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はてなキーワード: 連用形とは

2024-04-18

anond:20240418132846

「がめ」は、マ行下一段活用動詞「がめる」の連用形、または連用形名詞化したものです。

「がめ」で始まる言葉には、次のようなものがあります

  1. がめい(画名、雅名)
  2. がめつい
  3. がめ煮
  4. ガメラ
  5. ガメラレーダー

2024-03-04

anond:20240304173028

古語から古いオタクなんだろう。

ぞ〔係助詞「ぞ」から〕


(終助)


文末にあって,活用語の終止形に付く。


自分判断を強く言い切ったり,主張したりするのに用いる。「ぼくの方が正しい」「これならきっとうまくいく」「そら,やる」


②疑問詞と呼応して,反語や疑問を強めるのに用いる。やや文章語的な言い方。「一体だれがこの難問に答えられよう」


(副助)


文中の疑問詞を受けて,不定の意を表す。「だれに聞いてくれ」「なん食べ物はないか」〔の終助詞近世以降の用法,の副助詞中世以降の用法〕→ぞ(係助)


ぞ


(係助)〔古くは「そ」。上代から中古にかけ次第に濁音化し,「ぞ」が一般的になる〕体言活用語の連体形・種々の助詞などに付き,取り立てて強く指示する意を表す。


文中にある場合。文末の活用語は連体形で結ぶ。


①一つの物事特に取り出して強調する。「峰高く,深き岩の中に聖入りゐたりける/源氏物語」「野中に岡だちたる所に,ただ木三つたてる/更級日記」


②文の調子を整えるのに用いる。この場合動詞連用形に付き,サ変動詞「する」で受ける。「折りてみば落ちしぬべき秋萩の枝もたわわに置ける白露古今和歌集」


文末にある場合。その文を強く言い切るのに用いられる。「我をいかにせよとて捨てては昇り給ふ/竹取物語」「この西なる家には何人の住む/源氏物語」→ぞ(終助・副助)


2023-08-20

なんか冷める/覚めるから「する」のサ行変格活用連用形「し」と、接続助詞「て」を繋げた「して」を、セックス表現するときに用いる場合において「シて」とカタカナで書くのやめません?

2023-02-24

「こっくりクリーム」って言い方が癪に障る

日本人でさえ日本語が堪能じゃないので自分もそういう1人ではあるが「こっくり」を化粧品(ハンドクリームとかも)に使うことに違和感があり意味を調べた。

こっくり

1.

《副[と]》

首を急に下げるさま。「―(と)うなずく」

2.

《名》

うなずく動作。「―をする」

3.

《副[と]・ス自》

甘辛い味が濃く、深みのあるさま。「―した田楽味噌(みそ)」

3かな…3だよな…でも味の話してるんだよな。

こっくり テクスチャ 意味検索すると以下。

こっくりとは

しっとりとして濃厚なこくを感じる状態のこと。

こく…こくってよく使うけど何を指す言葉なんだ?

こく の解説

形容詞「こ(濃)し」の連用形「こく」の名詞化か。また、漢語「酷」からか》

1 濃厚なうまみ。「―のある酒」

2 内容に深い趣があること。「話に―がない」

加えてサジェストに「こっくり 嫌い」「こっくり 気持ち悪い」「こっくり 腹が立つ」というのが出てきて、そのへん掘っていくと「美容用語」の立ち位置らしいからまあ資本主義造語なのだなぁ、と。

結局意味はよくわからなかった。ハンドクリームに旨味も趣もねえよ。こっくりってなに。

2022-10-28

人殺しの顔をしろ構文に沿う単語

とある事情があって、名詞+動詞(の連用形?)で"動詞行為者"を表す単語を探しています。ご協力をお願いします。

"行為者"のイメージの方が強い

太鼓持ち風呂焚き、舟漕ぎ、木こりピアノ弾き、恥知らず、舵取り、ケツ持ち、元締め、札差羊飼い年寄り、瓜売り、金持ち、金貸し、嘘つき、頭取、物好き、博打打ち、目付、後見、酒呑、弓取、物見船乗り、髪結、女たらし、物書き、絵描き、力持ち、子持ち、鞄持ち、駕籠かき、海賊狩り、悪魔祓い真打ち、小結、玉拾い、御垣守、身代わり、屁こき、法螺吹き、炭焼き子連れバイク乗り、汗かき、ハナタレ、女狂い、手習、仲立ち、臍曲がり、魔物使い、肝煎り気違い

"行為"のイメージの方が強いか

ビラ配り、皿洗い、歌詠み、客引き物乞い、神降ろし、使い走り蕎麦打ち、靴磨き、猿回し、口寄せ、雨乞いレジ打ち、物取り、人攫い、火消し、

例外(被行為者)

妾(目掛け)、手篭め、小飼い、

とある事情

人殺しの顔をしろ」ってあるじゃん

この前チェンソーマン読んでたら「藤本タツキ性癖歪めの顔をしろ」って思って、この構文に当てはめられる単語ねーかな〜って思ってリストアップしてたら楽しくなってきた

2022-10-13

anond:20221013120522

① (サ変動詞「する」の連用形「し」の名詞化したもので、「師」はあて字とも) 技術技芸などを表わす語に付けて、その専門家であることを表わす。「画師」「薬師(くすし)」「経師(きょうじ)」「講談師」など。

