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はてなキーワード: 地図とは

2024-02-27

人生は、『はがねのつるぎ』を手に入れるまでがいちばん面白い

人生は、『はがねのつるぎ』を手に入れるまでがいちばん面白い

異論は認めない。だいたいなんだってそうなのだ。「おうじゃのつるぎ」だの「はかいつるぎ」だのといったような、伝説級の武具。それらは確かに格好いいかもしれない。しかしだ。それらを手に入れたとき、我々の心はほんとうにときめいているだろうか?

だいたい、そんな大層な武器を手に入れたところでだ、我々にはどこにも行くところがないじゃないか。もう地図ほとんど埋め尽くしてしまっているころだし、呪文だってもう「ギガディン」なんて名前の、あからさまに最強くさいものを覚えてしまっていたりする。強力な武器魔法を手に入れたところで、それを用いて闘う相手などいやしない。せいぜい魔王か、さもなれけばとってつけたような隠しボスが、倦み疲れた我々を接待してくれるだけだ。

もはやそこに冒険はない。

あるのはただ、憂鬱義務感だけだ。

「はがねのつるぎ」には、そうした重たさはない。その切っ先が指し示す先には、ただただ限りない自由が広がっている。「はがねのつるぎ」さえあれば、平原を越え、アッサラームの街に渡ることができる。それどころか、少し勇気を出せば、砂漠を越え、イシスの都を目指すことだってできるのだ。はがねのつるぎは、実に様々のものを我々に教えてくれた。

例えば、それは、ほんの少しの努力*1で、世界はこんなにも広がっていくのだ、ということであったり、どこまでも広がっていくかのように思えた世界は、やがてちいさくしぼんでいってしまう、ということであったりする。

人生

我ながら、何てつまらない単語を選んでしまたかと思うが、人生。我々の人生だって、結局は「はがねのつるぎ」と同じようなものだ。やれ、Gスポットだ、ボルチオだとか、くだらないテクニックで頭をいっぱいにしてみても、我々はどうしても粘りつくような空しさに囚われてしまう。これから、何を覚えたところで、はじめて異性のおっぱいに触れたときの、あのよろこびを超えるものなど、この世にありはしないのだ。我々はもう十分にそのことを弁えている。

であれば、もうこれ以上ゲームを進めない、という選択も、当然考慮されて然るべきだろう。「はがねのつるぎ」だけを握りしめ、まだ見ぬポルトガに思いを馳せる。馳せ続ける。そうした生き方がいま最高にク-ルだよね、渋谷109に集うギャルたちもそう言っていたし、僕もそう思う。人生いちばん楽しい時期を凍結させて、その中だけで生きてゆく。「成長しないって約束じゃん」という理屈だ。

しかし、もちろん、そうすることのできる人間は、それほど多くはない。「はがねのつるぎ」は、誰にでも手に入れることのできる武器だけど、それを輝かせつづけることは案外むずかしい。誰にでもできることじゃない。本邦には、三十年間童貞を守り続けた男は魔法使いになれるという物語が伝えられているけれど、おそらくこれは半分しか正しくない。孤独生活の中で、それでもなお、はじめてのときめきを心に抱きつづけられたものけが魔法を使うことができるのだ。

ネコてさ、飼い主が熟睡してるとき美少女に変身するんだよ。

その変身をみたくて寝てるふりしても、ネコにはバレてる。

ネコには人間脳波が分かるからね。ウソ寝はばれる。

でも唯一、美少女に変身したネコに会える人たちがいる。

それは「30歳以上の童貞」の人たち。

彼らは美少女に変身したネコたちとエッチしてる

30歳まで童貞だったら魔法使いになれる - 教えて!goo

これこそ、真の魔法だ。子供のころ、僕は魔法を信じていたし、いまも信じている。魔法は、ほんとうにあるんだ。

https://anond.hatelabo.jp/20231229231559

(本当は http://d.hatena.ne.jp/yoghurt/2F20090911/p1 、飲めヨーグルト にあった名文。連想したのでコピペちゃうね)

2024-02-24

https://anond.hatelabo.jp/20240223232150 Googleマップが酷すぎて段々使い物にならなくなりつつある。Googleマップはもはや2019年地図 学び 記事元:anond.hatelabo.jp

Googleマップが酷すぎて段々使い物にならなくなりつつある。Googleマップはもはや2019年地図

ここ最近Google検索の精度、Amazon劣化ぶり、Xのインプレゾンビによる壊滅ぶり、Youtube検索レコメンデーションの精度などの悪化ぶりが話題になっている。大手IT、悪貨に駆逐されて惨憺たる有様やね。この話は最近どころかもうここ5年10年定期的に繰り返されてる話題だが最近特に酷い。 それらの話の中であまり話題になってないけど、Googleマップ品質の低下がやばいタイトルにも書いてるけどGoogleマップ更新されなさすぎてもはや2019年地図やね。2019年から現在まで何も変わってないような土地でだけ正確で、再開発等で大きく変わった場所は使い物にならない。このままだと5年後10年後はさら現実との乖離が酷くなりそう。 2019年というのは、当時も大きな話題になったがGoogleマップゼンリンとの契約を解除した年だ。Googleマップのそれまでの高精度ぶりを支えてた

2024-02-22

クッキングパパ九州舞台に、80年代に「男がメインで家事」を描く

社会問題に触れて打ち切りになった美味しんぼより、社会問題ノータッチ長寿連載のクッキングパパの方がいいよね論がバズる

https://pbs.twimg.com/media/GGniBctbQAAm9xR.jpg

反論

温泉ペンギン@pen_pen2020

クッキングパパ』の舞台福岡で、初期のパパは周囲には自分料理してるのを隠しており、自作のお弁当も妻が作ったていにしているのだが。

社会問題なんて一切無縁」では全くないよ。

子どもの頃は何で荒岩パパは料理上手なことを隠すのかと思ってたが、自分父親になると理由が分かるよ。

男が家庭で料理してると訝しまれるもんね。

自分も家庭では料理担当で、毎日弁当自作してるけど、それを周囲が知ると「何で奥さんが作らないの?」的な反応がくるもん。

年配の上司からは「奥さん甘やかせ過ぎだ」とか軽く叱られたことすらあったもんな。

から自分料理して弁当作ってることは周囲には特に言ってない。

自分配偶者を悪く言われたくないしね。

https://twitter.com/pen_pen2020/status/1760194123490017697

わしお@washicomp

美味しんぼが終了→正しくは長期休載

クッキングパパ社会問題なんて無縁→「九州男厨房に入らず」「女は家庭、男は仕事」「男は家事育児しない」を覆し、ジェンダーヤングケアラー里山管理、熟年層の恋愛などさまざまな社会問題を扱ってきている

