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はてなキーワード: ゲド戦記とは

2024-04-12

ゲド戦記って面白い

学院みたいなところに入った時点で

ゲドが気難しいガキすぎて読む気なくなるんだけど

2024-02-06

[]2024年1月滅多にホットエントリを出さなドメインからホットエントリ

ここ1年で初めてはてなブックマーク日毎の総合人気エントリ入りしたドメインからホットエントリブクマ数順トップ30

ブクマタイトルドメイン
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420俳句データベースhoricun.moo.jp

2024-02-01

原作改変は「勝てば官軍であるという話

セクシー田中さん芦原妃名子さんの一件から原作改変は悪」「原作者を尊重しろ」という言がそこかしこで聞かれるが嘘もいいところである

今や日本国民の基礎教養であるジブリ原作改変しまくりで原作者の苦言もあるのに受け入れられている。

ジブリ映画ゲド戦記」に対する原作者の考え

https://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/fanta/gedleguin.htm

ここでは原作ル=グウィン失望が語られている。

上記国内でも評価の芳しくないゲド戦記だが宮崎駿作品でも同じ事だ。

インタビュー前編】『魔女の宅急便』作者明かす本音ジブリ映画観て驚き 原作と異なる展開に「あれ?と思いました」 | ORICON NEWS

https://www.oricon.co.jp/special/66472/

「あれ?」と思いました。私だったらこうしないなと思うところもあって。(中略)でも、あれは宮崎さんの作品からと、すぐ切り替えました。

(ちなみにインタビュー後編も公開されている

https://www.oricon.co.jp/special/66504/

前編532ブクマに対し後編はゼロ…みんな、読もう)

魔女の宅急便 (1989年映画) - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/魔女の宅急便_(1989年映画)

角野は「タイトル名前」そして「世界を変えないで下さい」と伝えていたものの、「(映画は)お話の筋がちょっと違うのでびっくりしました。私はもう少しかわいいラブストーリーになるかと思ってたんです」と述べ、「映画を見てから原作を読む方がすごく多くて、それはそれで良かったと思います」と振り返っている。-『週刊朝日2019年7月19日

いずれも近年のコメントでこれなので公開当時の心中はお察しである

耳をすませば』も大幅に改変されているが…

[B! 映画] Season11/3本目 耳をすませば / 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん - 服部昇大 | COMIC OGYAAA!! (コミックオギャー)|おもしろい、がうまれるところ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/comic-ogyaaa.com/episode/14079602755325900906

ジブリのすごいところはアレンジするとそちらの方が自然だと思わされるところ。こういうふうに設定したらもっと面白くなる、というアイデア力がすごいのだろう。

これがトップコメになるほど改変は支持されている。

結局のところ鑑賞者は面白ければ原作改変など気にしないしつまらないと感じたら原作改変を槍玉に上げるだけだ。

そこに原作者の尊重などない。

2024-01-31

原作蔑ろにして良い契約を結んでれば原作蔑ろにして良いんだよ

魔女の宅急便とかゲド戦記とか進撃の巨人とか、なんぼでもあるだろ。

ゲド戦記映画化ジブリ原作者との約束を守ってないだろ

anond:20240130162824

  

ちゃんと事前に説得してると書いてあるが映画へのル=グウィンコメントを見ろよ

http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse

>そのとき説明によると、駿氏は映画製作から引退するつもりで、宮崎家とスタジオでは、駿氏の息子の吾朗氏にこの作品を作らせたいとのことでした。吾朗氏はまだ1本の映画製作したことがなく、わたしたちは大いに失望するとともに、不安を覚えました。

  

>ただしプロジェクトはつねに駿氏の承認を受けながら進められるという印象があり、また実際、先方もそのように保証していました。こうした理解のもと、契約は締結されました。

  

>その時点ではすでに映画製作は進行しており、子供と竜を描いたポスターが贈り物として届けられ、駿氏によるホート・タウンのスケッチと、スタジオアーティストたちによるその仕上画も同封されていました。

>その後の映画製作は猛スピードで進行しました。間もなくわかったのは、駿氏が製作にまったくタッチしていないということでした。

>駿氏からはとても心のこもった手紙が届き、さらに吾朗氏から手紙が来ました。わたしもできる限りのお返事をしました。

>この映画製作に際して、太平洋の両岸で怒りと失望が生じたことは残念に思います

  

>後に聞いたところでは、駿氏は結局引退はせず、今は別の映画を撮っているとか。このこともわたし失望を大きくしました。早く忘れてしまいたい出来事です。

  

