はてなキーワード: 開催地とは
それが今日の朝9時のはなし。その感動の勢いに任せてキーボード叩いてる。
優勝した人の名前は高橋優太さんといい、大会の正式名称は世界選手権という。
この大会は現時点での世界最高峰プレイヤーを16人だけ選抜して競う、競技マジックの頂点。
いわゆる「MTG地球代表」を決めるトーナメントと考えてもよい。
高橋氏はそこで開幕3連敗して、あと1敗でもしたらその場でトーナメント敗退が決まる崖っぷちにいきなり追い込まれる。
そんな土俵際に片足ついた状態から、なんと以降負けなしの11連勝でまさかの逆転優勝。
こんな大記録、27年続く世界大会の歴史の中で一度もない。ほんとにすごいことなんよ。
マジック興味ない人には長文であーだこーだ伝えるよりも実際の動画を見てもらったほうがいいよな。
https://youtu.be/NWd2FgWGHrw?t=22353
優勝の瞬間
https://youtu.be/3Ve9Hk3k5X8?t=28417
いい年したおっさんが画面の前でひとり声を抑えることも忘れて泣いている。
それぐらいすごい偉業だったんだよ。世界一のタイトルは彼にとって悲願だったしね。
その姿みていい年こいたおっさんの俺もすこし泣いちゃったわ。
コロナの影響で去年の世界選手権は開催中止、そして今年は初のオンライン開催。
また2019年から公式の運営下で始動したプロリーグ(麻雀でいうMリーグみたいなの)が来年には廃止されることが通告済み。
MTGに生涯を捧げてきたプロプレイヤーたちにとって2021年はまさに激動と困惑の年だった。
日本人による世界一のタイトル獲得は2012年以来じつに9年ぶり。
そもそもこの大会、アジア人には時差のハンデがめちゃくちゃあった。
現地アメリカの時刻に合わせてるから日本だと深夜24時からスタートして朝9時に終わる超過酷なスケジュール。それをぶっとおしで三日間。
例年のオフライン開催だと数日前から現地に飛んで(開催地はパリとか千葉とかラスベガスとか毎年ちがう)時差順応するわけだけど、オンラインではそうはいかない。
カードゲームはマインドスポーツとよばれたりするけど、今回アジア人プレイヤーにとってはそもそも身体的にハードなトーナメントだったことをまず伝えておきたい。
はてな民はネットコミュニティのなかでもマジック履修率が謎に高いイメージ(偏見)があるが、
それでも昨今のマジックの競技シーンについて熱心に追いかけてる人はすくないだろう。
日本はもともと競技マジック強豪国で、市場規模も本国アメリカに次いで二番手の大きさ(たしか)。
前述のプロリーグにも、2020年度の上位リーグ全24名のうち日本人は3名参加しているし、
2005-2006年および2011-2012年には日本人が世界選手権のタイトルを連年で獲得している。
過去にいちどだけ開催されたチームシリーズも、優勝したのは日本人率いるチーム「武蔵」だった。
競技プレイヤーの平均値が高い=プレイヤーコミュニティ一つ一つの練度が高く、チームプレイが得意。
また0から1を生む発明家より70点のアイディアを洗練させて100点にするような職人的なプレイヤーが多いのが日本の特徴といえる。
だけど日本勢はいつも勝者のスポットライトのあたる位置にいたわけじゃなく、
30年近いMTGの競技シーンの中で、日本勢だけがまったく勝てなくなってしまった暗黒期があった。
「日本勢は上位にいて当たりまえ」なんて過去の栄光を知っている者たちからすれば、
そのときの日本の一人負けっぷりは衝撃的で、公式からこんな考察記事を書かれるほどだった。
日本勢は、なぜ勝てなかったのか。 (Internet Archive)
https://web.archive.org/web/20121107070840/http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008381/
いくつか抽出するならそれはリーダーや発明家の不在だったり、語学のハンディキャップによる情報戦の遅れだったり、コミュニティの高齢化や硬直化だったり……
日本社会全体の問題として挙げられるような要因が、実はカードゲームの勝敗の世界にもそのまま通じる課題だったりする。
それから10年の月日が流れ、日本のマジック競技シーンがどうなったかといえば……
高橋氏の優勝からわかるように、いまふたたび最盛の季節を迎えている。
実は全世界で16人しか加わることのできない世界選手権の参加枠に、今年はなんと日本勢が5名も入っていたんだよ。
ちなみに2018年の日本人参加者は1人、2019年にいたっては0人。
すごくないかこれ。
日本勢はもう終わった、なんて言われてた時代を通ってきた人間からすれば、今ほんとうにちょっとした奇跡を目にしてる気分なんだよ。
先述の日本コミュニティの問題をどのようにして解決していったかはわからない。
危機感を原動力に率先して改善していった部分もあるだろうし、技術やインターネットインフラの発展によって自然と乗り越えられていった障壁もあるだろう。
今や日本勢が世界に一歩先んじた発明家的なアイディアを生みだすことも珍しくなくなった(ホロウワンや原根グルール、ジェスカイ変容)。
ひょっとしたら発明家が乏しいとされた日本人は環境の激変期には出遅れるものの、
けっきょく最終的にはその職人肌によって最適解へとみずからを研磨して適合させていくのかもしれない。
彼は競技マジックにコミットして20年近いストイックな古豪プレイヤーで、
国内外で実力は認められていたものの、肩書になるようなタイトルだけは手に入らないような状態がずっとつづいていた。
彼はまさにひとつの道を究める職人タイプで、今回使っていたデッキも最先端から半歩引いたようなイゼット・ドラゴンだ。
このデッキを使っていたのは16人の参加者の中でただひとり彼だけ。
海外勢が持ち込んだ最先端のデッキ(リーア入りのグリクシス天啓)が発明家による最先端の発想だとすると、イゼット・ドラゴンはむしろその対極。
一世代前から職人たちの手によって100点に磨き上げられた、既知のアイディアの結晶のようなデッキだった。
対戦相手とテクニカルで繊細な応酬を好む高橋氏らしい選択だと思ったけれど、正直言って下馬評ではほとんど話題にあがることのないようなデッキだったと思う。
それがまさか構築ラウンド無敗での優勝。
職人型の日本人プレイヤーが、既知の技術の到達点で、20年かけて、世界の頂点を獲った。
プロシーンに終止符が打たれた最後の年に、崖っぷちの3連敗から歴史に名を残す11連勝で。
こんなんさ……もうさ……ドラマやん!
