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はてなキーワード: 武雄市図書館とは

2021-01-16

anond:20210116222715

田舎は、いいのか.....?

【「GoToEat食事券」が、武雄市役所でお買い求めいただけるようになりました】

ご予約・当日申込記入なしでご購入いただけます。店内での食事だけでなく、対象飲食店テイクアウトにも利用できます私たちの力で、あなたの大好きなお店を支えていきましょう。

販売期間:1月18日(月)~2月28日まで(土・日・祝日除く)

販売時間:9:00~17:00

販売場所武雄市役所1階 正面玄関西側 総合案内

※お一人さま何度でもご購入できます

使用期限:令和3年6月30日まで

〇問合せ先

 武雄市地域雇用創造協議会 23-9237

武雄市内の他販売場所

武雄市観光協会 武雄温泉物産館内(9:00~17:00)

ゆめタウン武雄1階サービスカウンター(10:00〜17:00)

蔦屋書店 武雄市図書館 返却カウンター(9:00〜21:00)

〇利用可能店舗

 佐賀県go toイート「SAGAおいし〜と食事券」

 https://gotoeat-saga.jp/

2019-04-21

スタバってお洒落ですか?

都内だと珍しくないですが、地方だとスタバは珍しいそうです。

 

ツタヤ図書館と呼ばれるところもあるらしく、スタバが併設されていて、それを目当てにわざわざ車で来るとか。

 

詳しく調べてみると、

 武雄市図書館

 

 海老名市中央図書館

 

 多賀城市図書館

 

 高梁市図書館

 

 周南市徳山駅図書館

 

 延岡駅複合施設「エンクロス

 

どこも聞いたことのない自治体ですが、どれだけ田舎なんでしょう?

 

スタバに行くための交通手段が車という時点で田舎なのはわかりますが。

2019-02-15

anond:20190215134417

クオリティを上げるには金がいる。その良い例が武雄市図書館で、その結果は出てるよね。スタバ併設のブックオフで調べ物には使えない

2015-10-05

小牧市図書館の整備(ツタヤ図書館)に関する経緯

色々と多すぎるんですが、分かる範囲で。

尚、ソースは全て市のホームページから。(市HP及び市議会記録)

例えば http://www.city.komaki.aichi.jp/shogaigakushu/library/010859.html

あとは http://komaki.gijiroku.com/voices/g08v_search.asp

最近話題は多すぎるんで省略した。誰か補足して欲しい。

平成18年

小牧市図書館意向調査(「図書館に関するアンケート調査報告書」)

平成20年3月

「新小牧市図書館建設基本構想」を策定

平成21年3月

「新小牧市図書館基本計画」を策定

平成21年4月

平成23年2月



平成25年

平成25年4月武雄市図書館改装オープン(現状の形式

平成26年~


平成27年2月

2015-08-13

週刊朝日8月21日号の記事を知った樋渡啓祐武雄市長の反応

本文も強がり満載ですが、ともかくはFacebook (魚拓 : https://archive.is/1glsC ) でのコメント欄

樋渡啓祐しかし、この牧野記者さん。会ったことも無い人なのに、僕の携帯に、夜中電話掛けてくるし、時間が無いと言っているのに、しつこく、メールやら電話やら、鬱になりそうでした。朝日新聞社記者人権意識を疑います発行部数が激減してるのも分かるわ。

このコメントを読んで思い出すのは3年前のとあるブログ魚拓 : http://archive.is/2iuO )で書かれていたこと。

武雄市役所職員が自殺した事件は、まだ記憶に新しい。
彼の携帯には、休日深夜問わず、樋渡啓介武雄市から
着信が鳴り響いた。
武雄市長は、アイディアが浮かぶと、時間お構いなしに
彼を叩き起こし、呼び出し、用事を言いつけた。
周りの人間は、彼が律儀に市長の言いつけに従うのを心配した。
彼は、度々周りの人間に、武雄市を良くしたいと夢を語っていた。
市長となら、それができると。
彼にはやる気があった。
市長電話で、眠れない日が続いた。
ずっと、ずっと続いた。
彼は、自殺した。

