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2021-06-14

立原透耶「拡散希望」の問題点拡散希望

ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%8E%9F%E9%80%8F%E8%80%B6

立原 透耶(たちはら とうや、1969年2月8日[1][2] - )は、日本小説家翻訳家中国語)、北星学園大学文学部准教授中国文学)[3][4][5]。2000年までは立原とうや名義を使用していた。本名山本範子[6]。

大阪府まれ[2]。奈良県で育つ[2]。父の山本稔は数学者大阪大学教授を務めた[7][8][9]。

1991年、『夢売りのたまご』でコバルト読者大賞を受賞する[2][4]。翌年コバルト文庫からデビューファンタジーホラー怪談などを執筆日本SF作家クラブ会員。王晋康など中国SF翻訳も行う。

いま話題中国SF『三体』の日本語版監修でも知られている。

立原透耶『拡散希望』|北海道ミステリークロスマッチ|note

北海道ミステリークロスマッチという企画の内の一作らしい。

ネタバレ前提で語るので、できればリンク先の作品を読んでから進んでもらいたい。短編なのですぐ読めるだろう。



























猫かと思ったら人間で、人間かと思ったら猫(又)だった、というミステリとしてのオチ部分は別にいい(正直この叙述トリックもそんなに上手くハマってない気はするが)

俺が気になったのはこの小説で、犯罪加害者家族イジメ被害者でたぶん軽度の知的障害もある引きこもり動画配信者の独身男性による女児誘拐監禁レイプ殺人が描かれていることだ。

犯罪加害者家族イジメ被害者でたぶん軽度の知的障害もある引きこもり動画配信者の独身男性による女児誘拐監禁レイプ殺人を描いて何か悪いのか?ただの小説だしヒョーゲンのジユーだろ!?という声もあるかもしれない。もっともな意見だ。

しかに、犯罪加害者家族イジメ被害者でたぶん軽度の知的障害もある引きこもり動画配信者の独身男性による女児誘拐監禁レイプ殺人なんてものは、これまで小説でも漫画でも映画でも腐るほど描かれてきた。現実でも実際にこのまんまな事件存在するかどうかは知らないが世間一般感覚では、犯罪加害者家族イジメ被害者知的障害引きこもり動画配信者や独身男性犯罪を犯して当然の存在であり、フィクション内で描かれる彼らの女児誘拐監禁レイプ殺人も、何の違和感もないごく自然イベントの一つでしかないのだろう。

からもし作者が、大衆感覚迎合するようなスカッと露悪エンタメとしてこの作品犯罪加害者家族イジメ被害者でたぶん軽度の知的障害もある引きこもり動画配信者の独身男性による女児誘拐監禁レイプ殺人を書いたつもりなのであれば、それはまあそういう需要もあるよねと納得はできる。売文稼業も大変ですねと労ってあげたいぐらいだ。

しかし、作者である立原透耶氏のTwitterを見てみると、過去にはこんな発言をしていることが分かった。

ttps://twitter.com/ttouya/status/987722368012316672?s=19

テレビに出ている人が、ご自身セクハラ被害など様々な不快な事を不快だと宣言された。しかしその方の発言により多くの方々が不快であると表明されている件についてはどう思われるのだろうか?間違った知識を広めたり、差別助長する発言をされたりとか。被害意識はわかった。次は加害意識をぜひに

ttps://twitter.com/ttouya/status/988930817454784512?s=19

以前、わたしと同年代独身女性が亡くなったとき彼女を悼んだある女性が、あの人はちゃん彼氏もいた、いわゆる結婚できない女ではなかった、まともな、素晴らしい女性だった、と言った。一瞬、悼む気持ちが吹っ飛んで目が点になった。判断基準が謎すぎる。

ttps://twitter.com/ttouya/status/988931421300375552?s=19

自称フェミニスト女性が、わたしに対して、何かあるたびに、結婚してない人にはわからないわ!子供を産み育ててないあなたには理解できないわ!あなたはしょせんその程度の経験値なのよ!と仰る。独身なら独身の、子供がいないなら子供がいない、そういう経験値を積んでいる。互いに尊重すべきでは?