そして悲願だった世界一の称号を手に入れて、次の目標はありますか、と優勝者インタビューで訊かれたときの
彼の回答もまたすごく印象に残ってる。
世界一のタイトル獲った直後なのに、ほんとうに穏やかな口調でこう言ったのよ。
前に増田で見かけたLoR大会の解説記事(https://anond.hatelabo.jp/20210919095507)がすげー面白かったから自分も書いてみた。
https://anond.hatelabo.jp/20210917084916
をELYZAに要約して貰いました
要約結果
感染対策意識がザルで、開催地だった愛知県知事や常滑市長を激怒させた「NAMIMONOGATARI」。主催者は「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪している。主催者は「ガイドラインを守ってなかったのがヤバすぎ」と指摘している。
Elyza Digestによる要約
感染対策意識がザルで、開催地だった愛知県知事や常滑市長を激怒させた「NAMIMONOGATARI」。主催者は「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪している。主催者は「ガイドラインを守ってなかったのがヤバすぎ」と述べた。
原則として動物は利己的で、人間は動物で、だから人間も利己的な存在だ。
人間は利己的な存在である、この前提で制度は設計されるのが理想だと考える。
利己的な動物である人間に対して、ルールを守らせるには、守った方が得をする設計を用意することだ。
欲望をコントロールしようと思うなら、動物を鞭で打つのではなくて仕組みの方を見直さないとならない。
正直結構ムカついてまして、ここから垂れ流す駄文には言葉が乱れてる部分もあろうかと思いますんで、以上のことに少しでも思いを馳せていただけましたらば、ここで読むのを辞めていただいても結構です。
※
現像すると、10年以上前も、私がまだ高校生だった頃、友達とキャンプした時の写真だった。
思いがけず掘り起こされた若かりし自分たちの写真から、仲間内では大層盛り上がり、思い出話に花が咲いた。
そのうちの一つは、道中での出来事だ。
キャンプの最寄り駅は、今現存してたら秘境スポットとして話題になりそうなほどにオンボロの無人駅だった。
今みたいな簡易改札機もなく、木造りの台が設置されているだけ。そこにめいめいが、切符や、差額がある場合は不足分を置いていくというシステムだ。
細部は覚えてないけど、とりあえず適当に切符を買って、着いた先で精算するつもりだったんだと思う。
地元から目的地まで、乗り越し精算で2000円ほどの差額だろう。今なら乗り換え案内アプリで瞬時に計算できるけどそんな時代でもなく、駅員もいない。たしか両替機も置かれてなかった。
最初からそんなつもりだったわけじゃない。誰も目的地が無人駅だなんて知らなかった。でも、ほとんどタダ同然で遠くまで来れちゃった。ラッキー。
ということで、私たちは無賃で駅を降りた。ただ一人、律儀にお金を置いていった人間がいる。そいつは、今では警察官として働いている。
曲がったことが本当に嫌いで、空気を読まずに正しい行いができるそいつ以上に、警察になるのに相応しい人物を私は知らないし、仲間や知り合いで、警察になったのは後にも先にもそいつだけだ。
逆を言えば、警察になるくらい正義感の強い人物でもない限り、分別のつかないガキが自ら進んで真っ当な行いをするなんてのは珍しい。
私たちは、とりたてて優等生でもなければ、かといって犯罪上等!喧嘩上等!卍!みたいなヤンキーというわけでもなかった。
日本の高校生としての分布図で言えば、年相応に頭が悪く分別がつかないという点も含めて、ごくごく平均的なクソガキだったに過ぎない。
自分の行いを正当化する気は一切ない。遠方まで運んでもらった見返りとして払われるべき対価を払わない。クソだなと思う。今なら私も、絶対に支払う。
けど、一方でこうも思う。果たして、誰にも咎められずに自分が得する機会が舞い込んできた時、わざわざ身銭を切れる人間はどれだけいるだろう、と。
誰しも自分が一番大事で、余裕があれば善行もするけど、自分の目先の欲望よりも他人を思い遣るのは難しい。
私は、漫画の海賊版サイトが流行した時にも同じことを主張した。何かを抑止しようとする時、利用者側に良識ある行動を呼びかけたところで効力がない、と。
本気で人の行動を抑制するには、良識に頼むのではなく仕組みで解決するしかない。
感染対策意識がザルで、開催地だった愛知県知事や常滑市長、および国民の皆様を激怒させた「NAMIMONOGATARI」がいまだに話題ですね。
大変申し訳ありませんでした。本当なら私も参加してました。
たまたまその時の私には“良識”が働いて参加を見送っただけで、出演していたラッパーのほとんどを好きなので、気分次第では実際に参加してたでしょう。ですので、重ねてお詫びいたします。
続きを話す前に、私が“良識ある大人”に成長したことをアピールするため、「あいち医療応援基金」に、ささやかではありますが反省の意を込めてチケ代に相当する額を募金したことをあらかじめここにご報告しておきます。
以下からふるさと納税の返礼品を希望しない形で募金し、額と支払い情報を確定させると、使い道を指定する画面が出てきます。ご興味のある方は是非。
そしてこの基金の存在を知るきっかけをくれた、Awich、CIMBA、CREAMに感謝👍
https://www.satofull.jp/static/oenkifu/corona_virus_pref-aichi.php
さて、「NAMIMONOGATARI」ね。書きづらいからもう波物語でいいよね。西尾維新の作品みたいに見えちゃうけどね。これこそ風評被害だね。
このご時世に、イベントに参加して、お酒を飲んで、大騒ぎして。全くケシカランですよね。
再三の呼びかけを無視して開催を強行。現場をコントロールできず、判明しているだけで数十人に上るクラスターを出してしまったのは波物語主催者の責任でしょう。
聞きましたか? 蓋を開けてみれば、当日の参加者は緊急事態宣言下の人数制限5,000人を大きく上回って8,000人ですってよ。あり得ないっすねー。
何より、行政に補助金を申請してたのにガイドラインを守ってなかったのがヤバすぎ。
ガイドラインを守る見返りに補助金がもらえるわけで、それは取引として成り立ってない不正行為でしょ。まるで高校生の私みたいですね(笑)。
その愚行は、慎重に開催してる他のイベント事業者の足を引っ張ることになるでしょう。大きな禍根を残したと言えます。
そして、ノーマスクで浮かれて、ゴミの始末もしない参加者。ヒートアップして観客を煽ってシンガロングさせる演者。
杜撰な体制の責を負うべきは主催だけど、それぞれも、心当たりがあれば自分の行いを省みる必要があるのではないでしょうか(ルールを守った参加者、ルールを守るよう呼びかけた演者もいます)。
ただ、それは各々がやればいいし、波物語単体が問題だったわけなのであとはもう発生したクラスターの対応などを粛々とするしかない。
しかし、波物語は今もなお、なぜか“日本のヒップホップを代表”して延々と叩かれてる。
いわく、ヒップホップフェスだから。いわく、ヒップホップファンは民度が低いから云々。
この件については、とにかく主語がデカい。みんな、普段はこういうレッテル貼りは良くないと呼びかけるくせに、なんでヒップホップだけはこんなに雑に叩いて良いと思ってんだ?
これについては、擁護派のせいもある。「これがヒップホップだ」みたいな頭の悪い反論がむしろきみたちが守りたいお仲間を後ろから刺してるのに気付いてねーのかYO。後ろ見とけ後ろ。
それでさ、みんな、どういう理屈で、他人に我慢を呼びかけてんの?