残された彼の携帯には、武雄市から着信履歴
ずらりと並んでいた。

彼の葬式に、樋渡啓介武雄市長は、
「がばいばあちゃん」のTシャツ姿でやってきた。

「がばいばあちゃん」の宣伝をして帰って行った。

潰せるなら恫喝行為で相手を黙らせる彼も、さすがに情報が広がりすぎると開き直るしかないらしい。ちなみに聞いた限りでは、武雄市図書館蔦屋書店に今週発売の週刊朝日は置いていないようだ。まだ入荷していないだけかもしれないのだけどね。

2015-08-10

http://anond.hatelabo.jp/20150810115701

武雄市図書館Excel に関する蔵書の一覧は確認しまたか

古いもので、1998年発行から2014年発行のものまで多種多様な本が揃っているんですよ。

本のタイトルに釣られて、Excel2003/2002/2000対応 は古いものだと思いがちですが、

仕事に使えるExcelの便利ワザ のいくつかは最新のExcel でも通用しますし、

地方田舎では、サポートの切れたXP更新されることなく現役で活躍してることも多々あるんです。

2015-08-09

沸騰!武雄市図書館

とても楽しめました。

特にラストシーン前市長自らが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった。

2015-02-22

高所得者図書館利用を有料化せよ。知力の再配分にもなる。

日常的に図書館を利用する人は、市民全体の2割だけで、8割の市民は普段図書館を利用しない、というデータがあるらしい。

 私見だが、(ホームレスを除いた)図書館利用者は、「年収」「資産」「学歴」が市民平均より上回ってる気がする。

 より向学心が強い人、情報取得リテラシーが高い人が、図書館を利用。

 一方で、「年収が低くて、本来なら(年収が高い人よりも)一層図書館を利用して自身価値を高めないといけない者」が、

 「図書館活用法を知らない」(図書館リテラシーが低い)が為に、図書館活用せずに、価値が低いママだったりする

書籍を購入する資力がある人間は、同時に「図書館活用リテラシー」も高いから図書館の充実に伴って、「書籍購入を減らす」

 図書館の蔵書充実で、トクしている人は、年収高い人の方なんじゃないか?

 そしてそれが同時に既存書店作家を壊滅させている。

図書館利用は、本人の年収反比例させていいんじゃないかな?

 年収500万円未満なら「一切無料」、

 年収500~1000万円なら「年間登録料が1万円、個々の貸し出しは無料」、

 年収1000万円超は「年間登録料が1万円、個々の貸し出しも1冊当たり100円徴収」な感じ

図書館法は「図書館の利用は無料」の大原則を謳ってるが、

 「知力の再配分」「著作者への正当な対価」な観点からしたら、「低所得者図書館利用は無料高所得者図書館利用は有料」とすることで、

 知識再配分が機能するような制度設計すべきなんじゃないか?

★こんな制度導入したら、千代田区港区図書館が圧倒的に有利で、夕張市図書館が不利になる。

 なので、図書館版の地方交付税で再調整を行う前提

低所得者に『図書館の習慣』、ひいては『読書の習慣』をつけさせるために、

 『今なら図書館会員証を作ったら、もれなく●●をプレゼント』みたいな『景品で釣る』邪道方策も、認めていいと思う。

 あと、図書館本難易度可視化して『やさしい』『ふつう』『むずかしい』と3段階に分ければ、図書館初心者は『やさしい』本からとっかかれるようになる。

 武雄市図書館のccc民営化で、こういう『図書館リテラシーの低い人を、いかに呼び込むか?』なアイデアを、どんどん発して欲しいのだが

2013-12-09

武雄青陵中の武雄市図書館への対応異議あり

武雄市長物語 http://hiwa1118.exblog.jp/20081898/

確認の結果、武雄青陵中の生徒指導部名のお触れでペーパーにもなっていますが、全時間帯で、飲食コーナーは、保護者同伴じゃなきゃ利用はできないとのこと。それじゃ、スーパーなどの商業施設保護者同伴になるのね。

はい、その通りです。(併設型中高一貫教育校)



あわせて、市立の小中学校を所管する武雄市教育委員会にも確認しましたが、市立の小中学校では、「武雄市図書館商業施設から立ち寄り禁止」なんて指導はしていない。というか、もともと学校では(どんな施設でも)まっすぐ帰宅するようにしてるんですね。だから、青陵中も「道草無しに帰るように」という指導をするのだったら、分かる。

武雄青陵中学校は県立なので関係ありません。武雄市教育委員会??なにそれ美味しいの?