ttps://twitter.com/ttouya/status/988932416608780288?s=19

わたし年代独身子供なしだと、そりゃうもう罵詈雑言浴びせられまくっているわけで。若い頃は独身から手頃に遊べる相手とみなされたセクハラが多く、一定年齢越えると、結婚できない哀れな人、問題のある人扱い。いやまあ変わり者だけどね、実際。でも言っていいこと悪いことはありますよ。

ttps://twitter.com/ttouya/status/988967869395316738?s=19

あー良くありますよね。独身男性にはゲイだろ!発言。側で聞いても不愉快です。その発言の中に何重もの差別が含まれていることに、なぜ気づかないのか。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1004857467312922624?s=19

亡くなった父は昭和7年まれで、子供の時に戦争体験して、周辺に死が当たり前のように蔓延していたのをいつも語ってくれた。だから戦争反対で言論思想の自由を唱え、教育の大切さを常に主張、あらゆる差別に対しても猛然と憤っていた。さら禁煙権も主張していた。つくづく新しかったと思う。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1004857961670250496?s=19

うっかり差別的な発言をしようものならこっぴどく叱られ、お前が言われる立場になったらどう思うんだ?と考えさせられた。専業主婦の母に給料を手渡す時には必ず、君が家庭をしっかり守ってくれているから稼げた、半分は君の稼ぎだ、と伝えていた。当時は本当に珍しいひとだった

ttps://twitter.com/ttouya/status/1045864270565539840?s=19

生きてたら87歳になる父は、わたしが幼い時から、娘さんをください、とか売れ残り、という言葉テレビなんかで聞くたびに激怒して、俺の娘はモノじゃない!俺の妻もモノじゃない!女性はモノじゃない!こんなこと言う奴がもし来ても絶対結婚認めないぞ!と吠えていましたが、父よ安心したまえ。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1045864786842374144?s=19

娘、ずっと独り身だからw

折に触れて思い返すけれども、亡き父は本当に差別とか大嫌いだったし、人はその人個人判断せよ、という一本筋の通った人はでした。頑固な面もあったけれど、思想的にはとても柔軟で進歩的わたし大学院生の時に急死してしまったのが、本当に悔しい。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1048772034803560449?s=19

家庭内女性差別がという書き込みをよく見るんですが、我が家は父と弟がたこ焼きやらすき焼き担当し、さらに蟹とか面倒な食べ物はぜんぶ身を取り出す役目で、母が一番に、そのあとで姉とわたしがもしゃもしゃ食べていた。なので、一人暮らし始めたら、結構確率で何もできないことに気がついた

ttps://twitter.com/ttouya/status/1048776023209197568?s=19

ちなみに生きてたら、今年87歳ですよ、うちの父。差別が嫌いであらゆる差別に敏感だった。私たち子供の何気ない一言にも、それは差別意識がある!傲慢だ!と叱ってくれた。こういう大人になりたかったけれど、わたし自身はかなり抜けてるので、頭がいい人にはなれず、器用な人にもなれず。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1099938651717300224?s=19

https://t.co/Ffge9Zecm9

『ヒョンナムオッパへ』読了作品として楽しめたのは後半二作でサスペンスSFもっとも激しい衝撃を受けたのは「更年」で、女性差別を実感しながらも男の子母親として女の子差別する、娘がいるのに!その娘にはこれからの苦難を思って涙するという激しい矛盾

ttps://twitter.com/ttouya/status/1099939185115320321?s=19

韓国社会における根深女性差別実態が正面からぶつかってきて、息ができなくなった。読み終えてしばらく息ができなくなり、かなり精神的に落ち込んだほど。これは韓国だけの問題ではない。日本の、世界が抱える問題で、私の、私たち問題だ。

どこかでちゃんとした長い感想を書きたい一冊。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1165136503548203009?s=19