そのリンク先のジブリ側の話では

https://www.ghibli.jp/storage/000457/

>そして宮さんは「今回のありがたいお話ですが、これが20年前ならすぐに自分がやりたかった。しかし残念ながら、自分は年をとりすぎている。どうしようかと困っていた時期に、自分の息子とスタッフがやると言い出した。彼らならこの本から新しい魅力を発見して、いい映画を作ってくれるかもしれない。スクリプトに関しては自分責任を持ちますから映像化を許諾してもらえませんか?」と、非常に感動的に言いました。

>何とかル=グウィンさんは宮崎吾朗監督映画を作ることを了承してくれたんです。

  

ジブリ側は「スクリプトに関して責任を持つ」と限定的だが、ル=グウィンは「プロジェクトはつねに駿氏の承認を受けながら進められるという印象があり、また実際、先方もそのように保証していました。こうした理解のもと、契約は締結されました。」と言ってる。

この時点で食い違ってるけど、仮にジブリ側の意見に寄せたとして

ル=グウィンは駿に監督してほしかったけど駿はもう引退するつもりで、代わりに脚本に関しては駿が責任を持つと約束たからなんとか了承したんだよ

この条件で契約したのに結局引退せず、脚本に関して責任を持つと言ったり駿が描いたスケッチとか送られてたけど実際には駿はほとんど関わってなかったと判明した

原作者とあらかじめ交わした約束を守らず反故にしたといういきさつは今回の件と一緒だよ

日本では、宮崎駿の引退発言はいもの引退詐欺みたいな軽く扱う風潮があるが、ル=グウィンはそれを信じて映画化を承諾し傷つけられたことは覚えておいてほしい

  

最後ル=グウィンhttp://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponseから

アメリカ日本映画製作者はどちらも、原作から採ったのは固有名詞といくつかの概念だけ、それも文脈無視して断片を切り取ったのみで、ストーリーはまったく別の統一性一貫性もないプロットに置き換えました。本だけでなく、読者をも軽視するこのやり方は、疑問に思います。   

  

映画ゲド戦記への批判の中で言及されたこの一文は皮肉にも宮崎への批判にもなってる

宮崎が関わった映像化は全部これ

個人的原作ファンだった魔女の宅急便宮崎脚本プロデューサー担当した耳をすませば映画は本当にひどかった

2024-01-30

anond:20240130160759

ゲド戦記に関しては原作者ちゃんと事前に説得してるよ。

https://www.ghibli.jp/storage/000457/

完成品はアレだけど、息子がやることはちゃんと呑んでもらってる。完成品はアレだけど。

映像化作トラブル事件簿

いいひと。 :フジテレビ(修正しました)

原作者主人公ヒロインキャラを変えるなと念を押していたが改変しまくり。

原作者ブチ切れで原作クレジットから原案クレジットへ変更。

いいひと。」を守れなかった責任は作者にあると連載終了を決意。

 

おせん :日本テレビ

原作を大きく改変し主演男優(ジャ◯ニーズ)の演技もひどく炎上状態に。

ドラマを見た原作者がが原作と違いすぎてショック。もうやってられんと連載休止に。

最終的に原作クレジット原案に変更されてしまう。

 

八神くんの家庭の事情 :テレビ朝日

作品キモである高校生主人公が若く見えすぎてしま母親女性として意識してしまう」という設定に

どう見てもババアしか見えない女優をあて、ストーリーや設定を改変しまくり。

原作者がやっぱりブチ切れて、最終的に原作クレジット原案クレジットに変更されてしまう。

 

ハガネの女s2 :テレビ朝日

シーズン2は原作にない完全オリジナル脚本で行われたが

第2話で転校してくるアスペ学校で受け入れるか特別支援学校にぶち込むかを生徒が選挙する展開に。

テレビ局だけでなく原作者にまで非難殺到し、原作者はこの展開を支持しないとして原作から降りることに。

 

海猿 :フジテレビ

原作者に対する無許可突撃取材原作者激怒プロデューサーに二度とさせないと約束させるも再突撃される。

その後、海猿関連書籍契約書なしで勝手販売されていたとして原作者が絶縁宣言を行う。

 

テルマエ・ロマエ :フジテレビ……というかエンターブレイン

映画化に際して原作使用料が100万円という宣告され、

事前相談もなければ根拠説明もなかったとTVぶっちゃける。

しか契約出版社が行っており、フジテレビ側が契約押し付けものではなかったとのこと。

 

ゲド戦記 :スタジオジブリ日本テレビ

原作者は「宮崎駿が監修する」「原作を変更しない」という条件で映像化を許可したはずが

なぜか宮崎駿ノータッチ原作を改変しまくった作品が出来上がってしまう。

原作者から「私だけではなくファンバカにしている」と痛烈に批判された。

 

