はてなキーワード: 母原病とは
レオ・カナーが自閉症を報告したのは1943年。それから67年が経過した。そう考えてみると生涯を通じて研究された自閉症者というのはまだ1~2世代くらいしかいないのではないか。
そういや意外に誤解されているんだけれど、「自閉症は母原病」というのは「偏見」の類ではなく、自閉症が発見された当初は精神科医もそう考えていたという「時代遅れの学説」なんですね。
上野千鶴子が「自閉症はマザコンが原因」と言って問題になったという話がある。上野千鶴子の世代なら自閉症は母子関係に起因する精神障害であると習っていてもおかしくない。
時期的に言うと、上野千鶴子は、日本で「自閉症は先天性のもの」ということを普及させるキャンペーンが行われた際に著名人として生贄にさせられたと言える。
ちなみにローナ・ウィングがアスペルガー症候群を紹介したのは1981年。僕が生まれる2年前のことである。酒鬼薔薇聖斗が生まれたのは1982年。そう考えてみると僕は生涯に亘ってアスペとして研究されうる第一の世代に属するのではないか。(ただし僕自身は診断がないので研究対象とはなっていない)
こんなところに書いてもしょうがないんだが、他に書くとこもない。
(あったら教えてください。ツイッターで関係者に質問したほうが有益かもしれないけど怖くてできない。)
最近、でもないけど、アタッチメント理論とか愛着理論とか呼ばれているやつ。
物凄く乱暴にいうと「生まれてから数年の母子関係がしっかりしていないと、依存性の高い人間か、他人と関わりたくないっていう人間になっちゃうよー。アルコール依存症とかもこれと関係しているんだよー」という話。
これって昔フェミニストに批判された、「三歳児神話」とか「母原病」とかの再来じゃね?
もし、「子供は母親自身がしっかり育てないといけません」ということが、科学的根拠をもってはっきり証明されたら、フェミニストたちはどうするんだろう?