ラ・サールの授業の進め方の大枠は、
・黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は30年以上変わっていません。
30年以上変わらず、今でも通用する素晴らしいカリキュラムだと思います。
どのような教材をやっているのか?授業はどのように進むのか?義務自習ではどんなことをやっているのかなど、「塾要らずの勉強法」とはどのようなものか実体験をもとに詳しく解説していきたいと思います。
★数学学習の基本:黄色チャートからのスタート
数学は、新高1には黄色チャート1+Aを買うように指示があります
「黄色チャート1+Aの全ての範囲」が入学後すぐに行われる考査の範囲です。
黄色チャートをこなしたうえで数研出版の教科書と教科書傍用問題集「オリジナル」を授業でやります。
教科書と「オリジナル」は解答解説が付いてないので、授業ではこれを5~7人に一度に当て、同時に黒板の前で問題を解かせます。
予習として黄色チャートで解法を暗記しておく必要があります。
黄色チャートで解法暗記をしていないと、黒板に何も書けなくなってしまい、恥ずかしい思いをすることになるため、黄色チャートで予習が必要です。
入学前に黄色チャートをやるように指示があるように、基本的にチャートの解法暗記は自分で行う必要があります。
義務自習でもチャートの解法暗記は自分で行う必要がありますので、入学までの間にチャートを1問でも多く暗記しておきましょう。
なお、1990年代以前から黄色チャートが使われておりましたので、個人的には黄色チャートで問題ないと思いますが、
教員の好みで青チャートにすることもあるようです(未確認。新課程では「オリジナル」→「4STEP」に変更)
黄色チャートに加え、教科書・「オリジナル」が終わったらそれから1対1対応の演習(東京出版)につなぎます。
このカリキュラムは30年ほど変わっていません。
黄色チャート、「オリジナル」、1対1対応の演習(東京出版)。
この軸は変わっていません。
週テストは、黄色チャート・「オリジナル」・1対1対応の演習(東京出版)の問題の数字を変えたものが出ます。
解き方は同じで、数字を変えたものが出ますので、解説が載っている黄色チャートや1対1対応の演習(東京出版)の例題・類題を覚えることが最優先事項です。
黄色チャート・「オリジナル」・1対1対応の演習(東京出版)は例題の解き方を覚えるのです。
解き方を覚えて類題の解き方を覚えましょう。週テの数学は黄色チャート・教科書傍用問題集「オリジナル」・1対1対応の演習(東京出版)の数字を変えたものがメインですから。
これがラ・サールの週テストです。
このカリキュラムは変わってません。
とにかく春休みの間にチャート数1+Aを一冊仕上げなければなりません。
何しろ入学後すぐ考査があります。
範囲はチャート1+A一冊全てが範囲です。
チャートと教科書傍用問題集「オリジナル」と1対1対応の演習(東京出版)はいかなる考査でも繰り返し数字を変えて出題されます。
さらに学校が始まったら教科書と「オリジナル」が加えて出題されます。
何周かしたあと1対1対応の演習(東京出版)に繋がります。軸はこんな感じでしょう。
夏休みの宿題は、今回のチャート+教科書の問題全て+「オリジナル」(+教員の好みで適当な問題集)が課されます。
日数で割ると1日30題くらい暗記したものです。
とにかくチャートを仕上げてください。チャートと教科書傍用問題集「オリジナル」が仕上がったら1対1対応の演習(東京出版)。あとは東京出版の書籍だけです。新数学演習までやることになります。
シンプルですがそれがラ・サールのカリキュラム・ノウハウです。
何度も繰り返しますが、なぜチャートにこだわるかというと、チャートで解き方のパターンを覚えておかないと授業が意味不明になるからです。
ラ・サールの数学の授業では解答解説のない教科書傍用問題集「オリジナル」を何人か当てて同時に黒板に解かせそれを教員が解説して行きます
予習してないと恥をかくシステムです
そのため予習にあたるのがチャートでの解法暗記となるのです
東大100名以上受かってたときも黄色チャートだったので個人的には青でなくても構わないと思いますが、解答と解説の載っているチャートで解法を暗記するのです
チャートの暗記が授業の予習になるのです
黄色チャート→教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)の軸は忘れないでください
並行して過去問演習も行うことになりますが、教科書傍用問題集「オリジナル」と同じやり方で
数研出版の重要問題集を使用します。
これも同時に複数人を当てて、黒板の前で解かせ、それを教員が添削していく授業スタイルです。
最新版だと「新課程 2024 実戦 数学重要問題集 数学I・II・III・A・B・C 理系」「新課程 実戦 数学重要問題集 数学I・II・A・B・C〔ベクトル〕 文系」になります。
これが過去問演習の授業に当たります。
週テの範囲でもあります。
「教科書傍用問題集「オリジナル」」「重要問題集」は解説が薄いため、授業で理解する必要があります
そのための予習として、解説のしっかりした「黄色チャート」「1対1対応の演習(東京出版)」で解法パターンを覚えてください
そうしないと授業で「教科書傍用問題集「オリジナル」」「重要問題集」のアウトプットがうまく理解できなくなってしまいます
また、教員によって差があると思いますが、週テストの成績優秀者の何人かは点数が共有されます
これで成績がいい人がわかるシステムなので、モチベーションにつなげたり、わからないことを聞きに行ったりするといいでしょう
高校生同士なのでプライドもあり難しいところですが、週テストの成績優秀者の上位数人の点数が共有されるというのは、上記の「モチベーションにつなげたり、わからないことを聞きに行ったりするといいでしょう」という学校側の暗黙のメッセージだと思われます
夏休みの宿題では数1+Aは三角比や整数までは必ず出るので、1問でも多く暗記する必要があります。
入学前に課していることからもおわかりのように、理解よりも解法の暗記を求められます。
理解して暗記がベストなのは言うまでもありませんが。
「1対1対応の演習」は、適当なタイミングで学校側から配られます。
それも週テで何回も数字を変えて出題されます。
先にチャートで解放を覚えてから演習を兼ねてやるため、時間差を設けています。
「教科書傍用 教科書傍用問題集「オリジナル」 数学」学校側から配られます。
なおこの書籍は解説がないため、暗記というよりアウトプットで使います。
授業で解かされるので、アウトプット用です。
したがって、チャートでまず解法をインプットして、その知識をもとに教科書傍用問題集「オリジナル」を授業でアウトプットしていき、理解不足だった点を授業で浮き彫りにしてください。
チャートでインプットが不十分だと、当然、授業は消化不良になります。
春が大事なので、頑張ってください。
裏技として、親が教員なら教科書傍用問題集「オリジナル」の教授用資料が手に入ります。
市販されてませんが、メルカリ等で手に入るかもしれません。ただし高額で転売される代物だと思います。
その教授用資料を入手すれば、授業で当てられても丸写しすればいいだけなので楽ができますが、その場しのぎにはなるものの、当然、身にはつきません。
教授用資料を見せてもらったことがありますが、市販の黄色チャートの方がインプットには適している(覚えやすい)と感じました。
いずれにしても解法を覚えなければならないことには間違いありません。
高2になるとクラス分けがあります
高2になる前に理系か文系か分かれます
理系はA~C(D)、文系はD(E)~E(F)クラスになります
※()は、生徒数によってクラスが増減した場合
高2から高入生と交わることになります
部活があれば高1から高入と交わります
実際に仲良くなるのは文化祭あたりでしょうか
高2では数学2+Bの黄色チャートが配られます
やり方は高1の時と同じです。数学1+Aが2+Bになるだけです
黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集です
理系だと数3Cまで高2で進みます
高2→高3になる際に、理系クラスに変更(理転)または文系クラスに変更(文転)ができます
高2で数学3Cまで進むことから、理転は不利です。文転はそこまで不利ではありません
文転する人数の方が多いです
理転する人は、親が医師で高2は文系に進んだが医学部に進路を変えた人などごく少数です
もっとも数学3Cの進度が違うだけなので挽回は十分可能です
高2までは中間考査・期末考査・週テストがメインで模試は受けません
受けたければ個人で受けられますが個人で申込をしなければなりません
高3になれば模試は中間考査・期末考査・週テストに加えて組み込まれます
したがって、高3はテスト三昧になります
数学でのインプット(黄チャート・1対1対応の演習(東京出版))は高2で終わります
高3はアウトプット(考査+週テ+模試)メイン+共通テストで使う科目ということになります
ここで注意してほしいことは高2でインプットが終わるため、高3になってからインプットする時間は義務自習や休日しかないということです
学校のカリキュラムでは高3はアウトプット期間なため、模試が帰ってきてもインプットしていると、帰ってきた模試を復習したりすることができません
高2までにインプットを終わらせている人は、高3はアウトプットを通じて弱点を見つけることができる一方で、インプット不足の人とどんどん差がついていきます
上記のカリキュラムにより伸びる人は高3でも伸び(弱点を潰していけ)ますが、高2までにダメだった場合は模試の成績が芳しくないものばかり返ってくる(伸びない)ということです
夏休みですが、7月下旬に寮が閉鎖されるので強制的に帰省となります
8月のお盆すぎに8/20頃から午前中授業があります
午前中授業は普段の授業と変わりません
9月からは通常授業が開始されます
もちろん夏休み明けには宿題の範囲のテストがあります
(教科書傍用問題集「オリジナル」+1対1対応の演習(東京出版)+教諭の好みで適当な問題集)
ラ・サールの黒板が横に長いと思います
あれは演習で使うからです
同時に7人くらい黒板に答えを書いていくのでそのため横に長いのです
黒板に問題を解かせ→それを教員が添削・解説していくスタイルは
数学と現代文で行っています
物理でもやってたかな?
