「千と千尋」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 千と千尋とは

2024-03-19

ハラール料理宗教本質について

そこまで信心深かったら、本来はそういう食材って食べたことないわけだよね。

そうしたらそもそも食べたい!ってもならないわけで

いやいやいや、お祈りしてあるから食べてヨシなの!って言うのは

どこかのタイミングで食べちゃってて

これ美味いじゃん!なんてもの食わしてくれるんや、山岡はん〜!

ってなったわけで

千と千尋の親ぐらいもっと食いたいブヒーってなったか

祈りたから食べてもオッケー!ってローラばりに指丸くして宣言したわけでしょ?

あい宗教で他の国に攻め込んで他の宗教ぶっ殺すぐらい信心深いのに

そういう食べたい物は俺のモノ!ってジャイアン思考

もう宗教の全てを物語ってるような気がするわ。

精進料理もそうなんだろうけどさ。

あれはワタクシ煩悩を捨てきれないのですナムナムーって感じなので

まぁヨシとしよう。

っていう俺は良いけどお前はダメね!絶対ダメ!って言うのが宗教本質っぽい気がする。

2024-03-02

生産性業務効率化が嫌いな話

私の職場生産性を上げろ、業務改善しろと常に言う。

いや、実際私の職場だけではなく、ほとんどの職場で言われているだろう。利益を上げてお金を稼ぐ。それが企業の姿なのだから少しでも利益を上げるために口酸っぱく言うのは当たり前なのだろう。しかしうるさい。口を開けば生産性を上げろ、効率しろ上層部はそれしか単語を知らんのかと思うくらいに言う。ここは株式会社生産性を上げろ、株式会社効率化か?

まあ気持ち分からんでもない。しかしこの言葉は私の仕事へのモチベーションを著しく下げる。なんのために仕事しているかからなくなってきた。効率化するために仕事してないんだわ。本末転倒なんだわ。それにこの常套句モヤモヤする点がいくつかある。

まず一つ目に「生産性を上げたご褒美が仕事」だからである

生産性を2倍にしろ3倍にしろと言われる。しかし、2倍3倍にしてタスクを早く片付けても早く帰れるわけではない。フレックス制、コアタイム制とかであれば今日タスクが終われば帰れるかもしれないが多くの会社は大体時間が決まっているだろう。じゃあ早く終わればどうなるのか。別のタスクが回ってくるのであるギャグかなんかか?仕事を終わらせたご褒美が仕事とか喜ぶのは千と千尋のススワタリくらいか?(彼奴ら仕事がないと消えてしまうらしい)とにかくいらない、ほしくない、遠慮させていただきます

二つ目が「生産性を上げても給料は上がらない」からである

生産性を2倍3倍にしても比例して給料は2倍3倍にならないのであるなんでやねん。比例を習わなかったのだろうか、上層部。半期毎、年毎の考課では評価されるかもしれないが、それでも2倍3倍にはならないだろう。比例して上がるのは引かれる税金くらいか?引くなよ。

三つ目が「業務効率化には限界がある」からである

いや限界あるだろ普通に。なのに飽きもせず毎期毎期、「いや、よく考えればまだあるはずだ」効率しろ効率しろと…うるせえ〜ならお前が考えろといつも思う。

例えば新しく入れたシステム業務なんかは効率化ができる余地はあるし、長年していた業務技術進化してパソコン自動化である程度効率化できるとも思う。しかしだ。効率化するために新しいシステムを入れると提案するとする。システムをいれるのは安くない。数百万、でかい複雑なシステムだと数千万円かかる。なので「それはお金かかるから却下もっと小さいものでもいいか効率化できることあるでしょ」となる。ほんとうるせえな。小さなものってなんだよ、ならお前が考えry

というわけで限界があるのでむしろ効率化を考えることに時間を割かれて業務効率に支障が出るという素敵なスパイラル生まれる。無駄ァ!

