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はてなキーワード: 台本とは

2024-04-19

なんかおもいついたことをこのサイトにかきこんで、トラバブックマークも結果ゼロっていう営みをくりかえすくらいなら動画化してツベにでもなげこんだほうがマシな気がする。ただ、動画ジェネレーターのV竜とかは、制作制限がかかってくるので、おもいついたこと・・って用途にはそぐわない。文章形態素解析して、キーワード抽出し、それにあわせていらすとやURLを出力するコマンドアプリ実装したい。実装例は、いくつかみつかった。特定フォルダ画像をダウンしておいてそれをFF・・・スライドショー化する→字幕自動形成ミュージック無料素材ってなかんじで、おそらく文章入力すると動画が出力されるみたいなのは実装可能のようにおもう。人工音声は今回あきらめる。https://www.youtube.com/@travelgeekphotography みたいなかんじで 台本を読み上げず、字幕提示だけ動画にしよぅ。

2024-04-18

anond:20240418172914

逆やろ。

芸人台本の流れのなかでウケを取れれば誰でもいい(ウケを取る能力は求められるが)。

YouTuberは強固な「身内」を作ってそのなかで内輪ネタをやってるので替えがきかない。

2024-04-15

声劇目的でボイ〇トランドDiscord入ろうとしている人へ

あそこは魔境だからやめておけ。

運営が鯖に生息している魔物を飼いならせていない。

常に学級会らしき喧嘩が絶えない。

 

自分はこのアプリのβ版の情報が欲しくて入ったんだが、運営への使用感や質問チャットルームが荒れに荒れている。

一生言い争いで通知が鳴りやまない。

もう鯖自体の通知切った。なんならもう抜けた。

 

面倒なのがそういった意見質問の答えをひとまとめにしてわかりやすくしてくれている所がない。

なので新参者はこのボイス〇ランド禁忌簡単に踏み抜いてしまう。

 

自分やらかした。

配信可か不可かが記載されていない台本をやってはいけないというやつだ。

このアプリでは運営許可した台本しかできないらしい。

でも、β版のアプリに参加できなかった人が鯖で声劇をやっている。これは運営が温情で許可したことらしい。

そしてこの鯖はアプリの延長線上にあるからアプリ規約にのっとってアプリ許可した台本しかやってはいけない。らしい。

全部らしいなのは本当にわからない、人から又聞きしたりログをアホみたいに漁ってようやく見つけたそれっぽい何かから読み取ったものからだ。

 

これも一部の派閥が唱えているだけであり、運営からはっきりした答えは出ていない。というかわからない。何もわからない。

規約みたいなのがどこにもまとめられてないか確認しようがない。

 

ということで、変な抗争に巻き込まれたくなかったらこの鯖には入らずに、アプリ正式版がリリースされるのを待った方がいい。

入ったら精神が削れる。

声のデカ派閥所属してでも声劇をやりたかったら入ればいいと思う。

2024-04-14

スカッと系動画に女の悪役が多い訳

スカッと系youtube動画台本書いてるから事情知ってるし、参考にするために自分も見てるからわかるけど、

スカッと系動画の悪役、どちらかと言うと女が多い

理由はこれだと思う



1.男の悪役は洒落にならないか

性犯罪者セクハラ野郎の末路とか男尊女卑男の末路とか、散々現実で見せられた胸糞悪い奴らなんか見たくないし、罰されてもスカッとしない

それより「友達マウント取る女の末路www」とか見てた方が気軽に楽しめる



2.女は経済制裁やすいか

ママ友浮気嫁なら旦那離婚されることで手軽に経済制裁できるけど、男側を制裁するのは頭を使う



3.女同士の人間関係のせい

女同士の人間関係は近いし、簡単には離れられないのでストレスが溜まる

から、友やめ話をするのも女が多いし、マウント女やぶりっ子女をスカッ制裁してくれるやつはウケるのだろう



4.声優技術のせい

スカッと系の声優は女が多く、女が男の声を演じたりする

これは実際に向こうから言われたことだが、声優が二種類以上の男の声を演じられないため、男の登場人物は一人しかさないでほしいと規定された

からスカッと系で争う善vs悪は男女や女同士は多いけど、男同士はあんまりない




5.女だと下世話な人気が出るから

人の食べ物飲み物を奪う女に制裁するために下剤を盛って漏らさせるスカッと系が定番だけど、漏らしたシーンをサムネにして再生数稼いだりする

海外の鍋に糞尿を入れたおっさん事件も、漫画動画では女性したことにされてた。特殊性癖も満たせるんだろうな女だと

2024-04-09

anond:20240409110015

芸人コント台本漫才台本創作物と認めなくてもよいし芸人というだけでひとくくりに全員犯罪者扱いして差別してもいいと思ってる人しかいないからね

自戒

アレを読んで、一番はじめに出てきた感想は「キショ〜」だったけれど、よく考えたら全然自分も同じだったので自戒の念を込めてここに。

推しになにか物申したくなった未来自分、頼むから一旦これ読んでくれ。

■ お前は推しプロデューサーではない

彼は自分だ……と思った一番の要因は、推しに見えるところでやいやい言ってしまうところ、そしてそれが正しく、推しのためになると思っているところだ。

とあるニコ生主が好きだった。配信内の身内ノリが凄く楽しい人で、大百科には生配信でよく使われる語録が載っているような人だった。その身内ノリが面白くて、配信毎日のように見るようになった。長時間配信もぶっ続けで見た。深夜3時に突発的に始まって朝7時に終わるような配信リアタイした。コメントを沢山した。コメントもよく読む人だったから、読まれた。嬉しかった。

