「培地」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 培地とは

2023-12-29

培地が変わると

収量が倍違(ばいちが)う

なんつって

ぷぷ

2022-07-26

ゼリータイプこんにゃく畑~」って、

土壌の代わりにゼリータイプ培地を使っているのだと思うと、実験室みたいなところで近代農業してるみがある。

2021-09-27

anond:20210925173945

○新型コロナワクチン接種率の低い国や地域が残っていると、その国・地域で新型コロナ感染症が大流行して経済物流が止まり

結局はワクチン接種率の高い国の経済物流を止めることにもなる。

自動車業界なんかはこの問題に今直面していて、部品が届かないから減産せざるを得なくなっているし、外国購買力に頼っていた国内観光業なんかはもっと分かりやす危機に瀕しているよね)

○ある国・地域で大流行することによって、現状のワクチンが効かない(効きづらい)株が登場する可能性も高くなる。

ワクチンの効かない(効きづらい)株が、ヒトやモノを介してワクチン接種率の高い国・地域上陸すれば、結局、ワクチン接種率の高い国・地域経済物流が止まり、死者も増える。

そもそも地球規模で言えば、新型コロナウイルスの「培地」を抱えているようなものから、そこからいつ飛び火してくるかというリスクを抱え続けることになる

こういった要素を考えると、

まあ保守の人とかは「他国がどうとかより自国のことだけ考えるべきでしょ」

ここで言う「保守の人とか」も(こそ)、自国ワクチンを抱えすぎることによって、

上記のようなリスクがどの程度高まり国益を損なうのかを真剣議論するべきだと、ずーーーーーーっと思っている。

のだけど、特に他国がどうとかより自国のことだけ考えるべきでしょ」という思考回路の人たちは、

誤解を恐れずに言うと、頭が悪い頭が悪いからファクターが重なると思考停止して「自国のみ」しか考えられなくなる)ので、

増田の言う「もっと十倍議論されるべきだろ」はもっともなんだが、議論テーブルについたところで、あまり期待できないんだよなあ。

2021-08-15

ベルクチンについて書く

私は医者でも、イベルクチン研究者でもない。

キトーに思ったことを殴り書きするだけなので、真に受けないように。

ベルクチン奇跡の薬

駆虫薬なんだけど、控えめに言っても奇跡の薬。

ちょっと抗生物質の話をする。抗生物質というのはさ、細菌バクテリア感染に対する薬でさ、細菌を殺すわけ。

細菌が死んでもヒトが死んだら元も子もないから、細菌には効くけれど、人間には効かない化学物質を探すわけ。

細菌もヒトも死ぬってのは、例えば消毒薬とかはそれに近いかな。細菌死ぬけどヒトの細胞にも大ダメージ

ヒトは皮膚が厚いし、その程度じゃ死なない、耐久性問題でヒトは平気っていうレベル

そんなんじゃまあ困るんで、抗生物質というのは、細菌酵素には作用するけど、人の酵素には作用しないって物質を探して、それを薬にしてるわけ。

そもそも細菌人間ってめっちゃ違う生き物だからさ、細菌のには作用するけど人間には作用しないっていう化学物質も探せば見つかるのさ。

そんなわけで駆虫薬の話に戻るけど、虫下しってのが難しいのは、虫ってかなり人に近いの。

真核生物ってだけで、かなりヒトに近いんで、水虫(真菌)の薬って飲みすぎると肝臓がやられたりするじゃん。

虫ともなるともっとヒトに近いんで、マラリアの薬なんてそうそう怖くて飲めない。

そこにきてイベルクチン、なんか知らんけど虫は下すのに、たいした副作用がない。

疥癬にまで効く。疥癬って、ダニからな。

抗生物質なんてワンシート飲んだってうそうなにも起きないけど、殺虫剤なんて飲んだら普通死ぬだろ?

なぜだかわからんけど、線虫っていうウネウネ系だけじゃなく、ダニにまで効くし、果てはガンやらウイルスにも、要するにヒトに害なすもの全般に効くらしいっていうデータがあったりなかったり。

奇跡の薬なんで、もう一つくらい奇跡を起こしてくれるんじゃないかって期待するのもわからんでもない。

ベルクチン関係者は「奇跡の薬イベルクチンなら、COVIDにだってしかしたら!」って思ってる(と思う)

ベルクチンの開発は王道ではない

今日日、普通創薬ってのはな、明確なターゲット分子があって、それにくっつく物質を探すわけ。

例えば、喘息の薬を作りたかったらだな、喘息の症状はこういう機序で起きる、じゃあその起点となるホニャララのレセプターにくっついて邪魔する分子を探せ、って号令がかかる。

レセプターの立体構造分析して、それにくっつく化合物を探してくるというやり方な。

数千、数万の物質を手あたり次第探してだな、試験管の中でちゃん目的場所にくっつくか調べていくわけ。

新薬開発の確率は3万分の1っていうのは、そういうこと。

でもな、そういう王道を行かない創薬ってがある。

例えば、生薬とかな。

「昔から効くって言われている、じゃあ効くに違いない!効果実証してやろう!」

ってな。

まあ、実際それから薬になったものもあるけどな、今じゃ流行んないよな。

せめてどうして効くのか実証してからじゃないと、ヒトで試験は出来んわな。

抗生物質発見もな、それに近いな。

どうして効くかなんてわかんないけど、青カビの周りに菌が生えないってことの発見からだろ?

とにかく、普通は、「こういう化合物を探せ!」から始まるところ、イベルクチンみたいに微生物由来の化合物から創薬するときは、とにかく面白いたことない化合物をたくさん探すところから始まってる。

「これはなんかの薬になるはずだ!なんの薬になるかは知らんけど」www

ってところから開発なんか出来るかよ!って思うけど、事実小説より奇なりで、そういう薬も時々ある。

で、イベルクチンは人体薬ではなく動物薬として開発された。

で、こともあろうに駆虫薬。まあ、それも戦略だろう。

これがさ、抗生物質だったら、イベルクチン抽出して培地に混ぜると細菌が生えないっていうデータでもとりゃ、なにやら薬効がありそうだなっていう雰囲気はつかめるけど、駆虫薬ってどうしろと。