以上の三つが判明した今、私から導き出される答えは「自分のペースで仕事をして余計な仕事を引き寄せないこと」である。結局、仕事効率上げて人の倍したところで別の仕事を振られるわけだし、給料倍にならないし割に合わなさすぎる。私は今の職場で一生働くつもりもないのでそんなに自分のことを捧げたくない。

息を潜めて静かに自分仕事をして給料をもらうので十分だ。

これが仕事終われば早く帰ってもいいよ、給料倍にするよだったら頑張るけどね。

そういうわけで私は今日も死んだ魚の目仕事するのだ。

2024-02-14

原作者は神ではない」論

原作者は神ではない

漫画においてはその世界も登場キャラクターも全ては一人の作者が創造主として作り上げたものであり、山田杏奈というキャラの肉体も精神環境運命も全ては神により決定されたものです。

原作者は神ではありません。

正確に言うと作品を作っているときは確かに神で創造主なのですが、作り終えて作品を誰かに見せた途端に人間になります神通力が消えて人間としての力(法律など)しか残りません。

学校が荒れているからこそ校則が厳しくなるのと同様、原作者が神だなんて思ってないからこそ言い立てられるのです。

さいたまさん、嘘つくのやめてもらっていいですか|千と千尋の幻のラストは徳間アニメ絵本だと思う

さっき読んだ別の増田で思い出したんだけど、リトル・マーメイドアリエル黒人化に文句を言っていた人たちも、当時相当いたよね。アニメ白人だった人魚アリエルが実写で黒人になったのはまさしく原作意思なのに。

原作という神がアリエル黒人にしたのだから文句をいうべきじゃない」と人々が考えてるなら、黒人化への異議なんて出なかったはずだ。誰だろうとクレームを入れる権利はある、それが表現の自由だと考えてるからこそ、不満の声が表出したんだろうに。

2024-02-12

でっかい赤子は怖い

渋谷赤ちゃんのでっかい広告があるんだけどさなんか通る度に体が若干強ばるくらいの怖さがあるんだよね

広告からそんなはずないのに近づかれたらやだなとか攻撃されそうだとか一瞬考える

赤ちゃん自体は好きだから赤ちゃん問題は無いんだろうな。多分でっかいのが悪いんだと思う

千と千尋の坊だって初手かわいいより怖いが勝つしトイストーリーの子供たちだって怖いが勝つよな

そもそも赤ちゃんって小さくて守られるべき存在って前提な感じするもんな

結局何が言いたいんか分からなくなったけど要はでっかい赤ちゃんは怖いなって気付いたって話

2024-01-30

個人的世代のおさら

初代ガンダム世代

放送1979年

約45年前

この時8〜15歳だった人は

今53〜60歳

 

ドラゴンボール世代

放送は1986〜1989年

約38年前

この時5〜14歳だった人は

今43〜52歳

 

ただDB以前は再放送が多すぎたので世代構築が難しそう

 

エヴァ世代

放送1995年

約29年前

この時9〜16歳だった人は

今38〜45歳

 

千と千尋の神隠し世代

公開は2001年

23年前

この時8〜15歳だった人は

31〜38歳

 

00年ラノベブーム世代

シャナ2005年

ハルヒ2006年

ゼロの使い魔2006年

 

約19年前

この時10歳〜20歳だった人は

今29〜39歳

 

まどマギ世代

放送2011年〜 

約13年前

この時12〜18歳だった人は

今25〜31

 

てか震災と被ってたんだなまどマギ

 

アナ世代

公開は2014年

10年前

この時5〜15歳だった人は

今15〜25歳

 

新海誠世代

君の名は。2016年

天気の子 2019年

 

約8年前〜

君の名は。時点で8〜16歳だった人は、今16〜24

 

なおすずめの戸締まり(2022)時点では14〜22歳だが、この人たちは2011年時点で3〜11

 

鬼滅世代

放送2019年

 

約5年前

この時8〜16歳だった人は、今13〜21歳

 

まとめ

ガンダム 50代

ドラゴンボール 40代

エヴァ アラフォー

千と千尋 30代

ラノベ アラサー〜30代

まどマギ 20代後半

アナ雪 15〜25

新海誠 14〜26

鬼滅 13〜21

Z世代 12〜26

 

ぼくはエヴァ世代るろ剣世代もののけ姫世代ラノベ世代攻殻機動隊世代

まどマギが確実に下であり、ガンダムが確実に上

2024-01-27

anond:20240127100427

千と千尋エンタメ的に頂上で、それ以降も分かりやすエンタメしてるだろ。

君生きも、個人的には絵的な面で日本アニメ歴史が詰まったような密度で、他には無い未知の体験があったか評価してる。

2024-01-24

anond:20240124140407

でも実際のご両親も豚みたいだからトラウマほどのショックではなかったのでは?

