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2023-05-14

https://mainichi.jp/articles/20230513/k00/00m/040/221000c

アイヌ伝承の地に大規模太陽光発電計画 北海道釧路保全策なく

北海道白糠町釧路音別町(旧音別町)の境界にある馬主来沼(パシクルトウ)西側民有地で、大規模な太陽光発電計画が持ち上がっていることが、関係者への取材で明らかになった。一帯はアイヌ民族伝統生活空間イオル」とされ、民族伝承も残されており、近隣に暮らすアイヌ団体幹部から懸念の声が上がっている。

 明らかになった計画は、馬主来沼の湖畔の西側に当たる釧路音別町の5ヘクタール強の原野国道38号南側海岸沿いに位置する。

 不動産登記簿などによると、2021年8月東京都港区会社(A社)が、紋別市会社から条件付きで買い取るとの所有権移転登記をした。条件は「本件土地状態が発電事業を行うのに適切であると、買い主が判断したこととあるさらに今年3月、売買により、関係があるとみられる港区の別の会社(B社)に所有権が移された。

 資源エネルギー庁再生可能エネルギー事業計画認定情報によると、この土地ではB社の名義で、発電出力1999キロワット太陽光発電が22年3月認定されていた。

 法人登記簿によると、A、B両社はともに「太陽電池及び関連部材に関する卸・販売輸出入業務」などを目的設立された。社員欄には、海外太陽光発電会社関係者とみられる名前がある。土地購入手続きなどに携わったという日本人女性毎日新聞取材計画が進んでいることを認め、「計画見直しは難しいと思います」と答えた。

 紋別市会社社長(78)は国道を挟んで北側原野(約66・7ヘクタール)と山林(約330ヘクタール)も所有しており、「山林は東京都中央区会社太陽光発電計画し、原野も別の複数業者が発電用地を確保しようとしている」と明かした。

 不動産登記簿によると、山林は22年11月、「売買代金完済」を条件に、東京都中央区会社所有権移転の仮登記が行われていた。紋別市会社社長は「近くに送電線があり、計画太陽光発電と聞いている」と明かした。さら西側丘陵地では、別の会社が設置した二つの太陽光発電が稼働しており、一帯は適地とみられる。

 白糠町馬主来沼の東半分を囲うような形で町有地284ヘクタールを「馬主自然公園」として保全に努める。対照的に、西半分にあたる釧路音別町側は保全の手は打っておらず、計画が進めば、沼の西にかけての多くがソーラーパネルで覆われる可能性がある。

 白糠アイヌ協会の天内重樹会長(38)は「寄り鯨が集落飢餓から救った伝承のある土地で、アイヌ民族にとってはかけがえのない生活空間。守りたいのはやまやまだが、どうすればよいのか」と話す。

 道東では釧路湿原国立公園の南側周縁部の原野でも、大規模な太陽光発電計画が水面下で進み、予定地には絶滅危険視されるキタサンショウウオも生息することから自然保護団体などから懸念の声が上がっている。【本間浩昭】


馬主来沼(パシクルトウ)

 白糠町釧路音別町にまたがる周囲約4キロ海跡湖で、ヘラジカの角のような複雑な形が特徴。平均水深1・7メートルと浅く、冬には結氷する。縄文海進が約6000年前に終わり、海退の過程砂丘海水をせき止めて形成された。国指定特別天然記念物タンチョウの飛来地で、環境省選定の「日本生物多様性保全重要湿地」の一つ。北海道の「すぐれた自然地域」にも指定されている。


「造ってほしくない」戸惑うアイヌ民族

 フンペ(アイヌ語で「鯨」)が漂着したことをパシクル(カラス)が教え、集落コタン)が飢えから救われたとの言い伝えが残る道東馬主来沼(パシクルトウ)。その西側釧路音別町で、大規模な太陽光発電計画が進んでいた。伝統生活空間イオル」の一角侵食されかねない事態に、アイヌ民族は戸惑いを隠せない。

 「寄り鯨」の伝承裏付けるような出来事だった。昨年11月26日。沼から東に約3キロ離れた和天別川の河口近くに1頭のミンククジラが打ち上がった。死後かなり経過し、「海岸には腐臭が漂っていた」と白糠アイヌ協会の天内重樹会長(38)は語る。「数年前のフンペ祭りの前日にも打ち上がった」という。一帯は、海が急に深くなっている海底地形や海流などの影響で、古くから鯨が漂着しがちな海岸線らしい。