寄生虫ってさ、名前のとおり寄生しないと生きられないヤツがほとんどだからさ、シャーレとかで実験が超難しいわけ。

ベルクチンって形からすると、抗生物質に似てるからさ、抗生物質として開発されるならわかるけど、なんで駆虫薬ウケる

しかし、結果は大当たり。

虫という虫を下し、そんで動物ケロリとしてる。

そんなこんな、作用機序もなんとなくしかわからんまま、動物薬で不動の地位

ベルクチンは人体薬の世界では長らく不遇

動物薬で不動の地位だったイベルクチンだけど、長らくヒトに適用されなかった。

王道いかない開発をするとさ、なかなかお上が認めてはくれないのな。

ここだけの話、世の中には王道いかなかった薬ってのはたくさんあるんだ。

〇山ワクチン承認されないのにPやKが承認されてるのはオカシイって昔騒いだけど、〇山ワクチン含め三つともおかしな薬だったよ。

効くに違いないが最初にあって、ヒトに投与しちゃうんだもん。しか微妙な臨床成績で。

ハンセン病患者にガンが少ないから、ハンセン病病原菌の親戚の結核菌がガンに効くはずって、なんか似てない?今のイベルクチンとかBCGの騒ぎと。

ベルクチン使用されてる国ではCOVIDが少ない、BCGを接種してる国では、以下略

それはさておき、王道いかない開発でも承認された例というのは政治活動でうまく立ち回ったわけだけど、イベルクチンは元が動物薬だからね。

作法にのっとった動物試験の結果はないけど、家畜での実績は抜群です、ヒトでの試験もお作法には乗っ取ってないけど以下略

とにかくも、ヒトでの臨床試験の成績もそろって、動物薬としての発売から20年くらい遅れてようやく人体薬が日本でも承認

ベルクチン関係者は怒ってると思うよ。

効くのはわかってるのに承認してくれなかったと。お上の言い分としちゃ、お作法には乗っ取ってくれってことだろうけど。

そんなこんな、実はイベルクチンはかなり広範な虫に効くんだが、日本適応症として承認されたのは少ない。

あの寄生虫症もあの寄生虫症も全部イベルクチンで一発だと思うが、ほとんどの寄生虫症で第一選択薬はイベルクチンではない。

ヒトでちゃんとした臨床試験データがあるのが違う寄生虫症に対する効果だけだからなんだけども。

アフリカ無償で配ってるのが現状で、片方で無償で配ってるのに、こっちじゃちゃん利益を出すってのもやりにくいしね。

いろんな政治的な思惑があって、イベルクチン日本じゃ不遇。

ま、日本寄生虫病が多くないってのはあるんだけども。

そんなわけで、繰り返しになるけど、イベルクチン関係者

「抜群の効果があるのに、イベルクチンは不当に冷遇されてる!」って思ってる(と思う)

ベルクチン疥癬への適用拡大はなし崩し

実は、疥癬への適用拡大は王道臨床試験をしてない。

海外での実績やら学術論文が多いからということで免除された。

21世紀にもなってそういう裏口入学経験してる。

このへんが調子づかせた遠因でもあるように思う。

終わりに

「効く物質を探す」んじゃなく、「この物質はきっと効くはず!」で開発をするっていうのは、なかなかリスキー

海藻食って毛が生えるっていうのと変わらん。

そりゃテメーの思い込みだろってものが9割。いや、ほぼ全部。

でも、そういう薬って意外と多い。

ワクチンなんかまさにそれだ。

天然痘と牛痘は似てるからって発想はホメオパシーと変わらん。

ただ、もう21世紀ともなると、ちゃん作法にのっとってくれないとお上が認めるのは難しいよ。

偉い医者先生が効くとどんだけ言ったって、裏口入学は無理だよ。

日本患者数が少ない病気だったらまだしもだな、国民病になりつつある疾病に適当承認は無理。

mRNAワクチンだって審査報告書読むとかなり無理を通してるから、諸外国で抜群な成績でも出せばあるいはだけど、だからその成績持って来いよって話。

たいした副作用もないんだし、ダメもとでもって気持ちわからんでもないけどな。

追記

ベルクチンって、犬飼ってるやつなら知ってる毎月飲んでるアレだ。

この記事からも、動物関係者の人体薬に対するコンプレックスみたいなの感じるだろ?

ほんと、控えめに言っても奇跡の薬だがな、そうそデータもなしに簡単にヒトに使うわけにゃいかんのだよ。

https://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/3630.html

2021-06-28

世界初培養生産施設イスラエル誕生、1日500kgを生産可能

イスラエル食品技術企業・Future Meat Technologiesが、首都テルアビブから南に約20kmのところにある都市レホヴォトに、世界初産業培養生産施設を開設したことを発表しました。上記写真イメージではなく、Future Meat Technologiesが公開した施設写真です。

Future Meat Technologies Launches World's First Industrial Cultured Meat Production Facility

https://www.prnewswire.com/news-releases/future-meat-technologies-launches-worlds-first-industrial-cultured-meat-production-facility-301317975.html

Future Meat Technologiesは、動物飼育繁殖させることなく、また遺伝子組み換え作物を使うこともなく、動物細胞から肉を直接生産するための流通プラットフォームを開発している食品技術会社です。

発表によると、施設は1日にハンバーガー5000個分に相当する500kgの培養肉を生産できる能力を備えています。すでに鶏肉豚肉ラム肉生産可能状態で、牛肉もまもなく生産できるようになるとのこと。これは従来の畜産の約20倍という高速な生産サイクルだそうです。

創業者で最高科学責任者でもあるヤコブ・ナミアス教授は「培養肉のコストパリティ(従来品のコストと同等かそれ以下になる)への到達が市場の予想より早くなると実証したあと、この生産施設は真のゲームチェンジャーとなります」「この施設は当社が独自に開発した培地再生技術実証するもので、業界標準10倍の生産密度を実現しています。我々の目標は、誰もが手頃な価格培養肉を手に入れられるようにするとともに、健康的で持続可能なおいしい食品生産し、次世代未来を守ることです」と述べています

Future Meat Technologiesの生産プロセスは、従来の食肉生産と比べて、温室効果ガス排出量を80%削減、土地使用量を99%削減、淡水の使用量を96%削減できる見込みだとのこと。

Future Meat Technologiesでは2022年にアメリカ培養肉を販売することを目指しているとのことです。

以下ツイッターコメント

生きてる内に「たまには本物の肉も食べてえなぁ…」をやれる日が来るのか?

風雲たぬき城(@G3H23) - 26分前

れいいな。こんな未来がくればいいと思う。

いっつも思うけどここまでやるんだったら豚とか牛とかにこだわらずいろんなDNAを掛け合わせて培養ならではの超うまい細胞をつくればいいのに

(╬´◓ω◔`╬)折羽ル子(@orichallcom) - 7分前

その通りで、今は疑似肉という形になってるけど、いずれは「本物の肉より数十倍うまい・・・もうこれでええやん」となると思ってる。たぶん10年後くらい。

2021-01-13

anond:20210113144309

ちゃんエコーチェンバー現象確認するなら、元々の思想が同じような人達を2グループに分けて、全く同じ考えを信じてる人ばかりの場で聞いた時と、考えがバラバラの人がいる場で聞いた場合とで、信じる人の割合が変わるか観測しないといけないだろ。そんなことしてるわけ?