うちは千と千尋で両親が豚になったのが相当トラウマだったようで

anond:20240124113710

なんかきっかけでもあった?

うちは千と千尋で両親が豚になったのが相当トラウマだったようで

それ以降は少しでも怖そうな雰囲気を醸し出した時点で拒否してた時期があったわ

でもほっときゃ治る

2024-01-11

anond:20240111234457

100人が100回見る方やろうなあ

ナウシカラピュタトトロ魔女宅千と千尋…、テレビでも繰り返し放映されるしなあ

2024-01-05

千と千尋の赤み

今日金曜ロードショーも赤くないけど、あれっていつから赤くない映像になったの?

昔赤い色味のDVD出して「これが正しい色だし!問題ないし!」みたいな感じだったよね?

テレビ放送でも赤かった記憶があるんだけど

いつから赤くない千と千尋スタンダードになったの?

2023-12-18

宮崎駿さんの90年代インタビューなんかを見ると、コミュニズムが掲げた理想部分の美しさとか、資本主義の底の浅さだとか、国というものが嫌いだとか、左翼思想をしっかりと持った人だということが分かる。

映画の中でストレートに主張をするわけではないけど、そういう思想ちょっと滲み出てるようなシーンは多いよね?ラピュタ炭鉱労働者の生き生きとした感じだったり、千と千尋労働の尊さみたいな感じだったり。

生きることへの肯定とか、善であるということを描くためには、そういう要素も必要だったということだろうけど。

2023-10-26

宮崎作品評価ってほぼ演出で決まってるけど、ストーリーはよくないなって思ってる

感想から別に反論とかもいらんのかなと思ったんだけど、ていうか反論ある?とかクソダサって感じだけどなんかブコメいっぱいもらえそうだし!

https://anond.hatelabo.jp/20231024235209

ちな俺、Y世代かいうやつらしい。そうなの!?

宮崎映画は人並み程度には見てきたけど、あらためて自分なりに評価するとどうかなってのを書いてみる。

熱心なファンじゃないので見たことないやつも結構あるし、千と千尋以降はnot for meなのであくまでも増田の一意見としてみてくれるといいんじゃないカナ!

ちなみに増田が好きなジブリ作品は『海がきこえる』だヨ!

反論別にいらんけど、いろんな短評が出てきたら面白いから読みたいカナ!

ナウシカ

ストーリーちゃんとあるんだけど、全体的にシリアスすぎる。シリアスな中の静・動でストーリーが進んでいくので子供の頃は静のところで飽きた。そしてストーリーが全体的に難しい。大人にはよい映画だと思うが子供向けではないな。ちなみにストーリーは独創的だし十分名作だと思います

特筆すべきはどこで停止しても構図が完璧なところ。あれはまじですごいと思う。宮崎駿はレイアウト天才らしいけど、ナウシカが一番絵作りという意味では自由だしうまかったのでは。ふるさはあるが音楽は悪くない

ラピュタ

ストーリー貴種流離譚系譜にあり、演出も悪くない。ナウシカに比べれば静・動の静のところがかなり明るい・コミカルになっているので冒険活劇としてかなり良くなっていると思う。静かつシリアスな場面はやはり子供に飽きられると思うが(暗いし)ナウシカに比べると全年齢向けになったのでは。あとラピュタは背景画がほんとうにいいよね。レイアウトちょっとどうしたレベルでよいし、音楽もいい