黄色チャートについては河野玄斗さんも似たようなことを言っていたので切り抜き貼っておきます
https://www.youtube.com/watch?v=bXMNLRl62nk
参考にしてください
河野玄斗氏もyoutube動画で黄色チャートの効用を言及しているように、早めにやっておけば必ず後々楽になります。
ここの点は、ラ・サールと河野玄斗氏の勉強方法が完全に一致していますので参考にしてください。
数1+A 1冊 1か月ってのは確かに妥当です
ラ・サールでは春休みの宿題に出すくらいなので1か月で回していけます
なお、ラ・サールのカリキュラム・授業ノウハウを共有しているだけで、今の使用している教材・授業方法・進度について否定するものではありません
ここで、私は、東大100名受かってた時から変わっていない、今でも通用する教材・授業方法・進度をここに共有しています
ラ・サールの授業の進め方の大枠
・黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は変わっていません
当然、当時と比べて変化した教材もあります
(英単語帳がユメタンになったなど)
理転における単位制度などついては、私の期では実際にそうだったということです
高1で模試を受ける代もありますし、受けても構いませんが
そもそも高1でアウトプットに重きを置いていないという含意を汲み取ってください
高1では、黄色チャート1+A→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版) これで解法を暗記していく段階です
古文漢文は、ごく普通の想像している授業と同じでした。
すなわち、教科書を読解していき、教師が解説する授業スタイルです。
昭和から連綿と続いているような黄色チャートのようなものはありません。
教材も新しいものの方が良いため、ラ・サールの教師が採用している教材を使用してください。
市販のものと大差ありません。
文系ではないため、文系科目はあまり記憶にありませんが
現代文については、黒板で同時に書かせて→教師が添削・解説する数学と同じ授業スタイルが確立していました。
Z会の市販の問題集が週テストで課されたり、その延長線上に「最強の古文 読解と演習50」まで出題されることもありますが、明らかにオーバーワークでこれは不要と個人的には感じました。
最後に
東大100名受かってた時から変わっていない、今でも通用する教材・授業方法・進度を共有しています。
ラ・サールの授業の進め方の大枠は、
・黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は30年以上変わっていません
参考になりましたら幸いです。
]]>東大100名受かってた時から変わっていない、今でも通用する教材・授業方法・進度を共有しています。
ラ・サールの授業の進め方の大枠は、
・黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は30年以上変わっていません。
30年以上変わらず、今でも通用する素晴らしいカリキュラムだと思います。
どのような教材をやっているのか?授業はどのように進むのか?義務自習ではどんなことをやっているのかなど、「塾要らずの勉強法」とはどのようなものか実体験をもとに詳しく解説していきたいと思います。
★数学学習の基本:黄色チャートからのスタート
数学は、新高1には黄色チャート1+Aを買うように指示があります
「黄色チャート1+Aの全ての範囲」が入学後すぐに行われる考査の範囲です。
黄色チャートをこなしたうえで数研出版の教科書と教科書傍用問題集「オリジナル」を授業でやります。
教科書と「オリジナル」は解答解説が付いてないので、授業ではこれを5~7人に一度に当て、同時に黒板の前で問題を解かせます。
予習として黄色チャートで解法を暗記しておく必要があります。
黄色チャートで解法暗記をしていないと、黒板に何も書けなくなってしまい、恥ずかしい思いをすることになるため、黄色チャートで予習が必要です。
入学前に黄色チャートをやるように指示があるように、基本的にチャートの解法暗記は自分で行う必要があります。
義務自習でもチャートの解法暗記は自分で行う必要がありますので、入学までの間にチャートを1問でも多く暗記しておきましょう。
なお、1990年代以前から黄色チャートが使われておりましたので、個人的には黄色チャートで問題ないと思いますが、
教員の好みで青チャートにすることもあるようです(未確認。新課程では「オリジナル」→「4STEP」に変更)
黄色チャートに加え、教科書・「オリジナル」が終わったらそれから1対1対応の演習(東京出版)につなぎます。
このカリキュラムは30年ほど変わっていません。
黄色チャート、「オリジナル」、1対1対応の演習(東京出版)。
この軸は変わっていません。
週テストは、黄色チャート・「オリジナル」・1対1対応の演習(東京出版)の問題の数字を変えたものが出ます。
解き方は同じで、数字を変えたものが出ますので、解説が載っている黄色チャートや1対1対応の演習(東京出版)の例題・類題を覚えることが最優先事項です。
黄色チャート・「オリジナル」・1対1対応の演習(東京出版)は例題の解き方を覚えるのです。
解き方を覚えて類題の解き方を覚えましょう。週テの数学は黄色チャート・教科書傍用問題集「オリジナル」・1対1対応の演習(東京出版)の数字を変えたものがメインですから。
これがラ・サールの週テストです。
このカリキュラムは変わってません。
とにかく春休みの間にチャート数1+Aを一冊仕上げなければなりません。
何しろ入学後すぐ考査があります。
範囲はチャート1+A一冊全てが範囲です。
チャートと教科書傍用問題集「オリジナル」と1対1対応の演習(東京出版)はいかなる考査でも繰り返し数字を変えて出題されます。
さらに学校が始まったら教科書と「オリジナル」が加えて出題されます。
何周かしたあと1対1対応の演習(東京出版)に繋がります。軸はこんな感じでしょう。
夏休みの宿題は、今回のチャート+教科書の問題全て+「オリジナル」(+教員の好みで適当な問題集)が課されます。
日数で割ると1日30題くらい暗記したものです。
とにかくチャートを仕上げてください。チャートと教科書傍用問題集「オリジナル」が仕上がったら1対1対応の演習(東京出版)。あとは東京出版の書籍だけです。新数学演習までやることになります。
シンプルですがそれがラ・サールのカリキュラム・ノウハウです。
何度も繰り返しますが、なぜチャートにこだわるかというと、チャートで解き方のパターンを覚えておかないと授業が意味不明になるからです。
ラ・サールの数学の授業では解答解説のない教科書傍用問題集「オリジナル」を何人か当てて同時に黒板に解かせそれを教員が解説して行きます
予習してないと恥をかくシステムです
そのため予習にあたるのがチャートでの解法暗記となるのです
東大100名以上受かってたときも黄色チャートだったので個人的には青でなくても構わないと思いますが、解答と解説の載っているチャートで解法を暗記するのです
チャートの暗記が授業の予習になるのです
黄色チャート→教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)の軸は忘れないでください
並行して過去問演習も行うことになりますが、教科書傍用問題集「オリジナル」と同じやり方で
数研出版の重要問題集を使用します。
これも同時に複数人を当てて、黒板の前で解かせ、それを教員が添削していく授業スタイルです。
最新版だと「新課程 2024 実戦 数学重要問題集 数学I・II・III・A・B・C 理系」「新課程 実戦 数学重要問題集 数学I・II・A・B・C〔ベクトル〕 文系」になります。
これが過去問演習の授業に当たります。
週テの範囲でもあります。
「教科書傍用問題集「オリジナル」」「重要問題集」は解説が薄いため、授業で理解する必要があります
そのための予習として、解説のしっかりした「黄色チャート」「1対1対応の演習(東京出版)」で解法パターンを覚えてください
そうしないと授業で「教科書傍用問題集「オリジナル」」「重要問題集」のアウトプットがうまく理解できなくなってしまいます
また、教員によって差があると思いますが、週テストの成績優秀者の何人かは点数が共有されます
これで成績がいい人がわかるシステムなので、モチベーションにつなげたり、わからないことを聞きに行ったりするといいでしょう
高校生同士なのでプライドもあり難しいところですが、週テストの成績優秀者の上位数人の点数が共有されるというのは、上記の「モチベーションにつなげたり、わからないことを聞きに行ったりするといいでしょう」という学校側の暗黙のメッセージだと思われます
夏休みの宿題では数1+Aは三角比や整数までは必ず出るので、1問でも多く暗記する必要があります。
入学前に課していることからもおわかりのように、理解よりも解法の暗記を求められます。
理解して暗記がベストなのは言うまでもありませんが。
「1対1対応の演習」は、適当なタイミングで学校側から配られます。
それも週テで何回も数字を変えて出題されます。
先にチャートで解放を覚えてから演習を兼ねてやるため、時間差を設けています。
「教科書傍用 教科書傍用問題集「オリジナル」 数学」学校側から配られます。
なおこの書籍は解説がないため、暗記というよりアウトプットで使います。
授業で解かされるので、アウトプット用です。
したがって、チャートでまず解法をインプットして、その知識をもとに教科書傍用問題集「オリジナル」を授業でアウトプットしていき、理解不足だった点を授業で浮き彫りにしてください。
チャートでインプットが不十分だと、当然、授業は消化不良になります。
春が大事なので、頑張ってください。
裏技として、親が教員なら教科書傍用問題集「オリジナル」の教授用資料が手に入ります。
市販されてませんが、メルカリ等で手に入るかもしれません。ただし高額で転売される代物だと思います。
その教授用資料を入手すれば、授業で当てられても丸写しすればいいだけなので楽ができますが、その場しのぎにはなるものの、当然、身にはつきません。
教授用資料を見せてもらったことがありますが、市販の黄色チャートの方がインプットには適している(覚えやすい)と感じました。
いずれにしても解法を覚えなければならないことには間違いありません。
高2になるとクラス分けがあります
高2になる前に理系か文系か分かれます
理系はA~C(D)、文系はD(E)~E(F)クラスになります
※()は、生徒数によってクラスが増減した場合
高2から高入生と交わることになります
部活があれば高1から高入と交わります
実際に仲良くなるのは文化祭あたりでしょうか
高2では数学2+Bの黄色チャートが配られます
やり方は高1の時と同じです。数学1+Aが2+Bになるだけです
黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集です
理系だと数3Cまで高2で進みます
高2→高3になる際に、理系クラスに変更(理転)または文系クラスに変更(文転)ができます
高2で数学3Cまで進むことから、理転は不利です。文転はそこまで不利ではありません
文転する人数の方が多いです
理転する人は、親が医師で高2は文系に進んだが医学部に進路を変えた人などごく少数です
もっとも数学3Cの進度が違うだけなので挽回は十分可能です
高2までは中間考査・期末考査・週テストがメインで模試は受けません
受けたければ個人で受けられますが個人で申込をしなければなりません
高3になれば模試は中間考査・期末考査・週テストに加えて組み込まれます
したがって、高3はテスト三昧になります
数学でのインプット(黄チャート・1対1対応の演習(東京出版))は高2で終わります
高3はアウトプット(考査+週テ+模試)メイン+共通テストで使う科目ということになります
ここで注意してほしいことは高2でインプットが終わるため、高3になってからインプットする時間は義務自習や休日しかないということです
学校のカリキュラムでは高3はアウトプット期間なため、模試が帰ってきてもインプットしていると、帰ってきた模試を復習したりすることができません
高2までにインプットを終わらせている人は、高3はアウトプットを通じて弱点を見つけることができる一方で、インプット不足の人とどんどん差がついていきます
上記のカリキュラムにより伸びる人は高3でも伸び(弱点を潰していけ)ますが、高2までにダメだった場合は模試の成績が芳しくないものばかり返ってくる(伸びない)ということです
夏休みですが、7月下旬に寮が閉鎖されるので強制的に帰省となります
8月のお盆すぎに8/20頃から午前中授業があります
午前中授業は普段の授業と変わりません
9月からは通常授業が開始されます
もちろん夏休み明けには宿題の範囲のテストがあります
(教科書傍用問題集「オリジナル」+1対1対応の演習(東京出版)+教諭の好みで適当な問題集)
ラ・サールの黒板が横に長いと思います
あれは演習で使うからです
同時に7人くらい黒板に答えを書いていくのでそのため横に長いのです
黒板に問題を解かせ→それを教員が添削・解説していくスタイルは
数学と現代文で行っています
物理でもやってたかな?