 この地に大規模な太陽光発電計画されていると天内さんが聞いたのは1年ほど前。いったんは計画が立ち消えになったと聞いて「ほっとしていた」が、半年ほど前から再び業者が動き始めたと知らされ、「できれば造ってほしくない」と危機感を募らせる。

 白糠町は、沼の東側を囲む形で約284ヘクタールを「馬主自然公園」として保全する。昨年には太平洋を見渡す高台に、国のアイヌ政策推進交付金を得て、鯨の恵みに感謝する古式舞踊「フンペリムセ」(鯨踊り)発祥の地として、展望台やモニュメント広場駐車場などを整備した。毎

9月の第1日曜日には、寄り鯨の恵みに感謝を捧げる「フンペリムセ」が奉納される。

 一方、沼の西半分を占める旧音別町側は1968年音別町自然公園条例を制定、沼周辺を町立自然公園指定し、国道38号沿いに駐車場説明板、周辺展望台を兼ねた休憩舎などを整備したが、面積は0・78ヘクタールにとどまっていた。

 音別町2005年釧路市との合併で、白糠町を間に挟む「飛び地」に。条例新市に引き継がれず、自然公園でもなくなった。「馬主来沼の存在重要視されなくなった」と言う住民もいた。

 音別町史にはこうある。「夕日が西山に沈む頃。白糠町側の高台に立って当町方向を眺めるとき、パシクル沼の水面に映る夕映え風景は、まさに一幅の名画を見る感がある」。釧路市は15年に選定した「音別八景」の一つに「パシクル湖畔の夕日」を選んだ。


 沼周辺は、アイヌ暮らし必要動植物の入手に欠かせない伝統生活空間イオル」とも位置づけられている。類いまれ景勝地とされる一帯の景観が「メガソーラーの海」に変わる可能性がある。【本間浩昭】