2022-05-29

anond:20201031094342

「しな」の「し」は

 

「し」(未然形)

「し」(連用形)

「する」(終止形)

「する」(連体形)

「すれ」(仮定系)

「せよ」(命令形)

のサ行変格活用ひとつ

 

「しな」の「な」は、

 

名古屋の「な」だよ。

名古屋っていうのは

金のシャチホコがある街のことだ。

ウィロールーカスフィルム)が有名。

2022-05-07

古典文法 助動詞の覚え方

第一ステップ

まずは、用言活用を覚えます用言とは、動詞形容詞形容動詞のことです。活用とは下の語によって形が変わることです。

「咲く」に「ない」を付けると、「咲かない」になり、「咲く」が「咲か」になります。これを活用といいます

動詞は、四段活用、ナ行変格活用、ラ行変格活用、上一段活用、上二段活用、下一段活用、下二段活用、カ行変格活用、サ行変格活用があります

形容詞は、ク活用、シク活用があります

形容動詞は、ナリ活用、タリ活用があります

まずは、これらの活用をしっかりおぼえます。声に出してリズムで覚えましょう。繰り返すと意外と覚えられるものです。

☆四段

あ、い、う、う、え、え

☆ナ変

な、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね

☆ラ変

ら、り、り、る、れ、れ

☆上一

い、い、いる、いる、いれ、いよ

☆上二

い、い、う、うる、うれ、いよ

☆下一

え、え、える、える、えれ、えよ

☆下二

え、え、う、うる、うれ、えよ

☆カ変

こ、き、く、くる、くれ、こよ

☆サ変

せ、し、す、する、すれ、せよ

形容詞、ク活用

く、く、し、き、けれ、◯

から、かり、◯、かる、◯、かれ

(ラ変格に、かを足したもの)

(シク活用はこれに、しを足したもの)

形容動詞 ナリ活用

なら、なり(に)、なり、なる、なれ、なれ

(ラ変に、なを足したもの)

形容動詞 タリ活用

たら、たり(と)、たり、たる、たれ、たれ

(ラ変に、たを足したもの)

☆第二ステップ

助動詞の種類を接続詞ごとに覚えていきます接続詞とは、上が何形になるかのことです。

例えば、「ず」は未然形接続詞するので、「咲く」は「咲かず」になります

未然形

る、らる、す、さす、しむ / ず、じ、む、むず / まし、まほし

連用形

き、けり / つ、ぬ / たり、けむ、たし

終止形

らし、べし、まじ / らむ、なり、めり

☆残り

なり、たり、り、ごとし

☆第三ステップ

ず、まし、き の活用を覚えます

☆ず

ず、ず、ず、ぬ、ね、◯

ざら、ざり、ざり、ざる、ざれ、ざれ

(ラ変に、ざを足したもの)

☆まし

しか、◯、まし、まし、ましか、◯

☆き

せ、◯、き、し、しか、◯

☆第四ステップ

変化しない じ、らしの活用を覚えます

☆じ

◯、◯、じ、じ、じ、◯

☆らし

◯、◯、らし、らし、らし、◯

☆第五ステップ

用言助動詞を結びつける。

上でやった助動詞以外の活用は、最初に覚えた用言のどれかと同じ活用します。そのため、何活用をするのか覚えることが出来れば、自分で導き出すことができます

☆四段

む、らむ、けむ、

☆ナ変

☆ラ変

けり、たり、り、なり、めり

☆下二

る、らる、す、さす、しむ、つ

形容詞

べし、まじ、まほし、たし、ごとし

形容動詞

なり、たり

☆まとめ

1週間もあれば覚えられます。これを覚えた後は、意味を少しずつ覚えていきましょう。

2022-02-24

彼女は悲しい」she is sad.「彼女は悲しんでいる」

このブログについての話だが。

彼女は悲しい」は「she makes me sad」か?

https://nakaii.hatenablog.com/entry/2022/02/22/210429

タイトルだけ見て何じゃこらと思っていたのだが、読み進めるうちになるほどなるほどと引き込まれる内容で面白かった。


ところで、she is sadの「自然日本語訳」として、ブコメでは「彼女は悲しんでいる」という訳があがっている。

自分もそれなら自然だなと思ったのだが、実はこれは純粋な形容詞?ではなく動詞?なので、「日本語形容詞の特徴」を説明してるブログとはまた話が違うらしい。

悲しい、が形容詞で、悲しんでいるは悲しむという動詞から文法的に違うという事っぽい。

(こういうことを細かく考え始めたら、「でいる」ってなんだよと混乱しかけたが、助詞の「で」と補助動詞「いる」らしい。「飛ぶ・飛んでいる」と同じような関係か)

この辺の国語は昔から全く理解できなかったので間違ってたらすまん。


とにかく、「悲しんでいる」はちょっと違うらしいので、他に何かしっくり来るものはないかと探していて見つけたのが、

説明文としての「彼女は悲しかった」。

書き言葉としてはこれがいちばん自然そう。


かなり客観的説明調で口語ではまず使わなそうだが、「彼女は悲しい」ほど違和感がない日本語として成立していて、

she makes me sad. とは取られない文章だと思うが、どうだろうか。

小説の文中なら、恐らく「彼女は悲しい」は使わないし、「彼女は悲しんでいる」というストレートすぎる記述もあまりしなさそうで、

多分「彼女は悲しかった。なぜなら〜だからだ」というような形がいちばん自然な気がする。

「悲しかっ-た」で、ちゃん形容詞連用形?のはず。

赤かった、寒かった。

(またしても「〜った」って何だよと思ったが、形容詞連用形に対する、助動詞「た」の接続用法らしい)


上記ブログ文中の例「彼は楽しい→彼は楽しかった」「彼は怖い→彼は怖かった」などでもイケると思ったのだが、誰も指摘していないようなので、もしかたらこれも何か間違っているのだろうか?