魔女宅

原作があるのでストーリーがかなりちゃんとまとまってる。主人公の成長譚として堅実な作りかと。ただストーリー全体でみるとキキがしんどい状況に置かれてる時間が長めな感じがする(ただしシリアスなところをコミカル演出したりして緩和している)のと、キキというキャラクター造形が現代人の価値観とは相容れないので、現代で見るとちょっと厳しいものがあるかもしれない。背景画・レイアウトともにすばらしく、宮崎駿の全盛期はここでは、という感じ。音楽もよかった

紅の豚

ストーリーは惚れた女を取り合って喧嘩するというだけ。あってないようなものだけど、とにかく飛んでればかっこいい、危機がおとずれれば手に汗握るって感じで頭空っぽにして見られる娯楽映画の傑作。飛行機の機内上映用だったって話だけど、たしかに機内って結構忙しい(食いたくない飯出されたり飲みたくない飲み物出されたり電気消されたりつけられたり)ので、映画館で見るより集中力ない感じで見ることを考えて作られたのか?というかんじ。絵もきれいだし絵の中のものの動きに重さがあるので多分アニメーションとしてもすごく良い。音楽も好き。

トトロ

ストーリーは二部制で一部が異郷訪問譚、二部がお母さんも妹もいなくなっちゃったどうしようからの全解決という構成になっているが、なんとなく予定してそうなったのではなく行き当たりばったりでたまたまうまく行った感がある(配分が良くない)。これくらいかストーリーの刈り込みをちゃんとやらなくなったのでは。

キャラクター造形はキャッチーで良いと思うし、メイちゃんキャラ作りは新鮮でよかったのでは。一部はあくまでもコミカル、二部はシリアスが多めなので、ちょっと温度差で風邪ひきそうだが、一部で味方につけた小さな友達はがんばえーって応援してくれそう。背景画はほんとうにすばらしい。音楽良いよね

耳すま

原作があるとはいえ前半はオーソドックス恋愛もの、後半両思いになってから主人公の成長譚に分断されており、ストーリーバランスは良くない。あと前半で地道に積み重ねてきた日常演出が後半になってバロン破壊し尽くすのがいただけない。

もののけ姫

ストーリー貴種流離譚と父殺しのかけあわせで前半はきちんと進行しているが、後半のたたみ方が雑なせいでテーマ露出しすぎてる。演出のちからでなんとか一つの話としてまとまった、という感じ。背景画は言うまでもなくすばらしいし、冒頭のタタリ神との戦いも非常に良いのだが、後半になると画が窮屈に感じられたりレイアウトちょっと?と思えたりする。宮崎駿の衰えを感じる。音楽にすごみがある。

千と千尋

ストーリーとしては異郷訪問譚+主人公の成長譚なのだが、演出にあまり時間をかけすぎ、ストーリーおざなりになっているため非常にバランスが悪い。割と取ってつけたエピソードも多いし、思いついたエピソード適当に配置して、なんとか繋げた、みたいな映画レイアウト力が明らかに落ちている。

ハウル

ストーリーより演出を優先した映画なのでストーリーの刈り込みがきちんと行われず、結果よくわからん映画になってしまっている。現代映画情報多気味のほうが好まれるのでそれに合わせようとしたのかもしれないが、完全に失敗している。レイアウトちょっとなぁ…となる

ポニョ

ストーリーがとても単純になり、ぽにょそーすけすきーだけになった。ストーリーに合わせて絵も簡略化されたが、簡略化されたことによりたっぷりとした演出違和感がなくなり逆にバランスが良くなった。嫌いではないがもう少し推敲しても良かったのではとも思う

以降は見てません。

あと全体的に気になるのが、作画の都合上とはいえ簡素すぎん…?基本無地の貫頭衣かな?みたいな衣装かつ色がダサいナウシカの頃はまだ細かくデザインされてたが、ラピュタ以降は紅の豚以外基本貫頭衣かそれに類似する簡素衣服イメージがある。コクリコとか風立ちぬは柄ものも着てるっぽいけど…

