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はてなキーワード: 教員採用とは

2024-02-25

時給1500円未満の会社倒産するべきなら、役所学校倒産だね

まず頭に入れてほしいのが、1500✖️8✖️21=252,000円という数字だ。

これが、「時給1500円未満しか払えない会社は潰れろ」のデッドライン

このゴールポストを動かすのは駄目だよ。ゲームが壊れちゃう

さて、ひとまず人事院行政職員俸給表を見てもらおう。

https://www.jinji.go.jp/kankoku/r5/pdf/22_5kankoku_kyuuyo_bekki.pdf

ちゃんと令和5年のバージョンだよ。ここから https://www.jinji.go.jp/kankoku/r5/r5_top.html 持ってきました)

この表の1級10号俸172,000円が高卒新規採用初任給。1級25号俸196,200円が大卒新規採用初任給だ。

うむ。完全にアウトだね。

全然足りていない。

まあ時給1000円のラインは超えているから「沖縄バイトしてた方がマシ」ではないだろうね。

でも、1500円にラインを引いたらもう議論する価値さえない。カスだ。

社会人経験者以外は採用しないようにしないと駄目だ。


さあ次は東京都公立教員採用ポータルを見てみよう。

https://www.kyoinsaiyopr.metro.tokyo.lg.jp/environment/environment.html

初任給はどれぐらい?

なんとビックリ大学卒(2級9号給)だと254,000円で最低ラインを超えるんだ!

でもこれにはからくりがある。

教員には残業代が出ないってこと。

まあ7時半に職場に来て16時半に帰ればいいだけではあるよね。

テストの採点ぐらい自習中に終わらせればいいし、家庭訪問なんてしなけりゃいいだけだ!自助努力が足りないのが悪い!

短大卒の場合は234,100円からスタートなのでデッドラインを下回っている。

議論価値なし。短大しか出てないような奴に教員になる資格なし。

そんな奴を雇う連中に教育者資格なし。あっ、これ俺が言ってることじゃなくて「はてなーが言ってる主張を元に現状の教職員供与について考えたらこういう結論になるよね」って話だから

俺は別に実質時給1000円未満であっても子供勉強教えてくれる人はありがたいと感じてるよー。


さて、どうする?

もう一度言う。ゴールポストを今更動かすのはナシだよ。

君たちの考えを教えて?


PS

元増田さん頑張ってください><

サラリーマンフリーランス社会にぶら下がってた方が脳みそ使わないで楽ちんな日本社会経営者やってるの立派だと思います><

経営者やけど、最低賃金1500円が目標っていわれてるけど、年収換算で288万円もするんだぞ。払えるわけないじゃん

2024-01-30

anond:20240130163647

マジレスすると教育実習行くために県の教員採用試験受けるのがほぼ必須受験票提出させられる)だから

2024-01-18

anond:20240118150432

マイワイフも若くて美人から、すぐ産休取りそうって

教員採用試験落とされたぞ

2023-12-20

ニートだけどアルバイト応募した

から求人サイト口コミサイトと睨めっこしてようやく3件の求人に応募できた。

大学在学中は一人暮らしをしていた街のマクドナルドで四年間アルバイトしていたが、大学卒業して実家ニートしていたこの二年間は全く労働をすることがなく日増しに後回し病が悪化していた。

から一年間、アルバイトお金を貯めて自動車運転免許を取りつつ、講師をやりながら教員採用試験勉強をしている同級生と一緒に勉強して公務員になるぜ。

2023-10-14

文科省財務省のバトルについて解説するよ

前置き

財務省での財政制度等審議会資料での、予算をめぐる文科省財務省のバトルが話題になっています

ブコメ増田記事を見ていると、前提知識勘違いしている方もおられるようなので、国の予算要求財務省役割、今回のバトルについて自分のわかる範囲解説します。

なお、自分教育関係者でも財務関係者でもなく、ただ国の予算編成過程が多少わかる、という程度です。

教育新聞の記事(発端となった記事お金を払っていないので「教員採用倍率『今後は改善する』と「奨学金返還免除課題が多い』」までしか読んでいません)

財務省vs文科省(上の記事解説する別の増田

文科省令和6年度予算 (ざっくり知りたければ「・・・ポイント等」の資料を読めばよい)

財務省制度審議会資料 (ここでは資料1と参考資料対象

この記事でいいたいこと

今回のバトルで、国の予算の成立の背景知識や、財務省文科省予算をどこに気になっているのか、自分なりに解説します。


また、上記別の増田記事解説されている内容は、以下の部分における2つ目に大きな誤解があり(文科省予算案について、財務省が当初の案通りに認めてきたわけではない)、

それが全体の論旨をゆがめているので、訂正をしたいです。

■3行で

財務省文科省予算を下げる、コストカットするとは一言も言ってない

・近年は文科省予算案は案の通り成立している

財務省は、文科省の案通りにしてきた(拡充すべき点は予算増加させた)のでしっかり効果出せ、と言っている

しろ教育新聞記事趣旨通り、このままだと文科省要求した予算を大きく減額するよ、という意思表示とみたほうが自然です。

予算要求について

国の予算は、ざっくり言えば、

8月末:概算要求(各省庁が財務省に対して必要予算金額を伝える段階)

9月~11月:概算要求内容に対する各省庁担当部局への財務省ヒアリング財務省での予算編成(予算金額修正を含む)

12月:概算決定(財務省事業予算金額を確定させ、それぞれの金額積算した政府予算案を策定) 

1月~:国会開会、両院予算委員会での予算案審議

3月:予算委員会において政府予算案が承認予算成立

という流れで決まります

上記の通り、制度上、国会予算委員会で審議、承認されることで予算として成立します。財務省が決定しているわけではありません。

では、財務省は何をしているかというと、8月の各省庁から提出された概算要求内容を基に、各省庁の各予算事業要求金額を精査し、必要に応じた減額(増額されることはあまりないです)を行ったうえで、政府予算案を決定しています

また、国会予算委員会での審議においては、多くの場合そのまま政府予算案通り承認されます


上記増田は、

近年出している文科省予算案は、案の通り成立したと文科省から出ています

と書いていますが、文科省HP記載での「予算案」は、財務省と調整後の12月に決定された政府予算案を指しており、文科省最初に8月に出した予算案を財務省が丸呑みしたわけではないです(丸呑みしたのは国会)。

上記9月~11月の財務省予算編成過程では、バチバチ財務省から注文を付けられ、また、概算要求された予算は多くの場合削られます(=コストカット)。

文科省の令和6年度予算要求財務省の反応について(私見

しろ財務省審議会財務省がこのタイミング論点化してきたことは、文科省教職員定数の増加や教員に対する奨学金返還支援について財務省から待ったをかけた形と見たほうが適切だと思います。ただ、教育関係予算を一律に削りたいとかではなく、文科省の令和6年度要求に反応した形ではないかと思います


