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2024-01-15

世界遺産シルクロード展に行き、疲れた

福岡アジア美術館世界遺産シルクロード展に行ってきた

月曜日だったので人も少なく、わりとゆったり見れた

入口にドーンと今回の展示の関係者として池田大作言葉が飾ってあった

最初は意外に思ったが、長年シルクロード文化には興味を持っていたみたいなことが書いてあり、シルクロード仏教伝来の道でもあるし、仏教由来の宗教家としては関係性が深いものなのかと納得した

また最近亡くなった宗教家コネマネーのおかげの展示なのかと思うと複雑な気持ちになったが、シルクロード神秘から新興宗教までと幅広い展示なんだなと思うことにした

展示の一歩目から金持ちの好事家のおっさんコレクションを見に来たみたいな気持ちにもなり興がそがれたが、もともと古来の名品なんて好事家のおっさんの蔵リレーみたいなところありそうだし、そんなもんなんだろう

展示内容としてはもともとのシルクロード地域的な広さ、飾られた品の制作年代の広さ、関係する文化圏の多さも相まって、出土品や名品を見ながらなんとなくの歴史を追うだけでも大分理解が難しく、これ予習してから来るべきだったなと反省した

ただ、紀元前2世紀から唐代(8世紀くらい)までのシルクロード(6500kmくらいあるらしい。日本国土は3500kmだそう)関連品なので、もうこれより広いカテゴリの展示ってあるのかなとも思った

序盤で頭がついていかなくなったので、キラキラデザインを楽しむ方向で見ることにした

老齢の御夫婦トルコ石で飾られた金の器を見て「見てみ、金ぴかやー」と言っていて、みんなそんなレベルなのかもしれんとなんか安心した

デザインとして気になったものとしては後漢時代の『車馬儀仗隊』

青銅製の杖持った人と馬と荷車のフィギュアセットみたいな感じ

三列くらいに並んでいて、一番後ろの二頭の馬が荷車を引いていたんだけど、明らかに左右で荷車のクオリティが違っていた

向かって左の荷車は板も薄く、引き縄も細く、板同士の溶接部分も最低限で繊細に作られているのに対し、右の荷車は板も太いし、縄も太く反り方も少なく、溶接部もぼってりと盛られていた

そっか設計図とかきっちりしたものがあるわけでもないし、一個ずつがハンドメイドからよく見たら大分見た目が変わるんだなと思った

ただ左の荷車はその細い設計のせいか、荷車の後ろの板部分と馬のしっぽ辺りを釣り糸で結び強度アップしており、大量生産をするなら右の荷車を元に設計図を起こす方がいいのだろう

あとは『妙法蓮華経化城喩品 断簡』の文字が細いところと太いところのギャップが激しく、全体的に平体みたいにつぶれていて、あんまり見ない感じの書体だなと思った

こういう古書由来のフォントってあるのだろうかと思いつつ、漢字だけだし、日本だとあんまりフォントに起こしても使えねえなと思って見ていた

なんか最後日中友好の証として送られてきたらしいラクダはく製が二頭飾られていて、本当に何を見に来たのかわからん気持ちになった

わりと情報量につかれた後、川端通商店街を歩き、櫛田神社に行った

お参りをした後、振り返るといつの間にか拝殿への列に中国人韓国人らしき観光客20人くらい並んでいた

もう頭が疲れていて、アジア―!くらいしか思わんかった

2023-12-06

anond:20231206121310

弥生時代日本島は罪人の遠島の地だった。

護送船だけが、船や青銅器などの武器を持っていた。

 

当時、鋳造技術や鋸は、為政者秘密の道具だった。

船による脱走防止のため、流刑者には技術存在は隠されていた。

鋳造技術は、紀元前2世紀自然発生的に発明されたが、それでも鋸を作るには至らなかった

から弥生時代遺跡からは、鋸は絶対に出てこない・・・

  