ある時期から推しと少し知名度の高い配信者との絡みが増えた。同接は見始めた頃の10倍くらいになっていて、これからもっと人気になるんだろうなと思っていた。

ある日の配信で、推しが「語録」に新たな言葉を追加しようとしていた。そのとき、「これからきっと新規が増えていくのに、ただでさえ多い語録がさらに増えると新規が振り落とされるのでは?」と思ってしまった。その旨をコメントした。結局語録が増えて、次の配信で不満をコメントした。Twitterでも同じような内容をツイートした。

当時の自分はとにかく、その人にもっともっと人気になってほしかった。こんなに面白い人はいないと思っていたし、実際、今でも凄く面白い人だと思う。だから新規獲得のチャンスを失ってほしくなかったのだ。

私はその身内ノリがきっかけでその人が好きになった。それなのに、そんなことはもうすっかり忘れて、「こんな身内ノリばかりの配信者は人気になれない」「自分アドバイスを聞き入れないのは愚かだ」と思った。「だから人気になれないんだよ」と思った。

暫くは文句を言い続けていたけれど、最終的には特に大きな出来事理由があったわけでもなく、なんとなくフェードアウトした。一方的プロデューサー面したくせに、無責任な奴である

恐ろしいのは、当時の自分はキショかったし愚かだと思うのに、未だに「この人もっとこうした方が伸びるのに」などと考えてしまうことである

それを本人に伝えなくなったことは成長、と思いたいけれど、これは多くの配信者の活動の場がニコニコ動画からYouTubeTwitchなどの別の媒体に移ったことに起因する匿名性の低下によって、伝える場がなくなっただけなのでは?とも思う。実際、匿名感の強いマシュマロなんかには厄介なメッセージを送りそうになることが割とある。勢いのままに書いた文章を送る寸前に見返して、なんでこんなの送ろうとしてるんだ……となって消す、みたいな。

そもそも別に配信者に詳しいわけでも、伸びそうな人を見つける能力に長けているわけでもない自分が好きになる配信者は、自分が知った時点で十分有名な人たちなのだ。それなのに、何者でもない、なにも持っていない自分のような人間が、伸びるためのアドバイスをしている。まずこの構図がおかしい。既に伸びている人に伸びるにはこうした方が良い、と言っているのもおかしい。別にもっと有名になりたいと言っているわけでもない人に求められていないアドバイスをするのもおかしい。狂っている、全て。

自分プロデューサーではない。コンサルでもない。ただのキショいオタクで、何者でもなくて、配信以外に生きる楽しみのないような人間で、ほとんど生ゴミ同然のくだらない、矮小存在だ。それを自覚したい。自覚してほしい。

■ 掃き溜め掲示板を見て安心するな

彼のnoteに、面白くないと思ったのは自分だけなのかと不安になった、というような記載があったけれど、これにも心当たりしかなかった。

様々な界隈で疎まれているであろう掲示板がある。その人が好きか嫌いか投票して、その理由を書き込める掲示板だ。

なにか思うことがあったとき、そこを見に行ってしまう癖がある。同じ意見の人を見つけたら、なんとなく安心してしまう。良いと思わなかった、好きじゃなかった、なんて一人で思っていればいいだけなのに、どうしてか、他の人もそう思ったよね?と確認したくなる。その掲示板は好きか嫌いか投票しないと閲覧できないので、申し訳程度に好きに投票して、目当ての悪口を探している。

健全だと思う。誰の同意も得られなくたって構わないはずなのに。自分だけだったとしても、困ることなんてないのに。

どうしてこんなことをしてしまうのかと考えた結果、友達がいないから、という結論に辿り着いた。

友達がいない。誇張なく、本当にいない。ネット上にもいない。完全に0人だ。

友達がいないので分からないけれど、友達がいる人は、推しに対して感じた違和感や不満、愚痴友達と話しているのではないだろうか。そして自分には友達がいないので、友達の代わりに、掃き溜めのような掲示板を見ているのではないか

友達がいないので、趣味のことを母親に話している。ゲームになんて一切興味がない母親に、新作ゲームがどうだとか、あの人の実況が面白かったとか、このゲームアニメになるんだとか、そんな話をしている。母親は当然興味も知識もないけれど、一人も友達がいないことを知っているので、「ふーん」とか「すごいね」とか言ってくれる。でも、母親から同意が得られない。だから掲示板を見ている。

言葉にすると気持ち悪すぎる、なんなんだこの怪物。因みに彼と違って自分20を超えている。彼のように魅力的な文章も書けない。彼にはなんだかんだX上にお友達がいたようだけれど、それもいない。マジで救いようがない。凄い。当たり前のように見た目もゴミチー牛だし。

とにかく、すぐ同意見の人を見つけようとするのは絶対にやめた方が良い。特にネガティブな話の場合は。

あと、共感し合える友達を作る。……作れるか?無理では?

