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2014-08-01

保険詐欺みたいな記事があがってくる度にモヤッとする

古い保険に入ってて上皮内ガンで給付がおりなかった話にやっぱり保険詐欺だと意見がつく。

一方で「損する保険」として「入院保障が手厚い保険」を挙げてる記事がブクマ集めてたりする。

相反してるなあと思う。

 

そもそも何故上皮内ガンで保障がおりないかというと、リスクが低い病気からだ。

リスクが低く支払う可能性も高いものまで保障をつけると保険料が高くなる。本当にリスクが高いものだけをカバーするほうが無駄は少ない。

けれどそれでは「出なかった詐欺だ」と言われるので、保険会社は特約をつけて給付金が受けれるように保険を変えてきた。

  

古い保険給付が降りないケースには例えば次のものがある。

・通院

・日帰り入院

・短期入院(4日以内の入院等)

 

これらをカバーする特約をつければ保険料は高くなる。

ちょっとした時にも給付を受けたいならつければ良いし、大きなリスクさえカバーできればいい人はつけなくてもいい。

無駄保険料は省くべきと保障を削るのはいいけれど、その分細かな保障は切り捨てていることは覚えておこう。

 

 

FPを名乗る人が掛け捨て型の保険を「損する」と言い、貯蓄型(終身・払込)の保険を勧めるのにも疑問を感じる。

損得で考えれば貯蓄型の保険が有利だろうが、月に払う保険料は高い。

例えば高校まで全て公立で、国公立の大学卒業させるとした場合子供一人当たりの教育費は一千万はかかる。

子供が産まれたばかりの時に父親に万が一の事があった場合必要保障は低く見積もっても一千万

実際にそれでは足りないけれど、最低限の教育費だけを準備するとして考えてみる。

 

千万の死亡保障を30歳男性が準備する場合の一例(価格コム比較保険料の端数は切り捨て)

終身保険:月々19,500円(60歳払済)

・定期保険:月々1,300円(10年)

 

終身保険は解約すれば払った分は戻るし(返戻金の割合は加入年数による)、解約しなければ一千万保障は一生涯続く。

定期保険10年間しか保障しないし、解約しても戻りはない。次の10年はその時の年齢で保険料を算出するため、掛け金は幾らか上がる。

比べれば確かに終身保険の方が損はしないが、毎月一人あたりの生命保険に2万円払えるだろうか。ちなみにこの金額に入院保険は入っていない。

ただでさえ子育ての期間中は出費が多く生活費を少しでも切り詰めたいはずだ。

 

からこそ、子供が成長するまでの約20年は安い掛け捨ての保険で大きな保障を準備するのが理想だ。

ところが保険批判するFPは掛け捨ては損するから終身が良いと言い、それを信じた客は高い保険料で小さな保障を準備する。

保険を損得で語るFPには、箇々のライフステージに合った保障を考えられない。

子供が成長すれば、数千万の死亡保障必要なくなる。

教育にあてる出費も減って収支も安定するだろうから、その時に額を数百万ほどに落として終身保険を準備すればいい。

 

 

最後保険に関する意見で気になっているものについて簡単に。

 

医療保険損害保険を混同している。

医療保険入院、手術をしたという医師の診断書に基づいて給付される。損害保険は実損填補といって、実際にかかった総額に対する割合給付されるケースがある。高額療養費制度を利用すると医療保険を受け取れないと考えている人がたまにいるが、多分この辺りを混同している。あと損保に多い、災害給付金(怪我の時)しか出ない保険に入っていて、病気の時でなかったと怒る人もまれにいる。

 

外資系保険会社より国内大手保険会社安心

死亡保障が主契約国内生保と違って外資系保険会社医療保険を単体で扱えた(今は国内生保も扱える)。通院・初期入院・がん保障など細かい保障が手厚くなったのには医療保険の果たした役割が大きい。国内生保外資系の違いは長くなるので書かないけど、細かい医療保障を当然としながら外資系医療保険がん保険批判されているのを見ると何だかなあと思う。

 

高度先進医療だけ保険でまかなえればいい

医療保険先進医療適応対象になったのは割と最近のこと。古い保険では適応外のこともあるので注意が必要保険会社詐欺なのではなく、医療が進んでいるのに保険は昔のままというのが実際のところ。通常の治療費は高額療養費制度があるからいいと考えてる人なら、それ以上の費用がかかった分に填補される損害保険で入るのも手かもしれない。

 

病気してから考える

たまにいる

 

貯金した方が良い

お金がある人は保険はいらないというのは同感。

昔、損得で考える客にあたって、医療保険をフルに使ったら幾らもらえるかを計算したことがある。

掛け捨ての保険だったので保険料よりは貰えたが、そのくらいなら貯金でどうにかなると言われた。

その数百万が流動的なお金なら保険を勧めるけれど、そうでなければまあ貯蓄に頼ってもいいんじゃないかな。

 

健康でないと保険は入れないので、若くて独身の人は共済くらいを掛けておいてもいいと思う。

 
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