2020-06-22

差別は吸い殻を排水口に捨てるのに似ている

悪いことだとは頭のどこかで考えていながらも、そんな些細な罪悪感よりも自分のその瞬間のメリットを優先する。

捨てたタバコが世の中にどれだけ影響を及ぼすかまでは想像力が働いていない。

から、誰も見てなければいいやと平然とタバコ排水口に捨てる。

例え注意されたところで、無視をするか反論して相手を黙らせようとする。

もしくはそのときはおとなしく聞いたふりをしておきつつ、行動を改めることはない。

注意する側にとっても、それが原因で揉め事になることを考えると声をかけることに躊躇してしまう。

悪いことだとはわかっていても、実際にどれくらいの被害が出るのかをイメージすることが難しいために目先のデメリットを考えると行動に移せなくなる。

それだけリスクを負ってまで目先の一人を注意したところで残念ながら排水溝へのポイ捨てはなくならない。

そう考えて、人々は注意をすることをやめてしまうのだ。

もしこれが大量に行われたなら、自然保護団体が実害をまとめて抗議を始めることだろう。

そうなれば今まで注意することに躊躇していた人たちも後ろ盾がつくことで行動に移しやすくなる。

その結果、一時的には排水溝へのポイ捨ては減るが、そうした熱が冷めていくと同時に後ろ盾存在感が弱くなることで注意が表立って行われなくなってしまうようになる。

SNSはそうした小さな悪行に対しても、動画拡散することで即席の後ろ盾を作ることができる。

そうしてポイ捨てを行った人間攻撃が行われるが、しかしこれはある意味では喫煙者に対してのレッテル貼りという差別的な行動とも取れてしまう。

差別糾弾するとき暴力必要がない。

なぜなら、目的排水溝へのポイ捨てをなくすことなのだから

しかし、いつの間にかポイ捨てを行う人間断罪することに人々の目的は変わってしまうのだ。

そうなってしまえばそれはもう被害者を放置した暴力しかなくなってしまう。

しかし、世界にはそうした事例が後を絶たない。

排水溝への吸い殻のポイ捨てはなくすことはできないのだろうか。

一つは喫煙者意識を変えていくことが有効と信じられている。

そうして啓蒙活動が行われてきたが、それらが実を結んだという話を聞いたことはない。

ポイ捨てをし辛い状況をつくってみてはどうか。

排水口に注意書きやイラスト、中には網を付けるなどの対策も見られる。

しかポイ捨てする人間には効果がない。悪いことだとわかって捨てているのだから

あなたはこの問題に、現実的解決できる方法を見い出すことができるだろうか。

ただし、注意してほしいのは、喫煙者にとっても喫煙する権利があるということを忘れてはならないということだ。

自分必要がないからと言って喫煙者を一人残らずなくすということは、民族浄化以外の何物でもない。

それが許されるなら、次に恐れるべきはあなたの大切な趣味が奪われる未来だ。

もしこの問題解決簡単だと思う人は、その考え方がどこか一方的正義の上に成り立っていないかをよく考えてほしい。

それこそが差別意識根本であり、差別問題解決が難しいとされる一番の理由なのだから

残念ながら、人類は未だにこんな原始的問題すら解決できていないのが現実である

そして残念ながら、人種差別問題解決できた人はいままで一人もいない。

日本差別がないと言われるのは、人種問題解決たからではなく、人種追放してそこにある差別に蓋をして目を背けているからにほかならない。

タバコポイ捨てすらなくすことができない野蛮な人種日本なのだということを努々忘れてはならない。

2020-01-09

agricola 萌えオタ時空ではWWFあたりの自然保護団体女性ヌードキャンペーンを張ってて、フェミ献血ポスターの宇崎ちゃん批判するのにこちらを批判しないのはダブスタということになるらしい。病院行け。

ダブスタ以外の何物でもないじゃんこれ!

2019-10-06

自然保護についての一つの見解

WWFをはじめとする自然保護団体が、野生の生物採取、売買しないように注意喚起しており、

多くの市民啓蒙されている現状だが、それに対する天野尚氏(ADA創始者 2015年没)の見解が以下。

ADAは自社のギャラリー雑誌等のメディアで数多くの水草レイアウト水槽を発表しているが、

天野氏はワイルドものに強いこだわりがあり、ネオンテトラブラックネオンテトラ、小型バルブのような、

ほぼ安価ブリードものしか市場に出ないような魚種についても、わざわざワイルドものを使っていた。

アクアジャーナルNo.104より

 

―――熱帯魚を飼う楽しみの一つに繁殖というものがありますが、

天野さんは繁殖に対してどのような考えをお持ちですか?

 

天野 私も以前、ディスカス繁殖をやっていたのですが、そうするとホルマリンなどの薬を水槽に入れるので、

なにか不自然な感じになるんですよ。しばらくして魚が全滅してしまって、やめてしまいました。

手を加え過ぎて、本来の野生の魅力が失われてしまったんですね。

まれてくる個体が野生の個体と同じであればいいのですが、人工的に繁殖した魚は体色もどんどん

悪くなっているじゃないですか。繁殖はいけないということではなく、熱帯魚の楽しみとして殖やすというのも

非常に大切なことで、水槽で種を継続させるのも重要ことなんだけれど、それだけを続けていると

野生本来の魅力が消えてしま可能性もある。

 