教員の定数について

まず、文科省の令和6年度概算要求特にp.6参照)において、教職員給与の国の財源(教職員給与は1/2が国負担である義務教育国庫負担金について増額要求をしていること、特に以下の項目が、財務省としてはカチンときたのではないかと思います

義務教育国庫負担金】

<令和6年度要求

教職員定数の改善 +128億円(+5,910⼈) ・定年引上げに伴う特例定員 +105億円(+4,857⼈) ・教職員定数の⾃然減等 ▲168億円(▲7,776⼈)

<令和5年度予算

教職員定数の改善 +104億円(+4,808人)・教職員定数の自然減等 ▲132億円(▲6,132人)

令和6年度予算は、定年引上げを行い教員を増やすにもかかわらず、昨年度以上に教職員定数を増やしています

おそらく財務省としては、定年引上げに伴い教職員定数の増加量は小さくなる(例えば令和3年は定年引上げなしで+2000人)と見込んでいたところ、逆に増やしてきてぶち切れ、という流れかな、と勝手に推測しています(この辺りは令和5年度予算要求の際に文科省財務省にどのように説明してきたかにもよりますが)。

教師給与改善

また、、財務省一般公務員教員給与比較して云々言っているのは、同じく文科省の令和6年度概算要求資料p.6の中で、

【④教師の職責等を踏まえた処遇改善

教師給与体系の改善については、⾻太⽅針2023に基づき、具体的な制度設計を進めつつ、職務の負荷や職責を踏まえ、先⾏して以下の処遇改善を図る。

主任⼿当の額の改善 +4億円(令和7年1⽉からの3か⽉分)

管理職⼿当の額の改善 +4億円(令和7年1⽉からの3か⽉分)

としているところを問題視しているのかなと思います

財務省としては、「骨太方針2023(これのことです。)に基づくとか言っているけど、『職務の負荷に応じたメリハリある給与体系の改善』とされてるのに、なに雑に一律に給与上げようとしてんだよ!」となったのかなあ、と思います。ただこれについては額も小さいので、どちらかというと「今後ちゃんメリハリある給与体系をきちんと考えるんだよなぁ(威圧)」という脅しの意図のようにも思いました。

(この部分について個人的意見として、財務省側も、反論として教員給料国家公務員一般職)の給料を平均で比較して高いとしたのはあまりに雑すぎるのでは、と思いました。)

教員奨学金返還免除

あと、教員に対する奨学金返還支援については、「一度辞めたものを復活させるにはそれなりに理由がいる(もし理由がないなら、過去の決定は間違っていたことになる)けど、当時の理由が解消された、あるいはそれ以上の理由があるの?」という財務省として当たり前の指摘かな、という印象です。


全体的に、今回の文科省予算要求は、教員に対する奨学金返還免除でかなり話題になったため、大きく削る決定をする前の先手を打った、という形と思います

文科省財務省のバトルについての個人的意見

個人としては、現代教師の方は部活時間外労働など山ほどあってしんどいし大変で、本当に頭が下がるな、という思いはあります

一方で、そのために必要なのは学校の仕組みや組織改善部活の縮小やテストの採点・授業等の効率化など)であり、

今の枠組みを維持したまま、予算だけを増やしていくのは違うのでは、という思いが強いです。

その意味で、意見はかなり財務省寄りです。

個人的には、今回の審議会資料参考資料の、「在学者1人に対し、どの程度の公財教育支出を行っているかで見ると、日本OECD諸国平均と遜色ない水準。」というデータはとても驚いたし、今後公的教育支出の増額を議論するならこのデータへの反論必要になると思いました。)

逆に文科省に対しては、自治体レベル教育各自治体の教育委員会、現場運営は各学校にゆだねられている中で、現場を少しでも改善しようと頑張っておられ、その中で今回の予算要求となったのだと推察しています。仮に今回の要求が大幅に減額になったとしても、教員予算教員不足解消に関する議論に一石を投じたという意味で、意味があるものと思います

一律に「財務省教育を軽視している!」とか、逆に「文科省は何もわかっていない!」と勝手悪魔化せず、冷静に論点を見極めて議論し、これから教育の在り方を我々一人ひとりも考えていきたいですね。

2023-08-10

東工大入試女子枠や、東大教員採用女性枠に思うこと

東工大2024年から総合選抜女子枠を導入し、143人の定員を設ける予定。

東大は、2027年までに300人の女性教授准教授採用する予定らしい。

結論から言って、これらの施策は好ましいものであり、他の大学もならうべきである。 

そもそも人類の男女比はほぼ1:1であるのに、大学教員に占める女性割合はこれより低い。

特に日本高等教育機関女性教員割合は3割未満であり、准教授は25%、教授は18%と、いずれも先進国で最も低い水準である

これは、全人口の半分の人材をみすみす逃しているということであり、国家的な損失である

東大のような日本代表する教育機関が、積極的女性採用するのは、他の学校の模範となることであり、歓迎すべきである

これに対する批判もあるが、正直いってどれも見当外れである

まず、女性枠の設置が逆差別であるとか、男女雇用機会均等法に反するとかい意見があるが、これは明らかにおかしい。

女性枠を設置したところで、男性雇用機会は失われていないからだ。

しろ女性枠がすべて埋まったとしても、東大教員に占める女性比率は25%にしかならない。

そもそも法人採用には、外国人雇用障害者雇用などがあるし、入試にも留学生試験指定校推薦などがある。

これらは一部の人しか応募できないが、それを差別だという人はいない。


こう言うと、「女性には言語障害などのハンデがないのだから一般公募で受ければいい」などという人がいるが、この人は根本的な勘違いをしている。

外国人枠や障害者枠があるのは彼らのハンデを補うためではなく、組織多様性を確保するためである

そもそも、もし言葉の壁や障害がハンデとなるならば、それは組織問題であって、採用を受ける人の問題ではない)

組織経営者が、男女比に偏りがあるのは問題だと判断したら、女性採用枠を設けるのは、至って合理的判断であり、何ら非難すべき点はない。

女性枠の設置は

企業一般公募をしたら、特定業種から中途採用しか応募してこないので、新卒採用を開始する」

とか

新卒採用をしても東京大学文系学部からしか応募がないので、名古屋大阪にも支店を作り、理系の人も積極的採用する」

というのと何ら変わりはない。

入試女子枠を設置することで、男子合格しにくくなる」というのも間違いだ。

たとえば、定員300人女子100人入試があったとしよう。

仮に、上位300人がすべて女性であった場合彼女らのうち100人女子枠で合格する。

まり本来合格しないはずの男子100人合格することになるので、男子合格やすくなっているのである


女性枠を設置することで、「大学偏差値が下がる」とか「水準未満の人材採用することになる」という意見もあるが、全く無根拠であり論ずるに値しない。

こういうことを言う人は、潜在的女性蔑視の意識があり、話が通じない傾向にある。

2023-06-24

anond:20230621210336

リーマンショック世代の末路を語るよ。

氷河期世代を語る流れがあるからそれに乗ってみる。リーマンショック世代を忘れないでくれ。

筆者は女で、2007年大学入学2011年卒業国立旧帝大文系卒業してる。彼氏大学は違うが旧帝大文系だった。

まず、筆者が1年だった時の4年生、つまり3学年上の2008年卒の先輩方や、2学年上の先輩方はすんなり就職決まってた印象である高学歴だし、普通にやってれば決まるって感じ。