医療が崩壊してる。それはそうだ。未曾有のパンデミックに対応できるように設計されてないし、日本の医療にかける予算は世界的にも決して少ないわけではないけど、それでもこの異常事態に耐えられるだけの人出も病床数もなかった。
新たに深刻な感染症が生まれた以上、そのしわ寄せはいろんな形で発生する。それはとても悲しく不幸なことだと私は心から思うけど、これからも人は死に続ける。それは私かもしれないし私の大切な人かもしれない。けどもうそん時はそん時、天命と諦めてコロナと付き合うしかない。
定期的に交通事故で人は死ぬけど、誰も「車に乗るのをやめよう」とはならない。多くは良識的な振る舞いを守ってるけど、交通違反をする人間が定期的に現れるから、人類から車社会をぶっ潰そう、とはならない。それを望ましくないと思う人間が、黙って車に乗らないだけだ。
車は生きるために必要不可欠だから?じゃあ、イベントがその人にとって必要不可欠じゃないって誰が言える?何が不要不急か、他人のてめえが決めんなよ。
ワクチン派は、ワクチンを打たない人間を自分本位で身勝手な人間だと蔑む。
反ワクチン派は、陰謀論と結託してワクチン接種しないように呼びかける。陰謀論者は頭おかしいと思うけど、他人の行動を縛ろうとする点ではどっちも変わらなくないか?
法律の問題で、日本では欧米のようなロックダウンはできないと。だから、政府は国民に“お願い”をする。
この2年で、何度「正念場」という言葉を聞いてきたか。何度「国民の皆様へのお願い」を耳にしてきたか。
しかし、政治家は会合も会食も辞められない。政府の広報である報道機関、新聞社もテレビ局も、全国津々浦々を飛び回り、取材に出向き、毎日集まり続ける。
リモートワークができない職種もあるが、IT企業でさえも当たり前のように出勤させ続けてるところがある。理由は簡単で、その方が会社の利益になると考えてるからだ。
守っても“利益”がなければ、お願いは守られない。飯を食っていくために、リスクと天秤にかけて仕事をする。みんな一緒だね。
我慢するメリットを提供できない以上、要請を無視して営業を続ける飲食店もある。開催を強行するイベントもある。それで飯を食ってるから。
波物語は補助金を申請してたけど、補助金なんて要らないから開催するよ、というスタンスのイベントはこれまでもあったしこれからもあるだろう。これはどの業界でも起こってることだ。我慢するよりしない方が利益になるなら、そっちに傾くのは容易に想定できることだった。
五輪はやる。無観客とは言え、世界205カ国から選手だけで1万人以上が参加し、関係者は海外から数万人が来日した(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-58133532)。
五輪を開催した7月の訪日外国人数は51,100人。五輪開催前の6月の訪日外国人数9,300人から、6倍に膨れ上がった(https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/210818_monthly.pdf)。
緊急事態宣言下、無観客開催なのに五輪閉会式に集まったのは9,350人(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000224902.html)。あれ? 波物語よりも多くね?
政府および委員会いわく「安心・安全な開催ができた」五輪だけど、みんなオリパラ関連の陽性者の数、知ってる? 最新の発表、878人だよ(https://mainichi.jp/articles/20210909/ddm/035/040/036000c)。でも「五輪はコロナを抑え込んで成功した」ってさ。
そしたらさ、あんたらはどのツラ下げて波物語を糾弾すんのよ。大村知事、あんたは立派だけど、五輪開催については反対してなかったくね?
パラ観戦にも、結局多くのガキが駆り出された。にも関わらず、遠足も運動会も修学旅行も禁止って。わけがわからないYO。
人は原則、損得勘定で動く。そこから外れる領域は、社会からの要請にどれだけ自分を擦り合わせられるかっていう善意や良識の話だ。
人によってこの良識の振れ幅がデカすぎるもんだから、いろんなところで分断が起きる。
国家がビジョンを示せず、政治家が範を垂れない。制度の見直しは経済崩壊のスピードに追いつかない。こんな国にしてしまったのは、私たちの選択の積み重ねでもあるのだけど、国民への“お願い”は、誰もが望んでなかった監視社会をついに令和のこの時代に爆誕させてしまった。
みんなそれでもお願いを受け取って、自分のできる範囲で、自分なりに我慢をしてる。
ジジイはジジイなりに、ババアはババアなりに、ガキはガキなりに、ラッパーはラッパーなりに、政治家は政治家なりに、みんな我慢してるんだろ。人によって我慢の閾値が違いすぎるってだけの話で。
いつまでヒップホップがどうとか言ってんだ。
波物語のあの場では、演者も観客も、あの振る舞いが精一杯の我慢だったんだろ。
だから、あの場所をつくり出した主催者が悪いし、ルール度外視で支援金を掠めとろうとしたツケは払わないといけない。
そんで、繰り返しになるけど、そもそもそんなザルな申請を通した制度の方を批判するべきだ。どう考えても、強行できるようになってるシステムに問題があるだろ。
みんながこぞって口にする「自分は我慢してるのになんで?」っていう発想がそもそもおかしくて、我慢の対価を用意できない制度の方に問題がある。
特別措置法なんてものをこしらえても、罰金科されてでも要請を突っぱねた方が得するならそりゃもう制度として破綻してる。それは制度の脆弱性であって、その脆弱性に目を瞑って人の善意に頼むのは無茶だ。
善意や良識がこれほど強く求められる空気が蔓延した時代を、私は知らない。
何度でも繰り返すぞ。人間の行動を善意(や理性や良識)で制限することはできない。それを守ることで得をする、というインセンティブでしか欲望は制御できない。
良識ある人間が馬鹿を見る状況を是正したいと本気で思うなら、(真面目な人間から見れば)良識のない人間に矛先を向けるのではなく、煮え切らない対策と方針で国民同士を監視・牽制させる状況にさせてる制度を批判するべきだ。
こんなことまじで言いたかないんだけど、この2年、政府や自治体は、何をしてくれた? 提供されたのは、ごく限定的な補償と、わずかばかりの給付金とみすぼらしいマスク。それと引き換えに政府から“お願い”されてるのは、自分たちの生活すべてを犠牲にすることだ。
人と会うのを控えてほしい、外食を控えてほしい、旅行を控えてほしい、対面授業を控えてほしい、修学旅行を控えてほしい、映画鑑賞を控えてほしい、ライブを控えてほしい云々。
それももう当たり前ながらとっくに我慢の限界だ。このままじゃ死ぬってなったら好き勝手にやるしかない。
食えなきゃ死ぬんだが? 品行方正な店や会社は今もガンガン潰れてるんだが?
自分と同じように苦しんでる人間に石投げて、足引っ張りあって何のつもりなん?