トラブルまでは行ってないけど高橋留美子ビューティフルドリーマーあんま好きじゃないらしい。

2023-10-26

anond:20231025174523

ゲド 跡継ぎィ… 一番原作レイプがひどかったのはこれ。原作ファン俺も怒ったし原作者が怒るのもやむなし(主人公ホワイトウォッシュしちゃってる)。

原作は2巻が至高。名前が大きな意味もつ世界名前をうばわれ意味のない神々に仕える巫女。その庭に遠くから使命を帯びて忍びこんだ黒人おっさんを閉じ込めて飼ってるうちに実在をうたがっていた神の怒りが黒人の上に具現化、なんと巫女をつれて脱出し、…てのを日本人隠岐の島あたりに翻案したほうがずっとおもしろかったんじゃなかろうか。まあもう二度と許可がおりない(原作者死亡)ので新海が別の方面から達成しちゃったので満足するしかないわな。

映画化は一巻の王子とのブロマンス的なやつなんだけどあの心理描写はなかなか映像化できんとおもう。あと師匠との修行のくだりはぶかれてるのも世界説明がなくて意味わからんだろ。

のちに巫女とゲドは原作で結ばれるんだが、それも非常にいい話でポテンシャルがあった。

なんで息子にやらせたんだよ…。

一々同意。やっぱやるなら2巻だよな(別に1巻でもやれると思うがマジでヒロインいねからなあ。強いて言うならエスリオルの妹くらい?)。

原作3巻はなあ、あの王子がゲドと旅する中で生の人間としてのゲドの弱い部分とかにも触れて「このおっさん本当に大丈夫か?」とか内心葛藤したりするのが最高なのに、そういう要素バッサリ切ったらそらアカンやろうと。

そら原作者はキレるし俺だってキレる。

なお趣味繋がりのグループ宮崎アニメの話になったことがあり、その場で20代前半の女が「ゲド戦記宮崎アニメで一番好き(原作は読んだことない)」とか言い出しやがったため、そいつの前で映画ゲド戦記酷評することは不可能となった。SHIT

2023-09-16

予言するが鬼滅の刃無限列車編は数十年後ポリコレで叩かれる。

現在複数学者が今後10~20年で不老不死が実現すると予測している。

そうなれば人類の何割かは不老不死になる道を選ぶだろう。

そうなるとフィクションでこれまで言われてきた「限りある命の人間こそが美しい」というタイプ言動差別的発言としてバッシングを受けるようになる。

これは「本来性別のままの人間こそが美しい」という発言がLGBTQ差別になることと同様である

ほんの数十年前まではLGBTQは差別するのが当たり前で「本来性別のままの人間こそが美しい」という考えは良い考えだというのが世界スタンダードだった。

しかポリコレの普及、性転換技術の発展、LGBTQの勢力拡大によって「本来性別のままでいることが美しい」という考えは悪い考えだという世の中の流れになってきた。

よって恐らく不老不死が実現し普及が進み、不老不死勢力が拡大すれば「限りある命の人間こそが美しい」という考えは悪い考えだという世の中の流れになってくるだろう。

アニメ大国日本において、日本映画史上最大の売り上げを記録した鬼滅の刃無限列車編は恰好ターゲットである

銀河鉄道999ゲド戦記なども取り上げられることになると思うがやはり最大の売り上げというのはインパクトも大きく叩くターゲットとしてうってつけである

煉獄杏寿郎の「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ老いからこそ死ぬからこそたまらなく愛おしく尊いのだ」という台詞テレビ等で連日取り上げられバッシング対象になることだろう。

この書き込みは数十年後掘り起こされて予言書き込みとしてバズることになると思うのでその日を楽しみにして待つことにする。

追記:ブクマカ1020年後に不老不死が実現すると言っているのは誰かというコメントがあるので以下に記す。

Ray Kurzweil

https://news.nifty.com/amp/item/neta/12184-2263112/

Aubrey de grey

https://gendai.media/articles/-/33570?page=1&imp=0

渡辺正

https://newswitch.jp/p/28408

José Luis Cordeiro、David Wood

https://t.co/Zf7ku6cPq2

2023-09-08

アニオタじゃない人々4,5人と「君たちはどう生きるか」の話題になって

引退らしいね

「このあとジブリはどうなるんだろうね」

から

宮崎悟朗さん」の名前が挙がって

「今何やってるんだろう」

アニメ作ってるのかな」

「さあ?」

と全員が首をかしげてました。

テレビアニメCGアニメも作ってるはずなんだけど、

宮崎悟朗監督作品ゲド戦記』」と地上波CMで鬼リピートされたので刷り込まれはいものの、それ以後のことは多くの人は知らないんだね

宮崎悟朗氏の名前を知っている人の過半数にとって彼の代表作は『ゲド戦記』なんだな

2023-08-17

君たちはどう生きるかポスター宮崎駿が「スズキさん宣伝して下さい!」って書いてたの好き

それをなぜか公式が嬉々として公式ツイッターにあげてたの面白すぎる。

 

