はてなキーワード: ソフトウエアとは
大手SIerも状況は同じ。どんどん踏み台にして転職してるよ。
ソフトウエアエンジニアリング会社と違う所は、いわゆる「DX」を目指して高給でエンジニアを集めている非IT系の企業へ転身も増えてる点かもね。
業界知識+ITスキルで転職。そういった企業は、ちゃんとIT業種向けに水準の高い給与を設定しつつ、日本企業の手厚い福利厚生が利用できるので幸せにやってる連中がけっこういる。
企業目線で言えば、人手不足を背景に、ソフトウエアエンジニアリングが専門かどうかとかは関係なく人材流出してるってことなんだよな。
ちょっと前にNTTがgoogle予備校なんて呼ばれたことがあったけど、まだまだそんな状況が続いている。
やたらとキャリア採用増やして新卒採用を減らしてるけど、あれは人材流動化とか綺麗事じゃ無い部分も多くてね。
新卒は来なくなって、実働部隊がどんどん流出してるからだ。それをより条件の悪い会社から人材を吸い上げてなんとか帳尻を合わせてる。
それがあるから、SIerも変革を求められてて、給与水準も上がっているし、社内改革も進んでいる。最悪の状況は脱しつつある。
部署によっては脱していて高い利益率を出しているところもあるが、しがらみを抱えてうまくいってない所も多い。
出奔して別の会社にいけない出がらしみたいな人たちと、表向きのきらきら求人・上澄みの上手くいっている所の宣伝で転職してきた人たちとの間で意識のずれがあって結構カオス。
100人の凡才より1人の天才の方が生産性が高いから論、これよく言われるけど疑問なんだよなあ。
同じソフトを100個売るのと1000万個売るのでコストがほとんど変わらない。
サービスだともうちょっと事情が違うにしても、そこが圧倒的に違うような。
1人の天才の方が100人の凡人より生産性が高いのが当たり前の世界、ってのは、尖った機能を持ったソフトウエアライブラリや、単機能モジュールなんかは確かにそうだと思う。けど、一定以上の規模があると1人の天才じゃ物理的に対応ができなくなるよね。
例えば、超優秀なAIを開発したとして、それをサービス化するための作業はひとりじゃ無理。天才的能力は必要ないが、時間がかかる仕事は山のように発生する。
だから、ソフトウエアも労働集約型の性質を持っているんだよ。(もちろん例外はある)
そこで、ひとりの天才はソフトウエアアーキテクトは超高給を得られるのは当然としても、それ以外の凡人も他の産業よりも高給になっているのは何故か?
それは、限界費用がゼロに近いからだよ。それで収益力が高いからだよ。
超優秀な1人の生産性が凡人100人に勝るのは、エンジニアリングの世界ではわりと不変的な事で、ソフトウエアに限らないと思う。
その証拠に、数が出ないサービス、フルスクラッチのサービスの制作に従事する人々(増田が言う「SIerとかいうガラパゴスビジネスは労働集約型産業」のやつ)はお給料が安い訳よ。有象無象の中小企業よりはそりゃ出てるけど、大手製造業に比べると見劣りする。
そういったガラパゴスSIerので今何が起こっているかというと、収益力の高いビジネスの影響を受けた、ソフトウエア技術者の人件費高騰と人材不足。
自社はそんな収益力の高いビジネスをできているわけではないのにね。
で、SIerが一品モノの開発ビジネスから脱却して、オファリングだのルマーダだのユーバンスだのもがき苦しんでるってのが最近の話だよな。
従来はパッケージは最小限のモジュールしかなくて、、受注したら各社ごとにカスタマイズして売るって商売だった。そのカスタマイズこそが人月商売で安定した利益が望めるってんで、SE部隊と関連する下請け会社を食わせてたわけだ。各社導入時に必ず追加するような機能までコードを流用せず別開発したりして、それで商売していた。
一方で、人口減少の時代と需要爆発による人材不足に、更にカスタマイズ大杉問題によるシステムの肥大化、各種コスト上昇に加えて、株主に物言う株主、アクティビストが増えて、高収益を求められる時代に。そこで、
に行こうとしているわけだよ。
うまくいってないけどな!
うまくいってないけどな!!
うまくいってないけどな!!!