ジブリモノローグを入れないので、某刃映画みたいに敵倒すまで何キロ走んねん!みたいなことにはならないが、そのせいでアニメしか見てない層にはわかりにくいと思われそう(一般的映画比較すると違和感ない)。たぶんストーリーを考えるのが苦手なんだと思うけど、千と千尋以後はストーリーから逃げて細かな演出固執(むしろ演出メイン)していて、映画としての質は下がっているのでは(アニメーションとしての質は上がっているかもしれないがアニメ評論家ではないので知らん)。

2023-10-25

anond:20231024235209

そういう人もいて当然だと思う

自分保育園のころからずっと観てきてるし、大人になった今観てもすごいなって思うけど、もののけ姫以降の作品はぜんぶ好きじゃない

でも世間じゃ(特に海外じゃ)もののけ姫千と千尋評価めちゃくちゃ高いじゃん

意味わかんねーよ

……と、元増田気持ちも少し理解できるわけで

繰り返すけど「自分には合わなかった」でいいと思う

anond:20231025095310

子供の頃に不思議存在出会う話」だよ

子供」という曖昧存在がふらりと異界に迷い込んで妖精怪物と仲良くなる

異界訪問譚とか言われるもの一種児童文学にはよくある類型

なんなら千と千尋なんかもこの類型に近い

anond:20231024235209

ラピュタぐらいまではまとまってたのではないか

まとまらなくなったのは、宮崎駿意向が強く出過ぎるような体制になってしまたからだと思う

もう、誰も逆らえないか

正直、千と千尋だろうが、ハウルだろうが、ストーリーとしては破綻している

もののけ姫宮崎氏にとって不満があった劇場版ナウシカの弔い合戦だったのだろう

2023-10-14

anond:20231013223453

監督エウレカセブンに参加してるし、千と千尋監督助手ジブリにも縁があるし、男だ

キングゲイナーにも参加してる。ハヤオトミノの両現場経験しているという稀有な人?だ

あと亡念、な

ストレンジア、おすすめ

2023-10-01

フェイブルマン青春ジュブナイルものとして内容はごく普遍的だけど、おれの大好物エンタメとしてもとても面白かったと思う。大好きな『桐島、〜』の神木隆之介フォーカスを当てきったジェネリック版って感じ。趣味人間として刺さっただけに、他人との関わりとかもうちょっと考えてもいいかなって思った。

・シン・仮面ライダー 良くも悪く仮面ライダー思い入れがないので普通に面白かった。「大人向けライダー」っぽいバイレンスも露悪趣味じゃなくてちゃんと後半にかけての変化のコントラストになってていいなって思った。バディものはいいね

・エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 別の世界線自分を呼び出すのはコミカル描写としても良いし、アクションとしてもメリハリのあるマトリックスみたいで面白かった。観た後はそんくらいの感想他人感想受け売りだけど、税務署ババアと分かり合うのは指がソーセージ荒唐無稽世界くらいにあり得ない事だった、みたいな見方に気付いてからは、ああそういうことか、なんかイイねって思った。

グリッドマン ユニバース 直前にダイゼノンを詰め込みで予習したから、時間が育む思い入れは少なめだったかもしれない。シンエヴァがずっとチラつきつつ、虚構肯定する作品って良いよなって思った。グリッドマンから続くフィクション肯定ダイゼノンから続く過去清算して未来を勝ち取るってテーマについて非常に力強く語りかけてくれた感じがした。

インディ・ジョーンズ運命ダイヤル 印象的なカットあんまりなかった気がする。ここぞという所であのニヒルな笑みを浮かべてバシッとキメるカットを期待していたけれど、特にそういう箇所は無かったか聖杯を諦めて今を選んだインディも今回は若人にブン殴られる番になったけど、でも冒険劇ってこういうのでいいんだよなみたいな所は抑えてた気がする。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 続きもんとして割と良い区切りのつき方だったと思う。次も楽しみ。列車の上に乗っかってトンネル突っ込むアクションはやっぱ手に汗握ってイイ。FIAT500のとことか、ちょくちょくフフってなる所もあった。合理的冷徹にと言いつつ最後ヌクモリティで助かるのがいいね。今回宙釣りあったっけ。

バービー 映画を観ながらああだこうだと語ってしまいたくなるのはもう性なのかもしれないけれど、それでも教えたがりにはならんよう気を付けんとなって思った。バービーについてよく知らんけど、アラン立ち位置もっと活かせたんとちゃうんかって思った。アウトサイダー安易聖人化するのもアレなのかもしれないけど。

・戦慄怪奇ワールド コワすぎ!