現在興行収入は約62億3500万円(前週+約8億円)

ゲド戦記興行収入が76億5000万円

 

これは射程圏内に入ったか

2023-07-22

君生き感想宮崎監督、『名作』をありがとう!~

自分宮崎駿監督に対する身勝手な期待とか甘えを供養するために書く。今作品は期待半分、不安半分という気持ちだった。宣伝なしということだったし、宮崎駿監督作品を事前情報一切なしで視聴できる機会というのはおそらく最初最後であろうと思ったので、早バレ等も避けるために数日SNS断ちして初日に見に行った。ただ映画館に向かう足取りの中で最後感じていたのは恐怖感だった。子供のころにもののけ姫を見たときの衝撃を再び与えられて、おっさんになった今再度、人生観を揺るがされるかもしれないと―。

さて、いざ蓋を開けてみると、途中まではリアル物なのかファンタジーのどっちなの?というドキドキや不安感。方向性が確定したとき期待感MAXとなったが、それ以上膨らむことはなくしぼんでいった―。

総論

美術アニメーションの美しさは申し分ないが、ストーリー感情移入できない半端な作りと言ったところで、結局、いつもの宮崎監督後期作品という他ない。今、振り返ってみると監督キャリアハイとしての作品千と千尋の神隠しあたりになるのだろうが、その千と千尋も後半から、この半端さの片鱗がある。例えば終盤、千尋は豚の中に両親がいないことを見抜くが劇中にその説明はない。しかしながら説明不足ではあっても、千尋とハクとの心のふれあいみたいなものが十二分に描かれているから、感情的に押しきれている。手を離すシーンとか思い出しただけで泣けるわ。

しかしながら、君生きはストーリーっぽいもの感情の揺らぎみたいな表現はあるものの、説得力というか、それ自体根拠がはっきりと提示されないから、大抵の観客は感情移入できずに戸惑いを覚えると思う。例えば劇中で主人公自傷行為や継母の拒絶が描かれるが、その感情の根っこが分からないので観客は困る。自傷もっと構ってもらいたかったのかな?とか拒絶はやっぱり連れ子がうざかったのかな?とか想像はできるけど見てる側はそれを確定させる要素がないから、多分こうだろうとか理由を補完して見ていくしかない。つまり作品に気を遣う状態になるわけで、それは相当きつい。忖度要求されるが、圧倒的な感情の「分からせ」がない(※)。監督が一人で突っ走ってる。観客は置いてけぼり。かつて宮崎監督は、見終わったあとに2階から出てくる感覚になるような映画がいいとか言っていたような気がするが(ソース探したが見つからず)、君生きは観客が一生懸命2階への階段必死に探すものの見つけられないまま塔の中で迷子になり、最後パヤオけが悠然と2階から出てくるという感じだろうか(画・浜岡賢次想像してもらいたい)。

あとはヒロイン?3人は多すぎる。実母に継母に婆さんでしょ?詰め込み過ぎて破綻する典型。正直、継母は全部削除して、序盤で実母エピソード増やして、実母を探しに塔に行く形にして、最後、実母ときれいに別れてで多少は形になったろうにね。もっとシナリオ段階で練ればいいのに…もったいない

もう一つ、主人公が大叔父と話した後に、急にインコに囚われてるシーンになるが謎過ぎる。壁につながれた手が映ってからの下にパンしたときに、実母でも継母でもなくお前かーいってなったのが一番面白かったかもわからない。宮崎監督過去インディジョーンズの潜水艦移動を批判していたが( https://ei-gataro.hatenablog.jp/entry/20131030/p1 )、それと似たり寄ったりだろう。いくら異世界?だからといってワープしすぎである

※ 宮崎監督とも対談したことのある養老孟司は「バカの壁」において強制了解という語をつかった(p.41)。例えば数学においては前提と論理を共有しているのであれば同じ結論に達せざるを得ない。ある定理証明を正しく説明されたのであれば、その正しさを了解せざるを得ない。そういった強制力を強制了解と呼んだ。そうした強制力は感情においても成立する。例えば電車子供が騒いでるのをぼけっと放置している父親がいたとして、普通はそれを理解できないが、もし父親が「実は母親病院で亡くなって帰る所で、これからどうしていこうかと悩んでいたところなんです」と説明されれば、事情理解できるだろう。事情が分かれば感情了解できる。それは物語を受容する過程でも同じことが言えると思う。