こういう事を考え始めるとゲシュタルト崩壊的な状態になって判断がつかなくなる。

(「彼女は悲しい」も、自然な気がしたりしなかったり訳がわからなくなってきた。「彼女は悲しかった」も変な日本語か?)

先ほども書いた通り、小中の国語の授業で躓いているので自分では何が間違っているのかもよくわからない。

誰か詳しい人がいたら、おせーて。

2021-09-19

anond:20210918185654

増田は存外いいところをついているよ。

この句は文法的破綻していて直感的に意味がとれず、さまざまな手法分析したところでたいしたものが出てくるわけでもない、ようするにしょせんは素人の不出来な句。選者はおびただしい素人の句からとにかくひとつを選ばないと格好がつかない。

で、選者は安西篤。平気で韻律を崩し単語うしのせめぎ合いや唐突比喩を楽しむ、ただし徹底的に描写の人。時にユーモアさえ帯びた言葉の奥に何かの意味があることもあればないこともある、そんな作風の人。この人はこういう句、好きかもしれない。

ではこの句はいものかというとそんなことはない。しょせんは素人仕事日本語として文法的破綻しているのがいちばんのネック。

「洗いて」というのはなんだ。意味口語だが文語っぽく似せているのか、文語活用を誤っているのか判然としない。

夕立や象を洗ってまたたく間

夕立や象を洗ひてまたたく間

どっちなのだろう。

どっちでもいいのだが、ともかく未然形連用形体言にかかって終わったら意味が通じない。わざと壊して余韻にする手法はあるが、この作品レベルが低すぎて話にならない。ようするにただ単語を並べただけにしか見えない。ここについてはもっとましな表現があるのではないかと考えている。

2021-08-23

山陰方言で「ここにいた」は「ベジータ」という。

これは五段活用動詞「べじく」の連用形のイ音便に過去を表す助動詞「た」がついたものである

「べじく」の語源は、「辺坐(べず)」であり元は「この辺に座る」という意味である

まあ嘘なんだが。

2021-08-08

外国人 は言った 「死ぬほどおいしい」 と

はははっ日本語言い回しお上手ですね。

ってのがファーストインプレッション

でもこういうのって翻訳前の原文が気になるのよね。英語しらんけど。

「絶賛」される日本のコンビニ 五輪海外メディアが「死ぬほどおいしい」 重労働など「影」の部分も知って:東京新聞 TOKYO Web

シンガポールジャーナリストは「ローソンフライドチキン死ぬほどおいしい」とツイート

どのツイートかわからなかったので「LAWSON fried chicken」で検索

それらしいツイートプロフィール確認

CNA(Channel NewsAsia)ジャーナリストで、これはシンガポールメディアらしいからおそらくこれ。

https://twitter.com/MatthewMohanCNA/status/1421430504872574976

Here’s what lunch looked likeLawson’s fried chicken is to die for. #Tokyo2020

"to die for"が「死ぬほどよい」という言い回しっぽいのね。

"to die for"の意味・使い方|英辞郎 on the WEB

to die for

〈話〉すてきな、非常に素晴らしい

・That fur jacket is to die for. : その毛皮のジャケットは最高にすてきだ。

・My friend has a figure to die for. : 私の友人は非常に素晴らしい体形[ナイスバディーの持ち主]です。

同じような表現に「to death」。

【英語】1分でわかる!「to death」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語 - Study-Z ドラゴン桜と学ぶWebマガジン

端的に言えばこの熟語意味は「死ぬほど〇〇」だが、もっと幅広い意味ニュアンス理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

「to death」には、様々な言い換え方があります。「until 〇〇 die」で「〇〇が死ぬまで」や、「to the moon and back」で「月まで行って戻って来れるくらい」などが多く使われている表現です。「to the moon and back」は、死ぬほど何かが好きな時に自分の愛を届ける時に多く使われるのでよく会話や文章などで多く見かけるので頭に入れておく役に立ちますよ。

ふーむ。じゃあ日本語の「死ぬほど○○」と英語の「to die for」は別々の場所で発生したのか英語日本語に輸入したのか。まさかその逆か。

もちろんそんなことは私の検索能力では調べられないのである

同じ感性で生まれたって考えはロマンがあるけれど、まあ輸入かな。でも結構普遍的表現な気もする。

英語に関しては本当に調べる経験がなく手段が思いつかないのでgoogleの日付指定ぐらいしかできない。

書籍全文検索が発行年つきでできたりしたらそれを使うんだろうけど。

で、まあ大して意味もない検索結果としては1988に映画タイトルにはなってる。

蒼い牙 果てしない愛の物語 : 作品情報 - 映画.com

1988年製作アメリカ

原題:To Die For


日本語のほうはそうだな、比喩表現ということで青空文庫から

死ぬほど - Aozorasearch 青空文庫全文検索

翻訳作品を除くと、おおよそ1900年ごろから使われている表現に見受けられる。夏目漱石時代である

長谷川君と余

夏目漱石

...まさか死ぬほど寒いとは思わなかったかであるしか死ぬほど寒かっ...