パラレルとか時間移動とかごっちゃごちゃだし、予習不足で知らんキャラ出てくるし、後半は完全に雰囲気で観てた。異空間をただ走り回る時間体感3割くらいあった気がする。でも怪異の点と点が繋がって秘密に迫り始めて、面白くなり始めた時のコワすぎみたいな感じが凝縮されてて良かった。

君たちはどう生きるか メッセージ的なものを汲み取ろうとすると、抽象的でよく分からんかった。エヴァのせいで「虚構現実の話」みたいな匂いが少しでもすると感度3000倍で反応してしまうから、おれはそういう方面の受け止め方になってしまった。単にエンタメのとしては、「下の世界」が千と千尋みたいというか、夢(寝てる時見る方のやつ)の世界みたいで面白かった。

アリスとテレスまぼろし工場 メタフィクションとして受け取るのが適切かどうかは分からないけど、その辺に大分自覚的な気がした。閉じ込められた世界田舎の閉塞感、まぼろし世界、そしてフィクション世界。その辺の繋げ方が上手いなって思った。そこを出なければ無限大可能性が広がる現実を手に入れられない。まぼろし世界は痛みも感じないし匂いもしないけれど、それでもそこにある愛は本物。みたいな。フェティッシュ描写邪魔にならない程度に印象的だった。セカイ系初対面アンニュイ女の笑顔良すぎ。

ジョン・ウィックコンセクエンス アクションに遊びが増えた気がする。コミカルな動きが割と印象にあった。上から俯瞰画角MGSみたいで面白かった。どうせここでは死なないしな……みたいな緊張感のなさと引き換えに一騎当千の爽快感があって、マンネリ感はあまり感じなかった。グラサンの人も拳銃持った座頭市を放り込んだみたいでかっこよかった。刀と弓使ってたのは、一応防弾スーツ対策みたいな理由けがあったのかな。新しい事をやるのに加えて話を畳むという事を考えたら分割するような内容でもなかった気がするし、あの長さで良かったんじゃないかと思う。

2023-08-31

「君はどう生きるか」すごく面白かったぞ?!

聞いてた評判と全然違うんだが?

 

宮崎駿自伝映画と聞いてつまらなさそうだな見ないでもいいかと思っていたけれど、いや普通に面白いよこれ

話も特段難しいわけでもない。千と千尋よりはわかりやすエンタメ寄りの映画だと思う

話の展開も早くてアクションシーン多め。話の構成がうまくて序盤から引き込まれる。ポップコーン食べる暇がなかった

 

感情描写ジブリ映画の中で過去一繊細かもしれない。劇中3回くらい泣いた

セリフではなく表情のみの演技だし、セリフと心情が違う(キャラクターが嘘をついている)ので見誤る人もいるのかもしれないと

他の人の感想を見て思った


以下見た人向け(ネタバレあり)

 

 

はてブスター集めてた感想、それは読み誤っているだろと思ったものをここに書くよ

 

 

「助けに行くのが父の好きな人から、は弱いよね」

 

違うよ!ほんとうは主人公はお継母さんのことが好きなんだよ!でも言えないんだよ!!!

 

お継母さんが頬に手を差し伸べた瞬間の主人公の表情を見ろよ!動揺し混乱した表情を。そしてすぐに無表情の仮面を被るさまを。

自分のことを愛してくれるお継母さんが本当は好きなんだ。でも近づけないんだ。あまりにも似すぎていて産みの母と混同しそうになるから

 

主人公は賢い子だから自分の態度が継母を傷つけていることはわかっている。継母が自分を愛してくれているのにそれを返せない罪悪感、でも本当は愛したいという気持ちが継母を追う原動力なんです

 

主人公は産みの母が亡くなったことを理解していると口では言いますが、本当のところは受け入れきれていません。だから何度も火事の夢を見るしアオサギにつけ込まれしまうわけです。

 

「その人が好きなのか?」

・・・父の、好きな人から

 

本当は”好きだ”って答えたい。でも言えないんだよ!