ところがリーマンショックが起きて、1学年上の2010年卒の人たちから雲行きが怪しくなってきた。学者肌ってタイプでもないのに院進して就活を遅らせる人や、最初から公務員目指してたのではなく民間が受からいから諦めて卒業してから公務員試験目指す人、全く専攻を活かせないパチンコ屋に就職する人が増えてきた。

筆者の年もひどかった。人手不足教員不足が叫ばれる現在では考えられないだろうが、余裕で受かると思ってた公立教員採用試験落ちたり、優秀な人が決まらなかったり。あえて就職留年する友人も多かった。女性活躍(笑)空気もまだまだなくて、女は採ってないんだな…と面接に行ってから思わされることも多かった。

真面目な人は病んでいた。そりゃ、真面目に一生懸命勉強してきたのに時代のせいでパイが少なければ病みもするだろう。筆者は真面目なタイプではなかったので、病まずに済んだ。やりたい仕事も将来の夢もなかったので、大した就職活動もせず、内定は無かった。SPI等は高得点だったが、やる気がないのを面接官に見破られていたんだと思う。

彼氏高学歴好青年なのに就活で苦労し、中小企業とも言えないような小企業入社を決めた。

筆者は、30ぐらいまでなら働きたくなったら公務員でもなれるだろうし、出生率からすると将来の人手不足は間違いないと踏んで(後出しではなく、本当に既にこの時そう考えていたのだ)、高学歴新卒カードをドブに捨て、長く付き合ってた彼氏との結婚に踏み切った。とりあえず住む場所が決まってからその後のことは考えればいいと思っていた。多くの家族人知人に反対された。一世一代の大博打であった。

卒業と同時に結婚、22歳貯金なし夫婦爆誕である

夫が就職した企業昭和ワンマン企業であった。真正ブラックとまでは言えないが、ほんのりブラックだった。残業代社長の気分でついたりつかなかったりした。

就職はいつでもできるが、子供若いうちしか産めないと思ったので、先行きも不透明なままに子供を二人産んでみた。もちろん男性育休なんて取れず、孤独子育てをした。

2014年アベノミクスが始まった頃、夫が会社を辞めて大企業転職した。3年しか経ってないのに、2011年卒業時とは社会空気が変わっており、ポンポン面接に進んですぐに内定が取れた。狐につままれたような気分だった。

2017年子育ての辛さに耐えきれず、子育てから逃げるために筆者は就職活動を始めた。両立ができなければ、いざとなれば、無理でした〜とケツまくって逃げれば良い。やってみなければ分からない。一人で家で子育てするより、保育園に預けて働く方が楽かもしれない。その可能性に賭けた。当時は待機児童が多く保育園も圧倒的に足りてなくて、認可外に入れつつ派遣社員として働き始めた。デスクワークだったので、仕事の方が楽だった。読みが当たった。

2018年、認可外で派遣社員なら月によっては保育園代>筆者のお賃金 になるのが馬鹿らしくなって未経験職の正社員転職した。

今、筆者は仕事幸せな家庭も子供も手に入れてるが、それはたまたまの結果でしか無い。一歩違えばどんな未来があっただろうか。

卒業と同時に結婚せず、真面目に就活して、キャリアを追求してたらどんな未来があっただろうか、とは思う。

あの頃はそうするしかなかった、と自分を言い聞かせる。正しい道なんてない。選んだ道を正解にしていくしかないのだ。

2023-06-21

anond:20230620104704

就職、冬の時代なんて言われてたんだよね。最初は。

それがいつまで経っても春が来ないから誰かが「氷河期」と言い出した。

大学生内定取り消しニュースが出た時は、まだ高3くらいだったと思う。私が就活する時じゃなくてよかったなと思った。お花畑だったから、これは一時的不景気で、すぐにまた(バブル期の)好景気…当時は平成景気と言う人もいた、に戻ると思い込んでいた。

Z世代はこれ突っ込んでいいよ。

で、97年に山一自主廃業ニュースがあって、その頃は公務員試験教員採用試験勉強をしている学生も多かった。

家に送られて来るマイナビの厚みが男子学生女子学生全然違ってた。当時京都に住んでて、住所がすごく長かったので、資料請求葉書を書くのが辛かった。

内定が出なかったので実家に戻って非常勤仕事をしてた。

2023-06-20

氷河期なんていわれた世代だよ

山一證券内定が決まってた同級生がいた世代。なので、記憶ちょっと曖昧なところもあるかもしれないが許してほしい。

山一廃業ニュースが流れた日、内定をもらっていたその人は大学に姿を見せなかった。翌日青白い顔をして現れ就職相談課へ向かったが、状況はどうにもならないようだった。

10人に内定を出していた企業は、2月になって1人を除いて内定取り消しを知らせてきた。そんなことがあちこちで起こった。

内定を取り消された者への補償など、誰も何も言わなかった。だってそれは仕方がないことだから不況からね。山一が倒れるくらいだから他の企業も潰れてもおかしくないだろう? そういうリスクがあるのはわかってるんだから、なんで公務員試験を受けなかった? そんな空気だった。もっと公務員試験教員採用試験も受けたところで採用される確率はとても低く、強いコネでもないと決まらない時代でもあった。

当時の空気感は今と全く違うし、知らない世代には通じないものがあると思う。そんな話をしていきたい。

まず、当時はインターネットがそんなに普及してなかった。地方に行くほどその傾向は高く、他所で何が起きているかを把握するまでに少し時間がかかった。一番早くてテレビそれから翌日届く朝刊。口コミの伝播も遅かった。東京流行っているファッションアイテム地方に届くまでにも、半年くらいかかっていた。

就職のための情報収集もとにかくアナログで、ホームページのある企業はまだ少なかったし、あっても用を成さなものと見做されていた。だからリクルートがくれる分厚いカタログについてくるハガキ資料請求

そんなことをしてると部屋中企業案内のカタログだらけ…になると思うだろ? 企業ハガキにある大学名を見て送ってこなかったりもしたから、そんなに増えないのだ。そして応募しても当たり前のように落ちるし、酷いところは結果も知らされない。絶対電話で結果は連絡しますといっても、かけてこない企業の方が圧倒的に多かった。電話代もいちいちかけるには高いもんな。当然封書での不採用通知ほとんどくることはなかった。履歴書も戻ってくることはほとんどなかった。