なお、この流れで養老他人気持ち理解できることを重視すると同時に、「個性」信奉を批判する。そんなに個性大事かと。存分に「個性」を発揮している人は病院にいるという。白い壁に毎日、大便で名前を書く患者がいるらしい。芸術的にみればすごいかもわからないが、現実的には大変迷惑でたまらないだろうとのこと。奇しくも本作においては継母の美しい顔が鳥糞まみれになる描写があるのでそういう個性的なスカトロジー芸術理解を示す人はいるかもしれない。

自分映画

こうした一見てんでバラバラに見えるような物語の断片も、もしかしたら宮崎監督だけには分かるのかもしれない。スピルバーグだか有名監督が誰にも分らない映画つくるのはホームムービー撮ってるのと同じだ的なことを言っていた気がするが、もしかしたら本当に宮崎監督ホームムービーを撮ってしまったのかもしれない。自分けがわかる映画作品を作れるとしたら、映画監督としては最高の贅沢だろう。自分用の映画私小説と言われたらなるほどという気もする。今回、宣伝がなかったという点でも符号する。これはもはや天才にだけ許された所業なのかもしれない(現実に実行可能という意味で)。

ナウシカだったと思うが、興行的に大失敗とはならなかったこから次の作品を作るチケットを手に入れたみたいな監督インタビューがあった気がする。ジブリブランド確立するまではコケたら次はない状態であったろうから興行面は大変重視されたことだろう。つまり天才大衆に合わせてくれていたわけであるしかブランド確立された今となっては、大衆を気にすることなく好きな作品を作れるというわけであるジブリ体制を維持できなかった点には目をつむるとして)。だから今もしかしたら「天才が本当にやりたかたこと」を我々は目にしているのかもしれない。

過去パヤオ感性としてはもっとアニメーション表現に全振りしたかったのだろうが、それじゃあ興行的に成立しないから、ストーリーもしっかりさせていたというのが過去の名作への向き合い方だったのだろうか。我々、一般大衆天才現実的妥協のお陰で、(大衆的には)名作となる過去珠玉を見せてもらえていたということなのだろうか。凡人が天才ちょっと付き合ってもらったという感じ。天才ちょっと退屈していたのかもしれない。大衆は今の退屈を嘆くのではなく、昔、天才に付き合ってもらっていたということを感謝すべきなのかもしれない。

この作品のそういった諸々の分からなさに対してなんとか理解しようとする感想や、なんとか説明しようとする解説記事などが上がっているのを見かけるが、なんとも物悲しい。めっちゃ面白作品を骨までしゃぶりつくしたい!という渇望からまれてくる文章はいい。例えばもののけ姫においては「『もののけ姫』を描く、語る 」というムック本があったのだが、それには一ファンから文筆家まで様々な人々の作品に対するとてつもない熱量で溢れている。でも味のしない作品をなんとかして食えるようにしたいという動機から解説を書いたり、それに群がることの虚しさよ。宮崎監督から面白いはずなんてことはない。権威主義的だし、もうそれは諦めて次に行こうよ。これを知っていれば、本当は面白いんだよって本気で思っている人もいるかも知れない。でもそういう解説必要とすればするほど、その面白さが作品内で素直に伝わってないことの裏返しである野球大谷いくらいからって彼の(打者としての)ファールや三振をありがたがったりしないでしょ?今回の打席は残念だったねでいいじゃんね。(もちろん宮崎監督場合、次があるかは分らんが)

「問い」として捉える

さて、作品表題に立ち返ってみると、これは疑問形である作品としては名作とはとても言い難い。しかし聴衆に対する問いであると捉えたらどうであろうか。物語がてんで成立していないのに問いかけを見出すことができるのか?うーん正直、自分には無理。味がしないんだから問われたとも感じない。

しかし確かに思ったことがある。それは、大叔父のようなお爺さんに期待するんじゃなくて、自分が見たい作品があるのなら、他にそれを提供してくれる別の人を見つけるか、もしくは自分で作るべきだということ。初めから品質保証なんてものはなかった。自分勝手に期待して、勝手失望しているだけのことである

すでに名作はあるのに、なぜおかわりを望むのか

最後に話がそれるが、しかしながらなぜ我々大衆は次々と名作を望むのであろうか。新作を批判すると「じゃあ、過去の名作繰り返し見とけや!」って言われるかもしれない。そう言われるとちょっと答えに窮する。何度も見ればストーリーも覚え、感動も薄れてくる。やっぱり初見の衝撃に叶うものはないということだろうか。それを再び味わいたくて次の名作を追い求めているのかもしれない。キリがないし、わがままだなって思われるかもしれないが、正直人としての性としか言いようがなくないか?そこを内省しだしたら仙人になるしかない気がする。

あとは現実がつらいからね。時には金払ってちょっといい気分になりたい!ぐらい許してほしい。こっちは作者の高尚な構想にがんばってついていく苦行やマラソンじゃなくて、自動で楽しませてくれるジェットコースターに乗りたいの!