https://twitter.com/washicomp/status/1760488022762741881

葉真中顕

@hamanaka_aki

今『クッキングパパ』と『美味しんぼ』を比べて『クッパパ』は「無難すぎる生活を書き続けてる」とするコラ画像?が流れてきたけど(不快なので引用しない)、ほんとに『クッパパ』読んでんのかよ? フォカッチャ回とか、初期夢子とか、そこかしこ福岡狂気がにじむ件とか、無難じゃないだろ!

https://twitter.com/hamanaka_aki/status/1760243332511682957

かじめ焼き@kajime_yaki

クッキングパパ

普通に時事ネタ扱うでしょ。

パチンコ社会問題化したころには主人公の義父に苦言を呈させてるし。

あとは虹子さんが育児疲れでマコトを殺しそうになる話とか。

https://twitter.com/kajime_yaki/status/1760173531076448318

ミサンザイ 同人誌天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました@katsunomisanzai

クッキングパパは「クッキングパパであることそのもの社会への問いかけだったんじゃないですかとおもうけど(しか九州男児なわけでしょ)そう思わない、疑問を感じない人が増えたのは時代の変化なのかも

あと「クッキングパパ話題を巻き起こすことない」と断言してるの、このひとにとっての「話題」ってなんなんだろう。アニメ化され実写化されたこともあってなお話題になってない扱いなのか

https://twitter.com/katsunomisanzai/status/1760229692244979911

リチウム@Lithium910322

クッキングパパ」でもキャンプの時に学校で教わった環境破壊の話を父に話すまことの話やら、妻の実家養豚業に継ぐ為に脱サラしたメガネさんが副業柑橘類農業廃業さぜるをえなくなる話やら、みゆき出産育児の時に育休の話が出てたりと、結構社会問題ネタやってますやん。

https://twitter.com/Lithium910322/status/1760173548596052319

KOMA太郎@Akoma83801450

オレンジ輸入自由化の時は、原反のためにミカンの木を伐採したさまを描き、いつか大変なことになるのでは、と批判している。

子供を授からない梅田夫妻。部下の工藤は育休を取得していたはず。

描き方は穏やかであるが、常に社会を見ている作品である

https://twitter.com/Akoma83801450/status/1760262420898140387

2024-02-20

家を建てて5年が経ちました

場所関東郊外都心へのアクセスは良い)

住宅⇒建売、分譲住宅(同じ感じの家が10軒くらいある)

私⇒30代、子ども二人


玄関

広い方がいい。狭いと予想以上にストレスベビーカーとか置くのはもちろんのこと、子どもがいなくても大きめの荷物宅配物)とか一時的においておきたいもので案外場所をとる。玄関は広くしよう。


芝の管理が面倒すぎる。夏場は2週間に一度は芝刈りをしないと草ボーボー。1~2時間ぶれる。汗びっしょ。狭いし虫もたくさんいるし野良猫の糞もあるしでまったく使っていない。結局芝を全部引っこ抜いて人工芝にした。とても快適。芝刈り機はメルカリで売れた。夏場にプール出して子どもと遊ぶとか、家庭菜園をしたいとか、明確な目的があるんだったらいいと思う。要はメンテするコストに見合った価値があるのかどうか。うちは無いかあきらめた。砂利を敷き詰めても良いと思うよ。雑草が生えにくいように防草シートはちゃんと敷こうね。


邪魔。なんであるのかわからない、と思ったけどお隣さんの玄関の目隠しになってるっぽかった。緑があるに越したことはないんだけど、放置するとこれも草ボーボーで通り道をさえぎられるから仕方なく定期的にメンテやっている。これ全部抜けば駐輪場スペースが新たに生まれから数年以内にやろうと思う。



外壁

汚れてきた。特に北側。もう少ししたらヒビが出てくると思う。定期的に塗りなおししなきゃいけないのが憂鬱お金もかかる。家建てるときには案外考えていなかった費用。ちなみに田舎実家は20数年間で一回も塗り直ししてないからいたるところにヒビがある。



宅配ボックス

置き配が浸透して使用頻度減ったけど、まあまあ使っている。割と入りきらない荷物も多いから選べるなら大きめ(奥行)のを選ぶといいと思う。



ベランダ

いらない。洗濯物は乾燥機と浴室乾燥毎日からもう何年もベランダを使っていない。何年も使わないと汚くなるから余計使いたくなくなる。布団も布団乾燥機だ。雨漏りの原因になるからメンテしなきゃいけなくて少し憂鬱。これが無ければもっと家が広くなったかもしれないのに。



日当たり

冬場は特に重要。晴れの日はカーテン開ければエアコンいらないくらい暖かくなる(窓には目隠しシートを貼ろう)。太陽は偉大だ。分譲住宅でどの家にするか選ぶときに、事前にマップみながら日当たりの一番よさそうなところを選んだよ。これが正解だった。お隣さんとか日中でも向かいマンションにさえぎられて真っ暗だもん。Shade Maphttps://shademap.app)がすごい。日当たり具合が地図確認できるよ。試しに我が家も見てみたけど正確。



廊下

郊外といえど土地に限りがあって、一階に廊下が無くて二階への階段洗面所&脱衣所へはリビングから直接アクセスする間取り子どもが大きくなったらお互い気を遣いそう。せいぜい7-8年くらいだろうけどね。地元の姉の家は廊下があって羨ましい。



トイレ

広い方がいい。特に一階のトイレが狭い。でも優先度は低いかな。二階は広めだからそっちを使っている。あと、トイレタンクの中は数年に一度は開けて掃除した方がいい。えげつないことになってるから



床暖房

5年で一回しか使ってない。しかも間違えてOnにしてただけ。快適だったけどね、別にエアコン暖かいし?とか思うと別に使わない。



エアコン

自動洗浄の機能はいらない。きれいにならないし業者に頼むときに料金割り増しされる。結局プロ一年に一回キレイにしてもらうのが一番。先日数年ぶりに掃除してもらったら黒い水がドロドロ出てきて、そのあと明らかにエアコンの効きがよくなったから驚いた。



照明

ちょっと高くても調光調色のやつがいい。特に夕方から夜にかけて、段々暖色に変えていくと大人子どもも徐々に寝るモードになる。スマートリモコン自動的に設定している。夜に真っ白のライトはもう無理。まぶしすぎ。



ご近所づきあい

最高。分譲住宅から同じような世代家族構成(小さい子どもがいる)、みんなその土地は初めて、みたいな家族ばっかりだからすぐに仲良くなる。子どもと一緒に何度もお互いの家々で遊んでる。どんなに立派な家でも周りの人間関係が最悪だとストレス半端ないからこの点すごいありがたい。都心に近い郊外からもっとドライかなって思ってたけど、結構ウェット(いい意味で)。賃貸だとドライだけど、持ち家だとみんなそこに長期居住する前提だから自然関係を築こうとするマインドが働く、気がする。


立地

メインの道路沿いはマジでうるさい。できれば住宅街がいい。片側一車線でもうるさいバイクや車は一定いるから避けられるなら避けたい(これまでの賃貸アパート経験)。一軒家だと防音性能高めだから気にしないのかな?よくわからん。あと庭が道路に面していると人によっては子どもと遊ぶときに人の目を気にするかもしれない。あ、あとハザードマップ的には割と終わってる場所だった。100年に一度の大雨で河川が氾濫するとおしまい。これは祈るのみ。何年か前の台風直撃でも大丈夫だったから若干楽観的。はてなにある、家が浸水した時のまとめはちゃんと保存して定期的に見かえしている。


満足?

満足。いろいろ不満言ってきたけどトータルでは大満足。コロナ前で住宅価格が上がる前だったし。純粋に家が広くなったし子ども足音とか叫ぶ声とか夜泣きとかあっても周りを気にしなくていいし、周辺の人間関係が良好なのも大きい。注文住宅とかおしゃれな家憧れるけどねーーー。でも吹き抜けで天井付近にある窓とかみて「あれどうやって掃除するんだろ?いまたぶんホコリめちゃたまってるよね?」とか思ってしまう。無意識な僻みもあるのかも。これ妻に言ったら「そういう余計なこと言わない」って怒られた。

2024-02-19

ニュージーランド迷子になった思い出

20数年ほど前の高校時代に、修学旅行ニュージーランドへ行くことになった。

インドア派かつ、特に海外にもニュージーランドにも興味のなかった自分だが、事前学習ということで色々資料を調べさせられた。

ラグビーが盛んで、キウイという鳥がおり、フィッシュ&チップスという食べ物があるらしいことが分かった。

修学旅行当日。人生初の飛行機に乗り、人生初の海外へ向けて出発した。

乗り物酔いがひどい体質だったが、幸いトラベルミンが効いてくれた。

ニュージーランドに降り立ち、何かサービスエリアのようなところでホーキーポーキーというアイスを食べたりしながら初日は終了。

翌日はチームでの行動だった。友人同士でチームを組んでいたので気安い旅だった。

博物館を見たり、DVD売り場を併設したスーパーらしきところで「おお、SAMURAI Xだ」「YU-GI-OHもあるぞ」などと言いながら街を散策した。

TRPGなどで使うメタルフィギュア専門店らしきところにも入ったりした。

一旦集合時刻となり、全生徒がOK大橋巨泉ショップに集合した。

そこで1~2時間ほどの自由時間のち、ホテルへ移動というスケジュールだったと思う。

その時ふと、街中で見かけたフィッシュ&チップス屋が気になった。徒歩で15分ほどの距離だったので、今なら十分に間に合うだろう。

大橋巨泉グッズを購入する友人達に「ちょっとフィッシュ&チップス行ってくる」と言い残して、出発した。

微妙記憶を頼りに到着し、写真を指しながら「フィッシュ&チップスリーズ」とカタコトですらない英語で伝え、無事にゲットした。魚フライポテトの味だった。

目的も果たしたので大橋巨泉の元へ帰ろうとしたが、自分がどちらの方向から来たのかが分からなくなってしまった。

確かこっちだったはず…と歩き出すが、周りの風景に見覚えがない。そもそも元来た道自体に見覚えがないので、あっているのか間違っているのかすら分からない。

兎に角進んでみるしかないと歩き続けるが、大橋巨泉の巨の字も見えてこない。

集合時刻までに大橋巨泉ショップに帰らなければ、警察などに連絡されて最終的には合流できるだろうが、その時の教師や友人や同級生達にどんな目で見られるか、想像するとゾッとした。

こんなことになるなら、ニュージーランドに来たのだからと惑わされたりせず、自分も友人と大橋巨泉グッズを物色しておけばよかった。

フライポテトなど、スーパーのお惣菜コーナーで買っておけばよかったのだ。

のしおり的なものに簡易な地図はあったが、英語も碌に話せないので、道行くニュージーランドの人々に道を聞くこともままならない、絶望的な気分だった。

神は死んだと思った。

しかしその瞬間、目の端に見慣れた言語が見えた。日本語だ。「居酒屋たぬき」と書いてある。

藁にも縋る思いで店内に駆け込み、「すみません!客じゃないんですがいいでしょうか!?」と泣きついた。

幸い店員さんは日本人で、日本語が通じたため、自分が持っていた簡易な地図を見て今がどの辺りか、どちらの方向に行けばよいか、を教えてくださった。

自分が進んでいたのは真逆の方向だった)

何度も礼をして、教えられた方向に進み続けると、大橋巨泉ショップが見えた。無事に帰ってこれたのだ。集合時刻にも間に合っている。

何食わぬ顔で友人と合流し、「いやー、ちょっと迷っちゃってさー」などと言いながら、その後の日程も無事に過ごすことができた。

神は居酒屋たぬきにいた。

空白12職歴無し新聞配達4日目ワイ、無事敗北感と共に着席

本日は全区配ってみろとのご指示を賜り中々の無茶振りにワクワクしながら自転車に乗る

出陣前に2件投函しろと口を酸っぱくして言われていたにもかかわらず無事忘れる

立ち込める暗雲、新聞ビニールに入れる程度にお空どんより

それでも気を取り直し出陣、軽快に投函を続け1件ミスり45分で2区配り終わる、実に良いペースである

しかしここから怒涛のトラブルに襲われる

次のマンションのドアが開かず集合ポストがどこにあるかわからず立ち往生(後に横のもう一つの入り口だと教えられる)

何時から開かなくなるとかあったっけ?と己の記憶を疑う、教えてもらったような記憶は有るのに完全に抜け落ちている

2度の鬱+空白12年のうちに脳が壊れていることを自覚しつつ次のマンションへと配達

ここで4時指定マンションへとひた走る(新聞配達には5時半までにとか4時~4時半の間に必ず配達してくれみたいな注文があり是が非でも守らねばならない)

なんと厄介なことにこのマンションは区の端にあり、長方形の形をした区の端から端へと突っ走らなければならない

強烈なタイムロスに狂い誰もいない道路ジョーカーの笑いを真似しながら突っ走る

完全なキ〇ガイである

ここで問題が起こる

順路帳に記載されているマンションが二つある

東レジデンス、東レジデンス

地図には東レジデンス4:00と記載されている

しかし住所と部屋番号が記載されている住所帳には駅東レジデンス4:00と記載されている

補足であるが、住所帳に書かれている集合住宅はわかりやすくするためにペンで囲ってある

しかしながら今回のものは駅東(203) 東(405) 駅東(508) 東(609) 東(901) がペンで囲われていた

どういうことなの?どっちなの?2回ぐらい配達した記憶あるけど数日前のことなのに頭の中でごっちゃになってて何がどうだったか忘れてるよ?

パニックパニックおいらが独りで慌ててる♪お~らは無能天才無能だ wowowowo

歌ってる場合

というわけでとりあえず東に行き確認するも508や609号室が存在しなかったため駅東に向かう

住所帳の東(405)の氏名が部屋の名前と一致している、他の部屋も一致していた

彷徨っている間に4:00希望お客様からクレームが入ったらしく社員さんから確認電話が入る、既にマンションには居たので事情説明しそのまま投函する

そのお客様お部屋の電気が点いているためチャイムを鳴らし謝ろうかと思うが時刻は4:30、非常識化と思い止めておく

謝罪を一筆添えようかと思ったがボールペンを落としてしまい気泡が入ったのか書けなくなってしまい断念

クソ疲れる

マンション入り口社員さんと合流、遅れた事情説明し3区目のマンションのドアが開かなかったこととか伝える

自分は3区目の配達に戻り、残りの1区は社員さんが配達することに

誰もいない真っ暗な道路をまたジョーカーの笑い方を真似しながら爆走し途中でポケットスマホがないことに気づく

真顔で先程のマンションに戻り無事スマホポケットに入れ、もはやジョーカーの笑いを真似する気力も無く3区目へ

無事配り終え・・・られず一つマンションポスト位置が分からず立ち往生、諦めて順路へと戻り区の終わりに辿り着く

マンションポストに入れていないのだからカゴに1部は残るはずなのに籠の中の新聞がなくなっている・・・どういうことなの?

訳が分からないまま事務所に戻りタイムカードを切る

色々と順路に書き込んだのち社員さんに電話入口が分からなかったこと、なぜか全ての新聞が無くなったことを報告し終了

はあ…と思いながらセブンで甘いパンを買い食いながらまた順路を歩く

Wワークが始まるまでにキッチリと覚え2時間以内とまではいかなくとも2時間15分以内に配り終えたい

この5日間で10周は回ってるのに覚えられないんだよな・・・覚え方が間違ってるのか?

腐った脳味噌を起こすのに時間がかかりそうだ

でもさ

よくよく考えると4日目で一人で全部配ってこォォォイ!ってなかなかの無茶振りだよな

いわばお前のミス全部拭ってやるからやってみろってことでもあるが

んまァ~焦る焦る

何でこんなに焦るんだろうな・・・社員さんの泰然自若とした態度に俺も辿り着きたいぜ

明日は焦らず落ち着いて素早くやる事を意識しよう

追記

本日メモ重要性を再確認した

入り口横の赤いポスト、黒いポスト郵便箱ではなくドアのとこに入れる、そういう細かいメモの一つ一つが極めて重要役割を果たす

記憶ほど頼りにならず危険ものはない

あれ、このお宅で合ってたっけ?なんてあやふや記憶に襲われたときメモを見て符合すれば確信を持って配達することができる

地味なことだがメモは本当に大事、そういうことをちょっと時給が良い派遣面接アピールしようとおもいました

まる

2024-02-15

空白12職歴無し35歳無職ワイ、二日目の出勤を終え無事帰宅

本日新聞ビニールを付ける機械の使い方など教えてもらいバイクに積み上げ社員の方と配達へ、自身新聞を入れる

二日目にして1部の誤配と1部の不配(積み忘れ)をやらかす

原付クラッチ操作に未だもたつき焦り散らかす上に原付でのUターンに全く慣れる気がせず順路も覚えられる気がせず

自分に引く

この区域はここからまります~って言われて3軒配ったらもう全く覚えてねえのな

順路帳というか地図を頂いたもの地図上に経路が矢印などで明記されているわけでもなく

これじゃ復習しようがねえ

覚えるための道筋ってもんがないと猛烈に辞めたくなるんだよな・・・例えばスーパーの品出しなら毎日通ってれば覚えられるだろうと思えるんだけど、新聞配達だと覚えられる気がしなくなる

この差はなんだろうな・・・屋外は地形が複雑な上にこの時期は景色が変わらず覚えづらいが、スーパーは視界に収まる広さしかなく規則性もあるからか?

う~ん・・・

それに全てにおいて自分でも頭悪い動作してるんだよな…マンション複数部持って入るときは折り畳んだ新聞を腋に抱えていくんだけど、そこでもバサバサ落とすわどの順で腋に抱えてたか忘れて取り出すのにもたつくわで我ながらポンコツで頭を抱える

35歳にして全ての動作において2手先が見えてないんだよな、いわゆる動作IQが低いんだろう

やはり覚えることの少ないスーパーの早朝品出しとか24hスーパーの深夜勤務とか、工場思考停止ライン作業や清掃のような閉鎖空間での作業か、あるいは夜間警備員みたいな仕事しかできなさそうだと再確認した次第

とりあえず明日近場のスーパーの早朝品出しの面接なんだけどそっち受かったら新聞配達は辞めるか?

お互い傷が浅いうちに辞めたほうがいいしどうしたもんかな~

2024-02-12

法律に「誰の土地でもない土地」という概念がないのはなぜだろう?

登山道というほどではないけど山の道って感じの道はあるじゃん舗装されてて車も通ってるけど、道の外側に建物があったり誰かの庭だったり軒先だったりとあからさまに誰かの土地感があるわけじゃなくて、藪や木が果てしなく広がってる感じで突き進もうと思えば進めるようになってる道。

でも法的には道から一歩外に出て藪に進んだら違法らしい。

道がある山の道じゃない部分なんてほとんど公有だろう。

かりにそうじゃないとしたら、誰かが持ってる山の部分に国だのなんだのが勝手に道を敷いていることになるんだから自然だ。

で、仮に森林地帯のうちの、道も、道じゃないところも、公共土地という点で共通なのだとしたら、なぜ道は自由に通行してよく、そうじゃないとこは入っただけで違法なんて扱いをデフォルトにしたのだろうか?

どっちも公共の地面なんだから原則自由に通行できるようにすればよかったんじゃないの?

自然保護目的で踏み荒らされたくない場合に限って国だのなんだのが個々に決まりを作るというブラックリスト方式のほうがルールとしては素直でシンプルだと思うのだが。

地面自体、人が移動するために存在しているという側面があるのに、道以外の地面を移動のために利用してはいけないとは不自然だろう。地面による二次元的な移動ではなく、そのうちのごく一部分の道による一次元的な移動しか許していないのはただ不便さを増しているだけだろう。

そもそも、すべての土地に所有者がいるという前提に立っているのがおかしいと思う。

国有林」という概念があって、これは明治維新の際に藩有林、社寺有林、所有が明確でない森林継承して成立したという。

「所有が明確でない森林」というところに注目してほしい。あたか不明なだけで所有者がいるみたいな言い方だけども、これには正真正銘「誰の土地でもなかった土地」が含まれていたのではないか

まり誰も存在認識していなかった土地があったはずで、これを伊能忠敬が作った日本列島海岸線地図という、日本土地全体を俯瞰的にとらえる手段のおかげで、その地図から誰かの土地だと確定している部分を全て取り除けば、それ以外の場所は全て所有が明確でない土地として間接的に存在を把握できるようになったというところだろう。実際は誰も見ても足を踏み入れてもいない土地(誰に帰すべき実効支配性がない土地)なのに。

(もし全宇宙地図があったら、その何万光年先の直接見たこともない空間について「ここは俺の土地だ」と主張するようなものだ。伊能忠敬日本列島においてこのバカげた主張を形式的可能にした。)

そういう土地を無理に国有林化しただけの話ではないかもっと素直に「誰の土地でもない土地」と別区分にすればよかったのではないか

誰の土地でもない土地というのは、誰にも占有する権利はないということだ。ゆえに誰が移動の用に足を踏み入れても問題ないということになる。

誰の土地でもないので、ぶっちゃけそこに勝手に家を建てても問題はない。早い者勝ちだ。ただし別の人がその家を打ちこわししても問題ない。問題ないというのは語弊があるなら「その家を建てた人がその土地での所有権根拠狼藉を主張することはできない」ということだ。

まりこの場合器物破損だし、この公有空間のなかで先にいた人を後から来た人がそこを自分お気に入り場所として見出し喧嘩になったら暴行罪だし、というように、個々の事例に合わせて既存法律で裁くべき問題ということになる。

頭でっかちに「すべての土地は誰かの土地だ」という固定観念ありきで法律を作ったために、はっきりいってスマートじゃない法体系になってると思う。

なぜ「誰の土地でもない土地」と別に難しくもなんともない概念を素直に受け入れられなかったのだろう?

dorawiiより

2024-02-10

イトーヨーカドー青森県撤退文句を言う人、地図検索してなかった

イトーヨーカドーが大量閉店するがヨーカドーが出来たせいで周辺で沢山の小規模店が閉店したのに責任を取らず「撤退します」というのは許されるのか

https://togetter.com/li/2311217

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2311217

上記まとめにて買い物難民大量発生するなどと発言してる人、閉店するイトーヨーカドーの周辺にどれくらいスーパーマーケットがあるか調べてないでしょ。

という訳で、撤退する青森県内の4店舗全ての周辺を地図で調べてみたよ。

イトーヨーカドー青森

道路を挟んで向かいドンキホーテあり

400メートル西にカブセンター(紅屋商事)あり

400メートル北にイオンあり

400メートル東にマックスバリューあり

イトーヨーカドー弘前

100メートル東に弘前駅があり、そこにAPPLIESEという駅ビルショッピングセンターあり

駅の東には、カブセンター(紅屋商事)、ユニバースアークスグループ)あり

イトーヨーカドー五所川原

400メートル東に、ドンキホーテユニバースアークスグループ)、カブセンター(紅屋商事)あり

イトーヨーカドー八戸沼館店

50メートル西に、パワーズU(アークスグループ)あり

500メートル南東に、カブマルシェ(紅屋商事)あり

という訳でイトーヨーカドー青森県から撤退しても、買い物難民が発生することはまず考えられません。心配してくれた人、杞憂でした。

ちなみにアークスグループや紅屋商事北海道東北地方を中心に展開するスーパーマーケット運営母体です。イトーヨーカドー地元小売店を閉店に追いやって、いざ採算が取れなくなると撤退して買い物難民を大量に生み出していると主張する人がいるようですが、地元小売店は健在のようですね。

Togetterのまとめによると、青森県地理を全く知らない人が煽りを入れて、それにつられて的外れ意見を言う人が多数連なってしまったと見受けられます

買い物難民が発生する~」だの「地方ますます衰退する~」だの書き込んでいる人たちは、せっかくインターネットに繋がってるのだから、知らずに情報発信する前にGoogleマップとかマピオンとかで地図を調べた方がよかったと思います

2024-02-06

旅がつまらなくなる8割の原因は「交通機関を利用すること」だと思う

学生時代夜行バス地方都市に行って、交通機関を使わずに歩きまくるという旅をしていた。

京都でいえば、京都から観光しつつ上賀茂神社まで歩き、頭の中に地図を作れるようになるのが楽しかった。


社会人になり金と時間に余裕が生まれると、旅行先では電車バスタクシー積極的に使うようになった。

ただ、以前のような充実感と言うものはなく、なんだか映画ダイジェストを見ているようで、「感動」がそこには無かった。


今は極力交通機関を使わないようにしている。

勿論田舎では必要だが、それでも新幹線などは出来るだけ使わず私鉄を乗り継ぐことが多い。


自分の足や、あえて安い交通機関を利用することで、ただの観光物語生まれる。

観光ブックには載らない現地の人の生活や、「取るに足らない」遺跡こそが、僕ら一般市民の心に響くのだ。

家に帰り、酒を飲みながら地図を見てその路地を思い浮かべる。

旅をするなら自分の足をできるだけ使ったほうが楽しい

2024-02-03

【令和最新版タイトル数字が入ってる曲【はてな民版もあるよ】

【令和最新版】(カラオケランキングより抜粋

115万キロフィルムOfficial髭男dism

366日

3月9日

一途

千本桜

M七八


はてな民版】

Majiで恋する5秒前

1/3の純情な感情

夏の日の1993

銀河鉄道999

LOVE2000

1/2

勇気100%

15の夜

17歳地図

2億4千万の瞳



他にあったらおしえてね!

2024-02-02

anond:20240202103417

いやどっちかというと泊まりたいんだ

でもそのサイト「日帰りは除いて宿限定地図表示」もできるから漠然と探すには面白い

参考にしてみるよありがとう

2024-02-01

正月

1月2日朝。息子が「奈良公園奈良公園!」と煩い

3日前ジジババ従兄弟と行ったのが楽しかったのでもう一度行きたいらしい

鹿が見たい、山で食べたレストランにもう一度行きたいと

かい部屋でまったりゲーム提案は即座に却下された

朝飯を食うて出かける準備をする

JR近鉄どちらも時間はさほど変わらないので普段使うことがない近鉄にした

京橋駅火の鳥が停まってた、これに乗りたいと駄々をこねる、全席完売急行に乗る

そもそも火の鳥奈良には行かない

奈良公園到着、鹿がうじゃうじゃいる

鹿せんべいを買ってやった、キャッキャ叫びながらせんべいを放り投げる。かわいい

人が食うても構わないと教えてやると最初は怖怖舐めたがそのうちにうまいうまいと残り全部自分で食うてしまった

鹿が恨めしそうに寄ってくる、追加購入、半分は息子が食う

最終的には4束買わされた

そんな事をしながらなんとなく春日大社参道を歩いていると行例停滞してきた

まずい戻ろうと振り返ると既に後方から人並みが押し寄せ引き返すことが不可能に。

そのまま参詣せざるを得ない状況になった。

当方無宗教神社仏閣初詣にまったく興味が無い

30分ほど並びようやく境内を抜けて脱出ルートに辿り着いた

息子が沿道屋台の700円の綿飴をねだる

原価10円もしないものは買えない

ゼニカネの問題ではない、買うべきではないから買わないと説得

後日しかるべき店で経済合理性が理にかなった綿飴が見つかれば購入してやる

適切な消費行動、我慢選択ができなければ資本社会奴隷になるぞと教育

奈良満喫、息子念願のレストラン場所不明、山の方だと言うが、知らんがな、ちゃんと店名を覚えておけ、闇雲に歩いて見つかるわけが無い

5才児の世界は小さい

生駒駅途中下車ケーブルカー生駒山上まで登る

犬だか猫だかのラッピングされたケーブルカーで息子は大喜び

山上に到着、遊園地冬季休園、周辺を散策寒い大阪の町を見渡せる

息子は満足、帰る

火の鳥にどうしても乗りたいと蒸し返す

そのうちそのうちと誤魔化す

風呂に入って寝る

夜、近鉄予約サイトを見ると翌日ベストでグッドな時間にポツンとひと席だけ空席があった

予約ぽちっとな

1月3日、火の鳥に乗車

伊勢神宮まで行っても仕方がない、難波から大和八木まで乗車、30分で十分だろう

座席先頭車一番前だった、予約したときは気にしなかったがなんだこのラッキー、ひと席しか無いので息子が座り俺は横で立つ

乗車前駅員に確認し未就学児の息子の分の乗車券も購入している、駅員に聞いたら特急券不要とのこと。

検札など来ないことはわかっているがこういう細かい不正やズルは嫌いなのだ

大和八木で乗り換えて京都へ、二階建て特急の二階席指定も取ってある

パパは計画的な行動が好きなのだ

昼、京都到着、そのまま大阪に帰るにはまだ早い、さてどうするか、ノープラン

JR新快速石山

腹が減ったがマクドナルドしか開いてない、正月からハッピーセット

 

京阪石山坂本線に乗り換えて終点石山寺まで、二両編成、河川敷で少し遊ぶ

行き当たりばったりの旅も楽しいよね

さな駅と小さな列車に息子喜ぶ、山麓川岸石山駅は風情が良い

石山から反対終点坂本比叡山口駅まで乗車、20分ちょい

びわ湖浜大津駅から京都市内に抜けて帰る想定だが改札を抜けずに折り返したら不正乗車になるので一旦改札を抜ける

周辺を散策

 

近くにケーブルカーがあるんだ今度乗りに来ようねと言うと

今日乗りたい、今すぐ乗りたいと言い出す、15時、時間的にギリかと

まぁいいか正月だし

 