タクシー運転手さんがいろんな意味差別的な発言を繰り返すので、1つ1つ丁寧に反論した。一番ムカついたのは理由のない嫌韓嫌中で、思わず中国人の親友韓国人の尊敬する友人もいます。どちらの文学も素晴らしいですよ!ご飯も美味しいし!中国わたしにとって心の故郷なんです!」て言った

ttps://twitter.com/ttouya/status/1206575439310770177?s=19

そういや高校の時の人権作文の宿題で、古事記日本書記における差別意識について書いたら、社会科先生に呼び出され、同時はそのような考えだから仕方がない、それを差別というのはおかしいと懇々と説教された思い出が。もちろん当時も今も納得してませんw

ttps://twitter.com/ttouya/status/1247098426510036992?s=19

すごくファンだった方が、「武漢ウイルス」とか書いておられて、泣きたくなった。つらい。

ttps://twitter.com/ttouya/status/1247104386179821568?s=19

おっしゃる通りです。そしてそれを差別意識されてない方も多いように感じます



なるほど、作家基準で見ても、差別問題特に女性差別外国人差別には普段からかなり敏感な方らしい。「あらゆる差別に対しても猛然と憤っていた」御父上の薫陶のたまものだろうか。



いやいやいや……

ここまで差別問題に敏感なはずの作家が、高菜、食べてしまったんですか犯罪加害者家族イジメ被害者でたぶん軽度の知的障害もある引きこもり動画配信者の独身男性による女児誘拐監禁レイプ殺人なんていうステレオタイプを、何の注釈留保も無しにストレートに書いてしまったんですか!!!!????

それは、なんていうか、さすがにマズくない?

この作品の中に何重もの差別が含まれていることに、なぜ気づかないのか!!!そしてこれを差別意識されてない方も多いように感じます!!!!!ってなもんよ。

敢えて最大限好意的解釈するなら、加害の連鎖がより弱い方に向かう問題や、たとえ弱者であっても成人男性女児では決定的な非対称性存在することを強調したかった可能性はある。しかしそれで「犯罪加害者家族イジメ被害者でたぶん軽度の知的障害もある引きこもり動画配信者の独身男性による女児誘拐監禁レイプ殺人」の差別性が、完全にチャラになるような書き方をされているとは到底思えん。

ここまで露骨で極端なケースはなかなかないだろうが、反差別リベラルフェミ寄りな人々が、自分たち認識できる「差別」の範囲から外れたところでは差別に加担していること自体は実はありふれている。たとえば、イジメ被害者根性ひん曲がって凶悪犯罪者・悪役になるというような展開は、「拡散希望」に限らず反差別リベラルフェミ的な作家でも平然と(しばしば揶揄的に)書くことが多いし、反差別リベラルフェミ的な読者も抵抗なく受け入れているようだ。

現実で実際そういうことがあるからそれを反映して書いているだけ、といった反論が予想されるが、それを言うなら外国人による凶悪犯罪なんかにしたって、現在日本でも(件数割合はともかく)普通に存在するし、世界全体を見ても一般的に移民が増えると治安悪化する傾向がある(とされている)。それでも、外国人犯罪の脅威を煽るような内容は差別的であり軽々しく書かれるべきではない、という認識反差別リベラルフェミ勢力の間では共有されてるんじゃなかったのか。俗悪なステレオタイプタダ乗りすることで対象を追い込みただでさえ巨大な生き辛さをいっそう加速させるという点で、イジメ被害者、そして犯罪加害者家族知的障害者や引きこもり凶悪犯罪展開は、外国人犯罪と何が違うのか。

こういうことを指摘すると、反差別側だけが一方的に高い義務を課される不公平さが語られたりするが、さすがにこれは本当に反差別の側に立ってるつもりなら当然非難されてしかるべきレベル瑕疵しかないでしょ。守られるべき弱者と思う存分石を投げていい弱者の間に恣意的に線を引いておいて、反差別もクソもないだろう(まさか犯罪加害者家族イジメ被害者知的障害者や引きこもりが「弱者であることまでは否定しないよね?)