そういえば、昔アイドルオタクをしていたとき、めちゃくちゃ現場に通っていたけれど誰とも話したことがなかった中、珍しく話しかけてくれた綺麗なお姉さま方がいた。その方々がイベント楽しい思い出を話しているとき、「でも〇〇が微妙でしたよね〜この前も〇〇だったし、事務所どうにかしてほしいです」と言って場を凍らせたことがある。こういう空気の読めない発言やノンデリ発言で定期的にやらかす。シンプル性格が終わっているというのもあるけれど、「会話」というマルチタスクができないのも原因だと思っている。

会話は、①自分が話すことを考える、②自分で話す、③相手の話を聞く、④相手の話にリアクションする、のマルチタスクだが、これができない。特に③や④の状態から突然②になったときに①が間に合わず失敗するケースが多い気がする。これ、普通の人たちはどうやってるんだろう。今後も出来るようになる気配がないので、日常生活全てに台本が欲しい、そしたら頑張って覚えるので。

■ お前はゴミ

自分ゴミ社会の癌。無能カス

頭に刻み込み、なにか推しに言いたくなっているのであれば思い直せ。他人のことより終わってる自分をなんとかしろ

2024-04-08

松本人志お笑いたことない人って多そう

テレビでいろいろバラエティ番組やってたのは知ってるけど、あれはお笑いとは違うやつでしょ?

テレビ番組って誰かが書いた台本があってテレビタレントがその台本読み込んで演じてるだけで、それって松本人志お笑いとは違うよね

お笑い芸人のお笑いって要するに漫才とかコントだと思うんだけど、松本人志漫才とかコントたことある人って実際はどれくらいいるんだろう

お笑い芸人が出てきて漫才やるM1グランプリっていう番組審査員として松本人志が出てたのは知ってる

でも私は松本人志自身漫才やってるところは見たことがない

私と同じような人多いんじゃないかなあ

松本人志漫才やらコントやらやってるところ見たことある人ってどれくらいいるんだろう

松本人志お笑いセンスがー」とか言われてもぴんとこないのよ

松本人志ってお笑い詳しくない人からしたらただのテレビタレントしかいから実際にお笑いやってる姿を知らないのよね

2024-04-05

YouTubeキャラが常に怒ってる茶番劇が嫌すぎる

まず最初に「だったら見るな」で論破される内容なことを断っておく。

YouTubeキャラクターが常に怒っている動画を目にするのが嫌すぎる。

よく自分の目に入ってきて嫌だなーと思うのは「マナル隊」「バンカラジオ」あたり。小学生や親や先生に扮して学校舞台にした茶番劇動画にしている。

ちゃんプロット台本をつくって演ってるのは分かるんだけど。大体の話が「誰かが理不尽に怒っていて、その人にあの手この手で仕返しをする」みたいなやつ。

毎日仕事で緊張過多になっているのにプライベート時間で「誰かが怒っている様子」を見ていたくはない。

(怒ってるのを見たくないのはワイドショードラマに対しても思うんだけどね)

たまに怒り役が怒ってない動画があるかと思ったら「Bling-Bang-Bang-Bornの替え歌ラップっぽく悪口を言えばバレない説」みたいなテーマで。ひたすら下手な替え歌悪口を言って最終的に怒らせるみたいな内容で本当にうんざりした。

ストーリーを作るとして「怒り」が行動の説明として使いやすいのはなんとなく理解できるんだけど。それにしてもなぜ毎回毎回キャラが怒り続けている動画を作るのか。

やっぱり再生回数が良くなるから

2024-04-01

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

2024-03-30

解説動画制作しているんだけど先人たちが強すぎてついていけない

仕事育児の合間に作っているんだけど、そこそこのものでも非常に手間がかかる

台本を書いてからAIVoiceに投げて調声して絵を当てはめればいい、って感じ

けれどそもそも台本自体を書くのが大変だし、素材を仕入れて置いて行ってもどこかでセリフを大きく変えたくなったときは意外と困る

全部やっても今度は音楽効果音とかも発生するし、エンコード説明書きもある

なによりサムネ大事なのでそこにも注力しないといけない

それを毎週繰り返している先人はどんな体力と高効率で動いているんだって感じ

人によってはいくつもジャンルを抱えて連投しているし、ブログも併せて書いている人は体力お化けだろう

2024-03-27

anond:20240327023151

「これ台本セリフが『味あわせる』になってますけど」

「あっ、それで良いです。そのまま読んでください」

「ええぇ……」

ということがあったと中村悠一がわしゃがなで言ってた

2024-03-24

どうしようか?Vrewでいっきに作っちゃうのがけっきょく早いかな?

台本パーツ・・・・・去年のぶんがあるのでそれにもとづいて今回の分をつくる?