黄色チャートについては河野玄斗さんも似たようなことを言っていたので切り抜き貼っておきます
https://www.youtube.com/watch?v=bXMNLRl62nk
参考にしてください
河野玄斗氏もyoutube動画で黄色チャートの効用を言及しているように、早めにやっておけば必ず後々楽になります。
ここの点は、ラ・サールと河野玄斗氏の勉強方法が完全に一致していますので参考にしてください。
数1+A 1冊 1か月ってのは確かに妥当です
ラ・サールでは春休みの宿題に出すくらいなので1か月で回していけます
なお、ラ・サールのカリキュラム・授業ノウハウを共有しているだけで、今の使用している教材・授業方法・進度について否定するものではありません
ここで、私は、東大100名受かってた時から変わっていない、今でも通用する教材・授業方法・進度をここに共有しています
ラ・サールの授業の進め方の大枠
・黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は変わっていません
当然、当時と比べて変化した教材もあります
(英単語帳がユメタンになったなど)
理転における単位制度などついては、私の期では実際にそうだったということです
高1で模試を受ける代もありますし、受けても構いませんが
そもそも高1でアウトプットに重きを置いていないという含意を汲み取ってください
高1では、黄色チャート1+A→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版) これで解法を暗記していく段階です
古文漢文は、ごく普通の想像している授業と同じでした。
すなわち、教科書を読解していき、教師が解説する授業スタイルです。
昭和から連綿と続いているような黄色チャートのようなものはありません。
教材も新しいものの方が良いため、ラ・サールの教師が採用している教材を使用してください。
市販のものと大差ありません。
文系ではないため、文系科目はあまり記憶にありませんが
現代文については、黒板で同時に書かせて→教師が添削・解説する数学と同じ授業スタイルが確立していました。
Z会の市販の問題集が週テストで課されたり、その延長線上に「最強の古文 読解と演習50」まで出題されることもありますが、明らかにオーバーワークでこれは不要と個人的には感じました。
最後に
東大100名受かってた時から変わっていない、今でも通用する教材・授業方法・進度を共有しています。
ラ・サールの授業の進め方の大枠は、
・黄色チャート→教科書・教科書傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は30年以上変わっていません
参考になりましたら幸いです。
]]>■卒論をあきらめた
自分には才能がない。
たかだか30ページの卒論すらもかけない。
友人もいない。
高校でひどいいじめにあって、人を信じられなくなった。
すべてが嫌になったけど、親が大学には行けと言ってくれたので
一浪して今の大学に入った。
大学では顔見知りはいるけど昼飯を一緒に食べるような友人はいなかった。
作ろうとも思わなかった。
でも内定貰えた。
うれしかった。
社会に必要としてくれている人がいることが何よりも嬉しかった。
でも、自分の実力は卒論すらもかけないものだった。
社会に出ても必要とされない。
だから、ここで自分の人生に終止符を打つことにしました。
■片想いを続けている人の卒論を読むと興奮してしまう。
22歳女、卒業間近の大学生。
つい二週間ほど前、学科全体で卒業論文の最終提出があった。
一つ一つ製本され、図書室に所蔵される。
今日も私は図書室に向かった。
どうせ学部4年生程度の論文じゃ誰も読まないし、毎日通っている私は端から見たらヘンな人かもしれない。
でも、そこにはあの人の卒論が眠っている。
入学直後の学科オリエンテーションで仲良くなった人。
私と彼は出身が同じで、入学当初はローカルな話題ができるのがお互い嬉しくて、すぐに仲良くなった。
でも、彼は私と違って、友人が多くスポーツも万能で、そのくせ成績は学科でもトップクラス。
入学当初はともかく、夏休み前くらいになると、自分がいるべきカーストというものを皆が認識し出すようになる。
私と彼も例外ではなく互いに疎遠になってしまったけど、私は今でも片想いを続けている。
今日も彼の卒論を読んだ。
この50数ページの文章を、彼がどれだけ頑張って書いたのか想像すると、不謹慎ながら興奮してしまう。
少し罪悪感というか、恥ずかしさを感じながらも、やっぱり彼の卒論を手に取ってしまうのをやめられない。
一文字一文字を彼がどれだけ悩んで、苦しみ、考え抜いて書いたのか。
そういうことを考えると、もう死語かもしれないけど「ラブレター」なんかよりもずっと胸が高鳴ってしまう。
この一冊がまるで私のためだけに書かれたような気がして、今すぐにでも持って帰りたいくらいだ。
でも、所詮は紙切れ。
いいかげん、この生活から抜け出して、卒業式までに想いを伝えたいけど、なかなか勇気が出ない。
誰かに背中を押してほしい。
■バックレ依存症なので人生がつらい
別にバックレたいわけじゃないんだが何だかバックレてしまう。ところでバックレって語源なんだよ。
学生のころ好きだった子と二人で会う約束して、有頂天になったが当日なんか嫌でバックレた。
格闘技の動画よくみるんだが、試合のチケット何度も買って、特に理由もなくバックレた。合計で十万近く無駄にしてる。試合会場目前まで行ったこともあるが、そこから何となく引き返してそれまでだ。
危険物乙四の試験勉強して、二回目で無事受かったんだが、手続きが何となく嫌というか、なんかしたくなくて?資格取り損ねた。
防災士の試験も受けて受けったが何となく手続きしたくなくて資格取ってない。
大学の受験は面接バックレたので第一志望落として無事センター入試だ。
卒論も添削してもらわないといけないのに、何だか提出したくなくて(自分でも何言ってんのかと思ってるよ)留年からの退学だ。
空手やってたんだが、無事勝ち上がったのに急にイヤになって道場の人らをほっぽって帰っちまった。勝ったのかなり嬉しかったんだがな。
古い友人と会う約束して、待ち合わせ場所にいって不意に帰宅してそれっきり。そら怒るわ。
カウンセリング受けるよう勧められたんだが2ヶ月先だそうで、当日にもちろん想像通りバックレた。
ほんとにもう衝動的にバックレるからどうしていいかわからん。楽しみなことも何度もすっぽかしてきついから、趣味も考えないようにしてる。約束しても「バックレそうだから」とは言えないので人間関係もほぼ切った。
役所行ったら不思議そうな顔で「行けば良いのでは?」だってよ。わかってるよバカ野郎。
予定とか立ててもぶち壊すから今しかない。目の前のすぐじゃなきゃ何もできない。目指してた目標の、まさにその瞬間で放り出しちまう。
何か始めるのももう怖い。
自分でも何だかよくわからん。どうしたらいいんだ。
たぶん死のうとしても途中で衝動的にイヤになるだろうってのも想像つくし、無駄な真似だしそもそも死にたくない。
何とかなるなら内臓でも目玉でもケツでも何でもやるから何とかならんのか
https://megalodon.jp/2020-0112-1107-39/https://anond.hatelabo.jp:443/20200112043844
■
薄毛が気になりすぎて卒論が書けない
というか死のうかな
ただでさえ低身長だから髪型と服装で盛りに盛ってようやく彼女に愛して貰えているのに、低身長ハゲになったら誰からも愛されないし彼女からも捨てられるだろうな
4月からの職場でもバカにされるんだろうな
一緒に死んでくれるかな
■
もう一回なんかの大学行きたいけど卒論とか書きたくないな(蘇るお情けクソ論文で卒業させてもらったときの苦い記憶)
放送大学って卒論必修じゃないらしいし働きながらいけるしやろうかな
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卒論提出まで残り約一ヶ月なのに進捗0の留年大学生ワイ、どのタイミングで自殺しようか迷ってる
クリスマスは彼女と約束がある
年末年始は実家に帰って昔からの友達にも会いたい
とりあえず2月末まではバレないと思う
ただ、死ぬ勇気がその時まで出ない可能性はある
その場合は行方くらましてドヤ街にでも逃げ込もうと思ってる
とりあえず既卒と違い現役生は4月に入社するまで卒業証明書の提出は求められないから内定先からの連絡でバレることはない
>そんなにうまくいく?