時が下って、弥生島の軍閥は、剣と、八咫鏡(集光器)、勾玉(毒)を持つ一族天皇にした

2021-12-17

ユダヤ教徒クリスマスハヌカをお祝いしアンドーナッツを食べる

12/25は元々は冬至お祭りでした。

イエスキリスト別にクリスマスに産まれたわけではないのですが、当時のお祭りを乗っ取るような形でそのような設定になりました。

名称は異なるものの、少なくとも二千年以上前からクリスマス】は祝われていたわけです。

ユダヤ教のおまつりは【ハヌカ】といいます紀元前2世紀から伝統です。

燭台蝋燭を灯し、ラトケス(ジャガイモパンケーキ)やスフニアジャムりあんドーナッツ)を食べます

クリスマスプレゼントをどうするかは家庭によるようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ハヌカ


キリスト教圏においてユダヤ人迫害されてきたのは事実ですし、「クリスマス」と呼ぶのを嫌がるひとはいるだろうとは思いますが、

クリスマス中華料理を食べる」は初耳です。中華料理って・・・そうとう最近の話ですよね?そんな家庭があったとしてもずいぶんローカルな話ではないかなと思うのですが。

とりあえず、「ユダヤ教 クリスマス」でググってみてください。たくさん記事が出てくるから

ちなみに意識の高い人は「メリークリスマス」とは言わないで「ハッピーホリデイズ」と言ったりします。どの宗教でも祝日には変わりないので。

追記

一応ググったところ、「ユダヤ人クリスマス中華料理を食べる」というのは北米における有名なステレオタイプで、映画物語の中によくそのようなシーンが登場するそうです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Jewish_American_Chinese_restaurant_patronage

Wikipedia記事中に、一応事実根拠があるとしてhuffpost の記事引用されていますが、

古事記にもそう書いてある」(タルムードにも書いてある)

ラビ達が数世紀にわたり論争を続けたが・・・」というノリで完全にニンジャスレイヤー論法なのですが(これジョーク記事じゃないの?)。あと論文があるそうですが私は読んでないです。

https://www.huffpost.com/entry/the-jewish-christmas-trad_b_6272972

とにかく、「ユダヤ人クリスマス中華料理を食べる」はアメリカにおける有名なステレオタイプのようですね。(ユダヤ人がどう思っているかは知らない)

2015-09-20

にんげんだもの」とヒューマニズム

欧米古典を読んでいると、ギリシャローマ時代偉人格言引用に頻繁に出会う。

先日読んでいた本で引用されていたのが、

"et nihil humanum"

という言葉で、紀元前2世紀ローマのテレンティウスが書いた喜劇の冒頭の一節だそうだ。

「エット・ニヒル・フムマム……人間的なことはどんなことでも自分とは無縁ではない」

という意味だという。


まり、酒を呑むことも恋をすることも、他人を羨ましく思うことも誰かを助けてやりたいと思うことも、

すべてひっくるめて人間行為であり、それは自分とは無縁のことだとは思ってはならないという、

人間性への信頼感、諦観意味している。

この言葉は、ヒューマニズム人間主義モットーとして欧米でよく知られているという。


それを知って思い出したのが、相田みつをのあの詩である


「つまづいたって

 いいじゃ

 ないか

 にんげんだ

 もの


相田みつをのこの言葉も、近年よく日本人引用するようになった。

日本人にはギリシャローマ古典は身近ではない。

そこに、一時期もてはやされた相田みつをのこの詩が日本流ヒューマニズムモットーとして

利用されるようになった機縁がある。

西洋から移植されたヒューマニズム日本人の中に根付き、そこに相田みつを言葉がピッタリとはまるようになったのだろう。


欧米人をうらやましいと思うのは、そんなときだ。

彼等の根っこには、ギリシャローマという、合理主義的で民主主義的な、今の時代を覆う思想の花開いた文明がある。


から、今の時代に二千年前の格言がそのまま使える。

彼等の文明は、古代文明の延長上にある。

から深みがあり、強い。


それに対して、日本人、いや、韓国人中国人ベトナム人も、王による独裁的な支配を当然とする思想

二千年間信奉してきたために、近代までの思想に、現代思想に利用できるものが少ない。

よって深みがなく皮相的だ。


相田みつをの詩がたびたび引用される日本の現状には、ヒューマニズム歴史に欠けた東洋文明貧困が現れている。

 
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