 

していない。

それは社会科学全般に付きまとう問題である普通科学というのは、同条件の培地を作って、あるいはマウス使い捨てにして、お前の言う通りの比較をするわけだが、同条件の社会を作ったり使い捨てにしたりする訳にいかないので、社会科学においてそういう実験基本的にできない。

しかし、近似的なことはしている。例えば社会心理学の実験のようなことだ。実験ボランティアに集まってもらって、一人以外が全員サクラで、他の人が意見にめちゃくちゃ賛同した場合と、いろんな意見があった場合で、対象の一人の意見が極端になるかどうか、件数を調べる……みたいなことはやっている。はずである

まあそれは厳密には対称性実験にはならなくて、だから極端な理系脳の人は文系科学を嫌うんだけどね。

ただそうしないと研究できない領域があって、しかも成果が実際にでるからしかたない。

これを批判したいなら、止めはしないが、ハード批判になるだろう。エコーチェンバー分析ではなくて、社会科学全部を批判しなければならなくなるからだ。

 

 

問題は本人に土壌があるかどうか

くその通り。

しか社会全体には必ず土壌のある人と無い人がおり、そうである以上、環境がそろえばその影響が全体には必ず出る。

繰り返すが、これはあくまでも傾向の話であって、絶対にそうなるとかいう話じゃない。

あと傾向は実際に観察されている。

2020-11-15

anond:20201115232001

ES細胞ってそれちゃうかった?

品質ES細胞を高効率で作製する方法を同定

https://www.amed.go.jp/news/release_20170727.html

ES細胞は、いくらでも増やすことができ、体のあらゆる細胞に変化(分化)する能力多能性)をもつ多能幹細胞です。ES細胞受精から発生が数日進んだ胚盤胞の中にある内部細胞から採取した細胞培養皿上で培養することで作製されます

多能幹細胞を作製する代表的方法として、2i法があります。これは、MEKとGsk3というタンパク質を阻害して発生の進行に必要シグナルを遮断することで、多能状態を維持する方法です。2i法を用いると、血清培地を用いる作製法に比べ、高効率で、均一性が高く、受精卵の着床前段階と同等の高い多能状態にあるナイーブ型注4ES細胞を作製することが可能とされていますが、2i法で作製されたES細胞の質や安定性への理解にはさらなる検証必要です。

2020-09-14

anond:20200914092121

https://www.amazon.co.jp//dp/B083VSRRSH/

いわゆる寒天培地

これを部屋に放置して何か繫殖したら、だいたいカビと思ったらええで。

2020-02-16

新型コロナウィルス3月上旬ピークに、終息へと向かう

予想と願望だよ

なぜ3月上旬かというと、検査発見されるピークが3月上旬という予想

実質的には今くらいが本当のピークじゃないか

  

12月初めに眼科医リークして年末政府が認めたのだから1~2か月以上無策でウィルスが入りっぱなし。

おそらく11月から症状がない人に乗って東京上陸してたはず。

免疫獲得の都合も考えてピークが後に1か月ずれたとして、ちょうど今頃だろうと。

忘年会新年会の季節にウィルスが入り込んでいて感染を広めなかったなんてちょっと楽観的だろう。その程度の感染力と思ってるのか?

  

では中国日本の差はなんだろうかというと、公衆衛生レベルじゃなかろうか?

政府にできる対策なんて後手に回るのは目に見えている。エビデンスがなきゃ動けないし、エビデンスが出る頃にはもうウィルス侵入している

本当に重要な予防策は一人一人が予防策をちゃんととること。

ちゃんと予防をしてウィルスを運ぶ人が少なくなれば、かかる人も少なくなるし重症化も防げる。ワクチン集団免疫と一緒。集団防御すれば被害は小さい。

  

中国は...うん、過剰に感染防御してる面もあったけど早期から病院殺到してたよね?防護服着たまま寝てたよね?

これ病院内にウィルス持ち込んで、防護服につけたまま運んで院内全体をウィルス培地にしたんじゃないの?

他にも「隔離してやったぜ!」というのが新型ウィルスインフルエンザも一緒くたにしているような気がする。

患者数の増え方見てたら検査しないで臨床判断で診断つけたやろ、と思うわけで。

インフルエンザが治ったら、コロナウィルスにやられて、さらにカビもやってきて……でも検査治療リソースが不足してるからまともな診断・対処治療ができず……

そんな蟲毒の壺の中みたいな状態な気がする。

  

そういう想像をすると、日本では皆が手洗いや掃除・消毒などの感染予防を続けることがベストだと思う。

社会的な取り組みとして、テレワークや時差出勤なんかもいいと思う

  

2/20追記

もうどうにでもなーれ

2020-02-11

anond:20200210200136

12月8日コロナウィルスという噂(のちに事実と判明したが)が流れていて、12月末に中国政府がそれを認めた

あと1、2か月で阿鼻叫喚地獄になるというのならもうすでにかなりの人数が感染していなければおかしい。

中国政府は初動から封じ込めに失敗して1か月間無策だったのである。それにもかかわらず現状はこれだ。

感染が爆発的に広がる要因・感染経路が見えてこない。

噂になったエアロゾル感染も、多数の感染者が狭い空間に長時間いることで起こる可能性があることが示されただけである

エアロゾル感染で広まる前に接触感染飛沫感染で爆発的に感染が広まらなければならない。

  

かに日本でも大流行する可能性はある。

ただしそれは医療体制崩壊によって起こるのではなく、公衆衛生崩壊によって引き起こされるだろう。

消毒用品・マスクなど感染予防具の品切れ、あるいは病院に人々が殺到して病院が巨大な新型コロナウィルス培地になることである

感染様式風邪とほぼ同じである。(風邪の原因となるウィルスほとんどがライノウィルスコロナウィルス

通常の風邪予防をしっかりやればいくばくかの不幸な例は出ようが、地獄と言われるほどの広がりはないだろう

2018-10-10

バカマツタケの"完全人工栽培"は偉業なのか

先日、加古川肥料メーカー多木化学バカマツタケ(Tricholoma bakamatsutake)の完全人工栽培成功を発表した。それを森林ジャーナリスト田中淳夫氏がyahoo!ニュースで取り上げた記事は、多数のブクマを集め話題さらった。

http://archive.is/fdyLb 

ただ記事の内容には不正確な情報や、やや解説が不十分と感じる点があったので補足したいと思う。なお増田は単なるきのこ愛好家に過ぎず本稿は信憑性に乏しいが、ブクマカのきのこへの興味と深い理解一助となれば幸いだ。

冗長になってしまったので、概要だけ知りたい方や長文が苦手な方は、先に下部の【まとめ】を読まれることを推奨する。

以下該当記事の一部を引用するかたちで解説

バカマツタケマツタケの近縁種。名前名前だけに、マツタケより劣るように思いがちだが、実は姿もよく似ているうえに味と香りこちらの方が美味しくて強いと言われるキノコである

マツタケよりも香りが強いというのは一般に言われるが、マツタケよりも美味しいという話は聞いたことがない。野生下ではマツタケよりも相当に貧弱で、発生時期が早く暖かいこと、一般湿度の高い広葉樹林に生えることからマツタケよりも柔く品質劣化がはやい(一般的にきのこ寒冷地・痩せ地に生えるほど日持ちが良く高品質ものを得やすい)ことが関係すると思われる。近縁で姿がよく似ているというのは本当で、素人目には見分けがつかない。増田にも発生場所情報なしに個体だけで同定できる自信はない。