初出: 「朝日新聞」1909(明治42)年8月

さら翻訳自体20世紀だが、元の表現を忠実に訳しているとするならば1500年台のフランスで同様の表現がされていたらしい。

エセー - Wikipedia

モンテーニュ随想録 07 随想録 第三巻

関根秀雄 モンテーニュミシェル・エケム・ド

...ことをきらい、屈従と束縛とを死ぬほど憎むからである人間が多いのを... / ...知った人々に誤解されるのを、死ぬほど恐れているだけなのである。  ... / ...からたよられることも、ともに死ぬほどきらいになった。わたしはどんな...

ふーむ。ついでにもうちょっと古い日本語情報がないか勘で調べてみる。

文章がよく残っていて古そうな時代といえば…平安時代かな?

ありますねぇ!

下痢をお漏らし!嫌いなヤツには石投げる!平安貴族が結構お下品【落窪物語】 | 和樂web 日本文化の入り口マガジン

さらに典薬助は、ことの顛末を北の方とその侍女たちにいっさいがっさい話してしまます。すると彼女たちは「死にかへり笑ふ」「いとど人笑ひ死ぬべし」など、死にそうなほど笑ったことが書かれています。「死ぬほど笑った」という表現平安時代からあったことも面白いですね。

落窪物語ウィキペディアによると10世紀末頃に成立したとされる。

さらに「死にかへり」を調べると源氏物語が挙げられている。ご存知紫式部の著でこれも時代は1008年だそうだ。

死に返るの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典

連用形副詞的に用いて〕死にそうなくらい苦しく。死ぬほど強く。

出典源氏物語 絵合

「しにかへりゆかしがれど」

[訳] 死ぬほど強く知りたがったが。

少なくとも英語の"to die for"などから日本語の「死ぬほど」が生まれたわけではないと考えてよさそうだ。

よく考えれば死は万人に訪れる避けがたい事象であって、言語関係くそれを強調の修飾として使うことは割と自然かもしれない。

死ぬほど君の処女が欲しい」「可愛すぎて死ねる」「死ぬほど痛いぞ」「ヤンデレ女の子死ぬほど愛されて眠れないCD

現代的で若者言葉のようなイメージがあったものの、1000年以上続く死ぬほど死なない言葉だったようだ。

以上今日自由研究でした。

2021-07-03

〇〇果せる

果せる

読み方:おおせる

別表記:遂せる

意味動詞(の連用形)に付いて用いられ、「見事に(あるいは完全に)成し遂げる」という意味合いを加える表現

「逃げ果せる」しか使われてるの聞いたことないんだけど、他に使う場面ある?

2020-12-07

anond:20201207141242

まか‐る

【罷る】

連用形に他の動詞を続けて》 《五自》謙譲や荘重の気持を添える語。

2020-05-25

anond:20200525081938

「すごく」も「すごい」も形容詞。同じ形容詞連用形連体形

「すごく」は連用形から用言が後に続く。「美人だ」は用言から文法的にあってる。

「すごい」は連体形から体言が後に続く。「美人」は体言から文法的にあってる。

2020-02-13

anond:20200213165859

タ行五段活用動詞「思い立つ」の未然形である「思い立た」に、打消の助動詞「ぬ」の連用形が付いた形。

2019-10-20

日本語にエ段音が連続しづらいのは現在日本語のエ段音は新しい音だから

[追記あり]

この増田について解説

 

anond:20191019223745

 

日本語母音は昔からアイウエオ5段だったわけではなく、時代によって変遷があった

50音図やいろは歌が広まった平安時代以降は概ねアイウエオ5段だったんだけど

万葉仮名の分類を行った結果、かつては

(ア)(イ甲)(イ乙)(ウ)(エ甲)(エ乙)(オ甲)(オ乙)という8段の母音があった

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E4%BB%A3%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BB%AE%E5%90%8D%E9%81%A3

 

という話を前提として。

この8音はどの音も平均して使われていたわけではなく、出現頻度の高い音と低い音があることを大野晋という学者発見した

  • [出現頻度高] : (ア)(イ甲)(ウ)(オ乙)
  • [出現頻度低] : (イ乙)(エ甲)(エ乙)(オ甲)

 

https://www.dai3gen.net/boin.htm

 

なぜこのような分布の差ができたかという理由について、大野晋

出現頻度の低い4つの母音本来日本語母音ではなく、他の2つの母音が融合してできたものだという説を出し、現在概ね受け入れられている

 

  • イ乙 → オ/ウ+イ甲
  • エ甲 → イ甲+ア
  • エ乙 → ア+イ甲
  • オ甲 → ア+ウ

 