パソコンよりワープロのほうが普及していたけど、増田のいたゼミ卒論手書きで出してた割合の方が高かった。そして履歴書は当然手書き。当時はそんなソフトもない。(頑張れば履歴書も作れたかもしれないが、当時の手書き文化の前で認められることはなかっただろう)そんな手書き履歴書を何十、何百枚と書いて各企業に郵送していた。当然、コピーなど許されなかった。ペンだこができるまでボールペンを握り続けた。ちなみにボールペンも昔はたいして種類がなくてソフトグリップなんてものはまだ多くなかった。だから履歴書も手を真っ黒にして書き続けるしかなく、その多くが徒労に終わった。

ちなみにあの頃ケータイは高すぎて、学生は皆ピッチ(PHS)かポケベルを持ってた。田舎住まいだと実家に帰ると電波が入らなくて、履歴書にも家電の番号を書いていた。

しかしながら増田の周りの女子大生特に短大生の内定率は高かった。まだ腰掛けが当然の時代で、30歳前、早ければ25歳くらいで女性社員結婚理由にどんどん退社していく。つまり常に会社には若い女性が入れる隙間があった。そして企業がそんな若い女性に求めるのは、「将来的にいいお嫁さんとして最適な時代に辞めていくこと」でしかなく、学生側もそれを良しとしていた。総合職を目指す女子大生は求められていなかったのだ。そこは厳選された男子学生の席だった。

男女雇用均等法はまだ、あってないようなものだった。インターネットが普及していないかたから、今のように誰でも気軽に告発するようなこともできなかった。そういったことは共産党相談するしかなく、それはとても高いハードルだった。

氷河期世代理由に今も不遇をかこっているのがおじさんばかりなのもそこに理由がある。あの当時、女子大生短大生はサクッと内定を獲得し、数年働き、そのほとんどが結婚を機に職場を去っている。そして家を建て、車を買い子供を産んだ。

もちろん、そうはいかなかった女もいる。これを書いている増田だ。中学生の頃から母がフルタイムで働いていて、自分でもそうするのが当たり前だと思っていた。だから分不相応にも就職活動ではキャリアを目指したいなどと言ってしまった。

結果、どこにも決まらなかった。そんなものはまだ必要とされていない時代だったのだ。

内定先を見つけられないまま卒業式を迎えた。求人誌で見つけた大手企業アルバイトに応募したら案外あっさりと決まった。社員登用もありなんて書かれると人は弱い。そんなことは結局起きなかったが。

アルバイトながら4月1日に勤務開始。仕事は主に伝票計算。社保も厚生年金も入れず自分で払うと最低時給の給料は吹き飛んだ。そしてその職場には、同じく就職できなかった女子がいた。卒業した大学増田よりはるかに上のランクだった。こんな人でも決まらなかったのか。彼女はやはり25歳になる前にお見合いをして職場を去った。

増田も30前にしてやっと手に職をつけることができた。アルバイト先を辞めて実家を出て、なんとか就職できた。

数年働いた後、昔のバイト先が消滅したとバイト仲間から知らせを受けた。紙と手でチェックしていた伝票計算仕事が無事にすべてIT化され、施設自体が閉鎖、アルバイトも全員解雇されたのだ。

だが昔の仲間を労っている暇はなかった。キャリアも何もないアラサーの女は多少のことで辞めはしないだろうという激務につぐ激務で、体を壊した。

転職しようと就職支援会社に行くと「年齢とキャリアミスマッチですね」と言われ、紹介できる会社はないと遠回しに言われた。ずっとこの言葉はついて回るのかと思いながら、別の会社を経由して無事に転職した。このときにはもう、履歴書手書きで出す必要はないと言われた。いつのまにか時代は変わっていた。ネットに落ちているExcel履歴書ダウンロードして入力して、プリントアウトして提出した。あっさりしたものだった。

無事に転職した直後に、リーマンショックがきた。暮れのテレビでは派遣村ニュースをやっていて、自分もいつそこへ行ってもおかしくないと痛感した。当時付き合っていた人は不況煽りを受けて職場倒産し、その後変な山師みたいなおっさんについてベトナムに行くと言って連絡が取れなくなった。風の噂で今は日本にいると聞いたが、どうしているのかまでは知らない。

それから震災やら大コケするビッグプロジェクトやら家族との別れなど、色々なことに遭遇しながら、今も一人で生きている。会社は辞めたが、仕事はしている。久しぶりに自分健康保険国民年金を払ったら、思った以上に高くなっていた。この先もずっとこんな感じで生きていくと思う。職をつけてよかった。

増田には今、大学同級生たちとのつながりがほとんどない。世の中にSNSが普及したころ、彼女たちは子育ての真っ最中でそれどころではなかったのだ。Facebookで卒大のグループを見てもそれらしいアカウントは見つからなかった。かろうじて繋がっている数少ない友人たちもLINEをやるくらいで、SNS積極的に発信することはない。特に言うべきこともないからだ。

2023-06-03

anond:20230601212818

ああ、所謂母校実習したのね。

自分あんまり教員になるつもりはなかったが、"試験受けます!頑張ります!"って言って、実習を受けてた。まあ、万に一つ受かったら考えてもいいくらいだったな。

ちなみに、ちゃん教員採用試験は受けに行ったが、上の方の判定で不合格だった記憶がある。

別にガチ勢じゃないので試験勉強は全くしてなかったけど、俺的には理想論を語らず現実迎合した回答をしたために面接で落とされたと思ってる。

閑話休題

まず、実習生と言う時点で新人より下の雑魚扱いなのは予想がつく。

企業インターンとかならこの学生さん出身大学インターンの時の経験を悪く言うと、その大学からの応募者が減るかもしれないと思うので、結構気を使う。

教員はなりたい人多数だし、別にその大学から人が来なくても少なくとも現場は全く困らないので、雑魚扱いは必然

まあ、でも若い子はかわいいという扱いはしてもらえるかもしれない。

数週間だけ来る雑魚と、長年一緒にいる先生と、どちらの立場を守るかと言えば、明らかに後者だろ。

「〇〇先生指導が悪かった」という話はたとえ事実でも、身内の恥なので見せてはいけない。

指導教諭はそういう論理が働いたし、そういう論理微塵も理解していない実習生小馬鹿にして身内の笑いもとった。

ただそれだけの話では?