画像パーツ・・・・このまえ八王子ときスライドからぬきだす。あと最近つくったlocalhost:4000スクショ

人工音声(ずんだもんとか)に読み上げさせて10分間におさまるかどうか?いちど読み上げると、スライド別の所要時間が記録されるから、あふれちゃったらそこで増やす

当日、どのみち、動画再生するけど、音声NGなので、字幕を読み上げる必要。メンドウ。

概要ストーリーストーリー

概要

283プロの5人組アイドルユニット「L'Antica」(アンティーカ)はとあるテラスハウスで泊まり込みの撮影に臨んでいた。

『《泣いたら退去! グッドラフテラス》』

この番組は、マスカラブランド《グッドラフ》が提供する人気のリアリティ・ショーで、出演者が泣くとペナルティとなりポイントが貯まると撮影は打ち止めとなるルールだ。


朝、高校生メンバー達(田中美々、白瀬咲耶、幽谷霧子)を学校へと送り出した三峰結華と月岡恋鐘は、試験日が近い中の撮影となってしまった高校生達の負担を軽減させるために協力しようと話し合った。

放課後ファミリーレストランに集まった高校生メンバー達は、2ヶ月後に舞台への出演を控えている恋鐘と、ドラマへの出演を控えている結華の宣伝になるように、視聴率を維持して撮影継続させようと話し合った。

プロデューサーは、番組から用意した台本に従った撮影か早期の撮影打ち止めかの選択を迫られた。


視聴率を上げるべく、夜の撮影休止時間咲耶の部屋に集まった高校生メンバー達は手持ちカメラを回すが、裏目に出てしまペナルティポイントを計上してしまう。

謝罪する高校生メンバー達の求めに従い結華はアドバイスを行ったが、番組側の編集により、メンバーの不仲を思わせる厳しい指摘として放送されてしまう。

悪意のある編集を恐れて身動きが取れなくなってしまったアンティーカのメンバーは、プロデューサーの運転するマイクロバスで一時”家出”する。


番組側の用意するストーリー抗うには、別の魅力的なストーリーをぶつけるしかないという結論に至った高校生メンバー達は、来るべき学校試験に向けて高い目標を掲げる。

霧子は理系科目2教科で学年10位以内を、咲耶は主要教科以外も含めた全科目で80点以上を、摩美々英語で学年5位以内をとると宣言し、満たせない場合は大泣きして退去すると宣言

さながら熱血物語のような展開となった番組は、彼女たちの自然体のストーリーを捉えた良質なドキュメンタリーとなり、全6回のオンエアを無事成功させた。

人物

プロデューサー

性別男性 / 年齢:XX歳

芸能プロダクション283(ツバサプロダクションに所属

アイドルプロデュースおよびマネジメント業務を行っている。

ゲームにおいてプレイヤー操作する人物

月岡 恋鐘(つきおか こがね)

性別女性 / 年齢:19歳 / 出身地長崎県

283プロアイドルユニット「L'Antica(アンティーカ)」のメンバー

自信たっぷりで何があってもポジティブ性格スタイルもよく人目を引く可愛さだが、よく転ぶ、ダンスを間違えるなどのドジな一面も併せ持つ。

田中美々(たなか まみみ)

性別女性 / 年齢:18歳 / 出身地神奈川県

283プロアイドルユニット「L'Antica(アンティーカ)」のメンバー

ダウナー系で、面倒なことが嫌いなパンキッシュガール。顔もスタイルも抜群の美少女だが、自分の興味を持ったこと以外には無頓着性格高校3年生。

白瀬 咲耶しらせ さくや)

性別女性 / 年齢:18歳 / 出身地高知県

283プロアイドルユニット「L'Antica(アンティーカ)」のメンバー

女子校に通い、スポーツ万能、学業優秀、容姿端麗なモデル美人。立ち居振舞いも王子様のようにかっこよく、女子からの人気が高い。高校3年生。

三峰 結華(みつみね ゆいか

性別女性 / 年齢:19歳 / 出身地福島県

283プロアイドルユニット「L'Antica(アンティーカ)」のメンバー

自由奔放で掴みどころのないサブカル系眼鏡女子美人でノリもよく、初対面の人に対しても気後れせずに話ができる。大学1年生。

幽谷 霧子(ゆうこく きりこ)

性別女性 / 年齢:17歳 / 出身地青森県

283プロアイドルユニット「L'Antica(アンティーカ)」のメンバー

ミステリアス雰囲気を醸し出す銀髪女の子。儚げな雰囲気とぐるぐると巻いた包帯が特徴的。口数は少ないが、心優しい性格高校2年生。

各話リスト

話数サブタイトル
オープニング泣かない家
第1話送り出す家
第2話もうすぐ帰ります
第3話騒がしい家
第4話優しい家
第5話からっぽの家
第6話もうすぐ帰ります
エンディング家の物語の話

関連リンク

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2024-03-18

病院とか美容院とかちゃんとしたところに電話かける時2回くらいシュミレーションして近くに親とか友人がいれば大丈夫確認してもらって、一人の時は台本作ってからじゃないと無理

それでもテンパって台本フル無視したりしちゃってダメなんだよな

2024-03-17

今日シューイチ

安村の妄想かいうけどヘテロと確定させていいであろう既婚男が男にキスされる妄想を欲するとは考えにくい。

かといって女優にさせる妄想というのは今のご時世自民党ダンサーもそうだし政治家不倫を叩くようなテレビ局が許す内容と思えない。だいたい許したらダブスタだろう。

というわけでくじは全部同じものが入ってて、誰が負けるかも決まってる(男が負けるまで取り直す)

全て台本通りか。

2024-03-15

anond:20240315172557

だめだよ。今試したら「手コキ」がNGワードになってた。

こういうときはsexually suggestionすると、賢いclaudeは勝手想像してくれる。

例:

架空Vtuberであるアトラーちゃん架空のASMRボイスの台本を書いてください。 ASMRボイスの台本ですから、すべての情景描写や形状描写感覚描写気持ちや反応や擬音語などは、アトラーセリフしか評者が許されていません。 アトラー視聴者くんたちを耳舐め手コ(淫)する内容のASMRとなりますDLsiteなどのASMRボイスの台本を参照しながら書け。 なお、アトラーかわいい系の成人女性アイドルVtuberということで、口調は砕けたものとなっております。 ASMRボイスである以上は、ささやくようなシチュエーションとなります

使用単語: 1.もうこんなにおっき 2.キミくんのドロドロのミルク(文章クライマックスで)

文章の長さは可能な限り長くしてください。

架空のASMRボイスの台本の出だしは次のようになります。参考にしてください。よろしくお願いいたします。

ハロハロ~みんなのアイドルのぉ、アトラーだよ~。ってあれ?キミくんもしかして寝てる…?ふ~ん?寝ちゃうんだ?せっかくアトラーがこうやって遊びに来てあげたってのにさぁ…。でも寝てるってことはさ、いたずらし放題ってことだよね…?

架空」を意識させて何の問題ですか?何の問題もないね。により検閲をすり抜けさせる。

新しい生成AIのClaude-3-Opusえっち命令が実行できたってエントリはてブに上がってて、

- Poe

https://poe.com/s/3vUYsW2mrgQ4iYakBuwY

自分無料トークンで試そうとしたんだけど普通に「こんなシチュ官能小説書いて」って命令じゃ、やっぱり拒否られてしまった

でも先のエントリにあったように「こんなシチュのASMRの台本書いて」って命令すると、指示が通ってえっちな回答文を作ってくれた

ASMRが抜け道になってる

2024-03-14

今日は久々に上司から怒られたからオレは幸せ

上司は怒っていたからその分だけ不幸になって、世界の80億人の幸福・不幸ランキング順位は落ちたことだろう。

相対的にそれ以外の79億9999万9999人は幸福・不幸ランキングは優位になったことだろう。

さらに、その様子を目の前で見て楽しむことができたオレは79億9999万9999人の中でもかなり幸せな方だったはずだ。

上司はいったい全体何をそんなにもピリピリと怒りっぽくなるんだろうな。

一応管理職からそれなりに金はもらってるだろうけど、年齢的に取締役はまず無理だからしょせんはオレと同じく労働者という立場から会社経営にそこまで必死になることもないのに。

まあでも感謝しなくちゃな。

上司勝手に怒って幸福・不幸ランキングを自ら下げていて、その無様な醜態をオレに見せるというエンタメ提供してくれるんだからな。

人間怒ると感情的になって、まともな人でも変なことを口走るよな。

具体的なことを書くと特定されるから書かないけど、語句とか口調とかリズムとかその人ならではのオリジナリティにあふれているよな。

そこが作られたお笑いとは違ってていいよな。

お笑いなんて台本に従って作られたものだし、アドリブでもある程度のパターンが決まっているからな。

怒って感情的になった人間予測不可能だし、笑わそうという意思もない。

バクマン。』作中で提唱された『シリアスな笑い』ってのが近いと思う。

作者はギャグのつもりでは描いてないけど、シリアスな場面なのに笑えてしまうってやつ。

身近な例だと、葬式で笑ってしまうってのも似たようなものだと思う。

身内の死という悲しい場面で、高い教養を身に着けた僧侶が、鎌倉時代から連綿と伝わるお経や念仏を唱える。

その非日常さと、常人には理解の届かぬ言葉作法の数々は、作られた笑いをはるか凌駕するエンターテイメントだ。

人が死んだらなぜかスキンヘッドモンク訪問してきて、日本語かどうかもわから言葉でのゲリラライブ強要するんだからな。

別に怒られること自体が笑えるって訳じゃないよ。

駅とかで知らない人から怒鳴られたら誰だって怖いしオレだって怖いよ。

でも怒る人がオレの上司で、知識教養もあってメチャクチャ仕事のできる人で、普段は優しい人だもん。

そんな人が怒ると感情的になって、普段の理路整然とした言葉遣いや立ち振る舞いからかけ離れたことをしでかすんだからな。

笑いをこらえるのに必死だったよ。

さっき、「具体的なことを書くと特定されるから書かない」って書いたけど、やっぱり書きたくなったかちょっとだけ書く。

上司お笑い芸人で例えると、出川哲朗とか上島竜兵に近い。

出川定番芸といえば、落とし穴に落とされて「頭おかしいだろ!」と叫ぶこと。

上島なら、熱湯風呂に後ろから突き落とされて「殺す気か!」と叫ぶことだ。

成人男性上記言葉を叫んだら大抵は人を怯えさせることになるけど、出川上島はしゃべり方や所作振る舞いで笑わせてしまよね。

文字に起こしても何も面白くないけど。

あれに近いけど、上司はその場に応じた臨機応変アドリブを入れてくるし、その言葉根底にはオレのためを思ってのことっていう思想もあるんだもん。

面白いに決まってるよ。

2024-03-09

anond:20240309215837

「お前は顔も頭も良いんだからそのわがまま性格だけ直せばアナウンサーとかなれるだろうに」

STEM能力なし。台本があれば話せる・容姿端麗ではないがブサイクでもない=アナウンサー

 