他人様に迷惑かけるくらいなら指くわえて死んどけなんてさ、俺も俺のことが一番大切だから、とてもじゃないけど口が裂けても言えねーわ。あんたら悪魔かよ。
いがみ合ってる国民ほど、国家にとって管理が用意な大衆もいないですね。このままじゃまじでディストピア一直線だぞ。
奴隷は自分の鎖の大きさを自慢するっての、ありゃガチだったんすね。
いや、奴隷たちのチキンレースって言った方がいいか。主催は自分たち自身でもある。
世間が言うように、ラッパーはもしかしたら、コロナへの警戒心が薄い(ように見える)人が多いのかもしれない。
陽性者が出たわけでもないのに延期。アイマス村の民度が高すぎて他のイベントがクズに見えてしまって申し訳ない
「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! CosmoStar Land」
開催延期についてのご案内
2021年8月27日
日頃はバンダイナムコエンターテインメントをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
2021年9月4日(土)・9月5日(日)に愛知県国際展示場 ホールAにおいて開催を予定しておりました「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! CosmoStar Land」につきまして、新型コロナウイルス感染症拡大の現状、及びイベント開催地区が、この度の緊急事態宣言拡大の発表により実施地区に追加された事を踏まえ、本イベント会場にご来場いただくすべての皆様の健康・安全について慎重に検討いたしました結果、開催を延期とさせていただくことを決定いたしました。
フジロックの中止を迫る人って正義の味方みたいな顔してるけど、超極悪人だよなぁ。
開催すればクラスターが起き地方に感染を広げるかもしれないリスクがある。
しかし、中止すれば莫大な会場利用料のキャンセル代がかかりチケットも払い戻し、会社は大損で給料払えず。食いっぱぐれる人も出てくる。
そんな「進むも地獄、退くも地獄」みたいな状態に陥っている人に一方的に中止せよという人々って全然正義でもなんでもなくて、イベント運営を職業としている人を攻撃している。
中止した方がいいなんて運営は百も承知で、だけど社員関係者などの生活もかかっているし、その上で専用アプリ作ったりルールを敷いて感染者対策を徹底したりしてるのにね。
仮に中止したとすると、開催地で感染を広げる確率を減らせるし開催反対派は喜ぶと思うけど、その後運営会社が倒産でもしたら反対派はどんな顔するんだろう。
来月9月4日から、アイドルマスターシンデレラガールズのコンテンツ10周年を記念したライブツアーが愛知、福岡、千葉、沖縄の4か所で開催される。
私の場合、どの会場に行くにしても県境を跨ぐ。同じように各地から人が集まる。
デルタ株が猛威を奮う今、当然現地に行くべきではない。幸い配信も行われる。家で観ることができる。チケットが当たろうが当たるまいが行くべきではない。
今回、初めて舞台に立つアイドルというのが複数人居て、私の担当もそのうちの一人に含まれる。
デレステも存在しない頃からこの子一人と決めて担当を続けてきて、今回ようやく担当が舞台上で歌うところが見られる。
今までライブに参加して他のアイドルに向かってペンライトを振りながら、いつか担当があそこに立ってくれたら、そう思い続けてきた夢がようやく叶う。
心の弱い私はこの状況で不参加を貫くことができない。
長年応援してきた担当の初舞台を現地で観ることができる、その権利を手にしながら自らの意思で手放すということができない。
平時であれば何を犠牲にしてでも行ってやる、と冗談交じりで言っていたところが、まったく冗談ではなくなっている。
自分や身近な人間、地元や開催地の人々、大事な担当の声優さんの健康すらも犠牲にして参加を選択するものになってしまった。
会場のキャパも小さく、充分コロナへの対策を行いながら開催に向けて準備が進んでいると信じたいところではあるものの、
同じく対策を取りながらライブを行おうとしていたであろうSideMの声優さん方から次々陽性報告が上がっている今、それは楽観に過ぎる。
そもそもデルタ株が蔓延している現状では充分な対策というものは存在しないと思われる。
どうか10thライブを延期してほしい。担当の初舞台というものは大きすぎる。
最大で10年近くに渡って応援し続けてきたアイドルの初めての晴れ舞台、諦めるにはあまりにも辛い。
私自身は当日体調を崩した場合には断腸の思いで参加を諦めると決めているけれど、多少の無理や懸念を押して参加に踏み切ってしまう人が出ても私は責めきれない。
延期をするにあたって膨大な負担を被るであろうバンナムを筆頭とした開催側には非常に申し訳ないが、どうか10thライブを延期してほしい。
今このタイミングで開催するのは、感染の拡大という観点からは好ましくないと考えていた。
まあその辺は今でもあまり変わってはいないのだが、中継を見ながら客の動きなどを確認した結果、殆どの人たちは一定距離を保っているし、大声を出してバカ騒ぎなんてこともない。
ステージに近い集団はそこそこ密に見えるが、立っているだけで声も出していないので、野外である事を考えればこれなら東京の満員電車より遥かにリスクは低そうに見える。
いやこういうところに来るやつはホテルに戻ったりしてからが馬鹿騒ぎしてるんだと言う奴がいるかもしれない。自分はそれを支持しない。そんなものは勝手な偏見による差別だからである。
大抵の人は各々が出来る範囲で感染症対策をしている筈である。と信じたい。
可能な限り自分の目で見て確認した限りでは、このようにクラスターの起こりそうなところは少なく、フジロックが感染拡大の大きな原因となるとは考えられなくなったのである。
散発的に感染する人もいるかもしれない。デルタ株の感染力は強い。
しかし人間がどこかで生活してる以上、これは避けられないものであり、フジロックだから感染したとも言い切れないのではないか。
スーパーやコンビニに買い物に出たり、それこそ満員電車で通勤して感染するリスクと変わらないように見受けられる。
そうだとすればフジロックだけを目の敵にして反対する意味がわからなくなった。
同じようにスーパーへの買い物、満員電車、通学、その他ほとんどの外出に伴う行動に反対しなければ筋が通らない。
そういう極端な人もいるだろう。だが自分はそのくらいはもはや社会が受け入れるべきリスクであると考えている。
ロックダウンのようなことは望んでいない。
また、これは知らなくてブコメを見て知ったのだが、フジロックの開催地である湯沢町が開催を望んで今回のフジロックは開催されたということである。
観光しかない土地にとって観光客は何より重要なものなんだろう。
コロナで死ぬ可能性を受け入れるか、財政が破綻して今後緩やかに死んでいくかの2択を迫られた時に、前者を取って未来への投資をすることをその土地が選択したのであれば、正直外に住む我々が口を挟む事でもないような気がしている。
それは明らかに反対派に、理性が欠けただ感情的に気に食わないものに反対してるようにしか見えない人が多く見られたからである。
このようなものの見方をする人間と同じ側に立ち続けるのは難しい。一度反対側の立場に立ち、状況を見つめ直してみたいと思う。
また明日以降の動きを見てやはり反対だということになるかもしれない。