その後は、身内の恥を書かれないか単に監視たかっただけでしょ。

> 貴方に初めて添削された時のことがトラウマになってて他の先生の話書けなかったんですけど……

は言い方を変えて、指導教諭に話せるようになった方がよかったと思う。

対立するにしても、なんで元増田が納得がいっていないか説明したうえで対立したほうがいいよね。

夢と希望のある20代若者と言っちゃなんだがすでに教員としての人生は終わりかけの先生とだと、まあ、価値観が違いすぎるだろうけれど、この状態だと元増田指導したらよくわからない反発をしたみたいにしか見えないので。

アサーティブコミュニケーションを学ぶといいかもしれない。

2023-05-31

[]

ついつい大阪大学京都大学の違いっていうブログをくりかえしみてしまう。そうこうしているうちにランチタイムだよ!!これってやらかしだよね。

京都大学は、1897年明治30年日本で2番目に創設された帝国大学です。一方、大阪大学は、1931(昭和6年)年に大阪帝国大学として設立された日本で6番目に創設された帝国大学です。

このため、昭和の始め頃は東北大や神戸商科大学の方が評価が高かったそうです。

京大は国が必要性を認めて創設した官立大学です。阪大の創設は財界陳情に始またが、政府は、「近くに京大があるのに必要ない?」という冷淡なもので、寄付を募り理学部を国に寄付することで、元からあった大医大統合し帝大を付与してもらいました。初代学長には長岡博士就任しましたが、嫌がる博士を「週に一日でもいいから」と無理やり大阪まで引っ張ってきた。空から俯瞰すると、国が必要性を認めて設立された京大は学舎が美しく整然と配置されて(京大重厚で格調高い雰囲気にあふれるキャンパスを持ち、花時計と前に聳える楠の木で有名)が、阪大たこ足大学建物の配置が規則性に乏しく、雑然としている。手狭な石橋キャンパス合併学生があふれ、さながらブロイラー養殖場のようです。校歌もありません。阪大は、「それって、私立なの?」「両方合格したら、当然早大だよね」と関東での知名度は0。大阪大学というなら、関関同立関大や、マグロ相撲で有名な近大の方がはるかに知られています

公務員就職さらに弱く、国家公務員総合職試験合格者数では10位にすら入らない弱小派閥です。地元でも幹部職員京大卒が多く教員採用試験ですら補欠合格となり春先まで悩んでいる人も少なくありません。

理系場合京大の不人気学科と阪大の人気学科が重なる程度の差があります。最大幅で見ると、京大情報阪大理系最下位学科の差は偏差値で7.5にも達します。

このように大差があるので、阪大合格者が浪人しても京大合格するのは難しいです。

阪大合格点は非常に低く、工学系の不人気学科では47%で合格理学部で数理2教科入試という軽量入試をしていた時期もあります

トップ校は北野ですが、校区内の阪大には目もくれず京大に大量合格します。阪大入学するのは2番手豊中以下が多い、他の地方旧帝大であれば、諸般の事情地元に進学する人がいるでしょう。

しかし、阪大は、

「なんで阪大なん?」

「家から近くて通えるからやで」

新快速京都に行けば43分で通えるやん?」

京大に入れない者が入学する大学。眩しい京大の陰に隠れた日陰者。卒業間際になって京大との社会的評価の差に愕然とし、「あの時もう少し頑張っておけば良かった…」という声を聞いてま。

2023-03-27

若い教員が大量に辞めている!」について

教育学部の教授に小中高教員経験者、起用を義務化…文科省方針

上記記事については、「元校長や元教頭大学にって、天下り先確保では?」とか「労働条件改善給与アップが先だろ」という意見Twitter散見されるところだが、中身を見ると

25歳未満で離職した公立小中高校教員は18年度、790人で、12年度の647人から増加している。

として、内訳のグラフがある。増田グラフは書けないので表で表現し、ついでに2012年度を100としたときの値も書いてみる。

25歳未満で退職した教員の人数

年度小学校中学校高校合計
2012313(100.00)238(100.00)96(100.00)647(100.00)
2015359(114.70)239(100.42)97(101.04)695(107.42)
2018450(143.77)225(94.54)115(119.79)790(122.10)

おおむね全体で22%増加しており、特に小学校で43%と急激に増加していることがわかる。

ところで、25歳未満の教員の数はどのように推移しているのだろうか。

調べると、学校教員統計調査というのがあり、3年ごとの調査なのでピッタリとは合わないが、近い年度の数字が得られるので見比べてみよう。

25歳未満の教員の人数

年度小学校中学校高校合計
201314,683(100.00)7,240(100.00)3,206(100.00)25,129(100.00)
201617,486(119.09)7,397(102.17)3,553(110.82)28,436(113.16)
201921,013(143.11)8,003(110.54)3,553(110.82)32,569(129.61)

おおむね全体で29%増加しており、特に小学校で43%と急激に増加していることがわかる。

……って、若い教員退職が増えたのは、単に若い教員の人数が増えたかじゃねーか!

ここ数年、教員採用試験の倍率の低下により、かつてのように何年も非正規講師助教諭経験してから採用される教員の数が減り、新卒や1〜2年の講師経験採用される人数が増えた結果、25歳未満の教師の数が増えたのだろう。その結果、退職者も増えた、というだけにしか見えない。

やはり、数字が出てきたら割合を見よ、割合が出てきたら数字を見よという格言は今回も正しかった。

2023-03-25

教員ブラックさは優しさから来ている

タイトルの通り

教員ブラックさ加減は色々なところで今話題になっているが、実態は実はさほどブラックじゃないなぁと自分は考えている

私は小学校教員なので、中学校ブラック部活などについては知らないため、あくまでも小学校では、という話でという前提は持ってて欲しい。

最初にさほどブラックじゃないよって言っておいてなんだけど、残業時間が多い教員というのも山ほどいるのも事実。ただ、その裏では毎日定時に帰っている人間もいるのも事実なのだ。ちなみに私もそう、子供まれたってのもあるけど、公務員から出世とかないし、定時に帰っても残業しても給料変わらないし、だったら定時に帰った方がいいってのは小学生だってわかる。

そんな私の経験から残業が多い人間には3通りいると考えている。

1つ目はノートコメントやら、丁寧なプリント作成など、とにかく手間をかけるのが好きな人ベテラン結構多い。こういう人間基本的残業が何時間だろうと元気だし、好きでやってるだけと言って辞める気も全くない。こういう人達残業代に対してなんとも思ってないし、それが当たり前だと思っている。

2つ目は単純に仕事が出来ないか教員に向いてないのに必死にしがみついている人間だ。教員採用試験に落ちても担任になれるのが今の日本なので、はっきり言ってカスみたいな担任ってのは多くいる。しかもそういう人間には研修に参加する権利すら与えられないので、成長もできず、クラスも荒れてトラブルも増えて保護者にも「ハズレ」認定されて嫌われてと、まさに地獄絵である

