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はてなキーワード: 夢オチとは

2022-10-21

anond:20221021153852

夢オチが嫌われるのは「何でもあり」だからだろ。

様々な伏線を見事に回収して、すべての謎に説明をつける結末を、読者は求めているんだよ。

夢オチを許せないのが分からない

基本的夢オチを許せないっていう人たちの意見としては「今まで積み上げてきたものが全部嘘(虚構)」であることを示されることにあると思うんだ。

でもその作品自体そもそも虚構なわけじゃん?

から虚構の中に虚構を作って見せても何ら問題ないと思うんだけど。

2022-10-20

夢日記

戦争に駆り出される夢を見た。爆風に巻き込まれて顔が火傷で変形し、呼吸器官がやられてとても苦しかった。だがそうこうしてるうちに場面が切り替わり、政治家みたいな人に「はい、今体験していただいたのが反戦のなめの「戦争体験プログラム」です!」とか言われた。夢の中で夢オチみたいなのだった。

2022-05-11

上場企業はてな」が運営する「はてなブックマーク」は、ヘイトスピーチ侮辱をやっても許される。ヘイトスピーカー楽園

ひたすら侮蔑嘲笑が生きがいの人

https://b.hatena.ne.jp/agricola/bookmark

法律禁止されていない」を振りかざして散々オラついてたんだから自演詐称もこういう理論展開で正当化するのはごく自然だよね。その割に女性安全ピンを所持する合法的行為はご不満らしいけど(嘲笑

日頃「法律規制されていなければ自由なんですドヤァ」と言ってた連中が「最低限の信用すら失った」とか言い出す無様。それってあなたお気持ちじゃないですか(嘲笑

回線切ってチーズバーガー食ってろよ。ところで、法律禁止されていないなら何をしてもいいセクハラ萌え豚の皆さんまさかパパミルク太郎批判なんてしてないよね?どの面下げて良識派ムーヴかましてるのさ? パパミルクさん チーズバーガー二個分

流石のツイッター日本も「臭いでわかる」みたいな露骨ヘイトスピーチプラットフォームにはなりたくなかったということでしょうかね。他者著作権侵害するコンテンツ拡散したこともあったよな。 パパミルクさん チーズバーガー二個分

数年前に女性声優CDアルバムジャケット写真だったかを積み重ねたパレットに乗って撮影していたとき非難囂々だったと記憶していたが……やっぱり「ヌケる」表現にはズルチンよりも甘っちょろいのな(侮蔑

さすが産経上がりのカスは言うことが違うwどんだけ社会人経験が不足してるんだ?(嘲笑

エロゲコラボするのは公式自由」「not for me」「表現自由はみんなが不快感我慢することで成り立つ」でしょ?お気持ちをぴぃぴぃ鳴き喚く豆腐メンタルに一発キツいのかまして来い(嘲笑

長年病気で苦しんできた患者自分担当してから死んだら病気のせいではなく自分が殺したんだと判断するんですね。 あほ

犯罪沙汰は増えていなくても「こいつマジでゲームのしすぎで脳細胞破壊されたゲーム脳なんじゃねーか?」と疑いたくなるレベル知的能力問題を抱えた大人が量産されてますよね。今後加齢で脳がさらに衰えたら… 萌えは脳神経を壊す

サイゼデートで喜ぶ彼女」に対応するのが「ショボスPCで喜ぶ社畜」なんだよ。せっせと社畜ちゃん萌える絵をばら撒け(嘲笑)

なぜこのツイートの前にあんなことをしたんだ……。セクハラ萌え豚は「他者勝手判断性的だと判断し、性消費する行動や言葉押し付け」るな、という声明がツイフェミ掣肘すると思ってるのか。やべぇ。 セクハラ萌え豚

おや?「こういう場合は"コメントを求めたが回答はなかった"と書いてはいけません」と法律禁止されてましたっけ?禁止されていない以上は表現自由、なんでしょ?(嘲笑

ヤマー無双じゃね?プレイヤブルキャラクターとして他にレドマツ、スンシャックなどオタク政治家界隈が結集!押し寄せる不倶戴天の敵「ポリコレ」「フェミ」をなぎ倒せ!!最後夢オチ裁判沙汰回避!!!嘲笑

石川優実Twitter引用裁判原告敗訴に「倫理」を持ち出して不平を垂れていない者だけが石を投げなさい案件キャンセルカルチャー法律規制されてないけど何に依って批判するのかな。倫理?(嘲笑

その調子戦車の方向指示器もとっぱらってくれ(嘲笑)↓え、ムッソリーニヒトラーって戦犯として訴追されて有罪判決を受けて処刑されたんだっけ?(正解はリンチ自殺)お前らホント歴史を知らんのな(侮蔑

個性を持った多様な姿を描く」ことが「無理」だと公言して政界への転身を企図するだけのことはありますね(嘲笑

お気に入りに入れてるのが168人もいる。はてなブックマークヘイトスピーカーばかり

この人間お気に入りしている著名なはてなブックマークユーザー

ほぼ毎日こういうはてなブックマークをしているためまともな人間はこの人物お気に入りに入れていない。

にもかかわらず以下の3名は毎日のようにはてなブックマークを使っていてこの人物ヘイトスピーチを日々見ているにもかかわらずお気に入りに入れ続けている。

この人たちもヘイトスピーチ応援しているとみなすしかない。

https://b.hatena.ne.jp/agricola/follower

D_Amon

the_sun_also_rises

cinefuk

偶然入れてしまった可能性もあるが、なぜこの人物お気に入りに入れているのか、これからも入れ続けるかについて弁明が必要だろう。

そうでなければ、今後何を言ってもこの3名はヘイトスピーチを許容する人間としてみなす

2022-04-11

さよなら絵梨』は完全にnot for meだった

すごくブクマが付いている『さよなら絵梨』を読んでみたが、個人的全然面白くなかった。

まずコマ割りが単調な上、似たような構図が連続していて絵的につまらない。

映画フィルム意識した演出なのかもしれないけど、

スマホで撮った動画が前提の話なのにフィルムってところがなんともミスマッチ

で、ストーリーとしては結局どこまでが映画なのかが分からなかった。

登場人物言動もどこまでが映画を撮るにあたって指示されたセリフなのかが曖昧で、どんなにいいセリフがあっても

・・・っていう映画なんですよー」という夢オチ的などんでん返しを警戒してしまい、感情移入もできないし、物語に入り込めない。

最後に至っては「は?これで終わり?」と思わずはいられないひどい投げっぱなし。

ブクマコメントを見ると実際の映画の何らかの要素を取り入れてるらしいが、

それらの前提知識がない自分にとっては、まったく刺さらなかった。

anond:20220411181112

夢オチだったら逆に布団から起き上がらなきゃじゃね?

これはただの寝落ち

anond:20220411175639

いや、夢オチじゃん??

.   ∧_∧             いつ寝るの?
   ( ・ω・) 
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                                  今でしょ!

 <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

2022-03-29

一体どういう時に胸を盛りたくなるの

推し絵師が急に旨をおっきく描くようになった。

うちの子と言っている自分創作したギャルをだ。

妄想でこうだったらいいな、という夢オチかと思いきや、これからはでかい設定で行くことにするらしい。

勘弁してほしい。

それまでたくさん描いてきた「うちの子」はちょうどいいサイズだったのに。それが好きだったのに。

絵師もそれが好きで書いてたんじゃないのか。

一体どういう心境の変化なの?

2022-02-23

創作って基本全部夢オチだよね

ちゃんと描かれないだけでどんな創作最後リアルフェイスオタクくんがパチっと目を開いて「長い夢を見た……」ってひとりごちるシーンがあるはずなんだ

2022-01-19

夢と音声入力は相性が良い増田住まい井がうょし唯亜はくょりうゅに緯線乙女湯(回文

おはようございます

最近ちょっと意識しすぎて一周して忘れちゃうことがあるんだけど

積極的睡眠時間を摂ろうとして

結構マジでこれ時計てっぺんになる前に寝よう!って意気込みで毎晩飛び込み前転でベット文字通り飛び込むのよ。

まりに早く寝過ぎちゃうと、

たとえば19時前に寝ちゃって一眠りして朝かー?って思ったらまだ23時の今日だったのか!って言うのは置いておいて

比較的真面目に睡眠に取り組んでいるんだけど、

そんであんまり意識してなかったんだけど

もしかして最近よく見ていないかしら?って思ったのよ。

夢って楽しい夢ばかりでお菓子の家に囲まれてヘンゼルとGLAYのテルのような童話世界みたいなのばかりだと思って

起きたときに書き記しておいて

良い夢見ろよ!って逆柳沢慎吾さんばりに言いたいじゃない。

そんで携帯電話を枕元に置いて、

夢見て起きた瞬間メモメモってメモするのよ。

起きた途端で眠りながらメモするのは指が動きにくいのでたくさん入力したいか

今見た夢を見た夢を夢なの!って

気持ちけが前のめりになってしまうのよ。

それで思い付いたのが

音声入力で私の代筆をしてもらおうってわけ。

なかなか寝ぼけ眼でもいいメモっぷりを発揮してくれて、

あとで読み返しても、

はて?そんな夢見たっけ?って

メモしていても忘れてしまって読み返しても、

ふーんって思うだけなのよね。

でもこれもきっと日々の鍛錬の日々が効いてきてると思うんだけど、

メモするごとに夢覚えてるハッキリ度合いがくっきりしてくるような気がするのよね?

これが本当に効果があるか半信半疑なんだけど

メモすればメモするほど夢メモの精度が上がってきて、

もうもしかしたら私の増田も夢が書いてくれる!ってまさに夢のような話しでもなくないかしら。

面白いメモがまとまったら夢特集したいんだけど、

とにかくとりとめがないので

披露しても私もよく分からないし、

果たしてそれが面白いとは限らないのが夢のいいところよね。

夢でしたーってもう夢オチで逃げられるの必須必死から

そこは予めご了承して頂きたいところなのでつまらないと言ってはダメよ。

夢なんだもん。

でもさ

夢見たんだけどってなんか枕元では思っていても

あんまり詳しく覚えてないときの方が多くて、

こうやってメモに残せるって方がなんだか貴重だわ。

あと、

自分で見た夢でなんだかいまいちだったかメモしないってのも、

後々見直しときに逆にグッとくるときもあるから

一概にはその瞬間でメモしないって判断は避けるべきなのよ。

だけど本当に寝ぼけ眼で頑張ってメモ取るってところがなにか我ながら健気さを感じるわ。

そんで、

意外と思ったんだけど

音声入力って案外吹き込んだら結構文字数いけちゃうので、

起きてあとでメモ意識がハッキリしたときに見返してみると

こんな量あったっけ?って思うときがあるわ。

あながちやっぱり地道に続けていって

メモためていってみる方が

面白いかもねって思ったわ。

うふふ。


今日朝ご飯

ミルクたっぷりカフェオレです。

なんか最近動いてないので、

身体動かしてないかお腹も減らないし、

挙げ句の果てに朝ご飯もう食べなくてもいいやーってなっちゃうこと多いんだけど、

から今日カフェオレね。

ミルクが美味しいと風味豊かでいいわ。

デトックスウォーター

ホッツ白湯ウォーラーインレモンよ。

かに香るレモン風味のレモンフレーバー白湯ウォーラー

から温活温活


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2021-11-29

最近女性優位のまま終わるおねショタおばショタもあるけど

気の強い美人はちんぽに負けて欲しい。

後、レイプ陵辱もの夢オチで濁さないで欲しい。

それだけが私の最後望みです(享年41歳)

2021-09-06

ついったーで人と絡むのが苦手だからなのかなあ

※注意! これは愚痴です

文章二次創作をやってる者です。

支部に載せてた時期は、何か書いたらその日のランキングには入るねーって感じで、そのジャンルでは、新参だけどまあまあのPVはある、みたいな感じでした。

愚痴に関わることなので書きますが、こういう作品は初めてですドキドします、みたいな感想を頂くことが多くて、そのジャンルでは珍しいタイプの物書きであるようです。

二次創作とツイって難しいねと思ったので吐き出します。

ツイ始めた頃は原作が終わってから一年半くらい経ってたので、結構、ツイやってる人の中にはもうページメーカー? みたいなのでしか書いてないって人もいたんですね。

そんな中で自分は定期的に書いてたから割と色んな人にフォローしてもらえて、嬉しいなーと思ってた。

好きですってマシュマロ送ってくれる人もいて嬉しかったんだけど、なんか新作をアップしたときの反応が……。

ものすごい遠回しに褒めてくれてるのかもしれないんだけど、エロシーンの細かいシチュエーションまで指定して「こういうシチュ萌えるんですよー私の性癖なんですよー」って

私の作品のことを言ってる……の……?みたいなツイートがちょくちょく流れてくる。

デートシーンでたとえると、「コメダデートしてふわふわスフレ見ながら、食べ方どうするって相談する二人って可愛いよね」くらい具体的。

でも作品名も作者名絶対に出さないで私のいないところで言うわけ。

遠巻きにされてるのかなー、気にしすぎなのかなーって思ってたんですよ。

そういうやり方が多いジャンルみたいだったし。

でも、そういう風に言ってた一部の人達が……なんていうのかな……うーん、パクリじゃないんですよ。パクリじゃない。それは断言できる。

段々なんか作風を寄せられてるっていうか。

めっっちゃくちゃハート喘ぎ作品ばっかり書いてた人が、ぱったりやめて特定のシーンにだけ入れるようになったり。

(私はハート喘ぎはしないシーンとするシーンのギャップ萌えると思っているので多様せずに心がほどけたってシーンにだけ入れてるし、それをツイートで言ってました)

その同じ人なんだけど、夢オチ書くのにめっちゃくちゃ似た演出を使ってきたり。

もの凄いピンポイントすぎて他に描いてる人を界隈で見ないような、大好きなシチュエーション(何パターンか書いてる)を私が考えた性癖なんですけどって前置きつきでツイートされたり。

(これは単純に被りなのかもしれないし、まあいいんだけど……)

ドイツ刃物は研ぎ澄まされた良質な刃物です」的などこにでもある文章モチーフ化して各所に差し込んで特別な色合いを出した作品を書いたら、

自体は別なんだけど、まんま「ドイツ刃物は良質だから」を決め台詞に持ってきた作品(なおそのジャンルドイツ刃物特に原作に出てこないし関連もない)を書かれたり。

なんか、影響を受けてるのは別にいいんだけど…もの凄いみんな無意識?? っぽいというか、面と向かって感想言われたことないのに、

周りの人間作風性癖だけ寄せてくるって怖くなっちゃうというか。

別のジャンルでも時々こういうことがあって、酷いときは私の書くネタと同じネタばっかり書くなー、寄せてきてるなーって思ってたら、

その人が突然「あなた私のパクリですよね」って言い出して、時系列とかを説明して同じネタ書いてるときはいつも私が先でしょって説明したこともあるので心が重い。

そのパクりって言ってきた人も、なんか自分絶対に正しいって思ってたっぽくて、無意識なんですよ。無意識なの。

ネタ被ってるけど、パクリと言えるほど文章そのままじゃないし。

影響を受けるのはいいか意識してさえくれれば、パクリ冤罪を着せられる心配がないから助かるんだけどなあ。

ついったーで人と絡むのが苦手だから私自身の存在が忘れられてて、作品フレーズシチュだけ頭に残っちゃうのかな。

好かれてるんだ……とは思うんだけど、あんまり遠回しなとこからされると怖いが勝っちゃうこともある。

もう少し、私自身の名前を覚えて貰って、あの人の書いた作品って意識してもらったらこういうのなくなるんかな……。

夢オチは誰が発明したのか?

実はかなり偉いと思う

2021-05-13

anond:20210512222408

マカ戦争で思い出したのが

コナン安室と梓さんが喫茶店いちごを食べさせ合いっこしていちゃいちゃしてるページを貼って「公式カップルなのに腐女子に叩かれててかわいそう」的な流れにもっていこうとする人を某所でよく見る

実はその話は喫茶店常連客のおばあちゃんうたた寝ながら見た夢、というオチがついている

おばあちゃんは当然安室の正体を何も知らないから「黒の組織に潜入している危険な身でありながら一般人に恋をしてしまった葛藤」「公安警察から仕事のことを彼女に何も話せない切なさ」みたいなこの二人ならではの旨味も何もなく29歳と23歳のフリーターバカップルがいちゃついてるだけの図になっている

特に夢の中の梓さんは喫茶店商品を客前でつまみ食いする不衛生で恋愛脳の店員になってしまっているので(実際の梓さんは断じてそんな非常識な女ではない)

夢オチであることを伏せて喧伝するのはその場で何も知らない人を騙すことには成功しても長い目で見るとマイナスなのでは?それでいいのか?と思うのだが

あれは逆に梓さんとそのファン貶めるためにやっているんだろうか

よーわからん

2021-03-26

あえて結末を書かない物語が好き

言い換えると、無理やり終わらせる物語が嫌い。

例えば恋愛ものなら、二人が相思相愛になったり実際に付き合い始める描写があるより、例えば数年後に運命的な再会を果たすシーンで終わってしまうような感じのほうが、その後に自分の中で妄想がはかどって楽しいしワクワクする。

そういうのも一つの素敵な読後感だと思う。

それよりも、例えば再会後に無理やり時間を進めてヒロインが歳をとって死ぬ直前のシーンで愛する子供たちに囲まれ幸せだったよみたいな終わり方のほうが気持ち悪い。

いいって。そんなに無理やり終わらせなくても。

だけど、過去わたしが言うような終わり方をした作品というのは、大抵評価が低い。

皆が口を揃えて「結末を書け!」みたいな感じになってる。

そういえば最近エヴァ話題だけど、劇場版は見てないから知らないけどTV版の最終回わたしは割と好意的だった。

あの拍手のシーンがよかったという意味ではなくて、クライマックスに近い状態からその後の解釈を見る側にゆだねたんだなって思えたので、結末が語られなかったことに対しては特に不満がなかった。

なんなら一応の終わりという形を求められた結果にあのシーンがねじまれたのであれば、作者は辛いだろうなくらいに思っていた。

この辺は、当時の漫画とかで風呂敷広げるだけ広げて収集がつかなくなって夢オチみたいなパターンを多く経験してたからある程度慣れてたのかもしれない。

でも、そしたら案の定「結末を見せろ!」って大騒ぎ。

あの日からずっと本当の結末を見せろ!って言われ続けてきたわけでしょ。それがファンのやることなのかな?とは思うよね。

だって、それって作者の考える結末じゃなくて、俺が納得する結末を見せろ!ってことだもんね。

出されたものを全て受け入れて好意的解釈するように努力するのが本当のファンだと思いますわたしはね。

大体にして、人生がいつもドラマティックではないように、一番ドラマティックだった部分だけ楽しめばいいでしょという考え。

若かりし頃に盛り上がった恋人同士が歳をとって冷めきった話なんて聞きたくないのと同じ。

最近の作者は風呂敷も広げすぎずにしっかりと終わらせてくるのですごいなーと思う反面、余韻に浸れる時間が短いし、結末が決定づけられてしまうことで妄想が付け入る余地がない。

「ああだったらよかったのにね」とか話さないわけじゃないけど、決定している結末があるのとないのとじゃ盛り上がり方が全然変わってくる。

文学作品なんかだと本当になんの説明もなくいきなり終わったりして、蛇足みたいな続編も出さずに全てその後の物語を読者に委ねてくれるようなのが割とあって楽しい

商業作品からマジョリティに合わせるのは仕方ないかなとは思うけど、そう考えるとこれぞ最高の読後感!っていうのが最近はあまりないなって思う。

ところで結末ってけつから松が生えてるみたいでかわいいよね!

2021-03-22

anond:20210322115552

ホッテントリになってる早稲田の人研のインタビューで書いてるように、

エヴァラストTV版も旧劇も「鏡」って書いてるけど、

鏡を見ても「現実自分理想自分乖離」みたいなのを感じない人は問題ないんだよ

それは毎日ちゃんと鏡を見ている人

というか、リアルの鏡もそうだけど、心の鏡を見てる人、

自分の身の丈を自覚している人とも言えるかも

でも、その身の丈を自覚してないというか、山月記肥大した自尊心というか、

そういうカテゴリーに含まれオタクに対して、

現実を見ろ」「俺が用意した鏡を見ろ」

とは言ってるんじゃないかと思うし、それはそれで自戒を込めてだったり、

庵野氏の天の邪鬼な面が出てるのではないかなあ、と思ったり

ちょっと嫉妬というか、悪い言い方をするなら、庵野氏は優れすぎてたんだよ

それは「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」の前からすでにそうだったと思う

から庵野氏は「周囲を見下していた」と思うんだよ、内心は

なんというか、はしゃいでるオタクとか、若い世代とか眺めては、

そこは俺がとっくに通過した地点であって、おまえら甘いなあ、

みたいに思ってたと思うし、

シンエヴァは知らんけど、旧劇とホッテントリインタビューを読んで、

非常に面白いと思うんだけど、どこか自惚れというか、そういうのも感じられる

謙遜しているけど、庵野自身としては最善を尽くして出し切った感があっただろうし、

内容に対して、BBSなどで「庵野○ね」みたいに書かれて腹立ちもあっただろうけど、

内心は「勝ったな…」「ああ…」だったと思うんだよなあ

少なくとも、自分庵野氏だったらそう思う

ちょっと話が脱線するけど、Amazonなりネットレビューを見ていて面白いのは、

視聴者や読者があまりにも話しにのめり込み過ぎていいて、

例えば「主人公が酷い目に逢いすぎるので☆1つです」みたいな評価を下す人がいて、

自分はそういうのを読んで、内心笑ってしまうと同時に、

視聴者や読者の感情作品操作できてる時点で「作者の勝ち」だと自分は思っていて、

まあ、それは炎上マーケティング似て非なるものだとも思うんだけど、

似ている点は、客の感情を揺さぶることには成功している、

これは作品として最低限必要ものだと自分は思っている

まり、毒にも薬にもならないぐらいなら、猛毒を盛った方が作品としては面白い

というか、不愉快であれ、胸くそいであれ、印象には残るわけだ

印象に残らない作品よりはよっぽどいいと思う

もちろん、その胸くそ悪い不愉快さにも許容範囲はあって、

あるレベルを越えるとマスの客は単に不愉快なので逃げてしまって、露悪趣味の客だけ残ってしまうわけだけど、

それはそれでニッチを狙ってるともいえるわけだけど、売れる作品ではなくなってしま

から、そのさじ加減の問題なんだと思う

話を戻すと、現実を見ろ云々だけじゃなくて、庵野氏としては天然か意図的かは知らないけど、

から作品意図的に毒を混ぜている、

それは上述したように、毒を混ぜないとつまらない作品しかならないか

から、「現実を見ろ」という主張をエヴァには混ぜたけど、他の作品には混ぜてないかもしれない

それは庵野氏にとっては主張自体もどうでもいいというか、それも作品を盛り上げるためのスパイスしかない

庵野自身は「現実を見ろ」と昔から深くは考えていないのかもしれないけど、

エヴァに「現実を見ろ」という主張を混ぜたら、観客はどう思うかな?炎上するかな?

寧ろ炎上してくれるぐらいの方が面白いけど、

そういう作中に作者が込めた意図的挑発に単にのる人は、作品にのめり込み過ぎてる人、つまり現実を見ろの対象であって、

そうではなくて、作り手側の立場で考えられる人はエヴァラストもそんなに怒らないと思うんだよね

自分で言うのもなんだけど、自分エヴァラストには怒らなかった

というか、TVの25、26は作画崩壊ネタにも思えたし、エヴァループしてラブコメになってるのも良かった

「え?ここまで視聴者を引っ張り回して、なんの謎も解決しないまま、全部夢オチというか冗談でしたで終わっちゃうの?」

と怒る人は怒るんだろうけど、

なんかそれがガイナックスらしさというか、DAICONフィルムらしさというか、まあ、無責任だとは思うんだけどw

結論としては、庵野自身に「現実を見ろ」という信念みたいなものは多分ないんだと思うんだけど、

エヴァに敢えて「現実を見ろ」という演出を込めたら、BBSに「庵野○ね」とか書いてる奴らは顔真っ赤にするかなあ、

みたいに本音では庵野氏は考えてそうではある

から、そこを楽しめる人でないと怒るんだと思うんだよなあ

あと、自主制作帰りマン庵野氏がウルトラマンやっちゃってるけど、あれは自主制作から許されるんであって、

流石の庵野氏も円谷プロからも依頼されたシンゴジラでは、そういうことはやらんわけだよ、当たり前だけど

でも、自分としては円谷プロは今の東京オリンピックと同じように、お家騒動とかでゴタゴタして会社は傾かせるし、

子供の夢を食い物に裏では醜態晒してきたように思うので、

インタビューで、今のウルトラマン過去ウルトラマンメタファーしかない、みたいに言ってるように、

ゴジラをぶっ壊してしまっても良かった気もするんだけど、

あの辺が限界だったんだろうなあとか、庵野氏は大人になった、丸くなったんだなあ、とか思って、

それがちょっとまらない一因でもあったんだけど、まあ仕方がないとは思うんだよね

なんかパンクバンドみたいなのがあったとして、

インディーズで売れない時代ライブで負傷者を出すようなステージパフォーマンスがあってもいいけど、

というか良くはないけどw

売れて日本でいうならミュージックステーション?に頻繁に出るぐらいの知名度を得たのに、

インディーズ時代のノリでステージパフォーマンスで負傷者出したら、マスコミかに叩かれて消えてしまうだけだと思う

から、シンウルトラマン庵野氏がウルトラマンになることは絶対ないんだろうけどw

インタビューで語ってたように、初代ウルトラマンって沖縄問題とかイデオロギーとかのメタファーだった、

どっちかというと左翼的というか、学生運動的な臭いもあったと思うのだけど、

庵野氏が自分でああ言っているのだから

彼なりの初代ウルトラマンのようなイデオロギーメタファーウルトラマンが観れるんだろうなあと期待はしてる

ただ、自分としては上述したように、初代ウルトラマンイデオロギー左翼的とも言える面は面白いんだけど、

それはあの時代だったか面白かったというか、

そういう社会問題に対する認識が元からあったり、

プロ市民とまではいわないけど、普段から少しはそういうことをぼけっとでも考えている人なら、

初代ウルトラマンみたときに、あー、難民問題みたいなもんだよな、バルタン星人、とか思ったりするわけなんだけど、

当然、子供はそんなこと考えないで構わない、正義が悪を倒すのを観て消費してくれればいいし、

大人になって改めて観て、初代ウルトラマンを作る側が何を考えていたのか、意図してたのかを考えてみるのもいい

というか、そういうイデオロギー作品スパイスとして込めておくことで、そういう奥深さが演出できる

でも、だからといってそこにあまり意味はなくても良くて、

そこに意味を持たせすぎると、「〜するべき」みたいなべき論を伝える説教臭い作品になるわけで、

あくまスパイスでいいんだと思う

そこから視聴者それぞれが自分勝手に自分人生と重ねたり色々自由に考えて自由感想を持ってくれて構わないと思うんだよね

から現実を見ろ」も庵野氏のスパイスあくまで一つであって、それは昔から使っていたのかもしれない

使ってても視聴する側が気が付かないだけということもあるし、それはそれで構わないんだと思う

2021-03-17

『シン・エヴァ感想なぐり書き【ネタバレ

遅ればせながら『シン・エヴァ』観ました。個人的感想メモネタバレあり)。ちなみにTVから観ている39歳男です。

アスカの救済

・旧劇場版シンジアスカがお互い傷つけあったのは「二人は他者から、触れ合えば傷つくのは必然なんだ」と受け止めてた。それに対する『シン・エヴァ』の回答は「あれは二人の相性が悪かったせい。それぞれ別の人とくっつけば幸せになれるよ」ってことだと理解した。マジか、と思いましたね。あまりに身も蓋もなさすぎて。しかし言われてみれば確かにそう。こうなってみると、もうこの終わり方しか考えられない。

・旧劇場版アスカって、エヴァの全編を通してみてもトップクラスに酷い目にあってたと思う。肉体的にも精神的にも。見ていて居たたまれなかった。なので、浜辺のシーンで惣流のほうのアスカも救済してくれて嬉しかった。

カヲル君の正体

・それにしても、まさか渚カヲルゲンドウの分身(別人格)だとは思ってもみなかった。これが一番衝撃的だったかも。

・でもよく考えると、TV版の時点でカヲルレイに「君は僕と同じだね」って言ってるんだよね。レイユイクローンだとして、じゃあカヲルは誰の分身なのかと考えれば、論理的にはゲンドウしかありえない。なんで俺は25年間その可能性に気づかなかったのか、ということのほうが今となっては不思議

カヲル君の「歌はいいねえ」という台詞シンジ君のウォークマンが、25年の時を経てゲンドウというキーワードひとつに結びつけられる展開は震えた。

第3村

庵野さんの鉄道に対する愛情が全開で、鉄オタの俺、歓喜

・あそこに置かれていた鉄道車両は、庵野さんの故郷山口あたりで昭和時代に走っていたやつが多かったと思う(あとは天竜浜名湖鉄道?)。あの村が箱根そば2029年ごろに存在しているとすると、明らかに時空が歪んでいる。この時点ですでに庵野さんの心象風景に片足を突っ込んでいると理解した。あの村全てが仮想空間とも受け取れる。

作画もあの村の場面の一部だけ、なんか質感が違いましたよね?

TVから存在していた夕闇の電車の中での自分との対話シーン。あれはあの旧型国電の中でやってたのか。あの車両庵野さんの地元宇部線で長く走ってた形式。なので単に懐古趣味で旧い電車を出してたのではなく、自分故郷の、おそらく青春時代によく乗っていた電車の中でずっと自問自答していたわけね。なんというか、本当にエヴァって私小説だ。

・村の人がレイを「そっくりさん」と呼び続けるの、普通に気持ち悪いよ! 初日だけならともかく、その後もずっと。同僚に対してその扱いは酷くないかレイ視点から悪意がないように受け取れるけど、実際にはあれは村社会新人イビリなんじゃないの。エヴァは「誰が誰をどういう名前で呼ぶか」について極めて意識的作品なので、こういう「気持ち悪さ」も織り込み済みでやってそう。

レイはやっぱり個体によってかなり人格が違う。にしてもTV版の「ばーさんは用済み」のあの子だけは極端に性格悪かったな。あれは何だったのか。

シンジ君が嗚咽するシーンは緒方恵美さんの一世一代の名演。

ミサトさんとか

ミサトさんは「自分大人じゃないけど、それでも大人の役をきちんと果たすんだ」と決めた人。TV版と旧劇場版ではそういうちゃんとした大人ミサトと加持ぐらいだったけど、新劇場版ではリツコとヴンダークルー達も付いてきてくれていて、そこが良かった。

・にしても生命種の種を満載した船で最終決戦に突っ込むのは、リスク管理としてやばすぎ。そいつらはどっか安全場所に厳重保管しておくべき。

ミサトさんが息子とずっと会わないと決めたこと。それってユイゲンドウと同じ過ちを繰り返してるんじゃないの、と思えて複雑だった。ユイも「自分選択を息子はわかってくれる」みたいなことを言って死んだけど、息子の側からしたら親に捨てられたと思っただろうし、その葛藤を描いてきたのがまさにエヴァという物語なので。これは「シンジ物語が終わっても全てが解決するわけじゃない。親子の葛藤は次の世代にも続いていく」というメッセージだと受け止めた。

新劇場版の全体を通して、リツコさんの物語はほぼカットされちゃった。新劇から見た人にとっては、あの人はミサトさんの有能な副官というだけの存在になるのかな。まあ尺もあるし仕方ないか

新劇場版での冬月が何をしたかったのか全然からない。旧劇場版まではユイとの再会だよね? 今回は違うの? あんた何なの?

