというプロパガンダシナリオ通りじゃないか

お前ら目をさましたほうがいいぞ。

anond:20220709042254

犯人属性絶妙で、右巻きの人は「左翼ゲリラ思想犯卑怯にも襲撃に及んだ」にしたいけどできないし、左巻きの人は「元自衛官転向して保守に逆襲した」にしたいけどできない。

事件性質から、どうしても大きな物語を求める人が多いけど、もしかしたらとても小さな、パーソナルな動機、「家族自分破壊された復讐」なのかもしれない。

そうだとすると、分かる、同情できてしまう、という人も多くなるので、その共感してしまうかもしれない犯行理由を、半ば認めたくない。みたいな。

2022-03-26

進撃の巨人安心して読めると言う人を批判するお前らへ

毎回恒例のことではあるが、フェミニスト系の話題議論が白熱している。

私の立場基本的過激派フェミニスト連中(通称ツイフェミ)による表現規制の流れに反発している立場だが、今回の騒動は青識亜論含む反フェミニスト陣営の方がどう考えてもおかしいと思ったためなれない増田で書かせてもらう。

まず、主張を整理するためにおそらく今回の騒動の発端となったであろうツイートから紹介したい。

この下に続けて2つほどツイートが連なっているが概ね、進撃の巨人男性に媚びてない感じがして安心して読めるといったような内容である

ここで注意しておきたいのは、この感想あくま個人主観に基づく感想であり、このスイ氏は「だから他のも漫画進撃の巨人のようにしなければならない」や他の男性に媚びている漫画規制すべきだというような表現規制問題に立ち入っていないということだ。

もしこのツイート表現規制問題言及しているならば、主観に基づく規制として批判されるべきだろうが、そうでない限りただの一介のオタク感想ツイートしかない。

極論私が「たこぴー、鬱漫画だけど最後ハッピーエンドで超すきー!!!」といっているのとなんら変わらない。

しかしながら、この本来批判されるべきでないツイート現在ネットを騒がせているのは反フェミ派のへりくつのような批判存在しているかである

一例として以下のようなものがある。

これを読んで私は何言ってんだこいつしかならなかった。個人感想ツイートケチをつけるのはまあいいとして、その感想に対し共感する能力を持ち合わせていないかである

この人は本当に進撃の巨人安心してよめる感覚の人がいることを"想像"できないのだろうか?

もし感覚がわからないという人がいるのであれば以下のようなパターンだとより身近に感じられるのではないか

「私が学生時代ジャンプを買っていたころ、ToLoveるという漫画が連載していた。Toloveるは上で言うところのラッキースケベ代表格のような作品であろう。

ただハンターハンターなど他作品リビングで堂々と読んでいたが、Toloveるをどうしても親の前で読むのは躊躇していた。女性の裸体やラッキースケベ描写思春期自分にとってはとても気恥ずかしいものだったかである

これに対し、いやハンターハンターの方が人が死ぬシーンがあるからより親の前で読めねえだろ!というツッコミをする人間はいないだろう。

安心して読めるを評価するのに、グロさとか生死に直結するシーンがあるとかそういう尺度で考えるのがそもそもナンセンスなのである

こういうよくわからない対比構造を持ち出してこっちの方が安心できるだろ、そうでなきゃおかしいと言っている人間の方が理解できない。

似たようなものに以下のツイートもある。

繰り返しになるが、発端が個人感想ツイートなのだから、「感想は人によるよね」でいいのである。それを一つの評価軸におとして万人がそれに当てはまるように考えているかおかしなことになる。

当然先の青識氏のツイートには批判が多く付いたが、それに対してはこのようなツイート投稿している。

いやちゃん説明しているのあるだろ!それ読めよ!

このツイートに対するリプや引リツにも、罵倒嘲笑を含まずに丁寧に説明してくれているようなツイートがあるのだが、彼はガンスルーである


自己の単なる好悪の感情にすぎない」

少なくとも元ツイのスイ氏はそれを認識しているし、この言葉は誰に対して言っているのか正直よくわからない。

まとめるが、私は今回の騒動個人感想ツイートに対して、勝手表現規制していると決めつけて攻撃しているようにしか見えなかった。

もしスイ氏の感想ツイートをツイフェミvs反フェミという対立構造に無理やり仕立てて、攻撃しているのだとしたらそれこそツイフェミ批判する理屈である表現の抑圧」を、反ツイフェミ派がしていることになる。

