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2023-10-09

[] 2023-10-09

数学書籍には、幾つかの類型存在すると思考深淵に耽る。まず、教育志向したものがあり、確実にステップを踏みながら数学底力を身につけることができると謳われている。次に、辞書的な性格を帯び、数学自身が自らの難問の鍵を求めるために、特定定理概念を参照するのに重宝される。最後に、最先端トピックを瞬時に理解するためのもので、その要点を端的に把握することが狙いとなる。従って、私はどのような目的数学の書に触れるのか、自己を問い詰めずにはおれない。

おそらく、私は最新の知識を迅速に吸収したいと願っているのだろう。しかしながら、そのために必要とされる前提知識は、敷居が高くなることがしばしばある。このようなときインターネットの広がる海を航海すべきか、精緻な教材と向き合うべきか、迷いに迷うのである

一般人でありながら、高度な数学概念理解するための近道、それはいったい何か。私は、フレンケル教授のような説明術が、多岐にわたるトピック適用されることを夢見ているのかもしれない。プリンストン数学大全という書物が私の手元にあるが、これは数学の骨子を簡潔に把握するには素晴らしい資源であると感じている。しかし、定理は単なる暗記ではなく、数学を生きた魂とするためには、他の科学領域との接点が必要不可欠だと考える。審美的な要素だけではなく、科学的な実験理論を結びつけるのである

確率論領域において、私はゲームを編み出し、コンピュータを用いてそのシミュレーションを行う方法を通じて、実験を行うことが可能だと思っている。テキサスホールデムポーカーの最適戦略が解明されたように、理論的な興味に基づいてゲーム選択し、コンピュータによるシミュレーションを行うのである経済における金融商品市場は、まさにそのようなゲームの一つだが、私は残念ながら、実際にお金投資することには興味を持たない。もし実際にそのような分野で実験を行うのであれば、利益と損失のリスクを冒すことなく、安全サンドボックス環境を用意するだろう。私の心の深奥に築きたいのは、理論モデルを探求し、それをシミュレーションする世界なのだ

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2016-06-05

全員が専用「金の卵を産むガチョウ」を作れる時代

いろいろディープラーニングラッパーやらAPIをたたける時代になった。データさえ整えれば東京市場の騰落予想も相当の的中率で実現できそうに思えた。

もう金融商品取引ほとんどがロボットになって久しい。金融商品市場の動向が実体経済を示すのだとしたら、人はもうコンピュータプログラム支配されているといっていいい時代だ。そして前述のとおり、もし誰もが人工知能による予想を利用して金融取引、それもこれまでの人間それこそ有名ファンドマネージャが実現できなかった運用実績を得られるのも現在だろう。誰もが程度の差はあれ金の卵を産むガチョウを持てる時代になったと認識したとき株式市場やら原油債券投資対象価値をどのように理解すればいいのだろうか。値動きに価値があるのか、そして市場は成立するのだろうか。

そして、その世界ではよりよいプログラムアルゴリズムデータモデルパラメータを開発した人間がより収入を得られるとしたときに、スキルのある人間とない人間の差はどうしようもなく開いていくのではないだろうか。士郎正宗が腕のいいプログラマ海外渡航制限される、と未来を描いたのだけれど、これが現実になるのかもしれない。

今はまだプログラムを書ける人間と書けない人間の差は生まれていない。いや、目に見えないだけで、生まれているのかもしれない。得ている人間は黙っているだろうし。私程度のちょっとしたプログラマでのスキルの有無による現実への格差影響を恐れているのに、まったくスキルのない人間たちがそれをまったく想像していないのも恐ろしい。金の卵を産むガチョウを作れない人たちが、なぜ、平気でいられるのだろうか。その不満が顕出したときプログラマ攻撃を始めるのだろうか。

 
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