 

「なんで継母は帰ろうとしなかったの?」

 

継母がいってたでしょ!あの塔は一族のものを取り込むんですよ!

継母は自分犠牲になって主人公を助けようとしているんです

継母は「嫌いだ」といいながら泣き始めます。つまり嫌いというのは本心ではなく、自分を見捨てて帰って欲しいからそう言っているわけです

主人公はここではじめて「お母さん」って呼ぶんですよ・・・お母さん、お母さんって(号泣

 

画面では明確には描かれませんでしたが、継母をだまして塔に連れ込んだのはたぶんアオサギです。

主人公が「今日アオサギを見なかった」と言っているので多分そう)

おそらく主人公が塔にいると嘘をついて誘い出したのではないか

 

 

触ってはいけない人形に触ったのに何も起きない?

ちがーーーーう!そこのセリフ重要なのは「お前を守っている」だよ!

お前を守っているから壊すな(触るな)

 

ばあやたちが主人公を守っているという台詞は劇中3回くらいでてきたよ!

塔の中に生きている人間は5人

叔父、継母、産みの母、主人公の四人は石との契約により神のような力を持ちます。彼らは外の世界の記憶を失っていません

一方、巻き込まれしまったばあや(キリコさん)は記憶を失ってしまます自分あの世界で生まれたと認識しているようです

 

叔父仕事を継ぐのを拒絶すると

事前に聞いていたけれど、想像してたのとは全然違っていた

 

叔父戦争に明け暮れる人類絶望理想の世界を創ろうとしています。でも創った世界もまた罪に汚れてしまいました。

主人公に続きを託そうとしますが拒絶されます自分もまた罪に汚れている、そう言って額の傷を指し示します。

いじめっ子を陥れるためにつけた頭の傷。継母に嘘をつき悲しませた原罪

自分の弱さを受け入れた主人公現実に戻る選択します。外の世界に戻り友達を作る努力をすると。

 

展開的にはEnd of Evangelion ですね。人類補完計画の拒絶。現実に戻ろう。

でも創生神になるのを拒絶する理由自分もまた罪に汚れた人間から

 

うおーーすっごいな。庵野監督宮崎監督の違い!すっごいおもしろい!

 

 

あとアオサギよかったよ

 

じゃあな、友達

2023-08-10

anond:20230810100647

ナウシカ評価ェ…

主人公美少女なのに、なぜ…

千と千尋千尋ってノン美少女主人公で最も成功した例だと思う。

オタク向けアニメキャラは売れるために美少女にしなきゃいけない論の最大の反証

anond:20230810100647

ジブリは見る順番が分らねぇ…

マーベルなら時系列イコール発表順だからハルクから順に見ていけばいいんだけどさ。

ジブリ作品は散発(だよね?)だから、どんな順番で見ればいいのか。

誘いを断り切れずに、千と千尋だけ観たが、控えめに言って神作品だった。

だが次の一歩を踏み出せずにいる。

2023-08-08

映画君たちはどう生きるか」のキリコについて(感想文)

映画君たちはどう生きるか」を観てきた。

うまい言葉がみつからないけど、アニメーションとしては、スタジオジブリ集大成といってもいい、すごい映像作品だと素直に思った。

・「インコ」というジブリ史上でもっとキモ可愛なキャラクター爆誕しているので、それだけでも見る価値がある。早くグッズ欲しい。

唐突に色々な出来事モンスターアイテムが目まぐるしく登場するので、初見理解が追いつかない感もあったが、むしろ神話的で良いと、魅力的に感じた。たぶん、わざとそういう配置にしてる。