また、野生の魚を捕るのは自然破壊につながるからダメだという考え方もありますが、

野生の魚を捕らないと現地人は食べていけないんですよ。

皆さん、これを頭に入れてもらいたいのですが、魚を採取することが絶対に悪いことじゃないんです。

彼らは野生の魚を採取し、それで得た収入生活しているんです。魚を捕らないと、彼らはジャングルを焼いて

作物をつくらなければならない。ジャングルが焼かれたら、今度は川が汚染されて魚が生きていけなくなるんです。

本当にジャングルを守ろうと思ったら、ただ魚を獲るなとか、植物を獲るなとか、人間を入れるなとか言うだけじゃ駄目なんです。

一番いい方法は、現地人が最低限の量の魚を採取して高い値段で売ることですよ。

また、ジャングル自然のもの観光資源として、観光客お金を落とさせるようにすることで、

現地人がジャングルを守っていくような考え方を植え付けていかなければならない。

から私は、人工的に魚を繁殖させて値段を下落させることは、あまりいいことではないと思っています

アマゾンの森では、樹木や低地のシダ類によって多くの雨水が保持され、その雨水腐葉土に浸透して濾過され、

さらに土中の多くの栄養素を含んだ黒色や茶色湧き水となる。それが微生物養分となり、多くの生物栄養源となる。

森林伐採して農場牧場を作ることは、その土地の水環境根本から破壊することにつながってしまう。

2018-01-19

自分は何年もウナギ食べるの我慢してたのに、みんなウナギ食べるのをやめてくれなかった」とか嘆いている奴、意味不明

ツイッターの片隅で、口先で「私は食べません」アピールしたところで、どんな社会的影響力があると思ったのか。

心ある市民草の根運動で、乱獲が止められると本気で思っていたのか。

テレビ報道はいつ見ても一貫していた。ウナギが少なくなっているのは中国のせい、黒潮のせい、異常気象のせい、たまたま遅れているだけ。いずれは完全養殖でなんとかなる。消費を控えるなんてとんでもない。さあ、土用の丑の日にはウナギを食べよう!

だってスーパーに行けば売ってるし、店でも食べられるし、絶滅なんて嘘でしょ大袈裟に騒いでいるだけで。

絶滅しそうなものが売られているなんて、常識的に考えてありえない。だからウナギは食べてもいい。

誰かが買わなきゃ廃棄されるだけ、勿体ない。買わないなんてありえない。食べ物大事にしないと。

店の人も商売だしね。誰も悪いことしてないのに、どうして非難されなきゃいけないの。』

そういう空気を変えるために、ツイッターでちょろっと「私はウナギ食べません」アピールたからって何になるんだよ。

国が動かなきゃどうしようもねーんだって、それこそ何年も言われつづけてきただろ。

でも、国を相手要求するってことは避けてきたんだろ。世論に訴えるような積極的言論活動すらしてこなかっただろ。

資源保護大事だけど、自然保護団体みたいなことはやりたくない、活動家思想家には見られたくなかったんだろ。

権利団体権力とぶつからずにこの問題解決できたわけねーだろ。

自分生活がある無垢一般市民だし、そういうことは賢い人たちがなんとかしてくれるべきって姿勢

「私は食べない」しか主張してこなかった奴が被害者ぶって他人の消費行動を責めてるの、気分悪い。

2016-09-08

おジャ魔魚ブラックバス ドッカ~ン!

北海道確認されていなかった外来魚のブラックバス

昨年7月、道南部の大沼国定公園湖沼で見つかった問題で、

道は今年5月、爆発による駆除検討している。

水産庁によると、外来対策火薬を用いるのは初めて。

 

計画では、周辺に影響が出ないよう事前に爆発試験を行って

火薬の量や設置場所を調節、在来魚は引き網で捕獲して

大きな水槽避難させる。ダイナマイトを取り付けた竹ざおを、

約5ヘクタール湖沼の底に約30本差し込み、爆発の衝撃で

ブラックバス駆除する。

 

道によると、在来魚への影響を心配する漁業関係者駆除要望

検討したところ「水草が生い茂っているため、爆発が最も効果的」

という結論に達した。地元住民自然保護団体説明したが、

特に反対はないという。

 

国民待望のアイヌボム炸裂!ああん、5月が待ち遠しい~~!!

 

