はてなキーワード: 心室細動とは
AEDは日本語で自動体外式除細動器と言うんだけど、除細動器にはプロ(医療向け)と一般(非医療従事者向け)の製品があるよ。
AEDはこのうちの一般向けの製品の事だよ。Aはオートマチックの意味。
医療向け製品は心電図モニタでの監視が行われている事が前提だから単能型で普通の電化製品のようにスイッチを入れると電撃が起きるよ。
一般向けは必ず診断モードが付いてて、蓋を開けると自動的に起動、コンデンサへの充電、電極パッドを付けると診断モードになるよ。(電源ボタンがある機種もある)
だからAEDを使うべき状態かどうかは機械が勝手に判断して実行するから「AED使用すべきじゃなかった状態なのに使用した」という事は起きえないよ。
蓋開ける(IOボタンを押す)と起動して音声ガイダンスが始まるよ。その通りに心臓マッサージしたりパッドつけたりすればいい。付ける場所はパッドや本体に大きく描かれているよ。
自動診断が終わってAEDが必要と判断されたら「全員手を放してショックボタンを押す」と言われるので押すと電撃が発生して患者の体が大きく痙攣するよ(結構ビビる)。
で、バッテリーの問題があるから10年も20年も使えるわけじゃない。使用した事なくても交換が必須なんね。これは消火器と同じやね。
低周波治療器みたいにヌルヌルの導電パッドが付いているんだが、これは数年で経年劣化でダメになる。でもリースだとパッドの交換もしてくれるし、本体も耐用年数で交換されるからバッテリー問題も考えなくていいし本体も新しい製品に更新されていく。
リース料は1万弱/年くらい。
でもリチウムイオンバッテリー+コンデンサ+心電図診断ソフトの組み合わせの製品だからもっと安くできるはず…って事で最近だと10万を切る製品も出てきてるらしい。
AEDは心臓が細動、つまり痙攣しててポンプの働きを無してないって時にフルスイングのビンタを心臓にかます機械だ。
心電図モニタがフラットになるのでこの瞬間は結構ビビるし初めて見たら油汗出るよ。
でも大丈夫。脳が規則的に心拍信号を出してるから、それに従って心臓も規則的に動き出す。時間にして1~2秒程度なんだが、初めて見ると永遠に感じるほど。
AEDや心マが遅れると脳がダメージを受けてしまってこの信号が来なくなっちゃうのだな。だからAEDは早くやらんとだめって事なんであるな。
最初の生物は心臓なんてなくて体を動かす→体液が動くっていういい加減なシステム
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体大きくすると体液循環量が足りんぞ→せや体動かさない時でも勝手に動いてる箇所を作りゃいいんや
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さっき作った醤油チュルチュルの握るとこの前後にストローさしたら効果あがったやん天才やんワイ
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そうや醤油チュルチュル握るとこの前後にワンウェイの弁付けたらもっと効果アップや
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握るとこを思いっきり握っても握りに吸入する時になかなか入っていかんで効率落ちちゃうんやんけ。予め圧が高くなってればあっというまに充填されるのに
せや握るとこの真ん中にも弁付けたら低圧圧縮→高圧圧縮で効率アップするやん
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あーでも本社の方に指令2つ出せって言っても進化の融通きかんしこっちの現場は現場で勝手に進化してるしで連携とれんな…
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せやこうすりゃいいんちゃう?
本社の収縮指令が来るやろ?それを低圧に繋ぐんや。それで低圧連中が動くと電気信号が起きるやん。それを高圧側に繋いで動けば一つの指令で時間差の指令が作れるやん
名付けて「カツオの場所はカツオドリに聞け」作戦や。ジンギスカン作戦に並ぶ名作戦やでこれ
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でも低圧連中の出す信号って微弱やな…タイミングにもズレがあるし微弱電流を閾値にするとノイズ拾いまくって大混乱や困った…
せやスター結線や!心房結節で集合させればええんやそっから各部署に分配する
スイッチングハブ(洞結節)→リピーター(心房細胞)→スイッチングハブ(心房結節)→リピーター(心室細胞)
これでいけるで
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????あのそれだとブロードキャストストームに弱くない?
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あーちゃんと動いてるしもう仕事終わり!クレームもきとらんしうちはパラシュート会社と同じでノンクレームの優良企業や
こういう経緯で、心臓に自律性を持たせる実装にしたせいで、なんか衝撃を受けた場合に心筋のどっかがまとまって拍動するとそれを受けて他の部分が拍動→その刺激で他の部分が…と繰り返して収拾付かなくなってしまうのよ。
ブロードキャストストームですわ。神の実装ミスです。
因みに、心臓はこういう風に自律性がある実装されてるので、体から飛び出しても動いていたりする。
心臓は筋肉の塊で非常に丈夫なうえに、拍動で擦れて傷つかないように心嚢っていうスベスベの膜に入ってるので、交通事故でトラックに踏まれて胸部が潰れてしまっても血管から千切れてシュポンって感じで飛び出してくる。
その状態でも路上で拍動を続けてるんですな。奥多摩のタヌキとか大垂水峠の鹿とかがトラックに轢かれてその近くで心臓が動いてるという現場を何度も見た事があるよ。
これは「倒れてない人、ピンピンしてる人にもAEDが必要なことがある」って話だよ。
例えば江戸時代などには食器洗いのママレモンとかは無かった。キュキュットとかも同じくない。
じゃあ食器洗いはどうしていたかというと竈の灰を水に入れて放置して灰汁を作り、それで洗っていた。
これは水酸化カリウムで強アルカリだ。植物の細胞が燃えて水蒸気と二酸化炭素になり、金属であるカリウムが灰の中に残ったものだね。
筋肉が収縮するには特にカリウムが必要だ。だから筋肉にはカリウムが多く含まれる。
そして血中のカリウムが多すぎると筋肉が過敏になる訳だ。こむら返りとかが起きちゃう。
事故で車の下やブロック塀の下に挟まれててそこから救出すると、挟まれ箇所が足とか腕とかだと筋肉の塊だからしばらく痺れるが血液の循環が回復されると痺れも取れる。なんてことも無く動けるしもうへっちゃらに見える。
圧迫によって潰れた、酸素不足で死んだ細胞の中身が出てるのだ。これはゴミとして掃除しないといけないから血液はこれを拾って持って行く。
で、ここにカリウムが超大量に含まれている訳だ。多すぎるカリウムは腎臓が濾して除去する。
でも大量すぎると処理が間に合わない。大量のカリウムが体内を巡ってしまう。
で、ここに筋肉まみれのマッチョで実装ミスによって痙攣が起きやすい臓器がある。つまり心臓だ。
アーキテクチャ的にブロードキャストストームに弱いのに、高カリウム血によって信号を拾う閾値が思い切りさがる。心室細動が起きないはずがないって状態なのだ。
だから、事故で挟まれていた人が救出されて「大丈夫だ」と言っていても動かないように命じ、救急車を呼んで病院に搬送して欲しいのだ。どんなに元気であってもだ。
そしてこの人は突然心室細動を起こして死ぬ可能性があるからAEDも用意すべきなのよ。
因みに高カリウム血症へのAEDの使用は、蘇生→再び心室細動を繰り返すのでAEDはずっと繋げたままで心電図を注視してないといけない。
何度も細動が起きて何度も電撃で痙攣する患者は見たら肝を冷やすこと請け合い。
そういう訳で医者でもないのに事故や労務災害に出くわす事が多い上に自分も心臓病を患って色々覚えた野良心臓マニアの増田がAEDについて書いてみたよ。
今回の事件において「心肺停止ならまだ助かる見込みがあるから、死亡を意味するものとは思わなかった」といったコメントが散見された。医学用語でありながらも一般にも使われる用語なので、微妙なディスコミュニケーションが起こりがちではある。
心肺停止は文字通り、心臓も呼吸も止まっている状態を指す。現場ではCPA(Cardiopulmonary arrest)を言われることのほうが多い。病棟で急変があると、「〇〇さんCPAです!」みたいな感じでみんな救命に殺到する。さて、心肺停止状態にはCPR(CardioPulmonary Resuscitation)が施される。このCPRで心拍が再開する病態もあれば、再開しない病態もある。よくあるのは心室細動でバタンと倒れた場合、ただちにCPRを続けながらAEDによる電気ショックを与えれば、高確率で救命できる。一方末期がんの患者さんが緩和ケアの末に心肺停止した場合、そもそもCPRを行わないが、仮に行ったとしても心拍が再開する見込みは非常に低い。
さて、今回のケースでは、ニュース第一報から割とすぐに(たしか1,2時間もたたずに)「心肺停止で搬送」というニュースが飛び込んできたように思う。自分は病院の医局でそのニュースを同僚と見たのだが、そのニュースを見て同僚医師たちと「これはまず助からないですね…」と話した。なぜかというと、慌ただしい救命の現場で心肺停止した「確実に」断言することはとても難しいからである。心肺停止の疑いが濃厚な段階で、あらゆる救命措置を行うし、確認する余裕はない。もちろんその場にいる医療者は誰もが心肺停止だろうと思ってCPRに従事するが、それを医学的に確定診断する余裕はない。その心肺停止をニュースに流すとなると、これはもうほぼ救命の見込みがない傷だと現場の医師が判断したからであろう、と。後の奈良医大の会見でも、頸部や胸部の銃創で大血管が大きく損傷した、とのことであった。大血管の損傷は、シンプルに大量出血して血圧低下するので、救命といってもできることは極端に少ない。大量輸血しながら出血箇所を塞ぐしかないが、通常破れた血管を塞ぐにはいったんその血管の血流を結紮して止めなくてはならない。しかし大血管を結紮すること自体が当然自殺行為である。
まとめよう。一般医療現場で「心肺停止」と使われる場合は、患者さんの病態によっては、回復する可能性があるケースもそれなりに含まれる。しかしそれをニュースに流すとなると、ほぼ心肺停止から戻らないであろうという確信があって初めて報道される。しかもそれがまだ現場が極めて混沌しているであろう1,2時間後にニュースとなった。従って医師がみればまず救命できない傷であったのだろう。というのが当日のニュースに接して思った内容だった。
本当は実際に死んだ時刻とせねばならないが、家族を呼んでその前で厳かに死亡確認をして死亡時刻とする医者が多い。
救急措置を諦めて心電図もフラットになったままになっていることが多い。
だから急所が受傷するか受傷程度が重く心肺停止になっているのに「重体」とされている時は単に家族待ちの状態である事が殆ど。
ただ、この運用は遠方から家族が来る途中で事故死したりすると相続関係がずれてしまうので問題を発生させる事がある。
事故で首が切断されたり頭部が殆どない場合などの場合は社会死とされ病院に搬送されないので医師の死亡確認はされない。
増田が肉親で経験したケースでは、複数回AEDによる蘇生をしても心室細動が起こり、段々と心拍が回復しにくくなったので看護師らに「もう無理なので諦めて下さい」と言われて蘇生を放棄した。
心電図がフラットになったままの遺体の横で呆然としていると看護師が点滴を交換に来た(法的には生きてるから)ので止めて下さいと言って止めてもらった。
1時間くらいで兄弟姉妹が到着、2時間程度で家族全員が揃うと医師がやってきて死亡確認を行った。死亡時刻は実際の死亡時刻の2時間半後の死亡確認時。
だから致命的な受傷をした人が死んでないというのは蘇生措置が続けられているかどうかは関係が無くて、一番の理由は単に家族を待っているから。
色っぽい意味じゃなく、仕事で休憩やシフトのタイミングで女性と作業場に二人きりという状況よくあるんだけど、
そこでいきなり女性がぶっ倒れて、幸運にも近くにAEDが設置してあって、さらに幸運にもついさっき講習受けたばかりでバッチリ使い方分かってても、やっぱり俺はAED使えないかな。
だって、服脱がせてAED当てて「ピー! 使う必要はありません」と機械音声が流れたタイミングで女性が目を覚まして脱がされてることに気付いて悲鳴上げて、
駆け付けた同僚や警備員に「貧血で倒れたら増田さんに服を脱がされた! レイプされそうになった!!!!」って乱れた着衣で涙ながらに訴えられたら俺に勝ち目ある?
誰が俺の無罪を証明できるの? その場には自分がレイプ未遂の被害者と思い込んでる女性と容疑者である俺しかいなかったんだよ?
倒れたのが男性同僚だったら、そんな心配しなくていいから迷わずすぐAED使うよ。
仲間だし助けたいから。
もちろん女性の同僚でも見捨てて逃げ出したりはしないよ。ただ二人きりだと痴漢冤罪のリスクを考慮に入れてすぐAED使わずに他の人や救急車呼ぶだろうね。
それで倒れた女性は実際に心室細動で、すぐにAED使ってれば何の障害も残らずに日常生活に戻れたのに、
俺がビビッて人を呼んでる数十秒か数分のあいだ血流が止まり続けたせいで脳細胞が死滅して仕事に復帰できない障碍者になったり死んでしまったりしたとしたら、
AEDを使う状況についてみんなもっと想像してみるべきなんだよな。
酔い潰れたのかもしれないし、貧血や熱中症かもしれない。てんかんの可能性もある。
AEDは賢いので心室細動以外の人に使っても害がないようにできている。
だがそれには鎖骨と脇腹に電極をあてなければ不要かどうかもわからない。
女性の場合、服の形状が複雑だったりワンピースだったりして服をハサミで切ることになる可能性が男性よりもずっと高い。体の線を出す密着した服も多い。
ワンピースを下からまくりあげれば一瞬だが、配慮を求める文を思い出しながら、もしかしたら全く的外れな失礼なことをしているのかもと思いながら、体を傷つけないように慎重にハサミで服を切っていたら1分は余計にかかるだろう。救命率10%の低下だ。
AEDが通りすがりの素人にも使えるように設計されているということは、逆にいうと自信を持ってAEDを使えるような人は少数派なんだ。
いい質問で答えは「やるべき」
もしそれで助かって助かった事を喜ぶのなら科学によって助けられた命できっとその人には他にやる事があるし、
もしそれで助かって助かった事が自分の信条に逆らうなら、自分で心室細動もう一回起こすなりなんなりしてとしか。
普通にブルカ被っててもちゃんと現代の医療は同じように齎されている国はイスラム圏でも存在するので
こう言う場合は戒律よりも医療を優先するというのを聞いた事がある。全然発展していない国については知らない。
今の時期に日本に来て住んでいるようなイスラム教徒は、コスプレしてても
普通に教育を受けて先進的な視野があるから日本人と同じように扱われない事にむしろ苦しみを覚えるとおもう。
追記:
中東圏だって、宗教の戒律 < 医療系科学 の事象だって普通にあるんだよって事で。
ただ。ここのコメントに出てる日本のふっつーの人たちの認識を見るとイスラム圏の人が日本に旅行する時はブルカ外せ心臓発作起こした時AED使ってもらえないから死ぬぞ、ってガイドブックに書くのは必要かもね。
ホンマや
心房細動なんやね
心室細動のシグナルみたいなのはApple Watchで検知できないのかな?
それ見れるならApple Watch新しいのにしようと思ってるんやけど
今年もコミケで熱中症が出たって情報が出ててきてますが、熱中症対策に水分・塩分補給や冷却用品を忘れないようにお気を付けください
ところで、私としては夏のコミケにはスーツを着ていくことをお勧めしたい
もちろん夏用のスーツですが
スーツと言うと暑苦しいイメージが強く、むしろ熱中症を引き起こしそうな感じがするかもしれません
しかし、最近の夏用スーツは生地が薄く、内側からは景色が透けて見えるぐらいのものが多いのです
日本の夏の暑さに苦慮しているメーカー各社もスーツの暑さ対策は手を抜いておらず
風通し、透湿性、吸湿性が良く、汗をかいても比較的早く吸いとり蒸発させてしまいます
薄手のスーツは着心地が軽いため、歩き回っても疲れにくいのもメリットです
クールビズはダサいので、ジャケットかベストを着用したいところです
ジャケットは並んでいるときに日除けとしても使えますし、汗をかいてから電車に乗ると体が冷えてしまいますので持っておいた方がいいでしょう
お腹がゆったりするため排熱が楽になりますし、血流が安定するので、立った瞬間に眩暈と言うことが少なくなります
ベストやジャケットを着用していればサスペンダーの外観も気になりません
・脚は放熱装置
人間の体で特に熱を排出する機能を持つのは、手、脇、背中そして脚です
冬は足を温めると体が温まる様に
ジーンズやチノパンなどの風通しが悪く厚手のズボンよりもスーツの方がよっぽど熱中症対策には適しています
と言うよりも、スーツどうこうの前に
ジーンズは足の熱を完全に閉じ込めて、体の熱をどんどんと高くしていくだけなので、熱中症のリスクを高めます
ジーンズも含め、股間が蒸れるということがあるならば、それは足の放熱が上手くいっていない証拠なのでズボンの選択を変えましょう