もしもここまで言われても自作問題に全く気づけないとしたら、立原透耶氏は二度と差別について語るべきではないし、作家としても筆を折るべきだとすら思う。自らの加害性に無自覚人間プロ作家立場で無邪気に反差別ゴッコを続けるのは、社会にとっては無益を超えてはっきりと有害からだ。

立原透耶氏および「拡散希望」を無条件に公開した北海道ミステリークロスマッチには、猛省を求める。

(猛省を求めるというのは猛烈に反省してくれというだけの意味であって、作品の公開停止などを要求するものではない)

(この増田は、犯罪加害者家族イジメ被害者で軽度の知的障害がある引きこもり動画配信者で独身男性女児誘拐監禁レイプ殺人犯によって書かれました)

2018-09-04

山形浩生野村総研退職したっぽい。

あれだけ「本業コンサルタント」を売りにして、「専業の翻訳家日本語おかしくなる」「兼業が最高」と言っていたのにどうやら辞めたようだ。

それに合わせて日本SF作家クラブに入会したようでSF界とズブズブの関係を築いて余生を過ごすらしい。

かつての自分を裏切って恥ずかしくないのかね。

まぁ「仕事の待ち時間翻訳するんすよ」って自慢げに話していたか出世の芽がなくいづらくなったのか。

偉そうなこと言ってると自分に返ってくるね。

2015-12-12

日本SF作家クラブ問題推理する

謎は7割ぐらい解けたように思うが自信がないのであとは増田の週末探偵たちに任せた。

藤田直哉の主張

SF作家クラブ黒幕巽孝之小谷真理夫妻であり、多数の影響下にある会員を操って、自分の意に添わぬ会員を攻撃させている。かつてはSF作家クラブへの大森望入会拒否事件の際、大森を入会させようとした会長瀬名秀明がそのターゲットとなり、今は自分ターゲットにされている。

確実に事実として言えること。

巽孝之小谷真理夫妻と大森望死ぬほど仲が悪い。

・巽夫妻はSF作家クラブでは結構偉い人で、大森望SF作家クラブ入会を阻止すべく、大森望非難する文章を総会で配るなどして1/3以上の「入会反対」票を集め、大森SF作家クラブの入会を阻止した。(結果として小川一水など人気作家の大量退会を招いた)

・これに前後して瀬名秀明が会の改革に取り組んだらしいが、クラブの古株のメンバーといろいろ対立があって会長を途中でやめた。

・その後(今現在)、藤田直哉SF作家クラブでトラブった。

瀬名秀明藤田直哉SF作家クラブでトラブっていた時期、2chをはじめとするネット中傷を受けた。

9割くらいの確率事実と言えそうなこと

SF作家クラブ所属する一部のメンバー、ないしそれと親交のある人間が、会内で対立した相手に対し、会の内外でかなり強烈な批判を浴びせている。これには2chなどでの匿名での誹謗中傷も含まれる可能性が高い。

9割くらいの確率事実で ない といえること

大森望瀬名秀明藤田直哉への攻撃を支持しているのは巽孝之小谷真理であり、この二名がすべての黒幕である

(さすがに藤田妄想と思われる)

おそらくこういうことなんじゃないかなと増田が考えていること(七割ぐらいあってると思ってる)

SF作家クラブには「正義の人」たちがいる。そしてこの集団SF作家クラブの敵と定めた相手にはかなり苛烈批判を行うようである。その正義過去大森瀬名に、今は藤田に炸裂している。

しかしこの「正義の人」の攻撃理由は外から見ているとさっぱりわからない。たぶん「村の空気を読まない」レベルの非常に独善的理由で行われているっぽい。

SF作家クラブの会員たちはこの「正義の人」たちの存在認知しているが、積極的にいさめたりしようとする者はいない。事実上、この「正義の人」たちの意志SF作家クラブ意志となっており、彼らの敵はSF作家クラブの敵となってしまうっぽい。

・おそらく、「正義の人」グループが巽夫妻に近いとか、藤田が巽夫妻と対立したとか、あるいは藤田自身批判で心が弱くなっているとか、いろいろ複合的な理由で、すべての裏に巽夫妻の影を見てしまっているのでないか。しかしそれは無理がありそうだ。