ただ、このタイプ教員仕事がと言うよりも本人の資質能力によるものが大きいため、仕方ないよね思ってしまう。無理しないでさっさとやめた方が心と体にいいと思う。

3つ目は、定時で帰れないほど仕事を任されている人だ。多分今1番救うべき人々はこの人達であり、給特法に対して声を上げているのもこの人達なんだと思っている。この人たちの特徴はなんと言っても「いい人」であること。

先程ちらっと言ったが、定時で帰っている人間一定割合存在している。保育園のお迎えであったり、習い事やら飲み会などのプライベートものであったり多岐にわたるが、とにかく早く帰る人は早く帰る。

そういう人が学年にいると、学年の仕事はその「いい人」が優しさでやってしまう。自分仕事に追加して人の分までやるのだから、それだけで仕事は倍だ。

さらに辛いことに、管理職は早く帰る人には大変な仕事を回さない。家庭の事情だと断られることもあるし、人によっては仕事をバックれて帰るやつもいるので任せられないのだ。酷い時には組合相談してパワハラ認定してくる教員もいる。よって管理職は人を選ぶ。普段から残業をする人間=頼めばやってくれる人間だと思われて重たい仕事を任されるのだ。この人たちが一番かわいそうだし、適正な給料を貰っていないのである

長くなったが、教員というのはそもそもはそこまでブラックでは無い。残業代は出ないが、仕事の量を調節すれば勤務時間内でほぼ終わる場合の方が多い。ただ、その分「いい人」に負担がかかるので、ある程度自分勝手に生きていける人の方が上手くいく(保護者とのトラブルなども、そういう人は他人事なので大きくなりにくいし、抱え込まないので病みにくい)のは間違いない。

定時に帰る側になっている自分にとって、給特法廃止については正直どうでもいいが、何かしら手は打たないと教員の質は無限に落ちていくのは目に見えている。

なんとなく1年の終わりなので書いてみた。教員のくせに文章下手ですまん。特に推敲とかもしていないので、読みにくかったらごめんね。見出しの付け方とかもよくわかんないんだ。ただ、最近思ってたことを文章にできてスッキリした。

2022-11-19

すずめの戸締り感想

博愛なんて言うけれど、いっぺんに地球全体なんて本当は愛せない、本当の意味で愛せるのは、家の前に咲いている花ひとつひとつ、隣にいる人ひとりひとり。ミクロ視点を持つことでしか愛は成り立ちえないということ。だから愛なんてある意味しょーもないのだ。同様に人の幸せなんてものもしょーもない。わたしはすずめの戸締りからそういうメッセージを受け取った。

なぜそうたに教員採用試験の設定があったか。そうたは神的存在ではなくあくま人間で、人間幸せとはそういう日常機微からだ。「死と隣り合わせである」ということなんて忘れてしまいそうな機微があってこそ、幸せがあって、だからこそ人間である。そうたは一方で人生は儚く、人間なんてしょーもないと分かっていたが、一方でそんなことは忘れてしまいそうな日常に生きているし、神様ではなくて人間でありたかった。

地震とは「人生は儚く、生と死は隣り合わせである」ということを忘れた人間に、死を思い出させるためのものわたしたちは本来もっと大きな存在に生かされているに過ぎないのに、人はすぐ自分運命自分が握っていると思い込む。多くの人はそうだけど、「生きるか死ぬかなんて運」という思想を持つすずめだからこそ、「大きな存在」と対話し扉を閉めることができた。

でもなぜそこにいた人々を想像して、声を聴くことで扉を閉めることができるのか?わたしは「大きな存在」もまた人を愛するからだと思う。「大きな存在」が人なんていうちっぽけな存在の話を聞いてくれるのは、「大きな存在」が愛というミクロ視点を持っているからだ。そうたが「今もう少しだけ時間をください」みたいなことを言いながら扉を閉めてたけど、そんなちっぽけな時間に「大きな存在」が目を向けてくれたのはそれに愛というミクロ視点があるからだと思う。そしてきっとしょーもないなとも思っているのだと思う。

そういうしょーもない愛や幸せ、「死と隣り合わせである」なんてことも忘れてしまうくらいのしょーもない日常を、僻んだりせず愛しいと思う愛もまたしょーもないけど、そういう愛の連鎖と交差が人の人生を満たしているものだと、きっとこの映画は伝えていた。「人生は儚く生と死は隣り合わせである」という思想を持つ二人が最後お互いに「(それでも)あなたと生きたい」と言えたのは、誰かから愛されているということと、誰かを愛するということは、しょーもなくともそれだけで人が生きる理由になるということだと思う。

そしてだいじんこと神もまた、愛というしょーもないミクロ視点を持っていたから、最後は「すずめのために」自ら石になった。「ありがとう」一言言ってもらえたというしょーもない理由で。

愛も幸せ人生もしょーもないと分かっていながら、それでも幸せでありたいと願うことと、人を愛することで人生を満たして生きていく。人間にはそれしかできないけど、でもそれもまたきっと素晴らしいとそういうことを映画全体で言っているように思えた。

2022-11-12

anond:20221112084236

以下、コメントに対する追記

でも、科学に関する能力に男女差がない(ということになっている)ので、女性を加えても男性を加えても、プラスされる多様性に差はないよね。

A.科学に関する能力に男女差がなくても、個人の背景や価値観は男女で大きく異なる。

男二人よりも男一人と女一人のほうが多様性が確保されていることは理解してほしい。

 

医療もずっと男性だけで治験してたりとかで女性身体領域はまだまだ遅れているとかあって人類の発展のために様々な分野での女性専門家を敢えて増やす理由がある。女性女性自身がフロンティア

女子枠の内、大学院に行くのが何割かによってまた評価が変わると思う。また、強引に女子人数を増やすことで、見えていなかった問題点の洗い出しにもなるとも思う。ただ、最終的には差別区別の無い競争を目指すべき。

正直女性下駄履かせる行為にはなるがいままでの土台考えると結果的適正化に向かうので必要悪って思ってる 本当の男女平等にむけての過渡期対応で、多分揺り戻しはどこかで起こるんだろうなあとも

ダメ制度とわかったらそこでやめればいいしな!!!

「なんで女性が少ないか女性が少ないから」という悪循環をどっかで無理にでも是正しないといけないってことね。

俺も賛成だがとりあえず設けておくだけでは意味がなくて、いずれその枠がなくとも受験者が同等数になることを目指してます的な壮大な未来志向はないといけない。あくまで枠分けは平等への経過措置である

A.この辺りの意見増田としても同意である

 

受験してもらえないのはなぜか。企業採用教員採用時に男性優位になってるとかないやろか。

女子工業系に進学しないのは成績が劣るからではなく、学究や就職などその先の未来女性であるだけで正当に評価されない事態が待ってそうだから避けてるのでは

A.そうかもしれないし、理系に進学する女性モデルケースが少ないことが理由かもしれない。後者可能性がある以上今回の施策には価値があると考える。

  

女子枠なんて典型的下駄を履かせる行為で成し得るのは「公平」だけど、それを「(男女の)平等だ」と言い張る

A.今回の施策男女平等とは一言も言っていない。

 

「事前に公表している時点で女子生徒優遇がなければ受かったハズだった男子生徒など存在せず、不利益が生じた個人もいない」???/仮に事前に「女性は全て不合格」と公表すれば、女性不利益は生じない?