http://caramel.2ch.net/test/read.cgi/wild/1015131452/

2016-07-09

私の近くにいた陰謀論

 高校時代同窓に、陰謀論者の男の子がいた。

 系統としてはユダヤ資本が何百人会議世界金融しかしてその正体は敵か味方か爬虫類人というアレである


 はためには勤勉で真面目な少年だった。 

 体育会系でこそなかったものの外向的な性格で、友達も多かった。

 まれに「世界真実を教えてやる!」と友人を集めて9.11に隠された陰謀だとかホロコースト真実だとかを流布しようとすることを除けば、おおむね普通高校生だったと思う。


 彼は性別の別け隔てなく友達づきあいするタイプではあったが、私はあまり深く関わらなかった。

 今思えば後学のために彼の主張をすみずみまで拝聴しておくべきだったかな、と悔やまないでもないが、私は私で当時恋に勉強に何かと忙しい女子高生だったのだ。


 今はもうあの頃の制服は着られない……。


 しかし遠巻きに見ていてさえ、彼がなぜ陰謀論にハマっているのかわかる気がした。

 彼は生真面目な人間だったのだ。

 無遅刻無欠席だとか、進級に関係ない夏休み課題計画的にうっちゃったりせず全部やるとか、その程度の生真面目さではない。

 なにもかもキッパリパッキリしていなくては気がすまない人間だった。

 正義感も強かった。義心に溢れていた。

 自発的に近所の自然保護団体?(教育機関的な役割も兼ねているようだったが実態はよくわからない)に属しているようで、そのグループ活動でも少年部のリーダー的な役割を担っていた。そのことを知ったのは彼がEM菌普及活動講演会スピーカーの一人として登壇したからだ。

 クラスで、いや、学年でもあん人間は彼だけだっただろう。

 見た目は「いい人」だった。

 いや、事実「いい人」だったんだろう。

 クラス内の評価も「おおむね良い奴」だった。彼の口走る政治ネタは影では冷笑的に受け取られていたが、彼の眼前でバカするのはなんとなく憚れられる空気があった。

 哀れみでも、恐れでもなく、ただ「こいつは良い人」だからという遠慮があったんだと思う。


 彼は日頃から自分日本という国を良くしたいと公言していた。

 キャリア官僚として官庁就職し、ゆくゆくは中央政治に関わっていきたい。

 そう言っていた。

 まるで甲子園を目指す高校球児のような爽やかさだった。


 彼は学年一の秀才というわけでもなかったが、もちまえの生真面目と努力を惜しまない姿勢評価され、

 推薦でそれなりに優秀とされる大学へ進んだ。

 その後、彼がいかなる道程を歩んだかは知らない。

 私はフェイスブックをやってないし、彼の下の名前も忘れてしまったので、ググろうにもググれない。同窓会成人式ときに一度開かれたっきりだ。

 この前ふと気になって、高校大学と私と同学でその後某省でキャリア官僚になった友人に「あの子、どうなったんだろうね。もしかして、同期で入省したりしてない?」とたずねたが「いやあ、聞いてないなあ」とどうでもよさそうな返事をされただけだった。「もしかして、あの子のこと好きだったとか?」

 いや、そういうのじゃないけど、と私は言って、それでもうこの話題打ち切りになった。


 



 高校卒業式が近づいたある日のこと、帰り際に彼に呼び止められた。

 みょうに緊張した面持ちで私の経験則から言って、十中八九告白前触れだった。

 予感は当たり、彼は私に想いをぶつけてきた。付き合ってくださいと。大学は違うけど、遠距離になるけど、その、なんというか。

 私は最敬礼で「ごめんなさい」と言った。

 彼はしばしショックを受けて硬直したのち、こう問うてきた。

「え……なんで?」

 ここで、「なんで?」と訊くようなやつだからだ、と言ってやってもよかったのだが、その日たまたま私は虫の居所が悪かった。ので、ウソをついた。


 うち、爬虫類飼ってるからヒョウモントカゲモドキ


 なぜ、ヒョウモントカゲモドキという馴染みのないワードがあそこで出たのかはわからない。

 前日にNHKかなにかの動物番組たまたま出てきてそのキュートビジュアルが脳と網膜にやきついていたためだったろうか。にしても、その瞬間までにはまったく忘れていたのに。ヒョウモントカゲモドキ


 今では、私の部屋で私の帰りを唯一待ってくれるのもヒョウモントカゲモドキエクレア通称エーちゃん)。

 なぜなら、彼女もまた特別存在からです。

 こんなかわいい爬虫類になら征服されてもいいと思う。

2011-10-29

削除された「熊森活動備忘録」を拾ってみた

日本熊森協会ツキノワグマヒグマ保護活動に対して、その手法精神性の両面について問題が大きいことは各所で指摘されている。

取り上げられることが多いのは、「ドングリ運び」「ドンプレ」と称される「お腹をすかせたクマに食べ物を届ける」活動である

2010年秋、協会は大々的に全国からドングリを募集し、一部をヘリコプター山中に運ぶという活動を行った。

(通常のドングリ運びを含む)本件については、野生動物研究者によって問題点が指摘されているほか、ブログtwitter上等で是非について議論が続いている。

2011年4月、「協会の元スタッフ(既に除名措置を受けているとのこと)」である男性が、「熊森活動備忘録」と題するブログを開設し、協会内部の問題点について指摘を始めた。