・なので現在藤田SF作家クラブトラブル登場人物は、過去トラブルと重複している可能性があるが、原因は別にあると捉えた方が良さそうである

じゃ藤田SF作家クラブ個別問題って何なの?(これも体感で七割ぐらい)

藤田直哉がni_kaという女性と揉めている。新刊のオビがどうのこうのとか? でSF作家クラブの一部が、SF作家クラブとして、ni_kaに味方した。結果、藤田自分SF作家クラブという集団から攻撃されていると考えるようになった。

・ni_kaは藤田からDVを主張し、藤田はこれを虚偽だと否定してるっていうのが根本? ……さすがに「疑惑」だけでもヤバすぎる話なのでオビがどうとかで代理戦争していた? 主題がどこだか曖昧なまま争った性で双方の流れ弾が無関係な人にあたりまくる→反撃されるでさらにわけがからなくなった?

・ただ現時点では裁判が起ったわけでも藤田逮捕されたわけでもないので、とにかくふたりがトラブってる以上のことは判断できない。

・いっぽうSF作家クラブの一部「正義の人」が、ni_ka側に正義ありと判断し、藤田批判しているようだ。彼らはSF作家クラブ公式アカウントでni_kaの主張をRTしており、事実として「SF作家クラブが全体として藤田批判している」ということは可能。

https://twitter.com/oono_n/status/675295763820187648

https://twitter.com/oono_n/status/675305077008019456

https://twitter.com/sonesuguru/status/674247803040694272

じゃ悪いのは誰なのよ?

藤田とni_kaの係争SF作家クラブが介入すべき問題ではない。犯罪事実存在するかについても当然、司法判断を待つべき。

係争当事者の一方に「クラブとして」味方するのは、たとえ藤田の非があきらかになったとしても、問題がある。藤田は、巽夫妻の陰謀が、とか、大森望入会拒否問題から因縁がといった検証不可能な話はおいて、この一点に主張を絞るべきだった。

・(あと、これはいささか余談だが、過去入会拒否事件の際は、大森望女性問題疑惑藤が提示され、あるいは藤田直哉女性へのDV疑惑問題になっというなら、事実として当局が動いた冲方丁は、大森藤田以上に問題とされねばならないわけだが、そんな話は一切聞こえてこない。このあたり、どうにも、SF作家クラブの「正義」は恣意的運用されているんではないかと思わずはいられない)

・とにかくSF作家クラブには「正義の人」がいて、そうしたごく一部の人間が「SF作家クラブ」の名で特定の人物を攻撃することが可能なようだ。藤田妄想したような黒幕存在するならまだマシなほうだ。またこの「正義の人」のメンツがある程度同じというのも次善だ。一番恐ろしいのは大森瀬名藤田の各トラブルの「正義の人」が同一人物でなかった場合だ。その場合SF作家クラブ内部で対立が起る度にそんな狂犬が自動的誕生するという「村が犯人オチであって、SF作家クラブは雛●沢村だったという結論になる。とにかく現に瀬名秀明という才能ある作家がその被害に遭っている以上、次の犠牲者が生まれるのは時間問題で、そうなる前に村をダムに沈めるなりなんなり、早急な対策が求められる。