入学後にうまくいかせるには、黄色チャートを1問でも多く暗記する必要があります。
4月のテストで数1+Aの全範囲が出題されますが、黄色チャートで解法をある程度暗記できている場合は、授業でオリジナルを黒板の前で解かされる際、きちんと答えることができるor教師の添削や解説を聞いて理解していくことができます。これが「うまくいく」状態でしょう。
逆に言うと、黄色チャートの解法を暗記していなければ、入学後も「うまくいかない」ことになります。解法を暗記してないとオリジナルを解くことができないことになります。
また、解法暗記が前提である1対1を始めてもうまくいきません。
なので、春休みに黄色チャートを1問でも多く暗記しておくことが必要となるのです。
青チャートは、まだ入学前なため、ここでいう「うまくいく」かは疑問ではあります。
得意な人はうまくいくでしょうが、個人的には解法暗記は黄色チャートで十分だというラ・サールのカリキュラムが妥当だと考えており、青チャートは背伸び(挫折しやすい)だと思います。
学校側は黄色チャートの解法暗記ならば自学で可能だと考えているからこそ、春休みの宿題(テスト範囲)に課しているのだと思います。
高1で1年間をかけて数1+Aを「教科書・オリジナル」「1対1対応の演習」をやりながら何度繰り返しテストで数字を変えた問題が出題されますので、そこで定着させていくことになります。
繰り返しになりますが、黄色チャートの暗記は自分でやらなければならない(黄色チャートの暗記まではラ・サールは教えない)ので、考査を受けるだけでは定着はできません。
義務自習の時間を使って、自分で黄色チャートの解放を暗記して、それを授業でオリジナルを解くことや各考査でアウトプットしていくカリキュラムです。
一点言い忘れましたが、ラ・サールの授業では黄色チャートの解説は行いません。
英語の勉強で、英単語帳の覚え方を授業でやらないのと同じです。
黄色チャートは英単語帳のように用います。
解法(英単語)をインプットするのです。
義務自習の時間を使って、数学なら黄色チャートの解法暗記、英語なら英単語帳や文法問題集の暗記を行うのです。
あくまで、授業で解説するのは、解説のない教科書の問題とオリジナル、重要問題集の解説です。
生徒に同時に5~7人に黒板の前で、解かせて、教師が添削・解説していく。
黄色チャートと1対1は解説が記載してあるため、授業では解説しません。
古文漢文は、ごく普通の想像している授業と同じでした。
すなわち、教科書を読解していき、教師が解説する授業スタイルです。
昭和から連綿と続いているような黄色チャートのようなものはありません。
教材も新しいものの方が良いため、ラ・サールの教師が採用している教材を使用してください。
市販のものと大差ありません。
文系ではないため、文系科目はあまり記憶にありませんが
現代文については、黒板で同時に書かせて→教師が添削・解説する数学と同じ授業スタイルが確立していました。
Z会の市販の問題集が週テストで課されたり、その延長線上に「最強の古文 読解と演習50」まで出題されることもありますが、明らかにオーバーワークでこれは不要と個人的には感じます。
何度も言いますが、使っている教材は、黄色チャートに加え、教科書・オリジナル・1対1の演習・重要問題集です
これが数学でアドバンテージを取るラ・サールの戦略
連綿と続くラ・サールのカリキュラムです
>高一から模試は受ける?
受けても1回。
中入生と高入生は面識がありませんが(部活動で面識はあるものの)
これで互いに成績優秀者を知ることになります。
仲良くなるのは高2の文化祭あたりからです。
高1で2Bまでやりません
ただし、得意な人が、義務自習の時間に2Bを先取りしてやること自体は自由です
しかし、カリキュラムでは
高1では数学1Aをやります。
教科書・オリジナル・1対1の演習(+夏休みなどに教師の好みで薄い問題集)をやります
数2+Bを先取りするよりも数1+Aを徹底的に定着させるスタイルです
高2で理系・文系が分かれますので、そこで教師も変わりますし、数学の進度が変わります
何度も言いますが
黄色チャートが入学前の春休みの宿題で出るのです。
範囲は数1A全て。
例題・類題・章末問題はすべて春の考査で出題されます
河野玄斗氏もyoutube動画で黄色チャートの効用を言及しているように、早めにやっておけば必ず後々楽になります。
ここの点は、ラ・サールと河野玄斗氏の勉強方法が完全に一致していますので参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=bXMNLRl62nk
黄色チャートはあくまでインプット用教材です。自分でインプットするのです。
あなたが言っているのは、『英単語帳は英文読解には使わない、あくまで課題』と言っているように聞こえます。
授業では黄色チャートは解説しません。
英単語帳の解説を英語の授業でやらないのと同じ理屈です。
春休みや義務自習、休日で、自分で黄色チャートと1対1の解法は暗記(インプット)しておく必要があるのです。
何度も言いますが、授業スタイルは、
「オリジナル」「重要問題集」といった解説の薄い問題集を、同時に5~7人に黒板の前で解かせます。
それを教師が添削・解説していくスタイルです。
「オリジナル」「重要問題集」を解いていくには、黄色チャートのインプットが必要なのです
黄色チャートや1対1の演習は解説が充実しているので、解説は行いません。
]]>「黄色チャート1+Aの全ての範囲」が入学後すぐに行われる考査の範囲です。
黄色チャートをこなしたうえで数研出版の教科書と傍用問題集「オリジナル」を授業でやります。
教科書と「オリジナル」は解答解説が付いてないので、授業ではこれを5~7人に一度に当て、同時に黒板の前で問題を解かせます。
予習として黄色チャートで解法を暗記しておく必要があります。
黄色チャートで解法暗記をしていないと、黒板に何も書けなくなってしまい、恥ずかしい思いをすることになるため、黄色チャートで予習が必要です。
入学前に黄色チャートをやるように指示があるように、基本的にチャートの解法暗記は自分で行う必要があります。
義務自習でもチャートの解法暗記は自分で行う必要がありますので、入学までの間にチャートを1問でも多く暗記しておきましょう。
なお、1990年代以前から黄色チャートが使われておりましたので、個人的には黄色チャートで問題ないと思いますが、
教員の好みで青チャートにすることもあるようです(未確認。新課程によるもの?)
黄色チャートに加え、教科書・オリジナルが終わったらそれから「1対1対応の演習」(東京出版)につなぎます。
このカリキュラムは30年ほど変わっていません。
黄色チャート、オリジナル、1対1。
この軸は変わっていません。
週テストは、黄色チャート・オリジナル・1対1の問題の数字を変えたものが出ます。
解き方は同じで、数字を変えたものが出ますので、解説が載っている黄色チャートや1対1の例題・類題を覚えることが最優先事項です。
黄色チャート・オリジナル・1対1は例題の解き方を覚えるのです。
(ラ・サールでは、「義務自習」という時間が寮生活のなかでありますが、主にチャートの解法暗記や英単語・文法問題集の暗記といったインプットをメインに行います。)
義務自習の時間を使って、黄チャートの解き方を覚えて類題の解き方を覚えましょう。週テの数学は黄色チャート・オリジナル・1対1の数字を変えたものがメインですから。
これがラ・サールの週テストです。
このカリキュラムは30年以上変わってません。
とにかく春休みの間にチャート数1+Aを一冊仕上げなければなりません。
何しろ入学後すぐ考査があります。
範囲はチャート1A一冊全てが範囲です。
チャートとオリジナルと一対一はいかなる考査でも繰り返し数字を変えて出題されます。
さらに学校が始まったら教科書とオリジナルが加えて出題されます。
何周かしたあと1対1対応の演習に繋がります。軸はこんな感じでしょう。
夏休みの宿題は、今回のチャート+教科書の問題全て+オリジナル(+教員の好みで適当な問題集)が課されます。
日数で割ると1日30題くらい暗記したものです。
とにかくチャートを仕上げてください。チャートとオリジナルが仕上がったら1対1対応の演習。あとは東京出版の書籍だけです。新数学演習までやることになります。
シンプルですがそれがラ・サールのカリキュラム・ノウハウです。
何度も繰り返しますが、なぜチャートにこだわるかというと、チャートで解き方のパターンを覚えておかないと授業が意味不明になるからです。
ラ・サールの数学の授業では解答解説のないオリジナルを何人か当てて同時に黒板に解かせそれを教員が解説して行きます
予習してないと恥をかくシステムです
そのため予習にあたるのがチャートでの解法暗記となるのです
東大100名以上受かってたときも黄色チャートだったので個人的には青でなくても構わないと思いますが、解答と解説の載っているチャートで解法を暗記するのです
チャートの暗記が授業の予習になるのです
黄色チャート→オリジナル→1対1→重要問題集の軸は忘れないでください
解法暗記が完了した後に、過去問演習も行うことになりますが、オリジナルと同じやり方で数研出版の重要問題集を使用します。
これも同時に複数人を当てて、黒板の前で解かせ、それを教員が添削していく授業スタイルです。
最新版だと「新課程 2024 実戦 数学重要問題集 数学I・II・III・A・B・C 理系」「新課程 実戦 数学重要問題集 数学I・II・A・B・C〔ベクトル〕 文系」になります。
これが過去問演習の授業に当たります。
週テの範囲にもなります。
「オリジナル」「重要問題集」は解説が薄いため、授業で理解する必要があります
そのための予習として、解説のしっかりした「黄色チャート」「1対1」で解法パターンを覚えてください
義務自習の時間を使って、解法パターンの暗記を行ってください
そうしないと授業で「オリジナル」「重要問題集」のアウトプットがうまく理解できなくなってしまいます
また、教員によって差があると思いますが、週テストの成績優秀者の何人かは点数が共有されます
これで成績がいい人がわかるシステムなので、モチベーションにつなげたり、わからないことを聞きに行ったりするといいでしょう
高校生同士なのでプライドもあり難しいところですが、週テストの成績優秀者の上位数人の点数が共有されるというのは、上記の「モチベーションにつなげたり、わからないことを聞きに行ったりするといいでしょう」という学校側の暗黙のメッセージだと思われます
夏休みの宿題では春の考査の範囲(黄色チャート数1A)に加え、オリジナルで進んだ単元(三角比や整数までは必ず出る)
(逆に言うと、今までのラ・サールでは出ていたので、出なければかなり進度としては遅い)出ますので、1問でも多く暗記する必要があります。
入学前に課していることからもおわかりのように、理解よりも解法の暗記を求められます。
理解して暗記がベストなのは言うまでもありませんが。
「1対1対応の演習 (大学への数学 1対1シリーズ)」は、オリジナルと並行して適切なタイミングで学校側から配られます。
それも週テで何回も数字を変えて出題されます。
先にチャートで解法を覚えてから演習を兼ねてやるため、時間差を設けています。
「オリジナル」も学校側から配られます。
なおこの書籍は解説がないため、暗記というよりアウトプットで使います。
授業で解かされるので、アウトプット用です。
したがって、チャートでまず解法をインプットして、その知識をもとにオリジナルを授業でアウトプットしていき、理解不足だった点を授業で浮き彫りにしてください。
チャートでインプットが不十分だと、当然、授業は消化不良になります。
春が大事なので、頑張ってください。
高2になるとクラス分けがあります
高2になる前に理系か文系か分かれます
理系はA~C(D)、文系はD(E)~E(F)クラスになります
※()は、生徒数によってクラスが増減した場合
高2から高入生と交わることになります
部活があれば高1から高入と交わります
実際に仲良くなるのは文化祭あたりでしょうか
高2では数学2Bの黄色チャートが配られます
やり方は高1の時と同じです。数学1Aが2Bになるだけです
黄色チャート→教科書・オリジナル→1対1→重要問題集です
理系だと数3Cまで高2で進みます
高2→高3になる際に、理系クラスに変更(理転)または文系クラスに変更(文転)ができます
高2で数学3Cまで進むことから、理転は不利です。文転はそこまで不利ではありません
また単位制度が変われば事情も変わる可能性があります
文転する人数の方が多いです
理転する人は、親が医師で高2は文系に進んだが医学部に進路を変えた人などごく少数です
もっとも数学3Cの進度が違うだけなので挽回は十分可能です
高2までは中間考査・期末考査・週テストがメインで模試は受けません
受けたければ個人で受けられますが個人で申込をしなければなりません
高3になれば模試は中間考査・期末考査・週テストに加えて組み込まれます
したがって、高3はテスト三昧になります
数学でのインプット(黄チャート・1対1)は高2で終わります
高3はアウトプット(考査+週テ+模試)メイン+共通テストで使う科目ということになります
ここで注意してほしいことは高2でインプットが終わるため、高3になってからインプットする時間は義務自習や休日しかないということです
学校のカリキュラムでは高3はアウトプット期間なため、模試が返却されてもインプット不足だった場合、インプットに時間を取られてしまい帰ってきた模試を復習したりすることができません
高2までにインプットを終わらせている人は、高3はアウトプットを通じて弱点を見つけることができる一方で、インプット不足の人とどんどん差がついていきます
上記のカリキュラムにより伸びる人は高3でも伸び(弱点を潰していけ)ますが、高2までにダメだった場合は模試の成績が芳しくないものばかり返ってくる(伸びない)ということです
夏休みですが、7月下旬に寮が閉鎖されるので強制的に帰省となります
8月のお盆すぎに8/20頃から午前中授業があります
午前中授業は普段の授業と変わりません
9月からは通常授業が開始されます
もちろん夏休み明けには宿題の範囲のテストがあります
(オリジナル+1対1+教諭の好みで適当な問題集)
ラ・サールの黒板が横に長いと思います
あれは演習で使うからです
同時に7人くらい黒板に答えを書いていくのでそのため横に長いのです
黒板に問題を解かせ→それを教員が添削・解説していくスタイルは
数学と現代文で行っています
物理でもやってたかな?