既に生徒が誤解しているように、「武雄市図書館商業施設から立ち入り禁止」

誤解ではありません。



僕は自由を一方的に抑圧することは一番嫌いです。青陵中学校にはもちろん武雄市の子どもたちもたくさん通ってるわけで、こんな学校側の対応子どもたちの図書館へのアクセスの機会を奪われる、あるいは抑止と思われるのは残念です。

尾崎豊のファンなのは分かりましたが、校則はご存知ですか? 居住地関係ないでしょw



私はあくまでも武雄市長ですし、県立の中学校に対して何か言える権限はありません。

炎上商法はやめてもらえませんか。

2013-09-01

地方自治体個人情報を任せられるのか

武雄市図書館が貸し出しカードにTカードを利用し、ポイントを付与する――。この件の発表以降、書籍図書館の団体や、セキュリティ専門家から厳しい指摘が数多く寄せられている。

図書館で本を借りると、Tポイントと引き換えに利用履歴がCCCに蓄積されるなんてけしからん」……その気持ちが私には理解できない。

武雄市の樋渡市長は「貸出情報個人情報には当たらないというのは僕の持論」と説明しているし、図書館読書事実、利用事実秘密を守ることを定めている、図書館の自由に関する宣言も「一般社会には何ら法規性はない」とブログ等で述べている。

武雄市個人情報CCCに渡している」とは、いわれなき批判だ。本件は「個人情報に関する理解が社会根付いていない」という現実を明らかにした。

武雄市CCC提供しているデータは、Tカード番号、図書館の利用年月日、時刻、ポイント数だ。これらは個人を特定できる情報ではない。

武雄市図書館ではTカード番号を図書館カード番号としても利用しているが、Tカード番号は武雄市図書館及びCCCの外には出ないから、図書館利用者の特定はできない。

自分が関わったデータ」に過敏な人たち



ここまで対策をしても、市民に「自分データを売られたようで気持ち悪い」と思わせてしまった。これはもう理屈ではなく感情であり、武雄市CCCとして予想外の反応だろう。その部分で、いわれなき批判を受けた武雄市CCCは気の毒であるしかし、消費者の心理を見誤った結果とも言える。

個人情報保護法の制定後も情報漏えい事件があったので、消費者のなかには「自分が関わるデータ」に過敏な人々が多い。個人情報ではないデータであっても「自分が関わったデータ」を勝手に使われたくないのだ。

7月9日の発表によると、武雄市図書館歴史資料館の3ヶ月間の来館者数が一昨年の1年間分にあたる26万人を突破したという。

併設されているスターバックス書店CD/DVDレンタルへの来店者を含めての延べ26万人だから、本来の図書館の利用者数はもっと少ない。

そもそも武雄市人口は約50000人と、古いExcelでも扱える規模の人数である

また、周囲は顔見知りばかりで、プライバシーなどそもそも存在しない。

図書館の利用事実はおろか、今日スーパーでの買い物や、子供の成績まで、瞬時に情報を入手できるのである

そんな環境でわざわざビッグデータ活用して個人を特定する理由が見つからない。

地方自治体安心して個人情報を任せられるか



武雄市図書館CCCTポイント騒動は、ビッグデータビジネスとする企業も注目したことだろう。一方で「個人情報管理に自信があるから同じ轍は踏まない」と考えた自治体もあったはずだ。