別名がサマツ早松であるように、マツタケより早く8~9月に発生することから名に「バカ」がついてしまった。

バカマツタケサマツと呼ぶ地域は確かにあるらしい。しかし必ずしもサマツバカマツタケではない。きのこ地方名は極めて多様で曖昧世界だ。その証拠に「サマツ」といっても梅雨時期に少量発生するマツタケを指すこともあれば、モミタケオオモミタケ等を指す地域もあるようだ。

マツタケの人工栽培がなかなか成功しない中、バカマツタケの方が環境適応やすいか栽培もしやすいのではないかと注目する研究者はいた。実は昨年には奈良県森林技術センターが、人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて発生させることに成功している。

『人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて』という表現は正確ではない。菌に感染した苗木を人工的に作り出し植樹することで自然下で発生させた、とするのが正しい。既に自然化で定着している樹木に植菌を施すのと、無菌状態の苗木に植菌するのとでは似て非なる技術だ。(ところで同様の研究マツタケでも行われており、無菌培養の松苗木の感染には成功しているものの、植樹後のマツタケ発生については再現性に乏しい。理由としては自然環境化においてマツタケ菌が他の害菌に負けてしまうこと、マツタケの発生にはまとまった菌糸量とそれを支える大きさの松が必要なことが挙げられる。例えば自然下でマツタケが生えるためには一般20年生程度の松が必要とされる。)補足になるが、奈良県森林技術センターバカマツタケ栽培研究農水省委託事業で、2015年より森林総合研究所(国立)との協働で進めている。要するに国策が3年の歳月を経て文字通り実を結んだかたちだ。今年の2月頃に、はてブでも話題にのぼった。しかし本件とは全く関係のない別個の案件であり、おそらく情報の共有などもされていなかっただろう。奈良県森林技術センターが松の苗木を利用するのに対し、多木化学は菌床を用いた完全人工栽培に取り組んだ。研究テーマアプローチも全く異なり、時期も多木化学のほうが先行している。

これがバカマツタケ栽培の第1号で、今年も継続発生させて実用化に一歩近づけた。ところが多木化学は(中略)木クズなどによる人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結させたのだ。これは画期的なことで、キノコ栽培常識を覆す大発明かもしれない。

菌根菌(樹木との共生関係を結ぶ集団)とされるバカマツタケで『人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結』、つまり”完全人工栽培"に成功したというのは実に画期的なことである。この成果は偉業と言っても差し支えないものであると思う。三重大学の菌学者白水先生も、

とその成果を讃えている。

しかし本文にある『キノコ栽培常識を覆す大発明』というのは誇張にあたる可能性が極めて高い。なぜなら「菌根菌の完全人工栽培成功」という点においては既に先行研究があり、実はとうに商品化もされているのだから。例えばホンシメジの人工栽培がこれにあたる。

とくにマツタケ類は、植物との共生必須と考えられてきた。これまでマツタケ菌糸の培養成功した例はいくつかある(私もその度取材に行って、いよいよマツタケ栽培成功か、と期待していたのだが……)が、子実体(傘のある姿のキノコ)を出すことに成功していなかった。だが多木化学は、とうとう菌糸から実体を出させるシグナルを見つけたのである。この研究成果は、これまでの定説を破るものであり、学術上も大きな成果だろう。

繰り返しになるが、多木化学の成果が学術上も大きな意味を持つ可能性は高い。しかし、その成果がどのレベルかという点については当該記事では説明不十分なので、詳しく補足する必要がある。一般きのこ栽培はざっくり以下の工程をたどる。

a. 優良品種の選定・組織分離

b. 菌糸の培養

c. 原基形成

d. 原基の成長肥大

e. 子実体きのこ)の発生

ごく簡単に一連の流れを説明する。はじめに野生のきのこをたくさん採ってきて、それらの中から有望そうな株の組織(胞子ではない)を切り取って培養する。具体的には寒天培地というデンプンなどの栄養素を添加し固めたものを使う。きのこ組織を切り取り培地に置くだけで(コンタミを防ぐ必要はあるものの)、比較的容易にクローンである「菌糸体」を得ることができる。無事目的の菌糸体が得られたら、それらを培養して増やす必要がある。従来は木くずの他に、米ぬか、フスマなどを添加し水を加え固めたもの(=菌床)を用いる。菌糸体は、適切な温度、水分、光などある条件が重なると原基(きのこの基)を形成する。原基は一般に、低温、水分供給、切断などの刺激により成長をはじめ、十分な菌糸体の量と栄養供給を伴って肥大し、きのこの発生に至る。

ここで問題になるのは、b. 菌糸の培養、c. 原基形成、d. 原基の成長肥大という三つの工程それぞれに、全く違ったメカニズム存在することであるマツタケを例にとると、これまで少なくとも半世紀以上もの研究蓄積(野外での観察研究の記録を遡ると実に70年以上)がある中で、c,dについては再現性に乏しく、bについてもまともな成果はあがっていない。マツタケ栽培の難しさにして最大の課題は実はここ《b. 菌糸の培養》にある。とにかく菌糸の成長が遅い上に、どのようなメカニズムで菌糸が栄養素を取り入れ増殖するのかということがほとんど未解明なままなのである

理由は当該記事にあるとおり、マツタケ樹木共生関係を結ぶ「菌根菌」であることが大きい。マツタケ菌糸の生育には生きている樹木必要で、実験室での再現ほとんど不可能といっていい。それではなぜバカマツタケは完全人工栽培可能だったのか。

マツタケなどの樹木共生する菌根菌に対し、シイタケナメコなど、倒木や落ち葉などを分解し、栄養源とする菌類は「腐生菌」と呼ばれる。腐生菌の多くは菌床による栽培可能で、多くが一般に出回っているのは既知のとおりである。実は菌根菌は、腐生菌が進化過程樹木共生する力を獲得し、腐生的な能力を失った集団だと考えられている。ところが菌根菌の中には、完全に腐生的な能力を失っておらず、腐生と共生、いわば両刀使いが存在するのである。その代表ホンシメジであるホンシメジは「香り松茸、味しめじ」と言われるように、我が国における代表的な食用である。菌根菌とされるホンシメジ栽培は、マツタケ同様に長らく不可能と考えられてきた。しか系統により極めて強力な腐生的な能力を備えるもの発見された(研究により、これまで同種と考えられてきた本種が実は様々な系統もしくは別種に分けられることがわかってきた)。1999年タカラバイオなどにより菌床による完全人工栽培法が確立され、その後商品化もされており、少量ながら現在一般流通している。

多木化学バカマツタケ栽培は菌床を用いた完全栽培なので、上記ホンシメジ栽培成功と同様である。つまり、本件はバカマツタケの中から腐生的な能力を持つ系統を選定し、培養から実体を発生させるまで成功したということだ。リリースにあるとおり、今後は栽培の安定化と供給体制の構築が図られ、数年後にバカマツタケ食卓に並ぶことの実現性は極めて高い。それではマツタケ栽培への応用についてはどうか。