で、初見という点で最近思っていることは「私の体験」を大事にすることが重要なんじゃないかと思っている。ゲームでもなんでもあまりレビューを見ずに体験するように心がけている。あらかじめレビューを見て他の人が面白い!星4以上!と言っている作品なら、安定して面白いかもしれないが、半分ネタバレのようなものではないか

若い人にはタイパを優先しすぎて自己の視聴体験プレイ体験を損なっていないかと問いたい。面白さの保険料として自身体験・感動を売っていないか?と。おじさんおばさんは子供のころに自分図書館で本を表紙で選んで借りた体験とか、ネットもない時代ゲーム屋で「クソゲーかも知れんがままよ!」と覚悟してゲーム買った記憶とかを思い出してほしい。そういう多少、損するかもと思ってもクソ作品を引く勇気をもって、一対一で作品と向き合う、ぶつかってみるということを時々でもした方がいい気がする。だから、今回、作品に対しては残念だったが後悔はない。純度100%の自分感想を持てた。展覧会的な感じでいろんなアニメーションを見せてもらったという感触では数千円も損したという気もしない。今後もどんどん色んな作品に触れていきたいと思っている。例えばポノックの次作品ちょっと子供向けだろうけど、子供と一緒に見に行こうかなと思ってる。

各論

ゲド戦記を思い出した

視聴しながら、ぼんやり宮崎監督ゲド戦記作るとしたらこんな感じだろうなと思った。影との戦いでゲドは船で移動するし、ところどころの魔法感や大叔父大賢者になったゲドのイメージだなと感じた。大叔父のイケオジ度は過去最高かも分らんので一見価値はあると思う。

東映アニメ長靴をはいた猫』を思い出した

インコ大王を追いかける時に螺旋階段を落とされるシーンがあったが、長靴をはいた猫での魔王主人公たちとの大立ち回りを彷彿させた。この作品監督宮崎ではないが、そのクライマックス部分は大塚康生との二人で原画担当した箇所であり、とにかく面白い( https://www.ghibli.jp/shuppan/old/pickup/nagagutsu/ )。1969年作品なので絵のきれいさはどうしても現代作品には見劣りするがアニメーション面白さは今でも通用する。未見の人はぜひ見て欲しい。君生きよりよっぽど面白いと思う。で、君生きでは大王ラスボスっぽくでてくるが大した戦いもなく終わってしまうのであっけない。長靴をはいた猫でのアクションを思い出しただけに、「あ、これだけなのか・・・」という虚しさが半端なかった。念入りに階段落とさせたり、序盤で主人公の着替え丁寧に描写するぐらいならもっと面白カット増やした方が良かったろうにって思っちゃう

音楽

使いまわし多いし、特に盛り上がる曲もなし。3日で作りましたと言われても信じるレベル久石譲も「これぐらいの作品ならこれでいいや」って感じだったと思う。絶対名曲ストック持ってるだろうと思うが、映像側がそれを引き出せなかったというのは至極残念に思う。米津曲も悪くはないけど、作為ちょっと鼻についたかな。いつも何度でもみたいな作品とのマッチ感は正直ない。と言っても作品の味がしないのでどうしようもない気もする。そういう意味では米津もかわいそう。

2023-07-16

君たちはどう生きるか感想(後半ちょいネタバレ

公開数ヶ月前になってタイ人に関するなんやかやの報道でどうでもいい悪印象を与えてくれた鈴木Pでしたが、「宣伝を全くしない」という前代未聞のプロモーション戦略のおかげで、「宮崎駿の新作を全く前情報のない状態で見る」という稀有経験を与えてくれたことに感謝します。

これは実に小学生の頃「両親に連れられて『火垂るの墓』を見に行ったら突然なんか知らないアニメ始まった」以来の驚愕経験であり、その後のジブリアニメ国民アニメとなっていき毎回公開前に怒涛のプロモーションが行われていった経緯と、その時に見た「となりのトトロ」が私の生涯において不動のベストアニメであることを考えると、奇跡のような経験であるといえます

 

ただ、正直あまり期待はしていませんでした。というより期待しないように努めていました。私のジブリへの信頼感のピークは「もののけ姫」とコミック版「ナウシカ」であり、今ではアカデミー賞に相応しい最高のアニメである評価している「千と千尋」も終わった直後は頭の中「???」でしたし、ハウルでは「??????」、ポニョでは「????????????」となっていきました。