あと、パッケージ化のしようがなくてフルスクラッチで作り続けなければいけないシステムってのはどうしても存在するのも各社頭痛の種だよな。収益率低くてリスクが高いわりに儲からないし、優秀な若い人ほどやりたがらない。アクセンチュアとかが絶対手を出さない領域。
切りたいけど切れないやつ。
すぐにGAFAいちゃうとことろとかも、まるでコーダーがSEって名刺に書いて客先常駐する人が妄想してるみたいですけど、アメリカでもそういうことあるんですねえ。
「基幹系システムの場合、初期リリースが登場してから2~3年たったバージョンを使って稼働するシステムが多い」とNECの担当者は話す。機能追加などで保守の頻度が高い顧客向けのWebサービスなどと異なり、基幹系システムの構築には時間がかかる。また最新の技術よりも安定稼働を重視するケースが多い。
その結果、基幹系システムで採用するPostgreSQLのバージョンは最新版よりも古くなり、「稼働後2年でデータベースをバージョンアップする」といった事態に直面する。サポート期間が終了すれば脆弱性が発見されてもパッチの提供はない。サポート期間が切れたソフトウエアを基幹系システムで利用するのはセキュリティーの観点から大きな問題となる。
サポート期間は終了するが、有償のサポートサービスを契約してでもPostgreSQLのバージョンアップは避けたい――。こう考えるユーザー企業に向けたサービスがNECのパッチサービスだ。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00989/032000143/
わろた
こんな土人みたいな速度でやってたらマジでインドやインドネシアや新興国に抜かれるぞ・・・
追記)
なにが土人かというと、「特に何の理由もなく2年遅れて使っている」という脳死ビジネスなところかな
2年遅れれば安定するっていう理由もないんだけどね
上乗せ型で複雑性の注入
土人すぎる
追記2)
2年遅れのものを使ってたらどう違うん?
良い質問ですね。
基本的には、「疎通先システムや対向システムが古いバージョンに対応しなくなっててんやわんや」
「最新バージョンなら一瞬で終わることが手間が数倍増えててんやわんや」
みたいな感じかな。
土人が騒いでるみたいな感じになるよ。
住民税決定通知書の電子化はまさかの暗号化ZIPファイル配布、「紙より不便」の声
納税者に個人住民税(地方税)の税額を知らせる「住民税決定通知書」の電子化が2024年度から始まる。これまでは勤務先の企業が、従業員の給与から住民税を差し引いて納税し、納税額を知らせる通知書を従業員に紙で配っていた。2024年度からは電子データ形式での配布も選択できるようになる。配布時期は2024年5~6月になる予定だ。
しかし新たに採用される電子配布の方法に、企業の人事担当者らからは「紙よりも不便だ」「この方法は採用できず、紙を続けるしかない」との指摘が相次いでいる。政府が採用したのは、通知書本体のPDFファイルをZIP形式で圧縮・暗号化したうえで、復号用パスワードの取得方法を記した別のPDFファイルとともに従業員に社内システムを使って配布するという方法だったためだ。配布や閲覧するうえで非常に不便だ。
政府が廃止宣言したはずの「PPAP」、国民向けサービスでは採用
しかもZIPの暗号化に強固な方式を採用したため、WindowsやAndroidの標準機能では復号・解凍できないという問題まである。解凍用ソフトウエアを導入するなど閲覧まで手間がかかるうえ、スマートフォンでは扱いにくい。企業関係者は、このまま電子化すると人事部門に従業員からの閲覧方法に関する問い合わせが殺到しかねないと警戒する。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00989/012400137/
同業の他企業は、「ライバル」「敵」とも言い切れない。時には身内、戦友、仲間だったりもする。
BTOBの業界では特に明らかだが、ソフトウエア開発のようなものを受託する時、自社だけでは請け負えなくて、溢れる部分については他社に持ってもらうことがある。範囲を区切って、自社分をはっきりさせて、他社分は発注元から別会社に仕事を渡すこともあれば、一旦自社で丸っと受託した上で他社に仕事を再度発注することもある。
このようなことを行う同業他社は(特に後者)一つの案件に関わる身内のような性格が出てくる。進捗をはじめとして情報の連携を行う必要があるし、発注元がいい加減な時に申し入れをする際は、ある程度事前に認識を合わせておいたりもする。
同一案件に入らない場合でも、コスト構造や行政から受ける影響なりといった状況も似ているので、協力し合うところもそれなりにあったりする。
いうまでもなく、自社固有のノウハウは他社には出さないとか、人事採用面では人の取り合いとして「敵方」に回ったりもするが、自分が社会人になるまでにマンガとかで見てたような「他社の奴らは絶対的な敵だ」みたいな単純な世界ではないのだと働き始めてから知った。