勘の良い方には察しがつくと思うが、前述のc〜eの工程については応用が効く可能性が高い。他のきのこ栽培でも成功しているように、十分な菌糸体と栄養を確保することさえできれば、原基形成〜子実体に至るまで管理可能なことを初めてマツタケ類においても示したことは大きい。ただし、最大の課題である《b. 菌糸の培養》については、ほとんど応用が効かない可能性が高い。なぜならマツタケにおいては既に膨大な先行研究があり、当然ホンシメジバカマツタケ同様に”両刀使い”が存在する可能性も、その系統選びも、菌糸培養を促進する成分や菌糸の栄養源についても、少なくともバカマツタケよりは遥かに詳しく調べられているかである。それをもってしてもまともな菌糸培養に至っていないのが現状なのだ

つまるところ、多木化学による本研究の主な成果は以下の二点にまとめられる。

繰り返すがこれらが偉大な成果であことに疑いの余地はない。一方でマツタケや他の菌根菌の人工栽培を実現するには、それぞれの種類において腐生菌的能力もつ系統の発掘と培養法の確立必須となる。その意味において本研究の応用範囲限定的となる。田中淳夫氏は今回の研究結果により、さも菌根菌の栄養吸収のメカニズムが明らかにされ、あらゆる菌根菌の人工栽培可能になるかのような書き方をしているが(あるいは本当にそう思っているのかもしれない)、残念ながらそうではないことはここまで読んでくださった聡明ブクマカ殿にはご理解いただけたかと思う。

菌床栽培なら、植物共生させないので培養期間が短く、室内の環境を調整することで季節を問わず生産できる。また室内栽培から虫の被害にあわず収穫時も混入の心配がない、収穫も簡単……などのメリットがある。

逆にデメリットを挙げるとすれば、野生のものとは全く異なる味わいと食感になることである。つまるところ、野生の品と菌床栽培のものとでは全く別物と考えるべきである養殖ブリと天然ブリの味わいが全く異なるように(それでも近年の養殖技術進化は素晴らしく、季節によっては天然物を凌駕するものさえある)、それぞれの美味しさと楽しみ方があると増田は考える。今回の成果によりバカマツタケ普通に食べられるようになったら嬉しいし、美味しければ普及すると思う。ただし、仮にマツタケの完全人工栽培確立されたところで、天然松茸価値のものは今後も揺るぎのないものである消費者がどう捉えるかはさておき)。

菌根菌のキノコの中には、マツタケ類だけでなく、トリュフポルチーニホンシメジタマゴタケなど高級キノコが多い。今回の成功が、これらの人工栽培技術もつながるかもしれない。

トリュフポルチーニは、日本におけるマツタケ同様にヨーロッパで盛んに研究がなされているが、今のところ菌床での栽培成功したという話は聞かない。ホンシメジは前述のとおり既に栽培法が確立されており既に商品化もされている。

これらの菌根菌の人工栽培可能にするには、ひとえに”両刀使い”の系統発見と、それらの培養方法確立である。ちなみに本家マツタケにも、実は”両刀使い”の存在示唆されており、引き続き研究が進められている。また、マツタケ類は世界中に似たような種が多数存在しており、マツタケ(Tricholoma matsutake)の中にも、例えば中国の山奥には広葉樹共生する系統があり、更にはそれらが日本ナラやカシと共生関係を結ぶことがわかっていたりもする。種の中にも多様性があり、それらをしらみつぶしに調べていけば、そのうち栽培可能ものに出くわさないとも限らない。その点はトリュフだろうがポルチーニだろうが同様である。ただし、その研究がどれほど途方もなく根気のいる仕事なのは間違いない(ちなみにトリュフポルチーニ国産種が知られており、積極的に狙うマニアが相当数いる)。ところで、遺伝子組み換え技術により、これらの菌根菌に腐生菌的能力を付加することも可能とする研究者もおり、そのうち遺伝子組み換えマツタケの完全人工栽培実験レベル成功する日も来るかもしれない。

まとめ

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20181006-00099530/

http://fs.magicalir.net/tdnet/2018/4025/20181003413938.pdf

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame04-3.html

https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/bulletin/424/documents/424-1.pdf

http://www.jsmrs.jp/journal/No31_2/No31_2_167.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/50/2/50_jjom.H20-07/_pdf/-char/ja

トラバブコメに反応

見た目 味も 香りも 同等以上なら 偉業

あくまで野生産同士の比較なら、やや下位互換という感じではないでしょうかね。栽培バカマツタケは食べてないのでわかりませんが、うまくすればそこそこ美味しいものができる可能性はあるかなと。ただ、マツタケって単体で食ってそんなにうまいものじゃないと思うので、一般家庭での調理には手を焼く気がします。炊き込みご飯するにも炊飯器臭くなるしね。料亭とかでマツタケ代用品として普及する可能性はあるかもしれない。<

2018-10-02

anond:20181002205643

多分皆さん培地の値段は覚えてるよ

しろ学徒のがそうゆうのわ無関心よ

anond:20181002204517

かに、全てが悪いとは思いません。。

NARAに居たときは、研究費にご苦労があったようですよね、培地試薬の値段も全て把握していたらしいですし。

業績ですかー。それが分かれば苦労はしないのでしょうね。

2018-03-13

anond:20180313131612

ハンカチ持ってるんじゃない?手を拭いてるところを見られたくない人もいるよ。

デソキシコレート培地手形とってみ。

2016-01-02

1日10時間勉強半年続けた

医学部6年生。医師国家試験卒業試験のために、約半年間、週休0.5日でずーっと勉強し続けている。

で、気づいたこととか書いてみる。

  

患者さんで覚える

 病気と、その病気の症状や治療をひたすら覚えるんだけど。

 「百日咳グラム陰性杆菌。カタル→重い咳→回復リンパ球と百日咳顔が特徴的。

 診断は、ボルデジャング培地有名。抗体も診断できる。治療は~」

 みたいなのを英単語のようにゴリゴリ覚えるんだけど。

 これはキツイ絶対一発では覚えられないのは当たり前だけど、繰り返してもキツイ

 だから症例問題(実際の患者さんのカルテっぽい問題)が必ずセットでついてくるんだけど。

  

 「3歳の男児。咳がひどいとお母さんに連れてこられました。2週間前から風邪のような症状があり。血液検査の結果、リンパ球○%~」

 って感じで。その後問題が続くんだけど。

 俺、5年生まで。問題解ければもう解かなかったんだけど。

 症状の中で覚えにくいものは、問題文のその症状の部分にマーカーを引く。

 で、

 症状を覚えるんじゃなく、「問題文の患者さんを覚えてしまう」ほうがいいと気づいた。

  

 考えてみれば、当たり前っていうか。英語だって単語ゴリゴリ暗記するのよりは、文章で覚えましょうってなっている。

 これなら、無理が無い。繰り返す苦痛も減る。

  

 できる奴なら常識なのかもしれないが。俺は6年生になるまで知らなかった。勉強法調べたこともあるが、こんないい方法見たことが無い。

  

  