ゲド戦記アリエッティは私の生涯のワーストアニメベスト1&2です。

風立ちぬ」「かぐや姫の物語」も、「?」は浮かばなかったものの「ピークを過ぎた老境の作家の遺作としては十分以上の出来だろう」というような妥協した評価に落ち着きました。

 

この作品制作発表された時にまず思ったことは「本当に完成するのか?」という心配でしたが、鈴木Pの斬新なプロモーション戦略により完成するまでその心配を思い出すこともありませんでした。ポスターが発表されてからもほぼ忘れていたのですが、「プロモーションをしない」という鈴木Pの方針話題になってから俄に気になり始め、上記トトロ以来の経験をする決意をしたというわけです。

 

私と同じ体験をしたい人は絶対にこの連休中に観に行くでしょう。連休中に観に行く予定の人はこの先を読まないでください。

 

行かなかった人はその後普通にどのような作品だったか情報を目にすることになるでしょうし、少々のネタバレを食らったところで気にもしないでしょうから、ここから私の感想を書いていきますストーリーの核心をネタバレするつもりはありませんが前提となる設定などは普通にバラしていきます

 

 

 

 

 

面白い

 

カリオストロ」「ラピュタ」のような痛快冒険活劇ではありません。「ナウシカ」のような設定をしっかり作り込んだ異世界ファンタジーでもありません。しかし、見ている最中最高傑作」という言葉が何度も浮かんだのは確かです。「トトロ」や「千と千尋」を上回るか?と言われると、難解で観念的すぎる部分はありますが、明らかに上回っている部分もあるので、評価を決めるにはまだ何度も見る必要があります。というかすぐにでももう一度見たいです。

 

◆この作品を見るべきか否か?

 

文字通り宮崎駿集大成なので、ジブリ映画で育った人間なら見に行かないという選択肢はありえないでしょう。ハウル以降は見なくてもいいと思いますがこの作品を見ずに日本アニメのことを語ることは不可能です。というか、確実に「トトロ」や「魔女宅」などと同じように日本人のDNAに深く刻まれ作品になるでしょう。

 

◆良かった点

 

文字通り集大成なので過去宮崎アニメの要素が全て入っている

 

風立ちぬトトロ千と千尋ハウルポニョコナンカリオストロラピュタ

と怒涛のようにどこかで見たような風景、展開が続きます二番煎じではありません。

本人にしかできないセルフオマージュであり、過去作を踏まえた上で、それが国民記憶として共有されているからこそできる唯一無二の表現です。

そして、あらゆる影響を生み出してきたオリジネイターにしかできない圧倒的イマジネーションがあります

 

宮崎駿自身実存が感じられる

 

主人公モデル少年時代宮崎駿自身であり、半分自伝的な物語になっているが故に、少女主人公とした「千と千尋」などより真に迫ってくる情感があります

何より宮崎駿インタビューで度々口にしていた母親に関する憧憬が、作品として昇華されているところが素晴らしいです。

 

ストーリーが練り込まれている

 

コンテを描きながら公開日を決め、締切に追われながら作られた過去作品は、若い頃は力技で最後まで渾身の力で作りきっていましたが、近年の作品においては終盤明らかに息切れが感じられました。今回は明らかに時間をかけてストーリーが練り込まれており、「ハウル」や「ポニョ」で顕著だった「えっこれで終わり????」という感覚は一切ありません。

既存ストーリー構成の枠にはまらない」という手法は「千と千尋」の方法論を踏襲しているので唐突な展開の連続に難解さを感じる人もいると思いますが、終わってみれば一本筋の通ったストーリーになっており、深く考察する価値がありそうです。

千と千尋」で確立した「ゆきて帰りし物語」のフォーマットを発展させ、導入はよりゆっくり自然に、異世界に入ってからはよりぶっ飛んだ展開の連続で飽きさせません。結末も「これしかない」という納得感のあるものになっています

 

・泣ける

火垂るの墓」以外のジブリ映画で泣いたことはあまりないですが、様々な要因からくる深い感動で終盤は涙が止まりませんでした。米津玄師主題歌がその感動に拍車をかけてきます。ズルいと思うぐらい良いです。

 

◆悪かった点

・なんか説教くさそう

 

説教くさそうなのはタイトルだけです。少年時代宮崎駿が「君たちはどう生きるか」を読んで感銘を受けた、という以上のことは原作との関連は読み取れませんでした。原作を読み返し、何度も見て考察したい点です。

2023-07-15

「どう生きるか」してくるけど、きっと感想文で驚きまくってしまうと思う

正直言うと、あまり気のりしないんだ。

ジブリなんて金ローやネトフリで見ればいいと思ってるから

俺にとってはずっとそうだったから2000円も払って見に行くというのに勿体なさがある。

交通費ポップコーンIMAXも考えると実質3500円ぐらいだ。

家で配信を見るんだったらもし買い切りでも500円だし、コーラポップコーンドンキで100円だから、せいぜい700円だろう。

5倍以上の価値なんてあるのか?

