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はてなキーワード: 耐震診断とは

2024-01-27

anond:20240127192824

志賀町能登中核工業団地などに代表されるように、

石川県県内あちこちで進めてきた企業誘致北陸新幹線建設など、

産業観光振興への投資をしてきた。

一方、災害リスク軽減に向けた計画づくりは産業振興にブレーキをかけることになるからペンディングにしてきた。

今思えば07年後の耐震診断くらいはしないといけなかったな。

防災投資を暗黙の裡に手控えなければ進められないという平時政治メカニズムが、

この国の災害脆弱性を増大させている一面はありそうだ。

この平時復興期の政治の動きは表裏一体。復興期の動きのなかでは、二つの政治的な動き方がありうる。

ひとつは、地域経済産業災害前の同じ状況に迅速に戻そうという動き。

観光地であれば、訪問する外の人々に災害を早く忘れてもらったほうがいいし、

曲突徙薪の故事でいえば政治家が災害後の復旧でヒーローになる手っ取り早い発想だ。食べて応援!みたいな流れもそれに近い。

2004年インド洋津波被災したリゾートアイランドでは、

ビーチ沿いのせまっくるしい土産ストリートで人があふれ逃げ遅れたという教訓があるにもかかわらず、

復興過程はいち早く観光産業再生し、政治家は避難施設への誘導標識をつけたり訓練をしたりすることすら嫌がり、防災対策としてはあまり何もしなかった。

結果、全く同じショッピングストリートが出来上がった。そして同じ規模の津波がきたらきっと同じことが繰り返される。

もうひとつの動き方は、災害で失われた生命財産に対するバックラッシュ

東日本大震災復興過程では、生命安全をなにがなんでも守るという災対法の理念を忠実に実現しようとした。

平時では合意形成が難しく、とても実現できないことを復興期にやれるのは強味ではある。

浸水地域ではもう人は住むな、といって一世帯あたり3000万くらいかけて高台をつくり、巨額の復興予算海岸は大量のコンクリート防潮堤建設した。

しかし迅速な復興を目指したあまり復興計画への住民合意形成拙速になった。

結論を急いだ結果、家を失い生計を失って自分自身生き方を迷っていた多くの地域の人たちが結果的地域を出ていき、地域に残りたいというのは

そこで人生を終えたい高齢者だけになった。以前にも増して限界集落となって投資したコンクリートを誰も住まない地域に残した、という教訓がある。

山本一郎復興のあり方に懸念した文章みたけど、それってこのあたりの課題に重なる。

ただ、じゃあ徹底的にB/Cで思考しろって話でもない。

行政が介入した瞬間から参与観察になって地域に影響を与えることを覚悟しないといけなくて、費用便益を事前に計画客観化できるというのはうそだ。

復興過程での政治行政主導が住民レジリエンスを阻害して、結果的投資釣り合わない結果になったかもしれないという部分を考察しないといけない。



どちらか一方しか選べないのだとしたら、前者のほうがマシだと最近思うようになった。

ハード的には不十分な復興というぐらいがちょうどいいんじゃないかと。

2023-03-28

anond:20230328231216

自分のケースで言えば、気になった物件コンクリートの中性化進行度検査の結果とか耐震診断の結果とか修繕計画資金の見通しや配管に対する管理組合の考え方とか全部チェックしたで。