②1週目やりながら、2週目をやる

 1週目が一番辛い。だから、2週目を息抜きにハサム。

 ゴリゴリと一回話しを聞くのが1週目だけど。これはなかなか辛い。

 2週目は、一回聞いた話で、大事なところにマーカー引いたり、もう覚えきった問題を二度と解かないマークつけたりっていう作業

 使う脳の部分が違うから、無理が無いしあきにくい。

  

③3週目、4週目で完全に終わらせる

 3週目は、2週目で引いたマーカーをどうやったら覚えられるか、調べたりゴロ作ったり考えたり理屈調べたりする。

 で、4回目は、3回目の次の日以降に、「覚えられなかったマーカー部分を書き出す」時間。書き出したものは隙間時間に何度も見直す。

 原理的に言うと、4回目で覚えられないところはすべて書き出したわけだから、その教科書なり問題集は『完全に終わらせた』と言っていい。

 もちろん、またテスト前に見直すのは当たり前だけどさ。たまたまその時出てきただけで、覚えられなかったことあるじゃん。そのリスクもあるから

 でも、『とりあえず終わらせましたよ』って言い切れるのはいいこと。

  

④一日は4セットで、それぞれのセットごとに勉強内容は決める

 9-12、13-15、15-18、18-21の4セット。

 セットのはじめに、そのセット何するか決める。決して4セットまとめての計画とか作らない。

 だって、ソレやっちゃうと遅れが出るとストレスだし、早くやると後半だらける。

 目の前のセットで「課題、終わったときのご褒美」を作る。ご褒美だって、目の前の快楽の如何で何がモチベーションになるご褒美か変わるんだから、そのセット直前にならないと分からない。

 そのセットにやりたいことも、その場にならないと分からない。モチベーションが低いなら、3週目や4週目から初めて、途中で1週目に乗り換えたり。1週目からはじめたり。柔軟に組む。モチベーションはその時にならないと分からないので、俺に合わせて計画を立てる。計画にあわせて俺を盛っていくのは無理っぽいと思った。

 セット中にメンタルがブレタ時も、焦っていたらもっとメンタルぶれてしまう。いじめられた時の記憶が頻繁にフラッシュバックしたり、劣等感で悲しくなったりすることが多いので、その時の損失を減らす(損切りって感じかな)。ノルマにつぶされるとメンタルがずーっと押しつぶされてストレス胃潰瘍などの病気になる確率も上がるように思うから、そういう感じにしている。

 だが、1週間とか、3週間とか、ある程度先の目標は決めておく。その目標達成に必要な目算もある程度は立てる。風邪などのリスクもあるから、だいたい8割くらいの時間ノルマ達成できるとか、3割くらいの時間で半分終わらせるとか、目標の立て方も柔軟にしている。

  

模試と本番の違いは考えない

 もちろん、考えなきゃダメなんだけど。結局はどちらも相対評価

 模試相対的に受かっていれば、本番で受かる確率も上がる。

 だから登山でクサビを打ってよじ登っていくみたいに、模試とかでクサビを打つような感じ。

  

音楽聴きながら、テレビラジオ聞きながらダラダラやるほうがいい。

 結局、長丁場だから

 100メートル走とかで音楽聞くのは小数派だろうけど。マラソン音楽聞くのは常識

 ただでさえ苦痛で、テスト終われば何も残らないことやってるんだから、虚無感湧くのは当たり前。

 だったら。その時間音楽聴いて、知ってる音楽を増やそう。作業用BGMで、知らない曲を聴きまくろう。

 テレビ情報集めることだって人間性に悪いことじゃない。映画を見たっていい。

 とにかく、目の前の無意味さに耐えるのは俺には無理。

 だったら。「俺、音楽聞くためにこれやってんだ」くらいでいいじゃん。

  

⑦飯、水分、温度、湿度、を固める

 するめ、ガム、プロテインツナ缶ゆで卵キャベツ、海苔。炭酸水コーヒーメーカーお茶急須空気清浄機

 この安定感ね。

 特にビデオを見る系の勉強苦痛から、どーしても食べてしまう。炭酸系の飲み物カフェインナイトイライラする。

 炭水化物を取らなければ太らないらしいので、食っていいものを固めている。

  

⑧サンポ、運動大事

 頭がおかしくならないように、大事

 ジム行って運動できれば最高だけど。毎日サンポでちょっとでも体動かさないと人間すぐ頭がおかしくなる。

  

ノート自分管理する

 自分意思自分管理するのは不可能

 「やることと報酬」をセットごとに決めれば、ソレを書き出すんだけど。

 その時から、『評価』をはじめる。

 「3時間で、脳腫瘍の1週目と、胃潰瘍の2週目、甲状腺がんの4週目をやる」って決めたら、ヨーイスタート。その間何してもいいんだけど。

 1時間集中できなかったら、「今、30%の時間を使って、残りタスクが80残ってる。これは評価は-100~+100で言うと、-30くらいだな」と。

 あるいは、1時間sで半分終わったら「今、30%の時間経過で、タスク50終わってる。これは評価+30ですね」と。

 つまり時間ノルマ報酬を決めれば、「努力するゲーム」になる。ゲームってのは、「達成感」を出すために、分かりやす評価が出るものが多い。

 評価が低いと自分コントロールすることにエネルギーを注ぐことが出来やすい。

  

 これはまた、長期目標に対しても評価値を作ることができる。1週間後の目標に対して、今どのくらいの評価なのか、分かる。分かると毎日のセットの考え方が変わる。

  

⑩同じことの繰り返しでも、考える

 スポーツの練習も、毎日同じことやるけど。毎回課題を持ってトレーニングして、反省することが上達の秘訣である

 セットを4回繰り返すだけの生活してるけど。毎日課題を持っている。

 フラッシュバックしないとか。脳をクリアにする作業用BGMとか。コーヒーマメの調整でもいい。

 とにかく、毎日ちょっとでも課題もってやる。

 同じことの繰り返しと思った瞬間、腐る。

  

⑪先行超有利

 100の量を100時間で終わらせる場合

 50の量を30時間で終わらせれば、超高確率で勝てる。なんと、半分の量の努力で勝ちを確定できる。

 同じ原理で。

 30の量を10時間で終わらせると、「50の量を30時間で終わらせる確率」があがるので、たった30頑張るだけで勝ちを確定できる。

 しかも、先制しているほうが風邪などのリスクが取れたり、直前のリスクメンタル折れたりや、予想外へのリスクに対して強くなる。やれることが増える。

 ようするに、100がんばらなくていい。30だけ頑張ればOK。

 努力ってのは均質じゃない。

 100の量を100時間で終わらせるのは厳しいが。

 30の量に落とし込むのはできる。

2014-03-13

リケジョではない、あるアホな女の話

STAP細胞の騒動を見ていて、自分大学時代を色々と思い出して死にたくなったからここに吐き出す。

個人的なろくでもない思い出話なので、騒動の新たな情報を得たいとか、アホな人間の話にイライラする人はそっ閉じしてください。

私は小保方さんとほぼ同世代で、あの頃はバイオ学科が雨後のタケノコのようにポコポコ新設されていて、私もそのひとつ入学した。私の入った大学では1・2年が基礎課程で、それが終わると研究室に配属される。大学院に進学しなければ、3・4年の2年間、研究に取り組むことになる。