ツイフェミ批判したいのであれば、まともな感性分別を持って批判すべきであり、批判側も過激派と同じ土俵には立ってはいけない。

青識亜論氏のような反ツイフェミ派を支持するのは構わないが、「担ぐ神輿は選んだ方がいい」と言いたい。

2022-01-26

anond:20220126104522

要するに、そのIP提供する「大きな物語」に参加するためにコンテンツに触れる感じよな。

今時のコンテンツゲーム漫画アニメノベルアイドルなんでもそう。

からSNS大事だしリアルタイム性(流行)も大事

2021-09-11

川崎のかなまら祭の危機

川崎奇祭、かなまら祭をご存じだろう。あのピンクチンコ神輿が有名なやつだ。

あのピンクちんこ奉納した会社が潰れてしまった。日本の伝統危機だ。

 

女装クラブエリザベス奉納した神輿だった

あのピンクちんこ神輿は、実は浅草橋新宿にあった女装クラブエリザベス奉納したものだった。神輿だけじゃない、それ以外の玉串料奉納して金山神社を支えていたと思われる。

このエリザベスはアント商事という会社運営していたのだがこの会社が去年廃業してしまった。

 

下着商社だった

アント商事は元々女性下着商社だったのが、どうも通販下着を買う客の中に男性が多いという事に気が付いた。つまり女装需要である。店で買うのが憚れるので通販を使っているのだと。

 

商事はこれはニッチ需要だと見抜いた。ニッチって隙間産業みたいな意味じゃないよ。生態学安定的生存圏って意味だよ。

しかもこのニッチ下着市場だけじゃない、「ドリルを求める客は穴が欲しい」のアレだ。「女装市場」を作り出す事が出来る。

そういう判断1979年エリザベス会館をオープンした。会員制で衣装を預かるロッカーを置き、女装を手ほどき、同じ趣味のお友達とも交流できるってサービスだ。そこで販売するのは当然自社の下着や服。地産地消みたいな商売やね。

 

ここはそのスジでは有名だったが、会員が年齢層結構高め。だから言っちゃ悪いがちょっと汚装っぽい方に寄っていて綺麗系じゃない(綺麗な人もちゃんといた為念)。でも年齢層高めって事は結構お金持ってる。会社で偉い人も多い訳だしな。

 

学生運動70年代から民俗学の隆盛

金山神社の方は性信仰がある神社ではあったのだが、かなり廃れてしまっていた。

んで、日本では1969年に盛り上がった学生運動が消沈した後、70年代中頃から民俗学が盛んになる。大きな物語マルクス主義が萎んだあとに小さな物語日本伝承を探求するのが流行ったわけ。自分探しの旅とか国鉄いい日旅立ちキャンペーンとかもこれに繋がるものだよ。

当時の金山神社宮司民俗学インスパイアされ、自身神社の昔の姿、江戸時代伝統的な祭り再現しようとした。特に性的信仰っていうのは明治以降国家神道の下に抑圧され、その後も恥ずかしいものとして人々から忌避されてきた。でも民俗学的にはそんな忌避ナンセンスだ。

それで大根男性器、女性器、いやそんな言葉忌避はしちゃいけないな。ちんこまんこに削ったご神体を崇め練り歩く祭を毎年開いていた。この表現民俗学表現からあしからず

 

エイズ疫病退散としてのスポンサーリング

1980年代中頃にエイズ禍が起こると、当時は同性愛者の病気と思われていたのでエリザベス界隈は肩身が狭い。客足も遠のいて経営的にも辛い。

そこで景気づけ&疫病退散の願掛けとしてこのお祭にドーンと奉納して盛り上げて来たのだな。そのスジじゃ有名なあの店が裏スジが通ったちんこ神輿寄付ってわけやね。

あの屹立するピンク怪物がいつ作られたかは良く知らない。でもあの神輿オフザケが多分に入ってるのね。どうしても客層におっさんが多かったりして綺麗でお高くとまってる感じにはなり難い。世間に言えない秘密趣味っていう暗さもある。

んだったらぶっちゃけちゃえって感じ。んだから江戸時代習俗復刻みたいな文脈からもぶっとんだピンクちんこを作ってしまった。そしたらそのぶっ飛び具合が群を抜いていて人気が出てしまった。

因みに写真見るとピンクちんこ神輿担いでるのって女装したおっさんたちじゃん。あれがエリザベス関係者です。お客ですな。

 

男の娘ブームに押される

15年ぐらい前から男の娘ブームがあるけど、そうするとメイクルームとかもあちこちに出来てくる。エリザベスの競合ですな。

しか男の娘ブームの方はレベルが高い。そうするとどうしてもエリザの方は汚装っぽく見えて見劣りがしてしまう。

因みにそういうお店の経営者にはエリザ出身者も居る。昔はエリザぐらいしか無かった訳でな。

 

そういう情況エリザベス運営会社のアント商事2020年2月廃業してしまった。コロナ最初期だ。

祭もコロナ自粛

一方、かなまら祭の方は毎年3月開催だがコロナのせいで去年から練り歩きは行われていない。境内での神事で終わりだ。警察道路使用許可出してくれないからな。

 