特に個人的感想として、もっとも印象深かったのがキリコという登場人物だった。

以下、考えたことをメモする。

↓↓↓以下、全てネタバレかつ妄想↓↓↓

 キリコ異世界(塔の世界)に迷い込んだ眞人が最初出会う案内人漁師)であり、『千と千尋』の湯屋女中のような主人公との関わりを連想させるキャラクターだとも思う。後に、その正体は主人公(眞人)と同時に異世界に入り込んだ従者(老婆)であることが作中で明かされている。

 はじめは、この案内人は老婆であったキリコ異世界で変身した姿なのかと思ったが、どうも違う。この若い姿のキリコは(恐らく)数十年前に異世界(塔の世界)を訪れていた、若き日のキリコなのだ

 そして、眞人と同時に異世界侵入したはずの老婆キリコは、若き日のキリコより、木彫の人形として眞人に託される(映画ラストで、この人形が老婆キリコに変化することから、これが依り代のようなアイテムになっていることは明らかである)。

 しかしなぜ、老婆キリコ異世界で木彫り像に変身しなければならないのか?それは、パラドックス回避の為、時空が混然一体となった異世界(塔の世界)には、2回目は入れないルールがあるからではないか、と考えた。

 ではそうだとして、何故、異世界侵入していないはずのその他の従者(老婆)たちも、老婆キリコと同様に木彫り人形として異世界で登場していたのか?この関係は紐解く必要があるように思う。

 一つは、現実世界からの老婆キリコは、他の従者(老婆)たちと同列に、この異世界(塔の世界)には不在であることを示すたんなる装置としての(木彫り人形の)意味合いはあるだろう。

 では、他の従者(老婆)たちも若き日のキリコと同様に、過去異世界に招かれていたということなのか?この点については、実は、キリコ以外の従者たちは、ワラワラ様が現実世界に生まれ、育った姿なのではないかと思うのだ。つまり彼女たちは大叔父が作った異世界に魂の起源体験を持つので、作中の異世界では木彫り人形として描かれたのではないか(2回目は入れないルール)。つまり過去異世界と縁があった存在であることのメタファー暗喩)が木彫り人形なのだと思う。

 そう考えると、丸くて小さくてもふもふした従者(老婆)たちと、背筋の伸びた老婆キリコキャラクターの対比も分かりやすい。異世界でのワラワラ様とキリコ関係性を、現実世界でも再現しているというわけだ。

 そして、実はキリコは大叔父血縁者なのではないか。つまり血筋的にも大叔父・ヒミ・眞人と関りのある重要役割を担う存在だったのではないか

 異世界(塔の世界)では、大叔父とその血縁しか主体的世界に影響を与えられない……という風に理解ができそうな台詞描写も作中にあったと思う。だから異世界での鳥達は変容・進化?してしまったし、直接の血縁ではない眞人の父は異世界には入れない。他方で、ヒミは火を操る神通力により世界浄化破壊?する役割を与えられ、キリコは循環と再生を扶ける役割が与えられているのだ。

 作中序盤で描かれる現実世界での老婆キリコは、他の従者たちと違って、なんとなく可愛げがなく、めざとく狡賢い性格として描かれている。しかし、あの異世界で描かれるように、面倒見がよく逞しく凛々しい姿が、キリコ内面なのである。だから、老婆キリコは、眞人を心配して廃墟の塔までついてきてしまうのである

 ここまで考えると,老婆キリコが作中でもっとも印象深く愛しいキャラクターに思えてこないだろうか。

↑↑↑以上↑↑↑

SNSなどでストーリーが分かりにくいという前評判をみていたが、物語構成は『千と千尋』や『トトロ』と同様で、トンネルを抜けた先の異世界で試練を経た主人公が、何かを現実世界に持ち帰る構造であり、ファンタジー系のハヤオ作品の中ではむしろ分かりやすい部類だと感じた(個人的には『ポニョ』とかの方が難しくてついていくのがしんどかった印象)。

「結局、アオサギは何者だったのか?」など未消化の要素も多いので、また時間があれば鑑賞に行きたいです。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん