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はてなキーワード: 家族葬とは

2024-02-13

近所の高齢化を感じる

節分コーナー:季節の売り場の半分くらいだったのが1/3くらいに減ってた

切り替えてバレンタインになったけど、棚一つになってた

需要がないんだろうな・・・そんないつもの買い物のスーパーの印象

もっと高齢化が進んで若年層、家族葬が減っていったら次の催事ひな祭りなんかもやらなくなったりするのかな

正月はまだ季節の売り場が埋まるんだけどね

2023-11-20

岸田は義理父親葬儀を切り上げて葬儀済みの池田大作を弔問した

首相動静(11月18日)

(略)

 19日午前0時13分、米サンフランシスコでのAPEC首脳会議出席などを終え、政府専用機羽田空港着。同30分、同空港発。

 午前0時53分公邸着。

 午前1時25分現在公邸。来客なし。

首相動静(11月19日)

 午前7時46分、公邸発。同8時9分、羽田空港着。

 午前8時33分全日空673便で同空港発。

 午前9時37分、広島空港着。同46分、同空港発。

 午前11時4分、広島県三次市斎場「平安祭典 三次会館」着。裕子夫人の父・故和田二郎氏の葬儀に参列。

 午後1時39分、同所発。同2時5分、同市の火葬場「三次市斎場悠久の森」着。

 午後3時28分、同所発。

 午後4時36分、広島空港着。

 午後5時18分、全日空682便で同空港発。

 午後6時41分、羽田空港着。同7時1分、同空港発。

 午後7時28分、東京信濃町創価学会本部別館着。同30分から同45分まで、同会の故池田大作名誉会長の弔問。原田稔会長池田博主任副会長と面会。

 午後7時49分、同所発。同58分、公邸着。

 午後10時現在公邸。来客なし。

和田二郎さん(わだ・くにじろう岸田文雄首相の義父)11日死去、94歳。通夜は18日午後7時、葬儀は19日正午から広島県三次市十日市西6の8の1の平安祭典三次会館で。喪主長男成一郎さん。

創価学会名誉会長SGI創価学会インタナショナル会長池田大作先生が15日夜半、老衰のため、東京新宿区内の居宅で霊山へ旅立たれた。95歳のご生涯であった。葬儀17日、近親者のみで家族葬として執り行われた。

いやわかるよ、政党トップとして所属議員たちを食わせにゃならん、そのためなら池田先生のケツでも遺灰でも舐めてやるってんだろ

全く支持はしないが覚悟はわかる、ずいぶんな賭けだな、俺は立派だと思うよ

でもさ、それって義父の葬式をさっさと切り上げてまですることか?池田葬儀は2日前にとっくに終わってるんだぞ、時と場合ってもんがあるだろ

アメリカAPEC会議ついでに6カ国との首脳会談ほか行事たくさん、深夜に帰国し義父の通夜には出られず、翌朝一番広島入りして葬儀、そして信濃町創価学会本部トンボ返り

大変なスケジュールだと思うよ

からってお前、火葬滞在1時間23分間ってまともに骨拾えたのかよ

義父との別れを、妻への慰めを、喪主への労いを、広島滞在7時間でまっとうできたと言えるのかよ

それらを投げ打って既に葬儀の済んだ創価学会本部に馳せ参じてまで票が欲しいか

政治家岸田文雄は立派かもしれないが、俺は今、人間岸田文雄軽蔑しようとしている

https://www.jiji.com/amp/article?k=2023111800255&g=pol

https://www.jiji.com/amp/article?k=2023111900133&g=pol

https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15791659.html

https://www.seikyoonline.com/article/1105A80AC3B8C9691D68205F3E12D455

2023-11-19

anond:20231119142205

うちの田舎だともう家族葬一般的だよ

村の組合費でお金徴収はするけどそれ渡して付き合いはおしまい

10年くらい前は村の誰かが葬式になったら総出で受付とか炊き出しとかやってたけどもうホントにそういうのなくなった

2023-10-26

BUCK―TICK(バクチク)のボーカル櫻井敦司さくらい・あつし)さんが19日午後11時9分、脳幹出血のため死去したことが24日、分かった。57歳だった。19日に横浜市内で行われたライブ中に倒れて救急搬送されたが、息を引き取った。関係者によると、23日に息子で芥川賞作家遠野遥氏(32)ら近親者のみで家族葬が執り行われた。

「57歳というあまりに早すぎる旅立ちでした」と追悼。

櫻井さんは19日午後6時半から横浜市・KT Zepp Yokohamaで行われたライブ中に座り込むなどの体調不良を起こし、

3曲目を終えたところ、スタッフに抱えられステージから退場。

公演は中止となり、同市内の病院救急搬送されたが、

時間足らずで息を引き取った。

https://www.sanspo.com/article/20231025-VNWFTC5DWFPD5KAUJTLNPYW5KY/

2023-05-29

お葬式は楽しかった。

子供の頃、お葬式は楽しかったけどなあ。えっ死んじゃったの?みたいな(他人事)

みんなと会えるし、ごちそう食べれるし、結構面白いアトラクションだったけどね。何で黒い服着てしんみりしてんのも意味不明(死んだもんは仕方ないだろ)だし、

何か別に死んじゃった記念とかでも良いと思うんだけど。ドレス着てさ、思い出話を語りながら乾杯ウェーイでいいじゃん。

俺も親が死んだらどうするかな。家族葬して親の友達には死にました手紙出す位で良いんじゃねえのとは思うが。

自分死ぬ時は間違いなく孤独死で共同墓地なんだから日本の各地に粉を埋めてくれやとか面白そうだけど頼む人も居ないわw

2023-04-21

[元増削除の為再掲]嘘をついて会社を休んだanond:20230421170130

入社4年目。嘘の忌引で会社を休んだ。

理由寝坊たからだ。

8時始業で、目が覚めたら7時42分だった。

会社まではドアtoドアで1時間。終わった。完全に終わりだ。

間に合わないと分かっているが、とりあえず家を出て、駅まで走る。

その間に言い訳を考える。

体調不良?無理だ。連絡が遅すぎる。

素直に寝坊というか?それも無理だ。なぜなら少し前に寝坊遅刻したばかりだから

その時は目が覚めたのがもう少し早かったから、素直に寝坊だと言った。

平謝りして上司から「次はない」と釘を刺されている。

絶望自分社会不適合さが心底嫌になる。

アラームをかけずに寝落ちした。

ひとり暮らしなので起こしてくれる人はいない。全く起きられなかった。

走り出して5分して、もう忌引きしかないと思って込んでしまった。最悪である

始業まであと5分。よく調べもせずその場で上司電話した。叔父事故で死んだことにした。

上司は優しく「今日はもういいから帰れ」と言って俺を慮ってくれた。

そのあとすぐに人事部から連絡があった。

忌引きの手続き必要なことを教えてほしいと言うメールだった。

考えずとも当たり前と言えば当たり前なのだが、本当に焦って手が震えた。

そこまで頭が回っていないなかった。

故人の名前から葬儀の日程、葬儀場の住所などなど

ごまかせないと思った。かと言って今更嘘をついたとも言えない。

叔父の住んでいる地域の近くの葬儀場の名前を書こうと思ったが、そもそも葬儀にどの程度時間がかかるのかわからない。

適当に書いたらバレると思って、その葬儀屋に電話した。

葬儀の日程は、火葬場の空きによって左右される。今だと最短で3日後だと言われた。

人事部から送られてきたテンプレートにそれらを記入して返信したが、まさか葬儀場に連絡するということはないよな……とヒヤヒヤしている。もし香典やら弔電やらのために確認を取られたらバレる。

末端社員叔父の不幸事に会社が弔電を送るとは思えないが、香典としての手当は福利厚生にあったような気がする。

家族葬です」とメール追記して、やんわりと香典はいらないと伝わればいいと思いながら返信した。

少しして、続柄叔父だと忌引きになるのは1日だから、はみ出た2日は有給扱いになると連絡がきた。

正直全部有給にしてほしいところが、そんなことを言えば不審がられるので「わかりました」とだけ返し、それとなく必要書類がないかを聞いた。

調べていたら、忌引き手続きに会葬礼状が必要場合もあると出てきたからだ。

もし会葬礼状か、死亡診断書などが必要だと言われたら本当に終わりだ。

そうなったら会社を飛ぶしかないと思っている。

結果としては特に必要書類はないとのことだったが。

ホッと胸を撫で下ろしたが、上長まで話が伝わっているので本当にヒヤヒヤしているし、自分人間性が心底嫌になっている。

なにより叔父申し訳がない。

休みけが怖い。

https://anond.hatelabo.jp/20230421165803

嘘をついて会社を休んだ

入社4年目。嘘の忌引で会社を休んだ。

理由寝坊たからだ。

8時始業で、目が覚めたら7時42分だった。

会社まではドアtoドアで1時間。終わった。完全に終わりだ。

間に合わないと分かっているが、とりあえず家を出て、駅まで走る。

その間に言い訳を考える。

体調不良?無理だ。連絡が遅すぎる。

素直に寝坊というか?それも無理だ。なぜなら少し前に寝坊遅刻したばかりだから

その時は目が覚めたのがもう少し早かったから、素直に寝坊だと言った。

平謝りして上司から「次はない」と釘を刺されている。

絶望自分社会不適合さが心底嫌になる。

アラームをかけずに寝落ちした。

ひとり暮らしなので起こしてくれる人はいない。全く起きられなかった。

走り出して5分して、もう忌引きしかないと思って込んでしまった。最悪である

始業まであと5分。よく調べもせずその場で上司電話した。叔父事故で死んだことにした。

上司は優しく「今日はもういいから帰れ」と言って俺を慮ってくれた。

そのあとすぐに人事部から連絡があった。

忌引きの手続き必要なことを教えてほしいと言うメールだった。

考えずとも当たり前と言えば当たり前なのだが、本当に焦って手が震えた。

そこまで頭が回っていないなかった。

故人の名前から葬儀の日程、葬儀場の住所などなど

ごまかせないと思った。かと言って今更嘘をついたとも言えない。

叔父の住んでいる地域の近くの葬儀場の名前を書こうと思ったが、そもそも葬儀にどの程度時間がかかるのかわからない。

適当に書いたらバレると思って、その葬儀屋に電話した。

葬儀の日程は、火葬場の空きによって左右される。今だと最短で3日後だと言われた。

人事部から送られてきたテンプレートにそれらを記入して返信したが、まさか葬儀場に連絡するということはないよな……とヒヤヒヤしている。もし香典やら弔電やらのために確認を取られたらバレる。

末端社員叔父の不幸事に会社が弔電を送るとは思えないが、香典としての手当は福利厚生にあったような気がする。

家族葬です」とメール追記して、やんわりと香典はいらないと伝わればいいと思いながら返信した。

少しして、続柄叔父だと忌引きになるのは1日だから、はみ出た2日は有給扱いになると連絡がきた。

正直全部有給にしてほしいところが、そんなことを言えば不審がられるので「わかりました」とだけ返し、それとなく必要書類がないかを聞いた。

調べていたら、忌引き手続きに会葬礼状が必要場合もあると出てきたからだ。

もし会葬礼状か、死亡診断書などが必要だと言われたら本当に終わりだ。

そうなったら会社を飛ぶしかないと思っている。

結果としては特に必要書類はないとのことだったが。

ホッと胸を撫で下ろしたが、上長まで話が伝わっているので本当にヒヤヒヤしているし、自分人間性が心底嫌になっている。

なにより叔父申し訳がない。

休みけが怖い。

2023-02-17

親の葬式喪主をしたくないから親より早く死ぬ

親の葬式喪主が大変だ!というnoteがバズっている。

最近、私も母方祖父を急に亡くした。

残された祖母は茫然自失状態で、結局私の母が喪主をしていた。とにかく大変そうだった。悲しむまでもなくやるべきことが押し寄せてくる様は。故人に近しい筈の人間が悲しむ暇もないってどういうことだよ、という感情を禁じ得なかった。

ところで、祖父母と母の関係性は、あまり良くなかった。孫だった私にとっては優しいおじいちゃんおばあちゃんだったが、まだ幼い私が祖父母の家で甘やかされると、明らか母は不機嫌になり、祖父母の家から帰ると私はよく何かと理由をつけて折檻を食らっていた。最近、お互いが歳をとったことでようやくいろんな感情に収まりがつきつつあったようだけど、たぶん祖父に対しての母の感情は、結構複雑なものがあったように思う。

でも、祖父は急にいなくなってしまった。家族葬だったとはいえ親族集落(ど田舎なので)の人たちが焼香や弔問に来て思い出話をしていくし、喪主なので親族代表で母は挨拶をする。死んだ人のことは誰も悪く言わない。母も無難挨拶をした。通夜火葬葬儀を経て、勝手に残された人たちの思い出話の中で、「良い人だった」というラベル祖父に貼られていくのを見ていた。先述の通り私にとっては優しいおじいちゃんだった。でも、わだかまりを持ったままの、娘だった母は、勝手に綺麗なイメージに書き換えられていく祖父像を、どう見ていたのか気になった。