ゲンドウとシンジの取っ組み合いのケンカは笑った。庵野さんって、映画の前半で綿密にリアリティーを積み上げておきながら後半で暴走するよね。『シン・ゴジラ』の無人在来線爆弾ときも思ったけど。

・「ユイ、お前はずっとシンジの中にいたのか」って、そんなの当っったり前だろうがー!! そんな凡庸結論に至るまでに人類を3回も滅亡の淵に追いやるんじゃねえよ。

エンディング

庵野さんはエンディング巨匠だと思っている。「全ての子供達に、おめでとう」と「気持ち悪い」。観た人の記憶に刻み込まれエンディングを2つも作ったのは神業

・そして今回のエンディングも後世に語り継がれる素晴らしい出来だと思った。俺は泣きました。

大人になったシンジ君、イケメンだなあ。声は神木君だしパートナーは素敵な人だし。この話って結局「ただしイケメンに限る」ってやつじゃねーの、という思いもよぎる。

チョーカー現実世界でもずっとつけてたのは、思春期呪縛はそれだけ強いものなんだという意味合いかな。それとも単にマリチョーカーを外す場面が撮りたかっただけ?

マリ鶴巻和哉の色が濃いっていう評を見たけど、確かにフリクリから飛び出てきたみたいなキャラ。『フリクリ』も大好きなので嬉しかった。鶴巻さんもありがとう

・でもこの結末って言ってみれば「夢オチ」だよね。それでも自分も含めて肯定的感想が多いってことは、要するにたいがいの人は登場人物人間関係に決着がつくことを何より重視していて、そこに整理がつけば夢オチでも構わないと思ってるってこと…?

・「One Last Kiss」最高。天才の曲。宇多田ヒカルエヴァ関連の仕事は全て文句のつけようがない。こんな荒唐無稽物語にかっちりハマりつつ、なおかつ宇多田ヒカルらしさを失わない曲をよくぞ3曲も作ったものだと思う。宇多田ヒカルさんもありがとう

・で、『Q』で出てきたトウジの制服は何だったの? とかそういうことを考えだすとキリがないので、もう考えない。

余談

劇場自分の前の席に高校生集団が座っていて、終わった後で「どうだった?」「わかんねー(笑)」と、まさに自分高校生で旧劇場版を観た時と同じような会話を繰り広げていた。そのことに何だか感動してしまった。

庵野さん、カラーの皆さん。世代を超えて人の心を動かす作品を作ってくれて、ありがとうございました。

2021-01-22

オフトニアサー

眠れる獅子大陸17の州を統一するオフトニア合衆国。その合衆国の偉大なる大王オフトゥン王の崩御に端を発する10年間のおはよう無きおやすみ戦争舞台に描かれるサーガ

オフトゥン王の後継者争いの最中王位継承権第一位のスャア王子タオル血党同盟首領ヒルネスにより殺害されたことにより、国を分かつ紛争に発展する。後に猛不被覆団も入り交じっての三つ巴の10年に渡る乱戦に発展していく…。ひとつ大陸ひとつの王、ひとつオフトニア、そう呼ばれた時代からオフトニアを三分する争いが始まる。

そんな闘争と時を同じくして、フテネ州のうだつの上がらない平民、ニドネ・サンドネがヨギボーの書に示される伝説のニシカワウモウフカフカくるまれることから始まる数々の夢の様な奇跡を巻き起こす。その果てには、平民しかなかったニドネ・サンドネが眠れる獅子大陸統一し、ひとつオフトニアを取り戻すまでの108巻に渡る壮大な物語

なお、この壮大な物語はニドネ・サンドネ(45歳名誉無職)のおねしょからヒヤリハットの目覚め、いわゆる夢オチで幕を下ろす。

2020-11-01

「バチェロレッテ」最終回感想

萌子さん……】

もしかして元彼を忘れられていない?

元彼くらい情熱的で運命的な恋愛じゃないと結婚できないと思っている?

・もしくは両親のような初恋同士の恋愛じゃないと真の愛じゃないと思っている?

・だとしたら、たった2ヶ月でたった17人の男性の中からそんな恋愛が出来る可能性はほぼ無い。

・選べない、という気持ちは分かる。分かるが……。なぜ参加したのだろう?売名して元彼復縁たかった?

・2ヶ月間スケジュールをあけ、最後の3人にいたっては家族まで出演した男性陣や、スタッフ資金時間の投入をして番組を作った製作陣の期待を裏切る結果となったことについて、一言しかった。

犯人は誰だろう?と楽しみに読んでいた推理小説夢オチだったかのような終わり方。

・途中までは、意思の強い、先進的な女性像でよかったのだが……。

・思うに、価値観を受容するということがずっと出来ていない。特に藤井さんみたいな生き方は甘さとも言えるが、悪ではない。そういった部分について「私には合わないんだけど、そういう生き方なんだ」ではなく、質問責めで自分価値観に合わせようとしてしまう。萌子さん的価値観が立派なのも事実だし、番組上、反論しては落とされるのが分かっているので誰も指摘していなかった。この辺を崩せればもっと良かったのになと思う。

萌子さんよりどこかの部分で上に立てる人物である黄さんと杉田さんが残されたのは納得できる。

・ずっと逆ハーレムというより男子校に赴任した女教師のようで、自己啓発セミナーのようでもあり、見ていて息苦しかった。

・次回はセレブでなくていいので男を手玉にとってきたようなあざとく恋愛気質女性がバチェロレッテになるのを見てみたい。

・それはそれとして、根本的に「嫌なヤツ」はいなくて良い番組だったと思う。

2020-08-16

打ち上げ花⽕、下から⾒るか?横から⾒るか?』は本当に駄作なのか

 先⽇⾦曜ロードーショーで『打ち上げ花⽕、下から⾒るか?横から⾒るか?』を初めて観て、これがなぜ世間酷評されているのかが私にはわからなかった。この作品に与えらえた不当な評価を少しでも覆すことはできないだろうか、インターネットの⼤海の中に⼀艘でも肯定的感想を加えられないだろうか、と思いここに駄⽂を書こうと思う。

 誰かに伝えるメディアを持たない私が、おそらく一番⼈⽬に触れる場所、⽅法として本来の⽤途とは違う、この場所はてな匿名ダイアリーをお借りすることをご容赦いただきたい。

この作品の5つの⽋点

 私がインターネット上で⾒た感想、この作品の⽋点としてあげられるものは⼤きく5つに分類される。

原作からの改変への不満

セクハラ下ネタについての嫌悪感

・過剰な映像表現への不満

・主⼈公に対して都合の良すぎる物語

そもそも話が分からない

 1つ⽬、原作との⽐較についてはここでは無視させていただく。

 私は映画化された⼩説、ドラマ化されたアニメ現代化された古典作品、どれにおいても原作が最も優れた作品だと思っているからだ。また以下の考察はすべてアニメ映画を元にしている。

 2つ⽬のセクハラ下ネタに対して私は概ね同意である

 ⽣徒が先⽣同級⽣等に対してセクハラを行うことは、若いからと⾔って許されることではない。実際の教育現場現在⽣徒たちがどのような発⾔をしているのかは学徒でなくなった私にはわからないが、実態とは関係くそれを映画館という⼤衆の場で晒すということを、フィクションであるならばこそ考慮しなければならない。

 上記台詞による登場⼈物間で⾏われるセクハラである。そしてもう1つ、映像を通して⾏われる観客へのセクハラ問題だ。それは必要のないシーンでの性描写である。もちろん場合によってそれが必要とされるシーンも存在する。主⼈公である中学⽣男⼦が、ヒロインの揺れるスカートに⽬を奪われることはあるだろうし、後述する都合のいいヒロインは主⼈公の意のままに動くことも肯定される。

 しかし、ヒロインが部屋の中で着替えるために下着になるシーン。これは物語にとってこの作品にとって必要だろうか。ローアングルスカートの中をのぞくシーン、これを誰が求めているのだろうか。せっかく⼈格を与えられて動きだした登場⼈物を、お⼈形遊びによって再び創作物へと叩き落す⾏為は、この作品に限らず、こうした作品においてあまりにも散⾒される。これは私が多くのアニメを観るのが好きでない理由でもあり、⼤衆映画として成功するジブリなどのアニメ映画作品と、ただのアニメとの⼤きな境界でもあると私は考えている。

 3つ⽬の過剰表現についても私は同意する。

 これは主⼈公が新たなストーリーを始める、過去を巻き戻す、ようにみえる、際に起こる、映像の揺れ、歪みを指す。はっきり⾔って邪魔である。主⼈公の既視感整合表現しているのだが、この作品中都合3回も繰り返すのだから、いい加減主⼈公も慣れてくれ。初めの1回で観客は慣れている。この表現の過剰さ、強弱の無さがこの作品をやや分り⾟くしている要因であると私は思う。

 以上3点においてこの作品酷評し、つまらないと思っている⽅はもう少し我慢してこの駄⽂を読んでいただけないだろうか。これから4つ⽬について反論し、5つ⽬のわからなかったという⽅のために私なりにこの作品解説したいと思う。

都合の良すぎる物語理由

 好きな⼥の⼦が夏休みの間に転校することを知った、主⼈公はその最後の1⽇を⼀緒に過ごすために、うまくいかなかったこと、失敗したことを、もしあの時こうしていればと、何度もうまくいくまで繰り返す。

 確かにこの作品は都合の良すぎる物語である。主⼈公は意のままに時を戻すことができ、ヒロインはいつの間にか主⼈公を好きになる。この作品にはハラハラキドキという⼭場、⾼揚感が⼀切ない。壁にぶつかっても努⼒無しに乗り越えてしまえば、観客たちは何のカタルシスも得られない。感情移⼊も出来ない。

 しかしここに⼤きな誤解がある。この作品タイムリープものではない。主⼈公は好きなように時を戻すという能⼒は与えられていない。彼は主⼈公だからといって特別な能⼒を⼿にしたわけではない。私たち観客も皆持っている能⼒を使って物語を作っている。それは「もしも」である

 この作品はすべて主人公妄想である。実際に時を戻しているわけでも、本当のヒロインが主⼈公のことを好きになったわけでもない。ただ妄想世界で主⼈公が願った通りに物語が進⾏しているだけなのだ。すべてが都合良くいくのはこれが理由だ。

 ⼀般に妄想物語を終えることは、くだらない、夢オチかよ、などと⾔われるが、この作品においてはそれが許される。なぜならくだらない妄想への批判こそがこの作品の根幹であり、テーマであるからだ。

 単⼑直⼊にこの作品を述べると、

【好きな⼥の⼦が⾃分を好きになってくれない現実を受け⽌められずに、妄想の中で⾃分のことを好きな彼⼥を作り上げる、という思春期の愚⾏】

を丁寧に描いた作品である原作が、恋愛友情との天秤を主題に据え主⼈公に⼩学⽣を置いたのに対し、思春期の始まりである中学⽣を主⼈公としたのはここに意味がある。

妄想の始まり

 ではどこまでが現実でどこから妄想なのだろうか。いつからヒロインは主⼈公に都合良くなっていったのだろうか。この作品現実はこうである

 主⼈公を差し向けるという形でライバルに振られたヒロインは、親に無理やり⼿を引かれて引っ越す。それを⾒た主⼈公はライバルを殴る。新学期が始まり、先⽣が名簿を読み上げる。そこに転校したヒロイン名前はなく、主⼈公は学校に⾏っていない。

