はてなキーワード: イモリとは
友達が学校をやめた。
やめたことそのこと自体より、何の相談も無かったことがさびしい。
文系と理系で別れてから疎遠にこそなっていたものの、お互いに一番なんでも話せる相手だと思っていたのに。
自分は将来人を救う仕事に就きたい、なんて推薦入試の願書には書いたけども
本当は誰も救えない、というか救おうとすらしてない人間なのかもしれない。
はじめは名前がついていたのだが、すっかり「イモリさん」で定着してしまった。タモリさんの感覚で、イモリさん。
イモリはいい。まず鳴かない。臭わない(水さえこまめに替えれば)。構ってやる必要がない。というか、構えない。
昔ハムスターを飼ったときは、可愛がりすぎて逆に殺してしまった。
乗せられないことはないのだが、乗せないことが推奨されている。
わずかだが毒があるらしいし、人間の体温は両生類にはキツいと聞いた。
触れ合えない。だから、可愛がりすぎずにすむ。
そして逆に、放っておいても彼らは平然と生きる。
正直な話、一ヶ月くらい餌を食べなくてもケロッとしている。
いつも餌を分けてくれる生物の先生に聞いてみたら、イモリは目はいいらしい。
だけども私が構って欲しくて水槽をトントンと叩くと、水の向こうから視線を投げ返してくる。
水槽がなくても生きていける生物だったら、イモリは私に殺されていたかもしれない。
人間との付き合いもこんなもんだったら楽なのに、と最近ふと思っている。
自分はそんな奴だから、大事な相談もしてもらえないのかもしれない。