個人が関わるデータを集積したビッグデータを扱う企業が、個人情報に過敏な人々に理解を求める方法はある。その企業個人情報について正しい見識を持ち、安心してデータを渡せる存在になることだ。その具体的な取り組みのひとつとして、「プライバシーマークPマーク)」がある。

Tポイントを運営するCCCはすでにプライバシーマークを取得している。

自治体Pマーク取得はゼロ



しかし、JIPDECが公開している「プライバシーマーク付与事業者一覧」の中に、武雄市どころか地方自治体ひとつもない。

それもそのはず、武雄市自治体であるため、プライバシーマーク認証対象ではないのである

仮に武雄市プライバシーマークを取得すれば、日本初のプライバシーマーク取得自治体としてアピールできるが、それもむずかしそうだ。

だが、どんなお墨付きがついたところで、実態が伴っていなければ、結局はただのマークである

そこで、市民の信頼を確固たるものにするために、武雄市には、武雄市図書館の給水機の水でモンドセレクション特別金賞受賞を目指してほしい。

ペットボトルにつめた水道水で、モンドセレクションを受賞している自治体は数多くある。

しかし、図書館の給水機から飲める水でのモンドセレクション受賞はまだないため、武雄市図書館は、再び自治体初としてアピールでき、もてはやされることであろう。

武雄市には、引き続き他の自治体ロールモデルとなってもらいたい。

2013-08-24

なぜ武雄市図書館はすごいのか - 見えてるものをちゃんと見よう

武雄市図書館について、慶應大学総合政策学部教授上山信一氏が非常に興味深い考察記事を公開されている。

なぜ武雄市図書館はすごいのか――ツタヤスタバとのコラボ(下)

http://www.actiblog.com/ueyama/304221

樋渡市長図書館職員、運営受託者のCCC(カルチュアコンビニエンスクラブ)へのインタビュー取材で得たことをもとに、武雄市図書館がなぜすごいのかが分析されている。

しかし、上山信一氏は、見えないものを見ようとするあまり武雄市図書館の本当のすごさが伝えきれていないと感じた。

僭越ではあるが、見えていることをもとに上山信一氏の記事を補足し、この武雄市図書館プロジェクトの意義を考えたい。

CCCと共同で投資



最初プロジェクトの内容を確認したい。これは武雄市CCCとの共同事業である

武雄市は、リニューアルを機に、入り口のすぐ横にあった蘭学館と称する歴史資料館のスペースと、同じく入り口近くにあった子供向け読み聞かせコーナー及び子供トイレ授乳室のスペースを、CCCの営業スペースとして貸し出した。

CCCは、歴史資料館だったスペースにはレンタルDVD店を、子供読み聞かせコーナーだったスペースにはカフェ(スターバックスコーヒー)を開設した。

歴史資料館は会議室転用したスペースに、子供読み聞かせスペースは館内の最も奥に設置し、子供トイレ及び授乳室は入り口すぐの1箇所に集約された。

CCC武雄市に営業スペースの賃料を年間600万円(月額50万円)支払うことになるが、同時に図書館指定管理者となることで、向こう5年間の間、年間1.1億円(月920万円)を受け取ることができる。


リニューアルに際しては、市は4.5億円を、CCCは約3億円を投資した。

市の投資額4.5億円には、一般財源から1億7500万円、合併特例債から2億7500万円があてられている。

合併特例債の70%にあたる2億円は国から交付される仕組みのため、武雄市の実質負担額は4.5億円のうち2.5億円で、残りの2億円は国が負担する形となっている。

CCC投資額は約3億円とされているが、武雄市から「新図書館空間創出業務委託料」として約1.3億を受け取っているほか、営業エリア商品仕入れ代金などの流動資産を含まれるとされているため、実質的投資額は抑えられている。

図書館スタッフは市の職員が3人、CCCが16人(館長1名、司書15人)である。直営時代司書は引き続きCCC契約社員として継続雇用し、書店部分の選書POP作成などの業務も兼務している。