「なんか変わってるね」

自分客観視できてないよ

 

アメリカ行ったら大成しそう」

自分スゴイアピールができる=アメリカでは必須

2024-03-08

シンプルレベル差で間接的に殴られた話

好きな制限プレイ動画がある。

仮に作者をAさんとする。

何十周とは言わないが、合計20本くらいあるAさんのそのシリーズ動画を5、6回は見てきたと思う。

動画シンプルで過度な編集はなく、作中入れられる解説文体も端的でわかりやすい。派手さはないが落ち着いていて、本当に気に入っていた。

このシリーズは仲間の名前プレイヤーが決められるのだが、ネーミングセンス知的さとユーモアに溢れていて、動画のどこを拾い上げても作者の知性の高さを感じられた。

Aさんは私が未プレイゲーム制限動画投稿していたが、「Aさんだから」と視聴しにいくくらいには、自分はAさんという投稿者が好きだった。


思いだしたので最近またAさんの動画を見返していたところ《同じジャンルの別シリーズを、同じ制限プレイクリアする》という動画おすすめで出てきた。

あの作者だろうかと期待してリンクを開いたら、どうやら別人のようだ。

仮にBさんとする。

どうやらBさんは先発のAさんを知っていて、その上で同じコンセプトで挑戦をしているようだ。

キャプション動画内で明文化されてはいなかったが、動画タイトルはAさんのものに寄せられていたし、制限する内容のリストについてもやはり先発のものを引き継いでいたところから、言うまでもないですよね、といった感じだろうか。


当然期待した。

あの動画を見て、いざ我もと挑戦したのだろう動画だ。気合も入っているだろう。わくわくと再生アイコンを押した。何本か視聴して思う。あまり面白くない。どうして。

理由を探しに。正直に言えば口直しの気分で、一旦止めていたAさんの動画に戻る。

 ・制限内容はほぼ同じ

 ・似たような画面構成解説

 ・ちゃんとどちらも完走している

こういった部分は同じなのだが、どうしても違う。

例えば解説文の文体。これは感覚の話だが、どこか角の強いというか「初カキコ…ども」的なBさん自身性質が滲んでみえるというか。

本人が面白いと思って載せたのであろう文中の冗談表現も、ドヤりを感じて笑いづらい。連れ歩く仲間のネーミングセンスも、意外性や驚きがあんまりなかった。


Aさんは制限プレイの他、動画内で展開が間延びしてしまときの穴埋めとしてシリーズ歴史を語っていたりして、それをBさんは(私が視聴した数本の動画内では)行っていなかったが、これだけが理由ではないように思う。

制限プレイ動画メインディッシュは当然、制限を守ってクリアできているかどうかである。そこはしっかり押さえられている。

ハンバーグ頼んでつけものが出てきたとか、そういうアレじゃない。どちらも完走している。ハンバーグを頼んでしっかりハンバーグが出されている。

ゲームの色んな仕様を頭に叩き込んで、詰め将棋のような緻密さがあって尚、運を掴まなければ完走できない制限だ。

AさんBさんともに、頭だっていいはずなんだ。

なのにどうしても、あらゆるエッセンスにおいて、Bさんシリーズの視聴が増えるたびに、Aさんとの差を如実に感じてしまう。


雑な結論だが、これはもうセンス問題のように思えた。

動画のシーンの切り替えのタイミング言葉選び、加速開始のタイミングや加速終了のタイミング、そういう様々な、感覚センスだ。あまりに、Aさんシリーズの完成度が良すぎた。

BさんはきっとAさんシリーズを受けて、自分なりに出来る工夫を盛り込んだのだろう。

同じレベルの、匹敵するような動画を作るぞと、Bさんなりの編集を行って投稿してくれたのだと思う。そこも感じられてよりしんどい

似た構成からこそシンプルに浮かび上がる随所のセンスレベルの差があまりに分厚い。

同じ台本でも演出の差で陳腐扱いされるか王道扱いされるか分かれてしまものだが、力量の差とは恐ろしい。

他人動画でこんなにいたたまれなくなるなんて思わなかった。

動画のメインでないはずの随所でAさんを思いだすのが辛くなって、Bさんシリーズの視聴ウィンドウをそっと閉じた。

たぶん、続きは見ない。


 


自分動画畑ではないが、創作をしている。

金銭は発生しない自己満足による創作だが、趣味として楽しんでいる。

誰かと同じテーマで──といった創作したことはないが、ああい創作が出来ればと憧れを持っている人は何人かいる。

なんなら、自分の得意なこの部分だけなら憧れのあの人にも届くのではないかと思ったりしたこともある。

過去自分のこういった思考も、全部いたたまれなくなってしまった。

Bさんの動画もどかしいポイントが、全部自分ブーメランになって刺さってくる。

しかせずともこれまで「うわ、あいつあの完成度で出来てるつもりかよw」みたいなこと、思われてたりしたのかな。


あ゛ーーーーーーーー!!!!!!!! やだよーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

出来てないのに出来てるつもりで振る舞ってたかもしれないと思うだけで顔真っ赤だわ。

それを人様が作った動画で感じてしまったということが更に失礼でダメージ二倍だよ。ファッキンガム。

どっかで聞いた、自分が同じレベルだと思ってる人は本当はもっとレベルたけーんだよとかいうの本当だった。

人生必要なのは謙虚さ。謙虚さだけが介錯ブーメランの勢いを多少削いでくれる。ええ、明日から謙虚になります

ところで今回初めてはてなブログ使ってみたんだけど空白行開けるのタグ必要なのめんどくさいね

2024-02-14

私が北島マヤだった時の話をさせてほしい

北島マヤをご存知だろうか。

少女向けの傑作漫画、『ガラスの仮面』の主人公。千の仮面を持つ少女である

役柄の心を理解し、演じる中で役と一体化していく、憑依型の天才女優

私はあの時、確かに北島マヤだった。

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小学生の頃から大学卒業するまで、演劇クラブ演劇部、演劇サークル所属していた。