10分ほど歩いてケーブルカー乗り場に到着。15時半

帰りは京都側に降りたいと駅員に相談する。

山上に連絡バスがあり反対側のロープウェイまで行けると教えてもらう。

ただしバスはそれが最終便だから気をつけるように注意される

Googleマップで見るとケーブルカーの降り場からバス停まで結構距離がある

駅員からも頑張って歩かないと間に合わないとアドバイスされる。

ケーブルカー発車、琵琶湖絶景

息子はスマホゲームをしている、てめぇが乗りてぇつーたんだろうが、景色を見ろ景色をと叱りつけるとチラ見して「見た」だと。これだから乗り鉄は嫌だ

山上に到着、寒い、16時、日が暮れ始めている、あれ?ちょっとヤバい

急いでバス停に、徒歩10分と書いてある、延暦寺には興味はないのでパス、てか時間が無い

バス停手前が長い登り坂になっているのだけど坂の途中でバスが走り出すディーゼル特有の排気音が聞こえたので少し焦る。

 

バス停にたどり着き時刻表を見るとまだ時間はある

さっきの排気音は恐らく延暦寺に向かうバスだったのだろう

寒い、息子とチョコを分け合って食べる、おいしいねだって

10分ほど待ち延暦寺から折り返してきたバスに乗る。

乗客はわりと居た、外国人の男がバス運転手に「ちょっとまってくれ、妻がぁ」

女がひぃひぃ言いながら坂を登ってきていた、セーフ

そんなこんなでバスは5分ほど走り叡山ロープウェイ比叡山頂駅に到着

ロープウェイに乗車、息子はゲームをしている。

ロープウェイは最終便。既に薄暗い

ロープウェイを降りてケーブルカーに乗り換える、これも最終便。既に日は暮れていた。客は結構いた

山腹から京都市内一望

息子「世界が見渡せるすごい、あの辺が鉄道博物館に違いない、あそこに夢のEF55があるんだ、今度行こうね」

息子が言うてるのは京都鉄道博物館ではなく大宮鉄道博物館

世界はそんなに小さくは無いぞ

ケーブルカー臨時便を出してくれたので待ち時間が無かった、

ケーブルカーの車内に建設当時の工事写真が展示されており、息子は屋根なしむき出しの無蓋車がツボにハマったようであれに乗りたいと言い出す。

現代にそんなもの許されるわけが無い

無い、無いものはない諦めろと諭す

息子は、大金持ちになってこの会社を買収して実現すると宣言、おう頑張れ

ともかくケーブルカーで麓まで降りる、正直山上では若干ビビっていた、真っ暗だし

自分一人ならどうにかなるが親として5歳の息子の安全担保する責任がある

行き当たりばったりが過ぎたと反省

ともかく麓まで降りればあとは金の力でどうにでもなる

さてこっから京都市内に戻るにはどうすれば良いのか、すぐ近くにバス停がある。

もう少し早ければバスを乗り継いで四条大宮嵐電嵐山阪急コースだが流石に無理

既に17時

地図を見たら近くに鉄道があった。叡山電鉄叡山本線、たぶん俺も初めて乗るやつ

これなら出町柳から大阪まで戻れる

八瀬比叡山口改札機も無い小さな駅で待っていると一両のかっこいい列車が来て息子発狂

どうやら8編成のうち1編成だけ特別観光列車に車体改造されておりこれに大当たり

息子は大興奮で飛び跳ねている、かわいい3分ほどで冷めてスマホに戻る

出町柳京阪に乗り換え

始発駅なので余裕で二階席をゲット

パパはホーム側下階席の方が好きなんだけどなぁ、まぁいいや

淀屋橋御堂筋線に乗り換え自宅に

19時

ママ怒ってる

疲れたけど楽しかったとの感想

相当な距離歩いたが途中グズらなかった、成長したなぁ

飯食って風呂入って寝る、息子爆睡

信頼を盾にホテルに連れこむ人間思考が知りたい

ホテルに行くなんて同意しているんだろう、という意見を見ると二十代前半のことが蘇る。

転勤して数ヶ月、元部署の十歳上の信頼してた先輩から、私の県に出張があるから飲みにと誘われた。

今の部署は先輩を知っている人はいないし、元部署は男女の垣根もなく仲が良くて食事もよく行っていた。

普通居酒屋に行った。やけにお酒を進められたけど、あまり強くないのでセーブしていた。

終電で帰ろうとすると「せっかく他県から来ているのに付き合いが悪い」「あまり会う機会はないんだから」を連呼され、まあタクシーで帰ればいいかと日付がこえるまで付き合った。

その間もやけに酒を進められるので、この時におかしいと思えばよかった。

居酒屋を出て帰ろうとすると、ホテル場所がわからいから送っていってほしいと言われた。地図アプリもあるし、あまり治安もよくない場所だったから断ったが

「このあたりに詳しい増田ちゃんが断るなんてひどい」「教えてくれないなんて」「一人で迷ってもいいんだ」とあまりにも言われるので、仕方なくホテルの近くまで案内した。よく考えたら、十歳下の女にいうことではない。一人で行けと今なら言える。

そして帰ろうとすると「増田ちゃんお土産があるがホテルに置いてきてしまった、ホテルまで来て欲しい」と言われた。さすがに警戒して「男の人のホテルに行くことはできません」と返事をすると

まさか増田ちゃんに手を出すと思ってる?自意識過剰すぎない?」「元同じ部署に手だすわけないでしょ」と何度も言われてホテルまで送った。

普通ビジネスホテルだったし、警戒しすぎかとも思った。

ロビーで待っている旨を伝えると「だから警戒されると嫌なんだけどwほんとに傷つくなあ、ひどいなあ」「同じ会社だよ?そんなことするわけないよ」と何度も言われ、警戒するというのは悪いことなんだ、と思ってしまった。

「では部屋まで受け取りに行きます」と言ったのは本当に私が馬鹿だったと思う。でも彼に対する信頼もあったし、そもそも同じ会社なのだから何か問題を起こすわけ無いとも思った。