このように、武雄市CCCが手を取り、両者の費用負担を軽減するためのモデルを共創しているといえよう。

官民提携の成果



成果は顕著だ。蔵書数は19万冊と変わらないが、高さ3m以上の高層本棚を利用して全面開架としたことで、すべての本をただ遠目に眺めることはできるようになった。

もちろん、手の届かない所にある本も司書に依頼すれば5分~15分ほどで取り出してもらえる。

公共図書館予算の制約から雑誌の品揃えに苦労しているが、ここではCCC店頭にある雑誌の最新号が自由に読める。もちろん欲しくなったら買って帰れる。雑誌バックナンバーは蔵書しないが、必要な際には他の図書館より相互貸借を受ければよい。

開館時間は4時間も伸びて午前9時から午後9時までとなった。閉館日がなくなり、年中無休となった。午後6時に閉店するDVDレンタル店は論外であるが、仕事帰りにレンタルDVDを利用する層を考えると、午後9時の閉店でも早すぎる。他のCCC店舗同様に、深夜0時までの延長が期待される。

カフェは、楽しい、人と会い、語れるという雰囲気をかもし出し、若者子連れ母親達が集まるようになった。

コーヒーを飲みながら、ワイワイガヤガヤと語らっていても、館内に流れる大きめのBGMで打ち消すことで、気にならないよう工夫されている。

また、公共図書館に良く見られる、持ち込み学習をしている学生も全く見当たらない。それもそのはず、学生は2階に設けられた学習室を利用している。これは図書館が定めたものではなく、地元学校が自主的に定めたというルールにより実現されている。学習はいささか手狭ではあるが、1階のカフェコーヒーを購入すればカフェ席を利用することもでき問題ないであろう。

結果的に、これまでも決して少なくはなかった入館者数は今年のリニューアル後、激増している。

これまで、スターバックス佐賀県には4店舗しかなく、しかも2店舗高速道路サービスエリア内のため容易にアクセスできなかった。

武雄市図書館におけるスターバックス集客力は高いと言わざるを得ないであろう。

財政面では、市はCCCに年間1.1億円の委託料を払うが、これは従来よりも年間1億円の経費削減となると見込んでいる。

武雄市は、現在武雄市図書館相当の運営を直営でおこなった場合、年間2億円を超える費用がかかると試算。これをCCCは年間1.1億円で行うことができることから、少なくとも、年間1億円の「経費削減効果」が見込めると見積ったのである

市長は、毎年1億円の「経費削減効果」があるのだから、4.5億円の初期投資を行っても、5年間の指定管理期間中に取り戻せると説明。それを武雄市議会承認したわけである

しかしこれは、あくまでも、構想時点の見積である

武雄市図書館が開館した今、改めて雇用者数や書店部分を含めた蔵書数、レンタルDVDなどの品揃え、武雄市宣伝効果等などの経済波及効果考慮すると、私の見立てでは直営で運営した場合費用は、年間2億どころか、年間60億はくだらないであろう。

これをCCCは年間1.1億円で実現しているのだから武雄市は年間59億円の「経費削減効果」を得ることができ、5年間では約300億円の「経費削減効果」となる。

武雄市長は就任時400億円あった借金を7年で90億削減した。

今回のCCCへの指定管理で生まれた「経費削減効果」300億円を借金返済に当てることにより、残り5年で武雄市借金ゼロにできるであろう。武雄市議会承認するはずだ。

イノベーション本質



表面的な効果は以上のとおりだが、本件は官民連携の先駆事例の意義を秘めている。

第1に社会教育施設としての本来の使命を果たしている点である

本離れ、特に若者のそれはどこでも大きな問題だ。それは図書館にとっても課題だし、書店にとっては死活問題だ。本件はそれに対して図書館書店書店カフェさら書店レンタルDVDを組み合わせることで対処した。

全てを同じ場所にまとめ、多様な選択肢を用意する。そのことで市民の興味と関心を喚起し、集客成功した。

書店カフェレンタルDVDで客を呼び寄せ、図書館の入館者数としてカウントしたことがすごい。

こうすれば図書館の入館者数を飛躍的に増やすことができ、社会教育施設としての図書館の使命を果たせていると示すことができる。

ここまで踏み込んだ意義はきわめて大きい。

第2に利便性の飛躍的な向上である

もとはごくごく普通図書館だった。多くの公立館と同様に、書籍数は限られ、来訪者も限られ、開館時間も短い。それでいて運営費はかさんでいた。また広い面積を事務スペースが占めていた。