配属された研究室指導教官合理的な人だった。入室後の面談でまず、進学と就職のどちらを希望するのかを聞かれた。公務員志望だと答えると曰く、2年じゃ大した研究はできない、まして就活が忙しい時期はほとんど学校に来られないだろう、だからあなたにはまぁ厳しくしないよ、とおっしゃる事実、2年間で叱られた記憶ほとんどない(何度か呆れた顔はされた)。一方で、進学する同級生は、かなり厳しくしごかれていたように思う。

「どうせ2年でいなくなる学生」の扱いに困ったのは教官だけではなかった。研究室教員は1人しかおらず(もちろん研究員テクニシャンもいない)、学生指導は上級生が行った。私を指導してくれた先輩は、とりあえず実験をさせておこうと思ったようだ。私は、毎日言われるがままにPCRしまくり、ゲルを作りまくり電気泳動しまくっていた。特技はチップ詰めだった。

研究とはなんぞや、実験の意義とはなんぞや、データとは、統計とはなんぞや。アホで怠惰で意欲のない私は、そういったことに自ら興味を持つことはなかった。したがって、「質問には答えるけど、聞かれなければ教えない」というスタンスだった指導教官や先輩との相性はすこぶる悪かった。疑問も持たずにひたすらPCRしまくり、気がつけば4年生になった。

4年生になると、教官にはっきりと「公務員試験が終わるまで、週1回の論文ゼミ以外は来なくていい」と言われた。どこまでもアホな私は、その言葉を額面どおりに受け取って、本当に週1回しか研究室に行かなくなった(就職希望同級生でも、もう少しは行っていたように思う)。夏も終わり頃、公務員試験に全て落ちた私は研究室に戻った。その頃には、私は立派なお荷物学生となっていた。

復帰後は進学希望同級生の下に付くことになった。相も変わらず実験の意義を理解していない私は、リクルートスーツ白衣羽織り、ひたすら培地を作り、細胞の世話をし、あとPCRをした。

指導教官就職希望学生に対し、最終的に学科卒業研究発表会だけ出ればよく、卒論を書かなくてよいと言っていた(カリキュラム上、提出は必須でなかったらしい)。が、4年生の初冬、全員提出するよう方針転換された。まあ当然だろう。私は大慌てで論文を書いた、というよりも、でっちあげた。先輩の修論コピペし、よく撮れた泳動画像を使い、細胞蛍光画像からは都合のいい部分を切り抜いた。私は、論文の書き方どころか、データの取扱いすら学んでいなかった。

こんな私でも卒業が認められ、なんとか就職も決まった。もちろん研究職ではない。その後いろいろあって、今は大学で学んだこととは一切関係のない職場に勤めている。

今でも、科学の話は好きだ。科学に関する本やテレビ番組は好んで見るし、科学館のようなところも行く。自分で言うのもなんだけど、これでも学業の成績は良い方だったのだ。要は、教科書的な「おべんきょう」は好きでも、自分で何かに疑問を持ち、それを追求することの適性はまったくなかったのだろう。

小保方さんの華々しい(今となっては物悲しい)会見の後、にわかに「リケジョ」という言葉クローズアップされた。文系出身の同僚に「増田さんもリケジョだよね!」と笑顔で言われると、違うんだ、やめてくれ、と居たたまれない気持ちになった。私はただ理系学部卒業しただけで、科学作法も何も身に付けていない、ただのアホな女だ。

今回の騒動は残念だけど、これで「リケジョ」という言葉が巷で取り沙汰されなくなると思うと、少しだけホッとしている。

(念のため、この話は私というアホな女の一例であり、立派な女子学生女性研究者大勢おられます。どうか「これだから女は」と一般化しないでくださいね。)

(追記)

watapoco とても面白かったけど、学業の成績良かったら公務員試験は受かってると思った。

筆記は通ったんです(言い訳

(追記2)

rosaline やりたい事もないのに何故その学部を選んだのか、なんてツッコんじゃいけないのかな(後略)

高校生物IIで教わった内容をもっと知りたい、勉強したいと思ったのでバイオ系を選びました。

から思うと、専門の教科書に基づく授業を受けて、どんどん新しい知識を吸収できた基礎課程が一番楽しかったです。

「やりたい事」が「研究」ではなかったということなんでしょうね。

今でも生物系の話は興味ありますニュースになれば色々調べながら見ますよー。

(追記3)

話題になっている↓この記事に共感できる箇所があったので追記します。

早稲田大学の理工系におけるコピペ文化について

研究室基本的に1人しか教授がおらず、そこに多いときは1学年12人配属になる。つまり学部4年・修士課程1年、修士課程2年だけだとしても学生は30人強いる。そんなにたくさんの学生がいて、教授の目が行き届くはずがない。

早大ではない某私大でしたが、この人数比はおおよそ似たようなものでした。全体にもうちょい少なめ。旧帝大出身の人から研究室あたりの学生数が2~3人/年だったと聞いて驚いたのを覚えています(向こうも驚いていた)。

今となっては、そりゃ圧倒的にリソースが足りないんだから先生だって進学/就職スクリーニングするわな…としか思えません(ちなみに、進学はさらに内部進学/外部進学でスクリーニングされます。これも仕方ない)。

ブクマたくさんありがとうございます同意くださる方がいらして少しホッとしました。

同時に、じゃあ私たち(と言ってしまます)のような「理系テーマの『お勉強』がしたい」高校生は、どんな大学の、どんな学部を目指せばいいんでしょうね? 放送大学ぐらいしか思いつきません。