2022-03-13

新築戸建ては「8割が欠陥住宅

ttps://diamond.jp/articles/-/298736

珍しくちょっと内容がひどいので突っ込みを入れてみる。8割が欠陥だというが本当にそうなのか。

ページ2で速攻がっかりたからそこを中心にしておく。

接合部金物不足について、もう少し補足すると、接合部金物は壁を強くすることで発生する柱への負担増加を補うために設置する。

柱への負担は壁の強さに比例するから筋交いがある柱に金物をつけましょうってのが基本的に間違っていないんだけど、本当に

金物がないのかというとちょっと疑問だったりする。建物の隅ではない柱につけるのならカメラから死角になるプレート金物

https://www.monotaro.com/g/00360487/ この辺当たりがついている可能性が高い。果たしてきちんと目視しているのだろうか。

こんなの中間検査の段階じゃなきゃわからない。

それで代わりについた金物が https://www.monotaro.com/g/00212952/ 性能はだいたい同じくらい、10キロニュートン用の

適切なコーナー金物と思われるので、検査した人はきっと一級建築士の方か日本建築防災協会耐震診断の講習を受けた方なのかな。

問題は下の耐力壁の下りそもそも耐力壁を4スパンも設置したら、その家の反対の方角も同等の耐力壁を設置しないとダメだ。

しかも、都心の戸建てとのことでさらにローコスト住宅の作りであることを加味するとそこまで広いわけでもない。そうなると4枚も耐力壁

設置したら建物バランスが一気に崩れてしまう。反対側に窓が必要な居室があれば採光不足に陥るレベル

こうなるとこの壁、仕上げのためのレベル調整用につけられた合板で耐力壁としての本体はその下なんじゃないかと思う。耐力壁として

性能を持たせたら今度は建物バランス悪化により、建物ねじれ変形を起こしてしまう。

耐力壁設置マニュアル大事なんだけど、全体的な設計意図を考えてから指導しないと大変なことになる。たぶんわかりやすい例として

写真を載せたのかなと思う。

そもそも熊本地震下りからしてちょっと?が出る内容で困る。

例えば2016年に発生した熊本地震では、最新の耐震基準で建てられた7棟が倒壊するという衝撃的なニュースが報じられた。実はこのうち3棟は「接合部仕様が不十分」であり、最新の建築基準法にのっとっていなかった可能性があることが明らかとなっている。

接合部仕様じゃない、耐力壁仕様だよ。 引き戸の引き係部に筋交いを入れるエクストリーム設計をやっていたからだよ。職人のせいというより設計者のせい。

耐力壁に対する理解が少なかったせい。困ったことに決して珍しくない。東日本大震災あたりで一気に理解が広まったんだから

熊本に乗り込んで実際に調査した某先生調査報告書とか読めばわかる話だよ。

結論 たぶん、検査している人はきっとまともなんだ。だけど記事ダメなんだ。 そんな話。

2019-05-11

anond:20190511172840

耐震診断して安全だったらいいんでないの

ブロック塀=悪ってわけでもないような

2016-04-22

最初地震から一週間が過ぎ、物資が行き渡ってきた今になって「怒り」と「焦り」がひっきりなしに胸の内を去来している。

仕事場の片づけをしながら、いつでも外に飛び出せるようにとつけっぱなしにしていたラジオを一旦止めた。

当事者とそうでない人との温度差や、言葉の選び方など、普段なら気にも留めないような小さな違和感が胸中で何倍にも膨れ上がり、マイナス感情に振り回されてしまう。

自宅から職場までの道のりでは、あちこちで復旧工事が始まっていた。

うちも早くそのための一歩を踏み出したい。

でも管理してる不動産屋がまだ再開のめどが立たず、仕方なく家主に電話したらまったく無理解な、他人事なことを言われて非常に不快気持ちにさせられた。

うちは自宅も職場も、耐震診断および修復は当面後回し。

仕方ないんだけど。仕方ないんだけどさ。

全壊とか半壊とかのおうちが先なのは当たり前だよ。

それはわかってるんだよ。

でも、だからってうちみたいなケースがノーダメージみたいな言い方するのはやめてくれないか?

窓が開かなくなって、壁もひび割れだらけなんだよ。

こんなところに当分お客なんて入れられんよ。

自営業なんだから仕事が再開できないと路頭に迷うんだよ。

とにかく一日でも早く仕事を始めたいんだよ。

生活かかってるんだよ。

から一日でも早く耐震診断してほしいんだよ。

専門家に「大丈夫です」って言ってほしいんだよ。

でないと安心なんてできないんだよ。

お願い。

「たいしたことなくてよかったね」

って言わないで。

うちらにとっては、これすごくたいしたことなんだよ。

打ちのめされてるんだよ。これでも。

「前向きに」

「がんばろう」

とか、もう言わないで。

これ以上、何をどう頑張ればいいの?