だが今は、フジロックが全日程大きなクラスターを出さずに終了し、今後のイベント開催に繋げていく実績を作ってくれること祈る。
湯沢町ではないが、新潟県内の若者の一人の気持ちだ。この一年と数ヶ月ずっと真面目に我慢していた。それが馬鹿みたいだ。友人との飲み会やおでかけもしていない。今まではライブだ舞台だテーマパークだとしょっちゅう行っていた県外へも一度も行っていない。祭りやイベントもない。あっても行っていない。県外に暮らしている友人が帰省してきても会っていない。今までの楽しかったこと、生き甲斐のような気持ちでいたもののほとんどを我慢して生活していた。
それでも、世間やテレビのニュースに影響された中高年たちには若者のせいで感染が広まっている、若者はコロナなんか気にせず出歩いている、と言われ続けてきた。そういう人たちも確かにいるけどそれは若者だからではなくてどの世代にもいる、と訂正しつつも受け流してきた。
それでも国内、県内の感染者は増えている。でも、はやくこの時代を終わらせるためにと努力と我慢を続けていた。一人ひとりがそうしていればいつかきっとと思っていた。
しかし、明日からフジロックは開催される。私が我慢してきたことを踏み躙るように県外から客がくる。私だってこんな世でなければ行きたい。どうして、県内の人間が行くことを我慢しているのに県外の阿呆たちがそれを楽しむのだろうか。許せない気持ちしかない。
主催者に対してはどうして中止しくれなかったのだと怒りはあるものの、出演者やスタッフに関しては仕事であるのだから事情がある場合もあるだろうと怒りはない。
観客はどうだろう。ただ自分が楽しむ以外の目的で来る人しかいないだろう。どうしてそんなことができるのだろう。ワクチンを打ったとしても罹っている人もいる。陰性だったとしてもそれでも潜伏していたという例もある。変異種もある。何が対策だ。来ないのが一番の対策だろう。
チケットの払い戻しも行われているし、ライブ中継もされるのだ。家で騒げばよいだろう。生で観るからこその価値があることは分かるが確実に今じゃない。フジロックの未来へ繋げるためにチケットの払い戻しを行わずに自宅で楽しむという方もいた。その方は立派で正しい姿勢だと思う。
苗場の経済を回すため?それならばネット通販で何かを買うなり、募金をするなりしてくれ。何のためのインターネットだ。
また、東京五輪に関しては反対していたのにフジロックには賛成、参加するというお花畑みたいな人々もちらほら見かける。思考が分からなすぎて、気分が悪すぎて笑える。五輪が開催されたのだからフジロックもとは?何のために五輪の開催に反対していたのだろうか。五輪開催に関しては反対ではあるし、実際感染も広まっているが、無観客で行っていた五輪の方がまだましではないだろうか。
実際、フジロックの開催地が別の県だったら、疑問や怒りを感じるにしても、ここまで怒っていたかは分からない。私だって結局は自分が自分がと思う人間ではある。自分が我慢しているのにどうして、という気持ちが結局のところ一番ではある。でも、その気持ちを持つ人間は私一人でないはずだし、開催地がどこで同じ気持ちを抱く人間は必ずいるだろう。
フジロックには来ないでください。来る人間は全員地獄に落ちてください。人間一人ひとりはその行動で感染を広めることはできる、しかしちっぽけだからその責任を取ることなんてできないのだから。私はこれからも真面目に感染対策を続ける。
追記1 タイトルと内容の一部の言葉が乱暴で過激なので、自身のことを批判されていないにしても気分が悪いという方がいるかもしれないのはごめん。たぶんあなたのことは悪く言っていない。
追記2 フジロックに限らず、大型イベントは国内(新潟も)の感染者数が一番多い今やるべきではないと思う。ただ、地元で開催される全国から数万人という人が集まるイベント、ということでフジロックには個人的に特に怒りがあるだけ。たぶん、あなたの地元で同じようなイベントが同じように開催されたらあなたも思うところがあるんじゃないかな。
追記3 自分に関係ない地元の人間がどうなろうと関係ない的なコメントがあった。感染を広めることだけではなく、参加者自身が感染して苦しむこと、またそこから参加者の親しい人間たち、またその親しい人間たち…へ回してしまう可能性も考えてほしい。地獄に堕ちろなんて呪詛は吐いているけど、参加者たちが苦しむことも私は望まない。いい人ぶってごめんと思うけどそれもまた本心です。タイトルがしねころすの互いでないのは、いつかバチが当たれという意味を込めての地獄に堕ちろだから。
追記4 地元や主催者への抗議は済んでいます。それでも開催されるのだから、もう参加者へ来ないでと言うしかない。ここで前日になってから文句垂れている理由はそれ。
追記5 県内、または感染者の少ない地方から参加する人たちは自身が感染し、持ち帰る可能性が高いので感染者の多い所から来て広めてしまう可能性が高い人と同様におかしいと思う。
追記6 我慢しないで遊べば、という意見もあったけど、周りの目が気になること以前に私自身だけでなく家族や同僚、またその家族(特にその中にいるかもしれないご老人、疾患のある人、子どもや妊婦)にうつってしまったら…と思うと無理。
追記7 まあ、現在開催中なわけだけど、都会と地方(と限らず、まあ人によるけど)ではこの感染症に関する意識が違うので、村八分による感染者の自死、県外ナンバーの車への嫌がらせなどなどがあり、病気になって身体が辛いだけではないだけではないから来た人も地元の人も本当に気をつけてね。
国際スケート連盟は16日、フィギュアのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(11月5~7日・重慶)が新型コロナウイルスの影響で中止になったと発表した。GPファイナル(12月・大阪)進出を争うシリーズ計6戦を維持するため、代替開催地を募る。
「考え方の異なる他者を想定しない日本社会の悪弊」の一環として、
「だれが決めたのかは知りませんが、違和感が残りました」つーて入場行進が「あいうえお順」だったのを批判してたんですよ。
なーーーにぃ!やっちまったなぁ!!
それ、即座におまえさんにブーメランだぞw というか、投げようとして振りかぶったら間違って自分の後頭部にぶっ刺したくらいの感じやぞww
西欧のローマンアルファベットを使う文化ばっかりじゃなくて、世界にはいろんな文字体系、ソート順の考え方があるんやで、みんなで理解し会おうな!っていう趣旨で、毎度開催地の一般的な言語による並び順で入場することになってるの、知らんのか?学者ってバカやなぁw
筆が一向に止まらないゾーンに入ったときほど快調なことはないから、
サーマルプリンターかなにかが欲しいんだけど、
画面の一部のコードを出力するだけでいいんだけど、
こじんまりしたところだと何を導入したらいいのか分からないマウンテンだわ。
そんなのに10万円以上とかかけられないのよね。
かといって、
いろいろと検索してみたら出てくる海外の数百円ぐらいしかしないサーマルプリンターを買ってみても
安物買いの銭失いのジョニーになりかねないので、
安くて使えて楽しくできる、
なかなか
個人用でレシート用の印刷の機械ってやっぱり買う人少ないのかなーって見たことないけど、
長い文章とかで先でパパッと読んで捨てられるレヴェルでいいので、
お買い物リストをパパッと印刷できてもとても便利じゃないかしら?