黄色チャートについては河野玄斗さんも似たようなことを言っていたので切り抜き貼っておきます
参考にしてください
https://www.youtube.com/watch?v=bXMNLRl62nk
河野玄斗氏がいっているスケジュール、すなわち、数1Aの1冊を1か月で一周するというのは確かに妥当です
ラ・サールでは春休みの宿題に出すくらいなので1か月で回していけます
ラ・サールでは、義務自習の時間を使って黄色チャートの暗記を行います
そして河野玄斗さんも言っているように黄色チャートを終わらせておけば後々楽になります
参考にしてください
東大100名受かってた時から変わっていない、今でも通用する教材・授業方法・進度をここに共有しています
ラ・サールの授業の進め方の大枠
・黄色チャート→教科書・オリジナル→一対一→重要問題集
・同時に5~7人ほどを黒板の前で解かせて→それを教員が添削・解説していくスタイル
このやり方は変わっていません
昔と比べて変化した教材もありますので、学校指定の教材を暗記した方が消化不良にならないでしょう
(英単語帳がユメタンになったなど)
なお、高1で模試を受けることもありますが、あっても1回。これで成績優秀者の名前が載ることで、中入生は優秀な高入生の名前を、高入生は優秀な中入生の名前を知ることができます
(中入生と高入生は高2まで部活動以外で接点がありません。)
そもそも高1でアウトプットに重きを置いていないという含意を汲み取ってください
高1では、黄色チャート1A→教科書・オリジナル→1対1 これで解法を暗記していく段階です
春休みでの黄色チャート数1Aの範囲は全範囲です
たしかにキツイですが頑張りどころです
例題・類題・章末問題全てが範囲で、実際に4月の考査で出題されました
もっとも4月に完成させる必要はありません。数1Aは高1の間に完成。それまで何度も考査で出ます。
黄色チャートの数2Bが高2になる前に配られるので、それまでに数1Aの黄色チャートは完成させるスケジュールです。
当然、4月から教科書・オリジナルを黒板の前で解かされるわけで、何度も考査を重ねて定着を図っていくものです。
ペンキを何度も何度も重ね塗りしていくイメージで捉えてください
まず1周目はやりましょう。さすがに全くやらずに4月テストを受けると、初回から数学一ケタ点などとなるので、恥ずかしい思いをしたりモチベーションが下がります
4月のテストでできないところがあれば、そこを重点的に2周・3周とやり込んでいくイメージです
それが予習となります
つまり、黒板の前で教科書・オリジナルを解かされる際の前提知識のインプットになるわけです
そのため、黄色チャートを完成までいかなくとも、4月に始まる前に1問でも多く暗記しておいてください。
他校の教材は全く知りません。
私はラ・サールで30年以上連綿と続いている黄色チャートの進度と、授業の進め方について共有しています。
ラ・サールで与えられる教材をやるだけで精一杯だと思います。
黄色チャート→オリジナル→1対1をやり込んでいくだけで精一杯だと思います。
他校の教材までやる余裕がないはずです。
お子さんから成績表が送られてきて、数学の成績が芳しくなかった場合
まず、黄色チャートのインプットが不十分だということです
お子さんには黄色チャートは暗記しているか聞いてみてください。暗記していないと答えるか黄色チャートの問題が解けないはずです。
それはインプット不足です。
義務自習や休日に挽回して遅れを取り戻すよう保護者の方からも叱咤激励した方がよいでしょう。
黄色チャートが解けなければ、その後のオリジナルや1対1で解き方がわからなくなります。
春休みの間に1問でも多く黄色チャートは暗記しておいてください。
河野玄斗氏も言っているように必ず後々楽になりますから。
春休みは一息つきたいところではありますが、
昔から黄色チャートは入学前の宿題で課されていたので、心を鬼にして気合を入れて頑張ってください。
]]>・宿泊(一泊二食付き)3人で5万円
・交通費(ガソリンと高速代)2万円
・食事や土産や入場料など 3万円
で10万いくやで
]]>どうしても心苦しく逃げ出したくなったので、仕事を休んで旅をした。
その顛末を話したい。
大学時代、親(同じく学校教員だ)に強く勧められなんとなく教職課程の受講を始めた。
なんとなく高校教員になろうと思っていたが、何の因果か教育実習は中学校に配属された。
実習中は忙しかったものの、生徒が人懐っこくこちらに近づいてくれたことが非常にうれしく、授業以外でも彼らとの交流(体育祭の練習に一緒に参加するなど)に楽しさを覚えた。
この感覚が忘れられず、私は中学校教員になった。
着任当初から雑用が大量に入り、忙殺される毎日だった。
これって本当に教員の仕事か?と思えるような事務作業がやたらと多かった。
また、「校務分掌」という名目でやたらと多くの業務が割り振られた。日本は年寄りは何でもありの価値観が蔓延しており、年齢の低い私には特に業務が集中した。
これらの業務は事務職員の仕事ではないらしい。事務補佐員は人数が少なく短時間しかいない。また、個人情報を含むものの取り扱いができないため依頼できることがほとんどない。
授業準備をしたくても事務作業で全く手に付かず。
やっと作業が終わり(もちろん時間外)ヘトヘトになったところで始めるほかなかった。
建前では休憩時間はあるらしいが、その時間も業務が振ってきて休むこともできず。
おまけに最近はアクティブラーニングやICTの重要性が叫ばれており、授業の事前及び当日の準備はそれどころではない大変さがあった。
それでも、教育実習の時と変わらず、コミュ障の私に偏見を持たず純粋な心で関わって、笑顔を見せてくれる生徒たち(教室に来れない生徒にも)に元気づけられていた。
体育祭は大嫌いで、私は自チームを応援する気は起きなかった(自チームカラーの服を着ている先生が目立ったが、私はどのチームにも関係ない色のものを着ていた)が、練習は一緒に楽しんだ。
生徒に交じって競技を楽しむのもまた一興。一緒に生徒の中に混ざるだけで生徒は喜んでくれた。
授業はただ真面目にやるのではなく、時にネタを入れると生徒が反応してくれてうれしかった。
アイマス(担当アイドルの話とか)をはじめとしたソシャゲネタ、鉄道ネタ、自虐ネタ、淫夢ネタにちょっと不謹慎なネタなどを入れるだけで笑いが取れた。
定期テストも、かなり完璧主義的に作ったにもかかわらず、その結果を見て教えたことをしっかり身に付けてくれたこともうれしかった。
勤務時間外も、次はどんな授業をしようかと自然に考えていた。
しかし、どうしても大変なことは大変で、それが私を疲弊させた。
例えば、生徒の失くしもの(学校からの貸与品)の捜索を命令され、どうしても見つからず教頭に報告すると「知るか、自分で何とかしろ」の一点張りで取り付く島もない。
なければ学校に余りはありますか、それとも購入は可能ですか、と聞くと「お前さぁ、それ教育者としてやることか!?」と怒鳴られた。
また、目標申告書(全国でやっている)で下っ端は記入不要の項目も「制度上は記入義務はないがみんなやっている」と強制された。
(余談だが、記入例に不登校生徒減少の話があったが、なぜ不登校は生徒自身の選択なのにそれを無視して無理やり連れだす必要があるのか、それが原因で自殺されたら本末転倒ではと思った)
まあいいやこんなこともあると思いつつ耐えていたが、こんな出来事があり、ついに限界が来た。
生徒が下校した後、いつも通り雑用に追われていたが、なぜか隣の校舎の窓に火が見えた。
他の先生方に相談したところ、無関係な私が急行するよう言われた。するとなぜか鍵が閉まっていた。
鍵を開けると、面識のない生徒数人がおり、その隣には火柱が上がっていた。
どうやら裏側から侵入して火遊びをしていたらしいが、すぐに水をかけ消火した。
事情を聴くと「これは作業だ」「面倒だから仕方ない」「効率的だからやっている」と。
今後こういったことはやめるよう言えば「燃料は自腹だ。100円の自腹がもったいない」と反論。さすがにこちらもキレて「命と100円どちらが大事なんだ」と言って無理やりやめさせた。
重大事案なので当該生徒が在籍する学年に報告すると、ある先生は「あー…最悪のメンバーがそろってる」と。
管理職に報告するとこちらの責任のあることではないのにやはり怒鳴られた。「どうするか自分で考えろ」「早くしろ」とわけのわからないことを言われ。
その後校長・教頭の2名から長時間のお説教。
教頭から「怒るのはあなたを信頼して成長してほしいからだ」と言われたが、(わざわざ応募して選考を突破した)管理職と下っ端は意欲が違うし、成長したくないので信頼せず放置してくれと思う。
校長は「生徒の失敗を大目に見たらどうか」と状況を理解せず、面倒をこちらに丸投げする発言。
なぜ私だけこんな目に遭わなければいけないんだと思った。
気づくと、どうすればこんなことから解放されるだろうと思い色々検索していた。
隣の先生にこれを見られ、「行動に出る前に管理職に相談した方がいい」「教頭は口調がきついから真に受けないほうがいい」「私も色々失敗した」などといろいろ慰めの言葉をくれた。