2015-12-08

藤田直哉日本SF作家クラブの件

SF作家クラブからクローズド掲示板の内容を外に漏らさないでください」と何度か注意されるも、

「そんなルールはない」「高野史緒が既に公開している内容と大差ない」などと反論し、

結果的アクセス禁止にされてしまった、

という一件を「日本SF作家クラブSNSへのアクセス一方的に突然遮断されました」と表現する時点で、

(どちらに正当性があるかはともかく)藤田直哉が何事も悪意的かつ誇大に解釈してしま人間だと分かる。

藤田直哉に対して、名指しされた作家が何らかのアクションを行っているのは事実なのだろうが、

おそらく藤田直哉が言うほど連帯したものではないだろうし、規模的にもそれほどのものではないのだろう。

いや藤田直哉は「推測であることを明示しているし間違いを指摘されれば修正するつもりだ」と言い訳するかもしれない。

だがそれは「あとで掃除するから」と言いながらゴミをぶちまけるようなものだ。

それでは信用は得られない。

2014-04-28

五分でわかる日本SF作家クラブ大森望20年間

トラバで指摘を受けたので一部修正&追加

大森望氏が日本SF作家クラブに入会を拒否られ、それを契機に一部の作家クラブを退会していることが話題になっている。

日本SF作家クラブ大森望氏の入会を拒否→そのことに不満を持った作家が一斉に退会を表明

http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52095403.html

大森望氏といえば、文学賞メッタ斬り!であれやこれや言って文壇からの顰蹙を買ったり、清涼院流水デビュー時に本の帯に「新本格最凶のカードミステリ幸福時代に幕を引く」と書いて真面目なミステリファンの不興を買ったり、このミス匿名座談会作家たちから反感を買ったりと、あまり買うべきじゃないものばかりたくさん買い集めているが、しかしそれでも彼がSFにもたらしてきたものは大きい。

人気作品翻訳創元SF短編賞審査員、描き下ろしSFアンソロジーNOVA編纂、そして小松左京賞落選した伊藤計劃氏や円城塔氏をデビューさせる手助け。

どれをとっても重要仕事であり、冬が去りSFの夏が来てると言われて久しい昨今だが、その盛況っぷりに彼が一役買っているということを認めない人間はそう多くあるまい。

こうしてSF業界に多大な貢献をしている大森氏だが、不思議なことにSF作家クラブには所属していない。

SF作家クラブというぐらいだから作家以外は入会できないのかと思いきや、このリストを見ればわかるように、翻訳家批評家編集者など作家以外の人間も多く所属している。

では、なぜ大森氏が入会していないのか?

というのが一部にとっては長年の疑問、そして一部にとっては暗黙の了解だったわけなのだが、昨年末その暗黙の了解を打ち破ってしまったのが元日SF作家クラブ会長瀬名秀明氏だ。

瀬名秀明会長クラブ運営方針に関して、事務局人間と上手く折り合いがつかず会長職を辞任し退会することになったのだが、その際に自身のblogであまり世間一般のSFファンには知られていない事情を公開した。

2013年の終わりに際して(その2): 瀬名NEWS

http://news.senahideaki.com/article/383854699.html

ここで瀬名会長は、大森氏を嫌っているクラブ会員のA氏とB氏の強硬な反対により、大森氏が1992年に入会推薦が却下されていたことを明らかにした。

けど、そのA氏とB氏って誰なの? 僕子供からX-MENの爛れた人間関係は熟知していてもSF文壇人間関係とかよくわからないよ~

と思っていたら、数日後、上のエントリに登場した友成純一氏のメールを受け取り、A氏とB氏がSF評論家巽孝之、そしてその妻であり同じくSF評論家小谷真理であることが晴れて明らかになった(知ってるやつは皆知ってた)。

2013年の終わりに際して(追記): 瀬名NEWS

http://news.senahideaki.com/article/384310771.html

そして、そうしたねちょねちょした因縁の背景には、テクスチュアル・ハラスメント裁判があると作家高野史緒氏は書いている。

SF作家クラブの退会も視野に入れています: Takano's diary”

http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/sf-8cb5.html

そんなテクスチュアル・ハラスメント裁判なんて言われても知らんよという人のためにざっと説明すると、評論家翻訳家野村総研研究員である山形浩生氏が97年に出版された『オルタカルチャー 日本語版』の中で

そもそも小谷真理巽孝之ペンネームなのは周知で、ペンネームなら少しは書き方を変えればよさそうなもんだが、そのセンスのなさといい (名前が似ているとか年代が同じとか、くだらない偶然の一致を深読みしようとして何も出てこないとか)、引用まみれで人を煙に巻こうとする文の下手さといい、まったく同じなのが情けないんだが、まあこれはこの種の現実から遊離した似非アカデミズムに共通した傾向ではある。

こんな文章を書いた結果、訴訟され裁判にまでなったのである

これだけだと、大森望関係ないじゃんと思われるだろうが、違うのだ。

これはSF関係者以外にはあまり知られていないのだが…………

山形浩生というのは実は大森望のもう一つのペンネームなのである









嘘です!