2011-06-23

貧困層感染症

競争社会の中では貧困層ワーキングプア層が大量に発生する。

それらの人々が感染症を発病したときお金が無くて受診できなかったとする。

特に現代においても、根強く「結核」が集団感染するのは、

貧しい人々が保菌者となり、

街中でウィルスをばらまいたりしていること、

職場ウィルスをばらまいていること、

たまた様々な店内でウィルスをばらないていることは容易に想像がつく。

貧困層への医療が有料である以上、、常についてまわる危険である

この点において、貧困の増大による社会へのリスク考察しないと

いずれとんでもない伝染病が起きるだろう。

抗生物質も闇で売買されていたりもするはずだから

貧困層自体が、耐性菌を培養する培地になっている可能性は非常に高い。

大阪スラム街である西成区あいりんなどではひどい状況だと思われる。

感染症培地としてどうなっているか想像すると恐いね

2010-08-06

実験前は霧吹きに入れたエタノール(70%)で手を殺菌すべき

いくら超特急細胞の継代をやれと言われたとはいえ、あのやり方はあんまりだった。おかげでシャーレは半分コンタミするわ、頑張ってた筋芽細胞たちは培地をいきなり変えられて筋管形成するわ、中には一番うまく分裂していたときに死ぬことになる細胞がいるわ、俺は最悪なことをやった。俺がやったのは昼食に納豆を食った手でFBSの不働化だった。んで俺の昼食は納豆ばっかりだし、めちゃくちゃ醸されてて実験後に変なコンタミが多発してインキュベーターがカビるわで、結果的に俺が食った納豆のせいで研究室が継代し続けてきた細胞株は壊滅した。なんせバチルスをFBSにばらまいたんだからな。俺が納豆ダイエットにはまる以前はもっと清潔な雰囲気があったぜ。みんな俺にコンタミさせられたときは苦痛だったはずなんだよ。だけど俺の実験前の食事は、コンタミの原因菌を明らかにし、一瞬醒めた目で見られたが、いったん細胞が全滅してしまうと何も感じなくなるように絶望が広がるから、みんなこのあとどうしようかという最悪の現実を考えないようにしている。言ってみれば強すぎるストレスで笑ってしまうように、実験中の細胞が全滅してしまうと苦痛があまりなく、むしろ細胞周期に合わせて夜中に継代する必要もなくなってよかったねと思い込んでる。しかし細胞たちは確実にバチルスに殺された。納豆ダイエットはやめたほうが賢明だ。実験前は発酵系の食品を避けて、確実に手洗いしろ。アルコールを吹きかけて殺菌だ。これは実験プロトコルだ。

元ネタhttp://anond.hatelabo.jp/20100806130523

2009-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20090908122501

鶏卵以外に手っ取り早く安く大量に用意できる培地があればねー。

人体とか使う?

2009-04-26

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090425/crm0904251300015-n3.htm

アパートにこもりきりとなって研究した末、関本容疑者あみ出した「栽培法」はこうだ。

 角切りのジャガイモ寒天をだし汁で煮詰める。こうしてできた「寒天培地」をフラスコに入れて、胞子を入れる。菌が出てきたら、ハトの餌と腐葉土を入れたガラス瓶に移し替える。瓶は保温ケースの中に入れ、電気ヒーターで25~26度に保ち、加湿器で湿度を管理する。室内に雑然と置かれていた器具は、MM栽培に使われていた。

 「ちゃんとしたMMを育てようと思うと、温度管理などが難しい。マニュアルを参考に、相当の試行錯誤を繰り返して栽培したようだ」(警視庁幹部)

ほうほう、これは参考になるなぁ。

 通常、数時間で元に戻るが、数日続くこともある。薬物捜査経験豊富警視庁捜査員は「大麻より幻覚作用が強い。覚醒剤ともひと味違う効果がある」と、独特の“風味”を説明する。

体験談ですか?わかりかねます。

2008-04-19

神戸遺伝子組換え垂れ流しに関して、ネットには出ていない読売新聞記事4/11から

教授に言われた」

研究室メンバーずさん処理証言

「疑問を感じたが、教授から『どこでもやっている』と言われた」「文部科学省の調査が入る日は口封じのためか、『大学に来るな』と命じられた」。遺伝子組換え大腸菌などの違法な「垂れ流し」が発覚した神戸大学医学研究科研究室。複数の所属メンバーは、ずさんな処理や教授による隠ぺい工作を生々しく証言した。これに対し、久野高義教授は「メンバーがいい加減な処理をしていたら、私の管理不行き届き」とし、自らの関与は否定。「私の研究室で扱う大腸菌はどれでも飲めるほど安全」と繰り返した。

久野研究室には現在教官中国人留学生大学院生ら、計30人余りが在籍。情報伝達などにかかわる遺伝子を組み換えた大腸菌を使い、がんの原因解明や薬などの研究をしている。

「何年も前から、菌の培養液はフラスコなどから流しに直接捨てていた。ゼリー状の培地は『燃えるごみ用』の箱。そこに捨てろと久野教授から言われ、私自身の意識も薄かった」。OBの一人はそう振り返る。

複数の研究室メンバーによると、最近も状況は同じ。「菌の加熱処理に必要な耐熱袋がなく、滅菌しようにもできなかった。3月に誰かが文科省に通報した後、教授がどこかから耐熱袋を持ってきて突然、加熱処理を始めた。以前からやっていたように装うためか、デジカメで加熱処理の写真も撮影していた」という。

今月3日に文科省が調査に入る前日は「明日は絶対に来るな」と院生らに自宅待機を命じ、当日は教授と一部の研究員らだけが文科省職員に対応したという。

久野教授は10日、読売新聞の取材に対し、「少なくとも私自身は、適切に加熱処理していた。中には不適切な処理をした院生がいるかもしれないが、何を捨てたかまで確認できるはずがない」と語り、院生らが無断で違法な処理をしていた可能性を示唆した。

さらに「処理方法は、私が直接教えるわけではなく、研究室の先輩から教わるもの。年1回ずつ研究科の講習会もあった」と説明。「院生らの教育をさぼっていたのは事実。今後は厳しく再教育し、再発防止を徹底する」と述べた。

立ち入り調査時の"隠ぺい工作"の疑惑については「大学に来るなとは言っていない。時期的に就職活動などで院生が少なかっただけ」などと釈明した。

微量の垂れ流しならどこの大学でもやってますけどね。廃液処理なんてどこもいい加減なもの。発がん性物質を垂れ流しているところも多い。下水からも菌は検出されなかったし、環境への影響はないと言えますが、飲めるものなら飲んでみろと言いたくなりますね。

研究科の講習会?試薬の外部への持ち運びや総論的な話ばっかりでP1の扱いについては、大した説明もしていなかったくせに。はっきり言って意味のない講習会。

この教授、学部学生にはテストでよく落とす厳しい教授ということで知られています。で、自分は事件が起きたら逃げてるし。まぁ、57なんだからそろそろ引退でもいいんじゃないですか?

告発者も告発者。正義感うんぬんではなくて単に教授をつぶしたかっただけらしいですね。自らのワガママで他のメンバーを巻き込んで自爆テロを起こすなんて最悪です。せめて大学コンプライアンス室に通報してから文科省にチクれって話ですよ。おかげで新入生を含む20人以上の院生が次の研究室を求めてさまよっている始末。見ていてあまりにかわいそうです。

2008-02-09

http://anond.hatelabo.jp/20080209154616

日本エネルギー資源としての可能性があるとしたら木だよね。

東京ガスホクトキノコの菌床からガス生成し燃料に

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=181126&lindID=5

きのこ収穫後の培地を利用するガス化熱利用技術開発事業について

http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20080205-01.html

こういうのとか、

環境にやさしい木質ペレット燃料[山形県寒河江市

http://www.jri.maff.go.jp/jirei/doc/2004/006/078.html

こういうウッドペレットみたいなバイオマスも面白いよね。

あと、割り箸なんて竹をつかえばいいとおもうんだ。

農林、畜産関係はいろいろ面白ことをやろうとおもえばいろいろできると思うんだ。

ただ問題は農林水産国土交通省と同レベル利権を抱えた巨大団体だということ。

予算法務や外務の3.5倍、財務省の二倍近い。

そんだけ利権うまうまだと、なかなか新しいことをやろうという気にはならないんじゃないかな。。

どげんかせにゃいかんのだけど。

どげんかならんかね?

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん