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2023-12-09

anond:20231208015615

赤川学は、フェミが「男女平等女性社会進出が進むと出生率が上がる!」とか言うのを嘘だと批判して、

フェミなら男女平等女性社会進出自体肯定すべきで、その結果出生率が下がってもいいじゃないか

保守派に媚びるために嘘を言うべきじゃないとか言ってたけれど、詭弁を弄するはてサもそんな感じ。

2014-02-18

精液は性欲の貨幣から(ただし近代以降において)

〉・マスターベーションの回数を減らすと、体内に保持される精液の量が増える

〉・体内に保持される精液の量が増えると、性欲が維持・強化される

「精液のストック量を適正に保つことが身体的健康を左右する」という性欲観・精液観自体は、

貝原益軒養生訓(接して漏らさず)に代表されるように昔っからあったけど、こういうふうに

性欲の強度を精液の貯蔵量に直接結びつけた性欲理解が浸透するのは、わりと近代的な現象だよね!

この「オナ禁」を含めて、現代日本男性性欲表象には貨幣経済メタファーが強く入ってきてると思うよ。

実際にはさまざまな多様性を持ちうるであろう男性の性欲が、「射精」という行為に切り詰められる。

んで、性欲の強度が、精液の量という一次的指標に数値化される。

マスターベーションをしない非-性的時間に〈蓄積〉され、性的時間に〈消費〉されたトータルの精液量で、

その性行為のなかで得られた快楽の量が客観的に「計測」できる。

ここでは、精液が貨幣メタファーでとらえられている。

自分性的快楽を〈購入〉するための〈貨幣〉としての精液。

「溜める/溜まる」のは貯蓄行為で、「出す」のは消費行為

「ブッカケ」は集団の蕩尽的消費、ポトラッチ

…というようなことを、昔AV紹介雑誌で「ヌキどころ」を紹介する記事を読んでて思ったんだよね。

こういうふうに、貯蓄→消費過程で〈交換〉する精液貨幣の量によって

性欲と快楽を定量化する男性性欲観は、近代の性欲論が医学的・教育観点から

オナニー禁止(cf.赤川学セクシュアリティ歴史社会学』)を主張してきた語彙の中に、

すでに埋め込まれてたんじゃないかと思ってるんだけどね。

仕事しよ。

http://anond.hatelabo.jp/20140217211313

2013-05-28

少子化世論調査で見えてくる「4(5)グループ

http://anond.hatelabo.jp/20130524183236

赤川学子供が減って何が悪いか!」を読破しましたが、この中で

少子化理由アンケートを行うと、選択肢チョイスの傾向から、回答層は4つのグループに大別される」と

赤川氏は書いています

A.「少子化の理由は、未婚化・非婚化にある」と思っている人のグループ

B.「少子化の理由は、子供嫌いの増加・夫婦自分時間を重視しているから」と思っている人のグループ

C.「少子化の理由は、経済負担保育園不足にある」と思っている人のグループ

D.「少子化の理由は、精神負担や『子育てに自信が持てない』から」と思っている人のグループ

で、A.B.C.D.のグループは、なかなか重ならないんだとか。

政策的に一番大きく取り上げられるのは「C.」の意見ですが、

実はこの意見の持ち主は「実際に子供を生んだことがある層」であることが多いため、

経済的理由や保育園整備をしても、追加出産効果は多少期待できるが、未婚者の結婚誘発・DINKSの出産誘発効果は薄い」と

赤川氏は結論付けています

(恐らく、A.グループは、自らが未婚の人、B.グループは、自らがDINKSな人が多いと思われます

実際の少子化要因は、A.B.C.D.に加え、

「E.肉体的原因」(不妊産後鬱、育児ストレス)が加わるんでしょうが

いずれにしても、A.B.C.D.E.、どれも独立に対策をうたなきゃならないのは、チト辛い。

先般の「社会実験」というのは、「C.」を念頭に置いていますが、

B.の啓蒙とD.の啓蒙は、全く真逆だったりする。

B.の啓蒙は「子供可愛いよ」というメッセージになるんでしょうが

D.の啓蒙は「ちゃらんぽらん育児でも大丈夫」とメッセージしなきゃならない。

で、B.の人がD.の啓蒙を目にしたり、或いは逆だったりすると、結構めんどくさい・・・

2013-02-22

少子化アジェンダにすること自体が少子化を進行させるパラドックス

アジェンダというのは「議題設定」という意味だが、

マスコミが、厚生労働省が、自民党公明党民主党が、皆寄ってたかって少子化必死に論議している。

議論は結構だが、そうやって議論する、議題に取り上げること自体が、少子化を進行させるという

皮肉な状況に陥っているのでは?

社会学者赤川学氏も、「少子化を議題にすること自体が少子化を進行させる」として、2つの理由を挙げている。

1.将来期待効果

2.あまのじゃく効果

1.は、「あと数年子供産むのを遅らせれば、より子育て支援が充実する、と期待できる、だから後送りした方が有利」と打算する心理

2.は、「お偉いさんが子供産め産め、と連呼しているが、素直に従うのは癪だ、お偉いさんを困らせてやれ」という心理

「親に勉強しろ、と言われたら、逆に反発したくなる思春期の心理に似ている」と赤川氏は解説している。

自分も「1.」「2.」の効果も多少あると思うが、むしろ

「3.逆アナウンスメント効果

の方が、子作りの足を引っ張ってしまうと思っている。

テレビ新聞も役所も政党

子育てにこんなにお金が掛かるから子供が増えない、だから手当増額が必要だ」

母親はこれだけ精神負担を抱えているか子供が増えない、

 だから母親への精神ケア必要だ、父親や社会サポート必要だ」と連呼している。

テレビ新聞も役所も政党も、

「だから」以降の「少子化の解決策の提示」が目的連呼していて、

「だから」以前の「子育てにカネが掛かる」「母親精神負担が大変」というのは、

後段の少子化解消目的のために、言及しているに過ぎない。

しかし、「だから手当が必要だ」「だからサポート必要だ」という部分を主張するために、

前半の「いか子育てにカネが掛かるか」「いか母親負担が膨大か」の部分も、

大幅に膨らまして報じる必要がある。

その結果、「まだ子供作ってない、これから子供を作ろうかどうか、考え中」という層へ、

前半部分の「いか子育てが大変な作業なのか」という部分だけが独り歩きして伝わってしまい、

彼らの子作りマインドを冷やしてしまう、そういう副作用を産んでいるような気がする。

少子化対策叫びたいがために、子育ての大変さをアナウンスメントせざるを得なくなり、

それが子作り予備軍のマインドを冷やしてしまう、そういうパラドックス日本社会は陥っているのでは?

 
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