ちょっとの文字をA4とかに出しちゃって余白がもったいないって噂もあるし、
それが巷に広がったら確かに困るわね。
それはともかく、
本当に零細なところでも
簡単に楽しく導入できる
欲を言えばバーコードを読み取って
まあ
今日は忙しいので
ここら辺にしておくわ。
うふふ。
タマゴロールよ。
最近タマゴを食べるためのパンかしら?って思うほどもっとタマゴメインでもいい感じがするけど、
忙しいときは美味しいものでもキメてしっかりこなしたいものね。
この時期的な季節、
二択か一択なので、
水分補給はしっかりしたいところでもあるわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ニューヨークからフロリダへとヒッチハイクの旅はトラックを経由した。光り輝くフロリダオレンジの太陽が私の帽子を貫く。木漏れ日に目を細めるとトラック運転手は荷台へ向かって大声を張り上げた。
「おまえさん、こんななにもない場所へどうしたんだい!」
私のうまく起こせない上体はトラックの端にある紐で結ばれている。少し前運転手はバスケットコートのカメラから見るボールみたいに目を大きくした。私の身体は動かず、車椅子に支えられていたからだ。あんたそんなのでどうして遠出しようってんだ、と運転手は感嘆の声を上げた。それが二時間ほど前のことだ。
私は運転手に家族の集会があることを伝え、その用事がバーベキューであることを教えた。それからフロリダ州の看板が見えたので、コントラストを強く投射する景色を風に流しながら、私の名前を伝える。そうかい、メグっていうのかい、と運転手は陽気に答えた。林立するビルを縫って突き抜ける青が歯科医に飛び込んでくる。フロリダはオレンジの国じゃない。避暑地だ。だからバーベキューには都合がいいのだ。多分そうだし、そういうことにしよう。うちの家族に振り回されたことは忘れて。<溶け出しそうな>夏の頃が思い出されたとしても。そういえばあの日もこんな風に感想した風が髪の毛をさらっていったものだ。サングラスが反射する光のその先に目的地があった。
◆
「どうしてそんな事を言うの」
電話の向こう側でケンがなにかの言い訳をしている。言い訳の仕方はまるで父そっくりだ。もうそんなところばかりだ。わたしときたらそんなケンに向かっていつもは冷静なのだけど、彼が父のように逃げ続けるさまを見ていると、どうしても声を張り上げてしまう。ケンはそんな時に決まって「メグはママにそっくりだよ」と吐き捨てるようにいう。全く美味しくないチリソースをアスファルトにぶちまけるようにだ。理由はこうだ。本当はここで開催される予定だったバーベキュー大会が、父の会社の都合で大きな話になり、他企業を巻き込んだバーベキュー大会に発展したらしい。それも開催地は何故か日本。私はケンに、肉よりも寿司の日本でなぜバーベキューなのかと問い詰めたが、頭に血が上っているのかケンは日本だって神戸牛があるし、開催地としてアメリカとは違った面白さが出せるんだといい始めた。違う、そういうことじゃない。少なくとも久しぶりの家族のバーベキューが行われ、とってもプライベートなものだって聞いていたのに、どうしてそれがお父さんの会社と関わっているのか聴きたいのだ。しかしケンはこれは日本と米国の絆を結ぶためのものなのだ、と主張してやまない。ALS-CoVζ+が未だ収まっていない時期になぜそんなに話を大きくしてしまうのだろうか。そんなことはどうだっていい。それよりも、家族の一致団結できる機会が失われた事実が私にとってショックだった。素晴らしい日差しの下でトロピカルフルーツソーダの飲みながら、サンオイルで日焼けをしている人達もいるのに。
◆
「やあケン。今回は会社から大会の趣旨が発表されてね。ぜひ神戸牛とアンガス牛の対抗戦をという事になったんだ」
「それで、勝った方には?」
「純金製のメダルが贈呈されるだけだよ」
「だけ?」というケンの声がスマートフォンの不協和音とともに響いた。父のノキア製は日本ではマイナーだと聞かされて、その音質に少しだけ疑いを持ち始めたばかりだ。父はケンの懸念事項がバーベキューの開催予定地のことばかりだと思っていたが、どうやらそのノキアで聞く限りそうではないらしいことが理解された。ケンは明らかに家族の集会が壊されたことを怒っており、主催は誰だと問い詰めてきたのだ。父はやむなくドビュッシー会長という人物だと述べたが、俺はクラシックの名曲よりも古いラップが好きなんだと皮肉交じりに父の言葉を投げ捨てた。まるでそれじゃあ、ダディはまたしても「お山」の大将「だ」ろうとまでいう。ダディーはクールじゃないとまで言い放った。それは一体何のジョークだいというと、日本版の4chのセリフさ、と返すばかりだった。ゼータ株はあの頃の僕たちのキャンプを奪ったが、父は僕たちから家族の有り様を奪おうとしているのではないか、そんな懸念がケンの頭をもたげた。そのくせゼータ株は活発に人々を結びつけようとしていやがる。ニューヨークからメグを追いかけるケンはハンドルを回しながらそうつぶやいた。
◆
ケンがメグと合流して数時間後、隔離が完了して未感染者のみが利用できるビーチで突然人が溶けた。その液体は灰色と真っ黒な血をビーチに滴らせ、バーベキューの肉のようにビーチの砂を汚した。それとは関係なく海鳥は通り過ぎ、メグは声にならない声とともにジーザスという単語をピンク色のリップを塗った唇から漏らした。到着したばかりのケンは目の前で人々が弾けて溶けてゆくさまを見て、エボラか何かかと目を疑い、それが数年前に起こった悪夢の再来であることを知覚した。フロリダ州に緊急事態宣言が敷かれ、州知事は政府の圧力によって州ごと隔離されたことを発表した。通信網は途絶え、父との国際連絡も取れなくなったメグとケンは、暴徒鎮圧用のゴム弾を装備したSWATたちに誘導されて収容施設へと向かった。発電の電源はかろうじて発電機型のバッテリーとして供給され、被災地には水が運び込まれた。しかしそのどれもが決死の覚悟で運ばれてくるものであり、運転手は全身防護用の白い服を着て入念な消毒を経た後にフロリダへと入り、そして出てゆく際にも消毒を行わなければならなかった。ひとまずイントラネットとして暫定的に繋がれた外との通信によりニュースだけを見ることができた。
そうして避難所での生活が進む中、ウィルスで隔離された人々の間に奇妙な一体感が生まれようとしていた。それはヒステリックな怒りであったり、それを鎮めようとするものであったり、また話し合いによって解決しようとする者達や、殴り合ったあとで肩を組み合うレッドネックたちなどによってだ。彼等はお互いをファミリーと呼び合い、外にいる連中をウォーキング・デッドだと笑いとばした。正気が保てない人々は、普段忌み嫌っている低所得層のレッドネックたちの話をよく聞いた。富裕層たちは臨時の学校を開いて塾を作り、黒人たちは放課後と称して子どもたちにバスケットボールを教えた。そうして閉鎖空間は小さな社会になった。ケンもメグもよく話し合った。とりわけ、ゼータ株のことについてだ。彼等は先日の家族のことを思い出して悲憤慷慨し、やがてウィルスによって僕たちの絆が深また奇妙さと、ウィルスによって人々がばらばらになった悲劇を語り合った。