(被覆形・露出形/動詞活用の期限 などで調べるともっと詳しい話がわかると思う)

http://shouyouki.web.fc2.com/sakaya.htm

このなかで、エ段音だけは甲も乙も本来の音ではないので、日本語では連続して出てこない

特に擬声語擬態語では「デレデレ」など新しく作られた言葉くらいしか現れない

 

[追記]

 

被覆形・露出形に補足してくれたブコメありがとう

これは概ね賛成。露出形・被覆形についてはhttp://nobinyanmikeko.hatenadiary.jp/entry/2019/02/23/011616

この法則複合名詞の時に一部の母音が交替する現象説明したものなんだけど

例)

 酒 サケ乙 : 酒蔵 サグラ

 爪 ツメ乙 : 爪先 ツサキ

 木 キ乙  : 木陰 カゲ乙

 身 ミ乙  : 躯 ムロ甲

 

この他にも上二段・下二段活用の未然や連用形で出てくるイ段・エ段音は乙類であるって法則があり、

その場合関連する自動詞他動詞ペアでは上記被覆-露出の交替と同じような母音が現れることが知られている

ちょっと説明が複雑になったんでこれも例で説明すると(わかりやす現代上下一段動詞を前に//でつけて説明)

例)

 詰める//詰め ツメ乙 : 詰まる//詰ま ツ

 起きる//起き オキ乙 : 起こす//起こ オコ乙

こんな風に、エ乙とアが、イ乙とオ・ウが密接な関係にあることがわかると思う

これがなぜア・オ・ウにイ甲がついたものだと言われているかと言うと

嘆き ナゲ乙キ甲 が 長息 ナガ + イ甲キ甲 が縮まってできたものだったり

日本語の 神 カミ乙 が アイヌ語に kamuy という単語で借用されてたりなどの

様々な証拠から推測されている

"エ段音だけは甲も乙も本来の音ではないので、日本語では連続して出てこない"ってエ段の母音の発生が遅かったから少ないという意味平安時代には存在して1000年たっててもまだ足りないのだろうか

1000年は結構時間な気がするけどそれでも足りないみたいだね

例えば撥音「ん」は50音図やいろは歌成立時点では存在せず、今の漢字音が定着した時代に広まった(平安時代末期くらい?)んだけど

それでも「ん」が頭に来る単語ほとんど作られてなくて、それゆえにしりとりルールが成立する

 

なお日本語2000年ほど前に分岐したと言われている琉球方言では「ん」が頭に来る単語がたくさんある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%93

宮古島「んみゃーち」など

 

その他のブコメに対してもコメントしま

 

ら抜きをすることでエ段音の連続になって言いづらいのにら抜きを強行してる人を見ると、なんでそこまでらを言いたくないのか疑問に思ってる(続ける、見せる、食べるなど

やや話がずれるけど、ら抜き言葉自発可能を言い分けるために可能動詞から類推派生したといわれていて

発音の制約より意味の使い分けの方が重要だとみんなが思い始めたから広く使われるようになったんだろう

現代日本人にとってエ段音は特に言いにくい音でもないしね

 

ちなみに「続ける」「見せる」「食べる」自体特にら抜き言葉でもないんだけど

「続けれる」「見せれる」「食べれる」と言いたかったんだよね?(100文字の制約下で正確にものを言うのは難しいと思うんで)

 

ただ大野晋自身は後にこの説を放棄し、タミル語母音に合せて、日本語は初めからa,i,u,e,oの5母音だったと修正している

タミル語説には近づくな

ラ行とパ行も新しいってなんか大学で習ったような習ってないような

ラ行音は特に新しい音でもない。が、日本固有の単語では頭は出てこない

これまたしりとりしたらわかると思うけど、ラ行で始まる音で返そうと思ったら

林檎みたいに漢語由来の言葉を使うかラッパのような外来語を使うか

 

この原因は色々推測されてるけど、朝鮮北東アジア一帯に似たような性質を持つ言語がいっぱいあるので

古くはこうした地域特有発音方法だったんじゃないかって言われている

(※もっと踏み込んで、直接祖先が一緒だったんじゃないかという説もあるんだけどアルタイ語説には近づくな)

 

パ行は発音の変化の結果分離した。古くはハ行がパ行の発音だった

北京が「ペキン」なのはホクという読みが昔は「ポク」に近かったことを示してるし

上海が「シャンハイなのは「ハイ」という音がなく、海の読みに近い音である「カイ」を使っていた証拠

 