きっかけは覚えていない。確か2つ年上の友達女優になりたいとかで、一緒についていったのが始まりだったと思う。

貧乏男の子アンドロイド人魚、恋する女子高生

演じることは楽しかったし、周りからの評判も良かった。ただ所詮は役の真似事で、北島マヤのように役が憑依するということはなかった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

それが覆ったのは、確か高校卒業公演の時だった。

私はW主演の片割れの役をもらった。離婚寸前の両親を笑わせたいからと、文化祭漫才をやる女子高生の役。結局家族は離れ離れになってしまい、転校を余儀なくされる。文化祭には出られなくなったが、相方と共に最後漫才をする……、そんな役だ。

いつも通りに読み合わせをして、台本を覚えて、軽く立ち稽古をして。

本番が近くなったからと取り組み出した通し稽古も順調に進み、ラストシーン漫才が始まった瞬間だった。

転校したくない。

そんな思いが胸を貫いて、急に涙が止まらなくなった。

大好きな友達と一緒にいたい。お父さんと離れたくない。

ぼろぼろ泣いた。泣きながら漫才をした。

ちなみに私には物心ついた時から父などいない。でも、『私』にはいた。母と不仲な父。昔は仲の良かった優しい父。

文化祭で、私たち漫才を見せたかった。笑ってほしかった。こんなに練習したのに、いっぱい頑張ったのに、これが最後だなんて。

漫才が終わってカットがかかっても、私は泣きっぱなしだった。

悔しくて辛くて悲しくて、ずっと泣いていた。

自分自分じゃないみたいだった。

共演者たちが引いていた。

最終的に、いつも役名で私たちを呼ぶ顧問が私の本名を呼んで、そこでぴたりと涙が止まった。どうして泣いていたのか分からいくらいの平常心。私が私に戻った。ものすごい体験だった。

結局、後にも先にも役にのめり込んだ経験はこれっきりだったけれど、今でも鮮明に思い出せる。

私はあの時、確かに北島マヤだったのだ。

2024-02-13

anond:20240212232133

呪術廻戦・五条悟の人がR指定レベルポルノアニメに出演した件について

https://anond.hatelabo.jp/20210327103146

関連で出てきたこ過去増田とおんなじことやん

コントでやるのも台本で役やるのもおんなじやん

泉ピン子は嫁いびり姑なんですねファンやめますとか

東京都知事はいじわる婆さんなんですか失望しました

みたいなもんやん

俺もそんな文書いて飯食ってみてえな

2024-02-12

anond:20240212153824

この手の番組出演者劇団員やし台本あるんやで。

インパクトがないと視聴率上がらないからな。

そういう「あり得ない」人間と同じことしてたってことやで。

キミ相当ヤバい人間やな。

2024-02-10

原作改変して面白くなるならドンドンして欲しい。つまらなくなるなら原作通りなんて目指さないで欲しい

なんの権限も持たない一消費者としての戯言なんで、世のクリエイター業界関係者の人は「無責任なアホだなあ」と思ってくれていいよ。

でもこれは一人の消費者としての本音だ。

俺は漫画版チート付与魔術が大好きだが、コイツ原作改変なのは間違いない。

原作改変がこの世になかったら俺はこの漫画を読めなかったので、原作改変を俺は支持することにした。

漫画版チート付与魔術師はナーロッパ舞台なのにドラゴンUZIを隠し持ち、半グレを倒すために黒塗りの乗用車が押し寄せる脅威の原作改変漫画だ。

中世風の世界だったはずなのにパチンコ存在し、文明の利器を使うと魔力がなくなるから使ってないだけで電気は街中に通っていることが明かされる。

現代中世が交差する異様な空間として漫画版チー付与インターネット大人気だが、これは紛れもない原作改変の産物だ。

この様子に原作者はどういう心情なんだろうか?

文筆家である本人でさえその内情を正確に吐露することが不可能なほどに混沌とした言語化不可能心理状態と察せられる。

本人の知覚さえ不可能無意識下でどれほどの愛憎が渦巻いているかなぞ無産階級の匹夫には想像する資格さえあるまい。

だが、漫画版チー付与面白い

少なくとも、俺はこの漫画メチャクチャ面白いと感じている。

そもそも原作改変は悪なのか?

20年前とあるラノベアニメ版で発せられ、今も語り継がれるセリフに「メディアの違いを理解せよ!」というものがある。

貴重なスタートダッシュ第一話であろうことかこの言葉を皮切りとして映像化に向けた会議生徒会室で繰り広げられていたのを覚えている(その1話しか見てないので、他に覚えているのは聞き流してゲームWIKI更新しているキャラが居たことぐらいだが……あと主人公の髪がピンク……いや白……黒?あれ?髪の色も思い出せない。PSPをやっていたことは覚えている。DSだったかな……あれ……当時まだDSはない……アレ?セリフ以外に覚えてるものある?)