そしてタイトルの話。

祖父母と母の間にいろいろあるように、お察しの通り私と両親の間にも、いろいろある。今は距離を置いて暮らしているし、たまに電話で話し、たまに実家に帰るくらいの距離感でいられるから穏やかだけど、特に母と私は、一つ屋根の下で暮らすには絶望的にたぶん合わない人間だった。許せてないことがたくさんある。でも、この距離で落ち着いている今いちいち掘り返すのは面倒くさい。

でもいずれ両親がなくなったら、喪主をやるか、兄弟喪主を託せても弔いの場にはいなければならない。その時葬儀に来た人たちが勝手に両親に「良い人だった」のレッテルを貼っていくのだろう。もちろん「良い人」成分も間違いなく私の両親だろうが、それでコーティングされた中身に、結構さんざんな目に遭わされてきた。それを知らない人にはなかったことにされてしまうし、死んだ人のことを悪く言う人はいない。

私はたぶん、それに耐えられない。

親の葬式なんか絶対あげたくない。

から親よりも先に死ぬ。そう決めている。

2022-12-31

anond:20221231093252

おれは結婚してるけど親の葬儀投げ出したいけどな。なんで親の死をネタにいい加減な親戚連中が集まる飲み会主催しなければならないのか理解できない。せめて家族葬にしてーわ。

2022-12-18

anond:20220523002520

家族葬みたいなとこでやったけど多分合計額では元増田の半分位だった様な気がする

anond:20220523002520

うちの父が春に亡くなったが葬儀社にかかった費用は80万ほどだったはず

家族葬葬儀屋に頼んだ、その葬儀社の会員?にはなっていたようだが積立までしていたか不明(割引ハガキのようなものがあった)

墓はすでにあり、そういえばまだ名前彫ったりはしていないなと元増田を読んで気づいた

業者探しに情報を活かしたいと思う、ありがとう

母親が亡くなると、大げさにいえばそれ以前とそれ以降で、自分心持ちががらっと変化してしまったような気がします。

抱えている寂しさや空しさの量が少し増えましたし、自分自身の死ということにも、よりリアリティを感じるようになってきています

とはいえ人生は続いていくわけで、時間解決することもあるけれど、この寂しさや空しさを、当たり前にそこにあるものとして、これから暮らしていくんだろうと思います

親が死んで自分心持ちがガラッと変わる、とてもよく分かる

ご自愛ください

2022-12-04

おじいちゃんの話。それから

https://anond.hatelabo.jp/20221121085518

 あっというまに、2週間が経ってしまった。

 忌引で仕事を休んだりしたのでまあ周りも知っていることなんだけど、あんまり気を遣われたくなくて、でも誰かに聞いてほしいのでつらつらと書く。おじいちゃんは本当に最後までマイペースだったし、面白い人だった話を、どうか暇な人は読んでいってほしい。

 11/21のお昼前、母方の実家に着いた。

 突然つれあいをなくしたおばあちゃんは、久々に孫であるわたしの顔を見て笑ってくれだけど、足取りがおぼつかなくて、ただでさえちっちゃい(身長、145センチしかない)身体ますます小さくみえた。「おじいちゃん、座敷にいるから会ってあげて」と言われたので向かう。布団に、顔にかけられた白い布。それを見たらぐっと目が熱くなった。布を取ると、眠ってるみたいなおじいちゃんの顔。この家で夕ご飯を食べると、おじいちゃんお酒を飲んで、その後一緒にテレビを見てるといびきをかきながらうたた寝をしてしまう。そんな時の顔だった。声をかけたら起きてくれそうなのに冷たかった。

 その日の夜、おじいちゃんの家でお通夜をした。数人だけど親戚も来るということで、玄関を掃いておこうと、箒を探しに納屋に入ると、使いかけの肥料や、明らかに「まあどうせ明日も使うしここら辺に置いておくか」って感じで適当に置いたらしい鍬、何日に白菜を収穫するとか来年の作付をメモしていたホワイトボードがあって、ああ、おじいちゃんにとってもこれは急なことだったんだなとぼんやりと思った。