ハ行転呼音で調べると詳しく出てくる

2019-07-12

anond:20190712070049

メシいこうぜ←ラーメン

それはOKじゃないか?メシというのは「召す」(身分の高い人が食べる)の連用形名詞化した「召し」だぜ。だからラーメンをメシと称するのは語義的には問題なかろう。

2019-04-10

緑という言葉不思議

緑色い」という言葉がないのは有名だが、濃いという表現緑色以外には使いづらい不思議がある。

濃い青、濃い赤、濃い黄色

かに使わなくもないのだが、濃い緑にくらべると他の色は明確にその色を想像することが難しい。

暗い赤、暗い青ならわかる。逆に暗い緑という表現もあまり聞かないように思える。

明るく暗くなる赤や青に対して、緑は薄く濃くなる色なのかも知れない。

これだけではこじつけと思われるかも知れないのでもう一つ例を上げてみると、「すごい」という表現も緑以外では意味が変わってしまう。

「すごい緑だね」と言われれば、色の濃い緑色想像するだろう。

しかし「すごい赤だね」「すごい青だね」と言われると、なんだか奇抜な赤や青を想像してしまう。

これについては種明かしをすれば、緑以外の色で表現するためには「すごく」を使えばすんなりと理解ができる。

それは他の色が赤いなど形容詞用法の「い」で終わることができるからで、当然直前にある形容詞連用形が用いられるからだ。

もちろんそれは理解できるのだが、だったら緑は何なのか。

青や赤が色を表す名詞として使われるのに対し、緑は名詞でありながらその言葉だけで形容詞としても成り立っているのかも知れない。

「やば!あいつの肌、緑!」で「赤い」や「青い」と同じように形容詞としての意味合いをもたせられるのは、緑しかない。

2018-12-07

anond:20181207033057

その警句なんか文法的気持ち悪いんだけど慣用句

連用形目的語にしないでほしい

思慮の足らざるを自覚せよでは

2018-10-07

弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく

普通にみんな理解してるみたいだけど文法がわからない。

「夕暮れ」は非標準な動詞「夕暮れる」の連用形で「弱い者達」はその主語なのか。

それとも「夕暮れ」は名詞で、その前の「が」は「の」の意味(「我が国」と同じ)なのか。

歌詞創造的な表現が出てくるから難しい。

2018-09-26

「イキる」形容動詞

anond:20180926114919

しかに言い切りの形が「イキる」である動詞として考えると行き詰まるね。

「イキり」を語幹と考えてみよう。

明らかに活用形があり、末尾が「い」で終わらないので形容詞ではない。これは形容動詞だ。

基本形 「イキりだ」

オタクというもの本質的に イキりだろ う(未然形

昨日の合コンにきたオタクも イキりだっ た(連用形

ワタシもまた イキりで ある(連用形

人はみなオタク化すると イキりに なる(連用形

妹も今や イキりだ(終止形

集まった全員が イキりな オタクだった (連体形

次に来るオタクも イキりなら ワタシは(仮定形

イキりオタク は、強がりな男 → 強がり男 のように連体形の「な」を省略したものではないか

命令形はない。「静かにしろ」のように「イキりになれ」とする。オタクよ、イキりになれ。

参考・http://国語文法講座.com/xn--hhrt0sk4cxr6d.html

ただ、このページによると、形容動詞は「③ 語幹に「さ」「み」などをつけて名詞として用いる。」

まり「イキりさ」「イキりみ」という用法があり得ることになってしまう。

2018-07-17

「間違った」と「間違えた」の使い分けを解説する

まり自信ないが、誰かが適当に書いておけば別の誰かが補足してくれるだろう。とにかくこの二つの動詞混同している人が多すぎる。誰かが指摘しなければならない。

まず、原形の確認から。「間違った」の原形は「間違う」。対して、「間違えた」の原形は「間違える」。「間違える」は他動詞で、原形でも過去形でも連用形でも頻繁に使われる。なにかを正しく行わなかったときに使う。他動詞から目的語がある。「言葉の使い方を間違える」とか。一方で「間違う」は、原形で使われることはあまりない。ほとんどの場合連用形未然形である。「間違う」が原形で使われることがほとんどないことが混乱の一因であるように思う。

この二つの動詞、「間違う」と「間違える」の違いは大きく分けて二つある。自動詞他動詞かと言うことが一つ。もう一つは、動作を表すか状態を表すかと言う違いだ。

まず、自他について。

「間違えた」は、他動詞であり、「なにを」の部分がなくてはならない。もちろん、なくてはならないというのは、必ず発音されるという意味ではない。「なにを」の部分は意味としてだけ存在していて口にはされないこともある。

一方、「間違った」は、主として自動詞であり、「なにを」の部分は基本的存在しない。「なにが」のみが問題となる。ちなみに、「間違う」は、「間違える」の代わりに使うことができる。この場合はもちろん他動詞である。ただし、「間違う」の代わりに「間違える」を使うことはできない。この非対称性も混乱の原因かと思う。

次に、瞬間か状態かと言う問題

「間違えた」と言ったら、過去の瞬間的な動作として、何かを間違えたと言う意味である。たとえば、「漢字の書き方を間違えた」と言うのであれば、漢字を書くと言う動作をしている瞬間に、その書き方を間違えたと言う瞬間的な動作を表している。

他方、「間違った」は、状態を表す語である。「漢字の書き方を間違った」とはまあ実は言えないわけではないのだが、それは先述したように「間違える」の代わりに使えるケースだからである。繰り返しになるが、「間違う」は「間違える」の代わりに使うことができるが、「間違える」を「間違う」の代わりに使うことはできない。例えば:

あなたは間違ってる!」

ヒロインが悪役に言う時、きっと悪役は「なにかを」間違えたのであろうから他動詞として「間違えてる」といえそうな気もするが、「間違ってる」というのは別に悪役が過去動作について何かを間違えたということを言いたいのではなくて、現在状態として、こいつは間違っているということを言いたいのだから状態を表す「間違ってる」を使わなければならない。