ブログは削除済みである

著者John Smith氏(氏はブログ内で本名を公開している)は、ブログ最初の記事でこう記している。

私は、2008年から2010年まで足かけ3年間、「実践自然保護団体 日本熊森協会」(以下「熊森」と呼ぶ)にてボランティアをした経験を持つ。このブログ目的は、一言で言えば「糾弾」と「懺悔である。足かけ3年の経験において、私が見聞きし、感じたことを記し置き、熊森という団体の実態を明らかにすることがその手段である。「これから熊森に入会しようかな」とか「ボランティアをしようかな」と考えている人や、一般の熊森会員が、このブログを読んで熊森という団体についてご一考いただければ幸いである。


ブログ上では、氏が熊森協会会長および幹部の数名を実名糾弾し、会員数のごまかし、協会運営上の不審な点、不透明な金銭、自らが受けた理不尽な扱い、クマや森の保全活動と銘打った活動の問題点等を指摘している。

しかし、5月中旬ブログは削除され、一度別のブログサービス移転するものの、再度削除された。

John Smith氏はこの件に対し、twitter上で「熊森協会からブログ運営に、プライバシー侵害および名誉折損を理由とする削除申し立てがあった」こと、また「John Smith氏自身の所属組織に対し、協会から電話による嫌がらせがあった」ことを明かした。


この「熊森活動備忘録」が削除されたことで、ブログ内で指摘された協会の様々な問題点についての信憑性が逆に高まることになったのは言うまでもない。

該当ブログは二件とも削除済みであるが、WEB上で読めるものを拾ってみたので、以下にリンクを示す。

はじめに-熊森活動備忘録(4/9日の記事、ウェブ魚拓

雑記帳3 ドングリ運び、電話攻撃に思うこと-熊森活動備忘録(4/21の記事、ウェブ魚拓

熊森活動備忘録(4/18から5/19までの記事のテキストデータrssリーダ


John Smith氏の意思である、”「これから熊森に入会しようかな」とか「ボランティアをしようかな」と考えている人や、一般の熊森会員が、このブログを読んで熊森という団体についてご一考いただ”く参考になればと思う。

2011-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20110322001423

とりあえず思いつく代替案。

2011-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20110321223614

リスクとリターンは比例するんだよね。

どこかのツリーで誰かも書いていたけど、それぞれの発電方法の具体的な数値でメリットデメリットがないと何とも言えないよ。

原子力反対するとそのほかのやり方で発電するんだろうけど、

それが可能なのか?新たに発生するデメリットメリットで補えるのか?

原子力以外の方法だと原子力に比べて何倍も発電施設がいりそうだし、火力にしろ、水力にしろ自然保護団体は反対しそうだ。

風力や太陽光は発電効率悪そうだし、ペイするのはいつ?とか。

もうメリット/デメリットの資料ないなら、こんな議論しても不毛では?

2010-05-07

普天間基地の移設先に、日本最大の無人島島大島がいいんじゃないか?

日本普天間基地の移設先に良さそうな場所はあるかどうかを探していて、デカい無人島いいんじゃないかと思ったからそれで調べてみたら、渡島大島がGoogle検索にひっかかったよ。

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%B8%A1%E5%B3%B6%E5%A4%A7%E5%B3%B6&oldid=28614040

かなりデカい島だけど、無人島らしい。ここなら移転先に良さそう。

但し、島には活発な活動を続ける活火山が三つあり、そしてなんとかって鳥の最北端の生息地だとかで天然記念物に指定されている為、原則として一般人の立ち入りには文化庁の許可が必要とのこと。

それをごり押しして基地を移設すれば、自然保護団体から反発を招きそうだが、住民がいない広大な土地日本にはここぐらいだろう。

あと、海兵隊も生活しなきゃならないだろうけど、政府として島にファミリーマート島大島店を新たに開店すればなんとか生活していけると思う。コンビニがあればなんとかなるはず。

たとえ活火山が噴火したとしても、それもまた演習の一環としてなんとかすればいいだろう。

なんとかすればいいだろう。

 
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