 枕経に来た菩提寺住職さんは、わたしとそう歳の変わらない、若いひとだった。お経をあげてもらい、納棺をする。旅支度をさせて、花をいれて、孫全員(私含め6人いる)の手紙をいれ、お気に入りだったシャツをいれ……その過程で、ずっとぼんやりしていた祖母が棺に取り縋って泣き出した。まだ祖父が死んだ実感が薄かったわたしも、さすがにその姿を直視できなくて目を逸らしたとき、視界の端で住職さんがしきりに鼻をすすったり、マスクを直すふりをして目元を拭ってるのが見えた。なんでも、婿養子として今の寺に来た時に、ちょうど祖父檀家の総代をしていて、祖父はそれこそ孫と歳の変わらない若い彼のことを気にかけて可愛がっていたらしい(親戚談)。きっと仏門に入った人にとって、通夜葬儀日常茶飯事だろうに、その人がそんな感情に呑まれるくらい、祖父は面倒見のいい人だったらしい。妹や従妹もその住職さんが泣いているのを見たらしく、後々孫の間で「もしかしたら他所にも孫みたいな人が他にもいるのかもね」なんて話した。

 その翌日は友引で、葬儀は次の日に延ばし、火葬だけを行った。この日もおじいちゃんはなかなかやらかしてくれた。おじいちゃんを乗せた霊柩車が家を出る時は、集落中の人(ガチ限界集落である)が見送りにぞろぞろと集まって、見送ってくれた。ちょっと壮観だった。

 本来こういう時は霊柩車の後ろに、参列者を乗せたマイクロバスがついてみんなで火葬場に行くものだと思う(というかわたし経験した葬式ってそういうのしかない)んだけど、コロナ禍だし、あとあんまりにも急すぎて来れる人も少なかった(田舎だし、みんなお年寄りなので、足が確保できないと来れないのだ)ので、うちや叔母の家の車3台に分乗して、火葬場に向かった。

 しかし、せいぜいどんなに安全運転しても20分くらいで着くはずの火葬場になかなかつかない。道中の信号うまいこと全部赤で引っかかるのだ。わたしの母は三姉妹の長女で、まだ心ここに在らずな状態祖母と連名で喪主をしていたため霊柩車に乗っていたが、わたしが「おじいちゃん、よっぽど行きたくないんだな……」と言うと父は「だろうな……」と深く頷いていた。

 30分以上かけて火葬場に着いた。そこからはさすがの祖父ももうどうにもできず(?)あっという間で、その後2時間もしないうちに、祖父は骨になった。若い頃(といってもわたしが見た記憶があるのでめっちゃ若いわけではない)に建築業についていて、屋根から落ちて骨折した時に手術していれたボルトがしっかり焼け残っててびっくりした。手先、足先の細かい骨は、年齢もあってさすがに……だったが、大腿骨や肩の骨はがっちりしていた。祖父はこの年齢では背の高い人だった(たぶん170センチ越えてた。祖母と並ぶと身長差がすごかった)のに、結局のところ、最後には母が抱えられるサイズの骨壷におさまった。「こんなに小さくなっちゃうんだね」と母がつぶやいた時は、なんで言っていいのかわからなかった。

 帰りはそんな祖父を抱えた母もうちの車に乗って、また3台の車で祖父の家に帰った。霊柩車で来る時に通った道を避けて帰る、ってのは全国共通風習なのかな……?だから、来る時よりは少し遠回りになる……はずだった。でも20分で帰れた。なんせ信号、全部青。骨壷を渡された時の母の顔はさすがに見ていられなかったけど、祖父の家の屋根が見えてきた時に母は、「帰りはあっという間だったね……」と困ったような笑みを浮かべていた。おじいちゃん、どんだけおうち好きだったんだよ……。

 そして11/23菩提寺葬儀をした。

 家族葬だったけど、焼香をしにたくさんの人が来てくれていた。みんな、新聞のお悔やみ欄で見てとるものもとりあえず大慌てで……って感じで来てくれていた。「入院してたのか?!聞いてないぞ!」と言う人もいた。病院には1泊しかしてない、本当に急だったということを何遍も説明する母は、最後のほうはさすがに疲弊していた。ちなみにこの日は大雨だった。無口な従弟がぼそりと「未練あり過ぎだろうが」と言っていた。それな、と返した。

 式自体は身内だけで行って、このご時世だから会食は無しで折り詰めを持って帰ってもらい、また骨と、遺影と、白木の位牌と一緒に祖父の家に帰った。

 とりあえず自分達も折り詰めを食べながら、母は葬儀屋と四十九日の日程をつめ、その後も墓石屋や位牌の手配、この後家に直接弔問に来てくれる人への対応の打ち合わせを叔母たち(と、まだどこか虚ろな顔をした祖母)がやっている時、まだ細々とやることは残ってはいるがひとまずは一通り終わったね、お疲れ様だったね、という空気が流れつつあった。