リニューアルでは、スペースを営利部分の顧客のために最大活用することにした。顧客ニーズ真剣に突き詰めた結果、カフェの併設やレンタルDVD店と書店の併設という"ワンストップサービス"化のアイディアに至った。

顧客志向の発想は開架の本の並べ方を従来の10進法の図書館分類(哲学などが入り口に来る)から営利部分利用者利便性を考えた順番に配列する工夫にもつながった。(市長の著書が入り口近所に平積みされるなど)。

第3に生産性改善財政効果である

営利事業との並存は、スペースの生産性向上だけでなく、来館者数の拡大、賃料収入をもたらした。また、指定管理者市役所から収入だけでなく営利収入も使ってサービスの充実が図れる。最低限の運営費用は指定管理料として支払われるため、営利収入利益率は高い。店も併設しているから、普通の指定管理だとありえない数のスタッフしか図書館部分には確保されていない。

第4に武雄市を有名にした。

文化教育を重視し、改革に挑んでいるという姿勢が全国に伝わり、武雄市の知名度とイメージ向上に寄与した。

武雄市長は率先して武雄市図書館をアピールした。

マスコミ積極的露出する一方で、ソーシャルメディアを通じて寄せられた感想意見は「ゴミのような意見」「君はゴキブリ以下」と一蹴するなど、武雄市イメージ形成には今や欠かせない存在である

また、実名意見を寄せた人物に対し、職場上司国会議員を通じて圧力をかけたり、勤務先の企業名連呼し不買を公言したりするなど、ソーシャルメディア特性を十二分に活かした、武雄市の知名度向上策を実践している。

全国へのインパクト



今の時代インターネットの普及で図書館はもちろん、紙の書籍存在意義すら問われている。

また、CCC運営する店舗は全国に約1500店舗あり、スターバックスも約1000店舗ある。

今やTSUTAYAスターバックスも、ほとんどの人が簡単にアクセスできる時代である

レンタルインターネットで頼めば自宅のポストに届き、淹れたてのコーヒーコンビニ店頭で買うことができる時代になった。

ファミマの隣にファミマができる時代である。今後はレンタルDVD店も淘汰されていくから企業も新たな業態を見つける必要があるだろう。

そういう時代であるにも関わらず、武雄市図書館は、書店レンタル店とカフェを併設し、それらの利用者図書館利用者としてカウントした。

武雄の例は全国の公立図書館にショックを与えている。

武雄市図書館は数多くの問題点が指摘されている。

だが、武雄市武雄市図書館擁護する人々は、図書館法や司書制度既得権益で、既得権益者が「いかがなものか」と批判していると言う。

しかし、指定管理制度を含めた民間活用全体に関する否定的意見は、武雄市図書館に関しては見当たらない。

批判の多くは、議会を含めた武雄市政が行った決定プロセスや、指定管理者であるCCCに固有のものである

特にインターネットでやりとりされる、単純な感想や素朴な疑問に対する、武雄市長を含めた武雄市の過剰なまでの反応と、その対応のまずさが、批判の声をより大きくしていることは否定出来ない。

既得権益者が騒いでいるという武雄市や識者の批判はあたらない。

武雄市の事例に刺激を受けて、全国の公立図書館の見直しが始まることを願う。

2013-05-30

武雄市図書館問題について

武雄市図書館問題に関する議論は、図書館と公共に関する問題点だけを集中的に取り扱うべきなのだ

市長の人となりなど議論に値しない。話が発散してしまう。

なのに一部の人間が、ほいほいと樋渡市長を話題にしてしまう。マスコミもそうだ。

そこはこらえて、どうか切り捨てて、きちんとした議論の積み重ねを行って欲しい。

 
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