A.女子大学男子学生受験を申し込んでも合格することはできないが、男性不利益が生じているとは一般的に考えられていない。

 

加えて箸にも棒にもかからない学生が入ったところでついていけないので辞める可能性がある。質の落ちた学生に教える側にとっては無駄教育コストがかかってつらいかもしれん。

A.そうかもしれないし、逆に質の落ちた学生に対してあまり教育コストを変えずに高度な理系人材を輩出できるかもしれない。

後者場合大学の受け入れ人数を増やすことができる未来もありえるだろう。

 

男女平等を推す人って、男女差より個体差の方が大きいって主張を良くしているよね

A.社会公正としての多様性研究における多様性において各特徴量の重要度は変わると思う。

少なくとも、理工系研究においては男女差よりも個体差のほうが大きいとは思わない。

例えば、女性生理用品において重要な事項を男性だけで考慮することができると思いますか?

2022-10-31

教師をしている友人が「教員の大変さを知った」と私が中学生の頃にトラウマ(暴言)を残した教員側を擁護してきて逆じゃね?と思った。「その先生も忙しくて追い詰められてたのかもよ」って。勉強をして教員採用試験に受かったんならそれが人としてありえない言動だとより理解できるもんじゃないのか。違うのか。

2022-09-28

anond:20220928223042

部活動って、教員がタダ働きして保たれてるシステムなんだから、即辞めるべきだよね。

部活動による土日タダ働きというブラックさのせいで、教員採用試験の倍率は下がる一方。

もはや、部活動自体に留まらない悪影響が出ている。

2022-08-26

売国奴ジェンダーハラスメントクソジジイがのさばる教育現場

より一層の教員採用時の厳選化、日常人材管理厳格化社会的に求められていると見られる。

2022-08-03

大分教員採用試験汚職事件 県教育委員会元幹部賠償金2680万円判決

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/41667.html

教員不足の記事を見て「昔は採用試験口利き事件があったよな」とか思ってググったら2020年まで裁判やってたのか。

昔は採用試験汚職が起きるくらい人気だったってことなのかな?

なんで今はそんなに人気がないんだろう。

2022-02-02

情報共通テスト科目になることについて

最近まで共通テスト記述導入だとかで二転三転したのを誰も言わないのが不思議でならないのだができもしないことをするとどこからかもわからず言い始めて誰もそれを実現する方策をとらず余裕のまったくない現場がかもしれない運転研修重ねて最終的にやっぱり無理よね〜なんて直前で無くなっても誰も責任取らないのがこの国の教育なのね。ともかく子ども教育なんていっちょかみしたいくらいで一銭も出したくないし興味もない。そもそも記述導入無理でしょ?は現場はずっと言い続けていたけど増田の人々は最後最後になってほらじぶんの思ってたとおりだとかしれっと後出しジャンケンするわけ。クソダサいし少しは恥ずかしいことだと認識してほしい。

情報に関してもそうで、情報免許だけでの地方高校採用枠ほぼ無い。ずーっとないの。その中でその免許とって高校で働こうって考える若者いるわけないのよ。これまでも商業数学理科の一部が伊達酔狂で取ってるくらいで免許としては情報一つでは採用されないし週16時間で片道30km距離ある2校掛け持ちで非常勤講師手取り10交通費なしの世界です。そもそも教員採用全般団塊世代の大量退職の割に採用できてなくてひたすら人員削減されてる割にそれを補って有り余るくらい人気ない。小学校なんて2倍切ってたりするのでまあ誰でもなれて採用側選べないからあと5.6年で小学生先生妊娠されられたり教師による無差別殺人みたいなのボロクソ出てくるよ。

まり情報共通テスト必須化はしてもほんとムダで現代社会みたいに学んでても学んでなくても誰でも平均点は取れるくらいのテストになるだろうし良識的な少しは考える大学は参考値みたいにするしかないものになる。

あとすぐに「それこそオンラインにして〜」とか「民間人を〜」ってやつ、そういう人が利権を得たくてやってるだけの世界なのでおめでたいです。子どもをあらゆる意味で食い物にするなんてうつくしいにほん。

2022-01-16

anond:20220114230315

母校限定になると、本人の能力以外に母校の事情採用されるかがかなり左右されるし、そもそも公立だと配属でどうなるかわからんとかあるし、

選んでいる余裕がある人間ができれば母校って言うならわかるけど、何も職がない人ならまずはどこかの学校で雇ってもらえんかと探すとか、

教員採用試験とりあえず受けるとかが先になるんでは?

2022-01-09

anond:20220109123437

なるほど。その手のアホの子がこういう事を書くわけだな。説得力あるぜ! →

高校教師・・・世間知らず   

塾講師・・・教員採用されなかったカス、もしくはお勉強だけできてまともに就職できなかったクズのなれの果て

   

絵に描いたような「人格仕事混同しちゃってる」典型例だねww

anond:20220109120654

高校教師・・・世間知らず

塾講師・・・教員採用されなかったカス、もしくはお勉強だけできてまともに就職できなかったクズのなれの果て

2021-09-09

福岡教育大学の初等の小学校教員主免一択は変わらない

福岡教育大学の初等のカリキュラム改革によって、副免が取りやすくなる、初等でも中学高校教員になれる、というデマが広まっています

しかし、改革しようが、初等は小学校先生になる人のための課程であって、中学高校先生になる人のための課程ではありませんよ、カリキュラム改革は見せかけですよ、という話。

福岡教育大学の初等は小学校教員一択

福岡教育大学の初等は、小学校教員主免の一択で、副免(中・高校免許)は取らせない、という方針です。

これは、寺尾愼一学長櫻井孝俊学長、両学長(両名とも不当労働行為をおこなった、不当労働行為学長です)による「改革」の大方針であり、その改革は、成功しました。


したがって、この方針は堅持されます


初等は、副免は取らせない、という方針は、変わりません。


この「改革」の眼目は、「初等の学生小学校教員にする」、ことにあります

これは、「初等の学生は、中学校の教員とか、高等学校教員にはしない」と同義です。


あくまで、初等の学生小学校教員一択、がポイントです。


もし、副免を希望しても、中学高校教員免許は取らせない、仮に副免として取れたとしても、二種免をかろうじて取れるようにして、一種免は無理としたいのです。

https://www.fukuoka-edu.ac.jp/campuslife/academic_affairs/glb0i0000000126j-att/glb0i00000009mmy.pdf