 でも、ここで終わらないのがおじいちゃんだった。突然この家の固定電話が鳴った。

 母が電話を取ると、相手は伯父(父の兄。他県で父方祖母と一緒に住んでいる)だった。葬儀に花を出してくれたり香典も出してくれたから、今日葬儀だったことはわかっていたはずだし、なんだか様子がおかしい。泣いてるのか笑ってるのかわからない声で喋っていた(母談)らしく、何かあったのか母が(たぶん疲れもあって)少し強い口調で問うた。その返事は、

「○○さん(祖父)からさ、たった今、林檎が届いたんだよ」

 だそうだ。

 祖父は交友関係は広いがそれぞれ相手マメな人だった。うちの父方の親戚に対しても、季節の果物特産品なんかを折々に送っていた(向こうからもよくお返しも来ていた)。この時期は林檎(ほぼ出身地がバレるな……)を、他県の親戚や知り合いに毎年毎年手配して贈っていて、それが、葬儀をやって当の本人極楽浄土に送ろうとしていたっていうのに、それがちょうど終わったタイミング相手に届いた、ということらしい。……それは普段無口な伯父さんも、反応に困っただろう。「○○さんから最後の贈り物だから美味しくいただく。冬にはこっちから蜜柑を送るからよろしく」ということで電話が終わり、私たちは大きく溜息をついた。「たぶん、この調子だともう何軒か送ってそうだなぁ……」とみんなで笑い合った。

 さすがにちょっとしんどかった。

 あまりにも急すぎた。呆然とした祖母を見るのが辛かったし、その祖母の代わりに喪主仕事を引き受けるためにずっと張り詰めた顔をしていた母を見ているのも胸が痛かった。出来ることしか手伝えなかったけど、母から葬儀が終わった後に「あんたら(私や弟妹)がすぐ飛んできてくれて本当に助かった」と言われた時の弱々しさが心配で、結局今いる自分の家に戻って来れたのは11/25だった。

 だけど、そうして過ごす中にも、ふと思い出す祖父の話(孫相手に遊びにムキになったり、高校生の叔母が夜遊びしてぶっ飛ばされた話だったり)や、こうして亡くなった後にもなんだか面白いことをしてくれるおじいちゃんのことを話せる相手は、なかなかいない。

 でも、顔を知らなくて、こんな長文をここまで読んでくれる人に、ちょっとでも聞いてもらえたらなんだか心持ちが楽になる気がして、あと、悲しいだけではないって気持ちになれると思ったので、こうして文章にしてみた。

 読んでくれて、おじいちゃんのことを知ってくれて、ありがとう

余談。

 わたしが今の家に戻る前日、仏具屋に母と行って、位牌のカタログをもらって祖母の家に行った。その後数日、祖母カタログを見て、あと母が撮っていった店頭にあった位牌の写真も見て、散々悩んだけど、そのお店で一番よく出回る、スタンダードものを選んだらしい。「それでいいの?」と母が訊いたら、「わたしが死んだ時は、お父さん(祖父のこと)とお揃いの位牌にしてほしいから。これならすぐお揃い作ってもらえるでしょ」と言ったそうな。お揃いの位牌。ちょっとパワーワードだな、なんて思った。でもさぁおばあちゃん、そんな早くいったらおじいちゃんたぶん額に青筋立ててめっちゃ怒るから、もう少し一緒にいてほしいな。お正月には会いに行くからさ。