だけどやっぱり警戒心も勝って、私は廊下で待つことにした。

はいお土産」とドア越しに渡されて、受け取った瞬間、部屋に引っ張り込まれた。

無理やりその場に押し倒されて下着をむかれて。

好きだよ、愛してる、もうここからさないよと何度もつぶやかれて、させてと土下座までされて。

諦めずに一時間ほど抵抗していたら解放された。最後まではされていない。

それを私は会社に伝えられていない。

彼と、新人の私では、私は信じてもらえないと思った。彼はそれほどまでに普段信頼できる尊敬できる人だった。

そして、いつも穏やかな彼が豹変して目の色が変わった瞬間を見てしまえば。報復されるのが怖かった。

今思えば、あの時のヤンデレ台詞はただ性欲に支配されたカスだとわかるけど。あの時の私はこの人は私のことを好きになりすぎてイカれてしまったのか?と思ったから。

会社に伝えて、何か彼に処罰があればその後にストーカーになってしまうのでは?とも思った。その頃の私は一人暮らしだったし。今思えば、私のことなんて欠片も好きではなく、ちょうどよく他県でやれそうな穴。飲みに誘った時点から計画してたんだろうなあ。

こういった信頼を盾に言葉巧みになんとかホテル連れ込む人ってどういう思考回路をしているんだろう?

頭が性欲に支配されておかしくなっているのかな。

でもべつに今思えば(全部のことが、今思えば、だ)彼は役職があるわけでもなかったし、権力もないただの会社員だ。

告発されるリスクはかなり高い。

それなのになんでそんなことをしてしまうんだろう。

例えば私がベロベロに酔っ払っていれば、最初お土産のくだりですんなりホテルまで来たら。それなら押し倒してやろうと思うのもわかる。

だけどホテルに行くまでに何度も押し問答を繰り返して「自意識過剰すぎない?」と「するわけないじゃんと」煽って騙してまで、そんなにやりたいんだろうか。

一度性欲カススイッチが押されたら、達成するまで制御できないんか?たとえば裸が目の前にあって理性飛ぶならまだわかるけど、そのだいぶ前の時点で相手シラフで何度もやり取りして無理そうならそこで萎えない?

今日はやってやるぞ!と一度思ったら、絶対やるから気持ち変えられないんか?

結局一時間抵抗されて諦めて帰すのって、もう絶望すぎるだろ。

そのあとどんな気もちなんだよ……。

そういう手口で何度もやってきてたのかなあ。

話題の性加害の話の問題提起とかでなく、このときのことを思い出したから。普通思考回路不思議すぎて書いてしまった。

社会的リスクおかしてまで、最終的に土下座までして。それでもやりたいってすごくないか?途中で萎えないのか?

まあ萎えたから開放してもらえたのか。

そしてこの男が性欲カスなだけで、普通の男の人なら気持ちはわからないと思うけど。わかるひともいるのかな?

2024-01-31

anond:20240130152041

50年生きてきて、初めて三重県のカタチを地図で見たら、全く予想外の位置とカタチだったわ^^;

三重県の1/3は愛知県の一部だと思ってたし、もう1/3は和歌山県だと思ってて、ショックうけた。

2024-01-30

三重近畿地方、だかしか

https://anond.hatelabo.jp/20240130152041

三重県民だが、教科書では三重県近畿地方だそうな。関西は府県の明確な定義がないのでまちまち。

その他の日常的な区分としては、テレビ局名古屋のものが映る。そこでは「東海3県=愛知岐阜三重」と呼ばれている。

但し、伊賀のあたりから西側関西テレビ、すなわち大阪局が映るので、あの辺りは文化的には「関西」らしい。スーパー西側のものが売っていると聞いた。カップうどんの味は西側のやつだったり。もしかしたら関東では売ってないカールも売ってるかもしれない。

あと広い区分として、テレビ名古屋局では「中部北陸」のニュースを扱う。静岡さん、ここに入ってますよ。むしろ静岡あなたのことがわからないわ。

地図を見ていただくとおわかりいただけると思うが、三重南北に長い。なので三重県が何地方かなんて三重県民にもわかりはしないし、実際そんなことはどうだっていいのだ。

そもそも君たち、自分が住んでる場所が何地方かがそんなに重要なのかね?

三重に住むと思う、そんなことはどうだっていいと。今ここに、住んでいる。それで十分だと。

今!

ここに!

住んでいる!

そもそも三重県自体がおぼろげな存在なのだ。縦に長過ぎて文化統一されていない。真ん中にも山脈が通っており、西と東にも分かれていたりもする。

そんな中で県民体感が生まれものだろうか?いや、生まれない。

しかしだからといって地域同士で反発しあったりもしない。三重県民は知っている。みんなそれぞれの場所でそれぞれの人生を生きているのだと。地域が違えば文化も違う。当たり前のことだ。明日あさってささってしあさって。

北の方は大雑把に言えば名古屋だ。名古屋は広大だ。四日市あたりまでは名古屋と言っていい。(注:言い過ぎ)

中部メガソーラーが沢山ある。喜べ、我々には土地がいっぱいあるぞ。

南部秘境だ。実は南部のことはよく知らない。しか南部がなければ三重は無い。

三重県のことは三重県民にだってわかりはしない。しかしそれがいい。みんな三重に来るが良い。というか来てください。志摩スペイン村があるよ。

anond:20240130130331

路線バスの旅は楽しい

地域生活根付いた道路に沿って動くから

飛行機電車に比べて地図を埋めながら動いてる感じがする

2024-01-28

iPhone非正規修理ショップ評価、ほぼ星5ばかりで怖い

Googleマップレビューのことだけど

4.8とか4.9とか、絶対サクラレビューだろうって思うわ

何も信じられない

google:iPhone 修理 地図

この検索から出るGoogleマップ見たら、星5に近いやつばっかりでは?俺だけ?

2024-01-26

Google Map道路を追加した

近所に新しい道路が出来たので意気揚々Google Mapに追加した(サイドバーの「地図編集から出来る)

審査開始を伝える受付のメールが来ておよそ一週間後に審査が終わったらしく地図上に道路が追加された

でも交通状況をオンにしても色は表示されないし経路を指定しても新しい道路を通過しない

変わったの地図の絵だけじゃん…これでは編集甲斐がないよ

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

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