まとめると、

  • 「間違えた」は他動詞で瞬間を表す語であり
  • 「間違った」は自動詞状態を表す語であり、
  • 「間違えた」の代わりに「間違った」ということはできるが、
  • 「間違った」の代わりに「間違えた」ということはできない。

2018-01-16

風と共に去らない

この前、「風と共に去りぬ」の意味を「風と共に去らない」と思っている若い人に出会った。

教える立場にあったから、「風と共に去らぬ」と「風と共に去りぬ」の違いがわかるか尋ねて、古典未然形連用形の話をした。

その人は古典時間生物勉強をしていたという。

そりゃーツァラトゥストラも「こう言った」になるわけだ。

そのうち「風と共に去りぬ」も「風と共に去っていった」になるんだろう。あと数十年くらいすれば。

まさに作品テーマにふさわしいのかもしれないとか思った。

2017-07-13

へったくれ」の語源

「〜〜もへったくれもない」の「へったくれ」って何なんだと思って調べてみたら、

意外に奥が深かったので夏休み自由研究の気分で発表する。

リンクがたくさんあると投稿できないのでhttp抜きにするがあしからず

剽たくれ説

★「へったくれ」の語源不明。「妙なことを言う」という意味の「剽軽(ひょうきん)」→「剽(ひょう)げる」からの成立とされる「へうたくれ(ひょうたくれ)」の転訛か?・・・根拠なし。

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

確かに音的には近い気がする。

//kotobank.jp/word/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%82%8C-613424

へちまくれ説

★「へちまくれ」の変化。へちまのまくれたような形の意<新明解国語辞典(三)>

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

だってへちまもない」にも繋がっていてなかなか説得力がある。

いまでも関西では「だってへちまくれもない」と言うことがあるそうだ。

クナタフレ説

★『野乃舎随筆』には「今下ざまの人の悪言に、ヘウタクレといふは、ヘタクレといふ辞の転言なるべし。ヘタクレは、クソタクレといふ辞の転言ならん。もとはクナタブレを訛れるなるべし。クナタフレを、屎タフレと訛(あやま)りて、其対言に屁タクレといひしを、それを又、ヘウタクレと、音便にいへるならん」とある

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

なんだか詳しい。

へったくれる説

茨城方言に「へったくれる」が残る。もしかすると、これが関わっているか。「へたった」「へこたれた」と同義…参った、挫(くじ)けた、くたびれたなどの意。

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

ちょっと意味が離れてる感じがするが…

「ヘタクレ」「クソタクレ」が挙がっているが、「ヘタレ」「クソッタレ」は関係があるのだろうか。

そういえば「糞垂れ」や「洟垂れ」なら分かるが「バカタレ」などは何が垂れているのだろうか。

図らずも増田らしい話になってしまったが調べてみよう。

糞便の「くそ」に、軽侮を強意する接尾辞「たれ」(用例;「ばかたれ」「あほたれ」、「だら」の変化したものか?)を付したもの

//ja.wiktionary.org/wiki/%E3%81%8F%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8C

この場合の「たれ」は垂らす(=もらす)というより、「アホたれ、バカたれ」に見られる目前の人を罵る際に付ける接尾語というニュアンスが強い。

//zokugo-dict.com/03u/unkotare.htm

どうも物理的に何かを垂らしているというわけではないようだ。

ちなみに「へたれ」の語源についてもやはり諸説あるらしいがここでは措く。

この「罵倒に使われる接尾語『たれ』」というのは何だろうか。

「たれ」と「たくれ」が同根だったら話が早いのだが…

上記には「『だら』の変化したものか?」とあるのでそれを調べてみよう。

考えてみれば「あほんだら」の「だら」だろうし、北陸方言にも「馬鹿」という意味で「だら」というのがあった気がする。

あほんだら」の語源については「阿呆太郎であるとの説もあるが、近隣地域で見られる同様の罵倒語である「だら」「たくら」が阿呆と結びついたものである可能性がある。

//ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%91%86

あほんだらから「だら」が出来たのかと思ったが、「だら」が先にあって「あほ」と結びついた可能性があるのか。

阿呆太郎あほんだら→だら、という順番の可能性はあるのだろうか。

あんぽんたんは、「阿呆」と愚か者意味の「だらすけ」が複合された、「あほだら」「あほんだら」が、転じた言葉である

阿呆」は「あっぽ」とも言われ、「陀羅助(だらすけ)」という薬(「陀羅尼助」の略)もあったため、「反魂丹(はんごんたん)」や「萬金丹(まんきんたん)」という薬の名から、「安本丹」ともじられた。

//gogen-allguide.com/a/anpontan.html

ええー…愚か者意味の「だらすけ」って何よ、検索しても薬の「陀羅助」しか出てこないけど。

と思ったら、関東方言で「でれすけ」というのがあるらしく、これは明らかに「だらすけ」の転訛なんだよな。

罵倒語「だら」を薬の「陀羅助」に引っ掛けて「だらすけ」と言っていたとか?