2022-11-18

夫と車で移動中、家族葬の○○という看板広告をよく見ていたのだが

昨日はその○○という葬儀業者店舗施設通りすがりに眺めた

なんとなく、死んだらここで葬儀することになるのかな、と言ってみた

夫は80まで生きるし!と話を流した

そうね、まだまだ先の話だし、70になったら話せばいいよね、と自分も話を終わらせた

その時に自分葬儀を思ったのか、夫の葬儀を思ったのか、よく覚えていない

その時体調があまりよくなくて、ひどく気分が落ちていたので、気弱になっていたんだとは思う

今年の春に父が亡くなったのだが、晩年の父もこんな感じだった気がした

2022-11-13

家族葬がめちゃくちゃ多くてアラサーなのに人生葬儀に2回しか出た事がない

まあ、儀式みたいなの緊張するし、呼ばれずに済んで面倒がなくていいなって思うけど

本当に生まれる前に亡くなった人以外の身内はみんな存命だし

子どもの頃に近所の人が亡くなって、親について行ったのと

就職して同級生の親が亡くなってお通夜に行ったのしかない

それ以外、仕事関係も今の所みんな家族葬

今度いざ呼ばれた時マジで恥かきそう

ちなみに、お通夜の時は喪服なくてバタバタしたし

まりにも分からなさすぎて前の人の真似して抹香掴んだつもりが熱い方で火傷した

2022-10-17

anond:20221017013034

元増田気持ちもわかるし、親族気持ちもわかる。

俺も無神論者父親が亡くなって、母親とも相談して家族葬にしようとしたけど、父方だけじゃなく母方の親族も結局来たもんなぁ。

まあ今思えば、葬式通夜)来たいという親族気持ちも分かる。死んだ時くらいお別れしたいとか、死んだら葬式来るのが普通とか、そういう価値観があるんだろうな。年を重ねるとそういうことも分かってきた。

難しい話だね。元増田は悪くないとは思うけど、親族気持ち理屈じゃないんだよなぁ。話し合いで解決できるもんじゃない。

四十九日一周忌やるなら、その時に呼んでもいいかもね。やらないなら、もう放置でいいかな。仕方ないもの

2022-10-04

anond:20220928104846

生前安倍Facebook投稿によれば、岩波文庫山縣有朋」はJR東海会長だった葛西敬之から薦められて読んだという。

6月に催された葛西家族葬では安倍も招かれ弔事を読んだが、その時に「山縣有朋」についても触れたと見られ、その2日後のFB投稿の追悼文で山縣有朋伊藤博文に詠んだ歌に触れている。

安倍岩波を手に取ったのは紹介受けただけだろうから考えなきゃいけないのは葛西山縣有朋批判目線が強い岡義武の「山縣有朋」をどう読んでいたのかという点ではないか

この手の「保守」の場合は『衆愚に負けずに弾圧してでも己を貫いた山縣有朋は真の国士』って勝手に読み替えて『山縣みたいに民衆批判無視していい』って人に薦めてるんだろうけど

家族葬増田についたブクマカコメント見てるとさ

統一教会勢力伸ばすのチョロすぎない?

冠婚葬祭常識がそれぞれの家族にあるなら、

統一教会はそれに合わせて入り込むだけじゃん。

anond:20221004001606

長くて追記の方は流し読みしてしまったが

まぁ、正直「突然身内が亡くなって余裕がなかった」というのはとてもよく理解できるが、何度も書きすぎだったかな。多すぎると自分が悪いといいつつ本心では「自分は悪くない。事情があったんだ。仕方なかったんだ」と主張しているように見えてしまう。

そして、意識してか無意識かはわからないけど、もしかしたら心の奥では本当にそう思ってるんじゃないかとも思われる(どうすればうよかったんだ的な文章があったので)

正直、夫さんの方も「僕の思ってる常識が、世間一般でも常識」っていう思考が強かったと思うし、嫁さんの方もちと押しすぎな気もする。また、そういうつもりではなかろうが、と前置きしておくけど、妹さんの旦那さんは無条件でOKで、妹さんの旦那さんが来るなら嫁は参列できて、来ないならNOっていうのは、やはりいい気はしないかもしれないね。とは思う。

「父と妹の意向として、血縁ある三人で水入らずで送りたいってことなんだ。ごめん」って言うべきだったろうなぁ。もちろん、妹さんの旦那さんにも同様に。

花については、迷惑もあったかもだけど、よかれと思ってのことだから……ってなるかな。おれやおれの家族想像したら。

もちろん「断ったのに……はぁ……」って気持ちも浮かぶだろうけど、でも好意ではあるんだから、そこはありがたいと思わなきゃな。って、そっちにフォーカスするかなー。

なので、花はありがとうと言っておいて、参列は、妹の意向尊重したいならば、妹の旦那さんにも嫁にもそう説明して断るべきだったってところかな。

本来は、家族葬でも配偶者は参列する方が圧倒的に多いとは思うけどね。

あと、そこについて「結婚は家同士とか思ったことがない」って、家族ABCにわけて書いてたけどさ、その考え自体否定はしないけども、それを嫁にも押し付け(無意識だろうけど。夫のなかでは常識だったんだろうから)てたとすると、それもよくないねだって名字変わっているのでしょ?おそらくは嫁さんの方が。名字変えるのはいまの結婚制度上仕方のないことで……とかはあるかもだけどさ、もし嫁さんの方が夫さんの姓になっていた場合、夫さんがどう思っていようが、嫁さん側が「え、私は家族じゃないってことなの?」と感じたとしてもおかしくはない。