その頃からメグの夢枕には、なくなった叔父の姿が映るようになった。叔父は家族の異事で何かをいいかけていたが、そのたびに消えてしまう。そんな夜が繰り返された後のある朝、フロリダの海岸にある変化が起こった。その変化はイントラネットTVに映し出されると、やがて通信の全てが回復した。日本の企業ソフトバンクが提供する緊急ブロードバンド回線につながったメグたちのスマートフォンは、あるものものしい人物たちを映し出した。それは水陸両用車両のようにも見え、中から防護服をつけた人が降りてくるのが見えた。車両には見慣れない文字が書かれており、不意にケンがそれを見て叫んだ。まるでパーティーが始まったかのような喜びようだった。見なよ、あれは"セルフ・ディフェンス・フォース"だぜ! ケンの指差す画像の向こうにあったもの。それは自衛隊の揚陸艇であった。第十七小隊、フタマルマルこれより状況開始。という声とともに彼等は海岸に落ちた血や散らかった廃棄物、まるでタイフーンにやられた風に映るカビの生えた建築物を撤去し始めた。そんな作業が一週間もつづくと避難場所の衛星問題はすっかり快適になり、自衛隊の面々と記念写真すら取れるまでに改善した。ケンはその時彼等にどうして来たのが十七小隊なんだいと問いかけたが、ある隊員は、十七小隊は俺達のメダルみたいなもんさ。と笑って返すのみだった。ケンはそれを聞いて、じゃあ俺たちはあんたたちに助けられたから十六小隊でいいさ、と破顔した(筆者注:2021/08/01)。
◆
日本にいる無責任な父は流石に心配な顔をして息子たちを迎えた。ただし父は両名が無事であることを確認すると1、バーベキュー大会は玉石混交のパトルロワイヤルでありジャパニーズヤキニクとチンギスハーン、バーベキューの三つ巴の戦いだったと熱く語り始めた。勝敗の決し方があまりに不透明な競技だが、メグにとってそんな話はもはやどうでも良かった。怪しげなバーベ審査員のことにも興味がなかった。父がミヤゲに持って帰ったネギマをケンは頬張っていたが、メグはどうしたって騙されることはなかった。クールビューティーと目される荒川静香のイナバウアーが見たかったというわけの分からい答弁を無視して、メグは今回の隔離事件の顛末を事細かに語った。父はそんな事知ってるさと遮ろうとするが、メグは人差し指を父の唇に当てると子供を諭すように父と目を合わせた。彼女は、「それで今回の事件でとっても頼もしいステディな人ができたのよ。自衛隊員の人なの」、という。父は喋りかけていた口を閉じると、目を白黒させた。あのフロリダオレンジの目を見開いたトラック運転手のようにである。
しかしやはり父は普通の人間と少し違った。それなら早く紹介しなさい。次のバーベキュー大会があるんだ、と彼を巻き込もうとし始めたのだ。メグは両手を上げて首を横に振ると、やはりちょっと前の出来事を少しだけ回想しながらジーザス、と小声でつぶやいた。
ケンはそんな様子を見て、口の中のネギをすっかり胃袋の中に押し込めながら、こいつにケチャップをかけると日本人とも仲良くできるかもね、と一人で口角を上げた。ゼータ株が運んだ全ての問題は、まるでその性質のように全てを溶かして人々をつなぎ、父子は空港で呆れながら仲良く語り合った。避難所のメンバーのメール着信がなり響いてメグがその知らせに目配せする。
※別作者です。おしまい。
以前の記事にようやくブクマがついて理解したので記しておきたい。
ブコメいわく件の「リーダー」はバッハで、招致すべき理事がうんたらあって日本ではなくなった場合米国になると。
オリンピック周辺のニュースは小山田でうんざりだったのでそんなワイドショーじみたものは見向きもしなかった。
結果的に取りこぼすことになってしまったが、それにしたところで、
といった発言と同じ印象は拭えなかった。
文体からしていわゆる風俗増田と同一人物作なんだけど、この人の作るもんは全部流用なのよ。
ニュース記事から、或いはルポからの流用でそれを昔の2ch風体験談にリライトして提出する。
これはね、卑怯と言われても仕方ない。
内容に対する話なのでセルクマとトラバは扱わないにしても、創作として卑怯、ってのは単なる下調べ→提出でしかないから。
あと創作部位についてもバッハだという象徴部分がニュース取りこぼしてるとよくわかんないくらいなにも書いてなくて、実際多くのトラバが意味を読めずに取りこぼしていた。これはニュース見なかった自分の落ち度はあれど、作者さんの力量が問われてる。読み手に伝える能力がいうほど高くないってこと。
ああやって回答があればそうなんだで終わると想う。
むしろ、回答があったからそうなんだ、で終わるくらいの'00年初期時代の創作物感という言い方もあるけども。
色々な読み方ができる増田なんて手が込んでて増田に提出するのはもったいないことなんで、ここには書かないだけかと思っております。
前も書いたけど、開催地が米国になるって落ち自体は驚きがあってよかったかなと想う。
それ以外はどう手加減して評価しても雑だよなあって。
じゃあなんであれが評価されたかって言うと、基本的にブコメが左翼のオリンピック反対会場として機能しちゃった、ってむきが強かったと想う。だからあの文面に本当に才能があるという評価を下した人は少数で、実際のところスレで言う「天才か」に近いノリなんじゃないの、と考えてる。そういう意味なら毎回ノリで天才発言が飛び交うのも無理はないというか。これに付随して「転んで転んで」発言に関して言えば、日本でオリンピックが開催されてしまったことで、何も転ばず金メダルは早17枚(2021/07/31 00:36)なので、まあ普通に成功だろうと。そしてデルタ株の流行とかぶっちゃったので感染源の特定もはっきりとはしない(オリンピックの影響がないとは言わないけど)。
あとはこれらのオリンピック文脈を理解した人たちに乗っかって単純に面白いというベールを被せられ、集団催眠にかかって褒めちゃった人。こういう人は筒井に似てるとかよくわからんこと言ってます。普通に筒井さんに失礼でしょ。
腹落ちポイントとしては、比喩が理解できたこと、それによってなぜ流行ったかが理解できたことかな。
それまではなんじゃこりゃ、しかなかったので。
英語圏の報道もオリンピックがトップ扱いでCOVID-19関連がわきに追いやられてるなあ
まあ英語圏の感染状況が落ち着いてきたからってこともあるのかな
イギリスの「賭け」も勝ちそうだし
(オリンピック OR 五輪) (from:AbeShinzo)
「もしトルコが五輪を射止めることに成功すれば、私は世界で一番最初にお祝いを申し上げたい。しかし、もし日本が五輪を射止めることに成功したら、どうかエルドアン首相、世界で一番最初に祝っていただきたい。」と語りかけたトルコ。...