なので同社廃業ピンクちんこ神輿がどうなるかとか女装おっさんズ担ぎ手はどうなるかとかは不明なままなのだ。まぁ、いきなりピンクちんこが萎れたり無くなったりは無いだろうが、大手の後援者が居なくなるのは痛いかもしれん。

 

って事で、あのピンクちんこが有名な祭の外形は実は日本の伝統じゃなくてスポンサーによって作られた復刻&アレンジされた姿だったのだな。最初に言ってる事と違うな、あとでまとめて謝る。でも中身は民俗学的に線を繋いだもんで偽ものじゃない。

あと、他の男根神輿は健在だからちんこ消失に悲しまなくてもいい。是非来年は祭に来て出店のちんこキャンディーとかを頬張って欲しい。

 

最後にお詫び

なんで女装界隈詳しいのかっていえばワイがニューハーフ崩れだからだ。

最後に、はてな事務局諸兄には民俗学必要とはいえちんこ連呼した事を、またちんこ連呼で男女同権的に偏りがある文章となった事を、表題クリックバイトになった事をお詫びしたい。

どうもすいまんこ

2021-09-04

結局人間幸せってさ

価値観の近い人間しかいない空間で過ごすことなんだと思うよ。

大きな物語があって社会全体がそれを共有してる時代ならいざ知らず、価値観多様化した社会自分と相容れない人間の考えを日々見たり聞いたりしながら生きるのは苦痛なんだ。

から人々はSNSでも自分に都合のいい意見けが入ってくるエコーチェンバーに閉じこもり、自らの価値観を脅かすものを見つけると必死になって攻撃する。

それよりは最初から分化されて外の情報が入ってこないコミュニティに過ごす方が平和かもしれない。

なんかカルト宗教みたいだけどオンラインサロンとかそんな感じなんだろうな。

2021-07-30

anond:20210730182607

それは当然で日本貧困化しているからと、文化的処女地がなくなってきてるからだよ

神話共通無意識ベースにしたスケール大きな物語を紡げるクリエイターがいない

(当然ギリシアローマ北欧ナバホアステカ・・・インプット教養量も昔の人の方が多い)

手塚治虫富田勲宮崎駿ももう2度と出てこない。

一方で平和享受しているので最近オタクアウトプット量は多い。

そこでキャラ付けとか細部の意味付けとかが同じ小さなクリシェの中で袋小路的に

発達する。ツインテールヤンデレ巨乳から、とかニーソのボブの貧乳から、とか

で3角関係LGBTが彩りとして加わるようなスケールの小さい話ばかり。

たまに進撃の巨人みたいなうわびっくりした級の漫画とか出てくるのがまだ救いだけど。

2021-07-01

おすすめエントリって同じものばかり提示されるけどどういうことなんだ。

おすすめエントリ提示される以上にトラバブクマ集めてる記事も、今はコロナという「大きな物語」もあって続々生まれてる。

おすすめエントリ提示する候補ブクマとかを指標として機械的に選定するのではなく

人の目で内容も見て選んでいるのだろうか。

2021-05-22

anond:20210522120758

実際80年代以前の日本人政治に興味なかった、というかそういう姿勢がカッコよいとされていた。それこそ坂本龍一が「政治かに熱くなってるやつキンモー☆」みたいなことを言ってる時代があったんだ

若い時代政治に無関心に生きてきた層が40や50になって急に政治に目覚めてAntifaとかネトウヨとかやってるわけ。もう仕事限界が見えてきた、趣味には昔みたいに熱くなれない、家族や友人とも繋がれない、女に入れ込むほどの精力もない、そういう人間が一体感を求めて大きな物語に食いつくの

政治っていうのは全人類を巻き込んだMMOみたいなもんだから、とりあえずどっかのクランに入れば無課金死ぬまで楽しめるの

2021-05-08

二次BLは好きだけど商業BLは苦手な人は

少女漫画でも恋愛メインの作品は苦手で大きな物語(ファンタジーとか)の付属として恋愛があるのが好きなんじゃないかとか言われているけれど

付属って何だよ

付属」じゃなくて「大きな物語の一部」じゃ駄目なのか

例えばファンタジーヒロインを救うと共に世界を救う話とか

恋愛全然付属じゃないだろ

そういう作品恋愛をなくしたら物語が成り立たない

付属じゃなくて大きな物語の一部だと言うべきだと思うんだけど

なんでこう執拗なまでに「恋愛はおまけ」って言いたがる人が多いんだろうな

2020-08-03

現代黙示録

1

ウェブSNSの各所にできるだけフェイクニュースを散りばめましょう。そこに断片的な真実を散りばめ、人びとに大きな物語を作ることを促しましょう。その際、ひとつひとつの断片に歴史的背景を備える宗教的政治的シンボル付与することで、より効率を高めることができます