そこも、しっかり話すべきだったかなー。

まぁ、嫁側一家が「何かしたい」って言って、こちらの気持ち無視してきた。というように主張しているけど、夫さん側も、嫁さん側の気持ちをちとないがしろにしすぎたかなーという印象。

それを「余裕がなかった」と言われてしまえばそれまでなんだけど、あまりに「余裕がなかった」を連発されると「あ、本心ではおれは悪くないと思ってるなこの人」って見えちゃう。そんな感じだなぁ。

anond:20221004001606

常識」っていうのは「いろいろな瑣末な問題解決するための処方箋」なので、それこそ一般的な「常識から外れた行動をとっている/取ろうとしたことで発生した、それこそ「常識」が解決してくれるはずの軋轢や瑣末な問題自己解決しないといけない、ということですよ。

結婚しているのに母親葬式に呼ばない、呼ばないのにも関わらず花すら受け取らない、というのは「常識からはかけ離れているので、問題は発生して当然だし、自分が起こしたことであって妻はマジで1mmも悪くないですよ。

ましてや、家族葬というのは「常識」では文字通り「家族」で行うものから。妻が夫に「あなたは私の家族ではありません」宣言をされたらどういう気持ちになりますかね。

妹が怒っているのは、妹からしたら関係値がないので妻は「家族」ではないのだと思いますが、少なくとも増田が妻を「家族」だと思うのならば、「常識」に従った行動を取ったらいいと思いますよ。

それでも、押し通すのならば、まぁ家族ではないということで離婚視野に入れたらいいと思います

anond:20221004001606

現役葬儀社です。ご愁傷様です。

実家供花申し出も変だけど、世間一般常識乖離で言ったら増田常識が一番変。

増田の言うのは「家族葬」じゃなくて「密葬」のほうが言葉としては妥当だと思う。まあ別に言葉定義があるわけじゃないけど。

どうしても3人だけで送りたいなら「密葬で執り行いました」と事後報告をおすすめします。

あと供花対応を全部してくれるような葬儀社に頼めばよかったと思う。自宅に勝手に届いちゃったのは枕花として飾っておきましょう、と私ならご遺族様にアドバイスするかな。

ただ大切な方を亡くしたばかりで気持ちが落ち着かないよね。冷静ではいられない状況が今も続いていると思うから、落ち着いたら妻と妻実家には非礼を詫びたほうがいいと思います

anond:20221004001606

一般的形式を優先するか、自分流のやり方を優先するか、中途半端な気がするんよな。

父・自分・妹しか参加しない家族葬なら、花とか気にしなくていいじゃん。

その3人しか見ないんだから

anond:20221004001606

感情が絡む冠婚葬祭等々の場面では納得感を与えられる前例踏襲正義。「自分たち気持ち大事」「コスパが悪いか不要」「宗教害悪」などと言って、家族葬をやたらに推すような人々は敬して遠ざけるべき

食うか食われるかのビジネス政治の場面で前例主義に走るような集団は、取って食われるべき

anond:20221004001606

不要という申し出に花を送ってきたの部分はまあ妻とその実家にも問題はある気がするが、

それ以外の妹の激高だの義弟に振り回される妻の出席だのについては元増田の家が悪いと思う。

家族葬なので妻は来なくていい、って結婚したのに家族じゃないの?ってなるよ。

付き合いが浅いから来なくていいでしょ、って家族かどうかは付き合いの深さなのか?

これが結婚予定の彼女とかだったらまだわかるけど妻だぞ?家族じゃなかったら何なんだよ。

お前にもし子供がいても「家族とは妻自分妹なので子供は連れて行かない」って言うのか?

義弟は(最終的には家族で決めたのかもだが)妹の一存で列席するかどうかが決まるのに、

その義弟の出席状況に合わせて立場コロコロ変えられる妻が不憫でならない。

妻と実家が花を送ってきたことについては建前ではなかったので

今後もこういう申し出をする場合は本当に不要である、ということは伝えた上で

お前と妹は今回の非礼を妻と妻の実家に詫びるべき。

anond:20221004001606

ちなみに、僕の妻も家族葬家族に含むという考え方は、結婚は家同士のものという考え方なのですか? 「どちらかの家に入る」みたいな。僕はそういう考え方は持ったことがなかったです。

ちげーよバー

この後に及んでなお「妻の一家は古臭い土人の考え」と信じたい、その傲慢さは処置無しだわ

お前は、子供がいたとしたら、自分の子は親の家族では無いからと葬式に参列させなかったのか?

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