小学校先生になりたい、という人は、初等はおすすめです。しかし、中学校、高校先生になりたい、という人には、絶対おすすめできません。


あくまで、初等の学生は、小学校教員一択からです。


初等を小学校教員一択にする大学側のメリット

改革」以前は、初等は選修制といって、各教科ごとにわかれていました。「初等国語」だの「初等数学」だのといった区分です。そして、副免として中学高校一種免を取ることが一般的でした。また、取りやすいようにカリキュラム設計していました。本当は初等だけれど、中学高校)の先生になりたい、といって、教員採用試験中学校(高校)に合格する学生も、少ないながらいました。

しかし、「改革」により、初等は小学校のみ、となりました。

これによって、教員採用試験を受けるのであれば、初等の学生小学校しか受験できないようになってしまいました。

これが、実は大学側の考えている「改革メリット」でした。

まり、初等の学生には、小学校教員一択にして、実際に小学校教員しかなれないようにする、ということが、大学改革目的だったのです。


実際に、就職率の数字を見ていくと、それが明らかになっています



2014年平成26年)の就職状況を見てみましょう。

なお、学部だけの数字です。

この年の卒業生は669人です。

そのうち、初等・中等・特支の学校教育三課程の卒業生は498人。生涯教育三課程(共生社会教育環境情報教育生涯スポーツ芸術)は171人です。

この669人の、就職先を見てみます

小学校教員が177人(26.5%)

中学教員が80人(12.0%)

高校教員が57人(8.5%)

特別支援学校が32人(4.8%)

幼稚園12人(1.8%)

で、合計が358人(53.5%)になります

教員以外は、138人(20.6%)です。

学者は66人(9.9%)で、その他は107人(16.0%)です。

これらを合計すると、669人となります


なお、これを、初等だけに限って見てみます

初等から小学校教員が151人(48.4%)

初等から中学教員が22人(7.1%)

初等から高等学校教員10人(3.2%)

初等から特別支援学校が1人(0.3%)

初等から幼稚園12人(3.8%)

という内訳になります


初等から中学高校教員になる人間10%ほどいることがわかります

ちなみに、これは、「教員採用試験合格して中学高校教員になった」という数字ではありません。

教員採用試験合格した人間も含んで、不合格であっても非常勤講師として採用された数も含んでいるものです。


さて、では、2020年(令和2年)の就職状況のデータを見てみましょう。

これも、学部だけの数字です。

この年の卒業生は619人です。

そのうち、

小学校教員が281人(45.4%)

中学教員が76人(12.3%)

高校教員が45人(7.3%)

特別支援学校が40人(6.5%)

幼稚園が4人(0.6%)

で、合計が446人(72.1%)になります

教員以外は、115人(18.6%)です。

学者は21人(3.4%)で、その他は37人(6.0%)です。

これらを合計すると、619人となります


これを、初等だけに限って見てみます

初等から小学校教員が271人(72.3%)

初等から中学教員が3人(0.8%)

初等から高等学校教員が1人(0.3%)

初等から特別支援学校が1人(0.3%)

初等から幼稚園が4人(1.1%)

という内訳になります


この結果を比較してみましょう。初等の小学校教員になる比率が明らかに上がりました。

2014年では151人(48.4%)でしたが、2020年では271人(72.3%)ですから、爆上げです。


このおかげで、ダイヤモンドオンライン2021年5月31日、「教員を多く輩出した大学ランキング!」の記事の中で、福岡教育大学小学校教員就職者数ランキング日本一となったのです。

https://diamond.jp/articles/-/271717


大学教員採用試験合格者が多いことを、広報誌で誇らしげに宣伝しています

https://www.fukuoka-edu.ac.jp/about/press/joyama/glb0i00000000yjn-att/glb0i00000004k2g.pdf


ただし、初等から中学高校教員になる人間は激減しました。

中学高校を合計すると、2014年では32人(10.3%)でしたが、2020年では4人(1.1%)です。爆下げです。いや、ほぼ消滅と言ってもいいでしょう。


初等の選修制であった時、つまり改革前は、初等に来ることが小学校教員一択ではありませんでした。初等であっても、中学高校免許も取りやすかったのです。


校種は決めてないけど、学校先生になりたい、と漠然と志望している学生も多かったようです。そして、講義を取っていくにつれて、「初等だけれど、小学校ではなく、中学高校)の方が自分には合っているようだ」と志望変更ができました。

あるいは、「中等は難しいけれど、初等だったら合格できそうだ」と入学してきた学生も多かったでしょう。


しかし、現在は、そうした志望変更はできません。


初等に入ることは、小学校教員一択です。

もし、中学高校先生になりたい、というのであれば、中等に入るべきです。初等では、中学高校先生にはなれませんから


初等のカリキュラム改革でも、何も変わらない

初等であっても、副免で中学高校免許が取りたい、という学生が多いせいか、そして、初等=小学校教員一択に対する学生潜在的な不満が高いせいか大学カリキュラム改革を予告しています

https://www.fukuoka-edu.ac.jp/files/bgeditor/other/R5gakubuhenkou.pdf


初等に、幼児小学校、人文社会、理数自然芸術技能、とわけて、副専攻で副免(中・高の免許)取れるよ、とアピールしたいようです。


この予告を見る限り、副免を積極的に取らせていく、という大学姿勢は見えません。あくまで「取得することが可能になります」と、控えめな表現です。

これが、「取得を保証します」でしたら、確実に取得させる、と意味しますが、「可能になります」という表現は、「できるかもしれません」という意味であり、その裏には「できないかもしれません」という意味が隠されていることを、感じ取らないといけません。

また、取得の免許を「中学教員免許状(1種または2種)」としているところも注目できます高校の1種免については言及していないのです。


この改革執行部が勝手に決めているだけのようで、大学教員の間ではほとんど議論されている様子はありません。

https://twitter.com/fukkyosaisei/status/1417284940635414529


羊頭狗肉改革です。初等は小学校主免一択のままで、これまでと変わらず、基礎学力テストで副免の授業を取れるかどうかを決めていくのでしょう。

https://anond.hatelabo.jp/20210224152912


あくまで、初等は小学校教員一択です。

カリキュラム改革は、見せかけの改革です。「やってます感」を出すためだけにすぎません。


参考までに「福岡教育大学教育学部入学選抜方法等についてのQ&A」のチェックをおすすめします。

https://www.fukuoka-edu.ac.jp/files/bgeditor/other/qanda.pdf

この「質問6」に対しての、「回答6」が、大学姿勢です。


2021-07-17

anond:20210717101149

教師になりたがる人は居ないって言うけど、教育委員会賄賂渡してまでも教員採用されたい輩が居る時点でちっとも説得力が無い

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