それだったらやっぱり「だら」が先にあったということになるのか。謎である

「ばかたれ」について、別のところの説明にはこうある。

「たれ(垂れ)」は「はなたれ小僧」「小便たれ」「ばかたれ」など、名詞について人を軽蔑する意を表わす語としても用いられる、これは、小便や鼻水などきたないものを「垂れている(ぶら下げている)」ことを表わしたとする説、重みでだらりと「垂れ下がる」姿がだらしなく見えるところからとする説などがある。

//nihonjiten.com/data/254124.html

一周して、やっぱり物理的に垂れているところから出発してるんじゃないか

ちなみに「へこたれる」は「凹む+垂れる」が語源だそうなので、前述の「へったくれる」説が正しいなら、この「垂れる」が由来だと言えるかもしれない。

ここで驚愕の新説が登場する。

これについては,実際に何かを「垂れて」いない罵倒語の「たれ」は,平安時代にはやった「たくらだ」という言葉末裔だといわれています

中国古典に「田蔵田」という間抜け動物が登場するのですが,これが日本人の笑いのツボにはまったらしく,後々までバカ=たくらだとい図式が成立します。

//detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321653228

へったくれ」,「ばかたれ」,「ごんたくれ」,「あかんたれ」など,何かを垂れているわけではないにもかかわらず「たくれ」「たれ」という語尾をもっている場合は,ほとんど「たくらだ」の訛りである「たくれ」「たれ」と解釈して差し支えないといわれています

//detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321653228

これまでとぜんぜん違う説明じゃん!

いやでも実際に「たくらだ」という言葉はあるらしい。

たくらだ【田蔵田】 の意味

ジャコウジカに似た獣で、ジャコウジカを狩るとき、飛び出してきて殺されるという。転じて、自分無関係なことで死んだり傷ついたりするもの。愚かもの。まぬけ。

//dictionary.goo.ne.jp/jn/135982/meaning/m0u/

一人の文殊より三人のたくらだ

//www.jlogos.com/d005/5552362.html

東北方言の「たくら者」「たくらんけ」なども「たくらだ」に由来しているそうな。

これが正しいなら「へったくれ」も合わせてこれが語源ということになる。

ん、そういえば「あほんだら」のところでも罵倒語「たくら」というのがあったな。

それが「たくらだ」由来なんだとしたら、「だら」の語源も「たくらだ」なの?

なんとなく繋がってきたような…。

またはじめに戻って「クナタフレ」説について調べてみよう。

a)黄文王→久奈多夫礼(クナタブレ

史料1】では「多夫礼」のみであるが、下って戊午(12日)条の宣命によれば「久奈多夫礼(クナタブレ)」とある。上記では「改名多夫礼」とあるから、久奈が氏(ウジ)で多夫礼が名と思われる。クナは「頑な」のクナ、タブレ万葉集に「多夫礼多流之許都於吉奈(多夫礼たる醜つ翁)」(巻17、4011)を確認でき、狂っている意と思われる。よって、ここでは「頑なで狂っている者」という姓名に改められたことになる。

//blog.livedoor.jp/jyusanmi/archives/25861005.html

辞書で見ても「たぶれ」は「狂う」という意味となっている。

たぶ・る 【狂る】

気が狂う。

//kobun.weblio.jp/content/%E3%81%9F%E3%81%B6%E3%82%8B

「たぶらかす」なんかも「たぶる」が語源らしい。

最初の『野乃舎随筆』では、「クナタブレ」が「クソタブレ」と勘違いされて「クソタクレ」と訛ってさらに「糞」の対として「屁」を用いて「ヘッタクレ」になった、というような説明がされているが、「たぶれ」が色々なものにくっついて「〜〜狂い」「〜〜馬鹿」みたいな感じで使われているのなら、「糞馬鹿」みたいな感じで「クソタブレ」と言われるのは自然なことのように思う。

この『飲んだくれ』の”だくれ”とはどういった意味なのでしょうか?

実はコレ、、、

だくれは、タクレということばと同義で『愚か(おろか)になる』という意味なのです。

//www.buddhism-j.com/6-27nondakure

でもそうか、最初に挙げられている「剽たくれ」の「たくれ」もこの「たくれ」か。

ということは「剽たくれ」説と「クナタフレ」説は、「剽」と「屁」という字の違いこそあれ、ほとんど同じことを言っているわけだな。

追記:いや「剽たくれ」が「たくらだ」由来の可能性も普通にあるのでここは結論を出すべきではないか

脇道に逸れるけど、「塗りたくる」とかの「たくる」ってのは何なんだろう。

動詞連用形の下に付いて,荒々しく…する,盛んに…するの意を表す。 「塗り-・る」

//www.weblio.jp/content/%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%82%8B

これか。

「荒々しい」というのは「狂う」に通じる気もするし、「飲んだくる=盛んに飲む」と解釈するとめちゃくちゃそれっぽいけど、でも「ひったくる=むりやり奪い取る」から「荒々しく」が派生したんだとしたら、「ひったくる」は「引っ手繰る」だし、別語源なのかな。

というわけで「へったくれ」の語源はこんな感じに整理できるのではないか

1. 「たぶれ(狂う)」に由来する罵倒語「たくれ」(剽たくれ・屁たくれ)

2. 「田蔵田」に由来する罵倒語「たくれ」(剽たくれ・屁たくれ)

3. 「垂れる」に由来する罵倒語「たれ」(凹垂れ)

4. 関西弁へちままくれ」「へちまくれ」の変化

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