多少風通しが悪くても半ズボンなら良いですが、足を出すのが苦手と言う人も多いでしょうからスーツにしましょう
同様に靴は本革靴にしましょう
合成皮の靴は風を通しませんが、本革靴は風通しが良いです。
ジーンズやチノパンが自殺行為なのは、緊急時に開放が難しいという点にもあります
生地が強いため、火傷や裂傷などでズボンを脱がせられないときに、裂くのが難しく
熱中症で倒れた時に、血流を促進させるために、各部を緩めるのが難しいと言うのもデメリットです
同様にTシャツも、熱中症や心室細動で胸元を開放したいときに、汗で引っ付いてしまうため脱がせるのが手間になります
その点、ワイシャツならばボタン式のため、開放に脱がせたり、裂いたりする必要がありません
・結論
https://anond.hatelabo.jp/20180518184020
この元増田に感化されて普通救命講習を受けてきた。メモ的なもの。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)
AEDの使い方
気道異物除去
応急処置(直接圧迫止血)
どこの自治体も月1とかでやってるのかな
3h
1500円程度、講習テキスト付き
1度目はバス停手前50Mで追い越されダッシュしたが間に合わず
またコンビニまで戻るかー思って入店しようとしたときにバス停の方見たら
遠くにバスが見えてまたバス停まで手を振りダッシュしたらやっと乗れた。
習ったのはあくまでもバイスタンダー(居合わせた人)というポジションで状況把握や応急処置をし救急隊員や医療事業者に引き渡すということ。
肩叩いても反応ない&10秒間呼吸してない=心肺停止とみなし即心臓マッサージする。
呼吸してない判定の方法は、胸部腹部の上下運動がない=呼吸してない
その前にまずは周りに応援を頼む。119通報とAED持ってきて。名指ししないとやってくれないとのこと。
心臓マッサージ超大事、絶え間なく行うことで血液を体内循環させる。まさに手動ポンプ。
胸骨圧迫30回+人工呼吸2回を絶え間なく行う。
ちまたでは人工呼吸いらない説があるがもしそういう場面に出くわしたら習った通りにやると思う。だが相手によってはやらないかもすまん。
AEDは心室細動(心臓が痙攣するようなもの)のときのみに有効で、電気ショックを与えて心臓の動きを正常な状態に戻すためのもの。
ただし心肺停止の8割は心室細動によるものらしい。AEDほぼ最強。
心肺停止している人がいたらとりあえず心臓マッサージ、AEDが来たらにAEDにすべてを託す。
もしそういう場面に出くわした場合、自ら行動することができるかわからない。そんときの俺には勇気を出してがんばってほしい。やっぱ元増田すごい。
ほとんど家を出られなくて、鬱々とした気分が続きました。
食欲はあって、眠れて、薬も飲んでいたんですけど、身体が動きませんでした。
それで、死にたくなったんです。
記憶の中の死んだ旧友や親族が輝いて見え、自分も彼らのようになりたいという思いがこみ上げてきました。
『ライ麦畑でつかまえて』で、主人公のホールデン・コールフィールドが、死んだ弟のアリーが好きだって言うシーンあるじゃないですか。
妹のフィービーに好きなものを挙げなさいって言われて、ホールデンは即答できなくて、追い詰められた末の答えがアリー。生きているやつらよりはずっといいやつだってホールデンは答える。
社会とうまく折り合いをつけられないホールデンは、もう死者にしか魅力を感じない。
彼みたいな気持ちになったんです。
それで、プラグ部が分解できる昔の延長コードを使って死のうとしたんです。
引き裂いた導線の片方を左胸に、もう一方を背中につけ、電源タップに接続しました。
すごく怖かったんですけど、心臓が拍を打つタイミングによっては、わずかな通電時間でも心室細動が起きて死ねるから、やってみようと思ったんです。
布団に入ってしばらく逡巡してから、電源タップのスイッチをオンにしました。
ものすごい出力の低周波治療器を当てたみたいな痙攣に襲われました。それと導線が触れている部分に焼けるような痛み。
それで、あまりに強い衝撃だったから、びっくりして電源タップのスイッチを切ってしまったんです。
しばらく胸と背中には違和感が残って、全身の震えが止まりませんでした。
自殺未遂はこれで二度目です。最初は睡眠薬をお酒で流し込みました。
その時は吐いて気を失ったあと目が覚めて、死ねませんでした。
今回も失敗です。怖くて怖くて、とても二度目はできませんでした。