私と同時に着任した先生などにも相談に乗ってくれた。「あなたは完璧を目指そうとしてたんだ。60点でいいのでは」とも言ってくれた。
また、該当生徒の指導はその生徒が在籍する学年に依頼できることになり、非常に助かった。
何もかもやる気を失った。大好きな曲を聴いても拒否反応がすごかった。
テレビをつけると、時代劇の切腹シーンが出てきてますます気分が沈んだ。
通勤途中に外国人観光客を見ると、なぜ日本人だけ労働に苦しまなければいけないのかと思った。私も自由気ままに旅行したいのに。
(日本は労働法規に甘く、バカンスもなく権利行使がしにくい、下手すると同じ立場の労働者が権利行使を妨げてくるのはなぜだろうか。一説には資源の少なさと正社員制度が原因だというが…)
その後の数日、外出したいとも思わなかった。
そういえば、今までも出勤できていたものの、疲れというかなんとなく休み明け出勤したくない気分になることがしばしばあった気がする。
しかし今回はその気持ちが特に強かった。そんななか、ベッドの上のぬいぐるみが私に話しかけてきた。
渋谷凛「もう休めば。疲れてるでしょ」
島村卯月「早く休まないと…大変です!」
本田未央「よく頑張ったねプロデューサー。思い切って休んじゃお!」
あれ、苦しいときは休めばいいんじゃね?なんでこんな簡単なこと思いつかなかったんだろう。
今まではこんなこと考えつかなかったが、思いついた途端肩の荷が一気に下りた気がして、気がすごく楽になった。
そういえば、小学校の頃の私は皆勤至上主義で、ひどい風邪でも登校していた。
高校でそのおかしさに気づき少しでも体調が悪ければ欠席するようになったのだが、なんでこの解決法を忘れてしまったんだろう。
だが、この計画は勤務校はもちろん、何かの機会で口外するリスクのある同僚には当然言えない。
一見仲間にも見える両親にも口外してはならない。
なぜなら母親は仕事を、父親は世間体を神聖視しているからだ。
母親は祖父(母方の曾祖父)が職を失いつまらなそうにしていたのを見て、仕事があることが素晴らしい、働かせていただいていると思うようになったそう。
つまり、「クビになりそう」→「ならないようにどんなことでもする」という感覚の持ち主だ。
父親は偉そうに上司にも独りよがりなイデオロギービジネスマンとしての心構えを力説していたらしい(それで啖呵を切って職を転々としていたらしいが)。
「自分の思い通りにならない、またはその仕事の責任を120%果たせないなら辞めるべき」と思っているらしい。
その日は特別な準備を要する授業や前述の生徒の指導も予定されており、休んだら迷惑かと思ったが、どうでもよくなっていた。
となると、どのような手段で休もうか。
休むのは電話すればいいのは知っているが、真っ暗な家で引きこもっても体調回復は絶望的だろうと思った。
じゃあ逃避行してしまおう。せっかくだし最近行っていない江ノ島に行こう。
ふと気になった。この休みはどういった扱いになるのだろうか。休暇の一覧表をみると、「病気休暇」があった。
利用条件は「ケガや病気で勤務できないとき」とのことだが、「病気」の詳しい定義がない。
ということは、「精神的に辛く体調がすぐれない」(これが悪化したものが「うつ病」「適応障害」などの精神疾患)も問題ないはずだ。
日数でいろいろ条件も変わるらしいが、今回の場合はまずは電話一本で、正式な手続きは出勤できてからで問題ないらしい。
ところで、病気休暇を取得している期間は病気の療養に専念しなければならない。
逃避行で精神の不調が回復するのならそれも療養であるから問題なく、むしろ進んで行わなければならない。
病気休暇が使えないなら年次有給休暇の利用、それもダメなら(給与が減るが)欠勤扱いでもよい。いずれも無断欠勤よりずっとマシだ。
今日は出勤しなくていいんだ。そういうつもりで髭剃りと歯磨き、自宅の風呂掃除とトイレ掃除を念入りに。
教員の労働環境のブラックさが世に知られ叩かれ出したことから、働き方改革の一環で電話は始業時間までつながらない。
始業後に連絡すると迷惑だろうから、自分が所属する学年団への連絡手段(こちらは連絡時間の制限は特にない)があったので、先にそちらに体調不良の旨連絡した。
学年団の先生方(原因となった出来事を直接は知らない人含め)は「ゆっくり休め」と言ってくれた。
「次の日も厳しいかもしれない」と続けて言えば、「好きなことをしてしっかりとリフレッシュしなさい」とも。事情を知っているのかな?
また、始業時間直後には勤務校に電話し同様のことを伝えた。
元気のない声で、やる気を出そうにも空回りしている雰囲気を出した。
何の問題もなく休暇が取れた。休暇届提出は次回の出勤日でいいらしい(説明もその時するから急ぐなとのこと)。
混雑したバスが来るいつもと変わりないバス停。そこに私はとてもラフな出で立ちでいた。
家を出発する際は、勤務するときと同等の服装だったが、バス停近くの隠れられる場所で着替えた。
どんなラフな恰好って?それは…
・本田未央ちゃんのフルグラフィックTシャツ(二次元コスパ)を着てアロハシャツを羽織り
・本田未央ちゃんのスポーツタオルを首にかけ
・本田未央ちゃんの腕時計(キャラアニ。スーパーグルーピーズじゃないよ)を左腕に
・本田未央ちゃんのリストバンドを右腕に
・本田未央ちゃんのハンカチをポケットに
・本田未央ちゃん、渋谷凛ちゃん、島村卯月ちゃんのぬいぐるみをカバンにしまい
・八宮めぐるちゃんやライブ(空は澄み、今を越えて。他)記念のキーホルダーをカバンに付けた。
どうだ、カッコイイだろ。
普段の通勤と時間があまり変わらないので混雑がストレスになるのは変わらない。
まあすぐに解放されるしいいか、と思っているうちに新宿駅に着いた。
ATMでお金を引き出し、藤沢までの切符とロマンスカーの指定券を購入(本当は特急券不要の快速急行でもよいのだが、せっかくなので…)。
江ノ島方面のロマンスカーは夕方までないとのことなので、相模大野で普通電車に乗り換えることにした。
指定の列車まで時間があるので新宿駅周辺を散策。
横断歩道で信号待ちをしていると、知らない人からサイエントロジーとかいう宗教団体のチラシをもらった。すぐ捨てた。
コンビニで酒(ほろよい桃味)とつまみを買ってから(車内は)滅多に人が来ないところなんで、そこでしこたま酒を飲んでから(デレステを)やり始めたんや。
飽きたので、Amazonで大崎甜花ちゃんのフルグラフィックTシャツをポチっと購入。送料込みで7,321円也。
小田急線を乗り通すのは15年ぶりだ。複々線区間が代々木上原~向ヶ丘遊園まで伸び、列車種別構成の大きな変更があり、準急が緩行線を走行するようになったらしい。
藤沢に着いた。片瀬江ノ島まで行っても江ノ電を使ってもよかったが、せっかくなので大船まで戻る。
乗り換え専用改札があった。こういう改札は利用区間が制限されないICカードでしか通行できないものだが、聞いてみるとICカードとここまでの切符の組でも通れるという。
ここまでの切符を入れ、すばやくICカードをタッチすれば通行できた。ちなみに、新幹線乗り換え口でも似たようなことができるらしい(クレジットカードやEX-ICは不要)。
ここからは神奈川のジェットコースターとも評される、湘南モノレールに乗車。
強烈な地響きとともに列車が入線。駅壊れるぞ。
大船を出たばかりなのに猛スピード。おい、右に葬儀場があるぞ。車両は棺桶じゃないぞ。
思ったほど揺れなかったが、心配なのは走行高度が低すぎる点だ。大型路線バスとかぶつかるのでは。
湘南深沢から先はさらに本気を出した。70-80 km/hは出したか。これに匹敵するのは東京モノレールの一部区間(昭和島付近)だけだ。
15分程度で終点の湘南江の島に到着。テラスでアイドルたちと記念撮影。
そのまま南に歩き、湘南海岸公園に。やることがないので近くの岩場で昼寝。
雲が動き日差しがまぶしいので、目隠しをした。時に涼しく時に熱くなるがこれが気持ちいい。
1時間ほど寝たら、桟橋の方を覗いてから15年ぶりに新江ノ島水族館へ。
岩場を歩いたり、飛び込み泳ぐペンギンさんが人間の言葉を話せたら何を言うのか、不謹慎なセリフを考えると非常に面白い。
最後に物販店でくじ引き。2等が当たり、店員さんがハンドベルを鳴らした。後ろから拍手。恥ずかしいだろ。
景品は大きなイルカのぬいぐるみだった。
江ノ島にも行った。
時間が遅いので頂上を経由してその奥の海岸と洞窟だけ見た。
恋人同士が鳴らす鐘らしきものの前で、本田未央ちゃんと一緒に記念撮影。
気づかず徒歩で戻ったのだが、どうやら船で江ノ島大橋のところまで帰れたらしい。
時間が足りず、江ノ島シーキャンドルやそのまわりの施設群、しらす丼は手付かずだった。また今度行った時味わおう。
帰りは江ノ電で鎌倉を経由。
江ノ電は意外にもVISAのタッチ決済による運賃収受を行っているらしい(決済端末は改札内なので、一部改札は不正通行検知装置を切っている)。
日本の改札は専用の券を駅などで購入し、機械に通す方式を取っており、欧州で一般的なQRコード付きの切符を任意の場所で印刷して通行するようにするのは難しいとのこと。
そこでVISAのタッチ決済による運賃収受が導入されたが、おそらく江ノ電は日本で2-3番目あたりには早く導入したかと思う。
そんななか、また担当アイドルが話しかけてきた。