でも俺は今見たいんだ。

「今見る」ということに差額分を出す。

既に俺の中でコンコルドは飛び立とうとしている。

こうやって思い悩んでいる間にも乗客たちの乗り入れは始まり車輪は滑走路を滑り出している。

引き返せない思いが俺に「凄かった!」という感想をもたらすだろう。

信者か、アンチか、何者になるのかは分からないがきっと俺は大いに驚くと思う。

そのことを先に書いておく。

許してくれ。

俺にとって「わざわざジブリ映画館で見る」というのは冒険なんだ。

前にそれをやったときゲド戦記だった。

原作既読でもあった俺は、大いなるアンチとしてネット中を暴れ回った。

その傷も癒え、今本当に久しぶりに映画館ジブリしにいくんだよ。

どうなってしまうんだろうな。

2023-06-01

ドラゴンはむしろ古代からの噛ませ犬要員だろ

https://twitter.com/Unagi_Kousuke/status/1663839294572879872

うなぎはかなり古いファンタジーを読んで育った生物なので、昨今のドラゴンの扱いには少しばかり辟易する事がある('ω')

あれは「知恵ある頂点捕食者、コントロール不能な生きた災害」というのがうなぎ感覚であり、チートを見せびらかす為に簡単に狩られてしまうと些かショックを受けてしまう。



ファフニールジークフリートに瞬殺される。

〇ケートスメデューサの首を見せられて即死する。

カドモスが戦った竜:いろいろな攻撃を試されて殺される。瞬殺されなかっただけましな方か。

ベオウルフが戦った竜:老境のベオウルフと相打ち。善戦した方だが相手は老人・・・

リプ欄にはキリスト教が~というのもあるが聖ゲオルギウス以前からドラゴン普通に噛ませということがわかる。

そもそも東洋でも瞬殺されている。(ヤマタノオロチとか)

神話からあっさり片付けられるのは当然」では近現代ファンタジー作品群を見てみよう。

〇サラガヴヴェルグ(サクノスを除いては破るあたわざる堅砦):年端もいか少年に鼻づらをボコボコに殴られた挙句、剣の素材となる(モンハン!)

スマウグ(ホビットの冒険):一撃で射ち落とされる!

〇イエボー(ゲド戦記):かけだしの魔術師見習いにあっさり真名を見抜かれて放逐される。

アイシングデス(ダークエルフ物語):ねぐらの氷柱が頭に突き刺さって即死。(環境キル)

ゲーム小説ですら瞬殺されている。

バカ高いステータスに設定されているD&Dでさえこの扱い。

日本の一昔前のラノベでは扱いがよかったのかもしれないが、ドラゴンは噛ませにされる方が伝統に沿っていると言える。

2023-03-07

anond:20230305230720

原作の『ゲド戦記』はどうかな

原題は「アースシー魔法使い」なので全くもって戦記物じゃないです(翻訳者ではなく当時の岩波書店がつけた)

主人公のゲドの「最初ダメ→途中から覚悟を決める」「力が周囲にオープン」「周囲の理解サポートあり」も満たしてる(楽俊みたいなやつもいるよ)

最初から強い」んだけどそれが「最初ダメ」の原因になってる(人間的な未熟さゆえに大事件を引き起こす)

 

ファンタジー書きの人(宮崎駿含む)はほぼ読んでると言っても過言じゃないし

幻想文学研究者によると「魔法学校」の概念をはじめて幻想文学に登場させた金字塔作品でもある

2023-03-04

歌が上手いけど特に何もない

ヒトカラに行ったりボイトレに行って持ち歌のカラオケ採点で90点から95点くらいは平均で出るようになった。

しかカラオケ界隈は採点98点とか99点とか当たり前に取る人がウジャウジャいる。

それも歌いやすポップスではなくて、例えばゲド戦記のテルーの唄みたいな高難易度の歌をサラっと歌いこなす人が当たり前だったりする。

あと他人に歌が上手いと知られてもあまりいいことはない。

会社飲み会カラオケ行ったことあるけど「歌が上手い増田」という評価をもらったが段々

「歌が上手いくせに仕事段取りが下手な増田」とか「歌は上手いけど数字が苦手な増田」とか罵倒に変化していった。

単純にクソ無能と呼ばれたほうが気が楽。だから人前では歌わないようにしてる。

でも安く遊べるから休みの日にヒトカラで歌うのはやめられない

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