安倍晋三 (@AbeShinzo) May 14, 2013
2泊6日で地球を一周する強行軍。今日から、各国首脳が集まるロシアのサンクトペテルブルグへ向かいます。続けて、オリンピック・パラリンピック招致の勝敗を決する地、ブエノスアイレスへ。東京招致を勝ち取るべく、最後まで全力を尽くします。
安倍晋三 (@AbeShinzo) September 4, 2013
ロシアのサンクトペテルブルクから、2020年オリンピック招致決戦の地、アルゼンチンのブエノスアイレスへ。...
安倍晋三 (@AbeShinzo) September 6, 2013
安倍晋三です。朝早くにすみません。ブエノスアイレスより速報です。つい先ほど、東京が2020年の五輪開催地に選ばれました!!本当にうれしい。 この心からの喜びを、皆さんとともに、分かち合いたいと思います。...
安倍晋三 (@AbeShinzo) September 7, 2013
ブエノスアイレスでの東京オリンピック招致に向けた私のスピーチ動画です。 私の思いのたけを込めた、渾身のスピーチです。
安倍晋三 (@AbeShinzo) September 11, 2013
「まだ7年もある」ではなく、「もう7年しかない」という気持ちで、しっかりと準備を進めていきたい。本日、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の準備のための推進室を立ち上げました。...
安倍晋三 (@AbeShinzo) October 4, 2013
約束を守る旅。異例ではありますが、トルコに半年で2回目の訪問。2020年オリンピック開催が東京に決定した際には、イスタンブールをおしていたエルドアン首相は、約束を守って、真っ先に私に駆け寄り、祝福してくれました。次は、私が約束を...
安倍晋三 (@AbeShinzo) October 28, 2013
キャメロン英国首相と首脳会談を行い、日英の安全保障分野の協力強化、経済、オリンピックに向けての協力等について合意しました。今日の夜ギルドホールでスピーチします。
スーパービバホーム豊洲店前にて秋元司 @akimoto_tsukasa候補の応援演説会。東日本大震災のとき、いちはやく南相馬市に入りレポートを書き復興支援法の中味に反映させた秋元さん。東京オリンピックにむけ、若い行動力が必要です。
安倍晋三 (@AbeShinzo) December 7, 2014
2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場となる新国立競技場の姿を、今日、決定しました。世界最高のバリアフリー、日本らしさを取り入れた設計となっており、ここが世界の人々に感動を与える舞台となることが、今から楽しみです。
安倍晋三 (@AbeShinzo) December 22, 2015
昨日、平昌オリンピック・パラリンピックの選手の皆さんを、官邸にお招きしました。日本中にたくさんの感動と勇気を与えてくれた皆さんに、感謝状をお送りしました。東京オリンピック・パラリンピックは、いよいよ2年後。世界中にたくさんの感動が生まれる素晴らしい大会にしたいと考えています。
安倍晋三 (@AbeShinzo) April 26, 2018
半世紀ぶりの東京オリンピック・パラリンピックがだんだん近づいてきたことを実感しました。
安倍晋三 (@AbeShinzo) May 11, 2019
「健康長寿社会の実現」たけみ敬三候補「東京をつよく、優しく輝く街に」丸川珠代候補いよいよ来年、東京オリンピック、パラリンピックの開催を控えた東京都では、今回の参議院選挙に自民党きっての行動力を誇る二人が立候補しております。
安倍晋三 (@AbeShinzo) July 8, 2019
世界柔道選手権が行われている日本武道館で、東京オリンピックから新たに加わる種目の男女混合団体戦を観戦しました。日本チームがフランスとの決勝を制し、圧巻の優勝でした!
安倍晋三 (@AbeShinzo) September 1, 2019
来年は、新しい国立競技場でのコンサート、東京オリンピック・パラリンピックなど、2020年という節目の年にあたり、世界中に嵐を巻き起こしていただきたい。一層のご活躍を心より期待しております。
安倍晋三 (@AbeShinzo) November 30, 2019
「復興五輪」と言うべき本年のオリンピック・パラリンピックなどの機会を通じて、世界の多くの方々に、復興しつつある被災地の姿を実感していただきたいと思います。
安倍晋三 (@AbeShinzo) March 11, 2020
本日、ギリシャのオリンピアで、2020年東京オリンピックの聖火採火式が行われます。26日には、福島から聖火リレーが始まる予定であり、オリンピックの成功に向けた機運を高めていきたいと思います。
安倍晋三 (@AbeShinzo) March 12, 2020
このほか、来年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて、今後、アスリートや大会関係者等の入国に向けた措置を検討していきます。
安倍晋三 (@AbeShinzo) July 22, 2020
本日IOCトーマス・バッハ会長よりオリンピック・オーダーの最高章にあたる金章をいただきました。
安倍晋三 (@AbeShinzo) November 16, 2020
私は本章をオリンピック・ムーブメントに貢献し、倦むことを知らず、TOKYO2020を待ち望み、成功させようと勇んでやまない、すべての日本人になり代わる思いで頂戴いたしました。
安倍晋三 (@AbeShinzo) November 16, 2020
池江選手、本当におめでとうございます。「自分がすごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われる」。白血病から復帰し、オリンピックの代表へ。ここまで重ねてこられた努力は本当に並大抵のものではなかったと思います。
安倍晋三 (@AbeShinzo) April 4, 2021
「発言内容が嘘かどうか」と「その嘘が機能するかどうか」は別だと言う前提で書いたけど、わからなかったら別にいいですよ。
俺は日本国民として完全に嘘だと思ったし
安倍の嘘はアホな国民向けの詭弁でしょ。今回の相手はIOCだよ?安倍ですらあんな低レベルな嘘つかないでしょう。だってIOC相手に嘘として機能するわけないから。
それってあなたの願望ですよね?むしろやったうえでやってない振りされたらどうすんの?日本が理想的な気候って言ってましたあ~って言えばIOCは被害者面できんじゃん
願望→IOCが最低限の情報収集をする/しないことを私が望む合理的な理由が全く想像できないので何が言いたいのかわからない
被害者面されたら→IOCがそこまでバカだと思われたいとは思えないけど、「バカなの?」で済む話。そもそも開催地を決定する責任はIOCにあるので、情報の確認漏れはIOCの責任。それをやっていないのはIOCが故意犯ということ。当たり前の話。