島村卯月「本当に休めましたか?もう一日休んだ方が…」
渋谷凛「ねぇ、まだ疲れてるでしょ。明日も休めば」
本田未央「今日は楽しかったね!ねぇねぇ、明日も一緒にどっか行こうよぉ!」
よし、明日は箱根へ行こう。
勤務校と学年団に連絡した。2回目なので良心の呵責は全くない。
電話は教頭ではなく事務職員が取るため、こちらの事情は知らない。「はい分かりました」で終わり。
汗で汚れるのだから昨日と同じシャツは着れない。
そこで、今日はアロハシャツの下には乙倉悠貴ちゃんのTシャツを。
いつものバス停に行く途中、ネームホルダーが落ちていた。手に取って見ると近くの幼稚園のものだと分かった。
グーグルマップでその幼稚園の電話番号を調べ電話をかけると、「どこに落ちていたのですか」と聞かれた。近いので「そちらに持っていきます」と伝えすぐに向かった。
その幼稚園に着くと、ちょうど登園時間とかぶっており保護者が子供を預けに来ていた。
乙倉悠貴ちゃんのTシャツ丸出しの男はロリコン扱い間違いなしなので、アロハシャツのボタンを閉めて事務室へ。
対応した職員さんは、電話に出た人とは別のようだが、「これ落ちてました」と言えば「ありがとうございます」で終わり。さっさと退散。
暑いので路地裏に入って下着を脱ぐ。肌の上に直接乙倉悠貴ちゃんがくっついてきて興奮する。
昨日歩きすぎたのか、右足小指に水ぶくれが。
昨日よりかは早いが、それでもまた出発が遅れてしまった。
今日もバスと電車を乗り継いで新宿へ。今日は小田原方面に向かうのでロマンスカーも多く走っている。
なんと小田急の自動券売機はクレジットカードに対応していた。箱根湯本までの切符と特急券を買うと、なぜか乗車券は小田原→箱根湯本のものしか出てこなかった。
仕方ないので隣の券売機で新宿→小田原の切符を購入。
小田急の改札は切符を2枚重ねで投入できるが3枚重ねはできず、しかたなく新宿→小田原の切符と特急券を投入。箱根湯本到着後有人改札で事情を話すことにした。
今日もセブンイレブンに行き酒とつまみを買い乗車。今日は酒2本(ほろよい桃味とぶどう味)。
電子レンジによる加熱が必要だが温め忘れてしまったものがあった。まぁ生で食べて腹を壊せば休みを伸ばせて都合がいい。
> 達成感や充足感を与えてくれるので精神的な意味では「すぐに自分の生活をよくしてくれる活動」と言えるかもしれない
よく分かる。
夏休みが終わる小学生が「僕はまだマイクラで遊びたいんだよー」って言ってるのと同じやな。
]]>2年の夏休み中に引っ越していってそれっきりだったんだけど
水曜に久々に中学時代のツレが戻ってきてたので一緒に酒飲んでたらなんか自殺したらしいよって聞かされた
そいつも又聞きだから実際はわからんけど、結局転校先でもいじめられて
高校でもいじめられて中退してそのまま引きこもってたけど結局自殺したみたいな話だった
逃げてもいいんだよ^^の結果がこれか、ウケるなと思ってとりあえず二人で献杯した
]]>みんなはこんな日々がずっと続けばいいのにと思ったことはない?
俺はいくつかある。
小学校卒業間際のみんなで遊んでた日々(中学は私立に行くことが決まっていてみんなと分かれるのが分かっていた)
高3の夏休み、友達と教室で勉強する名目でふざけて遊んでた日々
大学生のとき、就職が決まった後のいよいよみんなとお別れのカウントダウンが始まった感覚があった日々
大好きな子と付き合って頭がその子のことでいっぱいになっちゃう日々
どれも俺にとっては完璧な1日の集合だった。
どれほどこのまま何も変わらずに過ごすことができればいいのにと思ったことだろうか。
俺が何をすれば変わらずにすむのだろうか。なんでもするからあの日々をずっと続けて行きたかった。
主人公の平山の最後の涙は、平山が愛してた完璧な日常がどうしようもなく変わってしまうことに対する悲しみなのではないだろうかと思った。
]]>日本の祝日って振替抜きで最低でも16日あるから5で割ると丸々3週間はあったりするけどこのこと気づいてない人多そう
]]>日本は真逆。
— Nao1182 (@naochom1) March 18, 2024
結果生産性が落ちてる。
本当にアホだと思う。 pic.twitter.com/aVzv7aLNhI
鬼頭莫宏の漫画『ぼくらの』の小説版だが完全オリジナルストーリーで、少しズレた並行世界の話
コズエはオリキャラで、かつては活発なスポーツ少女だったが、病気の後遺症で車椅子生活をするように
夏休みの自然学校として海辺の田舎町を訪れ、他の子供たちが進んで介護してくれ日々を楽しむ
そんな彼女がロボットバトルの1人目のパイロットとなる
突然に巨大ロボットを操縦することになったコズエは、人家を踏まないように避けて敵を倒そうとそろそろとロボットを歩かせる
500メートル級の途方もない巨大ロボットでも念じるだけで動く
戦闘中に他の子が「ちゃんと歩けてる」とロボットの動きに感嘆を漏らす
その声を聞いた途端、もう長年自分の足で歩くことのなかったコズエは「歩くってどんな感覚だっけ」とふと疑問に思った
思念によって動くロボットは、「歩く感覚」をそういえば忘れているとコズエが自覚してしまったことで立っていられなくなり崩れ落ちる
人家も人も潰れまくり、子供たちは阿鼻叫喚
寝転んだ状態で敵ロボに一方的に攻撃される
他の子供達の「立って!早く立って!」という叫びを実行できずコズエはパニックになる
ロボ操縦が「スイッチやレバーの操作をこなすタイプ」ではなく「思念タイプ」の場合、歩き方を忘れた身障者はロボを歩かせるのかというのは面白い題材だった
]]>まさかと思いつつ、本人に尋ねる前に周りから話を聞いて確認することにした。
相手は元々仲の良かった女の子で、いじめの内容はいわゆる「仲間はずれ」だった。
露骨な無視や加害はしていないが、昼休みや放課後の遊びに誘わないだとか、授業でグループ分けをするときにメンバーに誘わない、といったような内容だった。
親の私自身、小中学生の頃に似たような経験をした。仲間はずれされたのも、したのも、どちらも経験がある。当時はそれを「いじめ」とまでは認識していなかったが、今の基準ではそうなのだろう。
当時のことはあまりはっきりとは覚えていないが、そういった経験を経て、合う友達と合わない友達の区別がついていったような覚えがある。
しかし勿論仲間はずれをするのは肯定するつもりはないし、親としてもそれがエスカレートして激しいいじめになってしまう前に芽を摘んでおきたい。
でも、そりが合わないと感じるクラスメイトまでも無理やり友達として仲良くし続ける必要があるのだろうかとも思ってしまう自分もいる。特に最初は接点がなくても席順が近い子と仲良くなるものだし、そこから親友になることもあればフェードアウトするように離れていくこともある。
どうしたものかと思いつつ、当時は6月の下旬とかだったので2学期にも同じような状態のようだったら介入しようかなと考えていた。
そしてこれは本当に幸いなことに、夏休み明けにクラスに転校生がやってきて、その子が大変な人格者だったようで、その子を中心にクラスがまとまったらしく親の出る幕はないまま終わった。
まさに僥倖という感じで落ち着いたのだが、転校生が来なかったら私はどうすべきだったんだろうな。
]]>利根川「小学中学と塾通いをし…常に成績はクラスのトップクラス…有名中学、有名進学校と受験戦争のコマを進め一流大学に入る…」
利根川「入って3年もすれば今度は就職戦争…頭を下げ会社から会社を歩き回り、足を棒にしてやっと取る内定…」
利根川「やっと入る一流企業…これが一つのゴールだが…ホッとするのも束の間すぐ気が付く…レースがまだまだ終わってないことを…」
利根川「今度は出世競争…まだまだ自制していかねばならぬ…ギャンブルにも酒にも女にも溺れず、仕事を第一に考え、ゲスな上司にへつらい、取引先にはおべっか…」
利根川「遅れず、サボらず、ミスもせず…毎日律儀に定時に会社に通い、残業をし、ひどいスケジュールの出張もこなし…時期が来れば単身赴任…夏休みは数日…」
利根川「そんな生活を10年余続けて気が付けばもう若くない…30代半ば…40…そういう年になってやっと蓄えられる預金高が…1000…2000万という金なんだ…!」
ワイ「35歳で資産7000万円貯まったんだが、異端か?」
]]>その時は理解が追いつかなくてバードスタジオのリリースにマジで?ってコメントでブックマークして終わった。
午後、仕事しながら合間にネットを見ると色んな人がコメント書いているのをみてジワジワと現実感が押し寄せてきて。
たまたま会社の飲み会があって同僚と鳥山先生亡くなってちょっとショックでさみたいな話をして。
家に帰ってきて、ちょっと飲み足りないしってんで帰り道で買ってきたビール飲みながら、ネット見ててもやっぱり鳥山センセの話題に目がいっちゃって。
ジャンプ公式の桂先生のコメント読んだらなんか涙が止まらない。
夏休みにDr.スランプアラレちゃんの再放送をよくやってたんだけど最後までちゃんと見たことないな。
ドラゴンボールZの尺伸ばしはやっぱりどうかしてたなと改を見ながら思ったり。それでもBGMや効果音は改よりZなのは譲れない。
なんで今になってSAND LANDが劇場アニメになるんだと思いつつ、ゲームがどうなるか気になって。