 

少しずつ真実を混在させることがとても重要です。 少なくともそのように思わせることが重要です。これは実際、人びとの探究心や創作欲求を刺激するもっとも優れた方法です。こうして物語が量産されるようになります

 

2

やがて物語を作ろうとする者、物語を読み解こうとする者、結論だけを求める者、そして、何も知らない知ろうとしない者に人びとが弁別されていきます弁別が繰り返されることで自然と人びとのうちに階層が生じるでしょう。

 

こうして発生した階層構造のもと、自律的なゴイム社会が生まれます。彼らはより高い階層を目指しますが、互いにいがみ合うことに注力するため、結局ゴイムであり続けるしかなく、当然真実にも到達しません。 つまり真実はけっきょく真実たり得ず、イリュージョンでありつづけます

 

3

この断章物語の断片たるべく書かれました。ゴイムには、常に物語を作らせる必要があります物語再生産がゴイム社会健全に保ちます。その意味でこれをある種の祭礼と捉えることも可能です。

 

真実を知るのが誰なのかは私たち自身にも分かっていません。しかしそのことで、私たち財産がゴイムから遠ざけられ、冗長化され、より堅固なものとなることは明らかです。

 

4

以上はごく簡単トリックですが、とても強力です。この断章のもうひとつの狙いは、すでにある程度の社会成功を得た者に、社会階層の維持の方法財産冗長化手法教唆し、これと似た断章を生みだすことを促すことにあります

 

これをもって、現代黙示録を生みだす作業ということもできるでしょう。断片的物語の集合こそが黙示録といえるからです。そうでなくてはイリュージョンとしての真実を示すことは不可能です。現代において黙示録は、集合知という位相に安置されるべきものです。

2020-06-15

anond:20200615003345

東大卒東大教員になったような連中の間では、最近、この手の話がめちゃくちゃ危機感を持って語られている。

いま助教准教授くらいの年代団塊ジュニア世代だと、東大生は首都圏だけでなく、地方の名門私立&ナンバースクール出身者の混合で、よくも悪くも、大学(東大)にいったらこんなに面白いつがいた!みたいな経験があった。自分首都圏出身だが、同級生東北人が、高校時代バンカラだったと聞いて、マジでびっくりした。下駄学校行ってたとかさあ。

しか最近は、首都圏中流以上の家庭の出身で名門私立を出たやつがほとんどになってきた。均質性が高まり、みなそつなく、しかし外れ値が少ないのでダイナミズムに欠ける、ように思う。東大のかつてのよさが失われてる気がして、焦燥感を感じている。有象無象拠点としての寮の消失も効いてるかもしれない。とにかく、みな小綺麗になってきて、焦る。

でも逆に、学生の話を聞いてると、地方学力の高い高校生でも「わざわざ東京行きたくない」という気配もあるらしい。 それが東大でも、だ。これも衝撃、

結局は大きな物語崩壊以降、大学(東大)とはなにかの価値提示しきれていないのかなという気もする。東大のために東大に来いとは当然、いえないわけで、うーん、なにかシステムの抜本的改革必要なのはわかるが、さりとて、と立ち止まってしま

2020-05-08

GWにみたアニメをふたつ

極めて良質なエブリデイマジックだった。

一話ずつ食事の支度を見ながら再生し、食べ終わるころには楽しい気持ちで見終わっていた。

弘前に降り立った魔女普通女子高生をするお話

田舎景色を取り囲む優しい人間関係が、見ていて心地いい。

日常系かと思うと、箒で空を飛んだりするのが良いアクセントになってよい。

ちゃん魔女になりたいと希望したシーンをみて、後半は世界主人公破壊せよと、選択を迫る激鬱展開なんじゃないか心配したが、そんなことなかった。安心

どこかに進んでいく物語じゃないので、続編を作りやすい気もするので、切に希望している。

モンテクリスト伯原作にしたアニメ

クール24話でも、すらっと見れたということは割と面白かったのだろう。

モンテクリスト伯復讐劇なんだけれど、実は後半まで誰が誰に復讐するのか、それほど明らかではない。

復讐物語ぼんやりと見えてくるまでが若干退屈かもしれないが、後半に結末まで駆け抜ける勢いは見る価値がある。

ただ、このアニメが作られた時代的なものがあるのかもしれないが、画が汚いのが残念。

画面で人物が動いても服のテクスチャが動かないので、脳が混乱して非常に見ずらい。

これさえ目をつぶれば、伏線が繋がって大きな物語が完成する快感を楽しめる割と楽しいアニメだった。

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