 つまり「もしライバルに⽔泳で勝っていたら」からラストシーン⼿前までがすべて妄想である

 妄想であるという根拠は後述するとして、この作品をわかりにくく、かつ魅⼒的にしている謎について先に解説していきたい。

 ヒロイン花畑で主⼈公に何を語ったのか。そして主⼈公はなぜライバルを殴ったのかである

 このシーンを境に妄想が始まっているので、妄想動機、この物語において最も⼤事な出来事であるといっても過⾔ではない。

 この物語の中で唯⼀、意図的に観客に隠されているシーンがある。それはライバルの代わりにヒロイン病院へと迎えに⾏った主⼈公と、ヒロインとの会話である

「なんで島⽥くん(主⼈公)が勝つと思ったかわかる?」

その後に続く台詞は省略され、次のシーンではヒロインは主⼈公から⾛り去ってしまう。これを聞いたことで主⼈公はライバルへと怒り、結果として殴ることになる。ではその内容はどのようなものであっただろうか。

 ヒロインライバルプールで告⽩をし、花⽕を⾒に⾏こうと誘ったこと。しかし振られてしまたこと。再婚で転校しなければならないこと。そのために「家出」をしたいこと。その後の妄想の種となる部分を聞いたのは間違いないだろう。ただそれだけではないのは明確である。それだけのことなら省略する意味がないからだ。

 ここで妄想前後ライバルの変化について注⽬したい。プールで勝ったライバルは、主⼈公がヒロインを好きなことを知っていて、それを応援している。主⼈公とヒロインが⼆⼈きりになるようくだらない理由をつけ、また逆に⾃分とヒロインが2⼈きりにならないよう振舞っている。しかし、プールで負けた彼の態度は⼀変する。主⼈公とヒロインが2⼈きりでいることに苛⽴ち、主⼈公への不満を露⾻に表す。後者は主⼈公の妄想をもとに作られているということは重要な点だ。妄想後にプールで負けたライバル妄想前にプールで負けた主⼈公と同⼀なのである

 ライバルは⾃分へと向けられているヒロイン好意に気付いていたのではないだろうか。しかし、⾃分はヒロインのことを、少なくとも主⼈公がヒロインを想うよりは、好きではなく、告⽩されても振ると決めていた。なぜならそれに対して主⼈公が苛⽴ち、ライバルへ不満を持つことをわかっていたから。そしてライバルがそのように思っていることを、ヒロインも察知していたのだろう。それが上述の発⾔「(主⼈公)が勝つと思った」につながっている。

 転校前に最後の思い出が欲しかったヒロインは、ライバルへの告⽩を決意する。その結果はライバルが⼿を抜くという形で、主⼈公の勝利という形で、実際に想いを伝えることなく、判明する予定だった。しかし、実際には主⼈公のアクシデントによってライバルが勝ち、主⼈公の⼝からヒロインは⾃分がライバルから振られたことを告げられる。

 そのことを聞いた主⼈公は、親に⼿を引かれるヒロインが「助けて」と⾔った相⼿が本当は⾃分ではなかったこと、ライバルヒロインへの適当な態度に対して怒り、ライバルに殴りかかったのだ。

 そして主⼈公の妄想が始まる。もしあの時⽔泳で勝っていたら、ヒロインライバルに振られることはなかったのではないかヒロインを助けるのは⾃分だったのではないだろうか。ヒロインは⾃分に対して告⽩してくれたのではないか

 妄想であり、ヒロインは⾃分のことが好きではないとわかっているから、花⽕⼤会へは誘われるものの、告⽩は⽔の⾳にかき消されて主⼈公の⽿へは届かない。

 この告白のシーンは主人公自身だけでなく、観客をもごまかし誤認識させている。プールで勝った方を誘うと言うヒロイン言葉をそのまま信じてしまえば、主人公が勝ったことをヒロインが喜んでいるかのように、まるで現実では主人公のことが好きだったのに負けてしまたから不機嫌になったかのように誤解してしまう。制作者は上述した会話の意図的な省略により、ここで主人公共謀して観客を妄想の中に引き摺り込んでいるのだ。

 妄想が進むにつれて、主人公ヒロイン自分の都合の良いものへと作り替えていく。「家出」であったはずのヒロインの⼩さな反抗は「駆け落ち」へと変わり、浴⾐から⽩いワンピースへと⾐装が変わる。

 主⼈公は⼀度は変な花⽕の形を⾒てこれが妄想であると気付くものの、妄想の中のヒロインに2⼈でいられるならどっちでもいいと⾔われ、世界を好きなように変え始める。海の上を⾛る電⾞、レンズに囲まれ世界

「これは典道くん(主⼈公)がつくった世界なんだね」

世界おかしさを気にする主⼈公に対し、同じおかし存在である妄想ヒロイン世界おかしいとは気にしない。その後主⼈公の望み通りにキスをしたヒロイン

「次会えるのはどんな世界かな?」

という⾔葉を残していなくなってしまう。

 そして主⼈公は妄想世界から抜け出せないまま、現実が始まる。主⼈公が今も妄想世界渡り歩いているのかは明らかにされずに物語は終わってしまう。

 上記の論の根拠となる、妄想の開始位置を示す手掛かりは3つある。

 1つ⽬は⾵⼒発電のプロペラの回転方向である現実では時計周りに対し、妄想が始まると反時計回りに回り始める。おかし世界になってからプロペラが回転を止め、妄想世界破綻すると再び時計回りに動き始める。

 2つ⽬は「茂下(もしも)」という駅名、町名である。駅舎や標識などで度々映り込むこの地名は、現実世界では⼀度も登場しない。

 そして3つ⽬、ヒロインの表情である。同じシーン、プールサイドでの告⽩で比較するとその差が顕著であるが、現実ヒロイン感情を顔に出さないのに対し、妄想ヒロインは常に笑顔で表情が豊かである。これこそがこの世界主人公妄想である明確な根拠と言える。今⽬をつむり、頭の中にあなたの好きな⼈を思い浮かべて欲しい、おそらく彼、彼⼥はあなたに対して微笑みかけているはずだ。

最後

 『打ち上げ花⽕、下から見るか?横から見るか?』は、誰しもが思春期の始め、クラスメイト芸能⼈、またはアイドル等々を相⼿に、通ってきた道、妄想という愚行を再体験させる、素晴らしい⻘春映画だ。もちろんこれは私なりの解釈であり、皆さん⼀⼈⼀⼈の考えを否定するものではない。ただ私のこの⽂章を読んでいただいた⽅が⼀⼈でも、もう⼀度この作品を観返そうという気持ちになって頂けたのなら、幸いである。

2020-08-12

anond:20200812024401

たぶん植物状態夢オチからなんでもアリよ

きっと本人は恋人小学生の友人も博士の知り合いもいない秀才でもない凡人よ

しらんけど

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