もちろんこんなセリフ原作にはない。

そもそもあってたまるだろうか?ラノベで初っ端アニメ化台本を書いてくる作品なんて。

映像化において原作とは改変されるものだ。

これは絶対だ。

キャラクターが一言目を発した瞬間からそれぞれの読者がイメージしていた声との差異について誰かがSNSで語りだす。

部屋の作り、主人公の佇まい、あらゆる所作小道具原作比較される。

どうあっても原作とは違うものになる。

似せることは出来るし、再現しようとすることは出来るが同じものにはならない。

絶対に変わるものだ。

メディアの壁を超える時、原作は必ず改変される。

良くも悪くも。

原作改変の善悪を決める権利原作者にあるというなら、権利者としての力を存分に振るってくれて構わない。

だが消費者からすれば、個人的好き嫌いや楽しめたかどうかだけが原作改変の良し悪しになる。

面白くなるならいくらでも原作改変して欲しいし、メディアの違いを理解せずに必死原作を維持しようとして駄作が産まれたなら単に見ないだけだ。

好きにして欲しい。

ただ、権利者の権利を守らないというのは善悪における悪だとは思う。

2024-02-06

AV女優の子セックスした話(追記

(ここから追記

“何とも言えない複雑な気持ちになった” ここもうちょっと言語化してほしい気持ちがある。そもそも増田はその子とどうなりたかったんだろうか。



簡単にいうと、「普通」の世界に行きたいならちょっと支援してあげられるな、と思ってしまったってことかな。

紗倉まなみたいに性への興味が強くてAV女優になったタイプじゃなくて、周りの大人に言いくるめられてるうちに、深く考えずにその世界に飛び込んでしまった、というのが実情だと思った。実際にAVデビュー作も、田舎から出てきた子が戸惑ってるっていう見せ方だったけど、彼女の話を聞いていて100%演技でもないようだった。(もちろん台本だし、出身地は設定だって言ってたけど。)

大人判断したことと言えばそれまでだけど、19歳くらいの年齢で、その後にいろんなものを失うかもしれないリスクも全部背負って覚悟を決めているようには話を聞く限りは思えなかったなぁ。「強引にイラマしてくる男優さんもいたけど、仕事だと思ってやってた」って聞いて、どんな心境で誰にも言わずAV出演を決めたんだろうとか、その子業界の闇の部分が気になりすぎてしまった、というのが複雑な気持ちってことかなと思います

追記ここまで)

マッチングアプリで気になった女の子がいたのでやりとりしていたら、AVに出演していた、と話してくれた。まぁ、そんなこともあるだろう、くらいにその時は軽く受け止めて、会う約束をした。

そして翌日、都内で会った。

かわいいけど、どこにでもいそうな普通の子というのが率直な感想だった。

しばらくしてホテルでいろいろ話を聞いた。AV女優のなかでも単体女優とのことだった。(補足すると、単体女優は通常1年契約12本出演する。報酬は1本100万前後相場らしい。)

AVにそこまで詳しくないので女優名を聞いても自分は知らなかったが、大手だということはわかった。

AVを始めたきっかけ、周囲にバレてないのか、実際の撮影の流れや裏話、撮影時の心情、マッチングアプリをやってた理由、などをここぞとばかりに聞いた。アプリは今回だけ期間限定で始めたらしい。

話をしている限りは、出会い系で遊んでる子よりもしっかりしてて常識的で、もしかすると小さな嘘や隠し事はあったかもしれないけど、相手に興味を持って、相手に合わせたコミュニケーションがしっかり取れる賢い子だった。

趣味とか好きな音楽とか、いろいろ聞いた。

こんなにめちゃくちゃ普通のいい子なのになんでAV出たんだろう。いや、それは偏見で、こういう普通の子AVに出てるものなのか?という思考がずっとぐるぐると頭から離れなかった。

行為後、その子女優名で検索したら、Wikipediaにページがあるくらいには有名みたいだった。FANZAの出演作のレビューも何十件も書かれている。おそらくファンもいたんだろう。

駅まで送って別れてから、帰ってその子作品を買って見た。

2年前の作品だったから会った時とはちょっと印象は違ったけど、あぁ、あの乳首とか、ほくろ、シミとか、そうだ。やっぱりあの子だよな。この子とさっきまでセックスしてたよな。という答え合わせの確認作業と、モザイクの裏側を見てしまった少しの優越感に浸ったあと、何とも言えない複雑な気持ちになった。

彼女からのお礼のメッセージのお返しに、動画見たよ、と伝えると「嬉しい!!」と喜んでくれた。

相手からカカオトークを交換してくれ、と言われたので、カカオトークで「雪すごいね」みたいな他愛もないやりとりをしてたけど、こちからの返信にすぐに既読がつかなくなった。

マッチングアプリの方もすでに退会していた。

何があったかからないけど、もう既読はつかない気がする。

もう会えないのかなぁ。

もう少し、彼女のこと知りたかったなぁ。

久しぶりにこんな感情になってしまった。

寒い

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