クロノ・トリガーのフルリメイクはもう難しそうで、ドラクエ12はどうなるんだろうか。
漫画版のドラゴンボール超はとよたろう先生一人で書いていくのだろうけど、とよたろう先生は大丈夫かな。
子供の頃は絵を書くのが好きでよくドラゴンボールの模写をしていた。今でも悟空の顔なら空で描けるんじゃないかな。
物心ついた頃にはもうドラゴンボールはアニメをやっていて、Zになるくらいの頃だった。
ドラクエでいえば456の頃で、私の幼少期は鳥山作品でいっぱいだった。
クロノ・トリガーにも激ハマりしたけど、結局ブルードラゴンはやる機会がなかった。なんでXBoxだけなんだ、あれ。
SAND LANDの劇場版は見に行ってなくて申し訳ない。どうやらディズニープラスで配信されるらしいから、配信されたら見てみます。
ゲーム版は気になってたし、買うつもりではあったんだけど時期が悪くないですか? ドラゴンズドグマ2の後になるでしょうけどプレイするつもりです。
振り返ると子供の頃は鳥山先生の作品から強く影響を受けていました。
学校の図工の題材でドラゴンボールの絵を描いて怒られたような覚えもあります。
当時はわからなかったですが、今思えば著作権的にアウトだったんじゃないかという気もします。
鳥山先生、多くの面白く、楽しい作品を作り出してくれてありがとうございます。
でも、お別れするにはちょっと早すぎませんか?ドラゴンボールが本当にあればいいのに。
]]>家に帰って親に丸投げしたりしてんのかな
そうだとするとまんま夏休みの自由研究みたいだけど
]]>少し古い映画だが、「サマーウォーズ」で主人公が訪問する田舎の一族、イメージとしてはアレに近い。正月は一族で集まり、当主から順にズラリと並び、その当主がくれるお屠蘇を漆塗りの器におしいただいて、一族の健康と繁栄を願うのだ。僕は当主からすると直系の最初の孫に当たり、父に続いてお屠蘇をいただくのを誇らしく思ったものだ。
しかし当時から不思議に思っていたのだが、父を含む僕の家族はこの家に住んでいなかった。父は長男、つまり次期当主だったのにも関わらずだ。家業は稲作なのに農作業を手伝うことは無く、そもそも他県に住み教師をして生計を立てていた。自然と僕もこの大きな家を他人行儀に感じ、普段は公営住宅の狭い家に住んでいることから、この家のことを盆と正月にだけ滞在する言葉の通じない外国の別荘のように考えていた。「外国」と言うのは、県も違うので僕の方言が通じなかったのだ。
父が家を出た理由は本人からは結局聞けず仕舞いだったが、叔父などから断片的に聞く限りではかなり複雑な家庭環境だったようだ。確かに、僕の知るお婆ちゃんは本当の祖母では無いとか、床の間に知らない男性の遺影が飾ってあるとか、そんなミステリアスな所も「外国の別荘」のような連想を助長していた。これらについては、故人の尊厳のためにも深く穿鑿すべきではないと、当時も今も考えている。
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そんな父は、人の親としてはかなり優秀だった。それまでの経緯から実家の支援は受けられなかっただろうに、独り立ちできるよう手に職を付け、教師としては結構な金を稼ぎ、できるだけ教育に投資して僕を大学に入れたと思ったら、力尽きたようにポックリ逝ってしまった。それでいてそんなに禁欲的だった訳ではなく、夏休みには家族旅行もし、仕事の研修で何度か海外に行き、長期の休みを取っては毎年一人でスキーや釣りを楽しんでいた。
僕自身が興味を持ったことは何でもやらせてくれる父で、書道とピアノは幼児の頃から大学に入るまで続けさせてくれた。サッカーがやりたいと言えばボールを買い、野球に興味を持てばユニフォームを揃え、夜に星空を見たいと言えば立派な天体望遠鏡を買ってくれた。これらはほとんどモノになることはなく、ただ一つ、当時流行り始めていた 8bit マイコンを買ってくれたことが、僕が今でも IT エンジニアとして生きて行くきっかけとなった。
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そんな父にも欠点はあった。とにかく迷信深く、いくつもの新興宗教にハマったのだ。父自身、また僕が病弱だったことや、ひょっとすると実家の事情も影響していたのかも知れない。今でも覚えているのは、自宅に仏壇とは別に祭壇を用意し、そこにお供え物を上げて妙な文章を読み上げる儀式を、僕が担当して毎日夕方にやっていたことだ。
他にも気功か何かで癌が治ると言う宗教に熱心で、こちらは父自身が信者同士の合宿に何度も出掛けていた。教義をまとめたノートを作り、会合で発表する様が写真にも残っている。
世紀末で世の中にはこういうインチキ宗教が沢山罷り通っていた。父の信仰心はその病状を好転させることは無く、父が死んだ後、これらの宗教団体は解散して費した金は全て無駄になってしまったようだ。
これらにどの位散財したのだろうか?僕にはもう分からない。それでいて子供二人を中高一貫校に進学させ、上に書いたように習い事もさせながら、東京の大学に入るまで面倒を見てくれたのだ。教師としての稼ぎだけでできる気がしないのだが、実家の助けがあったとも思えない。専業主婦だった母も死んでしまったので、この辺の事情を聞ける人はもう居なくなってしまった。
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十年振りに、「外国の別荘」、つまり父の実家の大きな家を訪問した。昔僕にお屠蘇を注いでくれた祖父はとうの昔に他界し、今ではそこに僕とは違う方言を話す叔母が住んでいる。彼女の息子が将来は家を継ぐという話を聞いた。
子供の頃、父が作ってくれた滑り台で遊んだ庭は潰されてアパートが立っていた。耕す者の居ない農地は全て売却したそうだ。父の遺骨はもう一族の墓地には入っていない。
]]>イベントやるからにはオフシーズンの平日なんかにはやらず、大型連休だの夏休みだの良い日程を抑えるよね。
当然体は一つしかなく予算にも限りがあるから、この小さいパイを他の娯楽とか用事と奪い合うことになるわけよ。
子連れ家庭は結構忙しいから、家族みんなで出かけるのなんて年に数回、わざわざハイシーズンに宿泊を伴う遠出なんてそもそもやらない家も多い。そこわかってんのかな?
次、おでかけしようという子連れ家庭がいたとして、行き先の選定候補に田舎の大型イベントが入るかどうかが問題だ。
子連れの家庭が求めているものってわりと画一的で
とかなので、だいたいディズニーランド、USJ、あとはキッザニアとか各地の有名テーマパークがライバルになる。むしろ近所のイオンモールのほうがニーズ満たしてる。
冷静に考えて、田舎の偉いおじさんと御用コンサルが急造したイベントが勝てるわけがないじゃん。ダンボール授乳室と仮設トイレなんてイヤじゃん。
結局、子連れが年1回どこかに家族旅行するぞってなったときに、地方の良く知らないイベントが候補に登ることはないんだよ。
子供だって、ディズニーやめて徳島行くぞって言われたら「なんで?」ってなるわ。
子連れがダメなら、スポーツを軸にっていったって、マスなスポーツファンはだいたい地元に贔屓のチームを持ってて、贔屓のチームが絡まないとアウェーの田舎には行かない。
だいたい、毎年いろんな県で国体が開かれてるし、どこの県にもご立派なスタジアムなんてのはたくさんあるわけだけど、わざわざ地元以外に見に行くやついる?
どこでやってるかすら知らんことが多いだろ?
はっきりいって何もない田舎にフットワーク軽くでかけて、イベントがあるとなれば毎年の恒例行事として早くから宿を取り、仲間と現地で待ち合わせしてその土地にお金を落として・・・なんてのは何らかのオタクしかいねえのよ。普通の人ではないわけ。
萌えコンテンツツーリズムがイヤだとしたら鉄道、鉄道がイヤなら祭り、城、あるいは変態グルメ、酒。そういうフックがあって少数のマニアが毎年来るってだけでかなり成功なんだよ。
スポーツでも、ある特定のスポーツのニッチなファンを「聖地」として取り込むなら現実味はある。能代=バスケみたいな感じで。
徳島なら、まだ阿波踊りブームを起こすぐらいのほうが現実味がある。
マス人気がほしい気持ちはわかるけど、田舎には無理。その現実を見た方がいいと思う。
現実問題として、会期中に地元の宿が満室になったんなら、それ以上の県外客を呼び込むキャパはどうあがいてもないんだから、単発のイベントとしてはそれで成功でいいんじゃないのかと思う。
それでは結局地元は潤わないっていうなら、その規模で回数増やすとか、グッズ売るとか、街に来たらいつでも楽しめるような常設コンテンツ作り、さらには移住につなげるとかやりようはあると思うし。
思い出したけど、子供がオタクの場合それに親が引きずられる形で旅行やイベントに出かけるってけっこうある。
プリキュアオタクの子供+親とか、鉄道オタクの子供+親とかそういう組み合わせのオタクコンテンツってのはわりと勝ち味あるかもしれない。
四国にアンパンマン列車に乗りに行った話は複数の親から聞いたわ。
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