2016-04-20

今回の地震経験したもっともいやなこと

余震も収まってきたしそろそろ動き出さなければ、ということで、事務所テナント耐震診断をしてもらうために不動産屋に電話をかけてみたがまだつながらなかった。HPを見たら営業再開のめどが立てられないとのこと。人や車の往来が多い立地で築年数も結構経っている建物なので、地方議員をしているという家主に直接連絡を取ることにした。

連絡先の控えが取り出せる状態ではなかったのでFBで探し出し、メッセンジャーで連絡をした。

丸一日経ってもメッセージは開封されず、今はいろいろな連絡が殺到しているだろうし、かつFB上で友達ではないので受信箱仕分けがされていてそもそも気づいていないかもしれない、とも思い、自宅の電話番号が公開されていたので、申し訳ないとは思ったがそちらに電話をかけた。

不動産屋が営業再開のめどが立たないとのことで、申し訳ないとは思ったがやむを得ずこちらに連絡した。

もっと緊急度が高いところが一段落してからでもちろんいいので、順番を待っている」

ということをていねいに伝えたはずなのだが、それに対して返ってきた的外れな返答が、本当に不快だった。

「あの建物は丈夫に作っているので、すぐに倒壊する危険はないとわたしは思いますよ」

→おまえの私見を聞いているのではない。今後のために専門家に見てほしいということを言っている。

「いいですか、優先順位というものがあるんですよ。おわかりですか?」

最初に言ったでしょ。この状況を経験してわからないとでも思ってんの?

「いいですか、その状態は、今回の揺れで出たものです」

→??だから電話してるんだけど???

「窓が開かなくなったと言いますが、開いたまま閉まらないよりはずっといいでしょう」

→窓が開かないこと自体に困っているのではなく、建物に歪みが発生したのでそれを調べてくれとさっきから言っている。

いちいち言い返すのもめんどくさいし不毛だし、だいたい頭が回らなくて言葉が出てこなくて、終わるまで黙って聞いていようと思ったが、窓のくだりでもう耐えられなくなって話をさえぎり

確認ですが、借主から家主への、調査をしてくださいという依頼のお電話です」

「ですから診断はしますけどね」

はい、その依頼のお電話です、順番が来てからでいいですからね。診断をお願いします」

という調子で、なんとか「診断する」という言葉を引き出せたので、そこで電話を切った。

一晩明けた今も腹立たしい気持ちが消えない。

なにしろ議員さんのところにはいろいろ頭おかし電話もかかってくるのかもしれないし職業柄どうしても会話の調子説教臭くなるのかもしれないが、それにしても、現状認識レベルの低さというか頭の悪さというか、はなから「何もわかっちゃいない」という調子一方的に誰でもわかってることをあたか自分けがわかってるかのような調子でとうとうと語り続けるそいつの語り口に、ああこんな馬鹿議員をやっているうちの地方ってもうダメやん、という暗澹とした気持ちになったし、被災者がお互いに共有している「大変なのはみな同じ、お互いに譲り合って、協力しあって乗り切ろう」という気概ものすごい傷をつけられたような気持ちになった。

だいたいメッセンジャー使うときそいつFB見たけど

駐車場に入りきれないほどの車が避難所に集まっている」

避難所ゴミが散乱していて嘆かわしい」

といった、東京から来たテレビの連中並のことしか書かれてなくて、当事者意識がまるで感じられない。

しかしたら、見えないところでいろいろ駆け回ってるのかもしれないけどさ。

それならあんな言い方にならないはずなんだよね。

頭が回らなくて言い返すこともできなかったというのがますます腹立たしい。

こっちはいまだに毎晩車中泊なんだよ。自宅も損壊してんだよ。そっちもいつ見てもらえるかわかんない状況なんだよ。

風呂入るのに、移動時間と待ち時間と合わせて4時間かかんだよ。

旦那なんて給水車でもらった水で体拭いてるんだよ。

その中でなんとか必死生活取り戻そうと頑張ってんだよ。

足りないものは分け合って、励ましあってやってんだよ。

小馬鹿にしたような調子でとうとうと語りやがって。

馬鹿にするな。

どんだけ毎日頑張ってると思ってんだ。どんだけ我慢してると思ってんだ。

何もわかっちゃいないのはお前のほうだよ。

絶対さない。お前のこと、絶対さなからな。

2013-01-31

日本建築防災協会のWEE2012

一般財団法人日本建築防災協会が発売している2012年改訂版 木造住宅耐震診断と補強方法 「一般診断法による診断プログラム(Wee2012 ver.1.0.0)」という耐震診断ソフトインストールしたところ、IEを利用中に「WEE2012.EXE」の実行するか頻繁に求められるようになった・・。

↓このソフト

一般財団法人 日本建築防災協会

 
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