いや、この文章の前に山形氏は

(「山口さんちのつとむくん」のメロディーで:)

巽さんちの小谷真理

このごろすこーし変よー

どーしたのーかーなー?

日本コスプレ論じても

エヴァンゲリオン語っても

いつも言うこたお・な・じ

「それはね、レイプされているのよ!」

つまんねーなー

という替え歌歌詞を載っけており、この歌詞を一緒に考えたのが大森望氏だとされていたわけである

裁判の具体的な内容を、より詳しく知りたい人はこちらをどうぞ

オルタカルチャー日本版事件判決(事件の判決文)

http://www.law.co.jp/cases/ocj.htm

15年目のテクスチュアル・ハラスメント(事件に関する小谷真理氏のエッセイ

http://inherzone.org/FDI/ms_kotani_contents1.html

というわけで、例の裁判の全貌未満以上(事件に関する山形浩生のまとめ)

http://cruel.org/trial/

もっとも上でも紹介した瀬名秀明会長blogによれば、大森望氏が替え歌作成に関わっていたのは誤解だったという書かれているわけだが、

※追記ここから

大森から訊いたところでは、確かにその宴会には参加したが、替え歌をつくった人々とは席が離れており、替え歌づくりにはまったく関与していなかったとのことであった。

現場にいることはいたらしい。追記ここまで。

さて、ここまで読んだの方々の中で上記の文章におかしな部分があることに気づいた方もいるかもしれない。

山形浩生氏がテクハラ事件を起こしたのが97年。大森氏が最初に入会を断られたのが92年。

…………タイムスリップが起きてる!

身内の確執にも時間移動! さすがSF文壇だ!

というわけではなく、やはり先ほど紹介していた瀬名秀明会長blogをちゃんと読めばわかるのだが、大森望氏と巽孝之氏にはテクスチュアル・ハラスメント裁判以前からの軋轢があったわけである

私の印象では、A氏はかつてある文章によって大森氏にプライドを傷つけられたと強く感じ、大森氏を嫌うようになった。時が経ってもその態度を覆すことは、後のご自身のプライドが許さなかった、ということだと思っている。若いころの大森氏がやんちゃで、問題のある発言をしていたことは事実のようであり、そのことはご本人もいまは反省されているようだ。

ふむ。

こんなゴシップをまとめた匿名の文章などを読む下世話な貴方であれば、当然大森望氏が何を書いたのか気になるだろう。

その内容がこのまとめに書かれてある。

大森望単行本で削った巽孝之批判 - Togetterまとめ

http://togetter.com/li/600937

正直大したことは書かれていない。

別のところでもっとひどいことを書いていた可能性もなきにしもあらずだが、とりあえず存在を確認できるのはこれだけである

たったこれだけである

四半世紀前に書かれたたったこれだけの文章が2014年現在まで尾を引き、ここまで色々なものがこじれているのだ。

何を買っても構いませんが、やはり他人の恨みなんてものは買うべきじゃないですな。はっはっは。

たったこれだけでここまで根に持たれるのだから、そりゃあ私だってこんなもの匿名で書くしかないじゃないですか

あくまで、これらのまとめは私がネット上で見つけたパーツを組み合わせただけのもので、人によっては別の真実が見えており、別の言い分があるのかもしれませんが、それらに関しては関係者さらなる暴露に期待しましょう。

そして、ここまで書いてきた私が大森望氏に言いたいことはただ一つ。

帯文にコメントを寄せる作品はもうちょっと選べや!

ぶく速 大森望の帯に騙されることを楽しみに 本を買っている

http://2chbooknews.blog114.fc2.com/blog-entry-914.html

あっ、それと第34回日本SF大賞特別賞受賞おめでとうございます

以上です、編集長

 
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